TNH T Vz. 51

Tier9 チェコスロバキア 重戦車

↑TNH T vz. 51 první model + 105 mm vz. 40N

↑TNH T vz. 51 druhý model + 122 mm vz. 44-51

↑TNH T vz. 51 druhý model + 122 mm vz. 44-51 2A

スペック(v1.22.0)

車体

武装

砲塔

エンジン

履帯

無線機

乗員

拡張パーツ

	Class1		×		Class		Class1		Class1		Class1
	×		×		Class1		Class1		Heavy

隠蔽性

派生車両

開発ツリー

車両に関する変更履歴

解説(v1.14.0)

• 概要
  v1.14.0で実装されたTier9のチェコスロバキア重戦車。
   

• 火力
  前身同様に最終砲の候補として単発砲とオートローダー砲の2種類が存在する。
  俯角は-7°と標準的な値。車体後方では-2.7°の俯角制限を受ける。
  • 105 mm vz. 40N
    初期砲。単発火力、貫通力共にtier8相当であるため不足している。課金弾の貫通力でようやく最終砲の通常弾程度。
    精度や照準時間といった砲の取り回しは良いので、弱点を狙うか機動力を活かして補おう。
     
  • 122 mm vz. 44-51
    最終砲候補１つ目の単発砲。初期砲から単発火力や貫通力が上昇しTier9重戦車相応の性能になる。改良砲塔に載せ替えるとDPMと精度、照準時間が良好な値になるため全体的に手堅く纏まった性能となる。
    通常弾の弾速が少し遅く、遠距離での砲撃は苦手。課金弾の弾速は改善するが、重装甲車輌と正面から撃ち合うには貫通力が少し物足りない。また、単発砲ではあるが拡張パーツの装填棒を搭載出来ない点には注意が必要。
    下記のオートローダー砲と比べて没個性化はしてしまうが、状況への対応力は高い。
     
  • 122 mm vz. 44-51 2A
    最終砲候補２つ目の2発装填オートローダー砲。単発火力が前身から120も上昇したことで瞬間火力が大きく強化されている。2.73秒で880ダメージを叩き出す火力は同格の単発砲では真似できない本車両最大の強みと言える。貫通力や弾速は単発砲と同じ。
    ただし、代償として単発砲よりも精度や照準時間が悪く、砲塔旋回時の拡散も僅かに悪化する。特に改良砲塔を先に開発することが出来ないため、砲塔を載せ替えるまではかなり低い砲性能で戦う事となる。前身同様に連射間隔が短いため連射時は収束が間に合わないこともしばしば。
    砲性能の低さから近距離での戦闘が多くなるが、DPMは1,790と低めなのでオートローダーのセオリー通り退路の確保は怠らないようにしたい。
    改良砲塔に載せ替えると装填時間が短縮される。
     

• 装甲
  装甲配置は前身とほぼ同じだが弱点が小型化したり装甲厚が増しているため純粋に強化された状態。
  最終状態の耐久力は1900と良好。
  • 砲塔
    砲塔の装甲はいずれも優秀だが石頭という程ではなく弱点も存在する。
    モジュールツリーの都合上、改良砲塔の開発が最終盤になるためかなりの期間を初期砲塔で戦うことになる。
    砲塔旋回速度はいずれも遅めだが改良砲塔に換装すると僅かに改善する。
    • 初期砲塔
      正面装甲は傾斜込みで270mm程度の防御力、左右の空間装甲のある部分では300mm以上になるため格上車輌でも通常弾までならば安定して弾いてくれる。向かって砲身右側の空間装甲のない垂直部分が一番薄いがそれでも280mm程度の防御力を発揮する。正面から見える天板部分は装甲厚が52mmあり鋭く傾斜しているため基本的には貫通出来ない。よそ見をすると左右の傾斜が減り防御力が一気に低下するため注意。
      左右のキューポラは小さめだが砲塔正面唯一の弱点。向かって右側のキューポラが僅かに大きく狙われやすい。
      俯角を取るとキューポラを半分程度隠せるが、砲塔基部の湾曲部分の傾斜が減り貫通力250mm程度で抜けるようになるため注意が必要。
      砲塔側面の空間装甲のない部分の装甲厚は100~140mm程度、背面は70mm、天板は30mm。
    • 改良砲塔
      改良砲塔では正面装甲は傾斜込で290mm以上となり、左右の空間装甲のある部分は340mm以上の防御力を発揮するため課金弾に対してもある程度の防御力を発揮する。正面から見える天板部分は広くなっているが装甲厚が80mmあり鋭く傾斜しているため貫通は不可能。貫通されるとすれば向かって砲身右側の空間装甲のない部分だが、それでも対APCR弾で300mm程度の防御力は発揮し範囲も狭いため安定して貫通はできない。よそ見をすると空間装甲のない部分の防御力は一気に下がるため注意。
      向かって左側のキューポラは小型化するためまず狙われない。向かって右側のキューポラは装甲厚195mmの弱点だが、こちらも小型化している上に端の方では傾斜が付いてそれなりの防御力を発揮するため、実際に貫通出来るのは中央部分の狭い範囲のみ。ただし俯角をとっても僅かに隠せる程度。キューポラは砲塔の端に設置されているため左壁で簡単に隠すことができる。
      砲塔側面の空間装甲のない部分の装甲厚は130mm、背面は80mm、天板は40mm。
      初期砲塔から形状が変わり後方に突き出た形となっているため、よそ見をすると遮蔽物から砲塔後部がはみ出ることがあるので注意。
       
