Taiho

Last-modified: 2024-04-13 (土) 18:37:14

航空母艦 大鳳

IJN.CV9.jpg
IJN.CV9(2).jpg
他画像

IJN.CV9(3).jpg
Taiho(仮2).jpg

性能諸元

編集時 ver.0.4.1

・基本性能

Tier9
生存性継戦能力Taiho(A) 56,100
Taiho(B) 57,100
装甲mm~mm
機動性最大速力33.5ノット[kt]
旋回半径1140m
転舵所要時間Taiho(A) 20.1秒
Taiho(B) 14.4秒
隠蔽性海面発見距離 14.6km
航空発見距離 12.6km
推力160,000馬力

・派生艦船

派生元Shokaku
派生先Hakuryu



・艦載機

搭載能力格納庫搭載容量中隊の機数
83 ユニット4 機


航空管制管制搭載機数 [予備機数]
(初期) Type9 mod.1戦闘機 2中隊[20機]雷撃機 2中隊[20機]爆撃機 2中隊[19機]
(後期) Type9 mod.2戦闘機 2中隊[16機]雷撃機 3中隊[24機]爆撃機 2中隊[15機]
(後期) Type9 mod.3戦闘機 3中隊[ ?機]雷撃機 2中隊[ ?機]爆撃機 2中隊[ ?機]


戦闘機名称巡航速度生存性発艦時間秒間平均ダメージ弾薬
初期Kawanishi N1K5-A171ノット166024秒7038
後期Mitsubishi A7M1176ノット183019秒7335
雷撃機名称巡航速度生存性発艦時間最大ダメージ雷速魚雷射程
初期Nakazima B6N148ノット172025秒856735ノット3.4km
後期Aichi B7A2156ノット195026秒856735ノット3.4km
爆撃機名称巡航速度生存性発艦時間最大ダメージ(火災率)着弾範囲
初期Yokosuka D4Y2161ノット161020秒4600(1%)134-335m
後期Aichi B7A2156ノット186026秒4600(1%)134-335m



・兵装

副兵装船体口径,搭載基数×門数最大ダメージ(火災率)発射速度射程
A-B100mm/65 Type98 , 6基×2門HE弾 1700(6%)21.0発/分5.0km


対空砲船体口径,搭載基数×門数秒間平均ダメージ射程
A25mm/60 Type96 3連装 mod.1 , 17基×3門
100mm/65 Type98 , 6基×2門
104
125
3.1km
5.0km
B40mm Bofors"Chi" Type98 , 25基×2門
100mm/65 Type98 , 6基×2門
275
125
3.5km
5.0km



・アップグレード

スロットAスロットBスロットCスロットDスロットEスロットF
搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

ASecondaryWeapon1.png副兵装改良1副砲の抗堪性 +100%
対空砲座の抗堪性 +100%
Airplanes1.png飛行機隊改良1航空機銃の秒間平均ダメージ +10%
BAirDefense2.png対空砲改良2対空砲座の最大射程 +20%
SecondaryGun2.png副砲改良2副砲最大射程 +20%
副砲弾の最大散布界 -20%
Airplanes2.png飛行機隊改良2戦闘機のHP +20%
FlightControl1.png航空管制改良1航空機の整備時間 -10%
CAirDefense3.png対空砲改良3対空砲座の有効性 +20%
SecondaryGun3.png副砲改良3副砲装填時間 -20%
Airplanes3.png飛行機隊改良3攻撃機のHP +15%
FlightControl2.png航空管制改良2航空機の最大速度 +5%
DDamageControl1.pngダメージコントロールシステム改良1浸水発生率 -3%
対水雷防御ダメージ軽減率 -3%
火災発生率 -5%
Engine1.png推力改良1主機損傷確率 -20%
主機修理時間 -20%
SteeringGear1.png操舵装置改良1操舵装置損傷確率 -20%
操舵装置修理時間 -20%
EDamageControl2.pngダメージコントロールシステム改良2浸水復旧時間 -15%
消火時間 -15%
Engine2.png推力改良2最大出力への到達時間 -50%
艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上
SteeringGear2.png操舵装置改良2転舵所要時間 -20%
FConcealmentMeasures_1.png隠蔽システム改良1発見距離 -10%
LookoutStation_1.png目標測距装置改良1敵艦艇の強制捕捉範囲 +50%
最大目視範囲 +20%
魚雷捕捉範囲 +20%

