金剛型戦艦 1番艦 金剛

船体は比叡がモデルらしく、パゴダではなく塔型艦橋でやや大和よりの見た目になっている。*1
進水が1912年なのにやや新しい外観になっている。*2
性能諸元
・基本性能
| Tier | 5 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 派生元 | Myogi |
| 国家 | 日本 | 派生先 | Fuso |
| 生存性 | 継戦能力 | (A) 49,500 (B) 54,100 | |
| 装甲 | (A-B)25-203mm ・防郭 102-203mm ・艦首/艦尾 25-76mm ・砲郭 152mm ・装甲甲板 38-120mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ軽減 | 25% | |
| 機動性 | 機関出力 | (初期) 75,000馬力[hp] (後期) 136,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | (初期) 24.9ノット[kt] (後期) 30.1ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 770m | ||
| 転舵所要時間 | (A) 17.2秒 (B) 14.9秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 15.7km | - | - | 17.7km | 14.2 km | |
| 航空発見距離 | 9.4km | - | 16.5km | 12.4km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| A-B | mod.1 | 19.3km | ||
| mod.2 | 21.2km | (A)223m (B)237m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 356mm/45 | 4基×2門 | HE弾 5100(25%) AP弾 9000 | 31.0秒 | 54.5秒 | HE Type0 AP Type5 | |
| B | 356mm/45 | 4基×2門 | HE弾 5100(25%) AP弾 9200 | 30.0秒 | 54.5秒 | HE Type0 AP Type91 |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 127mm/40 Type89 A1 152mm/50 41st Year Type | 4基×2門 14基×1門 | HE弾 2100(8%) HE弾 2500(9%) | 5.0秒 10.0秒 | 4.0km 4.0km |
| 空襲 | 船体 | 機体 | 小隊数 | 出撃機数(HP) | 搭載量 | 射程 | 最大ダメージ | 準備時間 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 川西H8K | 2 | 1(2,000) | 1 | 8.0km | 2,900 | 20秒 |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
| A | 短 | 13mm/76 Type93 連装 | 12基×2門 | - | 84 | 61.0% | 0.1-0.9km | ||
| 長 | 127mm/40 Type89 A1 | 4基×2門 | 2 | 630 | 63 | 66.0% | 0.9-5.8km | ||
| B | 短 | 13mm/76 Type93 連装 | 12基×2門 | - | 85 | 85.0% | 0.1-2.5km | ||
| 13mm/76 Type93 4連装 | 2基×4門 | ||||||||
| 25mm/60 Type96 連装 mod.1 | 6基×2門 | ||||||||
| 長 | 127mm/40 Type89 A1 | 4基×2門 | 2 | 1190 | 63 | 75.0% | 0.1-5.8km | ||
・アップグレード
| スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
| ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| A | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| B | 主砲改良2 | 主砲装填時間 +5% 主砲旋回速度 +15% | |
