概要
財宝カードをアップグレードしつつアタックもこなすアクションカード。
こう聞くと強力そうだが、手札の財宝は廃棄し、獲得した財宝はデッキの上に置く動きなので、デッキの回転速度は落ちる上、使用ターンは手札を2枚消耗して金量も生まない。
アタック効果は、相手の手札に廃棄したものと同じ財宝カードが無ければ意味が無い。相手の手札が予想できればアタック効果の精度も上がるので、他プレイヤーが購入した財宝カードも覚えておくとよい。
利用法
- 効果自体は、即効性が失われた代わりにアタック効果がついた鉱山。そちらの利用方法も参照。
- 財宝を一段階強化する効果は、「銅貨→銀貨」「銀貨→金貨」だけではなく、特殊財宝カードも獲得できる。
- 豊穣の角笛や冠などを獲得することで、コンボデッキでも活用できる。
- 銅貨や銀貨をこれらのコンボパーツに変換することで、事実上のデッキ圧縮になる。
- 植民地場では、「金貨→白金貨」ができるため相対的に強くなる。
- 初期デッキに含まれる家宝カードは、0コストの銅貨よりも廃棄材として優秀。
- 引き切りデッキで採用し毎ターン銀貨や金貨を廃棄すれば、ステロをする相手は勝利点を買うことが難しくなる。
- 獲得されたカードがデッキの上に行くのを逆手にとり、相手が収税吏で獲得したばかりのカードを直後のターンにこちらの収税吏でピンポイントで捨て札にさせる使い方もできる。
- 手札が4枚以下ならばアタック効果の影響を受けない。
- 複数人がアタックしてきても、手札5枚の状況からだと最初のプレイヤーによるアタックしか受けない。
初回が銅貨落としなら、後続が金貨を落としてこようと安心。
- 借入をわざと使ってアタックを避ける事もできる。
- 初手が3-4の際に、銀貨-収税吏とすると、デッキ2巡目で10/33(約3割)の確率で「銀貨→金貨」の変換ができる。
この狙いだけではあまり高い確率では無いが、デッキ2巡目で銀貨と収税吏が揃わなくても大きなロスにはならないので、揃えばラッキーと考えて採用するのもよいだろう。
- 特に、同じサプライに陣地-鹵獲品がある場合は、
「銀貨→金貨変換ができれば金貨が迅速に手に入るのはもちろん、銅貨→銀貨するだけでも相手は6コイン出にくくなるわけなので、金貨を相手より早く手に入れ易い」
「収税吏で財宝変換をすると、2~3コインのカードしか購入できないターンが生まれ易いが、この時も陣地(あるいは金貨の種の銀貨)を購入すればよいので手損しにくい」
「陣地枯れ後は銀貨→鹵獲品変換により鹵獲品確保が捗り易い」
などのメリットがあるので、戦法として覚えておいて損はないだろう。
詳細なルール
- 複数の種類を持つカードの場合、その中に財宝を含めば財宝カードとして扱う。
- 手札の財宝カードを廃棄するのは任意である。
- 手札の財宝カードを廃棄した場合、カードの獲得は強制である。
- 手札の財宝カードを廃棄しなかった場合、何の処理も起こらない。
- 獲得する財宝カードは廃棄したカードのコストより丁度3高い必要は無い。廃棄したカードとコストが同じか低いカードだろうと獲得できる。
- 廃棄したカードのコストにポーション(または負債)が含まれている場合、コストが最大3コイン多ければ、コストにポーション(廃棄したカードの負債コスト以下の負債)が含まれるカードを獲得できる。*1
- カードテキストからはわかりにくいが、収税吏の効果で獲得されるカードは、捨て札置き場を経由せずに直接デッキトップに獲得される。詳細はリンク先参照。
関連カード
コメント
- これ個人的には結構好きだしあったら使うこと多かったんだけど、何でオミットされたんだろ? --
- デッキ回転を遅くする効果がコンボ環境と合わないと判断されたんじゃないかな?使ったターンの出力も低いし。廃棄元がデッキか捨て札なら多少やり目があったかも --
- 二版化の更新が落ち着けば有志で余談が追加されるとは思いますが、ドナルド曰く「テキストが冗長だから」とのことです。それも有用カードならエラッタ対応となった可能性もありますが、残念ながらDombotで全カードを10段に割り振った時に最下層ランクに位置するため、パワー不足の面とダブルパンチで削除対象になったと思われます。 --