・消耗品

搭載可能消耗品
スロット消耗品使用
回数
準備
時間
有効
時間
効果
R応急工作班I.png905
(7)
火災・浸水・損傷したモジュールの修復
応急工作班II.png60
T対空防御砲火I.png1360120
(144)
対空砲の性能を高め、敵機による攻撃の精度を低下させる
対空防御砲火性能の上昇率:175 [%]
対空防御砲火II.png2240

注:括弧内は各レアアップグレード搭載時の値

ゲーム内説明

大鳳は、二次大戦中の日本の航空母艦の中でも、最大級かつ最も先進的な艦のひとつでした。日本の空母としては初めて飛行甲板に装甲を施し、艦首部で船体と甲板を一体化する構造を採用。充実した対空兵装が搭載されており、搭載機数も豊富でした。同型艦は 2 隻が計画されていましたが、経済的な事情により中止されました。本艦は 1944 年、マリアナ沖海戦 (フィリピン海海戦) において米潜水艦が放った魚雷を 1 本被雷し、ガソリン漏れが発生しました。そしてダメージコントロールの不備から気化したガソリンの爆発を招き、沈没しました。

解説

2019年1月のv.0.8.0の空母仕様刷新に伴い削除されてしまった艦だが、削除から四年半後、なんとTier10として期間限定戦「隠密作戦(12.7ver)」にて一時的に復活した。*1

  • 最近見かける大鳳のプレイ動画についての注意
    Youtube等で最近の大鳳のプレイ動画を見かけることがあると思うが、その動画は旧露鯖の“Мир Кораблей”(Lesta Gamesが運営)のプレイ映像であり、現在のWorld of Warshipsのプレイ映像でないことには注意していただきたい。
旧空母時代の解説
  • 艦載機
    Tierが高くなるにつれ増え続けた中隊数は、ついに7中隊に。対艦編成では戦2・雷3・爆2、制空編成では戦3・雷2・爆2。
    搭載機数も合計で83機に増え、飛ばすたびに毎回全滅でもしない限り航空機が尽きるということはないが、周囲の対空火力も上昇しているため終盤では片手で数えられる程の機体数しかないということはよくある。
    アップグレードもCまで開放されるので、それぞれのプレイスタイルに合わせ艦載機の速度か攻撃機の耐久性かを選択しよう。
     
    Tier上昇に伴い各艦の対空能力が軒並み上がっており、対艦編成であっても無理な攻撃は禁物である。打撃力を生かして孤立している船から確実に狙っていこう。結果的に単独行動が多い駆逐艦を狙う場面が増えるため、中隊数の多さと航空機の小回りの良さを生かし、十字や収縮加減調整などの技術をふんだんに使って確実に雷撃を当てよう。
    ちなみに大鳳単独でHPがMAX状態のEssexを初手で沈めるためには、最低でも魚雷を11本以上当てるか、9本以上当てて応急修理を使わせてから燃やすorその逆ができなかった場合は沈まない。敵の航空管制と巡洋艦配置を見極めたとしても厳しいものがある。
     
    戦闘機の弾薬数はさらにシビアになっておりALT攻撃を躊躇っていられなくなってくるが、ハイリスクハイリターンであることには変わりない。他の戦闘機や爆撃機、場合によっては雷撃機すらも上手く囮にして狙う必要があり、それができないなら素直に制空編成にしよう。
     
