Bishop

Last-modified: 2025-12-12 (金) 17:26:09

Tier5 イギリス 自走砲 / 日本語表記:ビショップ

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Valentineの車体をベースに箱型の戦闘室を乗せた形。

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後期砲の高弾道は本車の最大の強みである。

v0.9.14以前

Bishop.jpg

スペック(v2.0.0)

車体

耐久値460
車体装甲厚(mm)60/50/60
最高速度(前/後)(km/h)24/10
重量(初期/最終)(t)17.69/17.83
実用出力重量比(hp/t)9.25
主砲旋回速度(°/s)20
視界範囲(m)250
本体価格(Cr)405,000
修理費(Cr)
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力爆発範囲(m)スタン時間(s)精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
Q.F. 25-Pr. Gun/How. (Bishop)6.82HE222801.39×0.684.54105583510-5°/+15°
Q.F. 4.5-in. Howitzer (Bishop)4HE284502.22×0.84.527039250463-5°/+45°

※Q.F.25-Pr.Gun/How. = 87.6mm
※4.5inch = 114.3mm

 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
AEC A19014515800
GMC 6004 6-71A16515991
 

履帯

名称旋回速度(°/s)重量(kg)
Valentine Mk. II206,000
Bishop226,000
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
WS No. 19 Mk. III55040
 

乗員

1Commander(Radio Operator)2Gunner3Driver4Loader
 

拡張パーツ

改良型換気装置Class3装填棒Class2砲垂直安定装置×改良型旋回機構Class2改良型照準器×追加グローサー×
改良型無線機×車長用視覚システム×改良型モジュール構造Class2改良型装甲材×内張り装甲Light
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時11.4%2.38%
移動時5.7%1.19%
 

派生車両

派生元Valentine AT(TD/14,750)
派生先FV304(SPG/31,000)
 

射界

射界左4°/右4°

tm_Bishop.jpg

 

開発ツリー

クリックで表示
Q.F. 25-Pr. Gun/How.
(初期/28,500)
Q.F. 4.5-in. Howitzer
(4,100/43,000)
WS No. 19 Mk. I
(初期/15,000)
WS No. 19 Mk. II
(3,600/21,000)

WS No. 19 Mk. III
(4,000/22,000)

FV304
(31,000/930,000)
AEC A189
(初期/2,150)
AEC A190
(180/2,500)
GMC 6004 6-71S
(700/9,000)
GMC 6004 6-71A
(800/11,000)
Valentine Mk. II
(初期/4,500)
Bishop
(2,000/8,800)
 

車両に関する変更履歴

クリックで表示
v0.9.15HDモデル化
v0.9.18全ての主砲のAP弾を削除
視認範囲を300mから250mに変更
Q.F. 25-Pr. Gun/How.の通常弾の貫通を44mmから22mmに変更
Q.F. 4.5-in. Howitzerの通常弾の貫通を57mmから28mmに変更
v1.9.0Q.F. 4.5-in. Howitzerの総弾数を32発から39発に変更
Q.F. 25-Pr. Gun/How.の総弾数を32発から55発に変更
修理費用を24%ダウン
収益性を8%ダウン
HPを350から460に変更
派生元車輌を変更
v1.23.1AEC A190エンジンの出力が131馬力から145馬力に変更されました。
GMC 6004 6-71Sエンジンの出力を138馬力から155馬力に変更しました。
v2.0.0詳細

解説 (v2.0.0)

  • 概要
    v0.8.7で追加されたTier5のイギリス自走砲
    Valentine歩兵戦車をベースに開発・量産された自走砲である。
    Valentineの特徴を本車もそのまま引き継いでおり、低機動の代わりに装甲が厚い。また他国にはない独特の砲を搭載できる。
     
