ビスマルク級戦艦
▼初期船体

▼無期限迷彩タイプ18(3000ダブロン)

▼ビスマルク追撃戦キャンペーン迷彩

期間限定キャンペーンビスマルク追撃戦のコレクションビスマルクのバッジを全て取得すると配布される「最後の作戦」迷彩。 1941 年 5 月 19 日にゴーテンハーフェンのドイツ海軍基地から出撃した際のビスマルクの外観

イベント[ハロウィーンイベント Pt. II: 暗闇を照らす光]クリアで手に入るVargs迷彩(外見変更)
期間限定キャンペーン[ビスマルク追撃戦]のコレクションビスマルクのバッジを全て取得すると配布される「海底から」迷彩。 1941 年 5 月 27 日、沈没時の外観
▼ハロウィーン迷彩

ハロウィーン ジャック・オー・ランタン コンテナから一定確率で入手
▼ゴシック迷彩

ケルン大聖堂がモチーフとされる迷彩。この迷彩を適応すると汽笛がパイプオルガンのような音に変化する。2020年10月頃のミッションを達成することで入手できた。その後武器庫においてコミニュティトークン10,000で入手可能だった。現在はダブロンで購入できる。
▼不沈のサム迷彩
2019年9月17日から本艦と迷彩がセットになった"不沈のサム"迷彩が販売された


不沈のサム迷彩で港に停泊させると、甲板上にサム(オスカー)が歩いたりゴロゴロしたりするようになる。
性能諸元
・基本性能
| Tier | 8 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 戦艦 | 派生元 | Gneisenau |
| 国家 | ドイツ | 派生先 | Friedrich Der Große |
| 生存性 | 継戦能力 | (A) 64,500 (B) 69,200 | |
| 装甲 | 32-315mm ・防郭 45-315mm ・艦首・艦尾 32-60mm ・砲郭 160mm ・装甲甲板 50-100mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 22% | |
| 機動性 | 機関出力 | 初期 150,100馬力[hp] 後期 163,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 初期 28.5ノット[kt] 後期 31.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 850m | ||
| 転舵所要時間 | (A) 22.4秒 (B) 16.0秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 16.4km | 18.4km | 15.0km | |
| 航空発見距離 | 11.7km | 14.7km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| A-C | mod.1 | 19.3km | 255m | |
| mod.2 | 21.2km | 274m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 380mm L/52 | 4基×2門 | HE弾 4400(34%) AP弾 11600 | 26.0秒 | 36.0秒 | Spr.gr.L/4.6 Pz.gr.L/4.4 |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 | 貫通力 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 105mm L/65 Dop.L.C/37 | 8基×2門 | HE弾 1200(5%) | 3.4秒 | 7.5km | 26mm | |
| 150mm L/55 SK C/28 | 6基×2門 | HE弾 1700(8%) | 7.5秒 | 7.5km | 38mm |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
| A | 短 | 20mm Flak 38 | 12基×1門 | - | 108 | 70.0% | 0.1-2.0km | ||
