L型潜水艦(シリーズⅩⅢ-bis) L-20
性能諸元
・基本性能
| Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 潜水艦 | 派生元 | S-1 |
| 国家 | ソ連 | 派生先 | K-1 |
| 生存性 | 継戦能力 | 14500 | |
| 装甲 | 6-25mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 0% | |
| 機動性 | 機関出力 | 4000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 28.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 460m | ||
| 転舵所要時間 | 5.8秒 | ||
| 水中機動性 | 潜行中の最大速力 | 14.0ノット[kt] | |
| 潜航舵の転舵所要時間 | 14.6秒 | ||
| 潜航/浮上の最高垂直速度 | 2.4m/秒 | ||
| 隠蔽性 | 潜行深度・状態 | 海面 | 火災 | 航空機 | 煙幕 |
|---|---|---|---|---|---|
| 水上 | 6.2km | 6.2km | 2.2km | 2.0km | |
| 潜望鏡深度 | 2.2km | 2.2km | 2.2km | 2.0km | |
| 最大深度 | 発見不可 | - | - | - |
| 主砲 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 装甲貫通力 | 180度旋回 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 100mm/ | 1基×1門 | 2,200(SAP) | 5.0秒 | 6.0Km | 29mm | 18.0秒 |
| 魚雷 | 種別 | 口径 | 基数×門数 | 射程 | 雷速 | 最大ダメージ | 装填 | 切替時間 | 被発見 | 装填手の数 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SAT-38U(初期) | 標準 | 533mm | 艦首:1基×6門 艦尾:1基×2門 | 9.0km | 68kt | 4,600 | 41秒 | 8.2秒 | 1.7km | 3/2 |
| 53-38U(初期) | 代替 | 533mm | 11.0km | 73kt | 13,600 | 1.4km | ||||
| SAT-38Ubis | 標準 | 533mm | 艦首:1基×6門 艦尾:1基×2門 | 9.0km | 68kt | 5,167 | 41秒 | 8.2秒 | 1.7km | 3/2 |
| 53-38Ubis | 代替 | 533mm | 11.0km | 73kt | 15,500 | 1.4km |
| ソナー | 準備時間 | ピンガーの効果時間 | ピンガー速度 | ピンガー幅 | 最大射程 |
|---|---|---|---|---|---|
| 水中聴音8 mod.1(初期) | 17.5秒 | 25/55秒 | 800m/秒 | 15m | 9.0km |
| 水中聴音8 mod.2 | 15.0秒 | 25/55秒 | 800m/秒 | 15m | 9.0km |
| 潜航能力 | 潜航能力 | 潜航能力消費 | 回復レート |
|---|---|---|---|
| 210単位 | 1.0単位/秒 | 1.5単位/秒 |
・アップグレード
| スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
・消耗品
ゲーム内説明
L級機雷敷設潜水艦の最後のグループ(第XIII-28系列)です。雷装は8門の魚雷発射管で構成されており、艦首に6門、艦尾に2門が配置されていました。このグループは6隻中5隻が就役し、そのうち2隻が第二次世界大戦中に失われました。またリードシップは1957年の核兵器実験で沈没しています。
解説
ソ連のTier8潜水艦、ツリー艦艇。
先行実装されている同格同国のS-189と比較しながら解説する。
- 抗堪性
