*最上型軽巡洋艦/重巡洋艦 1番艦 最上[#l89c2c66]
#attachref(./Mogami v069 A.jpg,32%)
#fold(その他画像){{
-''203mm連装砲塔''
#attachref(./Mogami v069 C.jpg,31%)
1番砲塔にぶつからないよう2番砲塔砲身は上向きになっているが、砲を載せ換えたためであり史実通り。
ちなみにVer.0.5.0.1による修正以前は1番砲塔にめり込もうがお構いなしの強引な旋回をしていた。
-''迷彩「ハロウィン」''
#attachref(./tentacle camo.jpg,31%)
2018年のハロウィンに登場した特別迷彩。期間限定イベントの「ハロウィン」に登場する「Octopus」と同一の見た目。
沈没船に触手が絡みつく、凝った意匠の外装である。他のハロウィン外装に比べ落ち着いた印象だが、うねる触手のアニメーションや、引き裂かれた外板から覗く船体内部など、細部の作り込みは凄まじい。特筆すべきは新製された15.5cm砲塔。測距儀の遮熱板、背面の窓、天蓋の演習機まで精密に再現された3・4番砲塔は、最上ファン必見の仕上がりとなっている。
-''迷彩「漆塗り」''
&attachref(./shot-25.04.26_11.21.44-0967.jpg);
ver14.3の「「黄金月間」イベントパス」にて入手できた迷彩。
}}
#contents
*性能諸元 [#Ability]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.15.4.0};
・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|8|~種別|ツリー艦艇|
|~艦種|[[巡洋艦]]|~派生元|''[[Myoko]]''|
|~国家|[[日本]]|~派生先|''[[Ibuki]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|(A) 35,500&br;(B) 39,100|
|~|装甲|全体|6-140mm|
|~|~|艦首艦尾|25-40mm|
|~|~|中央甲板|27mm|
|~|~|中央側面|27-30mm|
|~|~|上部構造物|16-100mm|
|~|~|砲塔|25mm|
|~|~|防郭|35-140mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減|(A‐B) 16%|
|~機動性|>|機関出力|152,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力|34.5ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|750m|
|~|>|転舵所要時間|(A) 9.3秒&br;(B) 7.1秒|
//船体が1種類のみの場合、(A)の表記は不要で数値のみを記載、船体欄には「-」
//プレミアム艦艇の派生元・派生先は「-」
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|11.7km|13.7km|6.79km|
|~|航空発見距離|7.2km|10.2km|-|
&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A-B|mod.1|14.2km|131m (155mm)&br;122m (203mm)|
|~|~|mod.2|15.7km|141m (155mm)&br;132m (203mm)|
&br;
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|>|CENTER:SIZE(12):|SIZE(12):|c
|~主砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~180度旋回|~弾種|
|~|A-B|155mm/60|5基×3門|HE弾 2,600(10%)&br;AP弾 3,300|10.0秒|36.0秒|HE &br;AP |
|~|~|203mm/50|5基×2門|HE弾 3,300(17%)&br;AP弾 4,700|14.0秒|30.0秒|HE &br;AP |
//主砲の口径は口径と砲身長のみを記載し、型は書かない
//弾種はサイズのみ省略して記載、サイズ表記のないものはそのまま記載
//ページの横幅に収まらない場合は口径・弾種の文字サイズを縮小 SIZE(11):
&br;
|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~副砲|~船体|~口径|~基数×門数|~最大ダメージ(火災)|~装填|~射程|
|~|A-B|127mm/40 Type89 mod.A1|4基×2門|HE弾 2100(8%)|7.5秒|5.0km|
//副砲を装備していない場合、枠ごと削除
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~魚雷|~船体|~口径|~基数×門数(片舷)|~最大ダメージ|~装填|~射程|~雷速|~発見|