| 20mm Flakvierling 38 | 2基×4門 | ||||||||
| 中 | 37mm Flakzwilling 30 | 8基×2門 | - | 39 | 75.0% | 0.1-3.5km | |||
| 長 | 105mm L/65 Dop.L.C/31 | 8基×2門 | 7 | 1400 | 175 | 71.0% | 0.1-5.2km | ||
| B | 短 | 20mm Flak 38 | 14基×1門 | - | 287 | 70.0% | 0.1-2.0km | ||
| 20mm Flakvierling 38 | 16基×4門 | ||||||||
| 中 | 37mm Flak LM/42 | 10基×2門 | - | 179 | 75.0% | 0.1-3.5km | |||
| 長 | 105mm L/65 Dop.L.C/31 | 8基×2門 | 7 | 1400 | 161 | 75.0% | 0.1-5.2km | ||
・アップグレード
| スロットA | スロットB | スロットC | スロットD | スロットE | スロットF |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| A | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| B | 主砲改良2 | 主砲装填時間 +5% 主砲旋回速度 +15% | |
| 副砲改良2 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 対空砲改良2 | 対空砲座の最大射程 +20% | ||
| D | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 対水雷防御ダメージ軽減率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 推力改良1 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% | ||
| 操舵装置改良1 | 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
| E | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
| 推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
| 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% | ||
| F | 隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% | |
| 目標測距装置改良1 | 敵艦艇の強制捕捉範囲 +50% 最大目視範囲 +20% 魚雷捕捉範囲 +20% |
・消耗品
ゲーム内説明
当初の計画では330mm砲を搭載した新型艦を建造する予定でしたが、同口径の主砲を搭載した戦艦の建造をフランスとイタリアが開始したことを受けて、口径は380mmに拡大しました。1941年5月、戦艦ビスマルクと巡洋艦プリンツ・オイゲンは、大西洋での輸送船団襲撃のために出航しました。この作戦中に、 両艦はイギリスの戦艦プリンス・オブ・ ウェールズと巡洋戦艦フッドに迎撃されました。フッドが数発を被弾し轟沈した後、ドイツの通商破壊部隊は大西洋に針路を取りました。これに対し、イギリス艦隊は敵の追撃を続けました。5月26日、操舵装置が損傷したビスマルクは操縦不能に陥りました。その後の戦闘で、戦艦ビスマルクは撃沈されました。
解説
ドイツ第一戦艦ツリーのTier8戦艦。
同型艦のTirpitzが先行実装された後に本艦を含めたドイツの戦艦ツリーが実装された。ドイツ戦艦特有の性能がよく現れた艦であり、その性質を活かせるかどうかが重要となる。武器庫のコンテナから入手出来る「ビスマルク追撃戦」のコレクションを完成させると専用迷彩2つと本艦専用のボーナス・パッケージが入手可能。本艦はオペレーションといったPvEの適正が高いため、石炭と引き換えにボーナス・パッケージを入手するのも一考。
- 抗堪性
- 装甲
非常に堅牢。