  • 母艦
    大鳳から装甲甲板となる。これまでの空母より敵弾を弾くこともあり、その耐久力を実感できるだろう。隠蔽の悪化で艦載機を遠目に飛ばされて被発見状態が継続することも多く、大和などの長射程艦も多い中で何度も助けられることになるだろう。巡洋艦に追われても速力と甲板のおかげでしぶとく戦えることもある。ただし甲板は堅くても側面と喫水線以下は並なので慢心しないように。
    対空は翔鶴と比べれば高いものの、同Tierの攻撃機に対しては1~2機落ればラッキーという程度。素直に巡洋艦の助けをもらえるような位置取りを心がけよう。
     
  • 総論
    白龍への最終関門となる。周囲の対空能力の上昇でより精密な操作を要求される中、戦・雷・爆の計7中隊を駆使して索敵・対空・対艦をこなさなければならず、作業量は膨大なものとなる。また翔鶴以上に敵からだけでなく味方からのプレッシャーも段違いになる。翔鶴で十分な修練を重ねてから本艦を使おう。

史実

来るべき艦隊決戦において、当時まだ補助的な役割を想定していた空母には味方艦隊・敵艦隊上空の制空権確保、敵艦隊への打撃という役割を求められたが、敵航空機による攻撃で飛行甲板が損傷した場合、容易に機能喪失し味方艦隊の制空権が奪われる恐れがあった。
この空母の最大の弱点とも言える問題を解決するためマル4計画で建造が決まった大鳳は、英国の新鋭空母イラストリアス級も参考にして日本海軍で初めて飛行甲板に装甲を備えた空母として誕生した。

性能

まず最大の特徴である飛行甲板の装甲であるが、急降下投弾の500kg爆弾に耐えられるよう20mmDS板と75mmCNC甲鈑を重ねた95mmの装甲を前部昇降機から後部昇降機の約150mの間に貼っていた。甲板全体でないのは格納庫を守る位置に限定することでの重量軽減のためと考えられるが、翔鶴型との防禦重量差を全て飛行甲板装甲と仮定した場合その重量は凡そ1600tにもなり、飛行甲板は出来るだけ低い海面から約12.5mの*2位置に設け船の安定性を確保した。
これにより今度は飛行甲板の先端が波浪によって破壊される可能性が出てきたが、これは錨甲板を密閉するように艦首外板を飛行甲板に接続させ凌波性を高めたエンクローズドバウを採用し解決した。尚、エンクローズドバウは飛行甲板を艦首先端より前に持ってくることが出来たので、大鳳の飛行甲板全長は257.5mの日本海軍最長を達成している。装甲空母は後に大和型戦艦を改造した信濃も造られるがエンクローズドバウを採用したのは大鳳だけである。
飛行甲板を下げたことにより出てきたもう1つの問題、傾斜時や高波によって海水が浸入する可能性があった湾曲煙突は廃止され、飛鷹型での運用結果を踏まえた高さ17m外側には26度傾斜させた艦橋一体式の大型煙突が新たに採用された。
機関は翔鶴型同様の缶8基、タービン4基で最大160000馬力を発揮、艦首も翔鶴型と同じく膨らみを持たせたバルバスバウを採用し最大速力は33ktに達した。
武装は新型の98式10cm連装高角砲を6基12門搭載。重量軽量化のために12.7cm高角砲8基16門の翔鶴型より門数減少(75%)となっているが、その分1基あたりの発射速度はカタログ上1.3倍に向上したため釣り合いは取れているのかもしれない。高角砲は片舷1基ずつ搭載した94式高射装置で管制を行い、左右別の目標を狙う分火式だったが翔鶴から引き続き仰角を取れば対舷に指向することも可能だった。機銃は25mm三連装機銃を17基51挺に単装機銃をいくらか追加したと言われている。
予定搭載機数は常用52補用1と少ない。これは烈風、流星、彩雲といった大型艦載機を想定した数字であることと、飛行甲板装甲化による重心低下のため艦内容積が減少し格納庫を大きくとれなかったためである。
装甲化し継戦能力が向上したことで長時間の作戦投入を予測し魚雷・爆弾、軽油搭載量は翔鶴型より増加した。これを根拠に中継基地運用を想定していたとする説がある。

