TITLE:Friedrich der Große
//&color(Red){※ページ名にウムラウトの付いた文字とエスツェットが使用できない為ページ名が"Friedrich Der Grosse"になっていますが、正しくは"Friedrich der Große"です。};
*フリードリヒ・デア・グローセ級戦艦(H39) H級戦艦 [#sd48bfd3]

#attachref(./FriedrichDerGrosseA.jpg,nolink,35%)

#contents
*性能諸元 [#Ability]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.5.15};

・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|9|~種別|ツリー艦艇|
|~艦種|[[戦艦]]|~派生元|''[[Bismarck]]''|
|~国家|[[ドイツ]]|~派生先|''[[Preussen]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|(A) 72,500 &br;(B) 84,300 |
|~|>|装甲|32-300mm&br;・防郭 45-300mm&br;・艦首・艦尾 32-150mm&br;・砲郭 100-300mm&br;・装甲甲板 50-120mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減|(A-B) 25%|
|~機動性|>|機関出力|初期 150,000馬力[hp]&br;後期 165,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力|初期 27.3ノット[kt]&br;後期 30.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|940m|
|~|>|転舵所要時間|(A) 24.5秒&br;(B) 17.5秒|
&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|17.3km|-|-|19.3km|16.8km|
|~|航空発見距離|12.8km|-|0.0km|15.8km|-|
&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A-B|mod.1|18.5km|247m|
|~|~|mod.2|20.3km|265m|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~180度旋回|~弾種|
|~|A-B|406mm L/52|4基×2門|HE弾 4800(38%)&br;AP弾 12700|26.0秒|32.7秒|Spr.gr.L/4.4 Kz.&br;Pz.gr.L/4.4|
|~|B|420mm L/48|4基×2門|HE弾 5000(41%)&br;AP弾 13500|29.0秒|32.7秒|Spr.Gr.L/4.6 Kz.&br;Pz.Gr.L/4.6|
&br;
|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~副砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~射程|
|~|A-B|105mm L/65 Dop.L.C/38&br;150mm L/55 SK C/28|8基×2門&br;6基×2門|HE弾 1200(5%)&br;HE弾 1700(8%)|3.4秒&br;7.5秒|7.6km&br;7.6km|
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~爆発数|>|~秒間ダメージ|~命中精度|~有効ゾーン|
|~|~|~|~|~|~|~爆発半径内|~継続的|~|~|
|~|A|短|20mm Flakvierling 38|8基×4門|>| -| 116|70.0%|0.1-2.0km|
|~|~|中|37mm Dop.Tr C/39|8基×2門|>| -|67|75.0%|0.1-3.5km|
|~|~|長|105mm L/65 Dop.L.C/38|8基×2門| 7| 1470| 172|75.0%|3.5-5.2km|
|~|B|短|20mm Flakvierling 38|6基×4門|>| -| 77|70.0%|0.1-2.0km|
|~|~|中|37mm Flak LM/42|26基×2門|>| -|445|75.0%|0.1-3.5km|
|~|~|長|105mm L/65 Dop.L.C/38|8基×2門| 7| 1470| 154|75.0%|3.5-5.2km|
&br;
・アップグレード
|>|>|>|>|>|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットA|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットB|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットC|BGCOLOR(#aaccaa):スロットD|BGCOLOR(#aaccaa):スロットE|BGCOLOR(#aaccaa):スロットF|h
|○|○|○|○|○|○|
#region(搭載可能アップグレード)
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#eeaaaa):A|&attachref(アップグレード/MainWeapon1.png,nolink,70%);|主砲兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/SecondaryWeapon1.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空砲座の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/PowderMagazine1.png,nolink,70%);|弾薬庫改良1|自艦の弾薬庫誘爆率 -70%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):B|&attachref(アップグレード/MainGun2.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲装填時間 &color(red){+5%};&br;主砲旋回速度 +15%|
|~|&attachref(アップグレード/SecondaryGun2.png,nolink,70%);|副砲改良2|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Guidance1.png,nolink,70%);|射撃システム改良1|主砲弾の最大散布界 -7%&br;魚雷発射管旋回速度 +20%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/AirDefense2.png,nolink,70%);|対空砲改良2|対空砲座の最大射程 +20%|
|BGCOLOR(#eeaaaa):C|&attachref(アップグレード/MainGun3.png,nolink,70%);|主砲改良3|主砲装填時間 -12%&br;主砲旋回速度 &color(red){-13%};|
|~|&attachref(アップグレード/SecondaryGun3.png,nolink,70%);|副砲改良3|副砲装填時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/FireControl2.png,nolink,70%);|射撃管制装置改良2|主砲最大射程 +16%|
|~|&attachref(アップグレード/AirDefense3.png,nolink,70%);|対空砲改良3|対空砲座の秒間平均ダメージ +20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):D|&attachref(アップグレード/DamageControl1.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;対水雷防御ダメージ軽減率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Engine1.png,nolink,70%);|推力改良1|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/SteeringGear1.png,nolink,70%);|操舵装置改良1|操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):E|&attachref(アップグレード/DamageControl2.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Engine2.png,nolink,70%);|推力改良2|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
|~|&attachref(アップグレード/SteeringGear2.png,nolink,70%);|操舵装置改良2|転舵所要時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):F|&attachref(アップグレード/ConcealmentMeasures_1.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見距離 -10%|
|~|&attachref(アップグレード/LookoutStation_1.png,nolink,70%);|目標測距装置改良1|敵艦艇の強制捕捉範囲 +50%&br;最大目視範囲 +20%&br;魚雷捕捉範囲 +20%|
#endregion