ドイツ戦艦の特性と言える優秀なタートルバック方式の装甲により特に水平方向からの砲撃にとても強く(硬く)接近戦においては驚異的な防御性能を発揮する。例え460mm砲を横側から受けても防郭への命中をほぼ受けず通常致死レベルの大ダメージを何割か低く抑えられる。また、外側も上部構造を除けば全体的に厚めの装甲で覆われており角度を付ければAP弾を跳弾させやすくHE弾による貫通も比較的受けにくい。HP自体も高めで修理班での回復も忘れなければ非常に高い継戦能力を発揮できるだろう。ただし、優秀な装甲も絶対的な防御というわけではなく、戦艦主砲斉射によるAP弾多数貫通を受ければかなりのダメージを受けるし、落下する角度がつく中距離から遠距離では常識的に硬い程度の装甲で防郭への命中を防げるわけではないため過信は禁物である*1
VPを抜かれ無くとも通常貫通で大ダメージを受けやすい為、やむを得ない時を除き防御姿勢で砲弾を受ける様にしたい。また、艦載機のAP爆弾は脅威。巨大な船体のため外し様が無く、食らえば簡単に万ダメージを飛ばされるので注意したい。 - 水雷防御
弱点として対水雷防御がやや低く設定されている。相手と距離を縮めて戦いたい本艦にとってかなり大きな弱点であり、接近戦を試みる際は特に魚雷への注意が必要となる。このTierからドイツ戦艦に搭載されるソナーは接近戦における切り札であり重要な生命線である。また、地味な弱点として他に比べ主砲装甲が若干薄い。
- 装甲
- 主砲
- 砲門数と口径
前級から1基増設され単純な火力は増したが、砲門数は同格他国の戦艦に比べるとRichelieuと並んで少な目に入る。また、口径が380mmの主砲のため他国艦と比べて貫通力が劣る。 - 精度と貫通力
実装からしばらくは射撃精度に難があったが、現在は標準的なシグマ値となっており英戦艦と同等の散布界に強化されている。先述したように口径が同格戦艦と比べて小さいため貫通力に劣るが、HE弾の貫通力は優遇されている。具体的には通常「口径÷6=貫通可能な装甲厚」であるが、本艦のHE弾は「口径÷4=貫通可能な装甲厚(95mm)」に優遇されている。
装填時間が26秒と短いため修正射撃もやりやすく扱いやすくはなっているが、決してダメージレートは高くは無い。単純な撃ち合いでは負ける公算が高いが、後述する他の性能を上手く活用して勝ち抜こう。
- 砲門数と口径
- 副砲
- 射程
副砲の射程はデフォルトで7.6kmと長く、UGや艦長スキルで強化すれば最大11.5kmまで延長可能になる。また、リロード速度が速いため、接近戦や姿を晒した駆逐艦に対して瞬く間に火災やモジュール破損を引き起こし被害を拡大させる事も出来る。 - 貫通力
片側3基6門の150mm砲はHEの貫通力が主砲と同じく「口径÷4=貫通可能な装甲厚」と優遇されており38mmまでの装甲に対してダメージを与える事が可能。多くの上位Tier艦で採用されている艦首艦尾が32mmの戦艦相手に有効打が出せるようになる。口径が一回り劣る片側4基8門の105mm砲は装填時間が3.4秒と早い上に貫通力が26mmなので艦長スキル「榴弾用慣性信管」を取得せずとも19mm装甲相手の駆逐艦にダメージを与えられる*2。 - 「副砲の手動制御」について
艦長スキル「副砲の手動制御」を取得する事で散布界を抑えて高い命中を期待出来るようになる。接近戦を得意とする本艦の装甲配置、消耗品を考慮すれば接近戦ビルドの有効性は高い。加えてIFHEを取得することで、Tier10戦艦の船体装甲に多い32ミリ装甲にダメージを出す事が出来、火災と合わせて格上でもゴリゴリと削ることができる様になる。接近戦を好む艦長であれば是非とも取得をしたいスキルである。尚これは次級のFriedrich Der Großeでも同様。
- 射程
- 対空火力
同型艦のTirpitzと比較すると初期船体では対空性能がほぼ同じだが、後期船体になると対空兵装が増設され特に中距離対空兵装が大幅に強化されるようになる。同格他国と比較すると爆発数や継続ダメージなどの性能は平均的であり可もなく不可もなくと言ったところ。無計画な突出、孤立は自殺行為であり、常に味方の対空圏を意識する必要がある。特にTierから空母も強化されており、特にTier10の艦載機にはほとんど歯が立たない。
- 機動性