艦歴

1941年7月10日、神戸にて起工。1944年3月7日竣工。
大鳳は日本で初めて飛行甲板に装甲を装備した空母であったが、「大鳳」の1隻が建造されたにとどまった。戦況の悪化により量産計画は中止となり、以降は雲龍型といった戦時急増計画に移る。
 完成した大鳳は試験と最低限の訓練を済ますと、陸上機や水上機等の機材を便乗させ4月4日にシンガポールに入港し第1航空戦隊と合流した。一方同じ頃、米軍はパラオ空襲を行い、さらに4月21日にはニューギニア島北西部ホーランディアに上陸、行動が活発化していた。これに対し日本軍は5月16日までに一航戦ら第1機動艦隊をフィリピン南部の産油地に近いタウイタウイに進出させ合戦に備えた。
 タウイタウイは大艦隊が錨を降ろせる巨大な泊地ではあったが、付近に適した飛行場が無かったため航空隊は母艦に留まることになる。航空機が発着艦するには母艦を風に向け走らせ、対気速度を稼いでやる必要があったため外に出ようも、米潜水艦が待ち伏せしており千歳が襲撃され被雷寸前で回避、対潜に打って出た早波・谷風は逆に轟沈する有様に籠る他なくここにいる間航空隊の訓練は殆ど行われていない。
 6月11日、連合軍マリアナ来襲の報告が届く中、日本軍上層部は決戦場に戸惑いあぐね第1機動艦隊は6月14日の今更にフィリピン中部のギマラスへと移動し練成を図るつもりだった。凡そ1ヶ月もの時間を浪費した代償は大きく、練度低下からか大鳳では移動中の13日に前路哨戒機が着艦失敗による玉突き事故を起こし5機または6機もの搭載機を1度に失う損失を出している。翌日15日、上陸部隊が出現したことでようやくマリアナでの決戦を確信できた日本軍は「あ号作戦」を発動させ、第1機動艦隊はギマラスを出発、サンベルナルジノ海峡を抜け16日にビアク島支援の渾作戦に投入していた艦隊と海上にて合流し、日本軍は空母9隻・航空機439機の開戦以来最大戦力で空母15隻・航空機896機と倍の敵が待ち構えるマリアナへと向かった。なお大鳳の搭載機は零戦20機・彗星17機・彗星偵察型3機・天山13機・99艦爆1機の54機とされる。
 18日早朝、予定海域付近の索敵を開始。大鳳は11時30分に二段索敵として彗星4機を索敵に上げた。この索敵では3機が米艦隊発見を報じ、2機が触接したが1機は行方不明、日が暮れるまで敵情報告を続けたもう1機*3も母艦を見失い暗中摸索後、帰投を諦め自爆した。艦隊が索敵機の報告を待たずしてこの日の会敵は無いと判断し、反転したことが原因であった。
 19日明け方、水上機16機が索敵し敵艦隊を発見。この目標に向け7時45分、一航戦の一次攻撃隊零戦48機・彗星53機・天山27機が飛び立った。大鳳からは零戦16機・彗星17機・天山9機が発艦し8時10分、上空で集合を終えようとしていた矢先のこと。三段索敵が発見していた新たな目標に対する第二次攻撃の準備が始まる中で大鳳は米潜水艦アルバコアが放った魚雷6本のうち1本を右舷前部に受けた。アルバコアは付近に潜んでいた12隻の潜水艦の1隻だった。同艦のTDC(魚雷計算機)は不調だったが日本軍にとって不運なことに翔鶴型を狙った魚雷が逸れて大鳳に命中したとされる。ちなみに大鳳に向かう雷跡を発見した彗星が自爆し破壊を試みた、もしくは雷跡2つのうち1つを自爆により破壊したとする話があり挺身の搭乗員も判明しているが、彗星は故障率が高くこの日は機体や発動機の不調で4機が引き返すなりしているのでこの機もトラブルに遭い不時着水したのを自爆と捉えた可能性もある。無粋だが
