リナウン級巡洋戦艦 リナウン HMS Renown 72

性能諸元
・基本性能
Tier | 6 | 種別 | ツリー艦艇 |
---|---|---|---|
艦種 | 戦艦 | 派生元 | Tiger |
国家 | イギリス | 派生先 | Rooke |
生存性 | 継戦能力 | (A) 47,200 (B) 55,200 | |
装甲 | 全体 | 16-330mm | |
艦首甲板 | 16mm | ||
甲板 | 29mm | ||
艦尾甲板 | 16mm | ||
砲郭 | 38-229mm | ||
底部 | 40mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | (A-B) 13% | |
機動性 | 機関出力 | 120,000馬力[hp] | |
最大速力 | 29.9ノット[kt] | ||
旋回半径 | 840m | ||
転舵所要時間 | (A) 20.1秒 (B) 14.3秒 |
隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 12.8km | 14.8km | 12.2km | |
航空発見距離 | 10.3km | 13.3km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
A-B | Mk VI mod.1 | 15.8km | 168m | |
Mk VI mod.2 | 17.4km | 181m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 381mm/42 | 3基×2門 | HE弾 5,350(34%) AP弾 11,350 | 23.5秒 | 45.0秒 | HE Mk VIIIc AP Mk XXIIc |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 113mm/45 Mk II BD | 4基×2門 | HE弾 1,700(8%) | 5.0秒 | 5.0km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
A-B | 533mm PR Mk II | 8基×1門(4門) | 10,000 | 95秒 | 6.0km | 53kt | 1.1km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
---|---|---|---|---|---|---|---|
A | 短 | 20mm Oerlikon Mk IIA 20mm Oerlikon Mk IIIA | 22基×1門 2基×1門 | 214 | 70% | 2.0km | |
中 | 40 mm/39 Vickers QF Mk.VII | 4基×4門 | 105 | 75% | 2.5km | ||
長 | 113mm/45 Mk II BD | 4基×2門 | 53 (1×1,190) | 75% | 5.8km | ||
B | 短 | 20mm Oerlikon Mk IV 20mm Oerlikon Mk V | 7基×1門 20基×2門 | 480 | 70% | 2.0km | |
中 | 40mm Vickers QF Mk VII 40mm Vickers QF Mk VI | 3基×4門 1基×8門 | 109 | 75% | 2.5km | ||
長 | 113mm/45 Mk II BD | 4基×2門 | 53 (1×1,190) | 75% | 5.8km |
・アップグレード
スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
1 | ![]() | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% |
![]() | 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | |
![]() | 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | |
![]() | 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | |
2 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% |
![]() | 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | |
![]() | エンジンブースト改良1 | エンジンブーストの有効時間 +30% | |
