Yorktown

Last-modified: 2024-05-03 (金) 09:08:53

ヨークタウン級航空母艦 1番艦 ヨークタウン(CV-5)

Yorktown.jpg
永久迷彩“ミッドウェイの英雄”

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ミッドウェイの英雄迷彩を細かく見てみよう

この迷彩一見ただの当時の再現かと思いきや、ミッドウェイ前後とも、それを生き延びたIFとも取れそうな非常に凝った塗装がされている。
MIYorktown1.jpg
右舷艦首部に魚雷による破孔らしき箇所を応急修理したと思われる跡がある。
MIYorktown2.jpg
艦尾のYORKTOWNの下にはなんと被弾と思われる穴が空いたまま。
MIYorktown3.jpg
左側から、艦橋部をよく見ると塗装の塗り直しが途中で諦められており、その上には爆炎によるものだろうか古い塗装箇所が煤けているのが分かる。
MIYorktown4.jpg
同じくそこから見下ろすと飛行甲板にも新しく色を塗り直した形跡があり、被弾した箇所を直したのだと思われる。

性能諸元

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・基本性能

Tier8種別ツリー艦艇(アーリーアクセス)
艦種空母派生元Independence
国家アメリカ派生先Essex
生存性継戦能力(A) 48,200
(B) 50,100
装甲艦首艦尾0-1mm
中央甲板0-1mm
中央側面0-1mm
上部構造物0-1mm
防郭0-1mm
対水雷防御ダメージ低減28%
機動性機関出力120,000馬力[hp]
最大速力32.5ノット[kt]
旋回半径1,070m
転舵所要時間(A) 17.3秒
(B) 12.4秒


隠蔽性 通常火災
海面発見距離13.0km15.0km
航空発見距離10.2km13.2km



・艦載機

種別機体兵装生存性速度(最速)小/中隊機数/甲板機数最大ダメージ(火災)貫通ペイロード発見距離復旧時間
攻撃機(初期)F4U-1D CorsairTiny Tim1,330169kn(209kn)4/4/45,400 (33%)68mm210.0km125s
(後期)F4U-1D CorsairTiny Tim1,390169kn(209kn)5/5/55,400 (33%)68mm210.0km115s
種別機体兵装生存性速度(最速)小/中隊機数/甲板機数最大ダメージ(浸水)射程ペイロード発見距離復旧時間
雷撃機(初期)TBF AvengerTorpedo Mk.13-2 Mod 11,870121kn(156kn)2/8/165,067 (42%)3.5km110.0km81s
雷撃機(後期)AD-1 SkyraiderTorpedo Mk.13-2 Mod 31,950126kn(161kn)2/8/163,633 (29%)3.5km210.0km93s
種別機体兵装生存性速度(最速)小/中隊機数/甲板機数最大ダメージ(火災)貫通ペイロード発見距離復旧時間
爆撃機(初期)SB2C-4 HelldiverAN-M622,760125kn(160kn)5/5/55,600 (32%)42mm210.0km140s
爆撃機(後期)SB2C-4 HelldiverAN-M622,890125kn(160kn)6/6/65,600 (32%)42mm210.0km134s



・兵装

副兵装船体口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)装填時間射程
A-B127mm , 8基×1門HE弾 1,800(5%)6s4.5km


対空砲船体距離口径基数×門数爆発数秒間ダメージ命中精度有効ゾーン
0.1km-
爆発半径内継続的
A20mm Oerlikon Mk.440基×1門-30895%2.0km
40mm/56 Bofors Mk.19基×2門182100%3.5km
127mm/38 Mk.248基×1門41,40077100%5.8km
B20mm Oerlikon Mk.450基×1門-37595%2.0km
40mm/56 Bofors Mk.1
40mm/56 Mk.2
3基×2門
6基×4門
224100%3.5km
127mm/38 Mk.248基×1門41,40077100%5.8km



・アップグレード

スロットAスロットBスロットCスロットDスロットEスロットF
搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