|~|A-B|610mm Type90 mod.1|4基×4門(8門)|17233|101秒|10.0km|62kt|1.6km|
//魚雷を装備していない場合、枠ごと削除
//魚雷の口径は「魚雷発射管の口径+魚雷のモジュール名」
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~空襲|~船体|~機体|~小隊数|~出撃機数(HP)|~搭載量|~射程|~最大ダメージ|~準備時間|
|~|A-B|川西H6K|2|1(2,000)|2|7.0km|4,200|30秒|
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~継続的秒間ダメージ&br;(爆発ダメージ((斉射1回あたりの爆発数×砲弾1発の爆発半径内秒間ダメージ)))|~命中精度|~有効ゾーン&br;0.1km - |
|~|A|短|25.0mm/60 Type96 連装砲座|6基×2門|98|85.0%|2.5km|
|~|~|~|25mm/60 Type96 3連装砲座|6基×3門|~|~|~|
|~|~|長|127mm/40 Type89(Model A1 Mod.1 砲座)|4基×2門| 63&br;(3×1470)|90.0%|5.8km|
|~|B|短|25mm/60 Type96 単装砲座|10基×1門|144|85.0%|2.5km|
|~|~|~|25mm/60 Type96 連装砲座|4基×2門|~|~|~|
|~|~|~|25mm/60 Type96 3連装砲座|8基×3門|~|~|~|
|~|~|長|127mm/40 Type89(Model A1 Mod.1 砲座)|4基×2門| 63&br;(3×1470)|90.0%|5.8km|
//対空砲を装備していない場合、枠ごと削除
//該当する距離の対空砲を装備していない場合、行ごと削除
//文字数が多くなりがちなので、適宜文字を小さく編集してください
&br;
・アップグレード
|>|>|>|>|>|CENTER:70|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット1|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット2|BGCOLOR(#eeaaaa):スロット3|BGCOLOR(#aaccaa):スロット4|BGCOLOR(#aaccaa):スロット5|BGCOLOR(#aaccaa):スロット6|h
|○|○|○|○|○||
#fold(搭載可能アップグレード){{
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#aaccaa):1|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM030_MainWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|主兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM031_SecondaryWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空兵装の抗堪性 +100%|
|BGCOLOR(#aaccaa):2|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM020_DamageControl_Mod_I.png,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;対水雷防御ダメージ軽減率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM069_Movement_Mod_I.png,nolink,70%);|機関室改良1|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%&br;操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):3|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM006_MainGun_Mod_II.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲旋回速度 +15%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM012_SecondaryGun_Mod_II.png,nolink,70%);|副砲改良1|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM033_Guidance_Mod_I.png,nolink,70%);|射撃システム改良1|主砲弾の最大散布界 -7%&br;魚雷発射管旋回速度 +20%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM018_AirDefense_Mod_III.png,nolink,70%);|対空兵装改良1|優先対空セクターの準備時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM070_Torpedo_Mod_IV.png,nolink,70%);|魚雷発射管改良1|雷速 +5%&br;魚雷発射管の旋回速度 +20%&br;魚雷発射管が機能停止する確率 -40%|