速力は最大31ktと良好で、転舵時間は16秒と概ね平均的。速度旗を付けると32.6ktとやや遅い巡洋艦の速力とほぼ同等となり、巡洋艦に対して立ち回りの不利をさらに感じにくくなるだろう。
- 隠蔽性
UG・艦長スキルで隠蔽性を最良まで上げれば12.3kmまで抑えることができる。隠蔽と副砲射程の差は0.8キロであり、前級Gneisenauと比較して副砲戦に非常に持ち込みやすくなった。可能な限り隠蔽性を上げておくと立ち回りをより有利に進めやすく、近距離戦に向いた主砲副砲装甲などを最大限活用しやすくなる。
- 消耗品
- 水中聴音
ドイツの第一戦艦ツリーはこの艦から水中聴音、ソナー(水中聴音)が搭載される。本艦のソナー性能はドイツ巡洋艦のモノではなく通常のTier8ソナーだが、それでも接近戦や対潜水艦戦において非常に強力な武器となり得る。特に潜水艦が実装されて以降の現況ではこのソナーが非常に重要な消耗品となっている。敵潜水艦がソナーの探知範囲内にいるのであれば強制的に潜らせられる上に魚雷の警戒まで出来る。潜水艦側から見ると100秒間もの間浮上できなくなるため、敵潜水艦の息切れを引き起こしやすい。例え探知範囲外の遠距離にいようと、やってくる魚雷に対して早期に発見し回避する事も可能なため効率よく戦略的に使っていこう。
- 水中聴音
- 総評
ドイツ第一戦艦ツリーらしく接近戦に長けた戦艦と言える。
良くなったとはいえ散布界と小口径による貫通力の低さから相変わらず遠距離砲戦は苦手である。そのため、本艦が活躍するためには距離を詰めて接近戦に持ち込む必要があるが、高火力な空母艦載機が飛び交い潜水艦が海域を闊歩する現況では接近する事が難しくなっている。序盤は火力支援に徹し、機動力と重装甲を活かした立ち回りで前線に出て敵艦隊へ打撃を与えつつ敵からの攻撃を引き受けながら期を見て適時離脱して回復を行うという戦い方が望ましい。また、高い抗堪性を生かしタンクを行うことで間接的に味方に貢献できるだろう。無計画な突撃では犬死が必須であり、盤面をよく読んで戦う必要がある。
史実
ビスマルクは第2次大戦中にドイツが保有した最新・最大のビスマルク級戦艦のネームシップである。艦名は「鉄血宰相」とあだ名されたオットー・フォン・ビスマルクに由来する。短くもその壮烈な戦歴から欧米人には、ある意味日本人にとっての大和型のごときの印象を与えている艦である。
1940月8月の就役以後、慣熟訓練を重ね、1941年5月18日ついに初の任務である「ライン演習」作戦に重巡洋艦プリンツ・オイゲンと共に出動した。作戦目的は通商破壊を企図した、北米・イギリス間の船団攻撃である。
しかしながら出港当初よりスウェーデン航空巡洋艦「ゴトランド」に追跡を受け、ノルウェー海ではイギリス重巡洋艦「ノーフォーク」「サーフォーク」の2隻の触接・攻撃を受けるなど、隠密とは程遠い状況であった。なお、このハラスメント的攻撃で捜索レーダーに損害を受け、先頭艦を「プリンツ・オイゲン」と交代している。
その結果、デンマーク海峡(アイスランド・グリーンランド間)において、押っ取り刀で駆け付けたイギリス戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」「フッド」の2隻に捕捉され交戦する。イギリス海軍の押っ取り刀のほどは、就役直後の初期故障が直っていない「プリンス・オブ・ウェールズ」に造船所の職工が乗艦したままであったことからも窺える。
5月24日朝のこの「デンマーク海峡海戦」において、「ビスマルク」は射距離約15,000m(15km)からの第5斉射が「フッド」の弾薬庫を誘爆させ(海底調査により誘爆が発生したことは確認されたが誘爆に至る過程は諸説あり)同艦は後部砲塔付近から切断され、文字通り轟沈した。救助されたのは全乗組員1419名中、少尉候補生を始めわずか3名だった。「フッド」の艦上で指揮を執っていた司令官のホランド中将も戦死した。
その間、「プリンス・オブ・ウェールズ」も艦橋に命中弾を受け、また喫水線下にも「ビスマルク」の主砲弾3発が命中、大量の浸水被害を受けていた。加えて元より不具合のあった主砲が限界に達し、射撃を中止し煙幕を展張しつつ避退を開始した。この混乱により、ドイツ艦隊はイギリス艦隊を振り切ることに成功し、デンマーク海峡を突破、ついに北大西洋に進出した。