・消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

ゲーム内説明

ヨークタウン級は、当初から航空母艦として設計されたものとしてはアメリカ海軍初の量産型航空母艦であり、1937年から1941年にかけて就役しました。これらの空母は国際的な海軍軍縮条約による制限を念頭に置いて設計されましたが、それでもアメリカの設計技師陣はこれらの20,000トン級空母を高速かつ広く、装備が充実するように巧みに作り上げました。太平洋戦争の初年度、ヨークタウン級空母はレキシントン級空母とともにアメリカ海軍の主力攻撃部隊を構成しました。

解説

アップデート13.0よりアーリーアクセス開始となった、アメリカ第二空母ツリーのTier8空母。アップデート13.0時点ではイベントパスの第2進行ラインをアンロックすることで入手できる。本実装はアップデート13.2からの予定。
 
実装順でEnterpriseHornetに続き本艦が登場したことで、wowsのTier8にヨークタウン級航空母艦3隻が勢ぞろいすることとなった。
 

  • 母艦性能
     
    • 生存性
      体力はB船体で50100と少し低めだが弱点というほどではない。防郭が水面下に沈みこんでおり母艦狩りで猛威を振るうAPロケット弾に耐性がある点や、対水雷防御が姉妹艦と同じく28%と少し高いのが嬉しい。
      格納庫及び船体側面は38~40mmと多少の装甲があるものの、19mmの艦首艦尾や25mmの飛行甲板は戦艦のAP弾や巡洋艦のHE弾を防ぐことができない。
       
    • 隠蔽性
      隠蔽は素で13kmであり、戦術機がRATO発進することや戦術中隊の使用が中心であることを考慮すると立ち回りには困らないだろう。
      戦術機は帰投を考慮しなくていいので艦長スキルの隠れた脅威をノーリスクで利用でき検討に値する。また、スキル+アップグレードでの最良隠蔽は10kmとなり優秀。
      一方で後述するスモークカーテンの存在から隠蔽を強化せずとも対処は可能であり、航空機の特性から前に出るのは艦艇の減った終盤が多いので隠蔽性強化の優先順位はそこまで高くない。
       
    • 機動性
      最高速力32.5kts、転舵時間12.4秒は同格空母と同程度で十分な性能。旋回半径は1km越えと大きいので島が多い海域への進入時は注意が必要。
       
    • 副砲&対空火力
      副砲は無いよりマシだが片舷4門しか指向できず、敵艦に接近されるとかなり危険。立ち向かうよりスモークカーテンを活用して逃げたほうが良いだろう。
      対空火力もTier8の大型艦としては物足りない部類で、全距離であまり突出した性能が無いので母艦狙いの敵機は戦闘機や優秀な哨戒機での迎撃をお勧めする。
       
  • 航空機
    2種類の戦術飛行中隊を含む、3種類の飛行中隊を使用可能。
    本艦からアメリカ第二空母ツリーの目玉である「スモークカーテン発生装置」(後述)を戦術飛行中隊で使用可能になる。
    超空母やHornetと違って試合開始時から戦術飛行中隊を使用可能であり、短時間で再補充されるため損失を気にせずシンプルに運用できる。
    以下は基本的に後期モジュールで解説する。
    発艦ブースターについて

    よく忘れがちな方が多いが、発艦ブースターは減速キーを押すことで途中投棄できる。ソ連空母を含むすべてのブースターは投棄出来るので、母艦まで詰められた等の場合に備えて覚えておくと良いだろう。

    • 雷撃機
      通常仕様の雷撃中隊で修理班を持つ。
      多くの空母と異なり「1」キーに割り当てられており押し間違いに注意。

      8機中隊で編成され攻撃時は小隊2機を繰り出し最大4回の連続攻撃が可能。甲板機数は16機2中隊分と豊富。準備時間は93秒と長めだが無駄遣いしなければ予備が尽きる事は稀。修理班も持っているため最悪でも攻撃時点で2機残れば十分なダメージを通すことができるのは強み。
      後期機体では魚雷の威力が3,633と翔鶴の半分程度であるが、1機2本の魚雷を搭載し一度に4本を投下するため合計威力は15000と平均程度。本数が多いため側面からは命中を出しやすいが、艦を立てられるとダメージが出にくくなる。
      照準の収束が速く雷速も43ktsと悪くないため戦艦や巡洋艦には勿論、駆逐艦にも当てやすい。

