Tier8 日本 重戦車 (課金戦車)
↑ 日本戦車らしくない砲塔が目を引くが、架空のデザインではなく実際に日本で研究されていたものである。*1
主砲にゴテゴテと付いているコイルのようなものは砲身冷却システムの一部だろうか。
車体は61式戦車に似ているが、全長、全幅共に拡大され車体正面の傾斜も大きくなっている。
スペック(v1.23.0)
車体
耐久値 | 1,400 |
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車体装甲厚(mm) | 80/55/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/15 |
重量(t) | 52 |
実用出力重量比(hp/t) | 16.54 |
油圧サス切替速度 (発動/解除)(km/h) | 25/25 |
射撃後の砲身冷却時間(s) | 14 |
本体価格(Cr) | |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可/不可 |
ロール | 万能型重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
105 mm JSW 105/60 | 5.61 | AP HEAT HE | 230 290 53 | 320 320 400 | 1,795 | 0.38 [0.28] | 2 | 1,150 950 950 | 50 | 1,070 4,800 645 | 1,150 | -8°/+5° [-12°/+9°] |
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※精度の[]は砲身冷却後の値
※俯仰角の[]は油気圧サスペンション使用時の値
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Type 63 | 175/120/50 | 25 | 380 | 14,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Mitsubishi 12H29WT | 860 | 12 | 2,400 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Type 63 | 55 | 34 | 14,080 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
AN/GRC-3-8 | 720 | 70 |
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乗員
1 | Commander(Loader) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator |
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拡張パーツ
Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 6.27% | 1.24% |
移動時 | 3.13% | 0.62% |
車両に関する変更履歴
v1.23.0 | 新規実装 |
解説(v1.23.0)
- 概要
v1.23.0で追加されたTier8の日本課金重戦車。
1977年ごろに三菱重工が研究していた新型砲塔を元にした架空の重戦車である。
砲身冷却システムと油気圧サスペンションシステムを搭載している。
- 火力
砲身冷却システムを搭載しており、これは装填完了後に数秒間待つと主砲の精度が向上するというもの。
連射してDPMを優先するか、冷却を待って命中率を上げるかの選択を戦闘中随時行うことができるシステムとなっている。詳細はType 57の解説を参照。通常時の俯仰角は-8°/+5°であるが、移動速度が25km/hを下回ると油気圧サスペンションが作動し-12°/+9°に拡大する。側面では油気圧サスペンションの恩恵は受けられないので注意。
背面では-6°(油気圧サスペンション込みで-10°)の俯角制限がある。
俯角は優秀であるが仰角はとてつもなく狭く、特に横向きではロクに照準が出来ない。斜面で戦う際や高所に敵がいる場合は注意。- 105 mm JSW 105/60
控えめの単発火力に優れた貫通力を備えた105mm砲。
単発火力は320と平凡で、その割に装填時間も微妙に長く、DPMは同格重戦車の中では下位。
一方素の精度は0.38と平均的な値だが、砲身冷却システムを使用すると0.28と全車両中でもトップクラスの精度を発揮する。ただし砲身の冷却を待つとただでさえ低いDPMが更に20~30%ほど低下するため使い所の見極めが重要になる。
車体関係の拡散値も平均的な値だが、砲塔旋回時の拡散は優秀でハルダウン姿勢との相性が良い。砲塔旋回速度は遅め。通常弾はAP弾で貫通力と弾速に優れ非常に扱いやすい。課金弾はHEAT弾でこちらも高い貫通力を持つが弾速が遅く傾斜や空間装甲に弱いため、通常弾との使い分けが重要になる。HE弾は威力、貫通力、弾速のいずれも伸び悩み使い所が難しい。
- 105 mm JSW 105/60
- 装甲
砲塔にきつい傾斜装甲を取り入れており優秀な俯角と合わせてハルダウンは強力。一方で車体装甲は薄く車体を隠せない平地などは苦手。
車体耐久力は低く同格重戦車の中でも最低クラス。側背面の装甲も薄く自走砲の榴弾には弱い。
エンジンの耐久力は低く、油気圧サスペンション作動時にエンジンが損傷しやすくなる特性も持つ。