  • 火力
    初期砲は極めて火力に乏しく、後期砲に換装するまでは誇張なく全く戦力にならない。搭乗前にフリー経験値を4,100用意しておく事が強く推奨される。
    後期砲は迫撃砲さながらの極端な山なり弾道であり、本来自走砲が苦手とする市街戦や山岳戦に強いという独特の特徴がある。
    ただし山なり弾道とはいえ斜めに撃って斜めに着弾するため、崖や壁に張り付いた戦車を狙うには一工夫がいる。
    • Q.F. 25-Pr. Gun/How. (Bishop)
      初期砲。Tier3の砲で、二桁ダメージが珍しくなく、もはや豆鉄砲。
      加えて左右の射界の極端な狭さ、致命的な仰角不足と低弾道、射程はたったの500m強*1、と良いところが無い。
      一応精度や射撃速度は勝るが、威力が低すぎるため、一刻も早く後期砲に換装する必要がある。
       
    • Q.F. 4.5-in. Howitzer (Bishop)
      後期砲はFV304の主力砲、Crusader SPの初期砲と同じもの。つまりTier7までお世話になる*2のである…。
      射程は約500mと更に減少するが、弾道が極端な山なりで障害物越しの射撃に極めて強くなる。この高弾道により、自走砲の中では珍しく市街地戦をも得意とする。
      難点は弾道が高い分弾着までに時間がかかる事と、恐ろしく狭い射界の二つ。
      弾着の遅さは長射程自走砲の理想射程時と大差はないが、射界に関しては全車両中で最低クラスの左右4°であり、短射程も加わって相手が少し移動するだけでも射界外に出てしまう。幸い照準拡散、照準時間は優れているので、車体を動かしてもそれほど待つ事なく砲撃できる。
       
      アップデートにより榴弾の貫徹力が大幅に落ちた事で、よほど装甲の薄い部分に命中させない限り大ダメージは発生し難くなっている。スタン効果もない。
      さらにv2.0において発射速度・精度が大幅に弱体化されてしまった。爆風範囲が小さく単発ダメージにも乏しいこの砲にとっては大きな痛手だ。
      しかし照準関連の破格の性能は据え置きであり、これまでよりも慎重な照準を心がければ問題なくダメージは取っていけるだろう。
       
  • 装甲
    劣悪な機動性の代わりに、Valentineをベースとした本車の装甲は侮れない。特にHPは自走砲としては突出して高く、Tier9まで含めても本車両を上回るのはG.W. Tigerしかない。格下の砲であればそれなりに弾く上、たとえ貫通されても3~4発程度は耐えてくれる。
    よって、敵戦車による接近を受けた場合は慌てて反撃せずに、装甲とHPで耐えつつ充分に絞ってから撃つと良いだろう。
    ただし、戦闘室は全周30mmと車体ほどは厚くないので過信は禁物。
     
  • 機動性
    元のValentineがそうであったように、劣悪の一言に尽きる。
    後期砲の山なり弾道による障害物超え・天板撃ち抜きを生かすには、起伏や障害物で身を隠しつつ前進し、射程ギリギリに目標を捕らえたい所……なのだが、前身のBirch Gunの貧弱さはそのままで、最終エンジンを載せても平地での前進速度は20km/h強に過ぎない。
    更に最高速度も制限されているため、他国の自走砲と比べても陣地転換が非常に辛く、味方の進軍が早い場合は付いていけない事も多い。無理に前進するリスクは大きく、下手をすれば斥候に発見されて自走砲の的になるので、味方が押しムードの時でもなるべく安全重視のルートを進んだ方が良いだろう。
     
  • その他
    • 拡張パーツ
      密閉式戦闘室を持つので自走砲としては珍しく改良型換気装置が装備できる。
    • 搭乗員
      搭乗員の職能兼任は車長兼無線手のみで、これはTier10まで変わらない(専門職能の搭乗員が増えていくだけ)のでパーク習得にはあまり気を使わなくて良い。
       
  • 総論
    極端な短射程と山なり弾道、狭い射界、劣悪な機動性、自走砲の割に侮れない防御力(車体のみだが)を持つ本車は決して扱いやすい車両とは言えないが、山の向こう側や建物の裏に隠れた敵を苦も無く狙撃できる高い弾道は他の車両では味わえない。
    取り回しに慣れさえすれば、高い命中性能と手数で勝負できる本車の総合攻撃力は非常に高く、近距離山なりの自走砲を好むプレイヤーならば十分な戦果を約束してくれる一両である。
     