      本機の弱点としては遅い飛行速度があり、戦術飛行中隊のようにRATO発進もなく帰還にも時間を要する。そのため遠くの戦線よりも近距離の前線に繰り返し送りこめる場面で威力を発揮するため距離の縮まる試合後半で特に活躍する。エンジンブーストの効果は長いので消耗品のエンジン冷却と合わせれば回数限定ではあるが長距離を短時間で移動することはできる。ここぞという場面で使っていこう。

    • 攻撃機
      戦術飛行中隊による全機同時攻撃が可能であり、RATO発進*1と「スモークカーテン発生装置」を利用できる。

      攻撃機を開発しても使用機種に変化はないが、後期の方が機体数が1機増えるため合計火力や耐久力が1.25倍に向上し、航空機の整備時間は115秒に短縮される。
      搭載するロケットは大単発火力・高火災発生率を誇るTiny Timを1機あたり2発装備、5機同時攻撃で一度に10発のロケットを発射する。68mm以下の装甲を貫通するためダメージの通りは良いが、機銃掃射時間が5秒越えと長く発射本数も多くないため多数ヒットを狙うには敵艦の姿勢や偏差など考慮することが多く運の要素も大きい。
      このため基本的には対大型艦用の兵装といえるが、駆逐艦にも当てられない事はないのでミリ残りの敵艦の処理や占領リセットにも十分使用できる。

      飛行速度はブースト込で209kts、RATO発進時にブーストを使えば250kts程度と非常に良好であるが、エンジンブースト時間は5秒程度と短い。
      特に戦術飛行中隊であるため帰還を考慮する必要がなく、敵の防空圏を無理やり突破したり、敵の哨戒機を振り切って攻撃を通すなど無茶が効く*2
      しかし通常の航空機のようにエンジンブーストでの減速ができないため爆風や哨戒機の哨戒エリア回避で不利な点に注意*3

      弱点としては耐久力の低さがあり中隊の機数も5機と多くないため、高対空艦に対しては撃ち落されたり進入コースを限定されるなどしてダメージが出ないことも多い。
      戦術飛行中隊の特性から撃ち落されても攻撃のローテーションに影響はでないが、短距離の敵に対して連続発艦できないのは弱点。

    • 爆撃機
      戦術飛行中隊による全機同時攻撃が可能であり、RATO発進と「スモークカーテン発生装置」を利用できる。
      こちらも攻撃機同様に開発前後で同じ機体を使うが機体数が1機増えるため、攻撃力や耐久力が1.2倍程度に向上し復旧時間は短縮される。

      イギリスツリー空母のような水平爆撃であり、1機あたり2発、6機合計12発を真円に近い広めの散布界で投下する。上昇や降下が少ないので照準は容易だが予備動作による対空砲の爆風の回避ができない。幸い耐久力はかなり高く帰還の必要もないため、爆風ダメージ1回程度ならばそのまま攻撃を通すことはできる。逆に事前にダメージを受けていると攻撃直前の爆風で一気に機数を削られてダメージが出なくなることがあるので注意。また、一度攻撃体制に入るとほとんど方向転換が効かなくなるという地味な弱点もあるので侵入経路選びは慎重に行いたい。

      投下する爆弾は1発最大ダメージ5600、発火率32%で貫通力は42mmと良好。丸に近い照準の中に均等に散るため小型艦に対して多数ヒットは見込めないが、準備動作などは少ないため範囲内に捉えさえすれば命中自体は出しやすい。また、大型艦相手に対しては複数箇所に着火することも多い。

      戦術飛行中隊としての特性は攻撃機と変わらないが、こちらは航空機の整備時間が134秒と僅かに長い。とはいえ余程の近距離戦でもない限り他の中隊と交互に使用していれば補充が追いつかないという事はない。
      移動速度は雷撃機と同じだがこちらはRATO発進を持っているため近距離は勿論、帰還の必要がなく往復時間中にも次の航空機の整備が進むため長距離攻撃との相性も悪くない。減速ができない点は攻撃機と同じ。
       

