ウォリアー

Last-modified: 2024-06-15 (土) 12:01:04
収録拡張コストカード種別効果
冒険4*アクション-アタック-トラベラー+2 カードを引く
あなたが場に出しているトラベラーカード(このカードを含む)1枚につき、
他のプレイヤーは全員自分のデッキのカードを上から1枚捨て札にし、
そのカードのコストが3または4の場合、廃棄する。
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このカードを場から捨て札にするとき、あなたはこのカードをヒーローと交換してもよい。
(このカードはサプライには置かない。)

概要

トラベラーのうち、騎士見習いの第3段階。2ドローしながらアタックできるカード。
アタック効果は単体ではそこまで強くないが、場にトラベラーをたくさん並べられれば強力となる。
とはいえ、出世合戦では相手のウォリアーを廃棄したり、廃棄を免れたとしてもヒーローチャンピオンを流させて出世を遅らせたりと、序盤から運次第では決定打ともなり得る凶悪さも持つ。

利用法

  • 単体ではデッキ破壊アタックとしては微弱な効果。コストは3~4と狭く、めくる範囲も単体では1枚のみである。
    • ウォリアーによるウォリアー廃棄のインパクトこそ強烈だが、あくまで出世カードが同タイミングにぶつかりやすい性質や、ゲーム序盤のカードを対象に発生しがちな都合によるところが大きい。
    • 1人目はウォリアー維持に固執するよりもさっさと出世してしまった方が強力になることが大半。
  • チャンピオンを使用した後はアクションが使い放題になるため、1人はチャンピオンに出世させつつ残りはウォリアーで止めておくと実質研究所になりデッキを回しやすい。
    ウォリアーをたくさん使い、また相手のウォリアーの攻撃を防げるようにするためにも早めにチャンピオンを立てておきたい。
    • ウォリアーは連打することでめくれるカードの枚数が増えるため、複数のウォリアーを確保できれば加速度的に攻撃力が上昇する。*1
      • このような攻撃はウォリアーロックと呼ばれる。体制が整ってしまえば数ターンで相手のデッキからコスト3、4のカードは全て没収となる。
      • 最も、相手もチャンピオンを立てたりウォリアーを取り合ったりすることでそれを阻止してくるだろうが、逆に言えばこのロックがあり得ることが騎士見習いを無視しにくい理由にもなっている。
  • 単体では+アクションが付いていないため、ドローによってヒーローやチャンピオンを引いてしまうと次の周回まで使えなくなってしまう。
    チャンピオンを建てるのが相手より1周遅れるのはかなり痛いので、これらのカードがデッキに残っているなら使わない判断も必要。

詳細なルール

  • トラベラー全般のルールや挙動について、詳細は専用ページを参照。
  • 「交換」はカードの獲得ではない。詳細は専用ページを参照。
  • などでカードのコストが下がった場合、下がった後のコストが3または4コストであれば廃棄する。
    • →橋→ウォリアーの順にカードをプレイした場合、デッキから捨てられたのが公領(コスト5→4)なら廃棄する。
  • ポーションをコストに含むカード(ブドウ園等)、負債をコストに含むカード(技術者等)は、どちらもコスト3または4のカードに含まれないため、廃棄できない。
    • ウォリアーで廃棄するカードは、正確には「コスト3コイン0ポーション0負債または4コイン0ポーション0負債のカード」とみなされるため。
  • ウォリアーの厳密な処理は以下の通り。
    1. 使用者は+2カードを引く。
    2. 使用者の場に出ているトラベラーを数える。
    3. 使用者の左隣のプレイヤーは、以下の処理を行う。
      1. 自分のデッキのカードを上から1枚捨て札にする。
      2. 捨て札にしたカードがコスト3または4の場合、そのカードを廃棄する。
      3. (i)~(ii)の処理を(2)で数えた回数繰り返す。
    4. 以降、ターン順に他のプレイヤー全員が(3)の処理を行う。
  • ウォリアーのアタック効果は、トラベラーが複数枚場に出ていた場合でも「デッキの上から1枚捨て札にする」を複数回繰り返す処理であることに注意。
    • トラベラーが2枚場に出ていたからといって、「デッキの上から2枚を公開し、コスト3または4であれば廃棄し、それ以外を捨て札にする」という処理にはならない。
      • ウォリアーの効果の途中でデッキが無くなった場合は、ウォリアーの効果で捨て札にしたカードも含めて捨て札をシャッフルしてデッキを作り直す。
        また、公開ではないので、パトロンのリアクション効果は発揮できない。
  • 上記例の(2)以降のタイミングで、場に出ているトラベラーの枚数が変化した場合も、(i)~(ii)の処理を繰り返す回数は変化しない。
  • ウォリアーのアタック効果は①デッキトップのカードを捨て札にする ②(通常は捨て札置き場にある)カードのコストを参照し、追加効果を発生させる、という二段階の処理である。
    • (捨て札置き場が空の状態で、コストが1下がる効果発揮中)ウォリアーの効果で漁師を捨て札にすると、①のタイミングでコストが4となる。よって、②のタイミングで漁師は廃棄される。
  • ウォリアーのアタック効果で坑道が捨て札になった場合、リアクションで金貨を獲得することはできる。
    ただし、金貨を獲得した後、(捨て札置き場に先ほどの坑道がまだあることが自明であれば*2)捨て札を全て見て、捨て札にした坑道を廃棄しなければならない。∵ 2019年のルール変更とエラッタ
  • ウォリアーのアタック効果で村有緑地or織工が捨て札になった場合、リアクションで村有緑地or織工を使用することができる。
    村有緑地or織工は使用されると捨て札から場に移動するため、移動阻止ルールによりウォリアーは村有緑地or織工の廃棄に失敗する。
    • 似たような効果の騎士とは処理が異なることに注意。騎士のアタックを受けて公開したカードが坑道or村有緑地or織工であった場合、捨て札になる前に廃棄を行うためリアクションできない*3
  • ウォリアーのアタック効果で進路が捨て札になった場合、リアクションで進路を使用することができる。
    進路は使用されると捨て札から場に移動するため、移動阻止ルールによりウォリアーは進路の廃棄に失敗する。
    また、進路を捨て札にした際にリアクションせず、進路を廃棄した場合でも、リアクションで進路を使用することができる。墓標などがあり、こちらの方が得、という場合もあるだろう。

コメント





*1 ウォリアー1枚では攻撃枚数は1枚だが、ウォリアーが2枚、3枚、4枚……と増えれば攻撃枚数も3、6、10……と爆発的に増える。さらに騎士見習いを並べるなどすれば火力の底上げも可能。
*2 金貨獲得に対し牧羊犬でリアクションした場合などでドローが割り込み、捨て札のリシャッフルが発生した場合は、坑道が捨て札置き場から移動したとみなされ、移動阻止ルールによりウォリアーは坑道の廃棄に失敗する
*3 ただし騎士は2枚中1枚を廃棄する効果のため、廃棄しなかった方のもう1枚がこれらのカードであれば、捨て札になることで問題なくリアクションできる