グスタフ・ユリウス・マーカー (1937型駆逐艦)

性能諸元
・基本性能
| Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 駆逐艦 | 派生元 | Z-31 |
| 国家 | ドイツ | 派生先 | Felix Schultz |
| 生存性 | 継戦能力 | (A) 20,400 (B) 22,300 | |
| 装甲 | 艦首艦尾 | 19mm | |
| 中央甲板 | 25mm | ||
| 中央側面 | 25mm | ||
| 上部構造物 | 13mm | ||
| 砲塔 | 6-10mm | ||
| 防郭 | -- | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 0% | |
| 機動性 | 機関出力 | 90,360馬力[hp] | |
| 最大速力 | 36.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 760m | ||
| 転舵所要時間 | (A) 7.6秒 (B) 5.5秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | 最良 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 7.76km | 9.76km | 3.42km | 6.29km | |
| 航空発見距離 | 4.36km | 7.36km | - | 3.53km |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| A-B | FKS Typ 8 Mod.1 | 10.85km | 53m | |
| FKS Typ 8 Mod.2 | 11.94km | 57m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 150mm/55 | 5基×1門 | HE弾 1,800(12%) AP弾 3,700 | 6.1秒 | 22.5秒 | Spr.Gr.Ausf.B P.Spr.Gr.Ausf.B |
| 魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 533mm Zwilling | 2基×2門(2門) | 16,533 | 90秒 | 12.0km | 50kt | 1.2km | |
| 533mm Vierling | 1基×4門(4門) |
| 爆雷 | 船体 | 最大ダメージ | グループ数 | 投下数 | 装填時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 2,200 | 2 | 10 | 40秒 |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 短 | 20mm/65 C/38 連装 | 8基×2門 | 116 | 95.0% | 2.0km | |
| 中 | 37mm/83 SK C/30 | 4基×2門 | 32 | 100.0% | 3.5km | ||
| B | 短 | 20mm/65 C/38 L/38砲座 | 8基×4門 | 144 | 95.0% | 2.0km | |
| 中 | 37mm/69 Flak M42 LM/42砲座 | 4基×2門 | 98 | 100.0% | 3.5km |
・アップグレード
| スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| 1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
| 2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
| エンジンブースト改良1 | エンジンブーストの有効時間 +30% | ||
| 3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% | |
| 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | ||
| 発煙装置改良1 | スモークの展張時間 +20% | ||
| 4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
