Karlsruhe

Last-modified: 2023-04-27 (木) 13:55:35

ケーニヒスベルク級(初代)巡洋艦2番艦カールスルーエ

カールスルーエ.jpg

性能諸元

編集時 ver.0.5.4

・基本性能

Tier4種別ツリー艦艇
艦種巡洋艦派生元Kolberg
国家ドイツ派生先Koenigsberg
生存性継戦能力(A) 19,700
(B) 22,700
装甲6-60mm
・防郭 6-60mm
・艦首/艦尾 10-30mm
・砲郭 10mm
・装甲甲板 10-40mm
対水雷防御ダメージ低減
機動性最大速力27.5ノット[kt]
旋回半径590m
転舵所要時間(A) 9.6秒
(B) 6.8秒


隠蔽性 通常副砲主砲火災煙幕
海面発見距離10.6km--0.0km4.78 km
航空発見距離4.4km-0.0km7.4km-


射撃管制装置船体モジュール主砲射程最大散布界
A-Cmod.110.6km
mod.211.7km



・兵装

主兵装船体口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)装填速度180度旋回最大範囲
A-B150mm L/45 , 8基×1門HE弾 1700 (10%)
AP弾 3700
6.5秒25.7秒初期 106m
後期 114m


魚雷船体タイプ基数×門数(片舷)射程雷速最大ダメージ装填被発見
A500mm G72基×2門(2門)4.0km58kt1043342秒1.1km
B500mm H84基×2門(4門)6.0km57kt1120053秒1.4km


副兵装船体口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)装填速度射程
A-B88mm L/45 MPL C/13 , 2基×1門HE弾 1000 (4%)4.0秒3.5km


対空砲船体距離口径基数×門数爆発数秒間ダメージ命中精度有効ゾーン
爆発半径内継続的
A88mm L/45 MPL C/132基×1門1280877.0%1.0-4.6km
B88mm L/45 MPL C/133基×1門12801077.0%1.0-4.6km



・アップグレード

スロットAスロットBスロットCスロットDスロットEスロットF
搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

AMainWeapon1.png主砲兵装改良1主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%
主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%
主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%
SecondaryWeapon1.png副兵装改良1副砲の抗堪性 +100%
対空砲座の抗堪性 +100%
PowderMagazine1.png弾薬庫改良1自艦の弾薬庫誘爆率 -70%
DDamageControl1.pngダメージコントロールシステム改良1浸水発生率 -3%
対水雷防御ダメージ軽減率 -3%
火災発生率 -5%
Engine1.png推力改良1主機損傷確率 -20%
主機修理時間 -20%
SteeringGear1.png操舵装置改良1操舵装置損傷確率 -20%
操舵装置修理時間 -20%

・消耗品

搭載可能消耗品
スロット消耗品使用
回数
準備
時間
有効
時間
効果
R応急工作班I.png905火災・浸水・損傷したモジュールの修復
応急工作班II.png60
T水中聴音I.png2180110魚雷、敵艦の強制捕捉範囲を向上させる
魚雷強制捕捉距離:3.75 [km]
敵艦強制捕捉距離:5.5 [km]
水中聴音II.png3120

ゲーム内説明

カールスルーエ級小型巡洋艦は、一次大戦における最強の軽巡洋艦のひとつとして知られており、その大きさの割に強力な主砲と雷装を備えていました。速力も優秀であり、装甲防御の面では競合国の各種類似艦と同等でした。

解説

  • 主砲
    Kolbergに比べて弾速が速くなり当てやすくなっている。
    2015年12月23日に行われたバージョン0.5.2アップデートにて、大幅な強化が行われた。
    前部砲塔の射角が25度から70度に上がったことで、これまで角度をつけた状態で3-4門、完全に横を向いた状態でも5門だった最大火力が、前方に傾けた状態で6門発揮できるようになった。また、7発/分だった発射速度が9.2発/分まで上がり、6門の順次発射なら切れ目ない連続攻撃が可能となっている。
    AP弾のダメージは高いが貫通力自体は低いので、使用するタイミングには注意が必要である。
    HE弾は他の国に比べダメージ量で劣り、発火率も低いかわりに貫通力が高い(150/4=37.5→38mm未満であれば貫通、他国の6インチ砲は152/6=25.33→25mm未満で貫通)。が、あいにくこのTier帯で対戦する艦艇においてはその恩恵を受けることがほぼない。差が出るのは次のKoenigsbergから。
    戦艦に対してはHEで火災ダメージを、巡洋艦に対してはAPで重要区画の貫通を、駆逐に対してはHEの弾幕で大ダメージを、という具合に艦種ごとに弾種を切り替えていこう。
    ちなみにだが、最大射程付近でAP弾を放つと、大仰角落下によりMyogiやWyomingの甲板装甲を貫徹、バイタル・パートに突き刺さることもある。本艦からが、ドイツ巡洋艦特有のAP弾主体の戦いに切り替えるのも良いだろう。
     
