Object 268

Last-modified: 2024-12-12 (木) 02:10:50

Tier10 ソ連 駆逐戦車 / 略称: Obj. 268 / 日本語表記: オブイェークト 268

Object 268_HD-min.PNG
↑ 152 mm M-64
T-10から砲塔を撤去し、先端を絞った形状の戦闘室が設けられた。Object 268 Version 4と比べてT-10の形状が色濃く残っている。
なお、HD化によって車高が史実準拠の高さに改められた。

v0.9.17まで

268_0-min.PNG
史実のそれよりもかなり平べったい印象を受ける。

スペック(v1.10.0)

車体

耐久値1,950
車体装甲厚(mm)187/100/50
最高速度(前/後)(km/h)48/15
初期重量(t)50.97
実用出力重量比(hp/t)15.69
主砲旋回速度(°/s)26
視界範囲(m)370
本体価格(Cr)6,100,000
修理費(Cr)約26,000
超信地旋回
ロール万能型駆逐戦車
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
152 mm M-643.64AP
HEAT
HE
303
395
90
750
750
1,100
2,7270.332.7950
760
760
351,650
6,800
1,120
6,500-5°/+15°
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
V-16FN800121,024
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
Object 26853.92810,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
R-11373080
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader5Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class1装填棒Class1砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class1内張り装甲Heavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時16.36%2.34%
移動時9.8%1.4%
 

派生車両

派生元Object 704(TD/239,000)
派生先なし
 

射界

射界左11°/右11°
 

開発ツリー

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152 mm M-64
(初期/300,000)
R-113
(初期/52,200)
V-16FN
(初期/84,200)
Object 268
(初期/82,500)
 

車両に関する変更履歴

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v0.8.11Object 268 のサスペンション旋回速度を30から28に変更
移動中の照準拡散を11%増加
旋回中の照準拡散を11%増加
最大後進速度を18km/hから15km/hに変更
152mm M64 gunの装填速度を17秒から16.5秒に変更
152mm M64 gunのHEAT弾のダメージを850から750に変更
152mm M64 gunのHEAT弾の装甲貫通力を450mmから395mmに変更
152mm M64 gunのAP弾のダメージを850から750に変更
v0.9.6視認範囲を400mから370mに減少
v0.9.9ダメージモデルに関する不具合を修正
v0.9.17.1HDモデル化
v0.9.20射界を6°/6°から11°/11°に変更
通常弾の弾速を760m/sから950m/sに変更

解説

  • 概要
    v0.7.5で追加されたTier10のソ連駆逐戦車
    1950年代中期、レニングラード・キーロフ工場がT-10をベースに開発した試作重自走砲である。
     
  • 火力
    俯仰角は-5°/+15°とObject 704より狭くなり、地形適性は悪化している。
    射界はv0.9.20にて強化され、左右11°ずつとObject 704から据え置かれた平均的な性能になった。
    • 152 mm M64
      Object 268の史実砲。
      単発火力750はTier10駆逐戦車としては平均的だが、DPMは高めの数値となっている。
      通常弾のAPは貫通力303mmと、これはイギリススウェーデンに次いでゲーム中第5位の通常弾貫通力である。
      一方の課金弾のHEATも貫通力395mmと優秀であり、Jagdpanzer E 100に次いでゲーム中第2位タイの課金弾貫通力を誇る。
      加えてHEは単発火力1,100と高めに設定されており、紙装甲車両に有効というだけでなく、防御姿勢を取る重装甲車両の崩しにも使っていけるだろう。
      また照準時間は遅めだが、精度はソ連戦車らしからぬ良好さである。しっかり絞れば十分期待できるだろう。
      Object 704のBL-10とは使用感が多少異なる(主に金弾がHEATなことである)が、すぐに慣れるはずだ。
       
  • 装甲
    Object 704から大きく進歩し、同格重戦車の通常弾までであれば一定の防御力が期待できる。
    もっとも課金弾の飛び交うこのTier帯では決して安心できる装甲ではない為、障害物や地形を駆使してできる限り被弾を避けていこう。
    さらに正面装甲全体が楔形装甲で構成されているため、昼飯の角度を取ると装甲が200mm程度まで低下し、格下にもあっさり抜かれてしまう危険性がある。下手に角度を取らず、真正面を向けていた方が安全な場合もある。
    • 戦闘室
      正面は絞ったような形状の傾斜装甲になっており、標準化込みで全域250mm程度の防御力を有する。漏斗型の防盾は200mmの装甲厚を持ち、裏装甲もあるので非常に堅牢だ。
      ただし、範囲が小さいとはいえ防盾横には垂直の187mmの部分もある。
      加えて戦闘室天板の左側にあるステレオファインダーは120mmほどの弱点だ。左右の棒状部分は空間装甲なのでダメージは入らないものの、目立ちやすいので注意が必要である。
       
    • 車体
      正面はT-10から15mm増厚されている。
      車体上部は真正面時は戦闘室とほぼ同じ防御力となり、APで250mm、HEATで290mm程度。
      一方車体下部は135mm+傾斜で210mm相当の弱点であり、地形や障害物で隠していきたいところだ。
      側面に関しては、上部の傾斜した80mm+空間装甲部分は弾きやすいものの下半分は60mmの垂直装甲であり、履帯20mmを加味しても容易に貫通される。
       
  • 機動性
    最高速度は48km/hとObject 704から11km/hも向上し、加速力・旋回性能も若干強化されている。
    もっとも、実際の平均的な速度は40km/h前後といったところではある。
    地味に後退速度も15km/hへ微増しており、飛び出し撃ちも多少はしやすくなった。
    軽戦車にまとわり付かれても相手次第では対処できる程度の運動性を得ている。
     
  • 隠蔽
    Strv 103Bに大差を付けられているとはいえ、Tier10駆逐戦車の中では第2位の隠蔽性を誇る。
    周りの視界が非常に広くなっているがカモスキルや迷彩、人によってはカモネットを用意した上で、15mルールを駆使する事でヒット&アウェイ戦法もある程度は可能である。
     
  • 総論
    長所・短所のはっきりした特化型が多いTier10駆逐戦車の中において、このObject 268は正統派のバランス型駆逐戦車の完成形である。
    バランス型ゆえに突出した部分は無いものの、走攻守や隠蔽がいずれも平均以上にまとまっており、露骨な欠点が無い事が強みと言える。
    特化型ではない故に装甲を頼りに前線を積極的に押し上げる車両ではなく、突出せずに駆逐戦車の基本に則った火力支援に徹するのがベターである。
    もっともTier10戦場ではそれだけでは勝利に貢献しづらいので、ここぞという時には前線に進出し正面戦闘もこなしていこう。
     

史実

Object_268_1.jpg
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Object 268は、1952年にレニングラード・キーロフ工場のジョセフ・アングル技師により開発された。
全部で5つの異なるデザインが提案されたObject 268は、ベースとするT-10重戦車から最も変更点が少ないデザインが採用され、1956年には試作車1輌が完成し、テストが行われた。
しかし、より安価で高い火力と誘導性能を持つ対戦車ミサイルが実用化されたため、本車輌は時代遅れと判断されて不採用となった。現在はクビンカ戦車博物館にて試作車が展示中。

 

実車解説動画
「Inside the Chieftain's Hatch Object 268 part 1 [World of Tanks] 」

 

情報提供

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