| 推力改良1 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
| 操舵装置改良1 | 転舵所要時間 -20% | ||
| 爆雷改良1 | 爆雷数 +2 | ||
| 5 | 魚雷発見システム | 魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上 | |
| 隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% 空母中隊の発見距離 -10% 自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5% | ||
| 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -40% 操舵装置修理時間 -80% | ||
| 艦艇消耗品改良1 | 艦艇の消耗品の動作時間 +10% |
・消耗品
ゲーム内説明
1937型駆逐艦は、長大な航続距離を備えた艦級として設計されました。本級は、大西洋で輸送船団を護衛または攻撃できるとともに、熱帯気候においても運用できるように意図されていました。1937Jバリエーションが本計画のベースとして使用されました。しかし、要求された戦闘力、航続距離、速度、信頼性を 1 つの船体に組み込むことは不可能であることが判明したため、1938年4月に設計作業が中止されました。これを具現化したのがこのグスタフ・ユリウス・マーカーです。
解説
- 抗堪性
HPは同格トップの22,300、艦長スキルの抗堪で25,100となる。
Tier9と比べても3位と優秀。舷側装甲板は25mm。修理班はない。
- 主砲
150mm単装砲×5基。前Tierと砲弾は同じ。装填時間が6.1秒に向上し、射程も11.9kmとちょっぴり伸びた。
AP弾の最大ダメージは実装予定のHSF 晴風 IIという新手の登場で2位、門数と装填時間の向上でDPMは同格のほぼ中央値まで上昇した。
HE弾も変わっていないため引き続き低火力でDPMはワースト。
跳弾優遇、早発信管を持つAPを主体にして戦い、着火をしたい場合や敵駆逐との交戦時にはHEを使おう。
艦長スキルで射程やAP弾のダメージなど、長所を伸ばして戦いたい。
- 魚雷
最大ダメージは前Tierから向上し、他の同Tier独駆より高くなったが、同格内では引き続き低めで米駆ズより低くLightningよりは高い。
発射管数は据え置きだが装填時間が90秒に向上し、単純計算のDPMでは同格内でも良好なグループになった。
射程12.0kmは4隻いる同格2位タイ (トップは朝潮)。
雷速&被発見距離も据え置きで、リアクションタイムは日駆並みに長い。
敵が通りそうな場所に仕掛けておく、遅効性トラップとして活用しよう。
なお、発射管は、両舷に発射可能な4連装発射管1基と片舷にしか発射できない2連装発射管が2基というやや変則的な配置となっている。
- 対空火力
引き続き中短距離のみ。諸元自体は向上しているが、同格他艦より伸びが悪く、平均よりやや下。
次Tierから対空防御砲火が使えるようになるので、煙幕に籠ったり味方の対空を頼るなどして空襲をやり過ごそう。
- 機動性
最大速力も前Tierから変わらず、同格内では英駆と同じとやや遅め。転舵時間5.5秒は秋月に0.1秒差をつけて同格ワースト2位。旋回半径760mは秋月に30m差を付けられてワースト。
転舵性能も悪いので、敵の駆逐が近くに潜んでいる場合や、日巡・伊巡など魚雷射程の長い相手との交戦時、魚雷事故には充分注意をしよう。
- 隠蔽性
海面被発見距離7.76km、最良値で6.29kmと隠蔽特化ならZ-31と並ぶ。航空被発見距離はハナから隠蔽を捨てているソ仏駆らより悪く同格ワースト。
砲駆逐としての運用をするなら隠蔽スキルは必須ではないものの、ソ仏欧伊駆と本艦より隠蔽が悪い駆逐は増えているため隠蔽特化も選択肢に入るようになった。
- 消耗品
ソナーがない!?エンジンブーストがない!!??(2回目) ver0.12.5でエンジンブーストが搭載されたため加減速がやりやすくなった。
- 総評
このGJマーカーから、ドイツ第2駆逐ツリーの特徴が色濃く出るようになる。
砲駆逐としての運用を念頭に置き、敵の巡洋艦を積極的に攻撃していこう。
駆逐艦の対処は、味方の駆逐やレーダー艦などと連携することが大切になる。
煙幕も持つため、味方を隠したり、自分が煙幕射撃をするためなど幅広い運用が可能。