  • 魚雷
    ドイツ巡洋艦ツリーではこの艦から魚雷を搭載しており、戦艦等への一刺しが可能となっている。
    ただし初期船体では片舷に射程4kmの魚雷を2門しか投射できず、使いどころは限られる。
    後期船体にするとH8に置き換えられ威力が上がり、片舷4門、射程6kmのとなるため置き魚雷や煙幕への牽制発射など使い道は広がる。
     
  • 機動性
    機動性は特に悪い。
    旋回半径は小さいものの舵が重く、ゆっくりとしか回頭できない。
    さらに28ノット未満の最高速力は妙義・金剛といった巡洋戦艦にも劣り、同Tier巡洋艦でダントツの最下位。立ち回りは先手先手を考えなければ主戦場から取り残される。制圧戦における開幕CAP合戦でもほぼ確実に後れを取る。
    また低速力は逃げ足の遅さにもつながり、孤立して集中攻撃を受ける可能性がある。僚艦より先に前に出ることは避けるほうが無難である。
     
  • 対空
    対空性能も低いため、単独行動はしにくい。特に雷撃機に対しては、機動性の悪さも相まって魚雷発見後の回避行動では複数本被弾する危険性がある。攻撃を受ける前に対敵姿勢を取るなど、事前回避に努めよう。
     
  • 総評
    バージョン0.5.2アップデートにて、大幅な強化が行われ、攻撃力は改善された。しかし、鈍足・短射程・低対空力といった短所は変わっていないため過信は禁物である。
    相対的には同ティア巡洋艦に比較して「圧倒的劣位ではない」というレベルになった程度ではあるが、ティア相応の戦いが可能となったことで、戦術の幅は大きく広がったと言える。
    日米ソどれもHEが強いため、本艦艇でもHEを使用しがちであるが、この艦の強みはAP弾の強さである。「カールスルーエは弱い」という意識があるのか、本艦艇に対して腹を見せる船は多く、10km未満の巡洋艦に対して積極的に用いると思いの他スパスパと抜ける。
    HEではなくAPを主体に戦う船であることを念頭に入れて戦おう。
    HPはティア相応、機動力は他国に劣る、ダメージを稼ぐために接近を強いられる、という特性上沈みやすい船であり、そこら辺が本艦艇が他国巡洋艦に対して劣っているといわれる所以であろう。
    戦艦、巡洋艦、駆逐艦あらゆる艦艇に対して腹を見せないようにしつつ、出来うる限りの回避行動を取りながら射撃をすることが求められるため、初心者には非常に扱いが難しい。高ティアを経験した玄人向けの船であるといえる。
    しかしながら活躍すること自体は決して不可能ではない。敵の位置に気を配りつつ、弾種をこまめに切り替えながら戦っていこう。
0.5.2以前の解説

同Tier帯(KumaPhoenix)に比べると、砲門数・ダメージ・リロード速度・射程すべてで劣位にあるため、扱いがとても難しい艦となっている。
同方向に指向できる最大砲門数は5門と、同Tier帯の標準的レベル。ただし、敵に対して角度をつけた場合に指向できる砲門は3門(直前方および直後方は2門!)となってしまうため、ある程度の攻撃量を稼ぎだければ横腹を見せる姿勢を取らざるをえない。
とはいえ、その場合は重要区画貫通など大ダメージを受ける危険性が極めて高い。目前の敵艦の後方に攻撃力の高い敵艦が存在しないかなど、全般の戦況を見て攻撃姿勢を取る必要がある。

 

運用としては、駆逐艦対応や支援攻撃がメインになると思われる。だが駆逐艦相手でも時間当たりの砲撃ダメージが低いため、戦闘が長引く、あるいは取り逃がすことも多い。撃沈できたとしても、特にソ連艦・アメリカ艦を相手にする場合はそれなりの被害を覚悟する必要がある。
幸い、AP弾が比較的高い攻撃力を持っているため、対巡洋艦戦では最前線に出ることは避けつつ砲撃していくことで敵艦にダメージを蓄積させるという戦法は可能である。

 