|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM024_Engine_Mod_II.png,nolink,70%);|推力改良1|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM025_SteeringGear_Mod_II.png,nolink,70%);|操舵装置改良1|転舵所要時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM087_AirSupport_Mod_I.png,nolink,70%);|空襲改良1|兵装「空襲」の準備時間 -20%&br;航空機のHP +25%&br;爆雷ダメージ +15%|
|BGCOLOR(#aaccaa):5|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM027_ConcealmentMeasures_Mod_I.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見飛行中隊の被発見距離 -10%&br;発見距離 -10%&br;自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM026_LookoutStation_Mod_I.png,nolink,70%);|魚雷発見システム|魚雷の強制発見距離 1.80km|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM035_SteeringGear_Mod_III.png,nolink,70%);|操舵装置改良2|転舵所要時間 -40%&br;操舵装置修理時間 -80%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM072_AbilityWorktimeBoost_Mod_I.png,nolink,70%);|艦艇消耗品改良1|消耗品の動作時間 +10%|
//アップグレードのパターン一覧から必要なものをコピーしてください。
}}
・消耗品
#fold(搭載可能消耗品){{
搭載可能消耗品
|CENTER:36|CENTER:48|CENTER:64|CENTER:36|CENTER:36|CENTER:36|LEFT:420|c
|~スロ&br;ット|消耗品|名称|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間| 効果|h
|~R|&attachref(消耗品/consumable_PCY009_CrashCrewPremium.png,nolink,70%);|[[応急&br;工作班>消耗品#b9a2217d]]|∞|60|5|火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。|
|~T|&attachref(消耗品/Consumable_PCY016_SonarSearchPremium.png,nolink,70%);|[[水中聴音>消耗品#b2ea69cc]]|3|120|100|敵艦、敵魚雷の強制捕捉範囲(煙幕内も含む)を向上させる&br;魚雷強制捕捉距離:3.50 [km]&br;敵艦強制捕捉距離:5.00 [km]&br;最大潜航深度の潜水艦補足距離:2.00 [km]|
|~|&attachref(消耗品/Consumable_PCY011_AirDefenseDispPremium.png,nolink,70%);|[[対空防御砲火>消耗品#ha0a8983]]|3|80|40|継続ダメージ +50%&br;砲弾の爆発によるダメージ+300%|
|~Y|&attachref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png,nolink,70%);|[[戦闘機>消耗品#d1ef9c7b]]|3|90|60|自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する&br;戦闘機数 3機|
|~U|&attachref(消耗品/Consumable_PCY048_SubmarineLocator.png,nolink,70%);|[[潜水艦&br;探知機>消耗品#SubmarineSurveillance]]|3|120|20|最大深度と潜望鏡深度の潜水艦を発見する&br;潜水艦捕捉距離:6 [km] 初回準備時間:120 [秒]|
|~I|&attachref(消耗品/Consumable_PCY010_RegenCrewPremium.png,nolink,70%);|[[修理班>消耗品#yd3903f6]]|2|80|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:+177 [HP/秒]|