このGJマーカーの使い方に慣れておけば、次Tierのシュルツはもっと楽しく使えるだろう。
ドイツ第2駆逐ツリーの特徴と運用について
ソ駆や仏駆とは異なる独特の運用タイプに仕上がっているので補足する。
- 「砲駆」だが、対駆逐は得意ではない。むしろ短距離戦は苦手である。
秋月系など30mm貫通する相手には天敵レベルで撃ち負けてしまう。
その他駆逐との削りあいなら25mm装甲とHPプールのお陰で互角レベルにはなるが、有利ではない。後方の巡洋・戦艦からの支援が入ると非常に分が悪くなる。鈍重で被弾面積が大きいデメリットが如実に現れ、一気に致命傷を貰う事も珍しくない。 - 主砲の弾道は良好で駆逐にも当てやすい。長距離になるほど対駆逐は有利になると言える。しかし相手も距離を取ったまま砲戦に付き合ってはくれない。相手駆逐が隠蔽に入るまでにどれだけ削れるかが鍵となる。
- 自身の隠蔽が悪く速度も速くないため、能動的に駆逐を見つけに行くのは苦手。大体が先に見つかってしまう上に、駆逐を見つける間合い(6km以内)は自身に不利な間合いになる。先に見つかると言う事は、先に相手後方の巡洋・戦艦も狙ってくると言う事であり一気にピンチになる事も多い。当然、序盤のCAP合戦も苦手である。支援してくれる空母やレーダー艦がいないなら無理に狙うべきではないだろう。
- 対巡洋、対戦艦にはAPで駆逐砲とは思えないダメージを狙う事ができる。隠蔽を使って敵側面に進出し横からAPを刺す事ができれば、魚雷に劣らないダメージを叩き出せる。強力な主砲は本艦でダメージを稼ぐための基本手段になる。
そんな強力な主砲ではあるが、味方戦艦や巡洋艦の位置取りから敵艦を削るだけの運用では、駆逐枠を潰して巡洋艦の劣化的な働きをすることになってしまう。しかも自分が駆逐枠を使っているので、味方全体を視界不利の状況にしながら、ダメージでも巡洋艦以下の貢献しかできないと言う事になりかねない。(煙幕を使えるため平均ダメージが高くない巡洋艦プレイヤーからすると、巡洋艦よりも簡単にダメージが出しやすい艦艇に感じるかもしれないが・・・) - 上記の通り、正面から敵駆逐を探しに行って殴り合う運用は苦手であり、対駆逐は受動的な発見に頼る機会が多くなってしまう。そうはいっても対駆逐は大事な役割であり、それを放棄すると味方への負担が非常に大きくなるというジレンマを抱えている。
空母やレーダー、味方駆逐がスポットしてくれた駆逐を逃さないように確実に削れる位置取り・連携が大切になる。幸い、姿を晒す主砲だけでなく、隠蔽状態を維持したままけん制できる長射程の魚雷も装備している。ソ駆や仏駆のように隠蔽状態だとスポット以外に仕事が無いという事にはなりにくい。自分の居る位置を敵に教えてでも強力なAPでダメージを稼ぐシーンと、隠蔽を維持して敵駆逐を狙うシーンを上手く使い分けよう。
史実
小ネタ
- 艦名について
現行の艦名は第一次大戦時に装甲巡洋艦グナイゼナウの艦長を務めたGustav Otto Julius Maerker大佐が由来であろうか。
シュペー提督が指揮するドイツ帝国海軍東洋艦隊の一角を成すグナイゼナウの指揮官としてドイツへの帰国行に参加。東洋艦隊が壊滅したフォークランド沖海戦の前には英国艦隊がフォークランド諸島付近に存在する可能性を指摘し、迂回を進言するもシュペー提督に却下される(その後、メルケル大佐の懸念通り英国艦隊が出現し交戦状態となるとシュペー提督は旗艦シャルンホルストから「大佐、あなたが正しかった」という信号をグナイゼナウに送ったと伝わる)。海戦中、グナイゼナウは演習弾まで発射して抵抗を続けたが、最終的に大破のち自沈。大佐の消息については詳らかではないが、187名の生存者の中には入っていない模様(戦死者の中にはシュペー提督の子息も居た)。因みに次TierのFelix Schultzは東洋艦隊旗艦でグナイゼナウの同型艦シャルンホルストの艦長の名前。ソースなど
(コメント欄、2021-01-16 (土) 01:58:40より引き写し、一部改行)
編集用コメント
- エンジンブースト追加について追記。 -- 2024-01-23 (火) 18:47:40
- 性能諸元とゲーム内説明を更新 -- 2024-03-03 (日) 02:42:14
- 隠蔽部分の解説を少し編集(以前よりもバフってるので) -- 2024-03-24 (日) 01:37:00
- 魚雷発射管配置に関する記述を追加。 -- 2024-03-29 (金) 09:23:24
- 消耗品を現行フォーマットで更新 -- 2024-07-07 (日) 18:05:53
