巡洋戦艦タイガー
性能諸元
・基本性能
Tier | 5 | 種別 | ツリー艦 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Queen Mary |
国家 | イギリス | 派生先 | Renown |
生存性 | 継戦能力 | (A) 43,600 (B) 49,600 | |
装甲 | 13-254mm ・防郭 229mm ・艦首・艦尾 16mm ・砲郭 127-152mm ・装甲甲板 38mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 13% | |
機動性 | 機関出力 | 108,000hp | |
最大速力 | 29.0ノット[kt] | ||
旋回半径 | 740m | ||
転舵所要時間 | (A) 19.0秒 (B) 13.6秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 12.6km | 00.0km | 14.8km | 14.6km | 11.0km | |
航空発見距離 | 9.3km | - | 16.1km | 12.3km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | Mk V mod.1 | 14.8km | 172m | |
Mk V mod.2 | 16.3km | 185m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 343mm/45 | 4基×2門 | HE弾 5,050(39%) AP弾 9,450 | 30.0秒 | 30.0秒 | HE Mk Ia AP Mk Ia |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 152mm/45 BL Mk.VII | 12基×1門 | HE弾 2,200(12%) | 5.0秒 | 4.3km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Mk II | 4基×1門(2門) | 10,000 | 95秒 | 6.0km | 53kt | 1.1km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 短 | 7.7mm Maxim Mk.I | 10基×1門 | 67 | 70% | 1.5km | |
中 | 76.2mm/45 QF HA Mk.I | 6基×1門 | 42 | 75% | 3.0km | ||
B | 中 | 76.2mm/45 QF HA Mk.I 40mm/39 Vickers QF Mk.II | 6基×1門 10基×1門 | 172 | 75% | 3.0km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | ![]() | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% |
![]() | 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | |
![]() | 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | |
![]() | 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | |
2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% |
![]() | 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | |
![]() | エンジンブースト改良1 | エンジンブーストの有効時間 +30% | |
3 | ![]() | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% |
![]() | 副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | |
![]() | 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | |
![]() | 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | |
![]() | 魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% |
・消耗品
ゲーム内説明
1911年1月、日本はイギリスに対して巡洋戦艦金剛の設計と建造を発注しました。金剛は当時のイギリス巡洋戦艦より強力であったため、類似の計画案が1911年計画におけるイギリス巡洋戦艦建造の基礎として採用されました。タイガーは1912年に起工されると、1914年に第1巡洋戦艦戦隊に配属されています。その後、1912年にドッガー・バンク海戦に参加し、6発被弾しているほか、その1年後のユトランド沖海戦では、大口径砲からの砲撃を18発も被弾しながらも、いずれの戦闘でも致命的な打撃を受けず、生還しています。
・正式実装以前のゲーム内説明