  • 車体
    車体正面上部は装甲厚130mmと傾斜63度により対AP弾で245mm相当とTier相応の防御力をもつ。俯角を取ると300mm程度の防御力を発揮するため、ハルダウンで戦う場合などは軽く乗り上げる形を取りたい。左右の切り欠きは120mmのきつい傾斜であり正面からは跳弾し易い。正面下部は傾斜込で160mm程度の防御力しかないため最大の弱点。昼飯の角度をとっても車体下部の防御力の増加はわずかであり、むしろ切り欠き部分の傾斜がなくなり新たな弱点が増えてしまう。
    側面は満遍なく80mmの装甲で重戦車としては少し心許ないが、角度をつければ十分跳弾を狙える。側面上部は傾斜がついているが大部分を占める下部は垂直。豚飯の姿勢をとっても先述の切り欠きの弱点は隠せないが、車体下部よりは晒す弱点の面積は減らせるため適宜活用したい。逆豚の姿勢は角度がかなりシビアな上に後方の俯角制限もあるため相性が良いとは言えない。
     
• 機動性
  前進速度は50km/hと重戦車の中ではかなり速い。ただし履帯性能が悪いためスキルなどで補わない限り最高速度が出ず加速時間も長い。後退速度は15km/hで出力重量比も良好であるため短距離の移動などは良好。旋回性能も悪くない値。
  初期状態でも前進速度は良好であるが、旋回周りは低いためストレスを感じやすい。
   
• 偵察性
  隠蔽率は重戦車としては優秀だが、視界は380mと同格重戦車で最下位クラス。
   
• 総論
  2発装填オートローダーという高い瞬間火力に良好な装甲と機動力を併せ持った扱いやすい重戦車である。
  主砲の選択は前身と変わらないが、オートローダーの瞬間火力が上がったため魅力が増している。モジュール開発の都合、単発砲を先に使うことになるため比較して合ったものを選びたい。
  砲塔装甲は鉄壁というわけではないがかなりの防御力を発揮してくれる。車体装甲も弱点こそあるが同格の通常弾までならば十分対処できる性能を持っている。とは言え正面から貫通されるとすればまず車体装甲であるので、基本的にはハルダウンの姿勢で戦いたい。俯角は-7°と標準的な値であるため、稜線に取り付いてのハルダウンよりは平地の障害物に隠す形がより望ましい。車体を隠せない市街地などでは火力を活かしたダメージ交換で優位を作りたい。
  機動力に関しても突破型重戦車らしく優秀であり、奇襲からの離脱や配置転換など行動の自由度はかなり高い。
  目立った弱点といえばオートローダー砲の装填時間と砲性能だが、その装填時間すらも通常のオートローダー砲に比べるとかなり短い。単発砲搭載時に至っては弱点はほぼなくなると言って良いが、没個性化するため特定の性能に特化した相手には遅れを取りやすい。
  主砲の選択は先端のマズルブレーキの有無で見分けられるため、対峙した時にはどちらの主砲を載せているのか確認したい。
   

史実

1950年代前半にČKD社がチェコスロバキア陸軍のために開発を進めた重戦車の計画案です。ドイツ車輌とソ連車輌の伝統をともに受け継ぎつつ、チェコスロバキア独自のアイデアが加えられていました。ワルシャワ条約機構の成立を受けて、軍備の統合や兵器の規格化が進められたため開発が打ち切られ、試作車輌の製造には至っていません。

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