Tier10 ドイツ 重戦車 / 日本語表記: VII号重戦車 / 読み:パンツァーカンプフヴァーゲン・ズィーベン 
同じ車体で短砲身砲を備えるVK 72.01 (K)比べると、かなり異なる印象を受ける。
実装直後のv0.9.19にてモデルが更新され、砲身が伸びた他キューポラの位置もわずかに右寄りに変更されている。
スペック(v1.10.0) 
車体
耐久値 | 2,500 |
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車体装甲厚(mm) | 240/160/120 |
最高速度(前/後)(km/h) | 33/15 |
重量(t) | 120.03 |
実用出力重量比(hp/t) | 10 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | 26,250~ |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 攻撃的重戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
12,8 cm Kw.K. 46 L/61 | 3.75 | AP APCR HE | 258 315 65 | 560 560 700 | 2,100 | 0.37 | 2.6 | 1,100 1,350 1,100 | 40 | 1,260 4,400 1,055 | 3,680 | -7°/+17° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. VII | 200/160/120 | 18 | 400 | 40,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
MB 517 | 1,200 | 12 | 920 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Pz.Kpfw. VII | 130 | 24 | 24,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
10WSc | 720 | 160 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
---|
拡張パーツ
![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | × | ![]() | × | ![]() | Class1 | ![]() | Class1 | ![]() | Superheavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 3.76% | 0.61% |
移動時 | 1.88% | 0.30% |
派生車両
派生元 | VK 45.02 (P) Ausf. B(HT/196,470) |
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派生先 | - |
開発ツリー
12,8 cm Kw.K. 46 L/61 (初期/340,000) | |
Pz.Kpfw. VII (初期/66,000) | |
10WSc (初期/51,600) | |
MB 517 (初期/132,000) | |
Pz.Kpfw. VII (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v0.9.17.1 | 実装 |
v0.9.19 | 車輌モデルを変更 |
解説 
- 概要
v0.9.17.1にて追加されたTier10のドイツ重戦車。
幻の重戦車Löweの後部砲塔案に12,8cm砲を搭載した架空戦車である。
主砲がE 100の15cm砲を強化したものになったVK 72.01 (K)という上位種がいるため、戦場ではあまり見かけない。
- 火力
スペック上は俯角-7°だが、正面のみ-5°の制限が掛かるので注意。- 12,8 cm Kw.K. 46 L/61
VK 45.02 (P) Ausf. Bより長砲身となった12,8cm砲。
口径に対して単発火力が高く設定されており、同格重戦車の中でも上位の威力を持つ。精度と照準時間は口径並であり標準より少し低い値になるため、ドイツ車両としては少し物足りなさを感じさせる。