 一方、道中味方艦隊から誤射に遭いながらも敵に向けて接近を続けた一次攻撃隊は、目標240km手前で敵レーダーに捕捉された。先導機*4によるチャフ散布が行われたが、ここでは有効に機能しなかったようで100機弱の邀撃機に出迎えられた本隊は忽ち崩壊。10時45分頃、目立ちにくい低空を飛んでいた雷撃隊と単機または区隊単位で散り散りとなった爆撃機が極少数突入に成功し攻撃を行ったが戦艦1隻・空母1隻に損傷、戦闘機6機撃墜の僅かな戦果に零戦31・彗星41・天山17機の89機を失った。
 第一次攻撃隊が多大な被害を被る同じ頃、10時30分に一航戦は第二次攻撃隊を発艦させた。大鳳は被雷時の衝撃で前部エレベーターが使えなくなるもまだ健在で、異臭が立ち込めるなか前部昇降路を木材で塞ぎ艦隊に追従していたが、二次攻撃隊の航空機は上げていない。大鳳の応急は、瑞鶴へ残っていた航空機の移動を行った9時30分頃には終えていたと考えられるが、即席作業で木を敷いただけでは全備重量の航空機を滑走させられなかったのだろう。翔鶴からの参加もなかったため、第二次攻撃隊は瑞鶴の戦爆10・天山4機という寡兵であった。
 11時20分、直掩戦闘機隊を収容した直後の翔鶴に魚雷4本が命中。敵偵察機の存在が目立ち始めて注意が空に向いていたのだろうか、海中から忍び寄った刺客は気づかれぬまま6本斉射を行い翔鶴に致命傷を負わせ逃げ果たせた。下手人はカバラ、16日から日本艦隊を追跡していた潜水艦であり、アルバコアを呼び寄せ大鳳被雷の切っ掛けともなった船である。鈍足な潜水艦が追い付ける可能性は本来低かったはずだったが、日本艦隊の行軍は海上合流や長時間の洋上補給で鈍くなっており自身のレーダーも駆使することで振り切られず数日間に渡り付け回し、18日の反転によってついに絶好の射点に占位していた。
 12時を回って、第一次攻撃隊が三々五々戻り始めるもやけに少なく、大鳳に帰還した航空機は零戦3機だけで座乗していた幹部たちを物怖じさせ、また戻って来た攻撃隊も傾く大鳳と翔鶴を見て動揺したという。翔鶴は被雷から約3時間後の14時10分に没し、それに続くかのごとく大鳳も14時32分、格納庫を充満していた気化ガソリンが誘爆、手の施しようがない大炎上となって16時28分に沈没、凡そ3ヶ月の短い艦歴を終えた。戦没者は767名、陸攻の神様と謳われた入佐俊家中佐や第一次攻撃隊生還者の零戦搭乗員2名など多数の航空隊要員も巻き込まれ戦死している。
日本艦隊は翌20日の空襲により飛鷹も失って完全敗北となり退却、海戦が終わった21日の一航戦稼働機は零戦4・彗星1・天山1・99艦爆1の7機、第1機動艦隊全体で35機であった。

