クラウン・コロニー級軽巡洋艦(フィジー級軽巡洋艦) HMS Fiji C58


性能諸元
・基本性能
| Tier | 7 | 種別 | ツリー艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | Leander |
| 国家 | イギリス | 派生先 | Edinburgh |
| 生存性 | 継戦能力 | (A) 27,500 (B) 31,400 | |
| 装甲 | 9-114mm ・防郭 9-114mm ・艦首・艦尾 13mm ・砲郭 25-102mm ・装甲甲板 19-51mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 0% | |
| 機動性 | 最大速力 | 32.5ノット[kt] | |
| 旋回半径 | 670m | ||
| 転舵所要時間 | (A) 12.1秒 (B) 8.6秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 11.5km | - | - | 13.5km | 5.4 km | |
| 航空発見距離 | 5.8km | - | 0.0km | 8.8km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| A-B | Mk VII mod.1 | 14.0km | 129m | |
| Mk VII mod.2 | 15.4km | 139m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 152mm/50 | 4基×3門 | AP弾 3,100 | 7.7秒 | 25.7秒 | AP 6crh Mk IV |
| 副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| A | 102mm/45 QF Mk XIX | 4基×2門 | HE弾 1,500(6%) | 3.0秒 | 5.0km | |
| B | 102mm/45 QF Mk XIX* | 4基×2門 | HE弾 1,500(6%) | 3.0秒 | 5.0km |
| 魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| A-B | 533mm Mk IX | 2基×3門(3門) | 15,433 | 72秒 | 8.0km | 61kt | 1.3km | |
| 533mm Mk IX* | 2基×3門(3門) | 15,867 | 72秒 | 8.0km | 61kt | 1.3km |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
| A | 短 | 20mm Oerlikon Mk IV 20mm Oerlikon Mk V | 5基×1門 6基×2門 | - | 140 | 85% | 0.1-2.0km | ||
| 中 | 40mm Vickers 2-pdr. Mk VIII | 2基×8門 | 84 | 90% | 0.1-2.5km | ||||
| 長 | 102mm/45 QF Mk XIX | 4基×2門 | 2 | 1,190 | 56 | 90% | 0.1-5.8km | ||
| B | 短 | 20mm Oerlikon Mk IV 20mm Oerlikon Mk V | 3基×1門 10基×2門 | - | 165 | 85% | 0.1-2.0km | ||
| 中 | 40mm Bofors Mk V 40mm Bofors Mk II | 2基×2門 2基×4門 | 109 | 90% | 0.1-3.5km | ||||
| 長 | 102mm/45 QF Mk XIX* | 4基×2門 | 3 | 1,260 | 81 | 90% | 0.1-5.8km | ||
・アップグレード
| スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
| ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| 1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
| 着弾観測機改良1 | 着弾観測機の有効時間 +30% | ||
| 2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
| 水中聴音改良1 | 水中聴音の有効時間 +20% | ||
| 3 | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% | |
| 副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | ||
| 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | ||
| 発煙装置改良1 | スモークの展張時間 +30% スモークの持続時間 -5% | ||
| 4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
| 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% |
・消耗品
搭載可能消耗品
