Malta

Last-modified: 2025-12-01 (月) 23:59:55

Malta(マルタ) HMS Malta D93

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性能諸元

編集時 ver.0.11.7.0

・基本性能

Tier10種別特別艦艇(石炭)
艦種空母派生元-
国家イギリス派生先-
生存性継戦能力66,600
装甲全体13-102mm
艦首甲板25mm
甲板21-102mm
艦尾甲板25mm
砲郭21-102mm
底部40mm
対水雷防御ダメージ低減34%
機動性機関出力200,000馬力[hp]
最大速力33.6ノット[kt]
旋回半径1,220m
転舵所要時間16.9秒


隠蔽性 通常火災
海面発見距離15.2km17.2km
航空発見距離10.0km12.0km



・艦載機

種別機体兵装生存性速度(最速)小/中隊機数/甲板機数最大ダメージ(火災)貫通ペイロード発見距離復旧時間
攻撃機Blackburn FirebrandRP-3 60lb No2 Mk.I HE2,190137(177)4/12/182,350 (9%)28mm1010.0km64s
種別機体兵装生存性速度(最速)小/中隊機数/甲板機数最大ダメージ(浸水)射程ペイロード発見距離復旧時間
雷撃機Blackburn FirebrandMark XVII2,250136(171)4/12/186,533 (56%)2.4km110.0km64s
種別機体兵装生存性速度(最速)小/中隊機数/甲板機数最大ダメージ貫通ペイロード発見距離復旧時間
爆撃機Blackburn Firebrand500 lb G.P. Bomb AP2,320134(169)5/15/234,300254mm310.0km51s


副砲口径基数×門数最大ダメージ(火災)装填射程(手動)
113mm/45 RP41 Mk.VII8基×2門HE弾 1,600(7%)5.0秒5.0km(9.0km)


対空砲距離口径基数×門数継続的秒間ダメージ
(爆発ダメージ*1)
命中精度有効ゾーン
0.1km -
40mm/56 OQF Mk.Ⅵ9基×6門312100%3.5km
113mm/45 RP41 Mk.VII8基×2門144
(1,540×6)
100%5.8km



・アップグレード

スロット1スロット2スロット3スロット4スロット5スロット6
搭載可能アップグレード
1Icon_modernization_PCM003_Airplanes_Mod_I.png飛行機隊改良1航空母艦へ帰還中の航空機の速力 +20%
SecondaryWeapon1.png副兵装改良1副砲の抗堪性 +100%
対空砲座の抗堪性 +100%
Wows_icon_modernization_PCM039_CrashCrew_Mod_I.png応急工作班改良1応急工作班の有効時間 +40%
2DamageControl1.pngダメージコントロールシステム改良1浸水発生率 -3%
対水雷防御ダメージ軽減率 -3%
火災発生率 -5%
Wows_icon_modernization_PCM068_PlaneEngine_Mod_I.png航空機エンジン改良1エンジンブースト時間 +10%
3Icon_modernization_PCM012_SecondaryGun_Mod_II.png副砲改良1副砲最大射程 +20%
副砲弾の最大散布界 -20%
Wows_icon_modernization_PCM066_TorpedoBomber_Mod_II.png雷撃機改良1雷撃機の攻撃時間 +5秒
Wows_icon_modernization_PCM067_Fighter_Mod_II.png攻撃機改良1攻撃機の攻撃時間 +2秒
Icon_modernization_PCM071_TorpedoBombs_Mod_I.png航空魚雷改良1艦載魚雷の雷速 +5%
4Wows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.pngダメージコントロールシステム改良2浸水復旧時間 -15%
消火時間 -15%
Wows_icon_modernization_PCM063_Fighter_Mod_I.png攻撃機改良2攻撃機のHP +7.5%
Wows_icon_modernization_PCM064_TorpedoBomber_Mod_I.png雷撃機改良2雷撃機のHP +7.5%
Wows_icon_modernization_PCM065_DiveBomber_Mod_I.png爆撃機改良2爆撃機のHP +7.5%
Icon_modernization_PCM087_AirSupport_Mod_I.png空襲改良1兵装「空襲」の準備時間 -20%
航空機のHP +25%
爆雷ダメージ +15%
5Wows_icon_modernization_PCM027_ConcealmentMeasures_Mod_I.png隠蔽システム改良1発見距離 -10%
空母中隊の発見距離 -10%
自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5%
Wows_icon_modernization_PCM009_FlightControl_Mod_I_2.png航空管制改良1航空機の復旧時間 -5%
航空母艦の甲板上の機数 +2
Icon_modernization_PCM073_AbilityWorktimeBoostCV_Mod_I.png飛行中隊消耗品改良1飛行中隊の消耗品の動作時間 +50%
6Icon_modernization_PCM074_AuxiliaryArmament_Mod_I.png副兵装改良2副砲の装填時間-20%
対空兵装による継続ダメージ +15%
対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ +15%
消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数 +2:
Wows_icon_modernization_PCM016_FlightControl_Mod_II.png航空管制改良2空母中隊の巡航速度 +5%
Wows_icon_modernization_PCM017_Airplanes_Mod_III.png飛行機隊改良2航空機のHP +7.5%

