*ショールス(28号計画巡洋艦) [#aa497339]

#attachref(./shchors.jpg,nolink,55%)

#contents
*性能諸元 [#Ability]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.15.4.0};


・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|7|~種別|ツリー艦艇|
|~艦種|[[巡洋艦]]|~派生元|''[[Budyonny]]''|
|~国家|[[ソ連]]|~派生先|''[[Chapayev]]''&br();''[[Tallin]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|(A) 27,900&br;(B) 32,200|
|~|>|装甲|16mm-75mm&br;・防郭 16mm-75mm&br;・艦首/艦尾 16mm&br;・砲郭 20mm&br;・装甲甲板 16mm-50mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減||
|~機動性|>|最大速力|35.5ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|900m|
|~|>|転舵所要時間|(A) 12.4秒&br;(B) 8.8秒|
//船体が1種類のみの場合、(A)の表記は不要で数値のみを記載、船体欄には「-」
//プレミアム艦艇の派生元・派生先は「-」
&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|13.3km|-|-|0.0km|6.72 km|
|~|航空発見距離|6.5km|-|0.0km|9.5km|-|
//副砲がない場合は副砲の箇所に「-」
&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A-C|mod.1|15.2km|138m|
|~|~|mod.2|16.8km|149m|

//主兵装の欄、これ以上項目名を横に伸ばすとページ幅に入りきらないです
&br;
・兵装
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~主兵装|~船体|~口径,搭載基数×門数|~最大ダメージ(火災率)|~装填時間|~180度旋回|
|~|A-B| 152mm/57 MK-5 , 4基×3門|HE弾 2200(12%)&br;AP弾 3300|8秒(7.5発/分)|25秒|

&br;
|CENTER:|CENTER:28|CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~魚雷|~船体|~口径,搭載基数×門数(片舷指向門数)|~射程|~雷速|~最大ダメージ|~装填時間|~180度旋回|~発見距離|
|~|A| 53-39 mod1 , 2基×3門(3門)| 4km| 70kt| 15100|76秒|7.2秒|1.4km|
|~|B| 53-39 mod1 , 2基×4門(4門)| 4km| 70kt| 15100|101秒|7.2秒|1.4km|

&br;
|CENTER:|CENTER:|CENTER:|LEFT:|CENTER:|CENTER:|c
|~副兵装|~船体|~口径,搭載基数×門数|~最大ダメージ(火災率)|~発射速度|~射程|
|~|A| 100mm/56 B-34 , 6基×1門|HE弾 1400(6%)|15発/分| 4.5km|
|~|B| 100mm/56 B-54 , 4基×2門|HE弾 1400(6%)|16発/分| 4.5km|
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~爆発数|>|~秒間ダメージ|~命中精度|~有効ゾーン|
|~|~|~|~|~|~|~爆発半径内|~継続的|~|~|
|~|A| 短|12.7mm DschKM-2B|4基×2門|>| -| 83|79.0%|0.1-0.9km|
|~|~| 中|37mm 46-K|2基×4門| 1| 630| 53|83.0%|0.9-3.5km|
|~|~| 長|100mm/56 B-34|6基×1門| 1| 770| 27|83.0%|3.5-4.0km|
|~|B| 短|12.7mm DschKM-2B|4基×2門|>| -| 83|79.0%|0.1-0.9km|
|~|~| 中|37mm 46-K|6基×4門| 3| 630| 144|83.0%|0.9-3.5km|
|~|~| 長|100mm/56 B-54|4基×2門| 2| 910| 56|83.0%|3.5-5.8km|

&br;
・アップグレード
|CENTER:70|CENTER:70|CENTER:70|CENTER:70|CENTER:70|CENTER:70|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット1|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット2|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット3|BGCOLOR(#aaccaa):スロット4|BGCOLOR(#aaccaa):スロット5|BGCOLOR(#aaccaa):スロット6|h
|○|○|○|○|||