後期船体のHP14,500は同格の中では平均な値だが、前級よりも速力が低下している事と同格駆逐艦の隠蔽性が向上し先に発見される危険性が高まった事を考えると生存性は低下していると言える。
- 主砲
前級と全く同じ性能の主砲を搭載している。SAP弾のため威力と貫通力は申し分ないが、瀕死の水上艦か浮上した敵潜水艦を攻撃するくらいしか使い道がない。
- ソナー
- ピンガー
前級同様にピンガー速度が800m/秒と非常に速い。米独の潜水艦よりも速いため、偏差射撃が楽と言える。しかし、準備時間が15秒と非常に悪い点は相変わらずである。1回のハイライトの持続時間が25秒しかないため、実質的に重ねがけするチャンスは1回しかなく、外してしまうと1回目からやり直しになってしまう。また、目標艦が応急工作班でハイライトを消したり、長時間動作させたりする事を考えるとピンガーによるハイライトの点灯や維持はかなりシビアと言える。 - ハイライト
1回のハイライトの持続時間は25秒、2回だと55秒と平均的な値である。しかし、本艦の誘導魚雷の雷速が遅いため距離によっては当たる前にハイライトが消える可能性がある。
- ピンガー
- 魚雷
- 門数と装填手
艦首6門、艦尾2門の重武装を誇る。門数だけならSalmonと同等であり、艦首6門は伊56と並んで最多の門数を誇る。しかし、装填手の数は艦首3名、艦尾2名に抑えられており魚雷投射量は多くはない。瞬間火力で勝負する潜水艦と言える。 - 音響誘導魚雷
本艦の誘導魚雷は他国よりもだいぶ劣っておりワーストクラスである。また、雷速も他国よりも一回り劣っている。この雷速の遅さは致命的で、1回のハイライトの持続時間25秒以内に誘導魚雷を当てようとした場合、目標艦が4.42km以内に居る必要がある。それ以上離れた距離にいた場合はハイライトの重ねがけをする必要がある。
しかし、全くダメと言うわけではなく逆に良い場合もある。雷速が速い他国の誘導魚雷であれば応急工作班が使われたくらいで魚雷が目標艦をすり抜けてしまう事が多々あるが、本艦の誘導魚雷は雷速が遅いために1回目のハイライトの後に応急工作班を使われても到達する前にもう一度ハイライトを点灯させて命中を狙える可能性が高い。そのためには常に目標艦の動向を観察しつつ応急工作班が切れたタイミングでハイライトを点灯させる技量が求められる。 - 代替魚雷
代替魚雷は前級より威力と雷速が微増しておりTier8としては十分な性能を有している。再装填時間が他国より少し悪いが劣っているというほどではない。ポンポン魚雷を垂れ流すタイプではないため計算しながら魚雷を投げつつ、必要に応じて6門一斉射で瞬間火力を叩きこむ柔軟な対応が必要になってくる。リアクションタイムは約7.9秒と優秀だが、雷速はそこまで速くないため背を向けて逃げる相手にはかわされやすいという事は覚えておこう。
- 門数と装填手
- 潜行能力
潜行能力は210単位と少な目。米潜のSalmonと肩を並べるくらいに少ない数値だが、回復レートは1.50単位/秒とかなり優秀なので適切な息継ぎさえすれば酸素不足で苦しむ事はないだろう。
- 機動性
- 水上
28knotは前級より悪化しており、他の同格潜水艦と比較すると遅い。
足の速い駆逐艦とマッチングする事も考えると見つかったらまず逃げられないと思った方がいいだろう。転舵時間もかなり悪く、S-189と比べるともっさりした動きになる。敵からの航空爆雷を回避しにくいため絶対に敵に見つからないよう細心の注意を払って動く必要がある。 - 水中
14knotとこちらもかなり悪い。それどころか前級よりも僅かに悪化すらしている。
水中に潜って戦線離脱するような芸当は難しく、潜って敵が頭上を通過するような場面でもない限りはあまり潜らない方がいいだろう。
- 水上
- 隠蔽性
非常に悪い。
海面発見距離は同格の中でワーストクラスの伊56に次いで悪い。このTier帯から発見距離が5.4kmの駆逐艦とマッチングする機会が増える事を考えると悪いと言わざるを得ない。一応、補足距離7kmの受波器で敵艦を補足する事は可能だが、それでも猶予が1km未満のため敵の動きを予想して潜望鏡深度に潜るなどの対策は必要になってくる。
- 消耗品
- 高速応急工作班
潜水艦としては珍しい高速タイプの応急工作班が使用可能である。