ガス爆発の原因

結論から言うと何がと確定していないが、着艦に降りた機が要因となったとする説がもっとも有力である。帰って来た二航戦第一次攻撃隊の飛鷹零戦5機うち、最後の5機目を収容した瞬間大爆発を起こした、というものである。実際、飛鷹零戦隊は14時に帰還したので時間的にも近い。ただし元搭乗員による「攻撃後、集合に失敗し4機編隊でいたところ翔鶴の天山*5に拾われ大鳳に帰って来た」との証言を信じると5機目がどこから来たのか不明となる*6。また航空機が着火剤となったのなら機体とその搭乗員は確実に失われるはずだが、飛鷹零戦搭乗員から大鳳沈没にともなう戦死者が見当たらないところにも疑問が残る。尚、大鳳には分かるもので12時5分頃彗星偵1機・12時20分頃零戦3機・14時頃零戦4機・14時20分頃99艦爆1機が降りている。
その他の説ではボイラーの焚火で引火したという話や、前部昇降路に蓋をしたことで格納庫は立ち入りが躊躇われるほどのガスが充満していたという証言から何でもないちょっとした火元から引火した可能性も考えられている。

飛行甲板の見た目

日本初の装甲空母と言うことで、飛行甲板表面は他の日本空母とは違った処理が行われていたと思われてることが多い。いかにもな鋼鈑とか。
最近では写真*7や図面の発見により通常空母と同じ木甲板説が強い。間を取り(?)ラテックス塗布なんて異説もある。
ちなみに伊勢型と後に竣工した信濃はセメント甲板だったようだ。

搭載機数

装甲化により搭載機が減ったというのが通説だが、格納庫は改造過程で一段を余儀なくされた信濃と違って純空母の大鳳は二段格納庫を採用したうえ、正規空母としては最大の船体、格納庫ド真ん中を貫通していた中央エレベーターの廃止分により翔鶴型からやや減少した程度とする主張もある。
ではなぜ搭載機は翔鶴型から3割も減ったのか。中継基地論ではないが、新しく導入された航空隊空地分離方式によって空母間での移動が容易になり継戦能力が高い大鳳に余剰を作っていたのかもしれない?

余談 飛行甲板の大きさ関係

大雑把な飛行甲板の大きさ(「日本海軍艦艇図面集」引用)
幅は小数点一位、他は二位以下四捨五入

艦名飛行甲板全長飛行甲板全幅
(前・中・後)
飛行甲板高さ
龍驤158.6m17m・23m・23m14.3m
鳳翔180.8m10m・23m・14m11m
瑞鳳195m12m・23m・26m12.8m
↓飛行甲板全長200m以上↓
蒼龍216.9m16m・26m・26m12.9m
飛龍216.9m16m・27m・26m12.6m
雲龍216.9m16m・27m・26m12.7m
翔鶴242.2m18m・29m・26m14.2m
加賀248.6m14m・31m・31m19.7m
赤城249.2m19m・31m・24m19.5m
信濃256m22m・40m・30m13.3m
大鳳257.5m18m・30m・27m12.5m
5021号艦261.5m18m・30m・27m12.4m

小ネタ

編集用コメント

編集用のコメントはこちら
  • 史実格納するべきですかね? -- 2015-07-19 (日) 19:43:04
  • 艦の速度、艦載機の名称と性能を更新しました -- 2016-03-04 (金) 07:10:07
  • 解説を項目に整理 -- 2016-06-03 (金) 21:44:19
  • 再登場について記述 -- 2023-08-22 (火) 14:07:28
  • Lesta版のプレイ映像を見た人への注意書きを追加。Wikiの理念的にはあまり書かないほうが良いのでしょうが、誤解して喜ぶのも苦しいことと思ったので追記しました。 -- 2024-01-24 (水) 10:12:43
    • 今のところ解説欄に書いてありますがもしかしたら小ネタの方が良いかもしれません。気になられた方がいらっしゃいましたら移植しといてください……。 -- 2024-01-24 (水) 10:15:47

