TNH 105/1000

Last-modified: 2024-04-05 (金) 20:07:37

Tier8 チェコスロバキア 重戦車

TNH_105_1000_3.jpg
↑TNH 105/1000 první model + 105 mm vz. 38N
初期状態。
TNH_105_1000_4.jpg
↑TNH 105/1000 druhý model + 105 mm vz. 38N (a)
オートローダー砲である38N (a)を載せた状態。マズルブレーキがないため他の砲とは容易に区別できる。
名称や砲身の長さは初期砲に近いのでやや頼りない外観だが、弾の性能は下の40Nに準じている。
TNH_105_1000_5.jpg
↑TNH 105/1000 druhý model + 105 mm vz. 40N
精度に優れる長砲身の40Nを載せた状態。
中空装甲に覆われていてわかりにくいが、改良砲塔はT-34-85ISのものに類似した形状をしている。

スペック(v1.14.0)

車体

耐久値1,450⇒1,500
車体装甲厚(mm)125/80/55
最高速度(前/後)(km/h)50/15
重量(初期/最終)(t)47.36/48
実用出力重量比(hp/t)15.63
本体価格(Cr)2,520,000
修理費(Cr)
超信地旋回可/不可
ロール突破型重戦車
 

武装

名称(通常砲)発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
105 mm vz. 38N5⇒5.45AP
APCR
HE
188
235
53
320
320
420
1,600⇒1,7450.4⇒0.382.9⇒2.7900
1,017
610
40⇒44560
4,800
420
2,300-7°/+15°
105 mm vz. 40N6AP
APCR
HE
224
252
53
320
320
420
1,9200.352.3930
1,020
830
44610
4,800
460
2,300
名称(自動装填砲)連射間隔(s)弾倉交換時間(s)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力弾倉合計攻撃力精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)弾倉/総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)
105 mm vz. 38N (a)2.525⇒23AP
APCR
HE
224
252
53
320
320
420
6400.44⇒0.42.9⇒2.7930
1,020
830
2/40⇒2/44560
4,800
420
2,500
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
TNH 105/1000 první model210/80/602736011,200
TNH 105/1000 druhý model230/90/603037011,400
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
ČDK AXK proto680151,400
Škoda V16 AJK-2750151,600
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
TNH 105/1000(1947)492710,000
TNH 105/1000(1948)513010,080
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
Radiostanice 9RM525100
Radiostanice RM-31T85062
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class1装填棒×砲垂直安定装置Class改良型旋回機構Class1改良型照準器Class1追加グローサーClass1
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class1改良型装甲材Class1内張り装甲Heavy
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時6.95%⇒7.21%1.43%
移動時3.48%⇒3.61%0.71%
 

派生車両

派生元Vz. 44-1(HT/56,600)
派生先TNH T Vz. 51(HT/135,700)
 

開発ツリー

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105 mm vz. 38N
(初期/106,000)
105 mm vz. 38N (a)
(18,300/118,000)
TNH 105/1000 druhý model
(16,100/34,100)
105 mm vz. 40N
(19,100/119,000)
TNH T Vz. 51
(/3,540,000)
TNH 105/1000 první model
(初期/25,000)
Radiostanice 9RM
(初期/24,240)
Radiostanice RM-31T
(9,500/57,500)
ČDK AXK proto
(初期/51,700)
Škoda V16 AHK-2
(26,600/83,000)
TNH 105/1000 (1947)
(初期/20,000)
TNH 105/1000 (1948)
(17,200/34,200)
 

車両に関する変更履歴

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v1.14.0新規実装

解説(v1.14.0)

  • 火力
    いずれの主砲も単発火力320とtier8の重戦車としては低めの値。
    仰俯角はどの組み合わせでも-7°/+15°と平均的な値だが、ハルダウンで戦うことの多い本車両にとっては少し物足りない。
    • 105 mm vz. 38N
      初期砲として単発火力は十分だが、それ以外の性能は頼りない。
      戦えないことはないが概ねtier7程度の性能であり同格車両に遅れを取るため、次の38N (a)に換装してから出撃するのが好ましいだろう。
       