  • 消耗品
    飛行中隊はエンジンブーストに加えて特殊仕様の戦闘空中哨戒を持ち、戦術飛行中隊の2種は新ギミックのスモークカーテン発生装置を使用できる。
    有用な消耗品が多いのでアップグレード5の飛行中隊消耗品改良1の搭載も検討の余地がある。
    • スモークカーテン発生装置
      戦術飛行中隊から半径0.5km、持続時間60秒の煙幕を10秒間に渡り展開する。準備時間は90秒。使用回数は2回と少なめ。
      アップグレードの発煙装置改良1及び信号機を併用し最大展開時間を12.6秒まで延長可能となり、アップグレードの飛行中隊消耗品改良1で使用回数がそれぞれ+1され合計6回展開可能となる。
      煙幕の展開距離は動作中の移動距離に依存するため、エンジンブーストやRATO発進を併用すれば6~8kmとかなりの距離に煙幕を展開できる。
      スモークカーテンの利用例

      スモークカーテンの利用例
      長距離に渡ってある程度自由な形状で展開できるため、味方艦艇に対して脱出や侵入のための経路を提供することができる。特に集中砲火を受けている味方艦や占領を試みる味方艦の隠匿は基本となる。また、発艦直後から煙幕を展開できるため、母艦の進行方向に煙幕を展開して自身の逃走にも使用できる。

      砲撃戦中の味方艦に対しても駆逐艦や巡洋艦は隠蔽砲撃ができるため有効であり、隠蔽の悪い戦艦も隠蔽砲撃こそ難しいが装填時間の長い艦は装填終盤に姿を消せる点では有用。また、本来煙幕を持たない砲駆などに展開すれば前線で煙幕砲撃ができるようになるため撃ち合いで圧倒的に有利になる。また、誰も居ない所に煙幕を展開することで敵を警戒させるなどトリッキーな運用も可能。
      味方と敵の間に煙幕を展開するだけで遮蔽効果があるため一度に複数の味方を隠蔽することもできるが、敵の航空機などがいる場合は上空から偵察されてしまうため使い分けは重要となる。

      一方で煙幕の展開には注意点も多い。迂闊に煙幕を展開すると味方の視界を遮ってしまい、航空機が離脱したあとに敵を発見できる艦が居ないということも起こり得る。同様に展開した煙幕を逆に敵に利用されたり、煙幕に入ろうとした味方が防御姿勢を崩し進路を限定され煙幕終了後に不味い位置に出てしまうなど結果的に逆効果となることもありうる。
      また、潜水艦は基本的に潜航ですぐに隠れられるため煙幕を展開する必要性は低く、偵察を阻害する可能性能も高いため状況は良く見極めなくてはいけない。

       
    • 戦闘空中哨戒
      同格空母の哨戒戦闘機と比較して哨戒半径が3.5kmと広く敵航空機への反応時間も半分と迎撃に特化した性能をしている。
      また、耐久力が攻撃機と遜色ないレベルに高く機数も7と多いため敵艦の対空砲に長時間耐えるのは勿論、敵の中隊が哨戒範囲に引っかかった場合は壊滅させることができる。さり気なく準備時間も5秒と短いため連続展開もし易い。
      その性質から味方艦艇の防空にも優れており、防空に特化するならば艦長スキルの迎撃機の習得も視野に入る*4

      一方で偵察能力にも特殊な仕様があり、哨戒機を中心に半径2kmの範囲の水上艦しか発見できないという弱点がある*5。そのため通常の哨戒機のような遠距離から敵艦を偵察し続けるという事ができない。
      偵察機として利用する場合は敵艦の真上に展開する形での利用となる。幸い前述の通り耐久力が高く艦長スキルの航空機の耐久力強化の効果も受けるため、強化すれば低対空艦相手ならば全機撃墜されるまでに数十秒間に渡り直上で偵察することができる。特に潜水艦や駆逐艦は元々航空発見距離が短く対空能力も低い艦が多いため、通常の哨戒機と変わらない感覚で偵察でき耐久力が高い分撃ち落されにくくこちらのほうが偵察可能時間は長い。
       

