Ochakov

オチャーコフ (MLK-8-152案)

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

･消耗品

ゲーム内説明

オチャコフは、小型軽巡洋艦の開発計画 (MLK-8-152) における設計案のひとつであり、主砲としてソ連で 1940 年代の中盤に開発された 152 mm 両用砲塔を採用していました。

解説

バージョン0.9.4にて本実装されたプレミアムTier8ソ連軽巡洋艦。
以前石炭で交換可能だったSmolenskの船体に152mm連装砲が乗ったデザインとなっている。
　

• 主砲
  152mm砲を連装で4基、合計8門搭載していて使用砲弾は同Tierツリー艦のChapayevと同じであるため弾道は優秀。
  装填時間は6.1秒と短いものの砲門数が少ないためDPSは同格巡洋艦ワースト2位(最下位をTiger '59に譲った)、DPMは同格6インチ砲艦で最下位クラス(本艦のHE弾<Tiger '59のAP弾<本艦のAP弾の順)。
  射程は15.6kmでワースト2位グループの一隻。
  地味に砲塔旋回が速いため戦闘方向の変化には対応しやすいだろう。
  艦長スキル、IFHEについて

  同格軽巡洋艦に劣る投射量と後述の耐久性などを加味すると着火率を犠牲にしてまで戦艦の32mm装甲にHE弾でダメージを出し続ける必要性は薄いため、艦長スキル「榴弾用慣性信管」がスキルポイントに見合った効果になるかどうかは熟慮する必要がある（素で30mm装甲までダメージが出るので巡洋艦以下が相手ならデメリットしかない）。

  　
• 魚雷
  Smolenskと比べて誤差レベルで威力が高く雷速が低いが、片舷5門で射程8km、射角も良好というのは変わらない。
  ツリーソ連巡洋艦と違って8kmという射程は接近戦時のお守りとして十分なうえ、最良隠蔽距離よりも1km短いだけなので撤退時に追撃してくる敵艦相手にも命中が見込める。
  　
• 対空
  主砲が両用砲なので長距離対空を持つが、爆発数は3つだけで継続ダメージもあまり高くない。
  ただし中距離対空は並み以上で、独立スロットで対空防御砲火を使えるため小柄な船体の割には強いとも言える。
  ちなみに隠蔽特化時の航空被発見距離=長距離対空射程となっている。
  　
• 抗堪性
  HPは同格最下位であり、Tier6Budyonnyよりも低い。
  ....であったが、パンアジアT8巡ハルビンの登場で最下位ではなくなり、ワースト2位になった。
  高い、薄い、広いの3拍子がそろったVPも舷側70㎜しかなく、生存性は非常に低いと言わざるを得ない。
  幸いなことに最良隠蔽は9kmとマッチ帯の巡洋艦でも最高クラス。
  舵と主機が脆い、素の体力が低すぎるといった都合上、艦長スキル「最後の抵抗」と「抗堪性専門家」は有用であるといえる。
  　
• 機動性
  最大速力は同格3位と優秀。
  転舵時間は同格7位で中の上といったところ、Clevelandより1秒遅い程度。
  他のTier8ソ連巡洋艦と違って旋回半径もそれなりで同格内で中の下クラス、最上と同じ。
  　
• 消耗品
  構成は同格の軽巡Clevelandと同じで、応急工作班、対空防御砲火、警戒レーダー、水中聴音の4つをそれぞれ独立スロットで装備。
  一番の強みは何と言ってもレーダーで、照射時間こそ20秒と短いもののレーダー照射距離が最良隠蔽より1km長い10kmである。
  これにより俗に言う「隠蔽レーダー」が可能で、水上艦に被発見をもらえば確実に敵を炙り出せるし、敵艦（特に駆逐艦）の立場からするとこのOchakovを見つける前に一方的にレーダーで見つかる可能性があるということになる。
  ちなみにレーダー時間20秒の間に飛ばせる砲弾は8発×4斉射の32発で、Chapayevの12発×3斉射と比べると4発の違いがある（むしろこちらの方が隠蔽距離の関係で近くから撃てるのでダメージ効率は高いかもしれない）。
  　
• 総評
  耐久性を代償に最良隠蔽距離から1kmもの余裕があるレーダーを手に入れた、駆逐艦絶対沈めるマン。
  ソ連特有の高速砲弾も相まってレーダーで見つけた敵駆逐艦には確実に手痛いダメージを出せる。
  駆逐処理が終わってしまうと立場は逆転、敵巡洋艦や戦艦に狩られる側になるので注意が必要（もちろん序盤に狩られる可能性も）。
  Clevelandのように島裏からの射撃に徹したいところだが投射量はお世辞にも高くはないし、弾道の関係上同じ位置取り全てを使えるとも限らない。Smolenskと違って煙幕や回復もない。
  確かに隠蔽レーダーは強力だが、自分が沈んでしまっては元も子もないので立ち回りは慎重に。
  強みと弱みがはっきりした、玄人向けのプレミアム艦らしい性能だと言える。

史実

小ネタ

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