    • 105 mm vz. 38N (a)
      最終砲候補その1。名前や外観は初期砲の38Nに近いが、貫通力と弾速は下記の40Nに準じている。
      本ルートの特徴である2連射オートローダー砲であり、2.5秒間で640ダメージという高い火力を発揮する。
      のだが、同格課金戦車のŠkoda T 56は2秒程度の装填時間の延長と1.5秒の連射間隔の増加だけで1.4倍の火力を有しており、冷遇されている感は否めない。とは言え本車両以上の瞬間火力を出せる同格車両は数えるほどしか居ないため、存在感は十分に発揮できる。
      単発火力の低さもあってDPMは1,506相当とこのtier帯では最下位レベル。
      20秒の装填時間はオートローダーとしては短いが、装填時間を稼ぐだけの距離の確保や味方からの支援、遮蔽物などは必須。
      照準時間は平均的な値であるが、連射間隔が短いため基本的に2発目の砲撃に収束が追いつかないので連射時には注意が必要。
      精度は悪く上記の照準時間の問題もあって遠距離での狙撃などは苦手であり、基本的に近距離戦用の調整と言える。
      HE弾の性能は平均的であるが、軽装甲の相手ならば貫通させることで高い瞬間ダメージが期待できる。ただしHE弾の非貫通時の仕様を考えると高単発のHE弾には遅れをとる。
       
    • 105 mm vz. 40N
      最終砲候補その2。
      単発火力、DPMはごく平均的であり、装填棒が搭載できないことを考えるとやや物足りない。各砲性能は重戦車としておおむね平均的。
      38N (a)と比べると貫通力は同じだが、精度や照準時間はかなり改善されており同格重戦車の中でも良好な値となっている。
       
  • 装甲
    ハルダウンで角度をつければ一定の防御力は発揮するが、全体的に装甲厚が物足りず、周りの貫通力が上がり始めるこのTier帯では安心できない。
    耐久力も1500とTier8重戦車としては低く打たれ弱い。側面や天板の装甲厚が薄めなため自走砲にも弱い。
    チェコ車両の弱点である弾薬庫の耐久力の低さは相変わらずであるため、搭乗員スキルなどを使った強化は必須。
    • 砲塔
      • 初期砲塔
        初期砲塔は正面が傾斜込みで200mm前後と頼りない。俯角をとると230mm程度の防御力となり同格の通常弾までならばある程度は防いでくれる。砲塔の左右は空間装甲で覆われており、平地でも240mm前後の防御力を発揮する。
        砲塔の端は曲面となっているため貫通は困難。ただし横をむくと端の傾斜がなくなり薄い側面装甲を晒すためよそ見は厳禁。
        正面から見える傾斜した天板は厚みが52mmあるため貫通出来る車両はかなり限られる。
        向かって右上のキューポラは小さいが傾斜込で140mm前後の弱点。俯角をとってもキューポラは隠れないため、左壁で隠すしかない。
        砲塔側面は80mm、背面は60mm。天板は前半部分が52mmあるが後半部分は30mmしかない。
      • 改良砲塔
        改良砲塔に換装すると正面装甲の大部分が270mm前後になるため、同各車両の課金弾でもある程度の防御力は発揮する。ただし、向かって防盾右側の空間装甲のない部分は230mm程度の防御力しかないため注意。
        向かって右上のキューポラは初期砲塔から巨大化しており装甲厚も150mm前後しかない。俯角を取ると多少は投影面積を減らせるが、本車両最大の弱点となっている。壁で隠そうにも中央近くまで出張っているため完全に隠すのは困難。
        照準を軽く左上に上げると砲身でガードできるため、オートローダー砲の長い装填時間中などこまめに活用したい。
        側面は90mm、背面は60mm。天板は初期砲塔同様に前半部分が52mm、後半部分が30mm。
         