だが「ビスマルク」も無傷ではなく、「プリンス・オブ・ウェールズ」から受けた砲弾により燃料槽から重油が漏れ、当初企図した船団攻撃をあきらめざるを得ない状況であった。そこで「プリンツ・オイゲン」を分離し部隊として任務を継続しつつも、再起を図るべくフランス・ブレスト港を目指すこととなった。
しかし「フッド」撃沈の報に怒髪天を衝く勢いのイギリス海軍は、稼働全艦を投入した追撃戦を決意した。地中海東部のクレタ島がドイツ空挺軍団の攻撃下にあることを考慮すれば無謀な決断であった。
5月26日夜、地中海方面部隊「H部隊」から急派された空母アーク・ロイヤルのソードフィッシュ攻撃機の荒天を突いた夜間雷撃により、舵機・推進器に致命的な損傷を受け、速力が7ktまで低下してしまう。
その後も第4駆逐隊4隻(含ポーランド駆逐艦1隻)の夜襲を受けるが、荒天下でありかつ散発的攻撃(個艦による約4,000mからの雷撃)となったため損害はなかった。
5月27日朝、さらなる追撃部隊、戦艦「キング・ジョージV世」「ロドネー」重巡洋艦「ノーフォーク」「ドーセットシャー」と交戦を開始した。約20,000m(20km)から開始された砲戦は、最終的には「ロドネー」が約3,000m(3km)まで近接し、副砲はもちろん、主砲も俯角(砲を水面方向に向け)をかけて砲撃するほどであった。この点からもイギリス海軍の戦意の高さ、「フッド」の復仇の念が知れる。しかしソードフィッシュの魚雷による損傷で回避行動がほぼ不可能になっていた「ビスマルク」は4隻のイギリス艦艇からすればただの的同然であり、主砲、射撃指揮装置に交戦初期に損傷を受けた「ビスマルク」は早々に射撃不能となり、「ロドネー」に至近弾を与えたのがせいぜいであった。
「ビスマルク」はこの交戦で4隻のイギリス艦から2,800発以上の射撃、400発以上の命中弾を受けた。しかしこの約2時間にわたる攻撃でも、堅牢な装甲を持つビスマルクは多少の傾斜はあれど沈まなかった。が、ほとんどの兵装が沈黙した上に航行不能となり、もはや軍艦の体をなしてはいなかった。「ビスマルク」は最期の名誉を守るべく自沈処置を行い、10時40分「ビスマルク」は沈没した。4昼夜にわたる追撃戦はここに終了、「ビスマルク」は就役からわずか10か月の短い生涯を終えた。
小ネタ
- 名称について
太平洋戦争における激戦地であるソロモン諸島への出撃拠点となったビスマルク諸島の名もオットー・フォン・ビスマルクからとられている。1939年のバレンタインデーに進水式が行われた際には、オットー・フォン・ビスマルクの孫娘にあたるドロテア・フォン・レーヴェンフェルトが出席し直接命名した。 また進水式でアドルフ・ヒトラーは「この巨艦に搭乗する乗組員たちがビスマルクのごとく鋼の精神力を持つことを期待する」と演説した。ドイツ海軍艦は甲板から上が重く、巨艦であるほど偏揺れが激しい。そのため乗組員は船酔いに悩まされたという。
- ビスマルク追撃戦
2017年5月~6月の期間にキャンペーン「ビスマルク追撃戦」の報酬として配布されており、ドイツ戦艦ツリーを進めずとも入手可能であった。
また同キャンペーンにおいて史上におけるHoodとの交戦後に見立てた特殊な迷彩が報酬となっていた。
ついでに2017年のハロウィンイベントにて敵戦艦の船体元として登場し、ビスマルクもその敵艦の姿になる特殊迷彩が限定コンテナ(※ガチャ)に入っていた。緑色の煙を吐くまがまがしい姿のビスマルクがいたらそれだ。
編集用コメント
- とりあえず、白黒のものを貼っておきました。どなたかカラー画像をお願いします。 -- 2016-08-24 (水) 02:22:40
- カラー、初期、課金迷彩を追加しました -- 2016-08-31 (水) 18:51:59
- 隠蔽性 航空発見距離 火災 が1.77kmになっていたので17.7kmに編集 -- 2017-03-15 (水) 14:38:10
- 解説を少し追加しました。 -- 2017-08-20 (日) 23:24:28
- 副砲の数値が0.6.8以前だったので更新しました。 -- 2017-12-27 (水) 16:37:14
- 解説に「隠蔽性」や「その他のビルド」を追記、他の項目にも少々追記してみました。 -- 2018-02-24 (土) 06:11:27
- 解説の説明の節々がやや古くなってきたのでざっと情報をまとめなおして書き直しました。 -- 2018-03-05 (月) 21:48:30