・消耗品

艦載消耗品

艦載消耗品

スロット消耗品使用
回数
準備
時間
有効
時間
効果
AUTOCrashCrew2.png9060火災・浸水・損傷したモジュールの修復
Consumable_PCY012_FighterPremium.png440600自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する
機数: 4機 巡回半径: 3.0[km]
航空機消耗品

航空機消耗品

機種スロット消耗品使用
回数
準備
時間
有効
時間
効果
攻撃機RImproved_Engine_Boost_light.png2805ブーストメーターを回復する
TConsumable_PCY012_FighterPremium.png31060指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する
機数: 7機 巡回半径: 3.5[km]
爆撃機RImproved_Engine_Boost_light.png2805ブーストメーターを回復する
TConsumable_PCY012_FighterPremium.png31060指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する
機数: 7機 巡回半径: 3.5[km]
雷撃機RImproved_Engine_Boost_light.png2805ブーストメーターを回復する
TConsumable_PCY012_FighterPremium.png31060指定した場所をパトロールし、敵機を自動的に迎撃する
機数: 7機 巡回半径: 3.5[km]
YPCY036_RegenerateHealth.png31805航空機のHPを回復させる
回復量:最大HPの 10 [%/秒]

ゲーム内説明

1942年、ドックの規模以外には制約を受けることのない航空母艦を建造する構想が生まれました。1942年後半には、排水量56,800トン級航空母艦であるX1計画案の開発作業が始まりましたが、格納庫に関しては大きな議論となりました。従来の航空母艦には、完全密閉式の格納庫が設置されていました。しかし、アメリカ航空母艦の運用によって得られた経験は、航空隊を大きな規模で発進させるためには、格納庫内で航空機のエンジンを温めておく必要があることを示していました。最終的に、左舷側に航空機リフト2基と開放型格納庫を設置する計画案が採用されましたが、第二次世界大戦の終結によって全ての開発作業は中断しました。航空母艦マルタはこの計画案に基づく艦艇です。

解説

初心者で購入を検討されている方へ

 
  • 抗堪性
    継戦能力は66,600と同格平均程度である。
    船体は一見すると同国空母のAudaciousと同じに見えるが、全幅が少し短くなった代わりに全長が伸びて縦長になっている。

    装甲は全身21-25mmと薄いが、甲板は装甲化されており大部分が102mmあるため長距離砲撃やHE爆撃にはある程度耐えられる。船体側面には102mmの装甲もあるが、これは巨大なバイタルが剥き出しになっているだけであり遠距離からでもAP弾が良く突き刺さる。艦を縦にしても安心はできないが被弾面積は極力減らすよう努力したい。

    後述するように隠蔽や対空も悪いため敵の主砲は勿論のこと、AP兵装の航空機との相性が非常に悪い。油断しているとあっという間に沈められるので位置取りには細心の注意を払おう。
    水雷防御は34%と意外と優秀である。

    装甲配置図

    装甲配置図
    HMS_Malta_Armour.png

     
  • 艦載機
    艦載機は全て同じ機種を使用しており、良好な操作性に豊富な耐久力を持ち多少の対空ではびくともしない。
    準備時間の短さに加えて甲板機数も多く、次々と艦載機が補充されるため試合終盤でもフル中隊で発艦できるのは本艦の強みだろう。
    耐久力の高さから高対空艦相手でも容易に攻撃を通すことができるが、中隊機数が多いため爆風などを踏むと大損害を被るので注意。
    照準周りが強みなので艦長スキルの照準安定化はぜひ習得しておこう。
     
    • 攻撃機
      4機3小隊で12機中隊を構成する。
      攻撃機としてはかなりHPが多く、甲板機数18機に準備時間64秒と補充面はかなり優秀である。
      共通機体のせいか巡航速度は137ktと攻撃機の中ではかなり遅い。