    • 車体
      車体正面上部はHEATで250mm、APで220mm前後とTier相応で、通常弾ならば弾くかもしれないという程度。ボール型機銃口は当たり判定がなく一枚板。
      俯角を取ると290mm前後の防御力を発揮するので砲塔同様にやはりハルダウン向きといえる。
      車体下部は170mm程度しかなく面積も広いため顕著な弱点である。
      側面は80mm厚に加え6mmのサイドスカートが備えられる。角度はシビアであるが左壁の豚飯で車体下部を隠せば貫通可能な範囲を狭く出来るのは前身と同様。
      車体背面は50mm。車体天板は前半部分は30mmだが、後半部分が25mmしかなく当たりどころが悪いと自走砲の榴弾が貫通しかねない。
       
  • 機動性
    前進速度は50km/hと前身から一気に上昇し、突破型重戦車らしい機動力を手に入れる。のだが、履帯性能が悪く最高速度を出すためには履帯性能の強化が必要になる。
    とはいえ初期状態でも拡張パーツや消耗品で強化するだけで40km/h前後は出るため特に不便することはない。
    後退速度は15km/hと重戦車の中では平均的。出力重量比は同格重戦車の平均より少し上程度。
    旋回速度は重戦車の中では比較的優秀だが、前進速度が早いだけに物足りなさを感じさせる事がある。
    移動速度は強化されたが相変わらず車重は重戦車としては軽めであるため、体当たりをする場合は相手を選ぶ必要がある。
     
  • 偵察性
    視界は370mと平均より少し短い。隠蔽率は重戦車としては平均的。
     
  • 総論
    高い機動力に選択可能な主砲、ある程度の防御力を持った砲塔など、本ツリーの特徴が現れ始める車両である。
    本車両の目玉はやはり装填時間の短いオートローダー砲だろう。短時間で640ダメージを出せる瞬間火力は大きな魅力であり、戦場でもオートローダー砲を選択しているプレイヤーは多い。しかし、瞬間火力以外は平均かそれ以下であるため、総合的な火力はあまり高くない。砲性能の低さにも関わらず一発でも弾かれた瞬間に悲惨な火力となる点はギャンブル性が高い。オートローダー砲を活かすにはそれらを補う立ち回りが求められ、ハマれば強いが扱いの難しい主砲であると言えるだろう。
    単発砲に関しては火力こそ控えめであるが、各砲性能は平均かそれ以上である。安定感を求める場合は単発砲も十分選択肢に入る。また、オートローダーの印象が強いせいか装填中の虚勢が役に立つ事がある。ただし単発砲を選んだ場合、本車両の性能は完全に没個性となり強みを見いだせなくなるためそれもまた悩ましい。
     
    防御力に関してはTierに対して不足していると言わざるをえない。改良砲塔の正面装甲はある程度の防御力を発揮するが、巨大なキューポラがそれを台無しにしてしまっている。また、ハルダウンで戦うことの多い本車両にとって-7°の俯角は度々物足りなさを感じさせる。
    車体装甲は薄いとまでは言わないまでも強力な車両が跋扈するTier8環境では厳しく、弾薬庫の脆さや耐久力の低さもそれに拍車をかけている。
    機動力はここに来てようやく突破型重戦車らしい性能となっている。火力や装甲の弱点は足を使った立ち回りで補いたい。
    当然味方車両の支援を受けることは重要であり常に集団で行動したい。状況によっては支援型車両のように支援する側に回る判断も必要となる。

史実

1940年代後半にČKD社とシュコダ社が共同でチェコスロバキア陸軍や潜在的な兵器輸出のために開発を進めた重戦車計画です。
TNH 105/1000の設計には、ドイツやソ連における戦車開発の流れを汲みつつも、チェコスロバキア独自のアイデアが加えられていました。
1949年にチェコスロバキア共産党が独自の戦闘車輌開発を打ち切り、ソ連車輌T-34-85のライセンス生産へ移行することを決定したため、予定されていたTNH 105/1000の開発全行程が中止となり、試作車輌の製造には至っていません。