史実

格納

bishop1.jpg

第二次大戦緒戦の北アフリカ戦線においてドイツ軍の自走砲に苦しめられた英国陸軍は急遽自走砲の導入を決定、1941年6月に試作車両が発注され8月には試作車第1号が完成した。
英国陸軍の代表的野砲である25ポンド砲(口径88mm)を箱形戦闘室に搭載した車両で、車体自体はバレンタイン歩兵戦車のものが流用されている。一見回転砲塔のような戦闘室(旋回しない固定式である)はソビエトのKV-2重戦車のように異様に大きかったが砲を操作するスペースは不十分だった(射撃時には戦闘室後部の扉を開く事で作業スペースを確保した)。また戦闘室上面も装甲で覆ったため砲の仰角が15度に制限されてしまい、最大射程距離は約6,000メートルと牽引式野砲の半分にまで減少してしまっている。また左右の射角も小さかったため榴弾砲としては射程距離不足、対戦車砲としては射界が狭いというどちらつかずの欠点を背負い込んでしまった。その為、主砲本来の仰角に地面の傾斜角を加えて射程距離を伸ばす目的で、しばしば傾斜地を造成する事が行われた。
当初300台の生産が発注され1941年11月から量産を開始、完成した車両は次々と北アフリカ戦線へ投入されたが、翌42年半ばになって米国からM7 Priest自走砲が貸与されるようになると性能で劣る当車の生産は100両でうち切られ、北アフリカ戦線に続いて戦われたシシリー島上陸作戦にて少数が使用された後は全車が第一線から退いている。

引用元:http://military.sakura.ne.jp/army/uk_bishop.htm

 

一方、本車の後期砲、 Q.F. 4.5-in. Howitzer は1908年制式採用、第一次世界大戦時のイギリス陸軍の主力であった旧式榴弾砲である。史実ではゲームでの登場順とは逆に、本車の初期砲Q.F. 25-Pr. Gun/How.で置き換えられた。
上述の通り旧式砲であるため、Bishop(やこの後に続くイギリスツリーの各自走砲)への搭載計画は無いと思われる。
因みに本車とFV304に搭載した際に付いているマズルブレーキは、本砲が冬戦争時にフィンランド軍に供給された後にフィンランド軍の手によって付けられたもの。イギリス軍での運用時にはマズルブレーキは付いていなかった(Crusader 5.5-in. SP搭載時のスタイル)。