      小隊でHEロケット弾を合計40発も発射できるが、精度が悪く貫通力も低いため良くて5000ダメージ前後しか出ず火力としては全く当てにならない。前述の速度の遅さと相まって、遠距離の敵に対しては移動時間にダメージが見合わないため使い所は限られる。

      攻撃機の運用

      攻撃機の運用
      攻撃機の強みは操作性の高さで、攻撃時にも良好な旋回速度を発揮し機銃掃射も3秒と短いため小型艦艇が相手でも容易に命中させる事ができる。
      照準の収束は少し特殊で、攻撃準備中の収束が早く攻撃可能になると収束が悪化するという特徴がある。そのため攻撃準備中に照準を定める必要がある。

      HEロケットの火災誘発率は9%と低いが、大型艦相手には20発程度の命中が見込め着火用には意外と悪くない。
      特に旋回と照準の速さに機体速度の遅さが相まって、攻撃後に即座に反転して最短で攻撃しても照準が間に合うという隠れた強みがある。駆逐艦を狙う場合に特に有効で、耐久力や機数の多さでかなりのプレッシャーをかける事もできる。

       
    • 雷撃機
      4機3小隊で12機中隊を構成する。
      こちらも耐久力が高く、攻撃機と同様の甲板機数と準備時間であり修理班を持つため試合終盤までフル中隊で活躍してくれる。
      移動速度も136ktと雷撃機としては及第点であり、操作性も良好。

      魚雷もかなり優秀で、4本命中すれば2万近い大ダメージを出すこともある。浸水発生率も56%と同格の雷撃機では最高クラス。
      雷足は35ktと平均程度だが射程は2.4kmと短い。照準を絞りきっても僅かに開いた形であるため敵艦に接近して投下する必要があるが、魚雷の安全距離が470mと短いため簡単に命中させることができる。艦長スキルの雷撃機があれば駆逐艦にも十分当てに行けるので是非習得したい。

      雷撃機の運用

      雷撃機の運用
      雷撃機も高耐久で操作性に優れ、火力が出る上に修理班まで持つため反復攻撃はかなり強力である。
      あらゆる艦艇に有効な本艦のメイン火力なので航空機の強化は雷撃機に集中させてよいだろう。

      照準を強化しておけば機体を振っても照準が広がらなくなる。旋回性能と安全距離の優秀さから、他空母では無理な角度からの進入も可能でありとにかく自由度が高い。

       
    • 爆撃機
      5機3小隊で15機中隊を構成する。本機も操作性に優れ高耐久であり、甲板機数23機に準備時間51秒と異常な早さで補充される。
      移動速度は134ktと他機種と比べても遅い。

      武装はAP爆弾であり1回で15発を投下できる。しかし貫通力が109mmしかないため甲板は貫通できてもバイタルまで届かないという問題が生じる。
      そのため戦艦などには良くて1万程度のダメージに留まるが、バイタルを抜ける軽巡洋艦には2万近いダメージを出すなど乱高下するため相手を良く選ぶ必要がある*2。また、駆逐艦や潜水艦には数発しか当たらない上に過貫通でほぼダメージが出ない。
      耐久力と補充の早さに加え軽巡洋艦に特化した性能から、高対空の巡洋艦に対して使いやすいというのは本機の最大の強みだろう。島裏に張り付いている軽巡洋艦などは最高の獲物である。

      また、AP爆弾は機体が減速するほど貫通力が上がるという特徴があり、逆に加速すると貫通力が下がってしまう*3。とはいえ速度に関係なく大抵の甲板は貫通でき、バイタルはそもそも貫通力が足りない事が多いため余り神経質になる必要はないだろう。全ての艦艇の装甲を把握するのは現実的ではないので、実戦でバイタルが抜ける艦を一隻ずつ覚えていくと良いだろう*4

      爆撃機の運用

      爆撃機の運用
      爆撃機は水平飛行の絨毯爆撃であり癖がなく扱いやすい。
      照準もやはり優秀で強化していれば機体を振ってもほぼ広がらず攻撃時間も長いため姿勢の修正がしやすい。このため斜め方向から入っても敵艦を照準に綺麗に収められるなど攻撃の自由度は高い。

      兵装の特性上、狙うべきは軽巡洋艦である。重巡洋艦や戦艦には余り有効とは言えないが圧倒的な耐久力を活かした反復攻撃でまとまったダメージを出す事はできる。雷撃機の帰還中の間のつなぎに使うなど意外と使用場面は多い。

