*リシュリュー級戦艦[#Title]
 
#attachref(./Richelieu2_mod_res.jpg,35%)

#region(他画像 永久迷彩・特殊迷彩)
&attachref(./Richeulieu5_res.jpg,37%);
デフォルトの永久迷彩 カラースキームなし
&attachref(./Richeulieu4_res.jpg,34%);
デフォルトの永久迷彩 カラースキーム変更後
&br;
&attachref(./オルレアンの乙女.jpg,57%);
無期限迷彩のオルレアンの乙女。別名ジャンヌ・ダルクとも。
艦首に備え付けられたジャンヌ・ダルクの上半身像や、砲塔の装飾がとても煌びやかである。
&br;
&attachref(./共和国.jpg,57%);
無期限迷彩の共和国迷彩。こちらも派手さは一級品である。流石フランス。
#endregion

#contents
*性能諸元 [#Ability]

RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.9.11.0};

・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|8|~種別|ツリー艦|
|~艦種|[[戦艦]]|~派生元|''[[Lyon]]''|
|~国家|[[フランス]]|~派生先|''[[Alsace]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|(A) 54,500&br;(B) 63,700|
|~|>|装甲|19-430mm&br;・防郭 0-1mm&br;・艦首・艦尾 0-1mm&br;・砲郭 0-1mm&br;・装甲甲板 0-1mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減| 35%|
|~機動性|>|機関出力|(初期) 140,000馬力[hp]&br;(後期) 155,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力|(初期) 30.4ノット[kt]&br;(後期) 32.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|850m|
|~|>|転舵所要時間|(A) 21.5秒&br;(B) 15.4秒|


&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|16.7km|-|-|18.7km|15.4km|
|~|航空発見距離|11.0km|-|0.0km|14.0km|-|

&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A-B|PCA n°8 Mle 1|23.0km|291m|
|~|~|PCA n°8 Mle 2|25.3km|314m|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~180度旋回|~弾種|
|~|A-B|380mm/45|2基×4門|HE弾 5,400(36%)&br;AP弾 11,900|30.0秒|36.0秒|HE OEA Mle 1945 &br;AP OPfK Mle 1943|
//主砲の口径は口径と砲身長のみを記載し、型は書かない
//弾種はサイズのみ省略して記載、サイズ表記のないものはそのまま記載
//ページの横幅に収まらない場合は口径・弾種の文字サイズを縮小 SIZE(11):
&br;
|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~副砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~射程|
|~|A|152mm/55 Mle 1936|5基×3門|HE弾 2,200(12%)|12.0秒|7.0km|
|~|B|100mm/45 Mle 1931&br;152mm/55 Mle 1936|6基×2門&br;3基×3門|HE弾 1,400(6%)&br;HE弾 2,200(12%)|4.0秒&br;12.0秒|7.0km&br;7.0km|
//副砲を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~爆発数|>|~秒間ダメージ|~命中精度|~有効ゾーン|
|~|~|~|~|~|~|~爆発半径内|~継続的|~|~|
|~|A|短|13.2mm/76 CAQ Mle 1929|8基×4門|>| -| 95|70.0%|0.1-1.5km|
|~|~|中|37mm/70 ACAD Mle 1936|6基×2門|>|~| 147|75.0%|0.1-3.5km|
|~|~|長|152mm/55 Mle 1936|5基×3門| 3| 1,540| 60|75.0%|0.1-5.8km|
|~|B|短|20mm/70 Mk4|48基×1門|>| -| 347|70.0%|0.1-2.0km|
|~|~|中|40mm/56 Bofors Mk2|14基×4門|>|~| 375|75.0%|0.1-3.5km|
|~|~|長|100mm/45 Mle 1931|6基×2門| 4| 1,330| 77|75.0%|0.1-5.8km|
|~|~|~|152mm/55 Mle 1936|3基×3門|~|~|~|~|~|

&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット1|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット2|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット3|BGCOLOR(#aaccaa):スロット4|BGCOLOR(#aaccaa):スロット5|BGCOLOR(#aaccaa):スロット6|h
|○|○|○|○|○||