コメント欄
- 闘争にて活躍中? -- 2022-09-27 (火) 16:52:04
- 体力でタンク役勤めろ -- 2022-09-27 (火) 16:58:43
- 駆逐枠のGK... -- 2022-09-27 (火) 17:03:03
- 体力でタンク役勤めろ -- 2022-09-27 (火) 16:58:43
- ん?なんかこいつプレミアム艦表示になってね? -- 2022-10-11 (火) 16:35:48
- 直しといた -- 2023-01-25 (水) 23:38:09
- あざす -- 2023-01-31 (火) 15:47:55
- ティア8屈指の産廃なのだが、何故か闘争でよく見る。そして良く死ぬ。魚雷駄目、機動性駄目、隠蔽駄目の三重苦のこいつに乗って楽しいのだろうか? -- 2023-02-01 (水) 19:24:17
- ツリー育成のためとか?試合の回転早いし、適当に流したいときよくやる -- 2023-02-27 (月) 12:25:55
- こいつの取り柄は名前をひらがなで書くとかわいいことじゃないかね?性能は、まぁ、うん……はい。 -- ぐすたふ·ゆりうす·まーかー? 2023-02-27 (月) 17:27:12
- ツリー単位で不評だし見かけても弱かった事しかなくてマジの産廃だと思ってたんだけど個人的にはそこまで悪くも無かった。対駆戦闘を仕掛けて良いタイミングが他の艦と比べて結構シビアで、一方でAPが巡洋や戦艦によく刺さるから状況の必要以上に駆逐艦の仕事を放棄し続ける人が多いんだな。 -- 2023-02-27 (月) 17:41:19
- ブースト無いのはきついけどランダムでも、それなりに戦えるし軽巡運用すればシナリオで使いやすい船ですね。 -- 2023-05-10 (水) 00:09:46
- なんだ....こいつ!? -- 2023-07-05 (水) 22:14:35
- シナリオ適正ありますか? -- 2023-08-06 (日) 22:54:56
- 無くはないけど、サイドを取れる機会があんまりないから自慢のAPは中々活かせないな -- 2023-08-07 (月) 01:31:04
- 簡単に敵の横取れるイージス、ナライはお得意様。逆にキラホとニューポートは縦向いてるので位置取りに苦労する。 -- 2023-08-07 (月) 02:04:28
- フルヘルスのイグナシオ・アジェンデにレーダーで見つかったけど返り討ちにできた。HEがある米ソ巡や早発信管の英軽巡じゃこんなに上手くいかないと思うが、発見されてもタダで引かず重い一撃与えられるのは良いね。 -- 2023-10-09 (月) 16:05:39
- 誰も触れんがz31しかりエンブがついて結構経つから誰か直してもろて -- 2024-01-23 (火) 17:43:45
- すげー運用難しいけど、腹見せ豊後にワンショット6kは中毒になりそう -- 2024-03-14 (木) 01:16:42
- バフ受けまくったせいかもしれんが、タフなお陰で駆逐戦もいうほど苦手じゃないし、巡洋/戦艦にAP刺さりまくるし悪くなかった。ただ射程は延ばさないとHP払い出しに見合わないかなと。 -- 2024-03-24 (日) 02:23:29
- G・J・マーカーまでは、駆逐艦としても立ち回ることが可能な最低限の旋回性能を有していることも大きいと思いますね。>駆逐戦
私の場合、シュルツからは根本的に立ち回りを見直すまで、しょぼ沈を連発してしまいました。 -- 2024-03-24 (日) 13:30:46
- G・J・マーカーまでは、駆逐艦としても立ち回ることが可能な最低限の旋回性能を有していることも大きいと思いますね。>駆逐戦
- 駆逐でイージス当たると基本北上するけど、こいつはTRB組を超える最適艦だと思う。日巡にバイタル4枚15000ダメを連発して魚雷無しで即沈させ、戦艦にも魚雷を叩き込んで葬れる -- 2024-04-01 (月) 19:57:02
- 被発見状態での戦闘に慣れてきて高威力のAPを活かしてダメージを出せるようになってきた。AP火力と手数を強化して砲戦主体、たまに雷撃ってスタイルでやってる。駆逐の仕事は?と突っ込まれると視界確保で頑張るので見逃してくださいとしか言えないが。 -- 2024-04-13 (土) 11:01:46
- 相変わらず旋回性能は劣悪の一言ですが、今はエンブがあるので、極低速で前後進を繰り返しているだけでもかなり避けられますね。 -- 2024-04-13 (土) 17:58:03