コメント欄

  • いい加減、僕に大鳳を返して・・・ -- 2020-03-14 (土) 21:41:04
  • せっかく史実艦なんだから性能いじってこいつをtier10にすればよかったのに -- 2020-03-24 (火) 00:33:03
    • さすがにミッドウェイに失礼なレベル -- 2020-03-24 (火) 06:18:00
    • 信濃をT10にすればよかったんじゃねーかなって思う -- 2020-12-05 (土) 01:07:04
      • 無理や、座ってろ -- 2020-12-05 (土) 01:38:19
  • もったいないよぁ エセックスとかもそうやけど復活してほしい -- 2021-01-01 (金) 00:06:41
    • 普通にリソース艦艇にされそう -- 2021-01-01 (金) 00:10:29
  • こいつらさあ、空母第2ツリーとして実装さえる可能性ない? -- 2022-10-07 (金) 05:08:22
    • 可能性は確かにある -- 2022-10-07 (金) 06:44:20
    • 日本には艦型はいっぱいあるからね。隼鷹や雲竜、赤城とネタはある。 -- 2023-07-27 (木) 13:32:57
  • 大鳳はよ返せWG -- 2023-03-19 (日) 10:02:15
  • 帰ってくる。俺たちの大鳳が! -- 2023-06-13 (火) 22:44:01
    • マジすか? -- 2023-06-13 (火) 23:04:24
    • どこの情報や! -- 2023-06-13 (火) 23:20:38
      • 公式サイトの最新ニュース【Waterline】2023秋、夏の計画 -- 2023-06-14 (水) 00:10:41
    • 太鳳のデザインがいっちゃんちゅき -- 2023-06-13 (火) 23:53:28
    • 大鳳は戦艦や客船から換装して空母にしてきたのと違って、最初から大型空母として建造された奴だからね。ほとんど活躍できずに潜水艦の魚雷の餌食になって沈んだから...ゲームでは活躍させてやりたいぞ! -- 2023-06-14 (水) 00:42:20
  • おかえり大鳳。 -- 2023-07-17 (月) 13:08:15
    • モデルに変更はないみたいだね。北上みたくテスト途中で変更される可能性もあるけどアレは性能変える恩恵だったし大鳳は望み薄かな… -- 2023-07-17 (月) 14:29:40
  • なんでエセックスのコメがあがってんだ?コンコードブリッジと関係あるんか?と思ったら、大鳳と一緒にTier10で戻ってくると7月14日の開発ブログに書いてんだね 支援空母という新しい人生ってか とにかくおかえりなさい -- 2023-07-20 (木) 14:45:40
  • 大鳳 -- 2023-07-20 (木) 16:19:44
  • 大鳳、プレミア艦で戻って欲しい -- 2023-07-22 (土) 23:03:36
  • ゲーム的な都合と言われればソレまでだけど史実じゃ残念な艦歴に終わってしまったがWOWSじゃミッドウェイ(とご同輩のエセックス)と同じTier10評価とは大出世だなぁ -- 2023-07-27 (木) 18:32:05
    • T10で帰ってきたのはもちろん嬉しいけどTeirが性能で分けられてたのはもう形骸化した建前な感じがするな。 T9jagerとかそんな感じだし...装甲甲板付いてる日空って史実枠だと大鳳と信濃だけじゃなかったっけ。装甲甲板がT10の必須条件だから必然と言えばそうかもね -- 2023-07-27 (木) 21:59:24
  • 俺たちの大鳳が帰ってきた。5スロのアプグレ隠蔽を取るべきか航空管制改良1どっちとるべきかな?(推奨は航空管制) -- 2023-08-22 (火) 16:32:01
    • 隠密に限ればマップが狭いので隠蔽のがよさそうなきはする -- 2023-08-22 (火) 16:44:52
      • ありがとう、試してみる -- 2023-08-22 (火) 16:56:35
  • 彩雲って彗星を観測機に改造したやつよな?魚雷積めなくね? -- 2023-08-26 (土) 23:41:29
    • 彩雲と彗星は全く別物。まぁ惑星wowsの航空機は突っ込み所満載ではあるが。 -- 2023-08-26 (土) 23:47:58