#region(搭載可能アップグレード)
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#aaccaa):1|&attachref(アップグレード/MainWeapon1.png,nolink,70%);|主兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/SecondaryWeapon1.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空砲座の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/PowderMagazine1.png,nolink,70%);|弾薬庫改良1|自艦の弾薬庫誘爆率 -70%|
|~|&attachref(tmp/応急工作班改良1.png,nolink);|応急工作班改良1|応急工作班の有効時間 +40%|
|~|&attachref(tmp/着弾観測機改良1.png,nolink);|着弾観測機改良1|着弾観測機の有効時間 +30%|
|BGCOLOR(#aaccaa):2|&attachref(アップグレード/DamageControl1.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/EngineRoomProtection.png,nolink,70%);|機関室防御|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%&br;操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/EngineBoost1.png,nolink,70%);|エンジンブースト改良1|エンジンブーストの有効時間 +50%|
//|~|&attachref(アップグレード/DefensiveAAFire1.png,nolink,70%);|対空防御砲火改良1|対空防御砲火の有効時間 +20%&br;消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10%|
|BGCOLOR(#aaccaa):3|&attachref(アップグレード/MainGun2.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲旋回速度 +15%|
|~|&attachref(アップグレード/SecondaryGun2.png,nolink,70%);|副砲改良2|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Guidance1.png,nolink,70%);|射撃システム改良1|主砲弾の最大散布界 -7%&br;魚雷発射管旋回速度 +20%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/AAGunsModification1.png,nolink,70%);|対空砲改良1|優先対空セクターの準備時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/DamageControl2.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Engine2.png,nolink,70%);|推力改良2|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
|~|&attachref(アップグレード/SteeringGear2.png,nolink,70%);|操舵装置改良2|転舵所要時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):5|&attachref(アップグレード/TorpedLookoutSystem.png,nolink,70%);|魚雷発見システム|魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上|
|~|&attachref(アップグレード/ConcealmentMeasures_1.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見距離 -10%|
|~|&attachref(アップグレード/ShipConsumablesModification1.png,nolink,70%);|艦艇消耗品改良1|艦艇の消耗品の動作時間 +10%|
#endregion
・消耗品
#fold(搭載可能消耗品){{
搭載可能消耗品
|CENTER:36|CENTER:48|CENTER:64|CENTER:36|CENTER:36|CENTER:36|LEFT:420|c
|~スロ&br;ット|消耗品|名称|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間| 効果|h
|~R|&attachref(消耗品/consumable_PCY009_CrashCrewPremium.png,nolink,70%);|[[応急&br;工作班>消耗品#b9a2217d]]|∞|80|15|火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。|
|~T|&attachref(消耗品/Consumable_PCY010_RegenCrewPremium.png,nolink,70%);|[[修理班>消耗品#yd3903f6]]|4|80|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:最大HPの 0.5 [%/秒]|
|~U|&attachref(消耗品/Consumable_PCY015_SpeedBoosterPremium.png,nolink,70%);|[[エンジン&br;ブースト>消耗品#ia76b51d]]|3|120|180|艦艇の最大速度を一時的に向上させる&br;最大速度の上昇率:8 [%]|
}}

**ゲーム内説明 [#Explain]
リシュリュー級戦艦は、世界でも最も傑作かつバランスに優れた「新世代」戦艦のひとつと言えるでしょう。380 mm 砲を搭載し、高い速力を有し、強固な装甲と極めて優秀な対水雷防御を誇っていました。全ての主砲塔を艦前部に集中配置することに伴う欠点は、良好な砲塔旋回範囲を実現することで補われていました。
**解説 [#Manual]
フランスTier8戦艦、リシュリュー級ネームシップ。
2番艦の[[Jean Bart]]はTier9プレミアム艦として実装されている。

-''抗堪性''
後期船体のHP63,700は[[Monarch]]についで低く、同格の戦艦群の中では低い方に分類される。甲板艦首艦尾装甲はこのTierで一般的な32mmで他艦に比べて特別厚い箇所はなし。VPの高さはイギリス以外の同格戦艦と同様ほぼ吃水線にある。一応側面装甲板-装甲帯-防郭までの装甲は32mm+330mm(下250mm)+50mm+50mm(中央40mm-30mm)と最大462mm分もの装甲を持っており防郭の防御が弱いわけではない。だが、合計値が同格戦艦の他より少し厚いと言う程度で鉄壁でもなく、側面を晒せば当然のように貫通し近ければ防郭まで抜かれうる。
 