| 副砲改良2 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 対空砲改良2 | 対空砲座の最大射程 +20% | ||
| D | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | ||
| 操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明
金剛は、1910年に日本がイギリスのヴィッカース社に発注した新型巡洋戦艦で、その設計には日本の造船技師たちも参加しています。第一次世界大戦では、青島の戦いに参加し、哨戒作戦に従事しました。第二次世界大戦では、マレー半島とフィリピンへの上陸作戦を支援しているほか、ミッドウェー海戦、南太平洋海戦、ガダルカナルの戦い、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦にも参加しました。しかし1944年11月21日、金剛はアメリカ潜水艦シーライオンの魚雷を2本被雷し、数時間後に沈没しました。
解説
日本のTier5巡洋戦艦(BC)。火力も速力もTier5としては相当高性能に纏まっているが、ここからMMの優遇がなくなる。
ver0.5.11.0にてかつてのA船体が削除された。竣工時の姿を見ることはもうできない…残念。
- 主砲
妙義から連装砲塔が1基増え、射程もさらに延び、B船体では砲弾も更新されて貫徹力も増す。
同格の戦艦と比較した際、連装4基8門はやや少ないように見えるが、斉射角度が30°と非常に優秀なため、他国の戦艦が8門以上を使った砲撃を行うのに防御姿勢を崩すリスクを伴うのに対して、本艦は防御姿勢をほぼ崩すことなく斉射が行える。
射程も21kmと同格では最大の射程を誇るが、18km以遠では少しの加減速と舵取りだけで回避されてしまう。散布界も広がるため、命中数も乏しく有効なダメージを与え続けることは難しいだろう。
あくまで撃つ機会を増やすものであり、最大射程≠有効射程ということを理解しておきたい。
目安として主な目標である巡洋艦に対する砲撃は、15km以内に近づいて行いたい。
後期船体はカタパルトが増設され着弾観測機が使用でき、使用時の射程は25km強まで延伸される。
射程距離が伸びるのは副次効果であり、主な用途は上空視点に移ることで奥行きを調整しやすくなることにある。
特に通常視点では奥の偏差が取り難い、島の向こうの敵艦に対して射撃する際に効果を発揮するだろう。
Tier5からモジュールのスロットがひとつ解禁され、主砲の散布界を縮小させる「射撃システム改良1」が装備できるようになる。どれを付けるべきか迷ったらこれを選択しておくとよい*3。
- 対空
比較的強力な127mm高角砲が5.8kmと広い範囲をカバーしているが中距離の対空機銃がなく、短距離も貧弱。
これは長距離対空が強力な同格のKönigと比較した場合、射程で勝るが継続ダメージや爆発数は劣る。また中距離から大きなダメージを与えることのできるBretagneやIron Duke等と比較すると中距離対空の無い金剛は大きく見劣りする。
総じて広い範囲で安定したダメージを与える対空能力であると言えるが、空襲を受けてもそこまで大きなダメージを与えることができないことを意味する。要するに対空援護はある程度できるが自衛は苦手。
Tier5から装備できるアップグレード「対空兵装改良1」を付ければ優先対空セクターの準備時間を3秒短縮することができる。
ただし「射撃システム改良1」と同じスロットになるので、主砲の精度とトレードオフとなる点には注意。
- 生存性
T5戦艦としては高めのHPを持つ。
それでも巡洋戦艦ゆえ装甲が薄く、耐久力には不安が残る。WoWsに実装されている同格の巡洋戦艦同士で比べた場合、Derfflingerには劣るがTigerに比べればマシという位置づけになる。
舷側装甲は203mmで容易に戦艦主砲に貫通される。内側にあるバイタルパート本体は傾斜部が110mm(一部121mm)、上面が120mmとそう悪くなく、内側の装甲でバイタルを守ることも狙える。ただし、艦中央部には傾斜部がなく垂直の76mm装甲のみである。
また、バイタルはおおむね喫水と同じ高さにあるものの、第三砲塔の辺りで喫水上に飛び出している。飛び出している部分は121mm(傾斜)である。