}}
**ゲーム内説明 [#od68751a]
日本はロンドン海軍軍縮条約に則り、最大口径 155 mm の主砲を備えた巡洋艦を建造する権利を有していました。そして 155 mm 砲を搭載する新型巡洋艦が発注されたものの、主砲は後に 203 mm (8 インチ) 砲に換装されました。本級の 1 番艦最上は第二次世界大戦中にインドシナ占領のほか、マラヤ、サラワク、インドネシアへの侵攻にも加わりました。また、バタヴィア沖海戦、ミッドウェー海戦、マリアナ沖海戦にも参加しました。そして1944年10月25日、レイテ沖海戦の最中にアメリカ軍機による空襲を受けて大破し、最終的には駆逐艦曙の雷撃により処分されました。
**解説 [#jb4c77cf]
日本のTier8巡洋艦。ツリー艦艇
[[妙高>Myoko]] から開発可能なTier8巡洋艦。史実の経緯を反映し、155mm砲と203mm砲を選択できる特異な艦である。アップグレードのスロット5(隠蔽・転舵)が解放され、より多様なカスタマイズが可能となっている。
-''抗堪性''
--''HP''
HP自体は同格巡洋艦の中で平均かやや低い部類に入るが、ver.15.4より「修理班」が追加されたことで生存性が劇的に向上した。使用回数が2回分上乗せされたことで、中盤以降の粘り強い戦いが可能となり、以前よりも積極的にヘイトを引き受ける立ち回りが許容されるようになっている。
--''装甲''
船体中央の広い範囲が27mm装甲で覆われており、適切な角度を維持すれば15インチ(381mm)までの主砲弾を弾くことが可能だ。ただし、Tier8以降で主流となる16インチ以上の砲弾に対しては無力であるため、基本は「弾く」ことよりも隠蔽と機動性で「当たらない」立ち回りを重視すべきである。
-''主砲''
初期砲は三連装の155mm砲、後期砲は連装の203mm砲と良くも悪くも尖った二種類の砲を使用できる。下記ではそれぞれの主砲について解説する。
--''155mm 3連装砲(初期砲)''
5基15門という圧倒的な門数が最大の魅力である。HE弾の単発ダメージが高く、手数で敵を焼き尽くす軽巡的な運用が可能。艦長スキル『榴弾用慣性信管(IFHE)』との相性が非常に良く、取得すれば38mmまでの甲板を貫通可能となり、米戦艦などに対しても火災に頼らず直接ダメージを稼げるようになる。
しかし、全門斉射時の射角が劣悪で腹を晒しやすく、砲塔旋回も36秒と極めて遅いため、操舵に照準が追いつかない場面が多い。
--''203mm 連装砲(後期砲)''
[[古鷹>Furutaka]]以来の伝統的な203mm砲である。155mm砲と比較して門数は減るものの、精度(散布界)が駆逐艦水準へと引き上げられ、一撃の信頼性が高い。射角も前後35度と良好になり、旋回速度も改善されるため、一撃離脱戦法や回避盾としての適性が非常に高い。初心者や日本重巡の扱いに慣れていない場合は、まずはこちらで修行を積むのが得策といえる。
--''主砲共通の問題点''
155mm砲は旋回が36秒と極めて遅く、全力転舵を行うと照準が置き去りにされる。203mm砲は30秒と改善されるが、それでも他国の同格巡洋艦に比べれば重い。艦長スキル「歯車のグリスアップ」による補強がほぼ必須と言える。
射程は15.7kmで固定されており、Tier8巡洋艦としては物足りない。常に敵の攻撃圏内で戦うことを強いられるため、隠蔽を活かしたヘイト管理が極めて重要になる。
-''魚雷''
4連装発射管を片舷2基、計16門備えている。片舷8射線という圧倒的な投射量は脅威だが、運用には細心の注意が必要。
最大の問題点は、射角がほぼ「真横から艦尾側」にしか向けられないことである。前方に魚雷を放つ手段がないため、攻勢時の武器としては使いづらい。
魚雷を射線に乗せるためには、船体を大きく横に傾ける必要がある。敵に腹を晒す時間が長くなるため、不用意に魚雷を撃とうとすれば、魚雷を放つ前に致命傷を受けかねない。
基本的には撤退時の「置き魚雷」や、島影での待ち伏せ、あるいは煙幕内へのあぶり出しとして使うのが正解である。
-''空襲''
前級の[[妙高>Myoko]]から射程が1km延長され7kmまで伸びた。しかし、準備時間が30秒に延長されている。
-''対空火力''
対空性能は同格の日本巡洋艦の中でも最低レベルに位置しており、空母の攻撃を自力で完全に防ぐことは不可能に近い。対空強化にリソースを割くよりも、水中聴音(ソナー)を装備して魚雷警戒を強め、回避に専念した方が生存時間を延ばせる。
-''機動性''
前Tierとほぼ同等。転舵所要時間は全く変わらず、旋回半径が780mから750mに微減した。最大速力は0.5kt低下しているが、同格と比較すると良好な部類に入る。
UGスロットの5枠目が開放され「操舵装置改良3」が搭載できるようになる。操舵装置改良2と合わせると3.4秒まで縮まるが、「隠蔽システム改良1」が搭載できず隠蔽性が犠牲になってしまう点に注意。
-''隠蔽性''
日本巡洋艦は本艦から隠蔽性能が劇的に向上する。最良値で9.5kmという隠蔽性は、同格巡洋艦に対して圧倒的な先制権を与える。危険を感じたら即座に隠蔽に入って戦線を離脱する、メリハリのある立ち回りが勝利の鍵となる。
-''総評''
