Tier3 イギリス 軽戦車 (課金戦車)
スペック(v1.23.0)
車体
耐久値 | 460 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 14/9/9 |
最高速度(前/後)(km/h) | 35/15 |
重量(t) | 18.2 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.8 |
本体価格(Cr) | |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可/不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
QF 2-pdr Mk. IX | 20 | AP APCR HE | 78 121 23 | 50 50 60 | 1,000 | 0.35 | 1.6 | 792 990 792 | 130 | 30 1,200 15 | 130 | -10°/+20° |
---|
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
A7E3 | 14/14/14 | 38 | 320 | 4,500 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
AEC | 252 | 15 | 331 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
A7E3 | 20 | 40 | 3,200 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No. 9 | 375 | 40 |
---|
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 17.84% | 4.55% |
移動時 | 13.4% | 3.42% |
車両に関する変更履歴
v1.23.0 | 新規実装 |
解説(v1.23.0)
- 火力
優秀な貫通力と照準速度を持つ2ポンド砲で、精度もTier3にしては優秀な部類。
砲のモジュール名はVickers Medium Mk. IIIと同じQF 2-pdr Mk. IXとなっているが、性能自体はMatildaの初期砲であるQF 2-pdr Mk. Xと同等で貫通と単発火力が少し引き上げられている。
- 装甲
車体、砲塔ともに非常に薄い。前線に進出する場合は機関銃や榴弾に注意が必要となる。
- 機動性
最高速度が35km/hで頭打ちとなり、履帯性能も今一つである。足を生かして戦うには物足りない。
史実
1934年にイギリスで設計された試作車輌。それまでのモデルよりも高度な技術が使われており、幾度にもわたる念入りな試験は1937年まで続いた。実戦投入には至らなかったものの、後に部品がその他の車輌の生産に使用されている。(公式解説)
A7中戦車はヴィッカース社のA6中戦車の開発進捗が思わしくなかったことから中戦車Mk.IIIとともにその代替として開発された試作中戦車。中戦車Mk.IIIがA6中戦車の設計を引き継いで2つの機銃塔を搭載していたのに対して、A7では重量を14tに収めるために機銃塔を諦め車体に固定機銃を搭載、2個の銃塔が無くなり車体機銃となったことで乗員も5名に減り、うち3名は砲塔内に収容された。それまでの円筒型の砲塔に変えて角ばった新型の砲塔となり、内部スペースも増加した。シャシーや足回りは試作自走砲のバーチガン(大元はVickers Medium Mk.IIがベース)の形式を用いたが、重量増加のためより高出力の120馬力のアームストロング・シドレー製エンジンを搭載した。
こうしてA7E1、A7E2の2両の試作車両が出来上がった。2つの車両はよく似ていたが、スカート装甲や車体後部形状、ギアボックスの形式に違いがあった。新型砲塔の作業しやすさや車長用キューポラ、砲架の設計などが評価されたが、1931年に実施された実地試験ではエンジン出力不足と重量過大により設計上の最高速度40㎞/hに程遠い24km/hしか出せず、サスペンションの信頼性不足により頻繁に故障して試験を継続できなかった。
1936年まで続けられたA7E1、A7E2の試験と並行してこれらの車両の欠陥を改善した新たな試作車両としてA7E3の設計が行われた。
1934年1月にまとめられた設計では砲塔と車体の設計はほぼ満足いくものとなり、設計者の努力はエンジンや足回りの問題解決に振り向けられた。
それまで使用していたアームストロング・シドレーの空冷エンジンはトラブルが多かったことから、これに替えて大手バスメーカーのAEC社の2階建てバスに使用されている126馬力のエンジンを2基組み合わせ、252馬力として大幅なパワーアップを図った。
サスペンションは基礎から設計し直され、多数の小型転輪に個別の垂直コイルスプリングが取り付けられた。
主砲も3ポンド砲から新型の2ポンド砲に変更され、近接支援仕様として3インチ榴弾砲の搭載も考慮した設計となった。
1936年に行われた試験ではA7E3の性能はそれまでのA7E1、A7E2より大きく改善し、整地で39㎞/h、不整地で26㎞/hの最高速度を発揮した。
しかし依然として機械的トラブルが多く、ブレーキやサスペンションの故障が発生した。
ホルストマンサスペンションの搭載やクリスティ戦車のエンジンとトランスミッションの搭載などが提案されたが、結局1937年にはA7E3の開発も中止となった。
車両そのものは不採用となったが、その過程で得られた経験はイギリスの戦車開発に貢献することとなった。出力の足りないエンジンを2基搭載して補うアイデアは後にマチルダとなるA12歩兵戦車でも採用された。小型転輪を垂直コイルスプリングで支えるサスペンションの形式はA22歩兵戦車とその後身であるチャーチル歩兵戦車にも採用された。砲塔もわずかな変更の後Mk.III、Mk.IV巡航戦車に採用された。
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