  • 総評
    戦場全体を把握し攻撃や偵察を行うのは他の空母と同じだが、煙幕展開や哨戒機による防空などサポーター役としての働きも得意な空母である。
    また、航空機も戦術飛行中隊を2つ持つことから安定したローテーションを組むことができ、通常中隊の雷撃機による柔軟な運用も可能と隙がない。

    一方で戦術飛行中隊故に連続発艦できないため短時間で高ダメージを出すといった戦い方は苦手で、どちらかというと時間をかけて安定したダメージを出す艦である。そのため戦艦などに修理班を使われると中々削りきれないということも起こり得る。
    この事から他の空母以上に接近戦に弱く敵と距離を取り続ける必要がある。煙幕を展開して逃げることもできるが機動力は戦艦と大差ないため一度敵の射程内に捉えられるとジリ貧になる。

    つまり本艦は支援型空母の名の通りダメージディーラーとしてよりも支援役としての側面が強い艦である。幸い隠蔽は悪くないため早めの行動で適切な距離を維持し、母艦の位置に注意しつつ絡め手で戦場を掻き回し有利な状況を作っていこう。

    対空母性能

    対空母性能
    あまり目立たないが本艦は対空母性能が意外と高い。
    空母同士の戦いとなった場合、煙幕に隠れることで敵航空機の攻撃ローテーションを崩す事ができる。そのため空母同士の殴り合いに持ち込まれても時間あたりの火力で不利になりにくく、戦術飛行中隊の整備時間を考慮した適切な距離を維持できればこちらは損失や帰還時間を気にせず最大火力で攻めることができる。

    また、特殊な哨戒機にも大きな利点がある。空母自身の対空能力の大部分は自動発艦の戦闘機によるものであり、対空砲の継続ダメージはそこまで高くない。そのため航空機で攻撃する際に戦闘機を引き付け、直上で高耐久の哨戒機を展開すれば撃墜されるまでにかなりの時間を稼ぐことができる。この状態に持ち込めれば敵空母の発見状態を維持できるのは勿論のこと、再配備された戦闘機や発艦する航空機を即座に補足し撃墜することもでき敵の手を封じることができる。特に哨戒機の回数を増やしておけば敵が対抗して展開する哨戒機や戦闘機を尽きさせて丸裸にしまうこともある。

    ドイツ空母のようなAP弾による短時間の排除こそできないが、敵空母の行動を妨害するという別方向に特化した戦い方で一方的な優位を作り出すことができるのが支援型空母の戦い方である。