デフォルトで使用回数が4回と多いので艦長スキル「管理」で使用回数を増やす必要性が薄いのは嬉しいところ。通常の応急工作班よりも準備時間が45秒と短いのは嬉しいところだが、準備時間を待つような状況は応急工作班を使用した後に攻撃を受けてしまい水面にオイルが漏れているような高確率で沈められている可能性が高い場面であり、準備時間の短さを活かすような場面が少ないだろう。 - 受波器
補足距離が7kmとそこまで長いとは言えない。
米潜のSalmonは補足距離が8kmと本艦より長い事と、英潜は準備時間が短く本艦の位置を補足されやすいという点を覚えておこう。 - 潜水艦探知機
本艦の潜水艦探知機は補足距離が9kmと独潜と並んで非常に長い。
補足距離が本艦より短い米英潜水艦なら距離次第で一方的に照らせる事も可能である。しかし、動作時間が40秒と短いという欠点を抱えている。独潜は動作時間が60秒なので独潜と水中で照らし合った場合、こちらが先に切れてしまい一方的に照らされてしまう可能性がある事に注意しよう。
- 高速応急工作班
- 総評
前級のS-1から各性能が順当に強化されているが、同格水上艦と比較すると強くなったとは言い難い面もある。
Tier8になれば水上艦はアップグレードスロット5枠目が開放され隠蔽性を1段階高める事が出来る。これにより隠蔽性の高い駆逐艦から一方的に発見される恐れが高まり、前級よりも慎重に行動しなければならなくなる。ましてや速力が前級よりも落ちているのが痛い。また、このTierになると水上艦は機動性も対水雷防御、消耗品が格段に強化されるため、適当に魚雷を1~2発を撃つようでは戦況を変えられない。これまで通り潜水艦探知機で敵潜水艦の動きをけん制しつつ、本艦の一番の強化された点である6門までストック出来るようになった魚雷で大型艦に大ダメージを与えるなど従来の戦い方に一工夫を凝らす戦い方が求められる。艦尾側の装填手が1名から2名に増員し、次級のK-1では4門に増設される事から艦尾も活用した戦い方も身に着けていく必要がある。敵の動きを先読みした上で行動出来るスキルを身につけていけば自ずと次級K-1でも活躍する事が出来るだろう。
史実
L型潜水艦はソビエト海軍が沿岸水域での機雷敷設を目的として開発された潜水艦。
第二次世界大戦前のソビエト海軍は帝政ロシア海軍の大型艦建造技術のほとんどを喪失していたが、一方で伝統的な機雷戦に関しては同様のスタンスを持ち続けていた。特に機雷敷設潜水艦というコンセプトは日露戦争時代には既に存在しており、ミハイル・ペトロヴィッチ・ナリオトフ技師による世界初の機雷敷設潜水艦「クラブ」を1912年に就役させるなどこの分野にかけては他国よりも先んじていた。そうした中、L型潜水艦はそれぞれ10個の機雷を格納する2本の機雷格納管を備えた潜水艦として設計された。
L-20はその中でも最後発のXIII-bis級と呼ばれるタイプに位置し、1942年8月28日に就役した。1943年にはレンドリースされた英国製Type-129ソナー(ソ連名称:ドラコーン129)を装備し、第二次世界大戦中に14回の哨戒を実施。4回の魚雷攻撃を行い、21発の魚雷を発射、2隻の輸送船を撃沈(撃沈総トン数12.549トン)、11回の機雷敷設を行い、合計で216発の機雷を敷設した。
戦後の1949年6月9日、潜水艦はB-20に改名され、1956年には核実験の標的艦とするために移送され、1957年10月10日、チェルナヤ湾での水中核爆発で大破着底。1958年1月28日に海軍籍から抹消された。
小ネタ
編集用コメント
- 今更ながらこれとこれを元に作成 -- 2023-02-09 (木) 00:53:03
- 数値の修正と艦の説明を記載しました。 -- 2025-05-15 (木) 21:19:26
- 数値の修正と叩き台用の解説を追記しました。 -- 2025-05-15 (木) 22:44:20
- 旋回半径が古いデータのままだったので修正。 -- 2025-06-23 (月) 23:08:09
- 総評追加。 -- 2025-09-10 (水) 22:49:49
- 総評を少し修正しました。 -- 2025-09-11 (木) 07:45:12
- 解説に前級と比較した内容に修正しました。 -- 2025-09-11 (木) 08:11:21
コメント欄