#region(搭載可能アップグレード)
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#aaccaa):1|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM030_MainWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|主兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM031_SecondaryWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空兵装の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM032_PowderMagazine_Mod_I.png,nolink,70%);|弾薬庫改良1|自艦の弾薬庫誘爆率 -70%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM039_CrashCrew_Mod_I.png,nolink,70%);|応急工作班改良1|応急工作班の有効時間 +40%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM038_Spotter_Mod_I.png,nolink,70%);|着弾観測機改良1|着弾観測機の有効時間 +30%|
|BGCOLOR(#aaccaa):2|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM020_DamageControl_Mod_I.png,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;対水雷防御ダメージ軽減率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM069_Movement_Mod_I.png,nolink,70%);|機関室改良1|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%&br;操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM041_SonarSearch_Mod_I.png,nolink,70%);|水中聴音改良1|水中聴音の有効時間 +20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM040_AirDefenseDisp_Mod_I.png,nolink,70%);|対空防御放火改良1|対空防御放火の有効時間 +20%&br;消耗品「対空防御放火」の準備時間 -10%|
|BGCOLOR(#aaccaa):3|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM006_MainGun_Mod_II.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲旋回速度 +15%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM012_SecondaryGun_Mod_II.png,nolink,70%);|副砲改良1|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM033_Guidance_Mod_I.png,nolink,70%);|射撃システム改良1|主砲弾の最大散布界 -7%&br;魚雷発射管旋回速度 +20%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM018_AirDefense_Mod_III.png,nolink,70%);|対空兵装改良1|優先対空セクターの準備時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM070_Torpedo_Mod_IV.png,nolink,70%);|魚雷発射管改良1|雷速 +5%&br;魚雷発射管の旋回速度 +20%&br;魚雷発射管が機能停止する確率 -40%|
|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM024_Engine_Mod_II.png,nolink,70%);|推力改良1|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM025_SteeringGear_Mod_II.png,nolink,70%);|操舵装置改良1|転舵所要時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/爆雷改良1.png,nolink,70%);|爆雷改良1|爆雷数 +2|

#endregion

・消耗品
#fold(搭載可能消耗品){{
搭載可能消耗品
|CENTER:36|CENTER:48|CENTER:64|CENTER:36|CENTER:36|CENTER:36|LEFT:420|c
|~スロ&br;ット|消耗品|名称|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間| 効果|h
|~R|&attachref(消耗品/consumable_PCY009_CrashCrewPremium.png,nolink,70%);|[[応急&br;工作班>消耗品#b9a2217d]]|∞|60|5|火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。|
|~T|&attachref(消耗品/Consumable_PCY011_AirDefenseDispPremium.png,nolink,70%);|[[対空防御砲火>消耗品#ha0a8983]]|3|80|40|継続ダメージ +50%&br;砲弾の爆発によるダメージ+300%|
|~|&attachref(消耗品/Consumable_PCY016_SonarSearchPremium.png,nolink,70%);|[[水中聴音>消耗品#b2ea69cc]]|3|120|100|敵艦、敵魚雷の強制捕捉範囲(煙幕内も含む)を向上させる&br;魚雷強制捕捉距離:3.0 [km]&br;敵艦強制捕捉距離:4.0 [km]&br;最大潜航深度の潜水艦補足距離:2.0 [km]|
|~Y|&attachref(消耗品/Consumable_PCY005_Spotter.png,nolink,70%);|[[着弾&br;観測機>消耗品#p4a44272]]|4|240|100|主砲の射程を 20 [%]延伸する|
|~U|&attachref(消耗品/Consumable_PCY010_RegenCrewPremium.png,nolink,70%);|[[修理班>消耗品#yd3903f6]]|2|80|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:+139 [HP/秒]|
}}

**ゲーム内説明 [#r2783816]
ショールスは、「艦隊護衛用」軽巡洋艦(プロイェークト28)として設計されました。高い速力と強力な兵装を備えていましたが、競合国の各種類似艦に比して、装甲防御力の面では劣っていました。

//v12.10
1936年の主要な海軍造船計画には、戦隊護衛巡洋艦の開発が含まれており、その主な任務は、敵の軽戦力から戦艦を守ることでした。レニングラード設計研究所は、1937年に新しい軽巡洋艦の予備設計を提案しました。この艦は、プロイェークト26から推進機関だけでなく、全体的な砲配置、船体のシルエット、レイアウトを借用していました。しかしソ連海軍の指導者の交代と「大艦隊」の構築計画の改訂により、本計画の実施が妨げられました。これを具現化したのがこのショールスです。

**解説 [#ec78fd18]
主砲塔が3基から4基に増え、つまり火力が1.3倍である。
生存能力については前Tier艦[[ブジョンヌィ>Budyonny]]が出色であったと回顧すべし。マッチングも考慮した生存能力は確実に低下している。
高性能かつ長射程な主砲と回避も防御もできない船体を併せ持つため、他国の巡洋艦とは異なる独特な位置取りが求められる。
味方艦隊の中に混じるよりも、離れた場所から火力を浴びせかけるような戦い方を得意とする艦と言えよう。
幸い主砲は高弾速低弾道であるため、ある程度距離が離れていても敵駆逐艦を狙う事ができる。
 