単発火力の高さの割に通常弾の貫通力は優秀で、Tier10戦場でも十分に戦える値である。一方で課金弾の貫通力は一般的な値である。HE弾の威力も口径に対して高めであるが、貫通力は平均以下といったところ。
また、いずれの弾種も弾速が優秀で、単発火力が上がると弾速が下がる傾向にある環境の中で一つの強みとなっている。このため遠距離からの砲撃もある程度こなすことができる。
本主砲の最大の弱点はDPMの低さであり、Tier10重戦車の中では最下位クラスである。このため、一発外すと装填時間の長さから一気に不利になるため慎重に貫通させていく必要がある。
モジュールに対するダメージは口径に依存するため、DPMの低さも相まって単発火力の高さに対しては相対的に低くいと言えるだろう。
また、砲塔の旋回速度もかなり遅く、とっさの照準が間に合わないということも多々ある。
総弾数は40発と十分。
- 12,8 cm Kw.K. 46 L/61
- 装甲
装甲配置はVK 72.01 (K)と概ね共通している。
正面装甲は車体下部を含めかなり強固だが、大きく張り出した円筒形の砲塔基部が弱点となっており、前身までの豚飯による戦闘がほぼできなくなっている。そのため障害物を使った昼飯姿勢での戦闘が基本となるが、後部砲塔故の取り回しの独特さや、正面の俯角制限も相俟ってかなり癖が強い装甲配置である。
幸い、耐久力はドイツらしく高めの値であり、強化するとかなりの高耐久でしぶとく戦い続けられるようになる。特に拡張パーツの改良型装甲材は、耐久力はもちろんのこと頻繁に起動輪を晒す履帯の耐久力と修理速度を強化できるため相性がよい。ドイツ重戦車の特徴である履帯の耐久力の高さから、装甲材と野戦改修レベル2の軽量型サスペンションを合わせれば、機動力が落ちる代わりに同格重戦車の標準である口径130mmまでの主砲では起動輪を一撃で破壊されなくなる。- 砲塔
避弾経始に優れた形状をしており生半可な弾では貫通できない。ただしLöwe同様に向きが変わると傾斜が減るためよそ見は厳禁。
大型の防楯は見た目通り分厚く高い防御力を誇るが、中央付近には裏装甲がなく200~230mm程度で貫通できる弱点となっている。また狭いながら防楯のすぐ横の膨らんだ部分(ほっぺ)も貫通230mm程度で抜かれてしまう。よそ見は厳禁だが、装填中は砲身を振るなどしてこれらの弱点に狙いをつけさせないよう注意が必要。
キューポラも120mm+微傾斜しかないため弱点であるが、的が小さい上に砲を少し持ちあげれば防楯で隠すことができ、車高の高さからも対面した相手からは狙い辛い。
ターレットリング部分は200mm程度と薄いが、手前に分厚い空間装甲が配置されているため正面から貫通されることはまずない。 - 車体
車体正面は5つの部分に分かれている。車体正面にエンジンと操縦手の判定があるため貫通されると機動力を奪われやすい。
最上部の露出している天板部分は80mmの厚みだが、きつい傾斜がかかっているため、下り坂で傾斜が減るか密着して撃ち下ろしでもされない限り貫通されることはない。ただし自走砲の榴弾をこの部分に受けると、正面からでも大ダメージが入る可能性がある。上部は傾斜込みで400mm相当、APでも350mm以上となるためかなり強固。中部の垂直部分も300mmの厚さがあり、こちらも狙われることは少ない。下部は車体正面における弱点であるが、それでも素の装甲が230mmあり傾斜込みで270mm相当となるため、駆逐戦車以外の通常弾ならば正面からでも弾くことができる。最下部の狭い部分は160mmしかないが、きつい傾斜がかかっており撃ち下ろす形になるため360mm前後の防御力を誇る。
車体側面は160mmと厚く、角度をつけた状態では容易に貫通することはできない。
車体後半は砲塔基部が張り出した円形の形状になっており、230mm程度の貫通力で抜ける本車両最大の弱点となっている。
また、車体側面中央から砲塔基部をつなぐように三角形の装甲面がある。この部分は側面と同じ160mmであるが、斜め前方から見た場合、側面よりも傾斜が減っているため場合によっては弱点となる。一方で、正面から見た場合はきつい傾斜がかかり貫通は困難であり、砲塔基部の露出面積を減らす役割を担っている。
前身同様に後部砲塔から豚飯が得意そうな形状であるが、砲塔基部の弱点を晒すため豚飯は非推奨である。
FV215bとは異なり正面向きであれば砲塔基部の貫通可能な面積はかなり小さくなり、こまめに車体を振ることで照準をつけさせないといったことも可能である。相手の砲身の向きでどこの弱点を狙っているのかを判断するのも重要である。