また、弾薬庫の耐久力が低く未強化では口径149mm以上の砲弾で一撃で破壊されかねないため注意。- 砲塔
正面の実装甲厚は150~175mmと重戦車としては控えめであるが、傾斜を多用しており平地でも対AP弾で280~330mm程度、対HEAT弾では320mm以上の防御力を発揮し同格駆逐戦車の課金弾でも貫通は容易ではない。また、最大限に俯角を取ると傾斜が増し格上駆逐戦車の課金弾でも貫通が安定しない。
ただし、砲身付け根の円状の部分は傾斜が緩く250mm程度の防御力しかないため貫通されうる。また、中央と左右の間にある揺動式砲塔の懸架部分はほぼ垂直の200mm厚であるため注意。幸いどちらも範囲が狭く狙いにくいため軽く照準を動かすだけで狙いを定めることは難しくなる。
砲塔天板は装甲厚40mmであり口径120mm超のAP・APCRには三倍ルールで貫通されてしまう。敵に照準を向けている状態ならば問題はないが照準を下げると天板が露出するため、車体下部を狙う場面などでは注意が必要。
なお俯角を取ると露出する揺動部後半の正面部分は230mm傾斜もしくは240mm垂直であり極端な弱点ではないが、砲塔正面の中では比較的貫通可能な部分である。また、砲塔後部には弾薬庫判定があるらしく大口径砲でこの部分や前述の天板を貫通されると非常に危険であるため不用意に晒さないよう注意。
砲身直下には車体との間に隙間がある。この部分の車体天板は装甲厚が50mmあるため150mm以上の大口径砲で無い限りショットトラップによる貫通も期待できない。逆に150mm以上の大口径砲ならば砲身付け根の弱点を含め積極的に砲身下部を狙っていきたい。
砲塔正面左右は横方向の傾斜で防御力を稼いでいるためよそ見は厳禁。砲塔側面装甲は120~100mmと特別薄くはないが、投影面積が大きく横を向くと遮蔽物からはみ出しやすいので注意。
背面は50mm。 - 車体
車体正面上部は装甲厚が80mmしかなく傾斜込みでも170mm程度と、広い弱点となっている。左右の切り欠きは55mmしかないがきつい傾斜があるため正面からは跳弾の角度となる。
俯角を最大限に取ると車体正面上部は跳弾の角度となるが、シビアな調整が必要となるため基本的には車体は隠して戦いたい。
車体下部は100mm厚であるが傾斜が緩く120mm程度の防御力しかない。最下段は50mm厚と更に薄く傾斜込みで100mm程度の防御力。車体側面も上部が50mm、下部が55mmと薄く跳弾以外での防御力は発揮しない。履帯は30mmの空間装甲。
切り欠きの存在に加えてそもそも装甲が薄すぎるため、昼飯の角度はほぼ効果が無い。豚飯は切り欠きを晒すことにはなるが前から出ていくよりは遥かに弱点部分が小さくなるため、ハルダウン出来ない地形では積極的に利用していきたい。ただし角度をつけると切り欠き部分の傾斜が減り高貫通のHE弾にも貫通される可能性があるため注意が必要。
車体背面は装甲厚40mm、車体天板は35mm。
- 砲塔
- 機動性
前進後退の速度は平均程度確保されており出力重量比は優秀であるため機動性に関してストレスは少ない。
履帯性能も良く車体旋回速度は34°/sと高いため近距離戦にも対応しやすい。
油気圧サスペンションの作動条件は25km/h以下とやや厳しく、特に仰角が不足する場面では注意が必要。車重は51.7tと平均的であるが、車体前面装甲が薄いため体当たりをする際には注意が必要。
エンジン引火率は12%と低い。
- 偵察性
視認範囲は380mと僅かに短い。精度を活かして遠距離戦もできるためマップによっては視界を強化する構成も用意しておきたい。
隠蔽率は同格重戦車の中では僅かによい程度。
- 総論
優れた砲性能に良好な足回りとハルダウンに特化した装甲を併せ持つ万能型重戦車である。
優秀な俯角と砲塔装甲に加え、砲身冷却システムから高い精度を発揮できるため遠近いずれの距離でも戦闘が可能であり、良好な機動力は柔軟な対応力の基盤を提供している。一方で車体装甲の薄さとDPM、耐久力の低さから車体を晒しての削り合いにはとにかく弱い。このため車体を隠せない市街地などでは何も出来ないということも珍しくなく、マップによっては中戦車会場に向かったり後衛に回るといった判断も必要になってくる。
実装甲厚の薄さから大口径榴弾は苦手であり、自走砲はもちろん通常車輌の大口径HEでも良いダメージが入ることがあるため、ハルダウン中でもこまめに射線を切るなど気配りは必要。
仰角の不足や装甲の特性から上を取られると非常に弱く、常に敵を低い位置において戦いたい。上述の通り特殊機能の存在から万能型重戦車の割に癖のある車両ではあるが戦況への対応力は高い。特に油気圧サスペンションと砲身冷却システムにより他車両では利用できない地形や狙えない弱点も活用できるのは大きな強みである。
幸い単発火力やDPMといった火力面の弱点は貫通力や精度である程度は補われるため、有利な状況に敵を誘い込んで一発ずつ確実にダメージに繋げていきたい。
通常弾の貫通力が高くクレジットの稼ぎ性能は高め。
史実
本ゲームに実装されているType 63(63式戦車)は、1977年に三菱重工から出願された戦車砲塔の特許と、61式戦車の車体を組み合わせたものだと思われる。
なぜWarGaming社が10年以上も遡ったような車輌名を付けたのかは不明である。
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弾薬庫の耐久力も200とソ連や中国並に低いので大口径相手には注意が必要かと。ただTigerMausのモジュールダメージでは一撃破壊されないはずですしtype63自身もモジュール耐久力を下げる野戦改修などは持っていませんので、当たり方によって複数判定を貫通できる角度などあるのかもしれませんね。 -- 2024-01-09 (火) 02:29:15