-''抗堪性''
前TierからHPは上がったがツリー艦ではワースト。船体も大型化しており被弾も増える。
特に防郭装甲が削られており、再び[[キーロフ>Kirov]]のような軽装甲艦となっている。
一応、甲板が強化されたり構造板厚が16mmになっているので8インチ砲相手に妙な抜かれ方をすることは減っていると思う。
 
-''主砲''
152mm砲3連装4基。装填速度は変わらず、火力だけ見れば次Tierの[[チャパエフ>Chapayev]]と互角である。
後部砲塔の照準範囲が微妙に首尾線に合っていない。真正面を照準すると1基だけ反対側に回り始める点に注意。3基9門射撃なら角度は浅いが全門斉射するには40度近い。
HE弾は25ミリ以上の装甲を貫通できないため、スキル「榴弾用慣性信管」がないと1発当たりのダメージは余りでない。反面、高い発火率と高速低弾道による命中率によって相手を火達磨にすることは得意である。
AP弾の貫徹力も据え置きだがこのTier帯ではまだ充分である。もっとも対巡洋艦ではこちらの装甲の問題で確実に不利な距離があるので、退くか踏み込むかの判断は素早く行うこと。
射程はモジュール更新後は困ることは少ない。また消耗品である着弾観測機は格上の敵と戦う際には特に有効となるため、tier9戦場に入った時は積極的に活用すると良いかもしれない。
 
-''魚雷''
船体更新すると片舷4門に増える。射程が4kmであり、護身用と割り切ろう。
 
-''対空''
同Tierの巡洋艦では弱い部類に入る。
船体の長さと旋回能力の問題で雷撃回避は苦手であり、雷撃機を減らしづらいのは問題であると言える。素直に味方と戦列を並べるのが無難だが敵の雷撃目標はおそらくこの艦である。注意。
 
-''機動力''
速度は35.5ノットと高速。
しかし旋回半径は驚きの''900m''。舵の効きも良いわけではなく、魚雷回避に難があるほか転舵時に腹を晒す時間が長いのが厳しい。また島が入り組んだ地形では慎重な操作を求められる。
速度回復はそれなりに速いので転舵時は減速も併用して何とか運動すること。幸い砲塔は余裕をもって追従する。
 
-''隠蔽性''
Tier7相応の隠蔽性。隠蔽UGを積んだ上位Tierの巡洋艦からは先制される可能性が高い。とはいえ射程が長いおかげで射撃可能な距離と隠蔽距離の間にはそれなりの余裕があるため、可能であれば隠蔽に入りつつ転舵などをしよう。

-''総評''
高い継続火力をどの距離でも発揮出来る優れた主砲とそれを高速で持ち運べる攻撃特化型の巡洋艦と言える。
ただし防御面においては装甲回避両面で不安を抱えている。さらに主砲は打ち続けないと真価を発揮できず、低弾道故に当てやすいものの自らの姿を晒しやすい為、誤魔化しがききづらく防御の弱さはもろに影響する。
うまく立ち回るには速さと射程を生かしたポジショニングを意識し、打たれにくい、打たれてもなんとかなる距離と位置を保つ事が本艦の運用のカギとなるだろう。
上手くいけば延々と燃やし尽くし隙を見せればAPで大損害を狙う凶悪な存在が手の届きにくい場所に存在すると言う非常に厄介な巡洋艦となる。
**史実 [#k658ffd6]
1936年7月、ソ連政府は「艦隊護衛用」の軽巡洋艦を開発するよう海軍に指示を下した。この指示に従って翌月に海軍が作成した要件は下記の通りである。
-主砲は[[26型>Kirov]]の搭載する180mm砲より速射性の高いものとすること。
-索敵任務および敵の小艦艇から戦艦を護衛する任務が果たせるだけの性能を持った巡洋艦であること。
-ソビエト連邦のロンドン海軍軍縮条約(第二次)への調印の可能性を考慮し、条約の定める「軽巡洋艦」の基準に収まる巡洋艦とすること。
-設計にあたっては成功裏に終わった[[キーロフ級>Kirov]]および[[マクシム・ゴーリキー級>Molotov]]の成果を最大限に活用すること。