       
  • 副砲
    副砲は113mm砲を16門搭載している。
    射程は9kmあるが口径の割に装填時間が長く発射数も少ないためDPMは同格最低レベル。精度、弾速、貫通、発火率の何れもが悪いくとにかく低性能である。

    手動副砲も使用できるが本艦の隠蔽性と抗堪性で殴りかかるのは自滅行為であり、艦載機が尽きることも稀であるため敵に接近された時の気休め程度である。

     
  • 機動性
    最高速度は33.6ktと良好だが加速は少し遅く、転舵所要時間も平均程度ではあるが旋回半径が1,220mと大きい。このため咄嗟の機動は苦手であり、狭い場所などでは座礁にも注意が必要である。
     
  • 対空性能
    低い。
    短距離対空砲を持っておらず対空火力は同格空母内で最低レベル*5
    戦闘機や哨戒戦闘機で敵航空機の反復攻撃こそ防げるが狙われていないか常に警戒しておこう。
     
  • 隠蔽性
    イギリス空母ツリーの良好さはどこへやら、海面被発見距離15.2kmに航空被発見距離10kmとかなり悪い*6
    既述の通り母艦の抗堪性が低く対空性能も悪いためとにかく艦を後ろに下げることで対処しよう。

    以前ほどではないが開幕から敵航空機に発見されて長距離の戦艦砲でバイタルを撃ち抜かれるという哀しい事も起きかねないので注意したい。

     
  • 総評
    高性能の航空機を大量に使用できるイギリス空母である。
    航空機の甲板機数、補充速度、中隊耐久力の何れも圧倒的であり、敵からすると撃墜しても次々と飛んでくる非常に厄介な空母と言える。航空機の補充速度を強化すれば各機種を試合中に40機以上使用できると言えば本艦の異常さが分かるだろう*7
    航空機は操作性が良く、兵装は相手を選ぶものの航空機の耐久力を活かしてダメージ自体は通しやすい。感覚としては火力をマイルドにしたFDRと言ったところだろう。
    特に爆撃機で高対空の軽巡洋艦を積極的に狩りに行けるのは他空母にはない本艦の強みである。

    一方で母艦性能の低さは本艦の最大の弱点であり、展開を見誤ると試合中盤であっさり沈みかねない。
    航空機の速度が遅いため母艦を前線に近づけたいところだが、隠蔽性と抗堪性の低さがそれを許さずなかなか火力を発揮できないのはもどかしい点である。また、遠距離攻撃が多くなることと中隊規模が大きいことが相まって同機種を連続発艦させづらいというのも隠れた弱点である。
    試合終盤まで中隊を維持できるため安定した火力は発揮できるのだが、敵空母とのダメージレースには遅れを取ってしまい序盤の展開を作る場面では不利になりやすい。

    残念ながらバランス調整により角が取れてしまったが、強引に攻撃を通せる航空機の耐久力や操作性はそのままに艦種毎に特化した兵装を扱えるのはツリー空母にはなかった面白さである。
    勝つためには展開予測や目標選定が重要であり、本艦を乗りこなせれば空母乗りとして一人前を名乗れることだろう。

     

史実

例によって長いよ

・承前
 イギリス海軍は第二次大戦の序盤にカレイジャス Courageous 、グローリアス Glorious 、そしてアーク・ロイヤル Ark Royal と、艦隊型空母を立て続けに失い、航空母艦戦力の立て直しを迫られることとなります。
 既にイラストリアス級4隻、インプラカブル Implacable 級2隻の装甲空母が建造中でしたが、当然これだけでは不足であり、空母大量建造計画が始動することとなります。

 1940年には改インプラカブル級の装甲空母が計画され、基準排水量はインプラカブル級より5,000t大きい27,000t、飛行甲板の装甲も1inch厚い4inch (102mm)となりますが、1941年末に廃案とされています。

 1941年10月からはさらに大型の装甲空母(のちのオーディシャス Audacious 級)が計画されています。この艦は基準排水量36,800tとさらに大型化し、インプラカブル級で問題となった格納庫の高さ不足を解消し、計画搭載機数も78機とそれまでの艦隊空母と遜色ないレベルまで増加しています。
 更にはアーク・ロイヤル喪失の戦訓により水中防御はさらに強化され、対TNT:550kgと強力なものとされています。

 ただし、本級は各種戦訓を取り込んだ改設計と対潜艦艇の大増産などにより実質的な建造着手は1944年までずれ込み、また大戦終結後の1946年には他の艦艇同様に建造中断とされてしまい、最終的には計画4隻中、