    • 彗星の派生型は二式艦上偵察機やね -- 2023-08-27 (日) 00:12:41
    • なんと記憶違いじゃったか すまん -- 2023-08-27 (日) 00:43:30
    • 十三試艦上爆撃機→二式艦上偵察機(試作機を無理やり実戦部隊にねじ込んだ偵察型)→彗星一二型(艦上爆撃機主力量産型、T6龍穣が搭載)→彗星三三型(空冷エンジン換装型、着艦装備がなく艦載不可の陸上型、T8加賀・T8翔鶴が搭載)→彗星一二戊型(後部席に上向き大口径機銃を追加した夜間戦闘機型、主な敵はB-29)→彗星四三型(一人乗りの特攻仕様)。彩雲(艦上偵察機、武装は機銃1挺の偵察専用機、過負荷全力でもペイロードは700kgほど、800kg以上ある航空魚雷をくくりつけたら飛べない)。 -- 2023-08-27 (日) 00:44:15
      • ハ43でも搭載してるんでしょ(適当) -- 2023-08-28 (月) 18:54:26
  • 機雷積んでるらしいな -- 2024-01-23 (火) 20:26:30
    • それはWoWsの話じゃないよ。別ゲーの話よ。 -- 2024-01-24 (水) 08:53:33
    • マルタみたいなAP絨毯爆撃になっとる…
      機雷積んだせいで魚雷没収か -- 2024-01-23 (火) 21:14:36
    • ティア6,8は何になるんじゃろか。 -- 2024-01-23 (火) 21:25:56
    • えっ、機雷になるのか。隠密作戦じゃ逆だったのに何で機雷なんだ?どちらかといえばアメリカ空母が機雷持ってる方がしっくりくるのだけど -- 2024-01-23 (火) 22:05:14
      • Tier6瑞鳳8飛龍。露鯖のアーリーアクセスでは機雷になってる。それにしてもAP絨毯爆撃って反跳爆撃を意地でも入れようとしないのか… -- 2024-01-23 (火) 22:49:16
    • 反跳AP爆撃とか怖…… -- 2024-01-23 (火) 23:05:17
    • WoWsでは大鳳の新情報は来てないぞー。 -- 2024-01-24 (水) 08:54:15
    • 露鯖は別ゲーになった訳だし「lesta版のwowsは」とかちゃんと区別しようや。混乱を招きかねない -- 2024-01-24 (水) 09:00:31
      • そうですね。すみません -- 2024-01-24 (水) 10:03:34
    • 雷撃機の代わりに機雷散布機か、爆撃機は丸太と似たようなものだな -- 2024-01-24 (水) 18:32:08
      • どこ情報? -- 2024-01-24 (水) 19:27:54
      • テストプレイ動画あがってるよ -- 2024-01-24 (水) 19:45:19
    • これでこっちくる時に煙幕没収されてたら流石に呆れるわ -- 2024-01-24 (水) 18:37:59
      • 機雷機に煙幕支援あるよ -- 2024-01-24 (水) 19:46:24
    • Lesta版(旧露鯖)について全部枝に。 -- 2024-01-25 (木) 13:27:26
  • lesta版指摘するコメントの後に書かれてるコメントは本家wowsの情報?開発ブログには書いてないしlestaの話題が続いてる? -- 2024-01-24 (水) 21:37:33
    • 大鳳が追加される予定は一切ないぞ。全部lestaの話。 -- 2024-01-25 (木) 09:32:37
    • 何故かLestaの話題が続いてる。 -- 2024-01-25 (木) 10:40:42

*1 爆撃機中隊の「スモークカーテン発生装置」を使用すると空中から煙幕を展開できた。が、この機構はEssexに取られてしまった。
*2 加賀19.7mと比べ3層ほどは低く、全長200m以上の空母の中でも最も低い
*3 同時に発進していた翔鶴機
*4 敵艦隊に先駆けし電波誘導で攻撃隊を呼び寄せる機体
*5 一航戦第一次攻撃戦果確認機
*6 飛鷹戦闘機隊は6機だったので4と言う数字が間違っていれば解決するが
*7 元乗員の私物。恐らくマリアナ海戦前の6月14日に退艦?し生還。ただし写真に大鳳の特徴を捉えたものは何一つ無い