Shimanto

軽巡洋艦 四万十

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

･消耗品

搭載可能消耗品

搭載可能消耗品

スロ ット	消耗品	名称	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
R		応急 工作班	∞	60	5	火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。
T		水中聴音	3	120	100	敵艦、敵魚雷の強制捕捉範囲(煙幕内も含む)を向上させる 魚雷強制捕捉距離：3.50 [km] 敵艦強制捕捉距離：5.00 [km] 最大潜航深度の潜水艦補足距離：2.00 [km]
		対空防御砲火	3	80	40	継続ダメージ +50% 砲弾の爆発によるダメージ+300%
Y		戦闘機	3	90	60	自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する 戦闘機数 3機
U		潜水艦 探知機	3	120	20	最大深度と潜望鏡深度の潜水艦を発見する 潜水艦捕捉距離：6 [km] 初回準備時間：--- [秒]

ゲーム内説明

四万十は、合計15門の150mm両用砲から成る強力な主砲を備えた大型の軽巡洋艦です。

解説

【公式サイト「歴史: 日本巡洋艦(23'01/11)」による説明】
本艦は最上型の発展型で、対空射撃が可能な特別設計の 150 mm 両用砲を搭載しています。
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• 抗堪性
  • 概要
    HP44,500と前級より12000増え、同格重巡と肩を並べる豊富なHPを誇っている（最上より5000高い）
    ただし、装甲は軽巡らしく薄く、後述の機動性も相まって戦艦に目をつけられると大きな痛手を食らいやすい。あまり序盤のうちから前に出すぎると嬲り殺される可能性があるので、機動性低めの本艦は序盤は少し後方にいても良いかもしれない*1。また、主砲はあまり姿を晒さないよう控えめに発砲したい。幸か不幸か主砲の打撃力がそこまで高くないので、あまり撃たなくても味方への貢献度はさほど下がらない。
    修理班は無いがHP自体は高いので、1回のミスでHPが吹き飛んでもまだ何とか取返しが付くことがある。
    良隠蔽・快足・強力な魚雷を兼ね備えた本艦は浮いていれば出来る仕事はあるので、HPが減っても諦めずに勝利に貢献しよう。
    　
  • 装甲
    数値的には、船体中央に加えて艦首・艦尾が25mmになり、14インチ以下の戦艦砲は角度をつければ跳弾できるようになったが、マッチング帯の戦艦の多くは15インチ以上の主砲を搭載している。それでも甲板が27mmになったので15インチ砲までならなんとかなる場面もあるが、16インチ以上の砲には好き放題に貫通される。
    バイタルパートは前級とは形状が変わり、水面上に出ている機関部の側面は傾斜100mmと60mmのスロープ甲板で守ることになる。
    全体的には、重巡や主砲口径の小さい格下戦艦が相手なら、傾けてなんとかなる程度の装甲にはなった。機動性も前級より改善しており、生存性は若干よくなっている。
    が、格上戦艦やこのTier帯から遭遇率が上がってくる大巡に撃たれると耐え切れない場面が多い。撃たれない立ち回り、あるいは撃たれても回避できる立ち回りを意識しよう。

• 主砲
  最上や愛宕、利根といった同格の日巡より射程が長い。ただし、彼らとは違い口径が150mmである。
  • HE弾
    Tier8以降の巡洋艦ではHE弾の貫通力の計算ルールが変わり、口径の1/5までの装甲は貫通できる。四万十の主砲では30mmまで貫通可能になる。
    マッチング帯では、特に装甲が厚い艦を除いて重巡洋艦までの船体を貫通可能。Tier10巡洋艦相手でも有効打を出すことは可能である（が、DPM的には撃ち負ける可能性が高いので、腰を据えた撃ち合いは避けること）。
    戦艦相手の場合、主砲にはあまり多くは期待できない。同格以上の戦艦は特に薄い艦を除いて艦首・艦尾でも32mm以上の装甲厚があり、有効打を与えることは難しい。
    艦長スキルのIFHEを取得すれば、イギリスやフランス戦艦、他国の戦艦の艦首艦尾にダメージを出せるようにはなる。しかし主砲装填時間や弾道特性を考えるに少々考え物であり、4ポイント分のスキルポイントで対空や魚雷を強化する選択肢もある。プレイスタイルに応じてビルドを検討しよう。
  • AP弾
    AP弾についてはあまり使うことは無いと思われる。というのも、HE弾とのダメージがさして変わらないことと、日軽巡ツリー全般に当てはまることではあるが、AP弾の貫通力が極端に低いからである。10km離れた時点で100mmを下回る貫通力となっている。
    あまり弾種の切り替えを考える必要は薄いかもしれない。一応、至近距離で巡洋艦のバイタルを狙う、IFHEを取得していない場合に戦艦を撃つのに使うといった用途はあるが、その程度である。
  • 弾道
    弾道は最上や前級の搭載していた155mm砲よりゆるふわである。感覚的には、ドイツtier6のニュルンベルクと同じような感じと言えば伝わるだろうか。遠距離で巡洋艦に当てることはなかなか難しく、動きの鈍重な戦艦には割と当てられる。
    ただし、ニュルンベルクのように装填時間が短いわけではなく、重巡並の装填時間であるため、積極的に主砲でダメージを稼ぐには中距離での戦いが必要となる。
  • 取り回し
    本艦から狂ったように主砲旋回が早くなる。また、一番砲塔以外全周であるため、撃ちたいときに砲が明後日を向いているという前級までのもどかしさはない。ただし、後述の機動性を考えれば敵から見えてる状況で主砲を躊躇なく打ち続けることは悪手である。
    射界はそこまで悪くなく、全門斉射が可能なのは前方40°ほど、後方30°強程度。なぜか左右で少し違う*2。
    　
    四万十以後のこのツリーは基本的に同じ主砲を使い続ける*3。ここで砲特性に慣れておこう。
    