中央部の喫水線ぎりぎりに着弾すると203mm+76mmを抜かれてしまうことと、第三砲塔の辺りに着弾すると203mm+傾斜121mmを抜かれてしまうことが主な弱点。特に後者は面積が大きく、わかっている敵は狙ってくる。
幸い、どこぞの1Tier格上の戦艦にバイタルどこでも強制貫通される巡洋戦艦と違って厚みはあるので、真横さえ取られなければしのげるだろう。
船体の大部分は19mm。大きめの砲郭がある程度のHE耐性をもたらしている他、艦首艦尾には76mmの装甲帯もあり縦抜きはされづらい。
その他、大口径砲と大規模な機関部の双方を納める為に船体が非常に長くなっているため*4、魚雷に当たりやすい。後述の旋回性能の悪さから、魚雷回避もやや困難である。
一応、広範囲にバルジを備え対水雷防御値は同格の中では高い方であるが、駆逐艦の魚雷には当たらない機動を心がけよう。
- 機動性
前身の妙義と同様の巡洋戦艦であり、初期モジュールの速力24.9ノットでも機関改装後のNew York(21.0ノット)、König(24.0ノット)より速い。機関改装で速力30ノットとなる。
妙義と同じく、速力は巡洋戦艦の最大の強みであり、また装甲と引き換えに得た身を守るための手段でもある。俊足を活かして敵主力より早く有利なポジションを占拠し、危険な状況になれば速やかに脱出を図るなど、速力を立ち回りに活かそう。
ただし転舵所要時間と旋回半径は悪化しており、妙義よりも小回りの効かない船になっている。島の近くを移動する際には注意が必要かもしれない。
- 隠蔽性
素の海面発見距離15.7km、航空発見距離9.4kmは、悪い部類。敵に先手を取られやすい。
艦長スキルの隠蔽処理専門家の取得優先度は高い。扶桑以降の日本戦艦でも基本的に必要になるスキルなので、可能であればTier5のうちに取得しておくことをおすすめする。
隠蔽性の悪さから、基本的には味方巡洋艦より後ろで、戦艦としての位置を選択して中距離を主体に戦うことになるだろう。
- 総評
バランスよくまとまった巡洋戦艦である。強力な356mm砲8門を30ノットで持ち運ぶことができ、ある程度の耐久力も発揮できる。あるいは、高速戦艦と呼ぶべきかもしれない*5。
良くも悪くもピーキーな同格たちと比べると、装甲の薄さを除けばこれといった癖はない。乗りこなすには回避や防御姿勢といったテクニック、そして立ち回り方の感覚が必要になるが、それらはどの戦艦でも最終的には必要になるものである。
初心者が楽しみながら腕を磨くのにうってつけであり*6、熟練者が乗れば意外な強力さに驚くというような良艦である。
ARP Kongō、Hiei、Haruna、Kirishima
アルペジオコラボイベントで実装。
ver.0.6.8.1まではメンタルモデル専用艦で有ったが、0.6.9より日本国籍艦長を乗せることが可能になった。
艦性能はモジュール最終状態の金剛と同数値であるが迷彩は使用出来ない(迷彩を選択するタブ自体がない)
更にver.0.8.10からアルペジオ紋様が汎用効果のある迷彩へと変更され消耗品の迷彩も使えるようになった。
HSF Hiei Y-102
全て金剛と同じ性能。 ただし、プレ艦であり、迷彩も付いてくるのでクレジット、経験値の収支は良い。
史実
日本の国産戦艦は、最新の河内型であっても英国に追いつけず、それどころか河内と摂津が竣工した1912年には既に13.5in(34.3cm)砲を搭載する超弩級戦艦の時代に突入しており、日本独力では建艦競争を制することができない事が明らかになった。
そこで、イギリスの超弩級戦艦建造技術を学ぶべく当時進めていた「伊号装甲巡洋艦」18,000t級巡洋戦艦の計画を放棄し、代わりにその設計・建造を英国のヴィッカーズ社に発注、それを基に同型艦を国内で建造することによって、素早くその技術を吸収することを目論んだのである。
金剛型戦艦(1931年までは巡洋戦艦)は、1911年から1915年にかけて建造された日本海軍初の超弩級戦艦である。
英国ヴィッカース社の軍艦設計部長ジョージ・E・サーストン卿が設計総括を担当、同氏が設計したオスマン帝国海軍戦艦「レシャド5世」を元に巡洋戦艦に描き直した設計である.
- ゲーム内説明でライオン級を基にとなっているが誤りで、設計をしたサーストン卿自身も「金剛はエリン(レシャド5世)の巡洋艦版」と証言している。ライオン級がモデルであるという当時の記録は見当たらず、竣工時の艦容からきた推測が独り歩きして広まったものとされている。なおレシャド5世は建造中にレシャディエと改名されるが、完成直前に第一次世界大戦が勃発し、戦力の拡充を図ったイギリス海軍がこれを一方的に接収しエリンと名を改めている。そしてこの行為がトルコの世論を激高させ(エリンは国民からの基金などを受けて建造されていた)トルコがドイツ側について参戦するきっかけともなってしまった。