 1951年にイーグル Eagle (旧オーディシャス)、
 1955年にアーク・ロイヤル(旧イリジスティブル Irresistible)

が就役したのみとなってしまいます。
 これらの艦は建造中断中に更なる改設計を受けており、特にアーク・ロイヤルは竣工時からアングルド・デッキと蒸気カタパルトを装備していました。

・マルタ級計画
 オーディシャス級に続いて計画された空母がマルタ Malta 級(ジブラルタル Gibraltar 級と呼ばれることもある)で、基準排水量はインプラカブル級の約2倍の46,900t、全長も279.3mとそれまでイギリス海軍最長を誇っていた巡洋戦艦フッド Hoodよりも遙かに長大な船体となりました。
 また、アメリカのエセックス Essex 級の影響を受けて、開放式格納庫と舷側エレベーターを装備するなど、それまでの英空母とは一線を画した設計とされています。
 本級では飛行甲板が広大となりすぎ、装甲を施すとトップヘビーとなってしまうおそれがあると考えられたため、ほぼ同大の合衆国海軍のミッドウェー Midway級とは逆にやむなく装甲飛行甲板を取りやめています。その一方で、水中防御はオーディシャス級よりさらに強力な対TNT:900kgとされていました。
 余談ですが、ミッドウェーは就役後、そのトップヘビーを原因として、波浪による飛行甲板の破損事故を起こしています。

 1945年には計画4隻(マルタ、ニュージーランド New Zealand、ジブラルタル、アフリカ Africa)とも既に発注済みで、マルタにあっては、同年中頃にクライドバンク造船所にて起工済みでしたが、同年末に相次いで建造中止とされています。

 栄光と迷走の英国海軍の歴史がまた一ページ……。

小ネタ

性能等 開発ブログ

石炭交換の予定 開発ブログ

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 解説追加 -- 2022-10-22 (土) 01:28:15
  • 艦載消耗品と航空機消耗品について記載した。 -- 2022-12-20 (火) 10:10:24
  • 加筆 -- 2024-02-18 (日) 13:42:09
  • ナーフ後の爆撃機詳細及び抗堪性について追記。 -- 2024-10-13 (日) 02:33:20
  • 解説をまとめ直しました。 -- 2025-11-20 (木) 20:52:10
    • 副砲の解説を追加。 -- 2025-11-20 (木) 21:22:45