    
• 魚雷
  前級より発射できる魚雷門数が増え片舷6門（1つの魚雷発射管につき3射線）射出できる。装填時間は120秒と前級から据え置き。
  威力は同国同格駆逐艦である陽炎のように2万を超えるダメージを誇り、当たればどの船だろうと大きな痛手を与えられる。また射程は15kmと前級より長くなっており、日重巡ツリーとは異なって射角も広いため使い勝手は良い。
  発射管の基数と門数が増えたことで、広めの範囲に撒いて命中確率を上げたり、逆に高密度で投げて確殺を狙ったりと、運用の幅も広がっている。
  反面、雷速57kt、被発見距離1.7kmゆえのリアクションタイムの長さは前級から据え置きで、この魚雷の泣き所である。
  機動性の悪い高ティア戦艦を中心に狙うことになるが、最大射程付近では多少の変針でも命中コースから外れてしまうし、命中コースに乗っても魚雷の隙間を抜けられてしまいがち。だからといって下手に距離を詰めれば、敵駆逐艦などにスポットされて蜂の巣にされてしまう。
  隠蔽雷撃可能な距離を保ちながら、たくさん撒いて命中率の低さをカバーするといった運用になる。両舷使えば毎分おきに6本流せるので、流し続ければ敵に与えるプレッシャーも相当のものだし、事故も起こせる。
  なお前級同様に、発射後にぐねぐね曲がることで広い射界を確保している。魚雷信管作動距離が通常魚雷より長く、近距離すぎると敵艦に当てることができない。接近戦に追い込まれた際には注意が必要である。
  
  
• 対空
  Tier8としてはかなり強力。
  射程が6.9kmと長く、隠蔽特化した場合の航空発見距離と同等になる。敵艦載機からすれば、スポットしている間はダメージを被ってしまう。
  艦載機がやってきても長時間張り付かれることはなく、隠蔽管理が行いやすいのが最大のメリット。航空機からの被発見が切れないまま一方的に沈められるという、日本艦にありがちな理不尽を回避しやすい。
  なお、射程6.9kmは同格最長であり、T9以降の本ツリーおよび米英軽巡、T10ソ連軽巡と同等。というか現在のWoWsでは最長の対空砲射程の位置づけである。
  長距離対空砲の爆発数と秒間ダメージは同格と比べてもかなりのものである。ただし中距離対空砲がなく、単艦で空母に狙われるような状況では落としきるのは難しい。
  どちらかといえば牽制や艦隊防空に真価を発揮するタイプである。対空戦闘では味方との相互支援を意識しよう。
  また、消耗品の対空防御砲火や、対空継続ダメージ・爆発数を増やす艦長スキルなどで強化するのも有効。
  この強力な対空能力を発揮しているのは、主砲の150mm両用砲と副砲の長10cm砲である*4。この組み合わせは淀まで続くので、使い勝手に慣れておこう。
  