- 副砲仕様buffのため少し書き直しましたが以前の記事も残してあります。 -- 2019-07-25 (木) 18:04:02
- 「不沈のサム」迷彩の画像を追加 -- 2019-09-17 (火) 21:21:41
- 歩いてるところの写真を追加掲載 -- 2019-09-25 (水) 21:18:53
- トップ画像変更、性能諸元の対空を修正、副砲欄の修正と貫通力を追記 -- 2019-09-25 (水) 23:21:20
- 世界で3枚目のオスカーが鮮明に写った写真を追加 -- 2019-09-30 (月) 22:02:00
- どうやって撮ったの!? -- 2019-09-30 (月) 22:05:35
- 4Kで対空機銃にズームインして撮影してトリミングしてフォトショの超解像かけてます -- 2019-09-30 (月) 22:10:01
- その手があったか~~~~!! -- 2019-09-30 (月) 22:12:51
- どうやって撮ったの!? -- 2019-09-30 (月) 22:05:35
- 史実を編集。 -- 2023-03-27 (月) 17:31:25
- 消耗品を現行フォーマットで更新 -- 2024-07-07 (日) 23:17:32
- region→fold置き換え・ゲーム内説明追記 -- 2024-12-07 (土) 16:38:51
- ゴシック迷彩を現行の入手方法に -- 2025-02-10 (月) 00:26:57
- 解説を現況に沿ったものに修正しました。流石に古すぎる箇所は削除してます。 -- 2025-09-03 (水) 21:33:37
コメント欄
- アドバイス感謝します。ただ接近戦意識しすぎて負け込んで、その辺りに目敏いプレイヤーからブロックされてると思うから上位のランダム潜る気にはもうなれません。ダブロン投げて継戦能力重視で育て直します。 -- 2023-12-10 (日) 09:44:37
- 無理に副砲使うより主砲強化して巡洋艦の一歩後ろ位で機動戦した方が安定して勝てるしダメージ出るわ それだけなら天城やリシュリュー辺りでやった方が強そうな気がしないでもないがコイツはソナーがあるのがミソ -- 2024-05-13 (月) 23:52:11
- ソナーあるのと副砲とで駆逐の接近も牽制できるし、いざとなれば前に出れるというのは強みだよね、昔ほどチャッカマンも多くないから装甲がちゃんと頼りになるし -- 2024-05-14 (火) 11:50:18
- 不利戦線で尻振りながら副砲の距離で引きながら戦うと強いね。逆に押し込むのは苦手かな。 -- 2024-07-17 (水) 19:12:28
- この船のアップグレード、副砲改良1と射撃システム改良1どっちにしてる? -- 2024-07-17 (水) 23:41:55
- この子ボトムの時どう立ち回ればいいでしょう?副砲を活かすのはより難しくなりますよね。 -- 2024-07-21 (日) 19:18:04
- 副砲ビルドだとボトムの時は囮役くらいしかないんじゃないかね、副砲を当てに行こうとしようものならあっという間にすり潰されるのがオチ。まあ、自陣営が有利で押しに掛かるようなシチュなら副砲を使えるタイミングもあろうが。立ち回りとしては砲戦主体でチマチマやるしかないな。 -- 2024-07-21 (日) 21:44:56
- ボトムの副砲ビルドなら遠距離から燃やすか、定期的にヘイト集めて隠蔽入ってを繰り返してタンク役、最悪敵駆逐が周囲隠れられないところにいそうだったら島影から現れて刺し違えても倒すとか… -- 2024-07-21 (日) 22:49:33
- 囮・タンクかぁ。副砲以外のビルドでもまぁチマチマするしかないんでしょうね、特にこの子の主砲性能では。答えてくださりありがとうございます。 -- 木 2024-07-22 (月) 23:26:43
- とにかく良隠蔽を生かす事 あのSchlieffenより隠蔽が良いという事を忘れてはいけない タートルバックを生かす為相手に腹見せ姿勢を維持しながら外周を目指す 隠蔽が割られたら直ちに転舵退避して距離を取り隠蔽に入り直す 深追いしてくるなら副砲圏内に誘い込めるし味方の援護も受けやすい 外周に到達したら隠蔽を保てる距離で撃っては止めてを繰り返してヘイトを稼ぎ、味方と協調して突撃か引き撃ちか見極める 最後まで生き残ってるだけで及第点だ -- 2024-07-23 (火) 00:12:15