| スロ ット | 消耗品 | 名称 | 使用 回数 | 準備 時間 | 有効 時間 | 効果 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| R | 応急 工作班 | ∞ | 60 | 5 | 火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。 | |
| T | 修理班 | 3 | 80 | 28 | 自艦のHPを回復する 回復量:最大HPの 0.5 [%/秒] | |
| Y | 水中聴音 | 3 | 120 | 100 | 敵艦、敵魚雷の強制捕捉範囲(煙幕内も含む)を向上させる 魚雷強制捕捉距離:3.00 [km] 敵艦強制捕捉距離:4.00 [km] 最大潜航深度の潜水艦補足距離:2.00 [km] | |
| U | 発煙装置 | 3 | 160 | 15 | 自艦を中心に半径 0.60 [km]の視界を遮る煙幕を展開する 煙幕持続時間:96 [秒] | |
| 着弾 観測機 | 4 | 240 | 100 | 主砲の射程を 20 [%]延伸する | ||
| 戦闘機 | 3 | 90 | 60 | 自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する 戦闘機数 3機 |
ゲーム内説明
フィジー級軽巡洋艦は、イギリス海軍における多用途巡洋艦の発展型です。
国際条約における排水量制限を遵守しつつも、主砲として多数の速射砲を搭載していました。
イギリス海軍は軽巡洋艦を必要としていたため、タウン級軽巡洋艦の発展型が開発されました。そして本級のリードシップであったフィジーが1940年に就役しました。本艦は最初の作戦においてドイツの潜水艦が放った魚雷1本を被雷し、その後に修理が行われました。1941年にジブラルタルのH部隊に移籍し、次いで地中海艦隊に移籍しました。1941年5月には、ドイツ軍の上陸作戦に対するクレタ島の防衛を支援しました。しかし本艦は5月22日に2機のドイツ軍爆撃機から命中弾を受け、撃沈されました。
解説
富士(Fuji)ではない。
- 抗堪性
HPは同格最下位。防郭は114mmとLeanderから順当に強化されが、弾薬庫も防郭化されたため、長さは非常に伸びた*1。防郭甲板も51mm*2になったが依然薄めで、機関部に装甲がないのはLeanderとおなじ。
- 主砲
前ティアのLeanderの連装砲が三連装砲になった。これにより火力は1.5倍に大幅アップした上に射程も2.2kmも上昇したので火力を発揮できる場面が増えた。砲旋回速度は変わっておらず、全力転舵に追いつかない。
- 魚雷
これも前ティアのLeanderと同じものだが、片舷1基4門が3門に減ってしまった。本体の発見距離と魚雷射程的に自分から撃ちに行くには厳しい性能なので、主砲の射程の長さを生かした立ち回りを基本にして接近戦は出来るだけ避けよう。ただ切り札としてはしっかり機能するので、サイクロン中や島の多い地形では頼りにしたい。
魚雷を更新するとダメージが微妙に上がるほか、浸水発生率も向上する。
- 機動性
T7の中では劣悪。
速力・旋回性能ともに特筆すべき点はなく(以前は旋回半径590mと表記されていたが実際は666.01mであり、0.9.6にて670mに修正された*3)、ツリー全体の特徴である転舵応答時間が長めなのは変わらない。同ティアのライバルBelfastよりは1秒転舵応答が早い。
- 対空
前ティアのLeanderに比べ、全距離で1.6倍の対空値と順当に上がっている。対空防御砲火はないが、素の数値では他国より優れている(Atlanta、Flintには流石に劣る)。同国同ティアのBelfastは大口径対空砲が71と本艦の60より優れているが、あちらは152mmHEのためにIFHEが欲しくなるのに対して、こちらは上級射撃訓練が取りやすいので、取得した場合は本艦の方が優秀と言っていいだろう。また優れた旋回半径のおかげで対空防御砲火なしでも航空魚雷の回避が非常にやりやすい。
- 隠蔽
Leanderより1.2km悪化した11.5km(迷彩ありで11.2km)。それでもティアの中では優秀な数値。だがBelfastがティア7にもかかわらず、アップグレードFが使えるので隠蔽装置を積んだ場合9.9kmと差を付けられてしまっている。
- 総論
アップグレードF、レーダー、HE使用可能なBelfastが優秀であるため、影が薄い印象があるかもしれないが、総合的に見て本艦も十分優秀な艦である。イギリス巡洋艦実装の公式発表の中で、この巡洋艦ツリーの目玉の艦艇は「FijiとMinotaurでしょう」と言及されている。切り札の魚雷、優秀な旋回半径、修理班を生かしていきたい。
史実
1940年からイギリスで竣工した大型軽巡洋艦がフィジー級である。艦名に英植民地名が使用されたためクラウン・コロニー級とも呼ばれている。
当時は第二次ロンドン軍縮条約で排水量制限が課せられている中、暗雲が迫りつつある国際情勢に対応するため多くの艦船が必要であった。そのため先に建造されたタウン級軽巡を小型化し、大量建造を図ることとなった。
主兵装はタウン級と同じ15.2cm(50口径)3連装砲を4基搭載しており、船体が小さくなったものの火力に遜色は無かった。しかし後に復元性確保と対空火器の増設のため、第三砲塔を撤去している(後期型は初めから第三砲塔を装備していない)。
本級は前期型8隻と後期型3隻の計11隻が建造され、各地の作戦・海戦に参加してイギリスの勝利に貢献した。
大戦中にフィジーとトリニダートの2隻が戦没し、残りの艦は戦後外国に譲渡されたものもいるが1985年までに除籍、解体されている。
小ネタ
・現在実装されているクラウンコロニー級巡洋艦は
・Fiji(英ツリー)
・Uganda(英連邦ツリー)
・Mysore(英連邦プレミアム;旧英海軍 Nigeria)