本車両の装甲配置から、最も防御力を発揮するのは、画像のような障害物で砲塔基部を隠した昼飯の姿勢である。
この防御姿勢を取った場合、車体の装甲はいずれも300mmを越えるため通常弾での貫通は困難である(ただし砲塔の弱点は健在である)。
また、角を挟んだにらみ合いのような状況では至近距離での撃ち合いになるため、相手からすると車体下部を撃ち下ろす角度がきつくなり貫通が困難になるといった利点がある。
角度をきつめにつけることで車体前面の傾斜を稼げば重戦車以下の課金弾も弾きうる。角度をきつくすると側面の傾斜は減ってしまうが、分厚い履帯があるため下半分ならば高貫通のHEAT弾でも吸収できてしまう。ただし側面上部は貫通されるため車体正面だけを出して跳弾を誘うといった使い方になる。
角地で戦う味方に砲塔基部を隠してもらうこともできるため、角地で戦う場合は味方の外側を担当し、車体下部を晒しながら撃ちに行けるというのが本車両の独自の強みである。
また、後部砲塔故に車体だけ角から出せば味方のハルダウン用の防壁となることもできる。もちろん後方の駆逐戦車などからは貫通されうるため悠長に晒さないに越したことはないが、装填時間の長さも利用して味方に装甲を提供できることは覚えておいて損はないだろう。もちろん格下に対しては圧倒的な防御力を誇る。
- 砲塔
- 機動性
機動力は超重戦車らしく鈍足だが、最高速度、車体旋回速度、出力重量比のいいずれにおいてもドイツTier10重戦車3両の中では最も優秀な値となっている。ただし、初期状態では履帯性能が悪く、最高速度を出すためには野戦改修で履帯の走行性能を強化しておく必要がある。
平地を直線で走る分には重戦車に求められる移動能力を十分に有している。
また、角地から車体を出して戦うスタイルから細かな前後運動や車体旋回を行うことが多く、拡張パーツのターボチャージャーとの相性もよい。速度に関しては最大限まで強化すると最高速度40km/h前後で移動できるようになり、ストレスのない移動が可能になる。
履帯性能の低さから悪路は苦手としており、悪路では移動速度と旋回性能が半分程度まで低下してしまう。先述の通り砲塔旋回速度も悪いため、悪路で旋回戦などを仕掛けられると非常に不利になるので侵入には注意が必要である。
- 総論
弱点こそあれど優秀な正面装甲を持ち、ストレスのない機動力を手に入れた重戦車である。
火力に関しては高い単発火力と貫通力、弾速を両立した強みを持つ一方、ドイツ車両としてはイマイチな砲性能とDPMの低さといった大きな代償も払っている。
本車両が力を発揮するのはやはり最前線の角地での撃ち合いである。優秀な装甲で敵の砲弾は弾きつつ、高い単発火力と貫通力を活かして確実に貫通させることでDPMの差を補いたい。
特に角から車体下部を晒して攻撃していく本車両の特性を真似できる車両は少なく、独特の位置を占めると同時に味方重戦車との連携が取りやすいという大きな強みになっている。
一方で後部砲塔特有の取り回しの悪さや俯角制限、装甲の弱点から、角地の少ない開けたマップや稜線を挟んでのハルダウン戦などは苦手とする。
豚飯の姿勢で戦えた前身から大きく乗り方が変わったように感じるかもしれないが、強力な装甲と十分な機動力を使って先陣を切って前線を押し上げるという基本的な役割は変わらない。
良くも悪くもドイツの車両特性が濃く出た戦車であるため、自身の特性をよく理解し有利な状況に敵を引き込んで戦っていきたい。
史実 
本来のPz.Kpfw. VIIであるTier8のLöweは史実に対して忠実なデザインをしているが、このTier10のPz.Kpfw. VIIはWG社の創作した架空戦車である。
この車両は後部砲塔案であった軽(leichte)タイプの見た目をしていながら、重量などは通常砲塔案の重(schwere)タイプをモデルとしており、加えて装甲厚はゲームバランスの為に調整されたりとかなり滅茶苦茶な状態になっている。
なお、VK 72.01 (K)の搭載している15cm砲の計画は存在したものの、このPz.Kpfw. VIIの12,8cm砲を搭載する計画案は存在しない。
実は概要に書いてある通り元々15cm砲搭載で実装予定だったが、VK 72.01 (K)との差別化のために本ゲームでは12,8cm砲を搭載して実装された。
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