Audacious

オーディシャス HMS Audacious D29

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

搭載可能アップグレード

1		飛行機隊改良1	航空母艦へ帰還中の航空機の速力　+20%
		副兵装改良1	副砲の抗堪性　+100% 対空砲座の抗堪性　+100%
		応急工作班改良1	応急工作班の有効時間　+40%
2		ダメージコントロールシステム改良1	浸水発生率　-3% 対水雷防御ダメージ軽減率　-3% 火災発生率　-5%
		航空機エンジン改良1	エンジンブースト時間　+10%
3		副砲改良1	副砲最大射程　+20% 副砲弾の最大散布界　-20%
		雷撃機改良1	雷撃機の攻撃時間　+5秒
		攻撃機改良1	攻撃機の攻撃時間　+2秒
		航空魚雷改良1	艦載魚雷の雷速　+5%
4		ダメージコントロールシステム改良2	浸水復旧時間　-15% 消火時間　-15%
		攻撃機改良2	攻撃機のHP　+7.5%
		雷撃機改良2	雷撃機のHP　+7.5%
		爆撃機改良2	爆撃機のHP　+7.5%
5		隠蔽システム改良1	発見距離　-10% 空母中隊の発見距離　-10% 自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界　+5%
		航空管制改良1	航空機の復旧時間　-5% 航空母艦の甲板上の機数　+2
		飛行中隊消耗品改良1	飛行中隊の消耗品の動作時間　+50%
6		副兵装改良2	副砲の装填時間-20% 対空兵装による継続ダメージ　+15% 対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ　+15% 消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数　+2:
		航空管制改良2	空母中隊の巡航速度　+5%
		飛行機隊改良2	航空機のHP　+7.5%
		動力式発艦・着艦設備	艦の被発見距離　-15% 加速時における最大出力までの到達時間　-50% エンジンブースト時間　+20% 転舵所要時間　-30%

･消耗品

艦載消耗品

艦載消耗品

スロット	消耗品	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
AUTO		∞	90	60	火災・浸水・損傷したモジュールの修復
		4	40	600	自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する 機数: 4機　巡回半径: 3.0[km]

航空機消耗品

航空機消耗品

機種	スロット	消耗品	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
攻撃機	R		2	80	5	ブーストメーターを回復する
	T		3	10	60	指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する 機数: 7機　巡回半径: 3.5[km]
爆撃機	R		2	80	5	ブーストメーターを回復する
	T		3	10	60	指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する 機数: 7機　巡回半径: 3.5[km]
雷撃機	R		2	80	5	ブーストメーターを回復する
	T		3	10	60	指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する 機数: 7機　巡回半径: 3.5[km]
	Y		3	180	5	航空機のHPを回復させる 回復量：最大HPの 10 [%/秒]

ゲーム内説明

オーディシャス級航空母艦は、二次大戦の終盤に設計された大型空母であり、インプラカブル級の拡張型です。大型化に伴い、搭載機数が比較的少ないという前級における大きな欠点が解消されていました。オーディシャス級として起工された各艦は、大幅に改設計された上で 1950 年代にようやく就役しました。

解説

イギリス空母ツリーの終着点。
小隊機数が2→3になったことで前級まで問題とされていた火力不足が大幅に改善されており、しっかり相手を選べばようやくTier比相応の火力を出せるようになった。
また艦載機のスペックが非常に高く、Tier10最高峰の耐久性を持ちながら平均以上の巡航速度と旋回性能を併せ持つ超高性能機体。
高Tier帯の暴力的な対空にもある程度抗っていけるが、甲板待機数が少なく復旧時間も長めなので全機損失の際のリターンは難しい。
他国の空母よりは少々無理が効く程度の認識でいこう。

• 母艦
  極めて貧弱。
  装甲甲板を持つが、世界初の装甲空母であったイラストリアス級と異なり、Tier10においては大多数の空母が装甲空母であるためその点の優位性は失われてしまっている。
  それどころか抗堪性においては明確に他国空母より劣ってしまっているのが現状*1。
  また対空性能に関しても同格空母最弱と言えるレベルで低く、白龍のように強力な副砲を持つわけでもない。
  搭載武装がHEで構成されていることもあり、空母同士の殴り合いではまず勝てないと思った方が良い。
  特にAPロケット搭載のドイツ空母は天敵。戦闘開始直後から意識して母艦を動かすことが求められるだろう。
  実戦において母艦性能が足を引っ張る場面はそれほど多くないが、本艦の明確な弱点の一つであることは否定できない。
  幸いにも隠蔽性はそれなりに良好。高Tier空母の基本ではあるが、常に敵から撃たれにくい位置取りを意識するように。

• 攻撃機
  ロケット弾自体の性能は前級と変わらないものの、小隊数、1機あたりの搭載数が増加されておりそのペイロードはなんと驚きの36発。
  攻撃準備時間もHEロケットの中では最短であり、さらに遅めの巡航速度、良好な旋回性能も相まって駆逐艦のような小型の目標にもじっくり狙いを定めて命中させることが可能。
  またアップデートにより散布界、集弾性が大幅に改善されている*2。
  以前のように絞り切っても1,2発しか命中しない、といった事態はほぼ起こらなくなっているため、駆逐艦処理においてはかなり信頼できる機体。
  その反面装甲貫通力が極めて低いため大型艦の対処には全く適さない。
  どうしても狙わなければいけない場面では、上部構造物を正確に狙い撃つ必要があるだろう。