・消耗品
#fold(搭載可能消耗品){{
搭載可能消耗品
|CENTER:36|CENTER:48|CENTER:64|CENTER:36|CENTER:36|CENTER:36|LEFT:420|c
|~スロ&br;ット|消耗品|名称|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間| 効果|h
|~R|&attachref(消耗品/consumable_PCY009_CrashCrewPremium.png,nolink,70%);|[[応急&br;工作班>消耗品#b9a2217d]]|∞|80|15|火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。|
|~T|&attachref(消耗品/Consumable_PCY010_RegenCrewPremium.png,nolink,70%);|[[修理班>消耗品#yd3903f6]]|4|80|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:最大HPの 0.5 [%/秒]|
|~Y|&attachref(消耗品/Consumable_PCY005_Spotter.png,nolink,70%);|[[着弾&br;観測機>消耗品#p4a44272]]|4|240|100|主砲の射程を 20 [%]延伸する|
|~|&attachref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png,nolink,70%);|[[戦闘機>消耗品#d1ef9c7b]]|3|90|60|自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する&br;戦闘機数 4機|
|~U|&attachref(消耗品/Consumable_PCY016_SonarSearchPremium.png,nolink,70%);|[[水中聴音>消耗品#b2ea69cc]]|3|120|120|敵艦、敵魚雷の強制捕捉範囲(煙幕内も含む)を向上させる&br;魚雷強制捕捉距離:4.00 [km]&br;敵艦強制捕捉距離:6.00 [km]&br;最大潜航深度の潜水艦補足距離:2.00 [km]|
}}

**ゲーム内説明 [#acc7b3a1]
フリードリヒ・デア・グローセは、ドイツ海軍の大幅拡張計画の一環として開発された計画案です。ビスマルク級戦艦の発展型であり、より強力な主砲を搭載し、対空火力の強化が図られていました。

//v13.11
1938年および1939年、ドイツ艦隊の近代化と拡張のための計画が進展しました。艦隊の中核となる6隻の新型戦艦として想定されたのが、ディーゼル·パワープラントと口径が 406mm に拡大された主砲を搭載する改装型のビスマルク級戦艦でした。1939年7月、1番艦がハンブルクのブローム·ウント·フォス造船所で起工され、9月にはブレーメンで2番艦の建造が始まりました。しかし第二次世界大戦の勃発によって建造は延期され、後に中止されました。この構想を具現化したのが、戦艦フリードリヒ·デア·グローセです。

**解説 [#le13048a]
 
ドイツT9戦艦。掲示板等では「FDG」あるいは「フリードリヒ」「グローセ」という略称が使われる。
前級から船体も性能も大幅に向上している。
 
-''主砲''
406mm連装砲4基計8門と420mm連装砲4基計8門から選べる。→&attachref(./Friedrich Der Grosse_guns_v611.jpg,noimg,画像リンク(Buff前のもの));
T9になってようやく40cm超になった主砲は、前級まで物足りないと感じた貫通力と威力を克服している。
主砲の旋回速度は前級よりもさらに向上しているため「主砲改良3」と非常に相性がいい。
散布界は前級同様に米戦散布のシグマ1.8で、独戦特有の悪い散布界を備えていたころよりはマシだが良好というわけでもない。
ただマッチング帯の戦艦と比較してはやや射程が控えめであるため「射撃管制装置改良2」を取得するという選択もあるが、これといった散布界の優遇もないのに主砲門数が少ないため遠距離での砲撃精度はあまり期待しない方がよい。(※射撃管制装置改良2は最大散布界を縮小しない)
 
2種類の口径はどちらの口径を選んでも至近距離での貫通力にはほとんど差がないが、420mmは砲弾の重量が米戦並になり遠距離での貫通力が向上するようである。(%%[[ソース>http://wowsft.com/WarshipStats]]%%'''リンク切れ''')&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~距離|~406|~420|~向上割合|
|5km|718mm|737mm|2.6%|
|10km|605mm|631mm|4.3%|
|15km|510mm|541mm|6.1%|
|20km|434mm|467mm|7.6%|
&br;一発あたりの威力とHEの発火率を選ぶか、装填時間を選ぶか。プレイスタイルに応じて選ぶといいだろう。
 