  
• 機動性
  軽巡と言いつつ同格日本重巡の最上より舵が重い。転舵所要時間は前級の雄物より改善しているものの、旋回半径が悪化しているので一概に良くなったとは言いづらい。
  特にA船体では11.3秒と軽巡とは思えない程重い*5。早いことB船体に改修することをお勧めする。
  油断すると魚雷を踏んだり戦艦に破壊的一撃を献上したりする。射線管理、危機管理、回避行動の基本を忘れずに。本艦に限らず高Tier巡洋艦全般に言えることだが、常に一手先を読んで危険な状況に陥らないようにする立ち回りが必要である。
  幸いにも、速力は34.5ノットと遅くない。なんなら、むしろ早い方である。舵を切って躱すより、ソ連艦Dmitri Donskoiのように少し曲げつつも加減速を活かして回避する方がやりやすい。スロット4は転舵ではなく推力にする方が比較的オススメである。
  
  
• 隠蔽性
  隠蔽特化した場合の海面発見距離は10km台とまずまずといったところ。また、航空発見距離は隠蔽特化時は6.9kmとなり、上で述べたように対空砲射程と一致する。
  魚雷と対空砲射程、ゆるふわ気味な主砲を活用するために、隠蔽特化はほぼ必須。
  同格巡洋艦と比べた場合、最上やボルチモア、クリーブランド、タウンなどは本艦より隠蔽に優れ、砲戦能力でも上回っている。タイマンの機会は少ないだろうが、巡洋艦に先手を取られる場面があることには注意。
  
  
• 総評
  雄物から一転して速力と砲塔旋回速度と魚雷基数が改善されストレスフリーな艦に仕上がっている。五ヶ瀬の頃の使用感が近いかもしれない。
  ヤケクソ気味のOP魚雷と対空は健在であり、敵の進撃を防ぐのが得意。味方に対空の傘を提供しつつ雷撃も行うといった戦い方も可能である。
  しかし魚雷の到達時間とレスポンスタイムが長く予測線通りに投げるだけだと余裕でかわされる。ミニマップを見て敵が取りそうな針路を読み、隠蔽を活かして置き魚雷するなどの知恵が求められる。
  砲火力が低い欠点は相変わらずである上、同格の米（英）ソ軽巡がレーダーで敵DDを炙り出せるようになったため、消耗品も相対的に劣っている部分となってしまった。対駆性能が低い分、それ以上の何かを魚雷と対空で味方にもたらす必要があるだろう。
  主砲で味方が発見した駆逐艦や潜水艦を攻撃しつつ、後方の敵戦艦には魚雷を流していくといった立ち回りが基本になる。しかし15kmの魚雷射程があると言っても自艦の海面発見距離が最良10kmであり、敵後列の戦艦が射程に収まる状況では敵駆逐艦にスポットされる確率も高い。敵のスポット役との位置関係を調整しながら、状況に応じて立ち回る必要がある。
  足は速いものの装甲が薄く機動力に乏しいため発砲タイミングに悩まされる事も合わせると、やや経験者向けの艦かもしれない。
  総じて、敵の突撃を魚雷で抑えることが得意で、積極的な攻撃や追撃は苦手とする。戦線の防衛や味方の支援に真価を発揮する船といえる。

史実

WGの創作艦。最上型によく似ており、これをベースにWGが想像したIFを加えた船だと思われる。艦橋は殆ど史実の最上、照準装置が91式高射装置であること以外は遮風板の形や光学装置が異なる程度の違いしかない。中央の機銃台形状ついては鈴谷型に準じているようにも見える。史実最上がそうであったように、3-4番主砲塔が船楼構造から切り離されていてこの点を見ても最上の資料をよく使いこんでいることが窺える。最上より綺麗な最上っぽい船とは
　
ここからお世話になるのが15cm両用砲だが元ネタは不明で、恐らくWG製。疾風の小ネタでも軽く触れている、陸軍が開発した五式15cm高射砲に関係ある砲なのかもしれない。この前身である三式12cm高射砲は海軍の89式高角砲を参考に作っているので、逆輸入ということになるのだろうか？陸海仲良し世界線・・・陸軍としては海軍の提案に賛成する

小ネタ

• 名前のモデルは高知県を流れる四万十川。
  四万十川は、高知県の西部を流れる一級河川で渡川水系の本流。全長196km、流域面積2186km²。四国内で最長の川である。本流に大規模なダムが建設されていないことから「日本最後の清流」、また柿田川・長良川とともに「日本三大清流の一つ」と呼ばれる。名水百選、日本の秘境100選にも選ばれている。
• 因みに四万十川は昔渡川という名前だったが、NHKが渡川の一部名称でしかなかった「四万十川」をさも川全体を表す名称かのような言い回しをしたため、「四万十川」という名言葉だけがひとり歩きし、正式名称が四万十川になったという経緯がある。あの時NHKがちゃんと渡川として放送していればこの船の名前は「渡」になっていたかもしれない。

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