![]() | 対空防御砲火改良1 | 対空防御砲火の有効時間 +20% 消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10% | |
3 | ![]() | 主砲改良2 | 主砲装填時間 主砲旋回速度 +15% |
![]() | 副砲改良1 | 副砲最大射程 +20% 副砲弾の最大散布界 -20% | |
![]() | 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | |
![]() | 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | |
![]() | 魚雷発射管改良1 | 魚雷発射管の旋回速度 +20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性 -40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値) +5% | |
4 | ![]() | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% |
![]() | 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% |
・消耗品
ゲーム内説明
リナウン級巡洋戦艦は、就役当時最大かつ最強の巡洋戦艦でした。本級は主砲として 381 mm 砲を採用していました。1930 年代に近代化改装が施され、装甲防御力と対空兵装が強化されました。
第一海軍卿に復帰したフィッシャー提督は、2隻の巡洋戦艦、レパルスとリナウンの建造を推進しました。リナウンは1916年に進水し、同じ年に就役しました。第二次世界大戦において、本艦はドイツのグラーフ·シュペーとビスマルクの追撃作戦に参加しました。また、ノルウェーの戦いに参加し、マルタ輸送船団を護衛し、北アフリカ上陸作戦を支援したほか、ウィンストン·チャーチルの輸送という外交任務でも運用されました。1944年、リナウンは東洋艦隊の一員として戦争の最終局面に参加しました。
解説
T6の英巡洋戦艦。
- 消耗品
通常の工作班と修理班に加え、エンジンブーストと対空防御砲火を有する。エンジンブーストの有効時間は120秒(Repulseは180秒)。着弾観測機は搭載していないが、優秀な速力のお陰で置いてけぼりになる事はないだろう。
- 抗堪性
極めて悪い。
装甲形状的にバイタルを縦抜きされる確率は低いがそんなことは問題にならないくらい全身装甲がペラペラであり、通常貫通で死ねる。
艦首艦尾が脅威の16mmで、これは紙装甲で有名なT10英巡のマイノーターと同じである*2。またバイタル装甲も非常に薄い事から側面を見せれば同格重巡のAPですらVPを抜かれてしまう。ちなみに姉妹艦のRepulseよりも低装甲部分が広いため、遠距離戦をやる限りは劣化Repulseでしか無い。当然のごとく甲板装甲もペラペラなためAP爆弾や長距離砲撃に弱い。極め付けにHPが少ない事から生存性は最悪と言って構わないだろう。戦艦砲は出来るだけ回避し、少なくとも艦首艦尾に直撃する事は避けるようにしたい。
基本的に大型艦と腰を据えて撃ち合うと、後述の火力の低さと抗堪性故に撃ち負けてしまう。敵弾回避を工夫したりヘイトを分散させたり、隠蔽を生かし他立ち回りが必須。潜在ダメージが100万取れたら上出来だろう。
- 主砲
良くも悪くもない。
砲弾性能はQE、Repulseのマイナーチェンジ版。但しHE貫通力は優遇なしの64mm。Repulseと同じシュペー散布界だがシグマ値は1.8と悪くなっている。装填速度は23.5秒と早めだが主砲旋回時間はQE並に遅く、弾速もやや遅い。転舵をすると主砲が追いつかなくなる事があるため、気になるようであればスキルで補強したい。射程はQEとほぼ同等で、観測機がないこともあり、序盤の砲戦では地味に射程が不足する事も。
精度が他の戦艦と比べ良好であり、σ値も悪くはないため精度に関しては良好な部類に入る‥のだがどうしても6門しかないため、散布の機嫌次第では掠りしかしない事もある。また門数が少ない分DPMも少ないため、そこはダメージの質と命中率で補う必要がある。後述の良隠蔽と合わせ、必殺のAPを撃ち込みたい。
- 副砲
無いに等しい。
片舷わずか4門。特化するだけ無駄である。またこの貧弱な副砲性能のためか、本艦の長距離対空は貧弱なものとなっている。
- 魚雷
無くはない。積極的に使える物ではないが、使い所が無いわけではない。
前級までと違い舷側に単装魚雷発射管を英巡戦ツリーでも最多の片舷4基搭載している(Repulseでは蓋がされている)。全部当てられれば敵艦を大破させるのに十分であり接近戦での切り札になり得る‥のだが、射程が短く、射界が悪く、そのうえに安全距離が長いという扱いずらいものになっている。