基本設計番号「B46」、1910年夏の段階での予想完成図においては、主砲50口径30.5cm連装砲5基10門、副砲50口径15.2cm単装砲を舷側砲郭(ケースメイト)に片舷8門ずつ計16門、速力は28ktとされているが(472案)、主砲が45口径14in(35.6cm)連装砲4基8門に置き換えられた以外はほぼこの予想図のままで仕上がっている(472C案)。
一番艦金剛は英国ヴィッカース社で1911年1月に起工、日本に設計図が渡されると、二番艦比叡を横須賀海軍工廠で起工(同年11月)、3番艦榛名は神戸川崎造船所、4番艦霧島が三菱長崎造船所にて翌年3月に起工した。民間造船所での主力艦建造は帝國海軍初の出来事であり、建造技術習得の為に川崎・三菱重工両社から多数の技術者・工員がヴィッカーズ社に派遣され、身を以って実務を学んだことは、建艦技術向上に絶大な効果を齎した。我が国を一級の建艦国家に押し上げたのはこの技術導入に拠る所が大きく、軍事史上のみならず技術史的にも大変重要な艦であるといえる。
14in砲を世界で初めて搭載した艦型であり、それを収めつつ高速力を得るためそれまでに見られない大型艦となった。全長214m、全幅28m、基準排水量26,330tは当時最大の規模であり、竣工当初は世界最強の巡洋戦艦であった。1次大戦ではこの4隻の第三戦隊が組まれ、こちらも世界最強の戦隊と云われた。
1922年にワシントン軍縮条約が締結され、天城型巡洋戦艦の建造が不可能となったため、第一次世界大戦の戦訓に基づき改装が行われることとなる。金剛、榛名、霧島の3艦は1927年から1931年に1度目の大改装が施された。内容としては、主砲最大仰角の引き上げ(20°→33°)、前楼の大型化、ボイラーの更新、3本の煙突を2本に削減(2本目に統合して大型化)、水雷戦とバランス対策の為にバルジを追加、ジュットランド海戦の教訓から甲板装甲(水平装甲)の大幅増強、航空機対策に8cm高角砲4基と7.7mm機銃3挺の追加と多岐にわたる。ボイラーの更新は行ったものの総出力は据え置きで重量が大幅に増し速力が25kt強まで落ち込んだ(このゲームでの初期機関はこれを意識したものと思われる)為、本型は類別を戦艦に変更された。
なお、1930年に締結されたロンドン海軍軍縮条約に則って金剛型戦艦を1隻削減することとなり、改装の遅れていた比叡は4番砲塔、舷側装甲を全廃し主缶基数を削減して練習戦艦となった。装備撤去で艦内空間が広がり、艦隊所属から外れて時間が取りやすいことで御召艦を務めている。また、ロンドン海軍軍縮条約において戦艦建造の禁止が延長されたため、金剛型戦艦は代艦の建造が行われず、日本海軍で最も旧式の戦艦であった。
本艦型はその後、ロンドン海軍軍縮条約の破棄を見越して榛名から順に再度の大改装を受けることとなる。更なる砲戦距離伸長から主砲最大仰角を33°から43°に引き上げ、測距儀の大型化、他設備も拡張され艦橋は更に大きくなり前檣後部に大型の支柱が添えられた。副砲も最大仰角を30°に引き上げられたが、他装備の重量との兼ね合いで2基削減され14門になった。後で述べるが艦尾延長によって拡大され余裕が出来た艦後部の作業甲板にカタパルトを増設、水偵3機を搭載。対空兵装として25mm連装機銃を10基追加、高角砲4基は40口径八九式12.7cm連装に置き換えられている。一方第一次改装まで非常に高かった後檣は遠距離砲戦時の被発見率の関係で背をかなり低めに改められた。
だがこの改装の最も特筆すべき点は速力面の大幅増強である。艦尾延長により喫水線長が7.4m延長され抵抗を軽減、新たに装備された新型の主缶・主機は136,000馬力の大出力を生み出し、速力は30ktとなった。かくて金剛型は日本戦艦随一の高速戦艦として生まれ変わったのである。なおこの改装によりやっと高速航行に適した重油専燃缶に全て置き換わったのだが、缶の置き換えを船体を輪切りにして行った。
練習戦艦となっていた比叡も、改装が施され現役復帰を果たした。この改装によって既に第二次改装を受けた姉妹艦とほぼ同様のスペックを与えられた他、最後に改装されため、別の改装で得られた経験や新装備、また大和型の艦橋に採用予定だった塔型艦橋が盛り込まれ、各種技術のテストベッドとしての役割も果たした。