これに従って1937年6月にレニングラード設計局で製作されたものが「28号計画艦」である。

#region(28号計画艦の諸元)
|基準排水量|9000t|
|全長|200.70m|
|全幅|18.65m|
|喫水|5.51m|
|機関出力|110000hp(126500hp)|
|最高速度|36ノット|
|航続距離|5400浬|
|乗員|700~740名|
|舷側装甲|75mm(艦首尾部含む)|
|甲板装甲|50mm|
|バルクヘッド部|75mm|
|バーベット|75mm|
|司令塔|100mm|
|兵装|152mm三連装砲 4基|
|~|100mm単装高角砲B-34 6基|
|~|37mm四連装機関砲46-K(37mm機関砲70-Kを四連装化したもの) 2基|
|~|12.7mm連装機銃 4基|
|~|533mm三連装発射管 2基(左右両舷)|
|水上偵察機|KOR-1 2機(KOR-2のシャブロフ案を搭載予定とする説もあるらしい)|
-船体の構造は[[キーロフ級>Kirov]]をベースとしつつも、全長がやや延長されている。
-当初予定では[[キーロフ級>Kirov]]と同じ11万馬力の機関を搭載する予定だったようだが、海軍側の要求である「最高速度36ノット」を達成するために12万6500馬力へ変更する計画もあったようだ。
-航続距離は9000~10000浬が要求仕様であったようだが、実際に作成された草案では5400浬に抑えられている。
#endregion
なお、これと平行して中央設計局でも同じ要件に基づいた設計案が作成されたようだ。どうやらこれが後の[[68号計画艦(チャパエフ級)>Chapayev]]であるらしい。
 
28号計画艦は10年間で5隻の建造が予定され、2隻が北方艦隊に、3隻がバルト艦隊に配備される予定であった。
しかし1937年10月にソビエト連邦国防会議が68号計画艦を新型軽巡洋艦として承認したため、28号計画艦の設計作業がそれ以上進展することはなかった。
 
#region(余談:本艦が搭載している観測機の氏素性について)
&attachref(./Shavrov_KOR-2.jpg,50%);
この見慣れないフォルムの機体、諸元の欄にある通りシャブロフの設計した「KOR-2(艦載偵察機2号の意)」である。
「KOR-2ってベリエフのBe-4のことなんじゃ?」と思う向きもあるだろうが、KOR-2は実のところ複数案によるコンペが行われた機体である。
ベリエフ案とシャブロフ案の他に、チェトベリコフ案とニキーチン案も提出されるそれなりの規模のコンペとなったが、カタパルト発進の水上機を設計・製造した経験を持ち、運用上起こる問題とその解決にも精通するベリエフのアドバンテージは大きく、ベリエフ案が「KOR-2」として正式採用された。(後にBe-4へと改名)

本題のKOR-2シャブロフ案へ話を戻すと、この機体はクリモフのM-103エンジンを「胴体内に」1基搭載する単発副座の飛行艇であった。他の設計案に比べて

-胴体にエンジンを搭載し、延長軸を用いてプロペラを回す
-フロートが引き込み式

といった要素が盛り込まれており、技術革新を狙った作品だったようだ。&color(Silver){ 信頼性?なにそれおいしい? };
#endregion
**小ネタ [#ue052948]
:その1|
本艦の艦名である「Щорс/Shchors」は内戦期の英雄であるニコライ・アレクサンドロヴィッチ・シチョルスから取られているようだ。
「内戦で勇敢に戦って戦死」ということでチャパエフと同じ枠で扱われることもままあるらしく、そのあたりに引っ掛けて(チャパエフとTierを接する形になるよう)命名されたのではないだろうか。
なお、ウクライナには現在も彼を顕彰する形で命名された「シチョルス市」なる都市が存在している模様。
 
:その2|
本艦の艦名である「Щорс/Shchors」は元来チャパエフ級12番艦(コムソモリスク・ナ・アムーレの第199造船所で起工)に命名される予定の艦名であった。
しかし独ソ戦勃発によって建造中止の憂き目に合い、戦後建造された68bis型に艦名が再利用されることもなかったため、あえなく「没ネーム」に……

*編集用コメント [#lc7cb5b6]
#region(''編集用のコメントはこちら'')
#pcomment(./編集用,reply,15)
#endregion

*コメント欄 [#mb62cece]
#pcomment(./コメント,reply,15)