参考:Wikipedia

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  • 視界狭いのな、自走同士での戦闘になったけど250m先もろくに見えなかった -- 2014-06-08 (日) 22:20:17
  • 射界7か...と思っていたけど収束が75%乗員でも結構速いからすごく使いやすい。本当にbirch gunの苦労が報われる。 -- 2014-06-27 (金) 18:08:13
    • しかもバレンタインから来るとその苦労はしなくても良い苦労なのだ。バレンタインは平均経験値バーチガンの倍は得られる。 -- 2014-06-27 (金) 18:14:52
  • 解説、最初と最後内容かぶってますね。どちらか削るべきでしょうか? -- 2014-07-01 (火) 16:40:18
    • 最初3行と画像をページトップ画像下に移動で良いと思う。 -- 2014-07-01 (火) 21:08:51
      • そもそもあの画像とキャプションはページトップ画像のところに記入されてたのが、「あそこにあるべきではない」という編集討論での議論の結果移動してきたんだが。 -- 2014-07-01 (火) 21:17:04
      • あそこにあるべきではないが、解説に移すべきともなってないね。「繰り返しになる」という点でも移動しただけでは解決になってないし。あと他のページとの比較でいけば、解説にイカシタSSは要らないと思うです。 -- 2014-07-01 (火) 21:33:47
      • あの画像のお陰でこの機体のイメージが非常に沸き易くて助かった。すぐに真上に飛んでいくんだな。 -- 2014-07-01 (火) 21:41:36
      • そのFV304射撃画像はGJ。wikiのロゴ入れてトップ画像に入れてもいいのでは。さて、あちこちのページ上部にあったの解説3行は、既存の車両ページと書式が違うから編集討論で説明を求めたけど、編集している人の説明や反応はなかったからページ上の3行解説はなくなる方向で編集が行われた。と解釈している。 -- 2014-07-04 (金) 01:11:22
      • あ、FV304→bishopでした。誤字すみません。 -- 2014-07-04 (金) 20:31:09
  • もしかしてだけど後期砲に換装しない場合なら前のBirch Gunのが俯仰角高いし全周だし、移動速度も視界範囲も広いから便利ってことでいいの? -- 2014-07-01 (火) 21:44:48
    • まあ装甲とHP以外はそうなるのか?最終砲に換装しないって選択肢がまず無いが -- 2014-07-01 (火) 23:03:14
      • 初期砲ビショップとバーチガンを比較したら、って話だろ -- 2014-07-08 (火) 04:05:32
  • やられた側から見ると強いんだろうけれど、実際使ってみると遅いわ、小回り利かないわで噂に比べてかなり微妙。遮蔽物無ければ、ただの遅くて短いデブだし。上級者用? -- 2014-07-03 (木) 22:24:06
    • 上級者用というか、この後期砲専用の運用方法を覚える必要があるってだけだと思うなぁ。自分はこれとFVくらいしかまともに活躍できない -- 2014-07-03 (木) 22:59:48
  • 距離は非常に大事だね。短いからって近づくと足の遅さで蜂の巣にされ、遠いと撃ちようが無い。じっくり待てば、その時間砲撃しないわけだから、せっかくの連射性能を生かせなくなるし、隠れたところで敵自走の的になるのがオチ。短い直線状に敵と自分の2箇所で遮蔽物があり(一方だと出てきて近づかれたり、動かれるので不利)、かつ距離がギリギリ届くぐらいが理想なんだろうね。 -- 2014-07-06 (日) 19:56:21
  • 今までアメリカとソ連とフランスの自走砲使ってたから敵との距離感がわからん。結構付難しい子だ。でも、この自走砲面白い。 -- 2014-07-07 (月) 00:20:43
    • 面白いよね。MAPmod上じゃすんごい射程が長いから「どこでも撃てるじゃん」とか思ってると射程内なのに射程外の表示が出て「ハ?」となり、車体を傾けると射程が延びて大爆笑。コレ市街地戦が苦行だろと思っていたら、陣取る場所によるもののヒメルズドルフなんかでも案外射線が通ったりする。後期砲に換装したらまた話が変わってくるんだろうが、良くも悪くも味があるぞコイツ -- 2014-07-08 (火) 04:29:35
      • 後期砲ビショップはスタート地点からヒメルズの丘の上が狙えるチート兵器です -- 2014-07-08 (火) 12:43:42
      • その面白さでいいならBirch Gunでいいじゃん・・・。丘の上は自分も丘の根元にいないと届かなくないか? -- 2014-07-08 (火) 21:30:31
  • 自走砲=紙装甲と思って四駆で88mmHE3発打ち込んだけど倒せなくて!?となったらこいつ全面60mmもあるのな。 -- 2014-07-21 (月) 22:18:34
    • 榴弾や機関砲で撃つならオートエイム厳禁だぜ、上の箱はぺらぺらだからそっち狙え -- 2014-07-21 (月) 22:25:40
  • 視界が短くなった、それより貫通力も大幅ダウンでかなりの弱体化、これがとにかく痛い 他の自走と違いスタンも期待できず足も遅いとデメリットが目立つようになってしまった -- 2017-05-13 (土) 03:48:50
    • これだけ弱体化食らったのに精度や速度増加の恩恵をほとんど受けられてないのも厳しい 超曲射がなくなったわけではないのでそこはまだ生かせるが… -- 2017-05-13 (土) 03:54:25
    • ぎりぎり食料がなくても履帯ハメできる装填速度があるのでなんとか…。ただそうすると高弾道のせいで履帯に当てにくい。 -- 2017-05-28 (日) 16:43:47
  • めちゃくちゃナーフで草 -- 2025-12-12 (金) 17:26:09

※注意
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*1 仰角不足が短射程の原因であるため、上り坂のような地形を利用して車体を上向きにすることにより、射程を延ばすことは可能。傾ける角度によっては1000m以上の射程も得られる。因みにこの小技は現実でも行われていた。
*2 それでも普通に運用できるのが本砲の恐ろしいところ。