Lambros Katsonis

ランブロス・カトソニス（ギリシャ海軍駆逐艦計画案？）

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

搭載可能アップグレード

搭載可能アップグレード

1		主砲兵装改良1	主砲および魚雷発射管の機能停止発生率　-20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性　+50% 主砲および魚雷発射管の修理時間　-20%
		副兵装改良1	副砲の抗堪性　+100% 対空砲座の抗堪性　+100%
		弾薬庫改良1	自艦の弾薬庫誘爆率　-70%
		応急工作班改良1	応急工作班の有効時間　+40%
2		ダメージコントロールシステム改良1	浸水発生率　-3% 火災発生率　-5%
		機関室防御	主機損傷確率　-20% 主機修理時間　-20% 操舵装置損傷確率　-20% 操舵装置修理時間　-20%
		エンジンブースト改良1	エンジンブーストの有効時間　+30%
		警戒レーダー改良1	警戒レーダーの有効時間　+20%
3		主砲改良2	主砲装填時間　主砲旋回速度　+15%
		対空砲改良1	優先対空セクターの準備時間　-20%
		射撃システム改良1	主砲弾の最大散布界　-7% 魚雷発射管旋回速度　+20% 副砲最大射程　+5% 副砲弾の最大散布界　-5%
		魚雷発射管改良1	魚雷発射管の旋回速度　+20% 魚雷発射管に甚大な損傷を受ける可能性　-40% 艦載魚雷の雷速(他の補正を考慮しない値)　+5%
		発煙装置改良1	スモークの展張時間　+20%
4		ダメージコントロールシステム改良2	浸水復旧時間　-15% 消火時間　-15%
		推力改良1	最大出力への到達時間　-50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上
		操舵装置改良1	転舵所要時間　-20%
		爆雷改良1	爆雷数　+2
5		魚雷発見システム	魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上
		隠蔽システム改良1	発見距離　-10% 空母中隊の発見距離　-10% 自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5%
		操舵装置改良2	転舵所要時間　-40% 操舵装置修理時間　-80%
		艦艇消耗品改良1	艦艇の消耗品の動作時間　+10%
6		主砲改良3	主砲装填時間　-12% 主砲旋回速度　-13%
		魚雷発射管改良3	魚雷発射管装填時間　-15% 魚雷発射管の機能停止発生率　+50%
		射撃管制装置改良2	主砲最大射程　+16%
		副兵装改良2	副砲の装填時間　-20% 対空兵装による継続ダメージ　+15% 対空兵装の砲弾の爆発半径内に対するダメージ　+15% 消耗品「対空防御砲火」を使用中の対空兵装斉射による爆発数　+2

･消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

スロット	消耗品	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
R		∞	40	5 (7)	火災・浸水・損傷したモジュールの修復
T		3	160	20 (24)	自艦艇を中心に半径 0.45 [km] の煙幕を展開する 煙幕の持続時間：93 [秒]
Y		4	90	90 (117)	艦艇の最大速度を向上させる 最大速度の上昇率：8 [%]
U		4	60	10 (12)	一定範囲内のすべての敵艦を探知する 敵艦捕捉距離：9.00 [km]

ゲーム内説明

1920年代の後半に、ギリシャ海軍の指導者達の間で、より多くの通常の艦艇の建造に投資すべきか、あるいはより少ないながらもより強力な艦艇を建造すべきかという論争がありました。しかし前者のアプローチが優勢になり、1929年にトルコはイタリアから4隻の駆逐艦を購入しました。最終的にギリシャはイタリアからさらに簡素な技術を駆使して造られた4隻の駆逐艦を購入しています。後者のアプローチを取っていた場合、140mm砲を搭載した大型艦艇を2隻発注していたことが予想されます。最も適していたアプローチは、イギリス海軍本部が当時検討していた艦隊巡洋艦の事前設計の1つ、すなわち6門の140mm砲を搭載したE級巡洋艦だったと言えます。ランブロス・カトソニスは、ギリシャ国民の解放闘争の指導者に因んだ艦名です。