後述する前部集中配置の主砲による防御姿勢の体勢で減速やピストン運動をするのは非常に危険。ソ連戦艦の[[Vladivostok]]のような艦首装甲帯があるわけでもなく、[[Nelson]]のような超回復を持っていない本艦では逃げ損ねて沈んでしまう。巡洋艦のように距離を維持しつつ持ち前の機動力と消耗品「エンジンブースト」を活かし相手の偏差射撃を狂わす回避運動や艦長スキル「敵弾接近警報」を活用して敵弾の攻撃を防御姿勢で被害を最小限に抑えて最大火力で戦う艦である。
 
#fold("装甲レイアウト"){{
#attachref(./RichelieuLayout.png)
#attachref(./RichelieuLayout02.png)
}}
 
-''主砲''
・主砲配置と射角
まず、その特異な主砲の配置である。プレ艦の[[Dunkerque]]と同じく、船首側に4連装砲2基という前部集中配備の設計になっている。当然ながら真後ろに砲を向ける事は出来ないが、射角は想像以上に広い。時計で例えると、7時の方角から正面0時方向を跨いで、5時方向近くまで砲を向ける事が可能(艦橋側の第二砲塔は上記の射角よりは少し狭い)。そのため、真後ろの敵を狙う場合は少しばかり舵切る事で狙う事は十分に可能。しかし、絶対に主砲を向ける事が出来ない角度がある以上、主砲の向きと舵取り、航路や行動パターンをよく考えて操舵する必要がある。幸いにも、砲旋回は36秒と速めで、転舵性能も良いため、照準速度自体に困ることは少ない。
・威力と貫通力 
威力はAP、HE共に同格戦艦に比べて高くは無いが、代わりに距離25.3kmという驚異的な射程を有する。持ち前の機動力を含め、非常に広範囲への移動や砲撃が可能。ただし、主砲精度は劣悪で知られるドイツ戦艦と同程度。最大散布界も広く距離が遠いと弾がばらけて多数命中は中々望めない。距離を取って戦うのならアップグレード「射撃システム改良1」が必須。高初速であるため偏差を取りやすいが、反面弾道が非常に低くちょっとした山すら越えられないことが多い。さらに主砲が2基だけのため修正射撃も不向き、効果的な運用には経験と勘で合わせることが求められる。
・機能停止の危険性
主砲が2基しかないため1基でも主砲が機能停止した際は火力が半減する事を意味する。そうそう機能停止はしないが、格上のTier9~10の戦艦がいる戦場では主砲が機能停止したり最悪大破する事は稀に発生する。UGの「主兵装改良1」や艦長スキル「予防整備」の習得は検討する必要があるだろう。((予防整備は大破とは関係がないので注意。))
 
-''副砲''
7.0kmの広い射程を持つ副砲を側面と後方に向けて持っている。UGや艦長スキルで射程を最大10.6kmまで延長する事が出来る。ただし、貫通力や射程、連射力が強化された[[Bismarck]]と比べて本艦は大きく劣る。一方で火災発生率が少し高めなので主砲配置の関係もあり少しだけなら頼れるだろう。152mm砲は数発で火災を取ってくれることもよくあり地味に効果があるが、抗堪性や装甲面などの生存性の問題から[[Bismarck]]のようなフル活用した突撃戦術や格闘戦は適さない。あくまで補助兵装であると割り切ろう
ちなみに、IFHEを取得すれば100mmは19mm装甲(ほとんどの駆逐艦)へ、152mmは32mm装甲(戦艦の艦首艦尾など)まで貫通する事が出来、副砲によるダメージが期待出来る。だが、長所である火災発生率を下げてしまうため、スキルを取得する前にプレイスタイルとよく考えよう。
 