史実

ヨークタウン級の1番艦。
その名を持つ艦としては三隻目であり、「old Yorkie」、「Waltzing Matilda*6」などの愛称がある。
1934年5月21日起工、1937年9月30日に就役した。
珊瑚礁海海戦では艦載機が空母翔鶴に爆弾を命中させるも、自艦も空襲をうけ爆弾1発を艦橋後方に被弾した。修理完了には90日やあるいはそれ以上かかると報告されていたヨークタウンであったが、応急修理なら2週間以内にできるかもしれないという報告もあり、早期戦線復帰が可能であれば最低限の修理を真珠湾で行い、戦列復帰させることが決定した。これに伴い修理に必要な物資が大至急でかき集められた。27日に真珠湾に帰港すると、太平洋艦隊司令長官チェスター・W・ニミッツ大将が直接損傷状況検分を行い、応急措置を施せば戦列復帰は可能と判断、3日で修理を行うよう命令した。それをなんとか成し遂げることはできたものの、修理はいい加減な間に合わせであったようである。
こうして突貫工事で修理を終えたヨークタウンはミッドウェー海戦に参加。僚艦と共に南雲機動部隊への空襲を行い、ヨークタウン艦載機は空母蒼龍に爆弾3発を命中させ、のちに撃沈する戦果を挙げた。この時同時に攻撃を行ったエンタープライズ爆撃機隊の攻撃により、空母赤城、加賀も後に沈没した。
しかし、この後ヨークタウンは残る飛龍の反撃を一身に受けることになってしまった。飛龍攻撃隊の空襲により爆撃を受け3発が直撃。これによりヨークタウンは炎上し、ほぼ全ての動力を喪失、航行不能に陥った。しかし迅速な応急修理もあって被弾から約25分後には艦載機の発着艦が可能となり、更に1時間後の13時50分には一部のボイラーの復旧に成功した。
応急修理の完了から約40分後、ヨークタウンは飛龍からの第2次攻撃隊の九七式艦上攻撃機10機の雷撃を受けた。ヨークタウンは先の被弾により速力が低下していた為、第二中隊率いる5機中4機が放った魚雷の内2本を左舷に被雷、再びヨークタウンは航行不能に陥った。しかし、ヨークタウンは沈まず応急修理によって消火に成功して浸水も停止した。機関も一部が修理され微速航行が可能となり、戦闘が終結した6月7日にはハワイへ曳航できる目処も立っていた。相手の空母4隻を全て撃沈し、こちらの空母3隻はすべて生還というパーフェクトゲームを達成できるはずだったが、日本軍潜水艦伊一六八に発見され雷撃を受けた。この時ヨークタウンは、曳航されながら駆逐艦ハムマンが横付けして復旧作業の最中であった。魚雷を発見したハムマンは機銃で魚雷の迎撃を図り、ヨークタウンから離脱し対潜戦闘に移ろうとした。しかし、ヨークタウンには2本の魚雷が右舷に命中。ハムマンも魚雷1本が命中して轟沈した。ヨークタウンは翌日5時頃まで艦を保ち続けたが、左舷から転覆し沈没した。

小ネタ

2022年、姉妹艦ホーネットのテストと同時進行で調整が示唆されていた船。凡そ2年経ち改めてテストが告知されたが、公開された画像を見る限りモデルは変わらずエンタープライズ流用の様子。史実のヨークタウンは1942年のミッドウェー海戦で沈んでしまい、1943年後半にエンタープライズが受けたような近代化改装*7が施されることはなかった。
海底で眠る姿は1998年、タイタニック号や霧島など多数の沈没船を発見したバラード博士らの探査により明かとなり、2023年には同氏所有ノーチラス号が海洋調査の合間を縫って遠隔潜水艇を入れて現在の様子を動画サイトで配信・公開した。近海で眠る赤城・加賀も調査したので日本でも話題になっている。

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 解説書いてみました。加筆修正お願いします(特に総評や煙幕活用法) -- 2024-01-11 (木) 19:07:00
    • RATOについて一箇所注釈を差し込みました。アルファベットの略称って良いよね。 -- 2024-01-11 (木) 20:59:54
    • 脚注ありがとうございます。追加で文言の差し替えと戦闘機の詳説をしました -- 木主 2024-01-13 (土) 02:31:06
    • スモーク注意事項追記 -- 2024-01-21 (日) 12:50:39
  • 諸元を分かる範囲で記入。 -- 2024-02-20 (火) 17:50:24
  • ミッドウェイの英雄迷彩についての小ネタを画像を交えて更に折りたたんだ状態で追加してみました。考証に詳しい方が居ればよろしくお願いします。 -- 2024-02-23 (金) 23:53:01
  • 航空機と消耗品、総評部分をまとめ直して加筆しました。 -- 2024-04-22 (月) 23:44:17
  • 発艦ブースター投棄について記入 -- 2024-05-03 (金) 09:08:53