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  • イタリアみたいな俯角マシマシ車両かと思いきや、意外と俯角取れなくて「ん?」ってなるな。滅茶滅茶酷いわけじゃないけど -- 2021-09-05 (日) 13:15:45
  • なんだかんだローダー砲でも体感当たるからローダーのほうが安牌か ローダーじゃないとDPM低すぎて劣化Tigerllだし・・・ -- 2021-11-04 (木) 05:56:05
  • 見た目はドイツ車っぽくて好きだけど、性能が.... -- 2021-11-04 (木) 05:57:13
  • これから開発目指そうかと思ってるのだけれど、ローダーの使用感いかがです?中戦車ルートはようやくTier9に来て大満足なので重戦車も手を出そうかなと…。他国の50100は開発完了でアベレージ1400くらいのパンピーです。通過点としてストレスあまり無いと良いのですが… -- 2021-11-29 (月) 19:22:41
    • 同格のチェコ課金HTに立場を完全に食われてるので、単発砲の方が使用感がいいと思います。ただし、ラマーでの底上げが出来ません。PTでは戦いやすいかもしれません。 -- 2021-11-29 (月) 21:12:36
      • あくまで個人の感想なので、どちらも使って合う方を! -- 枝主? 2021-11-29 (月) 21:14:18
      • ありがとうございます! -- 木主 2021-11-30 (火) 07:02:21
      • 途中送信に…。まぁ、課金の方はTier9も弾倉火力なら食っちゃってますし…。単発の方でもう少し貫通あればなーと。さっさとTier9目指します! -- 木主 2021-11-30 (火) 07:06:51
    • 正直Vz55かVz51まで行く気が無いならオススメは出来ない。ローダーはDPMが悲惨だし、単発運用は砲塔が柔らかい俯角が取れないせいで微妙。Tier9だとそのへんの不満が解消されて、10まで行くと同格最強クラスになるけどね -- 2021-11-30 (火) 14:32:27
      • ありがとうございます!やっぱそうですよね。T-34/100もVTUも飛ばしたので、重戦車ルートも飛ばそうかなと思います。SkodaT25が楽しすぎた…。T56出たら買ってルート進めるか最終的に決めてみようと思います。助かりました。 -- 木主 2021-11-30 (火) 20:49:28
  • 中間砲は貫通、精度、絞り、弾速、全て微妙。かなり泣かされる... -- 2022-01-06 (木) 21:22:06
  • 走攻守全部微妙...ローダー砲正直使い物にならない...開発終わったら売っちゃうかな。 -- 2022-01-31 (月) 18:50:20
  • 弱くはないけど微妙かなぁ。20秒近くかけて弾倉640だと旨味無いし、同格にSkodaT56居るからなぁ・・・。ツリー通過する以上の価値は見いだせない -- 2022-03-26 (土) 11:21:15
  • これ あんまり強いと課金のほうが売れなくね? ほかのツリーでも課金のほうがつよいとかあったような。 -- 2022-11-26 (土) 08:21:07
    • Mutz以降は概ねその傾向だね。VK168みたいな例外もあるけど -- 2022-11-26 (土) 22:01:02
  • 解説に加筆しています。 -- 2023-01-07 (土) 21:49:59
  • 重戦車にしてはちょっと足が速い以外にマジで良いところが何もなくて酷い -- 2023-01-09 (月) 03:00:28
    • 通常ツリーのtier8重戦車としては割りと妥当な性能ではないですかね。足回りと瞬間火力が与えられているだけでも立ち回りでカバーできる場面は多いですし。 -- 2023-01-10 (火) 09:59:04
      • そこなのよね。通常ツリーtier8重戦車同士で見ればいいんだけど、同国内の同tierにŠkoda T 56がプレ車でいるもんだからイメージ的にも型落ち感が半端なくて損してる子だと思うわ。 -- 2023-01-10 (火) 12:14:27
      • 通常ツリーで見ても酷いと思う。フリー全投入してでも飛ばした方がいい -- 2023-01-25 (水) 22:36:35