Tier5 イギリス 自走砲 / 日本語表記:ビショップ
Valentineの車体をベースに箱型の戦闘室を乗せた形。
スペック(v1.23.1)
車体
耐久値 | 460 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 60/50/60 |
最高速度(前/後)(km/h) | 24/10 |
重量(初期/最終)(t) | 17.69/17.83 |
実用出力重量比(hp/t) | 9.25 |
主砲旋回速度(°/s) | 20 |
視界範囲(m) | 250 |
本体価格(Cr) | 405,000 |
修理費(Cr) |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 爆発範囲(m) | スタン時間(s) | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
Q.F. 25-Pr. Gun/How. | 6.82 | HE | 22 | 280 | 1.39 | × | 0.68 | 4.5 | 410 | 55 | 83 | 510 | -5°/+15° |
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Q.F. 4.5-in. Howitzer | 4.65 | HE | 28 | 450 | 2.22 | × | 0.72 | 4.5 | 270 | 39 | 250 | 463 | -5°/+45° |
※Q.F.25-Pr.Gun/How. = 87.6mm
※4.5inch = 114.3mm
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
AEC A189 | 135 | 20 | 800 |
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AEC A190 | 145 | 15 | 800 |
GMC 6004 6-71S | 155 | 15 | 991 |
GMC 6004 6-71A | 165 | 15 | 991 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Valentine Mk. II | 17.7 | 20 | 6,000 |
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Bishop | 20 | 22 | 6,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No. 19 Mk. I | 400 | 40 |
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WS No. 19 Mk. II | 450 | 40 |
WS No. 19 Mk. III | 550 | 40 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
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拡張パーツ
Class3 | Class2 | × | Class2 | × | × | ||||||
× | × | Class2 | × | Light |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 11.4% | 2.38% |
移動時 | 5.7% | 1.19% |
派生車両
派生元 | Valentine AT(TD/14,750) |
---|---|
派生先 | FV304(SPG/31,000) |
射界
射界 | 左4°/右4° |
---|
開発ツリー
Q.F. 25-Pr. Gun/How. (初期/28,500) | ━ | Q.F. 4.5-in. Howitzer (4,100/43,000) | ||||
WS No. 19 Mk. I (初期/15,000) | ━ | WS No. 19 Mk. II (3,600/21,000) | ┳ ┃ | WS No. 19 Mk. III (4,000/22,000) | ||
┃ ┗ | FV304 (31,000/930,000) | |||||
AEC A189 (初期/2,150) | ━ | AEC A190 (180/2,500) | ━ | GMC 6004 6-71S (700/9,000) | ━ | GMC 6004 6-71A (800/11,000) |
Valentine Mk. II (初期/4,500) | ━ | Bishop (2,000/8,800) |
車両に関する変更履歴
v0.9.15 | HDモデル化 |
v0.9.18 | 全ての主砲のAP弾を削除 視認範囲を300mから250mに変更 Q.F. 25-Pr. Gun/How.の通常弾の貫通を44mmから22mmに変更 Q.F. 4.5-in. Howitzerの通常弾の貫通を57mmから28mmに変更 |
v1.9.0 | Q.F. 4.5-in. Howitzerの総弾数を32発から39発に変更 Q.F. 25-Pr. Gun/How.の総弾数を32発から55発に変更 修理費用を24%ダウン 収益性を8%ダウン HPを350から460に変更 派生元車輌を変更 |
v1.23.1 | AEC A190エンジンの出力が131馬力から145馬力に変更されました。 GMC 6004 6-71Sエンジンの出力を138馬力から155馬力に変更しました。 |
解説
- 概要
v0.8.7で追加されたTier5のイギリス自走砲。
Valentine歩兵戦車をベースに開発・量産された自走砲である。
Valentineの特徴を本車もそのまま引き継いでおり、低機動の代わりに装甲が厚い。また他国にはない独特の砲を搭載できる。
v0.9.18の自走砲改変に伴い性能が変更された。
- 火力
初期砲は極めて火力に乏しく、後期砲に換装するまでは誇張なく全く戦力にならない。搭乗前にフリー経験値を4,100用意しておく事が強く推奨される。
後期砲は迫撃砲さながらの極端な山なり弾道であり、本来自走砲が苦手とする市街戦や山岳戦に強いという独特の特徴がある。
ただし山なり弾道とはいえ斜めに撃って斜めに着弾するため、崖や壁に張り付いた戦車を狙うには一工夫がいる。- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
初期砲。Tier3の砲で、二桁ダメージが珍しくなく、もはや豆鉄砲。
加えて左右の射界の極端な狭さ、致命的な仰角不足と低弾道、射程はたったの500m強*1、と良いところが無い。
一応精度や射撃速度は勝るが、威力が低すぎるため、一刻も早く後期砲に換装する必要がある。 - Q.F. 4.5-in. Howitzer
後期砲はFV304の主力砲、Crusader SPの初期砲と同じ。つまりTier7までお世話になる*2のである…。
こちらの方が軽いため、履帯を交換しなくても搭載可能。
射程は約500mと更に減少するが、弾道が極端な山なりで障害物越しの射撃に極めて強くなる。この高弾道により、自走砲の中では珍しく市街地戦をも得意とする。
難点は弾道が高い分弾着までに時間がかかる事と、恐ろしく狭い射界の二つ。
弾着の遅さは長射程自走砲の理想射程時と大差はないが、射界に関しては全車両中で最低クラスの左右4°であり、短射程も加わって相手が少し移動するだけでも射界外に出てしまう。幸い精度と照準拡散、照準時間は優れているので、車体を動かしてもそれほど待つ事なく砲撃できる。
しかし照準関連の破格の性能は据え置きであり、停車目標であればまず外れない収束時の照準は相変わらず強力な命中性能を持つ。以前よりさらに手数でダメージを稼ぐ砲になったと言える。
- Q.F. 25-Pr. Gun/How.