解説

ヨーロッパ駆逐サブツリーのTier9艦艇。
同国ツリー艦艇の中でも古めの設計年数であり、高ティア艦艇の中でも前時代的な艦影をしている。
　

• 抗堪性
  前級から順当に強化されており、他国の同ティア砲撃型駆逐の中でも遜色ない。ただし、特別装甲が厚いわけでも、第一欧駆のような修理班を持っている訳では無いのでHPの払い出しは慎重に。
  　
• 主砲
  前級から単装砲はそのままに前部砲塔が+1基され極僅かな角度ではかなりの火力を発揮する事ができる。
  以前は前級に劣りかねない性能*2だったがver14.0のバフによりSplitが3.4秒に対し3.3秒と上回る事となった。これにより5門しか使えない場面でも前級を少し超えるDPMとなり*3、更に前方32度から61度の僅か30度の全門斉射中はかの北風を超え、GearingやDaringやはたまた次級GdańskのTier10の高火力駆逐に並ぶほどのDPMとなる*4。
  といっても全門斉射するには敵陣に対し前を向くことになる。迂闊に前進回避しながら撃ち続けていれば逃げられない位置まで進みかねない。幸い本ツリーは煙幕を搭載しているため、これを積極的に利用し火力を最大限発揮しよう。もちろんモク撃ちの基本だが、魚雷警戒は怠らないように。
  因みにだが前級と異なり第五砲塔が全周化しているためほんの少し取り回しが良くなっている。
  　
• 魚雷
  装填時間と威力、被発見距離はそのままに雷速と射程が向上した上、二基八門に門数が増加し射角も前級と比べ良好になっており一見大幅に強化されたように見えるが、それはあくまで数値上の話である。
  なんと本艦は発射管が片舷に各一基配置、つまり斉射4本しかできない。*5
  二基を使うためには艦を左右に振らなければならないが、後述の低い機動性と隠蔽性に短い射程が邪魔してあまり実用的ではない。結果的に面制圧力及び火力は前級に対し劣ると言わざるを得ず、斉射しか出来ないことによる融通の利かなさも苦しい。ver14.0にて主砲と一緒に魚雷装填速度も早くなったがそれは前級も同じ(68秒→60秒)なので立場としては変わらない。
  短い装填時間を活かしこまめに流すことで牽制に用いるとよいだろう。
  　
• 対空火力
  射程は0.5km伸び一見向上しているように見えるが、肝心の中距離ダメージが前級より下がっており結果的に前級からほとんど性能は向上していない。一応短距離ダメージは増加しているが艦載機に粘着された時位にしか役に立たないので微妙な所。
  艦載機が飛んできそうだと判断したら素直に味方艦艇の対空圏内に戻ろう。
  　
• 機動性
  最高速度は据え置きにもかかわらず、船体の大型化の影響か転舵所要時間と旋回半径は悪化してしまっている。
  　
• 隠蔽性
  相変わらず悪い。
  最良隠蔽は7.2kmとなっており、これより悪いのは殴り合いが大好きなソ/仏/伊駆くらいである。
  しかも、上記駆逐には修理班や特殊な耐久区画、排気発煙装置などを搭載しているのでHP関連に優遇のある相手をするには非常に厳しい。幸い本ツリーは僅か10秒とは言え9kmレーダーを備えているためある程度のカバーは可能である。
  地味に航空隠蔽が前級より大きく悪化し最良3.5kmとなっているため航空機に対する警戒も大事である。
  　
• 総評
  独特な武装配置に劣悪な船体性能と弱点が目立つものの、ツリーの特徴である良好な弾道に一定の状況ではTier10に並ぶ高DPMの主砲と煙幕レーダーを備える点は、十分に戦場を動かしうる強力な個性である。
  強力な消耗品を活かし繊細な操艦を心掛け、いかにツリーの強みを押し付け優位を形成するか考えさせられる艦である。
  本艦で本ツリーの強みを十分に再理解することが出来れば全門斉射角の改善する次のGdanskでの活躍は間違いなしである。

史実

E級軽巡洋艦の設計案の一つであった140mm砲6門の艦艇をギリシャ海軍が参考にして建造していたら...という設定。

小ネタ

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