- S-189持っている立場からすると、だいぶ見劣りする性能だなぁ・・・ -- 2023-02-10 (金) 16:16:17
- 瞬間火力に振った代わりに隠蔽性能が落ちた感じやね。装填手の数が少ないから状況次第でかなり苦戦しそうな性能してる…… -- 2023-02-24 (金) 20:27:53
- 代わりに得たのが主砲()…… -- 2023-02-24 (金) 21:21:54
- S-1から見てTierは上がったのに大事な性能が全部S-1より劣ってるという悲しさ。特に速力と隠蔽が悪くなっているのが致命的。 -- 2025-05-21 (水) 00:19:45
- 割と苦行艦な性能してますよね。プレ艦や格上とマッチしやすいtier8でこの性能はちょっと。英潜の方が遥かに戦いやすいという。 -- 2025-05-21 (水) 00:43:00
- 耐久:低い、隠蔽:悪い、速度:遅い、潜行:短い、浮上:遅い、ソナー:リロード長い、誘導魚雷:弱い、工作班:短い、受波器:短い。
同格に対して優れてる性能は加速、バッテリー回復、工作班の回数、ピンガー速度くらいでこれらも関連する短所でほぼ打ち消し。最大のセールスポイントの潜水艦探知機と代替魚雷も不一致。立ち回りどうこう以前の問題でなんでこの調整でGOサイン出たんでしょうね。 -- 2025-05-21 (水) 11:30:21- これは私の勝手な推察ですが駆逐艦と同じ立ち位置で戦う潜水艦にしたかったんだと思います。水上と潜望鏡深度でしか戦えず代替魚雷で駆逐艦のように雷撃する。誘導魚雷は弱くするが敵潜と会敵しないよう潜水艦探知機を高性能にした…とか。ただ、それなら射角を狭くするか、装填手を門数と同数にするかの調整はあっても良かったとは思いますが、海外鯖の人らはとにかく雷撃を受けやすく、よく喰らうので魚雷火力を上げることはできなかったんじゃないかと…。本当に勝手な推論ですが。 -- 2025-05-21 (水) 11:52:17
- 駆逐艦と同等とはいえ代替魚雷で同格と比べて飛び抜けてるのはリアクションタイムくらいしか無いんですよね。ソ潜ツリーの諸性能の低さは潜水艦探知機の性能から逆算したんだろうというのは分かるんですが、Tier6とTier10に許されている機動力が何故この艦だけ取り上げられたのだろうかというのが最大の問題な気がしますね。 -- 2025-05-21 (水) 13:23:58
- ↑劣っている分を埋めるために機雷の敷設とか出来たら変わったかもしれないんですけどね~。せっかくそういう潜水艦なんですから -- 2025-05-23 (金) 08:44:26
- 史実に寄せた潜水艦って感じかな。これ以上強くしたらまたバランスがおかしくなるしなぁ。 -- 2025-06-04 (水) 00:23:48
- これは私の勝手な推察ですが駆逐艦と同じ立ち位置で戦う潜水艦にしたかったんだと思います。水上と潜望鏡深度でしか戦えず代替魚雷で駆逐艦のように雷撃する。誘導魚雷は弱くするが敵潜と会敵しないよう潜水艦探知機を高性能にした…とか。ただ、それなら射角を狭くするか、装填手を門数と同数にするかの調整はあっても良かったとは思いますが、海外鯖の人らはとにかく雷撃を受けやすく、よく喰らうので魚雷火力を上げることはできなかったんじゃないかと…。本当に勝手な推論ですが。 -- 2025-05-21 (水) 11:52:17
- ランダムで武蔵に代替魚雷9発あてて沈まなかったんすけど、距離減衰とか水雷防御に当たったとかでしょうか? -- 2025-06-08 (日) 11:54:51
- 疑問が出た時はまずはリプレイ見直したら良いかと。区画耐久がなくなった部分に命中した場合もダメージが半減しますし修理されてると更に耐えるので、状況はわかりませんが武蔵なら9発くらい耐えても不思議ではないですね。 -- 2025-06-08 (日) 12:42:56
- L-20とクレムリンで検証してみたよ。艦中央部に代替魚雷4発当てて、いずれも直撃ダメージ8133。色々計算省くけど、爆風ダメージ910。魚雷αダメージ43770。区画耐久が全て無くなっていたとしたら43770*0.33*0.1≒1444。9本全て当てたとしても12996しかダメージ出なくなるから沈まなかったのは十分あり得るね。 -- 2025-06-08 (日) 13:43:48