太平洋戦争開戦時には艦齢は30年に達しようとしていた。巡洋戦艦として建造された金剛型は装甲の薄さから艦隊決戦における主戦力として期待されておらず、したがってさまざまな戦場に惜しまず投入された。真珠湾攻撃、ミッドウェー海戦、ヘンダーソン基地艦砲射撃、第二次・第三次ソロモン海戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦等様々な作戦に出撃し、終戦までに全艦が沈没もしくは大破着底によって失われた。
しかし、皮肉なことに日本海軍で最も旧式であったこの戦艦4隻は、多くの出撃機会を与えられたことによって、日本海軍の象徴であった長門型や史上最大の戦艦大和型以上に活躍の場を得たのである。
豆知識
- よくある話としてアイオワ級は金剛級の対抗馬として作られたとあるが、設計当時アメリカは金剛級が30ktも出るとは知らずせいぜい26kt程度と考えていた。なのでノースカロライナ級やサウスダコタ級で十分対抗できると考えていた。また、その高速性から空母機動部隊の護衛用とみられる場合もあるが、米海軍としては純然たる水上戦を想定しており、将来建造されるであろう日本の新型戦艦に対し速力の優位により戦闘を優勢に立たせようとするコンセプトから来たものであるから上記の話は間違いである。
- 金剛型の1隻霧島は1942年の第三次ソロモン海戦にて、霧島就役から27年後の1942年に就役した米国戦艦「サウスダコタ」と交戦することになる(霧島のほかに愛宕などの随伴艦がいた)。当時としては最新型であるサウスダコタに対し6,000mという戦艦同士としては超至近距離での砲撃戦を交えサウスダコタを射撃不能の状態にするまで追い詰めるほどのとんでもない大和魂ぶりを見せている(しかし付近にいた米国戦艦ワシントンの砲撃を受け霧島は大破、自沈することになる)。電子機器満載のサウスダコタに対し、霧島はほぼ人力なのだから恐ろしいものである*7。
- 戦艦金剛の就役の4年前に「金剛」というコルベット艦が退役している(同型艦に比叡がいる)。別段この船からとったわけでもなく関係がないと思われる(しかし建造はどちらもイギリスが行っており、どちらも1番艦金剛、2番艦比叡となっている。最もコルベット艦の方の金剛、比叡は日本・トルコ友好のきっかけでもあるエルトゥールル号遭難事件に一役かってはいるのだが)。
小ネタ
画像にもある通り、金剛と表記されているがアルぺジオ金剛型も含めモデリングは何故か比叡。実際の金剛型戦艦は比叡以外、3隻ともパゴダマストである。
生まれの地、イギリスのバロー・イン・ファーネスにある造船博物館では竣工時に作られた金剛の大型模型が今も良好な状態で保存され展示が行われている。
改装時に降ろしたボイラーが大和ミュージアムで展示されている。
※アンケートフォームは6月4日で終了いたしました。詳細は編集相談参照のこと。管理より
- 北海道ホクホク作戦
- 第67回さっぽろ雪まつりにWG社が参戦、金剛をモデルに雪像を作り上げた

上の他画像内の金剛画像と比べると似ているようなそうで無い様な・・・
編集用コメント
- 諸元に 0.7.11 の変更を反映しました -- 2018-11-22 (木) 19:55:52
- 対空の解説をVer.0.8に合わせて修正しました -- 2019-02-23 (土) 19:06:43
- 画像を差し替えました -- 2020-01-10 (金) 17:17:45
- 対空の解説を現Ver.0.9.8に合わせて修正しました -- 2020-09-11 (金) 22:14:59
- ARPコラボ艦の並び変更(1/4/2/3⇒1/2/3/4)しました。 -- 2020-09-20 (日) 16:40:45
- ARPコラボ艦の画像を追加 -- 2022-10-22 (土) 12:01:30
- 比叡君の解説を追加 -- 2021-04-23 (金) 21:03:45
- 小ネタ追加 -- 2023-08-13 (日) 19:54:32
- ゲーム内説明追記(v12.10) -- 2023-11-17 (金) 12:56:31
- 空襲爆雷の数値を変更後に書き換えました -- 2024-03-29 (金) 21:55:14
- 消耗品を現行Verで更新 -- 2024-06-08 (土) 22:31:49
- アルペ艦の画像を格納し見やすさを改善。解説中の表も格納。アルペ艦の解説も微修正。 -- 2024-07-19 (金) 23:22:29
- 装甲レイアウト追記 -- 2024-09-23 (月) 13:53:02
- 現環境に合わせて解説修正(生存性、機動性を修正&メンテできてなかった部分削除、隠蔽性と総評の項を加筆) -- 2024-11-04 (月) 14:17:41