全般的には、艦の能力を最大限生かし切るような戦略的行動が必須となる艦。
艦の基本性能で力押しできる優位点がないため、単艦で前に出る、目前の敵艦と近距離で殴りあうなどの単純な行動イコール轟沈であり、そのような戦闘スタイルを好む向きは苦戦することも多いと思われるが、逆に言えば僚艦との連携行動に努める、ある程度の距離を保ちつつ回避姿勢を取って火力を発揮するなど、巡洋艦の行動の基本を再確認するのには最適とも言える。
本艦で安定した勝率と戦果が稼ぎだせるようになれば、他艦でさらなる飛躍が望めると思われる。

史実

ゲーム内説明ではカールスルーエ級と呼ばれているが、モデリング・武装から考察するに1910年度計画のカールスルーエ級小型巡洋艦ではなく、1913年度計画のケーニヒスベルク級(初代)と思われる。カールスルーエはその2番艦である。ちなみにTier5のケーニヒスベルク級は1924年度計画の2代目ケーニヒスベルク。
ケーニヒスベルク(初代)が沈んだのは1915年、カールスルーエが沈んだ(自沈した)のは1919年なので、この間はケーニヒスベルク級(初代)がカールスルーエ級と呼ばれていた可能性はある。(1番艦が沈没すると2番艦以降をネーミングシップに変更することは吹雪型(後に白雪型、さらに後に初雪型に改称)など各国で行われている)

小ネタ

このカールスルーエ、現在はイギリス北部の海底にて眠っている。
第一次世界大戦終結後に敗戦国側のドイツは、連合国側で戦利品の船の分け前をどのようにするか、どういった処分を下すかという判断を下す為イギリスのスカパ・フローという場所にて、艦隊を武装解除させられた上で拘留させられていた。
しかしどの国も戦利品を多くもらいたいのは同じ。各国の主張が違った為講和会議はまったく進まず、
1919年5月にやっと発表されたヴェルサイユ条約案は拘留されている全艦艇を連合国に引き渡す、といった内容だった。
これに反発したドイツ側指揮官により、1919年6月21日に全艦自沈が実行された。
イギリス軍が訓練で出払っている際に命令しマストに軍艦旗を掲揚、
スカパ・フロー内には駆逐艦2隻と小型艦がいくつかいるのみですぐには対応できなかった。
イギリス軍の妨害により浅瀬に座礁させられたり沈み切らなかった艦艇もいたものの、拘留されていた74隻中52隻が沈没した。
沈没した内、浅いところにあった船はスクラップとして売却されるために1920年代に多くが引き上げられた。
現在残っているものはカールスルーエを含め7隻だけである。
7隻は古代遺跡及び史跡に関する法律で保護されているため許可はいるものの、ダイビングスポットと泳ぐ事ができる。
もし彼女に興味があって資格などもクリアできるのなら会いに行ってみるのもいいかもしれない。

場所参考
http://www.scapaflowwrecks.com/wrecks/karlsruhe/3d/index.php
http://www.wrecksite.eu/wreck.aspx?1157

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • コレ史実じゃ105mm -- 2015-10-24 (土) 20:31:39
  • 消耗品を追加 -- 2016-01-10 (日) 01:47:58
  • 解説文を項目ごとに整理 -- 2016-03-27 (日) 23:14:10
  • アップデート以前の解説文を格納 -- 2016-04-04 (月) 21:12:35
  • 主砲の内容を変更し、総評を追加しました。 -- 2016-06-26 (日) 18:14:33
  • 主砲の項、AP弾の記述について修正 -- 2018-11-06 (火) 18:22:30