また主砲の射角はビスマルクと比較して大幅に悪化している。全砲門を向けていると、敵戦艦に万単位の体力を持っていかれることが多いので全砲門を使うことに拘らず、優秀な発射レートを生かして手数で勝負するといいだろう。後方射角は35度と良心的な為、適切なタイミングでWキーから指を離す必要がある。
 
-''副砲''
副砲については[[前級>Bismarck]]から比べて最大射程が+0.5km伸びただけで大きな変化は無い。
前級同様に伸ばすことでそれなりの威力を期待できるがTierが上がったことで以前よりも接近戦に入ることが厳しくなっている他、機動性は微妙に低下しているため相対的に前級よりも扱いは難しくなっている。副砲に特化するならより[[適任な奴>Prinz Rupprecht]]が現れたものの戦艦最高クラスの抗堪性を兼ね持つ本艦のアイデンティティは未だ健在。
一応Tier9-10用アップグレード「副砲改良3(副砲装填時間-20%)」によって前級より高い性能(射撃量1.25倍)を引き出すことも一応できるが、競合する「主砲改良3」「射撃管制装置改良2」の効果を考えるとロマン構成。それよりもタンク性能の高さを生かしつつ中距離で戦うことを意識して、主砲性能を向上させる方が現実的だろう。
副砲射角参考:22度10門/28度12門/34度14門
 
-''対空''
T9戦艦としては充分な対空火力を持っている。射程とのトレードオフになるが戦闘機を搭載可能であり、また対空スキルにアップグレードの「副兵装改良3」を載せることで強力な弾幕を張ることが可能。接近戦のために孤立をする事が多く空母に粘着され易いため対空特化も一考に値する。しかし対空防御砲火があるわけでも無く、対空兵装は壊れ易いため航空攻撃を防ぐ事は殆ど不可能である。いずれの場合でも艦載機の動向には細心の注意を払う必要がある。
 
-''装甲''
ドイツ戦艦の伝統である二重装甲は健在で、かつ前級と比較してもかなり堅くなっている。
また船体の甲板の一部は80mmの装甲で覆われており、マッチングする全ての巡洋艦のHE弾をシャットアウトできる。
ただそれはあくまで船体装甲の話。ドイツ戦艦は全体的にイギリス戦艦などと同じく上部構造物が占める面積が多い。船体は頑丈であるものの、艦橋やら&color(Silver){無駄に大きい};煙突にSAPや小口径HEなどをもらい続けるといくらT9戦艦2位の体力を持ってしても厳しいだろう。
石炭艦になった[[Großer Kurfürst>Grosser Kurfuerst]]やその置き換えとして現れた次級の[[Preussen]]も同じであるが2番3番砲塔はバーベットが甲板から大きくはみ出してる上に、装甲も他国と比べるとかなり薄いので損傷しやすい点にも注意。
HPは[[Sovetsky Soyuz]]に次いでTier9戦艦2位の数値である。

#fold("装甲レイアウト"){{
#attachref(./F.der.grosseLayout.png)
#attachref(./F.der.grosseLayout02.png)
}}
 
-''機動性''
改装前で27.3 knot、改装後は30.0 knotとなり戦艦としては充分な機動力を持つ。しかし、旋回性能は前級よりもかなり悪化し、船体も大きくなったことから魚雷の回避が難しくなっている。水中聴音で魚雷の早期警戒に努めても「発見してから転舵」では回避しきれないことが多い。魚雷への回避運動は常に行うこと。
 
-''隠蔽性''
素で17.3km、特化しても13.6kmとTier9戦艦の中でも最悪クラス。巨大な船体も相まってヘイトは高まりやすいため、むやみやたらに副砲やソナーを生かそうとして突出するとあっさり沈んでしまう。しかし、次級でも使える構成として、中距離以遠で主に戦うことを前提とするならばタンク性能の高さから艦長スキル猛烈を積むことも一つの策である。火災によるダメージは回復可能なのでタンクを意識して戦うのがいいかもしれない。
 
-''消耗品''
[[前級>Bismarck]]から大きく進化した点として「水中聴音」、ソナーの性能が巡洋艦標準から[[Tier10独巡>Hindenburg]]性能(魚雷4.00km,敵艦6.00km,時間122秒)と効果がかなり拡大している。
煙幕に籠る敵艦への切り札としてもより使いやすくなっており、より前へ出て戦う際にはとても重宝するだろう。
 