- region→fold置き換え -- 2024-12-07 (土) 12:54:05
- ver14.0について追記 -- 2025-03-20 (木) 01:04:12
コメント欄
- この艦っていうかこのTierはHE多用した方がダメージ出る…?過貫通ばかりでちっともダメージが出ない。 -- 2024-02-22 (木) 20:37:36
- 狙いどころ次第でしょ。自分の金剛は6万以上稼いでるが、HEは使わない。HE運用メインでいきたいなら、適性は英戦の方がある。 -- 2024-02-22 (木) 22:48:22
- 基本AP。HEは隙を見せない格上戦艦にやむを得えず使うくらい -- 2024-02-23 (金) 01:11:03
- 石鎚の方がスコア稼げるわ(個人的にだからね) -- 2024-03-12 (火) 11:12:00
- ランダムだとT5以上とT4以下で人口が全然違うからそういう環境の差もありそう -- 2024-03-12 (火) 22:14:10
- Tier2つ上と当たらんし、T4は空母も弱いし、トータルで見たら苦戦しないと思う(人それを初狩りという) -- 2024-03-13 (水) 18:25:51
- 初めて2日で金剛作れた(プレイ時間7時間くらい)けど、ランダム戦に行くとすぐ港送りにされる。 -- Y? 2024-03-28 (木) 18:47:04
- まず、どんな状況で直ぐに港送りされるんでしょうか?あと、隠蔽システムと装甲の使い方は理解してますか? -- 2024-03-28 (木) 19:03:45
- 初めての墓位置&最初の獲物は金剛でやりおり。おれの戦艦道はここから始まった -- 2024-03-28 (木) 20:50:55
- Co-op戦なのになんか観測機がすぐ撃墜されるんだが。空母がいるときに使っちゃいかんのかな -- 2024-04-24 (水) 16:51:06
- 観測機はミジンコ耐久だから敵に近づくだけで即落とされるで -- 2024-04-25 (木) 01:08:50
- Tiaを6にあげてくれ!オペレーションで使いたいだけなんだ! -- 2024-07-19 (金) 09:32:46
- 摩耶と同じようにARPとは別の新規モデル同型艦出してほしいよね。 -- 2024-07-19 (金) 10:19:15
- ARP比叡で久々に乗ったけどいい船よな、つよいし楽しい。ただ、TIER的に初狩りと思われたりせんかな…チェザーレよりはマシか -- 2024-07-19 (金) 16:55:58
- 射程長くて強い -- 2024-07-19 (金) 23:50:52
- なんか35砲なのにケーニヒの30砲より貫通しないな…?気のせいかな? -- 2024-07-22 (月) 23:48:19
- もしかして初期モジュール? -- 2024-07-23 (火) 20:19:51
- 今更すぎる話題だけど日巡8インチで金剛のバイタル抜ける? 自分は抜けたことない。装甲レイアウト見たら、舷側+スロープは貫徹力からして無理、落として甲板もまず無理。行けるとしたら舷側203mmを抜いたあと、機関部に垂直に貼ってある76mmを抜くかその前後の継ぎ目の横隔壁19mmに飛び込ませるかは可能性ありそうだけど、日巡砲の貫徹力と落角だと10km切ったあたりでギリチャンスある? くらいな気がしていて -- 2024-08-05 (月) 01:08:21
- それとも跳弾判定をくぐり抜けて正面かお尻に刺すのかなぁ。横とどっちが可能性高いかわからん -- 木 2024-08-05 (月) 01:58:53
- 金剛より薄い妙義とか石鎚ですら至近距離まで近づいてもかなり難しかった印象がある -- 2024-08-05 (月) 07:55:55
- トレモで古鷹なら抜いたことはある。ただ第三砲塔辺りを0.6km付近で波で少し上がった状態と、とてもじゃないが現実的ではない。ガングート、ピョートル、イズメイル、チェザーレ、ドーリエは5km切ると安定して古鷹APで抜けるから、それ以外の戦艦は抜いたことはないなぁ。 -- 2024-08-05 (月) 09:39:52
- フィッティングツール見た限り2km地点でも330mm程度の貫通力しかないようだからキツそう。独巡とかなら380mmぐらいあるから抜けると思うんだが…日巡(蔵王吾妻以外)砲は初速が遅いからなぁ。 -- 2024-08-05 (月) 10:28:45