コメント欄

  • 攻撃機以外は当てやすい(だけ)のと、残機管理がほぼ不要なので、空母初心者の勘違いを誘導する様に仕上がってますね。 -- 2024-01-21 (日) 05:50:04
  • 戦術航空隊2種はRATO発進が終わるまで攻撃態勢に入れないせいか敵があまりにも近いとすぐ攻撃できない場合があるっぽい? -- 2024-01-21 (日) 13:24:35
    • ソ空もそうだが発艦ブースターは不要な場合減速キー(デフォルトはs)押すことで投棄出来るぞ -- 2024-01-22 (月) 09:10:29
      • 知らなかったぁーっ -- 無知? 2024-01-22 (月) 10:15:15
      • ちなみにローンチ直後に減速かけたら、滑走中の飛行甲板上でロケットを投棄して爆発してるのが見れるぞ。 -- 2024-01-22 (月) 10:32:43
  • モクロードで敵火力を封殺しつつ相手のリソース(レーダー、ソナー)を浪費させられるから、既存の空母とは別次元の強みがある。火力出しにいったら勝てない試合があるのも納得。ただモク空母ミラーになったらお互い煙の中で展開が動かなくなるのは今後問題になりそう。 -- 2024-01-22 (月) 10:58:54
    • ただこれ、敵陣にスモーク散布するような愉快犯が現れたらゲームの根本が崩れるのでは?目的無く航空機飛ばしてる空母や敵陣に突っ込んで即死する駆逐も最低でもその時だけは哨戒の役目をしてるし、味方が撃てる機会を恒久的に潰せる力があって、かつ味方を撃ってるわけじゃないからペナルティなしでマッチングに残り続けるよね? -- 2024-01-22 (月) 11:04:44
      • 敵の視界を潰すつもりだったとか言い訳もできるしペナルティも難しいしな -- 2024-01-22 (月) 11:25:08
      • そういう場面が増えれば規制されるでしょ。ただ現状そんな場面に遭遇したことないのに可能性だけで語る人って普段から包丁は人〇し出来るから規制すべきとか考えてるんだろうか -- 2024-01-22 (月) 13:42:26
      • 悪意なく利敵する初心者はいるだろうね。煙幕の仕様すら分かってないような人もなんとなく使う可能性あるから -- 2024-01-22 (月) 18:41:33
      • 「あっ対空砲痛い!そうだ煙幕で航空機隠れればいいんだ!……あれれえ?対空砲撃ってくるじゃん隠れられないじゃん!(敵が隠れてるのに気付かず」 -- 2024-01-22 (月) 19:17:40
      • ゲームが佳境に入ってアセると画面への集中度合が高まるから、たまに間違って隣のボタンを押しちゃうんだよな。今だ!魚雷!ポン!....あれ?出ねえぞ!ポン!ポン!...あらら、駆逐艦の速度が上がっちゃったよ....。それと同じで、敵の近くに哨戒戦闘機だ!ポン!...あれれ?煙が出ちゃってるよ。 俺、やらかすかもしれないから そん時はすまん。 -- 2024-01-24 (水) 21:53:13
  • 可能性を色々試したけど、自分にモクロード張って占領エリア前まで安全に出れて島裏に隠れられるムーブは出来た。発艦と同時に煙幕炊くだけだから逃げ時等も逐次隠れられる。たまに母艦対空で支援しつつ航空攻撃の間隔が明確に短くなるので、マップによってはアリかなぁという具合。 -- 2024-01-23 (火) 07:31:48
    • MODで煙幕のマークがマップに出るようにしてるんだが、ミニマップにまさにモクロードが出来上がってるね。 -- 2024-01-24 (水) 23:09:05
  • 雷撃機、前期モジュールの航空機のほうが見た目好きだし復旧時間ちょっと短いから使いたいんだけど、やっぱりダメージ率とか効力的には後期一択なのかなぁ? -- 2024-01-26 (金) 09:47:11
    • 火力の期待値とか機体の体力速力は後期の方が良いので…あとTBFは一個前のインデペンデンスの後期モジュールで使えるぞ -- 2024-01-26 (金) 11:53:41
  • ナライで湾内突入後に前方に煙幕ばら撒いてマハンとオマハを隠してくれたヨークタウン乗りさん、ありがとうございました。おかげで一方的に撃たれて無事火達磨になることができました -- 2024-01-27 (土) 01:46:16