- 主砲弱いな105mm副砲の貫通力バフされないかなと常々思ってるけど、タイマンでフルへ大和を処したときはとても気持ちよかった。これだからビスマルクはやめられない。 -- 2024-07-24 (水) 19:55:56
- これ使うなら天城で良い。体力あるけれども主砲がダメだな。 -- 2024-08-12 (月) 11:16:03
- 勝とうとすると天城のような立ち回りが多くなり、天城でよくないおじさんになります。主砲もですがその他の性能もアジア高tierと相性が良くないと思います。 -- 2024-08-12 (月) 12:09:45
- そうかな?ビスマルクはソナーあるし運動性能も最低限持っててバイタルカチカチだからCAP周りでも比較的自由に立ち回れるし、上の木にもあるように距離さえ詰めれれば格上戦艦にタイマン勝ちに行けるポテンシャルはあるから、そこまで○○で良くない?とはならない気がするけど。 -- 2024-08-12 (月) 12:27:59
- まぁ、アジ鯖だとそういう感想になるのもわかる。副砲生かせる距離に中々ならないし、副砲生かす前の砲撃戦で有利にするなら天城の方が強い。砲撃力もそうだけど、ドイツ戦艦は艦上構造物狙われると滅茶苦茶脆いから、戦艦の砲撃距離なら天城の方が硬い。島が多いシチュエーションならビスも悪くないけど、だいたい味方が島裏に固まるから勝つためには何乗ってもサイドを担当せざるを得なくなるのが今の味鯖 -- 2024-08-12 (月) 12:44:29
- ↑そうなんですよ。上でフルへ大和処した木は私ですが、高Tierで相手の戦艦、巡洋艦に接近出来る機会なんて限定的ですし、近距離でなら致命傷は負わないだけで痛いものは痛いし、島関係なくそもそもサイドをカバーする意識が味方には皆無だしで嫌でもビスマルクの限界というものを感じさせられます。まぁかっこいいのでこれからも乗りますけど。 -- 2024-08-13 (火) 13:50:44
- 聞いたことも無いマインツよりも、有名なのに可哀そうな子。 -- 2024-08-20 (火) 14:34:10
- オペとかならこっちソナーあって使いやすいしコレクションで永久エコボ貰えるから… -- 2024-08-12 (月) 12:26:21
- 勝とうとすると天城のような立ち回りが多くなり、天城でよくないおじさんになります。主砲もですがその他の性能もアジア高tierと相性が良くないと思います。 -- 2024-08-12 (月) 12:09:45
- 聞いたことも無いマインツよりも、超有名なのに桁違いに弱い可哀そうな子。 -- 2024-08-20 (火) 14:39:13
- 有名な史実がある故に盛れない艦と、そうでない艦に差が出るのは仕方ない。独戦第1ツリーの味付けが味鯖に合ってないのもあるけど。 -- 2024-08-20 (火) 18:18:06
- オペレーションでは副砲つおつお -- 2024-09-21 (土) 00:25:10
- ちょっと孤立してたりいい感じに削れてたりしてる敵の前にヌボッと出てって、敵の集中砲火を受けつつ狙いの敵を仕留めたら敵の集中砲火を受けつつのそのそ帰っていく。みたいな蜂の巣を襲う熊みたいな戦い方ができて楽しい。 -- 2024-12-29 (日) 03:18:03
- この娘の主砲、口径が小さいから弱いって解説で書いてるけど…同格巡洋艦と撃ち合ったらAP弾過貫通しかしない。どうなってんだ??(副砲が撃ってたから、距離は10キロ以内だったはず。でもそれ以上の距離で戦艦に撃っても結構過貫通多かったなぁ) -- 2025-01-06 (月) 18:52:43
- 再開発で乗ってるけど、ボトムだと本当にやる事無いな。豆鉄砲だし近づく前に火炙りにされるしな。そもそもWowsにタンクなんてなかったんやと思い知らされる艦。 -- 2025-02-04 (火) 13:18:18
- ビスマルクの副砲特化 & ダメコン特化で絶対防衛線、めちゃくちゃ楽しい -- 2025-04-29 (火) 02:17:49