コメント欄

  • 巡洋艦を貫通でぼこぼこ沈められるとても強い -- 2018-11-25 (日) 02:11:55
  • 島影から砲撃しまくりつつ、雑魚の代名詞カールスルーエだとナメて突撃してきた巡洋艦をAPで料理するスタイルがいい感じ。近距離なら格上相手でも相当強い -- 2019-01-27 (日) 19:39:56
  • 初心者の私、無改装カールスルーエで突撃するも空母ロケット弾で炙られ、駆逐艦に滅多打ちにされほぼ何もできず撃沈。どーすりゃいいのコレ・・・ -- 2019-02-18 (月) 19:53:50
    • 初心者なら仕方ないよ。ちなみに突撃は厳禁ですよ。団体行動基本で行きましょう。空母に狙われる=孤立してるって思ったほうがいいです。駆逐が滅多打ちにしてくる時は相手は隠ぺいしてない無防備です。HEプレゼントしてやりましょう。煙幕内にいて発砲してくるときは引き返しながら煙幕内をスコープで覗いてみましょう。発砲地点がわかるのでそこにHEを撃ってみてください。停止発砲してる駆逐ならヒットします。知識としてはこの辺ですがあとは慣れです。何回もプレーしていると自分がやられそうなラインや交戦距離がなんとなくわかってきます。 -- 2019-02-18 (月) 20:00:49
      • ↑の者ですが失敬。である調とですます調が一緒になってしまいました。小学校の学生は気を付けましょう。悪い例です。 -- 2019-02-18 (月) 20:04:28
      • 小学校なら児童、中高は生徒、大学が学生ですよ。 -- 2019-04-11 (木) 20:23:08
    • そもそも主砲射程短いし。。。その他etc。。。フリーでスッ飛ばすことをおすすめします。 -- 2019-04-11 (木) 20:54:54
    • 無改装ではさすがにきついが、弱い艦ではないよ。島陰から自分のタイミングで仕掛けることを意識するといい感じ。 反則的な広さのソナーがあるので、駆逐の煙幕と魚雷は無力化できる。戦艦相手は届くなら魚雷を置いて地形を利用して逃げよう。強対空艦の近くor敵空母の遠くで戦うのもあり -- 2019-04-11 (木) 21:27:24
  • 弱い弱すぎる。主に射程のせいで! -- 2019-05-16 (木) 15:32:39
    • 自分を独立した艦と思わず誰かの副砲群だと思いましょう。宿主が居なくなる頃には敵も距離を詰めてきています。ソナーと魚雷の出番も近いです。 -- 2019-05-16 (木) 16:40:27
      • 天才か! -- 2020-05-28 (木) 19:42:12
  • うーん、鈍重w。あとなんかこのティア帯の駆逐遅くねwというか空母まじで多いな… -- 2020-01-22 (水) 02:43:28
    • 速度は遅いね。でも舵はここからどんどん悪化していくよ。 -- 2020-01-22 (水) 09:51:48
  • 主砲の発射レート ~発/分ってなんかわかりづらいな、やっぱり何秒に一発の表記のほうがわかりやすい -- 2020-04-15 (水) 19:34:12
  • 登場するシナリオで格上戦艦乗って腹パンしてても、14in砲だと10km未満で中々バイタル抜けないのは実力?必然? …トレモで試した感覚も含めて1km未満から撃つか10km以上離れて撃つかしないと安定してバイタルが抜けなくて -- 2020-07-31 (金) 07:30:11
    • 薄すぎるんよHE叩き込めば抜けるんちゃうか? -- 2020-07-31 (金) 10:19:35
      • 最大厚60mmになってるけど横隔壁のことじゃないかな帰ったらちょっと装甲レイアウト見てみるよ -- 2020-07-31 (金) 10:35:26
    • 船幅をさきにしらべたら15mほどしかなく弾速の関係っぽかった船幅が信官作動に30m弱必要 -- 1枝? 2020-07-31 (金) 10:48:57
      • 調査thx…しかしそれ言ったら大半の巡洋艦(大体20m)にバイタルでAP炸裂させるだけの船幅足りないってことにならない? 装甲配置にタートルバック味があって他の巡洋艦より厄介っぽいけれども -- 木主 2020-07-31 (金) 13:51:47
      • ウォースパイトの砲口初速が732m/sで信管作動が0.033秒だから732×0.033=24mって計算でた。当然距離が離れれば砲弾の速度も落ちるので必要な船幅も小さくなるし、角度が付いていれば疑似船幅も広くなるから信管作動に十分な空間を確保できるね。ただ同じWowsFTでも砲弾の到達時間から計算すると…10㎞まで5.5秒で到達するから、そうすると砲弾の平均速度が2000m/sになるのよねーこっちだけWG物理学の通常の3倍法則があるのかも?そうすると平均660m/sでつり合い取れる -- 2020-07-31 (金) 15:10:44
  • 沈没したカールスルーエ発見! 海面下488mの海底 https://is.gd/jfxfjc -- 2020-09-09 (水) 22:58:34
  • 発見されたのは3代目でした wowsのこれは2代目だった すまぬ -- 2020-09-09 (水) 23:03:07
  • こいつ、魚雷積んでたのか。 -- 2021-11-20 (土) 21:56:53
  • カナリアスのap弾いたんだが..... -- 2022-03-04 (金) 13:32:20
  • APソナー以外に球磨フェニックス比で優位がない、そんなお船。 -- 2022-04-30 (土) 15:58:24
  • 全戦全敗 -- 2022-12-04 (日) 14:49:57
  • 評判悪いのね。 鈍足以外結構つええと思ったんだけど IVだから接近戦が楽しい。 上位で傷ついたポイントをこの子でフォローしてるんだけど・・・ -- 2023-02-14 (火) 12:57:35
  • こいつで突撃して前の方に居る駆逐艦潰した後に、至近距離で戦艦相手に旋回して弾除けながら魚雷放つの楽しすぎる -- 2023-04-27 (木) 13:55:32