最上は他のTier8巡洋艦と同様に優秀な性能を有している。
投射量重視の155mmと、取り回しと回避盾を重視の203mmと、プレイヤーの好みで装備を変えることができる点は大きな利点と言える。
火力に関しては順当に性能が伸びているものの、低いHPや重い旋回、そして限定的な魚雷射角ゆえに、常に「自艦の姿勢」に気を配る繊細な操作を要求される。磨き抜かれた隠蔽又は、機動性特化で欠点をカバーしつつ、新たに追加された修理班で数値以上の粘り強い戦い方が可能になっている。本艦で学んだ運用術は、その後の日本重巡ツリーの頂点へと至る道標となると言える。
**史実 [#lf38235f]
-''史実''
--''誕生の背景と数多の難産''
ロンドン海軍軍縮条約下、日本は制限一杯だった重巡枠を避け、軽巡枠(15.5cm砲搭載)を利用した8,500t級「軽巡洋艦」として最上型の建造を決定した。搭載された15.5cm三連装砲は高初速・高精度を誇る傑作砲であったが、条約失効後の20.3cm砲への換装が当初から予定されていた。
建造は困難を極めた。軽量化のため電気溶接を多用したが、基準排水量は9,500tまで膨らみ、さらに「友鶴事件」を受けて復元性不足が露呈。公試では強度不足による船体変形や砲塔旋回不能が起き、追い打ちをかけるように「第四艦隊事件」で深刻なクラックが発生した。これらを受け、船体補強やバルジ増設といった大規模な性能改善工事を余儀なくされ、最終的に公試排水量14,000t級の艦として完成した。
--''艦型と兵装の特色''
艦橋は高雄型の反省を活かし、測的機能をまとめた新型射撃盤の採用により小型化。この構造は後の[[利根型>Tone]]や[[大和型>Yamato]]にも影響を与えた。主砲は15.5cm三連装5基15門を装備。高角砲は89式連装4基、魚雷は61cm三連装発射管を片舷2基備えた。防御面では弾薬庫に20cm砲弾に耐えうる140mmの垂直装甲を施すなど、軽巡の枠を越えた攻防能力を持っていた。
機関は152,000馬力を誇り、当初は37ktを計画。しかし度重なる改善工事による重量増で、最終的な速力は35kt程度に落ち着いたとされる。なお、居住性向上のため固定寝具が導入されたほか、当時の大型艦の例に漏れずラムネ製造機も備わっていた。
--''開戦と「重巡」への変貌''
1939年、予定通り20.3cm連装砲への換装を実施し、名実ともに重巡洋艦となった。この換装は極秘とされ、米軍はミッドウェー海戦までこの事実を掴めなかったという。最上、三隈、[[鈴谷>Suzuya]]、熊野の4隻は第7戦隊を編成。緒戦ではバタビア沖海戦などで連合軍巡洋艦を次々と撃沈する華々しい戦果を挙げた。
--''悲運と最期''
1942年6月、ミッドウェー海戦において運命が暗転する。潜水艦回避の混乱から最上と三隈が衝突。三隈は空襲を受け、魚雷の誘爆により沈没した。大破した最上は内地に帰還し、後部主砲を撤去して飛行甲板を広げた「航空巡洋艦」へと改装されたが、搭載機「瑞雲」の開発遅延などによりその真価を発揮する機会は限られた。
大戦末期、1944年のレイテ沖海戦では西村艦隊の一員としてスリガオ海峡へ突入。集中砲火を浴びて炎上し、離脱中に再び那智と衝突する不幸に見舞われ、最後は駆逐艦「曙」により自沈した。姉妹艦も、[[鈴谷>Suzuya]]が同海戦で沈没。かろうじて逃げ延びた熊野も、マニラ湾付近で度重なる潜水艦・艦載機の攻撃を受け、日本重巡屈指の壮絶な粘りを見せた末に戦没した。
建造時の不具合から始まり、味方誤射(バタビア沖での魚雷誤射事件)、二度の衝突事故、そして姉妹艦の喪失。最上の生涯は、常に困難と悲運がつきまとうものであった。その名は現代の護衛艦「もがみ」へと受け継がれている。
-''15.5cm砲の余談''
#fold("解説を開く"){{
最上型に搭載された「60口径三年式15.5cm砲」は、巡洋艦の主砲としてだけでなく、後に戦艦の副砲としても名を馳せた日本海軍の傑作砲である。
自緊処理を施した長砲身と高初速(920m/s)により、極めて高い射撃精度を誇った。1門あたりの弾量では8インチ(20.3cm)砲に劣るものの、15門が放つ分間投射重量は米重巡を凌駕し、近~中距離での対巡洋艦戦闘において無類の強さを発揮した。遠距離での貫通力不足や砲身寿命の短さから、条約失効後には予定通り20.3cm連装砲10門へと換装された。しかし、その性能を惜しんだ用兵側からは、換装を反対する声が上がるほどの評価を得ていた。
~最上型4隻から撤去された計60門の砲身は、その優秀さから捨てられることなく各所で再活用された。
戦艦「大和型」の副砲(24門)や、軽巡洋艦「大淀」の主砲(6門)として転用。特に大淀は、礼号作戦において対地・対水上戦闘で本砲の性能を遺憾なく発揮している。
他には、砲室ごと転用した三連装沿岸砲台(呉の冠崎など)や、高高度を飛行するB-29を迎撃するための単装高射砲としても活用された。また直接ひな形になったわけではないものの、陸軍五式十五センチ高射砲の砲身製造に15.5cm砲の技術が生かされたという逸話もある。
数値上の威力以上に「当てやすさ」で信頼を勝ち取った本砲は、日本の造兵技術の結晶と言える存在であった。
}}
-''装甲と防御能力の話''
#fold("解説を開く"){{
#attachref(./バイタルもがみ.jpg,nolink,30%)