コメント欄

  • 使ってみて気づいたけど、爆撃は雷撃よりも狙って当てることが難しいから一見ナーフに見える調整は意外と悪くない。白竜乗りの自分としては、雷撃の火力が出るのはとても助かる。 -- 上の木とは別人? 2024-04-20 (土) 13:43:07
  • マイノ君、ハカイチしちゃってごめんな -- 2024-05-03 (金) 01:40:54
  • バクダン250あてるミッションて、非対称で何戦分くらい? -- 2024-05-03 (金) 17:44:23
  • 弱体化喰らったとはいえ、相変わらずの格下巡洋艦絶殺マンだな。最上とかで絶対当たりたくない。 -- 2024-08-04 (日) 19:10:08
  • 名前だけ見て勝手にイタリア空母だとおもってた……イギリスなんかーい -- 2024-08-13 (火) 08:20:39
    • この時点ではイギリス領で地中海の重要拠点だからねえ -- 2024-08-13 (火) 08:34:44
  • まじでマルタにしておけばよかったインメルマンは航空機が2個しかないのがやっぱり痛かったのと、魚雷が遅い、反跳爆撃が大ダメージ狙えない、航空機が柔らかいってのがだめだった -- マックス・インメルマン? 2024-08-25 (日) 21:48:35
  • まさかのスパコンから出てきたけど空母ほとんど乗らない上にT8までしか作ってないから乗りこなせる気がしないな・・。しばらくはT8空母とオペレーションで練習しないと -- 2024-10-24 (木) 18:09:52
  • サンタさんがプレゼントしてくれたんだけど、空母やったことないから出撃するの躊躇ってる。やっぱ空母初心者がこいつでT10行ったら怒られるよね··· アプグレ値引き中にアプグレだけ付けたいけど、先輩艦長さんなら何付けます? -- 2024-12-26 (木) 21:14:04
    • 流石に怒られる。特に今は信濃が多く、AP反跳爆弾で簡単に沈むこの船は非常に逆境。AP反跳は上手にやると戦闘機に引っかからずに3回投げられるので、2回マルタに向かわせるだけで撃沈出来る。俺自身信濃で何隻ものマルタとオーディシャスを沈めてる。貧弱すぎるんだよこの船は。 -- 2024-12-29 (日) 18:38:28
      • アプグレは右から、飛行中隊改良2(艦載機の速度アップ)、隠蔽システム改良1(他の空母では普通これは取らないが、本体が非常に脆弱なのと、その代わり艦載機復旧が早いので、甲板機数が増える航空管制を取らなくても本艦は十分戦える為。母艦狩り対策。)、爆撃機改良1、航空魚雷改良1(雷速を上げると魚雷安全距離が長くなるデメリットが有るが、遠投しやすくなる。これは好み)、航空機エンジン改良1、飛行機隊改良1。 -- 2024-12-29 (日) 18:46:12
    • 別に怒らないよ 敵に来てくれるんなら -- 2024-12-30 (月) 09:35:34
      • とだけ言うのも可愛そうなので。とりあえず空母自体初心者ならマジでやめとけ。「わかってる」リヒトやインメルマン相手なら開幕5分で沈められる。(熟練者でも相手がうまけりゃ精々10分持つかなってところ)さらに天敵の信濃追加で現環境正直自分は微塵も乗りたいと思わないね。まあ艦載機は比較的扱いやすい(当てやすい)から、上の3隻敵にひいたときの即沈+味方の罵詈雑言に耐えられる強靭なメンタルがあるならどうぞって感じ -- 2024-12-30 (月) 09:44:54
  • EUサーバーだとやたら使用者数と戦闘数多いみたいですね。 -- 2025-02-04 (火) 01:06:45
    • 機が固くて扱いやすいからに母船も脆さに目をつぶってリヒトと信濃の対策ができれば初心者向け≒熟練が乗ったら化けるの筆頭だからじゃないかな、向こうさん逆張りとかセオリーに対してメタ運用とか割と好きみたいだし -- 2025-02-04 (火) 14:21:33
      • NAだとMidwayとEssexがマルタを抑えて上位に来てるのでアジアの信濃みたいにその地域の艦が人気というのもありそうですね。 -- 2025-02-04 (火) 14:52:05
  • 久々に使ったら爆撃めっちゃ弱くなってたけどナーフされてたのね。 -- 2025-03-17 (月) 15:03:31
  • オペレーションで使うと空撃ちしても枯渇するんですよ… -- 2025-03-17 (月) 17:13:06
  • 隠蔽特化にするとすこーーーーしだけ戦いやすくなる。しかし信濃に怯えながら戦うのは楽しくないなー。 -- 2025-10-11 (土) 22:31:02
  • マイノーター君のバイタルを13枚も抜いてしまった。本当に申し訳なかった。いやさすがは軽巡をしばくために生まれた船だ…… -- 2025-10-28 (火) 03:05:03
  • 実は魚雷がかなり強い同格2位のダメージで4発も投下できる絞り切っても八の字に開くけど真ん中2本はまっすぐ進んでくれるから2~3本は狙って当てれる -- 2025-11-22 (土) 18:24:21
  • 結構前だけどまだまだ7割かたHP残したメクレンに乗っていた時マルタの雷撃を受けた出来事が未だに忘れない。対空防御でけっこう撃ち落としたつもりだったが1-2機に攻撃され1発の魚雷が進行方向に見えたんだけど他の艦への攻撃態勢を優先するために「当たってもたかがヒョロヒョロ航空魚雷1発」と思って無視したら爆沈した。瞬間何が起きたの???というレベル -- 2025-12-01 (月) 21:02:46
    • 爆沈はもうないけどあったときは航空魚雷でも普通に爆沈はしてたよ、コイツに限らず -- 2025-12-01 (月) 21:49:05

*1 斉射1回あたりの爆発数×砲弾1発の爆発半径内秒間ダメージ
*2 実装初期は大量のAP爆弾を高精度でばら撒いていたため軽巡洋艦を駆逐してしまい、投下数や精度がナーフされてしまった。
*3 おそらく加減速により投下角度が変化している。
*4 装甲甲板が100mmを超える白龍は加減速によらずまず貫通できないが、85mmのMidwayは加減速で貫通の成否が分かれる。戦艦や重巡洋艦は甲板は貫通できるが砲塔天板を貫通できない物が多い。軽巡洋艦は砲塔天板含めて貫通するものが多い。
*5 同国のOceanが実装されて最下位は脱したが。
*6 航空被発見距離はv14.7の10km上限により改善された。
*7 総HPならばFDR並、機数ならば加賀並である