肉薄雷撃時には、敵を射程内に収めながらも信管を踏まれない程度に距離を取りながら、リスクを負って脆い側面を露出させる必要がある。脳筋突撃には向いておらず、雷撃には英国紳士らしく知性が必要。
- 対空火力
悪くは無いが良くも無い。
短距離対空砲は強力だが射程が非常に短く殆ど仕事をしてくれない。中距離対空は射程がたったの2.5kmでありダメージも高くなく特に艦隊防空は難しい。長距離は爆発数1に継続ダメージも非常に少ないとあるだけマシと言ったところ。T6の中では悪い方では無く防御砲火も搭載しているが、粘着されればT6艦載機にも苦戦する。高い機動性を活かし回避行動を行いながら敵航空隊を漸減させる必要がある。特にSerovの様な遠投系空母には無力。
- 機動性
極めて良い。
T6戦艦が29.9kt出せるというだけでも優秀だが、Buff後のKansas同様の英巡加速を付与されている。他艦では出し得ない加速で敵の魚雷をぶっ千切る事が出来るため(水中聴音が無いにもかかわらず)加減速を繰り返すだけで生存世が上がる。
また砲戦においても、「最高速→船体を曲げながら減速→エンブ込みの超加速」と加減速を入れるだけでダメージを大きく抑えられる。舵がやや重いため、転舵アップグレードを取得するのも一手。巡洋艦に乗っていると考えれば良いだろう。
但し旋回半径はRepulseより20m良好だがMackensenよりも悪い。加減速を活用したい。最高速度とエンブー有効時間はRepulseに劣るが巡洋戦艦としては十分である。
ちなみに最高速度は活発、エンジンブースト、速度旗込みで37.2kn。下手な駆逐艦の素の速度より速い。
- 隠蔽性
極めて良い。どころか異常な数値である。
素で12.8kmとMackensenと同値でT6BBトップタイ。隠蔽特化で11.5となり、この数値は戦艦どころか一部巡洋艦をも超える隠蔽性である。距離12キロという必中距離に、精度の良好な戦艦砲を積んで35ノットで戦艦が忍び寄ってくると考えればある程度の巡洋艦乗りならこれがどれほど恐ろしいものか理解できるだろう。突如姿を表すと同時に無慈悲な一撃を与え、熱りも冷めぬ間に颯爽と姿を消す正に英国紳士だけが成せる技である。隠蔽という最大の武器、その強みを理解さえできれば、例えボトムマッチに放り込まれてもT8を押し除け十分活躍できるだろう。
- 総評
戦艦として最悪レベルの装甲の薄さはどうしようもなく、単純な弾受け性能は一部の巡洋艦にも劣るだろう。例え機動力が優秀といえど、遠距離でチマチマ撃っていれば勝ちをもぎ取る事は困難である。
戦艦砲を搭載しながら巡洋艦に比類する隠蔽性と高い速力を併せ持つのが最大の強さ。爆速で間合いを詰め良隠蔽から必殺打を放ち爆速で戦場を離脱できる何にも替えられない強みをどう活かすかが大事である。
驚異的な隠蔽性と機動力で相手の不意を突く、さながら暗殺者のような独自性を持った、史実通りの真の巡洋戦艦である。
史実
レナウン級はフィッシャー第一海軍卿により計画された、通商路保護を主任務とする高速・高火力・軽装甲の巡洋戦艦である。政府は大戦終結に間に合わないとして建造に否定的だったが、フィッシャーは建造中止されたR級戦艦6番艦「レナウン」および同7番艦「レパルス」のために用意された資材を転用することで短期間での建造が可能と主張。さらに1914年末のフォークランド沖海戦で巡洋戦艦が活躍したことが決め手となり、ついに建造が認められた。
建造に際しては上述のR級2隻から艦名を引き継いだものの、設計はまったく別物の新しい艦型となった。
小ネタ
・レナウンとダーバン
既に2022現在にあっては破産してしまって見る影もないが、かつては一世を風靡したアパレルブランド「レナウン」。
1921年10月、イギリス皇太子 (後のエドワード8世) のお召艦巡洋戦艦レナウンが訪日した際、水兵がかぶっている帽子の金色の RENOWN という文字のスマートさに見とれた創業者が、これを商品名にしようと思いついたという。
このお召艦のお供をしていたのがD型巡洋艦 Durban ダーバンで、これはレナウンのグループ内において、紳士服のブランド名となっていた。
・あれ?なんかやけに副砲少なくない?
実はこれ、Renown '44の両舷前側の両用砲、計6基を取り除いた格好なのですけれども、遠隔制御(Remote Power Control)砲塔に交換するための準備工事により、一時的に撤去された姿なのです。改修工事が無事に進んでいたならば、同じ位置に遠隔制御砲塔が載るはずでした。しかし、1945年の時点で既に大勢は決しており、改修工事は中止され、そのまま予備役へと編入されました。その後現役復帰はならず、1948年にBISCOに売却され、解体されています。
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