最上型は [[高雄型>Takao]] の設計を継承しつつ、傾斜装甲の採用等で軽量化と防御力の両立を図った艦である。
--''機関部''
舷側には下方へ先細りする「テーパードアーマー(最大100mm)」を20度傾斜させて配置。水平装甲は中甲板35mm、外側60mmとし、6インチ砲への耐性を備えた。その他、煙路の甲板開口部は第5-8缶室と機械室部分に限定し最大95mmのコーミングで保護した。
--''弾薬庫''
~8インチ砲対応として舷側は最大140mmまで増厚。横隔壁127mm、下甲板40mmで保護した。後部弾薬庫はプロペラシャフトを避けるため独立した垂直板による水中防御を施すなど、変則的なレイアウトを採っている。
--''舵室・艦橋''
舵柄室側面には100mm、艦橋操舵室には側面全周100mm(鈴谷型では最大130mmの記録あり)の強固な装甲を施し、実質的な司令塔として機能させた。一方、主砲塔は重量軽減のため25mmの破片防御に留まっている。
--''防御面の評価と限界''
装甲重量は [[高雄型>Takao]] より300t少ない約2,100tだが、傾斜装甲により同等以上の防御力を発揮した。バルジは200kg爆薬を想定した多層式で、性能改善工事での追加が防御力をさらに高めた。
水平装甲は米軍の1,000ポンド爆弾に耐えられず、爆撃による機関損傷が相次いだ。また、上甲板に配置された魚雷の誘爆が三隈や [[鈴谷>Suzuya]] の沈没要因となっており、航空主兵時代への想定不足が露呈する結果となった。
}}
-''米軍による最上型巡洋艦の評価''
#fold("解説を開く"){{
米軍は開戦前、日本の巡洋艦を「攻撃力に特化した、防御の脆い艦」と過小評価していたが、実戦を通じてその認識を改めることとなった。
--''当初の認識「攻撃特化の軽防御艦」''
米海軍は、最上型が「軽巡洋艦」の枠で建造されながら、魚雷非搭載が一般的だった米巡洋艦を大幅に上回る重武装(5基の主砲と強力な魚雷)を備えていたことから、その代償として防御力が極端に低いと考えていた。
--''実戦での驚愕「異常なしぶとさ」''
しかし、ミッドウェー海戦での三隈や、大戦末期のサマール沖海戦からマニラ湾に至る「熊野」の驚異的な被弾・被雷量(艦首喪失、潜水艦による雷撃、度重なる爆撃)に耐え、応急修理で浮上・航行し続けた事実に米軍は驚愕した。
--''評価の修正「非常にタフな巡洋艦」''
三隈や熊野が見せた、沈没に至るまでの異常なまでの粘り強さを目の当たりにした米海軍は、最終的に本型を「極めて撃沈しにくい、堅牢でタフな巡洋艦」として高く再評価することとなった。
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-''再発見''
2019年5月8日、数々の沈没艦を発見してきた調査船「RV Petrel」が、スリガオ海峡の水深1,450m地点に眠る「最上」を発見した。ソナースキャンによる全体画像では艦首の30mほどが折れ曲がって見えるが、これは沈没前の被害ではなく、着底時の衝撃によるものと推測されている。
**小ネタ [#q7971d8f]
-''ゲーム内仕様の変遷''
--''魚雷の連装数''
史実では[[妙高>Myoko]]が4連装、最上が3連装だが、ゲーム内では逆転している。これはかつて最上がTier7、[[妙高>Myoko]]がTier8に設定されていた頃の名残である。
--''伝説の155mm最上''
かつて艦長スキル「上級射撃訓練」が155mm砲まで適用されていた時代には、射程が19km近くに達した。Tier10戦場ですら圧倒する投射量を誇り、当時のプレイヤーに強烈な印象を植え付けた。
--''公式ムービー''
ゲームのオープニング(旧「Rock vs Scissors vs Paper」動画)では、[[長門>Nagato]]を仕留めた米駆逐艦隊(ギアリング、フレッチャー等)を203mm砲で掃討し、至近距離の魚雷を華麗に回避する雄姿を披露している。
-''モデリングのアップデート履歴''
#fold("モデリングの変遷"){{
0.5.1 / 0.6.9:菊花紋章の追加および取り付け位置の修正。
0.7.8:20.3cm連装砲モデルを修正。3・4番砲塔の測距儀が6mから8mへと更新された。これは [[利根>Tone]] のモデルを流用したものである。
0.7.12:15.5cm砲塔を刷新。大破時のモデルがハロウィン迷彩「Octopus」の色違いに差し替わるギミックが追加された。
0.8.0:15.5cm砲塔に、それまで欠落していた空中線支柱が新たに取り付けられた。
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*編集用コメント [#b74e8720]
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*コメント欄 [#p191e040]
#pcomment(./コメント4,reply,15)
*過去ログ [#z871c8b1]
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|''Mogamiログ一覧''|
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