-''対空性''
ver.0.8.7以降を記載。
Tier8戦艦としては平均的な性能を有する。秒間ダメージは米戦並に高いが、長距離対空兵装の砲弾の爆発数は少な目。幸いTier8戦艦としては機動性に優れているため、敵艦載機に対しては対空攻撃だけに頼らず持ち前の旋回性を活かして回避行動を取ろう。先述した副砲の性能が優秀なため、副砲の補強は対空砲の強化にも繋がるため相性が良い。ただし、主砲の精度と抗堪性が低い事を考えるとどちらを取るか天秤にかける事になる。
 
-''機動力''
後期エンジンで32ktの速力で航行が可能。また、このRichelieuからエンジンブーストを搭載する事が可能となり、ブースト中で34.7kt、速度旗とブーストで最大36.2ktまで速力を挙げる事が出来るようになる。通常速力時での転舵は15.4秒と標準的。ブースト中は多くの巡洋艦に迫る、あるいは超える速度となり速力の面では優位に立つことができ、巡洋艦を追いかけやすく巡洋艦から多少逃げやすくもなる。
 
-''隠蔽性''
スキルや塗装、アプグレ合わせて最良13.1kmと標準的。戦場でヘイトを集めた状況で本艦の抗堪性を考えると最良隠蔽に仕上げるのが望ましい。
 

-''総評''
持ち前の高い機動力を活かした戦い方をするフランス戦艦らしい戦艦と言える。
戦闘開始から高速力を活かして砲弾が貫くベストポジションに移動し、防御姿勢のまま前部集中配備による最大火力で攻撃を行える。一方で抗堪性が低いので前に出過ぎるのは自殺行為に等しく、防御姿勢でも格上戦艦からは容赦なく貫通され、島裏に隠れても低い弾道で山越え射撃は困難。頻繁にミニマップや周囲を確認し戦場の状況把握を欠かさず、常に移動し中~遠距離を維持しつつ優位な位置で戦うように努めよう。
 
射程が長く砲の旋回性も高いため前方の敵艦が狙えなくとも、別方面で戦っている敵艦を狙うといった器用なこともしやすい。また基本は中~遠距離で戦うとしても、集中砲火を受けない優位な状況においては突進することで快速と前方8門による主砲攻撃で敵巡洋艦などを逃がさず沈めきることができるため時には大胆に攻めることも重要。
 
アドレナリン・ラッシュを習得しておき、序盤前線へと出てある程度のダメージを引き受けた後後方へ離脱、自慢の長射程による遠距離砲撃に徹するという作戦もある。&br;主砲のダメージレートを多少改善でき距離を取れば敵艦からの砲撃も避けやすい。こちらも遠距離砲撃の精度は決して高くないにしろ、自慢の砲旋回性を活かして器用に色んな敵を狙える。&br;ただあまりにダメージを負いすぎると敵艦隊から集中砲火をされやすくすぐ沈む危険を伴い、また戦況によってはまた前へと出なければならない場合もありその時に余力を残すためにも引き受けるダメージは多くて半分程度が限度だろう。
 
なお前部配置はこの級だけで、今後は再び前後配置に戻る。ツリーを進めるなら薄い装甲で防御姿勢に拘るより、快速と射程を活かした立ち回りを磨く方が良い。
**史実 [#History]

リシュリュー(Richelieu)は、フランス海軍の戦艦。リシュリュー級の1番艦。艦名は17世紀の政治家であるリシュリュー枢機卿に因む。日本人的には「ペンは剣よりも強し」の名言で有名。((19世紀のイギリスの歴史劇「Richelieu; Or the Conspiracy」内での台詞。ただし「権力者が持つペンで命令書にサインをすれば、それがどんな命令でも実行に移される」という意味であり、ジャーナリズムの強さを喩えた言葉ではない))
 
前級である[[ダンケルク級>Dunkerque]]を拡大・発展させた形式で、大まかな武装の配置は似通っている。
主砲は45口径長の380mm砲を4連装2基とした前方集中配置で、メートル法発祥の国らしく、381mm(=15in)ではない。重量級の砲弾を大装薬量で撃ち出すのもまた、ダンケルクから引き継がれた特徴である。
副砲が両用砲から純粋な対艦砲に逆戻りしてしまったが、副砲と大口径対空の分離は当時の世界的なトレンドらしい。実際、両用砲を採用した各国の戦艦のうち、アメリカのそれは「対空にはいいけど副砲としては今ひとつ」、イギリスのそれは「副砲にはいいけど対空砲としては今ひとつ」といった具合の評価で、その他の国の新型戦艦も対空砲と副砲は分離するようになっていった。
兵装のコンパクト化により浮いた重量は機関と装甲にあてられ、15度傾斜した330mmの装甲を装備しながら、30ノット以上の高速を達成した。(二番艦の[[Jean Bart]]はバルジを増強した状態で32ノットを達成。しかも安定性も高かったらしく、アイオワ級涙目である)
 