巡洋戦艦タイガーは、艦首側と船尾側に従来の巡洋戦艦よりも合理的に主砲を配置し、より強力な副砲を備えていました。
解説
T5の英ツリー巡洋戦艦。ほぼ同名同然の同国プレミアム巡洋艦が居るが関係ない。これは歴史的にはよくある事だがWoWS的には珍しいことである。
- 消耗品
通常の工作班と修理班に加え、このTierから早くもエンジンブーストを所持している。後述の機動性と合わせ、強みに繋げられる可能性はある。 - 主砲
良くはない。
Queen MaryからDPMは据え置き。一言でいうと劣化Iron Dukeであり、漫然とした火力投射ではなく時と場所を選んで有効打を出していく必要がある。Iron Dukeより1基少ない343mm連装砲を備え(前方火力は同等)、弾速が早いが与ダメは低く設定されており特にHEは低い(火災発生率は同等)。射程はIronDukeに僅かに劣る程度だが決して長い方ではない。遠投合戦への参加は程々にすべきだろう。前級から唯一向上した照準速度を接近戦に活かしたい所である。 - 副砲
悪くはない。
射程は最長6.5kmで独戦に準じる。152mm砲が片舷6、うち前方5門後方1門と攻撃的配置。この砲は''何故かT7以降の50口径砲よりもダメージと装填と弾速と発火率が良い。
隠蔽距離との差が5kmほど有るため狙って使うのは困難だが、貫通力と手数は十分。魚雷を回避した敵が意気揚々と突っ込んでくる可能性も有るため、変態という自覚が有るなら副砲特化もオススメである。 - 魚雷
無いに等しい。
愛宕同様に4方向へ魚雷を放てるが、問題は1基1門しかない事である。斜め方向に放てるのは1本のみと考えたほうが良く、牽制になるかどうか怪しい。安全距離が長いのも難。
無いものと思って交戦し、忘れた頃に流すのが良いだろう。敵も忘れているはずである。
- 対空
近距離パワー型。
中距離は非常に強力だが長距離対空がない。個艦防空は強めだが艦隊防空は不可能と思ったほうが良い。 - 抗堪性
悪い。
姿を晒しての撃ち合いにはまるで向かない。艦首艦尾は16mmと薄いが、Renownと違って喫水線に229mmの装甲帯が存在する。よってAPを跳弾し得るので比較的マシである。後方の装甲が比較的薄いため、選べる状況であれば艦首を向けて交戦したい所。
後述の良隠蔽によりヘイトを味方に押し付けるのは簡単だが、その間にその味方以上の戦果を出していく必要がある。生き残るのは簡単だが勝つのは難しい。
VPの位置はそこそこ低く、タートルバック式の多重装甲で守られているため横っ腹にAP弾を喰らっても通常貫通止まりでVP貫通は意外と受けにくくなっている。ただし、甲板スロープの厚さが25mmしかなく、38cmクラス以上のAP弾では跳弾が発生しなくなるため、38cm以上のAP弾に対しては防御力がガタ落ちする。周囲に38cm以上の主砲を持つ艦が増えてくるティア帯なので十分に注意が必要。また、前Tと同様に不貫通も過貫通も期待できない薄い舷側装甲が広い面積を覆っているので、VPダメージを受けなくとも通常貫通ダメージが嵩みやすい。
船体が長く舵が重く水雷防御も芳しくないので魚雷耐性は低い。足が速いからと前に出すぎると駆逐艦に魚雷で処される。
- 機動性
極めて良い。
最高速度は29ktであり金剛に準じる。エンジンブーストを含めればT5最速、マッチング帯でも最速クラスでこのTierに有るまじき機動が可能である。不意をついて鈍足戦艦の逆舷に回り込めれば一方的に虐殺出来、プッシュするにも撤退するにも有用。
転舵時間と旋回半径は並。Bretagneに劣りDerfflingerと同レベルで、金剛を僅かに上回る程度。敵弾をひらひらと躱せる程ではない。
- 隠蔽
極めて良い。
最良11.4kmと優秀で、一部の巡洋艦を上回る。他の戦艦では不可能なルートで奇襲やヒット・アンド・アウェイしたり、味方駆逐を近距離から援護したりと、この艦でしか出来ないポジショニングが可能だ。撤退時にもギリギリまで味方を見捨てず痛打を与えられる(はずである)。
- 総評
くノ一と化した幻のKongo型ゼロ番艦
上位Tierの隠蔽特化ニンジャ達に比べれば比較的通常の戦艦に近い性能をしているが、隠蔽と機動性以外は地味に低めのピーキー艦である。遠距離玉投げに参加してもある程度成果を出せてしまうが、いつの間にか削り負ける可能性が高い。劣化金剛や劣化Iron Dukeになるのを避けるには装甲を犠牲にして得た隠蔽と機動性を使いこなす必要があり、初心者向けではない。
元々金剛で接近戦を嗜んでいた艦長からすれば、射程&装甲と引き換えに念願の隠蔽、魚雷、中距離対空、そしてエンジンブーストを与えられた艦である。影と化して味方駆逐をストーキングしたり、副砲特化で敵駆逐を返り討ちしたり、空母相手に押し込んで敵将の首を取ったりと、今まで悔しい思いをした状況で新たな戦いを楽しめるはずである。
史実
タイガー(HMS Tiger)は、イギリス海軍の巡洋戦艦で、同型艦はない。同時期にヴィッカースが建造した日本海軍むけの戦艦金剛(1912年5月進水)と似た外観だが、直接の関係はない。1914年10月に就役した。1916年5月31日、タイガーはユトランド沖海戦に参加。ドイツ帝国海軍の巡洋戦艦モルトケとフォン・デア・タンに命中弾を与えた。だが本艦も15発の11インチ砲弾を受けた。1931年に退役した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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