- 装甲
劣悪な機動性の代わりに、Valentineをベースとした本車の装甲は侮れない。特にHPは自走砲としては突出して高く、Tier9まで含めても本車両を上回るのはG.W. Tigerしかない。格下の砲であればそれなりに弾く上、たとえ貫通されても3~4発程度は耐えてくれる。
よって、敵戦車による接近を受けた場合は慌てて反撃せずに、装甲とHPで耐えつつ充分に絞ってから撃つと良いだろう。
ただし、戦闘室は全周30mmと車体ほどは厚くないので過信は禁物。
- 機動性
元のValentineがそうであったように、劣悪の一言に尽きる。
後期砲の山なり弾道による障害物超え・天板撃ち抜きを生かすには、起伏や障害物で身を隠しつつ前進し、射程ギリギリに目標を捕らえたい所……なのだが、前身のBirch Gunの貧弱さはそのままで、最終エンジンを載せても平地での前進速度は20km/h強に過ぎない。
更に最高速度も制限されているため、他国の自走砲と比べても陣地転換が非常に辛く、味方の進軍が早い場合は付いていけない事も多い。無理に前進するリスクは大きく、下手をすれば斥候に発見されて自走砲の的になるので、味方が押しムードの時でもなるべく安全重視のルートを進んだ方が良いだろう。
- その他
- 開発
最終無線機の範囲は550mと貧弱だが、主砲の射程の短さから自走砲としては珍しく無線の優先度は低い。何より初期無線でも400mもの範囲を有しているため、研究を後回しにしても問題ない。
ちなみに最終無線機は開発せずともFV304へ移行できるが、ここで研究を済ませておけば引き継げるので、急ぎでないなら先に完了させておこう。 - 拡張パーツ
拡張パーツは、自走砲としては珍しく改良型換気装置が装備できる。スロット枠はこれと装填棒・射撃装置で決まりだろう。ただ、初期履帯では積載量不足で何一つ搭載できないため、特に後期砲に換装した直後などの履帯研究前はサスペンションで凌ぐのも一考に価する。 - 搭乗員
搭乗員の職能兼任は車長兼無線手のみで、これはTier10まで変わらない(専門職能の搭乗員が増えていくだけ)のでスキル習得にはあまり気を使わなくて良い。
- 開発
- 総論
極端な短射程と山なり弾道、狭い射界、劣悪な機動性、自走砲の割に侮れない防御力(車体のみだが)を持つ本車は決して扱いやすい車両とは言えないが、山の向こう側や建物の裏に隠れた敵を苦も無く狙撃できる高い弾道は他の車両では味わえない。
取り回しに慣れさえすれば、高い命中性能と手数で勝負できる本車の総合攻撃力は非常に高く、近距離山なりの自走砲を好むプレイヤーならば十分な戦果を約束してくれる一両である。
史実
第二次大戦緒戦の北アフリカ戦線においてドイツ軍の自走砲に苦しめられた英国陸軍は急遽自走砲の導入を決定、1941年6月に試作車両が発注され8月には試作車第1号が完成した。
英国陸軍の代表的野砲である25ポンド砲(口径88mm)を箱形戦闘室に搭載した車両で、車体自体はバレンタイン歩兵戦車のものが流用されている。一見回転砲塔のような戦闘室(旋回しない固定式である)はソビエトのKV-2重戦車のように異様に大きかったが砲を操作するスペースは不十分だった(射撃時には戦闘室後部の扉を開く事で作業スペースを確保した)。また戦闘室上面も装甲で覆ったため砲の仰角が15度に制限されてしまい、最大射程距離は約6,000メートルと牽引式野砲の半分にまで減少してしまっている。また左右の射角も小さかったため榴弾砲としては射程距離不足、対戦車砲としては射界が狭いというどちらつかずの欠点を背負い込んでしまった。その為、主砲本来の仰角に地面の傾斜角を加えて射程距離を伸ばす目的で、しばしば傾斜地を造成する事が行われた。
当初300台の生産が発注され1941年11月から量産を開始、完成した車両は次々と北アフリカ戦線へ投入されたが、翌42年半ばになって米国からM7 Priest自走砲が貸与されるようになると性能で劣る当車の生産は100両でうち切られ、北アフリカ戦線に続いて戦われたシシリー島上陸作戦にて少数が使用された後は全車が第一線から退いている。
引用元:http://military.sakura.ne.jp/army/uk_bishop.htm
一方、本車の後期砲、 Q.F. 4.5-in. Howitzer は1908年制式採用、第一次世界大戦時のイギリス陸軍の主力であった旧式榴弾砲である。史実ではゲームでの登場順とは逆に、本車の初期砲Q.F. 25-Pr. Gun/How.で置き換えられた。
上述の通り旧式砲であるため、Bishop(やこの後に続くイギリスツリーの各自走砲)への搭載計画は無いと思われる。
因みに本車とFV304に搭載した際に付いているマズルブレーキは、本砲が冬戦争時にフィンランド軍に供給された後にフィンランド軍の手によって付けられたもの。イギリス軍での運用時にはマズルブレーキは付いていなかった(Crusader 5.5-in. SP搭載時のスタイル)。
参考:Wikipedia
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