リシュリューは1935年10月22日にブレスト工廠で起工し、1939年1月17日に進水した。公試は1940年1月に始められた。ドイツ軍がフランスに侵攻すると、艤装途中のリシュリューもフランスからの脱出を命じられた。リシュリューはマルツィン艦長の指揮下、1940年6月19日にブレストからダカールへ向けて出航した。リシュシューはカサブランカ沖までは駆逐艦フーグー (Fougueux) とフロンデュール (Frondeur) に護衛され、そこからは駆逐艦フルーレによって護衛されて6月23日にダカールに到着した。リシュリューは6月25日に一度カサブランカに向けて出港するが、6月28日にダカールに戻った。
リシュリューにとって最大の戦闘となったのもまたダカールでの海戦だった。この時、すでにフランス艦隊は英国の艦隊と戦闘状態に陥っており、[[Dunkerque]]らが戦ったメルセルケビール海戦の情報も入っていたため、フランスの水兵は激おこ状態だったらしい。そこへ戦艦二隻、空母一隻などを擁する英国艦隊が現れ、最後通牒を叩きつけたのは7月7日のこと。翌日には戦闘に発展した。
先手を取ったイギリスの航空攻撃により本艦は艦尾を損傷、いきなり行動不能になったものの、その後の航空攻撃は対空砲火によりどうにか凌ぎきる。
9月23日、再び海戦となり、クイーン・エリザベス級戦艦バーラムとR級戦艦レゾリューションが接近してきたため、砲撃戦となった。%%舐めプをかました%%英戦艦部隊に対し、リシュリューの38cm主砲が発射され、バーラムの水線部主装甲を貫通し、これを中破撤退に追い込む。味方駆逐艦による煙幕や沿岸砲台からの援護もあり、ダカール沖海戦はヴィシー・フランス艦隊の勝利となった。
なお、ここまでの一連の海戦において、本艦は''未完成状態''であった。北アフリカ戦線で枢軸側が勢力を弱めた頃にアフリカを脱出。ニューヨークで完全な竣工を迎えた後は、自由フランス艦隊の旗艦となった。太平洋戦線にも赴いたものの、結局大型艦との戦闘を行うことはなかった。
**小ネタ [#Digression]
-1935年型45口径38cm4連装砲
リシュリュー最大の特徴とも言えるのが前方に集中配置されたこの4連装砲塔。45口径38cm砲は890kgの砲弾を初速830m/sで撃ち出すことが出来た((カタログスペック。実際は精度などの問題で1942年以降は装薬の量を抑えるようにしていた))。最大射程は凡そ42kmにも及ぶ。
4連装を採用するにあたり問題となった被弾時における戦闘力の低下は、4連装を連装2基に分けた構造((砲を別々の砲架に載せることは珍しくない))と砲塔内に40mmほどの中央縦隔壁を設けることで極力被害を抑えられるように対策している。実際に1940年7月のメルセルケビール海戦での被弾と9月のダカールでの筒内爆発ではこの隔壁によって砲室内全滅を免れ、その有用性を示した。
ただメルセルケビール海戦では同時に砲塔装甲の薄さも露見させている。またローラーパスや動力室があるバーベットを貫かれてしまえば砲塔が動かなくなるのは他の砲塔と変わらなかった。
ちなみに重量は1基凡そ2300トン。大和の46cm3連装砲(2700トン)より軽いもののアイオワの16インチ3連装砲(1700t)より重い。
 
*編集用コメント [#EditorialComment]
#region(''編集用のコメントはこちら'')
#pcomment(./編集用,reply,10)
#endregion
 
*コメント欄 [#Comment]
#pcomment(./コメント,reply,15)