    • だいぶ前だがネルソンで全速ナライ行って湾内突入して、わざとマハンとオマハに火だるまにされるのが快感だったねえ。始末した後に強化している回復ボタンを押してHPバーがありえないほどぶわーっと伸びるの楽しみだった。 -- 2024-01-27 (土) 22:48:35
  • カルマが増えるCVだな(笑) -- 2024-01-28 (日) 19:06:04
  • ヨークタウン乗ってて駆逐処理が楽な気がして、理由の一つが駆逐の真上に貼り付けてもハランド以外にはなかなか落とされない哨戒戦闘機なんだけど、北風乗ってる時に敵ヨークタウンに貼られたらT8空母哨戒機にしてはなかなか落ちなかった。戦闘機の体力だいぶ高いねこれ -- 2024-01-29 (月) 15:53:55
  • 闘争で使ってみた。味方隠すより敵の視界を塞ぐ方が有効な気がする。 -- 2024-01-30 (火) 12:38:16
    • そこに気づかれましたか。自分も同じ結論にたどり着きましたがあんま広まってほしくないかも -- 2024-01-30 (火) 16:12:52
  • 逃亡中のだいぶ撃たれてる味方に煙幕落として感謝された時が一番脳汁出る -- 2024-01-30 (火) 15:20:07
  • この防郭以外の側面がえらく硬いな。38-40mmもあるんだ?どおりで日巡のHEでは歯が立たないわけだった。よく知らないでいつもどおり203mmのHEで側面上部を撃っていたけど36発で11kしかダメージが無かった。T10だってここまで側面装甲の厚い空母はそうそうないんじゃない?なにかあったっけ? -- 2024-02-03 (土) 21:06:42
  • 火力抑えめとはいえ枯渇することのない爆撃機と攻撃機を永遠とぶん回せるのは普通に強いと思うんだが -- 2024-02-12 (月) 14:39:59
    • 「枯渇することのない」このせいで対空で落とす意味が半減してて対面しててもモヤモヤする。攻撃後に落としたところで意味ないんだよな... -- 2024-02-12 (月) 15:05:32
      • 第2空母ツリーとソ空母が多いおかげで安心してソナーを選択できるようになりました。しがない巡洋艦乗りの感想 -- 2024-02-12 (月) 15:24:10
  • スモークは巡洋艦以下を支援してやるとべらぼうに強い。特に米の巡洋艦は投射量が頭抜けているから、アホ強い。戦艦は副砲特化戦艦以外はスモークやっても微妙。砲撃でスモーク越しでも簡単に位置バレ起こすので。使いやすく万能なのは爆撃機。貫通しなくても高確率で発火するので普通に痛い。ロケットは中途半端に側面から狙うより正面背面から絞れば当たるし、ほぼ全部の戦艦の看板抜けるし貫通しなくても発火しやすいので強い。何をやっても強いが、隠蔽🟰対空圏の超対空艦は苦手だわ。 -- 2024-02-15 (木) 15:41:47
  • このツリーなんで大半がリロードのいる戦術機なんだと思ったんだけど、ランク戦でヨークタウンを仕留めに味方水上艦が向かうも敵母艦は目前で煙幕に隠れ続け、、、恐ろしいサイクルで空爆しまくってた。戦術機のリロード時間のおかげでまだなんとかなったのかもしれない。 -- 2024-02-17 (土) 23:17:33
  • 君は最強の空母における対空手段を知っているか?煙幕で隠すことだよ。 -- 2024-02-21 (水) 13:29:21

*1 Rocket Assisted Take Off:ロケット補助推進離陸。要はロケットで開幕ダッシュだぜ!ってこと。ちなみに利用場面は少ないが発艦直後に減速を入れると途中でキャンセルできる。
*2 むしろ哨戒機を消費させる分だけお得である
*3 正確には通常飛行時に減速ができないだけで、エンジンブーストでの加速分には減速が適用される。
*4 このスキルを取ると敵戦闘機や爆雷空襲を追跡しなくなるため他艦での習得はデメリットが大きいが、偵察能力の限定された本艦の哨戒機はリスクが低く制空時の意図しない艦載機の消耗を減らすことが出来る上に哨戒半径が+10%されるので防空特化に振り切るならば相性が悪くない。アップグレードや艦長スキルで哨戒機を全力強化した場合は合計15回になり継続時間75秒、哨戒範囲は直径8.5kmと広域を防空できる。
*5 旋回半径込で半径3km程度
*6 寝袋を抱えて放浪する
*7 各種装備換装・バルジ増設・艦橋先鋭化