・Coronel Bolognesi(汎米ツリー;旧英海軍 Ceylon)
以上、4隻である。
……あれ、思っていたより少ないな、と感じたのは内緒である。
編集用コメント
- 総論のところ、まるでBelfastでAPが撃てないかのような記述、および「前『後』と比べても主砲が優秀」(後とは同じ)というツッコミどころを除きました。結果中身のうすい総論になりました。Fijiならではの加筆できる方がいらっしゃいましたらよろしくお願いします。 -- 2017-12-29 (金) 22:50:10
- 消耗品ですが発煙装置と選択で戦闘機と観測機も搭載できるのでどなたか編集お願いします -- 2018-03-13 (火) 20:51:50
- 対空砲データを更新した -- 2019-12-12 (木) 03:47:21
- アップグレード・消耗品を、0.9.4現在のものに更新した -- 2020-05-22 (金) 15:39:44
- 煙幕の展開半径を修正した0.45km→0.60km -- 2020-07-29 (水) 11:11:03
- 主砲装填時間を7.5→7.7sに -- 2021-07-03 (土) 20:53:59
- 史実と異なる小ネタを削除 -- 2022-11-19 (土) 16:38:50
- 消耗品を現行フォーマットで更新 -- 2024-07-14 (日) 20:35:26
- ゲーム内説明追記 -- 2024-12-07 (土) 21:59:46
コメント欄
- 0.1秒の悲劇 -- 2021-12-31 (金) 22:43:26
- 今回のトンガの爆発でフィジーがどこにあるか理解したよ。感謝 -- 2022-01-20 (木) 14:48:12
- 久しぶりに乗ったらリロード伸びてたけど、それでも十分強い。今より0.6秒早かった時とかぶっ壊れもいいとこやったんやなって... -- 2022-02-05 (土) 22:48:12
- その艦尾の38mmは一体...? -- 2022-02-23 (水) 18:22:23
- 何かこの子にAPぶちこんでもほとんど過貫通になるんだけど理由分からない? -- 2022-02-28 (月) 12:16:44
- 装甲がペラッペラだからやで -- 2022-02-28 (月) 12:19:52
- じゃ普通にHE撃つか -- 木主 2022-02-28 (月) 12:40:46
- 装甲がペラッペラだからやで -- 2022-02-28 (月) 12:19:52
- コイツのアップグレードどうすっかな、システムにするか旋回にするかまよっちょる -- 2022-03-30 (水) 16:21:55
- 紙装甲だし修理班あるから舵 -- 2022-03-30 (水) 18:22:41
- 久々に使ってみたけど、まだなんとかなりそう。ボトムでもなんとか支援できるし。ソナー使うと付近の味方も助かること多い。こうなるとダブロン大量ひつようだがt8ベルファーストもほしくなってきた。ただベルだとt10相手などにも善戦できるかは腕がないとかなりきついのかな? -- 2022-06-02 (木) 06:14:08
- Tier8ベルとFijiは、Tierもだけどそれ以上に艦自体の性格がかなり違うから、もし買おうと思うなら向こうの艦艇ページを一読することを強くオススメする。 -- 2022-06-02 (木) 11:24:55
- 悪いダメージの出し方しちゃったのと、空母落としきれなかったのか悔やまれる -- 2022-08-17 (水) 20:59:24
- クラーケンと接近戦エキスパートげと~ -- 2022-08-22 (月) 22:00:51
- シナリオとかでも経験値でT8に勝るときがあったりと、結構この船強いのでBP(ボーナスパッケージ)の1つはこの子に付けました。 -- 2022-10-03 (月) 09:24:41
- ナライの輸送船に1万ダメ出るの楽しすぎやろwwヘレナなら区画耐久なくなってつらいねえ(⌒∇⌒) -- 2023-03-14 (火) 01:15:33
- マルタ「エディンバラと格差分艦隊組んでT10戦場においで^-^」 -- 2023-05-01 (月) 00:04:38
- 武蔵の餌 -- 2023-05-01 (月) 10:14:26
- Tier7・8巡とか基本全部餌だろぉ -- 2023-05-01 (月) 12:00:26
- この子なかなかに闘争適正あるくない? -- 2024-01-19 (金) 12:04:59
- 無い。魚雷も3発じゃ戦艦倒せないから対戦艦がキツいし、艦首艦尾13mmで200mm砲に強制貫通されるから重巡相手もキツい。かと言って火力が飛び抜けてるわけでも無い。だから基本無いと思って構わない。 -- 2024-01-19 (金) 13:45:08
- 火力飛びぬけてるし、魚雷も単射で全弾当てれて、重巡相手は煙幕やDPMの差でごまかせるので強いよ 問題は戦艦にヘイトが集中してかなり味方戦艦の腕に依存する事になるという点 -- 2025-12-08 (月) 18:31:45
- 無い。魚雷も3発じゃ戦艦倒せないから対戦艦がキツいし、艦首艦尾13mmで200mm砲に強制貫通されるから重巡相手もキツい。かと言って火力が飛び抜けてるわけでも無い。だから基本無いと思って構わない。 -- 2024-01-19 (金) 13:45:08
- 🐈☎「国籍違うのは分かりますがなんでgambiaくんには空襲爆雷あげたんですか?」 -- 2025-05-04 (日) 20:07:17
- WG☎︎「魚雷射程0.5Kmと速力の代償です。ご不満ならフリー経験値でお飛ばしください。こ理解、ご協力をお願いいたします -- 2025-05-04 (日) 20:14:45