- ALビスマルク買ったのでT8ランク戦EUサバで使ってみた。我は副砲特化船長乗せてて、島影待ち伏せマチャチュウチェッチュとタイマンになり、横やりもほぼ無視して良い状況で、マップ端へ向けて引き撃ちのマチャの尻を追いかけて5~6kmまで接近となりAPを尻へ放つも、最終的に打ち負けた。何でだ。マチャの方が強いのか?我はHE弾を打つべきだったのか?(このタイマンによって相手マチャはマップ端へ行ったので活躍できなくなり試合は味方が勝ってくれた)ビスマルク乗りの先輩方よ、マチャにタイマンで勝つにはどうしたらよかったのか教えてくれ。 -- 2025-05-17 (土) 21:33:20
- ハッキリ言うとあなたの取った行動は全部間違ってたから当然の結果 島影にいる敵艦の動向と残HPを5kmソナーで把握できるのに逃げられやすい艦尾側から迫った(最悪ラムで相討ちに持って行ける選択肢を捨ててる)380mm砲APでは32mm装甲は強制貫通できないのにAPに固執した 速度、射程、弾道、隠蔽、装甲、HE弾性能全てで上回っており近づく必要はなかったのにわざわざ相手の得意な土俵に登った 味方との連携を疎かにしてタイマンに持ち込まれた これだけ失策を重ねて勝てるわけがないです あとカタカナ読みは「マサチューセッツ」ね -- 2025-05-18 (日) 00:18:34
- 具体的な作戦以外は余計なことなので書かなくてよいよ。APは強制貫通する場面限定の弾なのか?マチャの尻は丸くて特別はじける角度でもなさそうだと思った訳だが。特別装甲も無いし。速度では上回っておりラムまでもう少しだったが、いや、ラムする気はさらさらなかったわけだが、マチャは後部砲台が3門。こちらは前向いており4門。そして、尖った船先と装甲があり、不利な要素はないはずではないのか。ゲームの仕様が複雑でよくわからんのもあるが、もう少しわかりやすく頼む。 -- 2025-05-18 (日) 03:21:20
- 必要なことだから枝が書いてくれてんのに余計とか言うし、何もわかってないのにわかった気でいながらもう少しわかりやすく頼むとかこの木教わる気微塵もないでしょ -- 2025-05-18 (日) 10:46:48
- 部外者の自分が読んでも枝主は的確にアドバイスしてくれていると思うぞ。バッサリ斬られて少し反発したくなるかもしれないが、酷評されて当たり前のプレーをしてる。少し謙虚になったらどうかな。 -- 2025-05-18 (日) 11:19:39
- 造語症って言うんだっけ?一般的な名称じゃないものを平然と使われると不快に思う人も多いから気をつけたほうがいいよ -- 2025-05-18 (日) 12:46:52
- ディスって何になるというのか?非生産的だな -- 2025-05-18 (日) 14:10:43
- 近距離のマサチューセッツのケツにAP使うのは間違ってないけどそれは貫通できる狭い範囲にきちんと命中させられるエイム力がある前提だよ。おそらくできてないから負けたわけで、素直にHE使えばよかったという結論になるんじゃないかな。 -- 2025-05-18 (日) 11:16:56
- ハッキリ言うとあなたの取った行動は全部間違ってたから当然の結果 島影にいる敵艦の動向と残HPを5kmソナーで把握できるのに逃げられやすい艦尾側から迫った(最悪ラムで相討ちに持って行ける選択肢を捨ててる)380mm砲APでは32mm装甲は強制貫通できないのにAPに固執した 速度、射程、弾道、隠蔽、装甲、HE弾性能全てで上回っており近づく必要はなかったのにわざわざ相手の得意な土俵に登った 味方との連携を疎かにしてタイマンに持ち込まれた これだけ失策を重ねて勝てるわけがないです あとカタカナ読みは「マサチューセッツ」ね -- 2025-05-18 (日) 00:18:34
- この子の良いところは、副砲特化で数十戦した後に別艦乗るとエイム力が半端なく上がるという点…は半分冗談として、昔あった占領し続けるmapのように追い出し力はかなりの物。駆逐であってもソナー上手く使えば戦えるのは強い。ただ、主砲が信頼ならないのと対空が弱いのと結構な確率でT10戦場に連れていかれる(できる事が本当に少ない)現状、やりたいことが出来ずフラストレーション溜まりやすい艦ではある。特殊戦場向けっていうのもわかるな。 -- 2025-09-03 (水) 16:13:21
- 3.8キロで全弾夾叉したんだが -- 2025-11-27 (木) 23:42:37