• 雷撃機
  小隊数が2機から3機に増えたおかげで純粋に威力と使い勝手が向上した。
  1本あたりのダメージは控えめなものの、Tier10空母で唯一信管の距離が500ｍを割っており、艦載機の性能が良い事もあり使いやすさはそのままである。
  問題は中隊数が9止まりでここぞという時の決定力では一歩劣ること、そして雷速が遅いこと。
  例え大型艦相手であっても機動力が高ければ振り切られる場合も多い。そういった相手には爆撃機を活用しよう。
  浸水率も低めなため、信号旗での期待値補強はしておきたい。特にユニーク艦長を乗艦させる場合は浸水リボンの早期取得は死活問題となってくる。
  本艦の武装構成上甲板装甲圧が42mmより厚い戦艦に対しては実質的に唯一の攻撃手段になる。
  気が付いたら空という事が無いように予備機の管理には注意を。

• 爆撃機
  前級から投下数自体は微増に留まるものの、1発あたりの威力、火災率が大幅に強化されている。
  また貫通力も32mm→41mmに改善されており、遂に米伊戦艦の甲板を抜けるようになった。
  クリーンヒットさせれば1万以上のダメージを連発し、火災発生率も高いため往復攻撃により容易に火災ダメージを稼ぐことも可能。
  装甲貫通が期待できる場合は耐久性、巡航速度が共に向上したMidway爆撃機の上位互換のように扱うこともできる。急降下爆撃機と異なり艦載機の損耗を少なくできるのもポイント。
  欠点はやはり爆撃機にしては低すぎる貫通力であり、甲板の硬い戦艦空母に対しては全弾不貫通も珍しくない。
  また散布界も劣悪であり、正確に縦から攻撃しない限りは複数命中は期待できない。
  投下から着弾までは約6カウント。
  偏差には少々慣れが必要だが、Tier8までの苦行イギリス空母を乗りこなしてきた艦長ならば特に問題にはならないだろう。

• 総評
  一昔前はTier8以下の性能と言われても否定しきれないほどの、本当に悲惨な有様であった。
  だが様々な仕様変更により今ではしっかりTier10相応の影響力を与えられる空母になっている。
  特に駆逐艦に対する圧力は中々のもので、本艦の最も得意とするところでもある。
  艦載機が高性能ゆえ搭載武装の性能は控えめに設定されているが、駆逐艦のような軽装甲・高起動の相手には攻撃機、巡洋艦や米英仏伊戦艦のような中装甲・中機動の相手には爆撃機、日独ソ戦艦や一部大型巡洋艦のような重装甲・低機動の相手には雷撃機といったように標的によって的確に機種を使い分けていけばしっかり有効打を出すことができる。
  だがそれでも慢性的な火力不足に悩まされる場面は多い。特に独ソ戦艦によるプッシュ(戦線押し上げ)を止めることは不得手であり明確な弱点の一つ。
  そういった事態にならないよう、予め駆逐艦を狙うなどして敵艦隊の目を潰しておくのも重要になってくるだろう。

史実

　1942年10月24日、ハーランド&ウルフ・ヘビー・インダストリーズ社ベルファスト造船所にて、オーディシャス級航空母艦オーディシャス Audacious として起工しました。オーディシャス級は4番艦まで予定されており、2番艦イリジスティブル Irresistible 及び3番艦イーグル Eagle は起工、4番艦も名称未定ながらも建造が予定されていました。
　世界大戦終了後も厳しい予算をやりくりしてゆっくりと建造を進めていきましたが、1946年1月5日にイーグルは建造中止、進水直前まで進んでいたオーディシャスはその名を引き継ぎ、1月21日にイーグル Eagleと改名。二か月後の3月19日に進水しました。その後5年ほどかけ、1951年に竣工します。
　イリジスティブルも1月に建造中断しましたが、こちらはアークロイヤル Ark Royal と改名。アングルド・デッキ、舷側エレベーター装備などの大規模な設計変更を実施後、建造再開し、起工後7年後の1950年5月3日にやっと進水しました。そして竣工するのはさらに5年後の1955年2月。起工したのが1943年ですから、実に12年もの歳月をかけています。
　同様に建造予定だった4番艦は計画中止となり、その予算はマルタ級の一艦に発注変更されました。

小ネタ

威力は落ちるが松明攻撃機は攻撃可能まで1秒ほど、初期攻撃機は着弾までが1秒ほど早く、双方とも弾数の減少により照準サークルが幾分小さくなる。
その為、どうせ当たらない周辺部分は切り捨てて軽目標への命中率と運用しやすさに振り切るという編成もできる。
機体耐久値や速度などは当然低下するため、物好きな紳士の道楽程度に試してみるのも良いかもしれない。
今回のアプデで使えないかもしれんが、、、、

編集用コメント

コメント欄