-''総評''
ドイツ戦艦の例に漏れず堅牢な装甲、膨大なHPプール、ドイツ巡洋艦と同等になった「水中聴音」、十分な対空火力と機動力が強みである反面、主砲火力と隠蔽性に難がある。
特に主砲射角と隠蔽性の悪化は、前級[[Bismarck]]から乗り換えてきたプレイヤーに困惑をもたらすだろう。
全主砲を発射したいという欲に駆られすぎず、しっかり防御姿勢を取ってタンクとしての立ち回りを意識し、味方の負担を減らしていくのが基本的な立ち回りであろう。
**史実 [#i3855214]
ヒトラーが再軍備のために始めた主力艦建造計画「Z計画」の戦艦。いわゆる「H級戦艦」である。同型艦はH、J、K、L、M、Nとあり「I」が抜けているのは数字の1と混同しないようにするため。
この計画は戦艦10隻、巡洋戦艦3隻、航空母艦4隻、装甲艦3隻、重巡洋艦5隻、軽巡洋艦12隻、偵察巡洋艦6隻を主力とする戦力を建造してイギリスと同等の海軍を整備する計画で、1948年に完了する気の長い計画だった。ちなみに装甲艦は他に12隻建造する構想が存在したが開戦前に巡洋戦艦3隻に差し替えられた。しかし、新造された装甲艦の活躍を受けて1941年には通商破壊目的の重巡洋艦として8隻と商戦改造の空母2隻が追加された。

兵装はビスマルク級より強化された40cm砲を搭載、またディーゼル機関を採用し、通商破壊作戦が目的の19,200浬という非常に長い航続距離が特徴である。一番艦は1939年7月、二番艦は9月に起工したが第二次世界大戦が勃発し、直ちに戦力となる潜水艦の建造に全力を注ぐ必要が出てきたため、10月には工事中止、翌年には解体されてしまった。

その後、相次いで設計要求(排水量や武装)が変化していきH級はH41→H42→H43→H44と年々スケールアップしていった。一般的にH級戦艦は存在するがH42級だのH44級だのは存在せず既存のH級を元にどんどん強化していくスタイルで開戦が遅れた場合でも最終的にドイツ海軍が装備する戦艦は13隻(フリードリヒ・デア・クローゼ級6隻、ビスマルク級2隻、シャルンホルスト級2隻、ジークフリート級3隻)になっておりイギリスやフランスは勿論ソビエト連邦とも対等に戦えたであろう。

本作を含む戦後の創作物では一番艦をフリードリヒ・デア・グローセ、二番艦をグロース・ドイチュラントとする事が多いが実際に予定されていた艦名である・・・が、後述のグロース・ドイッチュラントは既に就役したドイッチュラント級装甲艦のネームシップだったりする。シュペーの沈没でドイツの名を冠した艦が沈むのは縁起が悪いとしてドイッチュラントがリュッツオウに改名された以上は2番艦も同じ運命を辿った可能性はある。しかしながらH級戦艦が完成している状況はまだ開戦していないも同然な状況であるためそのままの名前で決定されたであろう。3番艦と4番艦にはちょび髭の伍長が生前に語っていた「ウルリヒ・フォン・フッテン(Ulrich von Hutten)」、「ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン(Gotz von Berlichingen)」がそれぞれ宛がわれたとされている。本級の法則として3区切りの名前(○○・○○・○○)と2区切りの名前(○○・○○)が用いられているため、5番艦には「グローサー・クルフュルスト(Großer Kurfürst)」、6番艦には「カール・マルクス(Karl Marx)」と命名された・・・・かもしれない。ちなみに6番艦の名前は実際にアニメ「シュヴァルツェスマーケン」に登場するH級戦艦の名前であり東ドイツを舞台にした作品ならではの艦名と言えよう。

//&attachref(./7EE62B06-E0F1-4B3F-83B1-13C9B5049045-866-000000D550BF1AC6_tmp.png,nolink,zoom,50%){[画像]};
なお仮称艦名は1番艦がH、2番艦がJであるが、これは第一次大戦後にドイツ海軍が建造した主力艦はアルファベット順に仮称艦名が付けられており、[[A>Deutschland]]・[[B>Admiral Scheer]]・[[C>Admiral Graf Spee]]がドイッチュラント級、[[D>Scharnhorst]]・[[E>Gneisenau]]がシャルンホルスト級、[[F>Bismarck]]・[[G>Tirpitz]]がビスマルク級となっているため。
**小ネタ [#ueefff97]

艦名の「Friedrich der Große」は「フリードリヒ大王」という意味で、プロイセン王フリードリヒⅡ世の尊称である。
カイザー級戦艦2番艦の艦名にもなっている。
*編集用コメント [#n30e815d]
#region(''編集用のコメントはこちら'')
#pcomment(./編集用,reply,15)
#endregion

*コメント欄 [#ob313f14]
#pcomment(./コメント,reply,15)