- どもです。自分でもトレモの存在を思い出して試してみた。教えてもらった内容も参考に500発くらい色々条件を変えて撃ち込んでみたけど、バイタルリボン1枚も取れなかった。旋回して傾いてれば1%くらいチャンスあるのかな……。通常貫通で削るにもけっこう時間かかるから、至近距離で出会ったら大人しく魚雷で屠るかラムるわ -- 木 2024-08-05 (月) 18:12:26
- 金剛で対空エース取れて草 -- 2024-09-18 (水) 22:21:15
- 結構バランスよく使いやすい艦艇 -- 2024-10-05 (土) 20:58:18
- 研究マラソンでひさびさに乗ったんだけどいやーやっぱ難しい艦だわ、自分のスタイルと合ってないのも大いにあると思うんだけどトップよりT7戦場のボトムの方が適度にヘイト高くて回避盾したり射程の長さって特徴がマッチしててよほど戦いやすかった -- 2024-10-09 (水) 01:22:51
- ARPの方で、興味本位で副砲特化で運用してみたんだが思いの外面白い。遠距離は元の性能にのみ頼り、近距離戦を補うために副砲特化。もちろん性能がいいかというとそうでもないんだが、このティア帯だと雷撃しに突撃してくる駆逐艦が多くその迎撃をしたり、戦艦同士でもやはり近距離戦になることがちょいちょい発生する。 そういう艦じゃないから近距離でも運が絡むことにはなるが、良いと思うのよね副砲特化。6インチ砲それなりに積んでるし。 -- 2024-11-03 (日) 23:02:11
- 観測機で射程が延びるけど、散布が酷いからあまり意味無いな。8門では扶桑みたいに斉射で散布の悪さを補うということができない。ある程度相手に近付いて戦う船か。 -- 2024-11-04 (月) 06:39:42
- 裏技的だが上げてる間は垂直散布が良くなるので腹取ってバイタル抜きたいときに上げるのじゃ。それでc押していつもの双眼鏡視点で撃つ。でも日戦のシグマ1.8はそこまで散らないけどね。APだと過貫通と不貫通に悩むから遠距離はHEの方がいい -- 2024-11-04 (月) 07:04:34
- 見た目も違うし性能も対空兵装が増えてるしで、新規艦艇として榛名が実装されたりしないかな -- 2025-12-14 (日) 19:18:41
- コイツはティア5だから対空強化した榛名'45はティア7での実装が順当かな。呉空襲イベントでティア6航巡大淀とタイアップしたらいいだろう。 -- 2025-12-14 (日) 22:19:29
- 何がどうなったらt7になるんだ、、、長門と同じtierになるわけない。精々6が関の山だよ -- 2025-12-14 (日) 22:58:50
- 魔改造してTier6でも厳しいのに7はあり得んよな。しかも対空強化するというのなら奇数Tierとか嫌がらせかと思うが -- 2025-12-14 (日) 23:14:08
- wgが過大評価している魚雷を持たせる。高対空陸奥のような存在。 -- 2025-12-14 (日) 23:19:43
- 何か間違って出雲クラスの貫通力を手に入れればワンチャンT7にはなれる -- 2025-12-14 (日) 23:22:38
- 艦首艦尾増厚して、主砲旋回と装填良くして、あとは装填ブースターでも付けておけばT7でも十分戦えるさ -- 2025-12-14 (日) 23:27:46
- コイツはティア5だから対空強化した榛名'45はティア7での実装が順当かな。呉空襲イベントでティア6航巡大淀とタイアップしたらいいだろう。 -- 2025-12-14 (日) 22:19:29
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2016/8/13
- Kongo/コメント2ページにおけるユーザー「4UPDpRLR」について
当面の間、当該ページの荒らしコメント(おおよそ察していただけると思いますが)について削除を行う場合は報告不要とします。削除の場合は付属コメントすべてを削除してください。2016-08-09(火) 11:55:02 1QCuws7h 4UPDpRLR 126.146.38.46 pcomment ai126146038046.53.access-internet.ne.jp Mobile Safari 9.0/iOS 9.3.2
2016-08-12(金) 10:49:42 wf1LzAV 4UPDpRLR 126.236.175.240 pcomment pw126236175240.12.panda-world.ne.jp Mobile Safari 9.0/iOS 9.3.2
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