道化師

Last-modified: 2025-01-30 (木) 15:32:46
収録拡張カード名コストカード種別効果
Cornucopia(1st)Jester5Action-Attack+2 Coins
Each other player discards the top card of their deck.
If it's a Victory card they gain a Curse;
otherwise they gain a copy of the discarded card or you do, your choice.
Cornucopia & Guilds
収穫祭(初版)道化師アクション-アタック+2 コイン
他のプレイヤーは全員、自分の山札の一番上のカードを捨て札にする。
そのカードが勝利点カードの場合、そのプレイヤーは呪いカード1枚を獲得する。
勝利点以外のカードの場合、捨て札にしたカードと同じカードをそのプレイヤーが獲得するか、
あなたが獲得するかをあなたが選ぶ。
収穫祭&ギルド

概要

相手のデッキトップを捨て、追加効果を得るアタックカード。有用なカードなら自分も同じカードを獲得できるし、いらないカードなら相手にもう1枚押し付けられる。
序盤なら銅貨を押し付けてデッキの弱体化を狙えるし、圧縮している相手からは有用なカードをタダで獲得するチャンスがある。
デッキ内の勝利点の枚数が増えるとそれだけ呪いも受け取りやすくなるので、勝利点を買うタイミングには気をつけよう。

利用法

  • 魔女のような呪い撒き効果と、密輸人のような相手のデッキに応じたカードの獲得効果を併せ持っている。当たり方にはどうしても運が絡む。
    • 呪いを撒く枚数が不定なので、呪いの山札の切れるタイミングがわかりにくい。
    • 1回のアタックはさほどでもないが、序盤から何度も使われ続けるとデッキが銅貨呪いにまみれて機能不全になってしまう。
    • サプライにある勝利点以外のカードならコストを問わず何でも獲得できるので、運が良ければ白金貨支配といった高コストのカードも手に入る。
    • 基本的には打ち得カードであり、どう転んでも何らかのアドバンテージを得られる。打たれる側にとっては、圧縮してもしなくても回避が難しい点が嫌らしい。
  • 複数人で道化師を打ち合う試合展開になるとサプライからカードが次々と減っていく。特に4人戦では三山切れの発生確率が極めて高いため、終了タイミングには注意。
    • ランダムとはいえ相手のカードをコピーする性質上、減っている山札ほど更に減りやすい。
    • コンボで蹂躙しようにも、デッキパーツを一定枚数集める時点でそのコピーが勝手に出回ってしまい、コンボ側か非コンボ側かにかかわらず早期終了を推し進める事態になりがち。
  • 強力なカードを獲得する際、相手にとってはそのカードが一巡使えないことになるのも地味にアタックとして働く。
  • 念視の泉などで相手のデッキトップを調整し、欲しいカードを狙い撃ちする、占い師大衆と組み合わせて確実に呪いを撒けるようにする、といった工夫も可能。
  • 圧縮が強く、ドローや村が弱い場であれば、とにかく相手にターミナルアクションを獲得させまくってコンボを機能不全にさせるという贅沢な使い方も一考に値する。
  • 庭園品評会などの、とにかくカードを集めたいカードとの相性が良い。
  • 弱点として、コンボ対ステロのように自分と相手のデッキ構築の方向性に違いがある場合、銀貨のようなカードがめくれるともらっても嬉しくなく、かといって相手にあげると手助けになるだけ、といったジレンマに陥りやすい。

対策法

  • 望楼はもちろん有効。
  • 他に「サプライに置かないカードは獲得できない」という性質を利用し、獲得しやすく捨て札にされても余り痛くは無いをデッキに積み込む方法もある。
    道化師を使われるゲームでは、圧縮戦法は高価なカードに当たりやすくなるため考え物だが、馬による引き切り戦法であれば高価なカードを守りつつデッキ構築ができるため、簡便な対策となりやすい。
    闇市場トラベラーなどでもサプライ外のカードを集めやすいが、この場合のサプライ外カードは「結局捨て札になると悲しいカード」なので、あまり良い対策になっているとは言い難い。

詳細なルール

  • 道化師の効果は、『勝利点カードである場合』に相手に呪いを獲得させ、『そうではない場合』に同名カードの獲得処理を行う。
    • 「呪いを獲得させる」処理を行うか、「同名カードを獲得する」処理を行うかのいずれかである。両方を処理することはない*1
    • HJ版のテキストでは「勝利点カードの場合」に続けて「勝利点以外のカードの場合」の処理を行うかのように読めてしまう余地がある*2が、鉄工所のような処理ではないことに注意。
    • 複数の種類をもつカードは、その中に勝利点を含めば勝利点カードとして扱う。
      • 大広間が公開された場合、大広間はアクション-勝利点カードなので、そのプレイヤーは呪いを受け取り、誰かが大広間を新たに獲得することは無い。
    • 公開されたのが呪いである場合は「勝利点以外のカード」に該当するため、同名カードの獲得処理を行う。つまり自分が獲得することも可能*3
  • 非勝利点のうち、サプライの山札に同名のカードが残っていないカードが公開されると誰も獲得できない。
  • 非勝利点のうち、避難所褒賞Reward狂人のようにサプライに置かないカードが公開されると誰も獲得できない。
  • デッキにも捨て札にもカードがなく、カードを公開できないプレイヤーは道化師の効果を受けない。

コメント

  • かなり使われて嫌なカードだから、削除になると思ったら残るんだな -- 2024-06-10 (月) 02:31:47
  • 使われて嫌なカードが削除されるなら、皆嫌いでゲームが遅延する民兵は実装すらされないから…… -- 2024-06-10 (月) 16:06:13
  • 嫌というか運ゲーなのと人数で使用感が大きく変わるのがよくない。自分も削除予想してた。まあ詐欺師よりまし。 -- 2024-06-10 (月) 17:36:37





*1 原文では"otherwise"で繋がれており、特に二版ではセミコロンが用いられているため、二者択一の処理であることが明確になっている。
*2 勝利点を含む複数タイプを持つカードが公開された場合の処理に誤解を招く可能性がある
*3 狼の巣等により関係することがある