KV-2

Last-modified: 2020-11-11 (水) 23:55:30

Tier6 ソ連 重戦車(読み方 カーヴェードヴァー)


↑ MT-1 + 122 mm U-11
初期状態。一般に知られるものとは一味違ったフォルムの初期砲塔。
俯角がMT-2砲塔に比べ狭いので要注意。

↑ MT-2 + 152 mm M-10
最終状態。KV-2の史実装備。
改良砲塔に換装すると、よく知られたフォルムとなる。

↑ MT-2 + 107 mm ZiS-6
あまり見る機会のない長砲身砲搭載型。KV-5っぽくもなる。152mmに比べて砲身が2倍以上長いため、簡単に見分けることができる。

スペック (v1.10.0)

車体

耐久値910⇒960
車体装甲厚(mm)75/75/70
最高速度(前/後)(km/h)35/11
重量(初期/最終)(t)51.16/53
実用出力重量比(hp/t)11.32
本体価格(Cr)920,000
修理費(Cr)
超信地旋回不可
 

武装

名称発射速度(rpm)弾種平均貫通力(mm)平均攻撃力AP弾DPM精度(m)照準時間(s)弾速(m/s)総弾数弾薬費(Cr)重量(kg)俯仰角
122 mm U-115.45HE
HEAT
61
140
450
370
2,018
(HEAT)
0.572.9515
412
95257
4,800
1,600-5°/+18°

-7°/+18°
107 mm ZiS-66.19AP
APCR
HE
167
219
54
300
300
360
1,8560.453.4830
1,038
830
50270
4,400
280
2,400
152 mm M-102.5AP
AP
HE
110
136
86
700
700
910
1,7500.64525
525
525
36725
4,800
810
2,300-5°/+12°

-7°/+12°
 

砲塔

名称装甲厚(mm)旋回速度(°/s)視界範囲(m)重量(kg)
MT-175/75/701432011,050
MT-275/75/701633012,050
 

エンジン

名称馬力(hp)引火確率(%)重量(kg)
M-17T50020610
V-2K50015750
V-560015750
 

履帯

名称積載量(t)旋回速度(°/s)重量(kg)
KV-2 mod. 194056.81610,600
KV-2 mod. 194160.81810,600
 

無線機

名称通信範囲(m)重量(kg)
10R360100
10RK440100
 

乗員

1Commander2Gunner3Driver4Radio Operator5Loader6Loader
 

拡張パーツ

Class2Class2×Class2Class2Class2
××Class2Class2Medium
 

隠蔽性

非発砲発砲時
静止時2.96%⇒4.05%0.61%
移動時1.48%⇒2.02%0.3%
 

派生車両

派生元KV-1(HT/26,700)
派生先SU-152(TD/93,000)
 

開発ツリー

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122 mm U-11
(初期/45,920)

107 mm ZiS-6
(14,400/68,290)

152 mm M-10
(5,800/60,000)
SU-152
(93,000/1,305,000)
MT-1
(初期/9,380)
MT-2
(5,300/17,200)
10R
(初期/3,660)
10RK
(3,100/18,600)
M-17T
(初期/13,460)
V-2K
(5,100/23,050)
V-5
(5,500/27,860)
KV-2 mod. 1940
(初期/4,020)
KV-2 mod. 1941
(4,800/15,900)
 

車両に関する変更履歴

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v0.9.17HD化
v1.9.0122 mm U-11の総弾数を80発から95発に変更
修理費用を10%ダウン
収益性を3%ダウン
MT-1砲塔時のHPを810から910に変更
MT-2砲塔時のHPを860から960に変更
派生先車輌を変更

解説 (v0.8.6)

  • 概要
    v0.7.3で追加されたTier6ソ連重戦車
    KV-1の車体に大型砲塔と大口径砲を搭載した火力支援型重戦車である。
    同じTier6重戦車として実装されたT-150に比べ、装甲を落として火力を持たせた位置づけとなっている。
     
    KVの改良砲塔搭載型として実装されていたものがKV-2としてTier6に追加された。
     
  • 火力
    俯角は初期砲塔では-5°と劣悪だが、改良砲塔では-7°へ改善される。
    一方、仰角は+18°と悪くないものの、肝心な152 mm M-10のみ+12°へ大幅に悪化する点には注意。
    いずれの砲でも砲塔・履帯の換装は必要ない。
    • 122 mm U-11
      KV-1から引き継ぐ122mm榴弾砲。
      多少は戦えるものの、Tierが上がった事で火力不足気味になっており、早めに152 mm M-10に換装しよう。
       
    • 152 mm M-10
      KV-2の史実砲である、152mm榴弾砲。
      精度・発射速度・照準時間・照準拡散などは劣悪極まりないが、Tier6重戦車屈指の大火力を誇る。
      同じ15榴を装備できるO-Iと攻撃面のみを比較すると、発射速度・HEの貫通力・砲塔旋回時の照準拡散で勝り、逆に俯仰角・照準時間・移動時および車体旋回時の照準拡散で劣っている。
      • HE
        榴弾砲の名の通り、この砲で主に使用する弾種はAPではなくHEである。
        単発火力910と非常に高く、非貫通でも200~400ダメージ+モジュール破壊を期待できる。重装甲戦車にも命中させれば(よほど堅い部位でなければ)着実にダメージを取れるのも長所の一つであり、ハルダウン等による鉄壁の防御も崩しやすい。
        貫通力も86mmとHEとしては十分な数値があり、紙装甲の相手のみならず、同格重戦車でも砲塔側面や車体側面に良い角度で刺されば貫通して甚大なダメージを与える事もある。
         
      • AP
        大口径APゆえに強力な標準化*1が掛かり、特に装甲厚50mm以下の箇所であれば跳弾しないため、総合的な貫通力は数値以上に高い。
        とはいえ貫通力自体は110mmと頼りなく、課金弾の強化APも貫通力136mmと伸びが悪い。*2
        使用する場合は相対する敵車両の弱点と装甲厚の把握は必須。その際、スペック表記の貫通力はあくまで平均値である事、敵車両の装甲は入射角度により増加するという事は忘れないようにしたい。
        再装填の遅さからチャンスを無駄にした場合のリスクも高いため、使うなら少しでも貫通確率の高い強化AP推奨。
        総じて運用はHEよりも難しいため、使いたい訳でなければ搭載しなくても構わないだろう。
         
    • 107 mm ZiS-6
      T-150と互換性のある107mm戦車砲。
      Tier6重戦車の主砲として恥じない性能を持っており、152mm榴弾砲よりも安定感がある。
      精度・発射速度に優れており、DPMはT-150よりも若干ながら高い。
      KV-2といえば152mm榴弾砲を装備している戦車というイメージが強いため、相手の意表を突ける事も利点と言えるかもしれない。ただし、152mm榴弾砲との見分けが容易な上、この砲で撃ち合うなら装甲に優れたT-150に分があるので、KV-2が装備するとやや没個性化してしまう。
      余談だが、T-150の最終砲な為か、152 mm M-10(経験値5,800)よりも研究に必要な経験値が14,400と多い。
       
  • 装甲
    非常に充実した火力を持つ反面、正面装甲はTier6重戦車としては頼りない。
    装甲の各数値は初期状態のKV-1と大差ないことに加え、巨大箱型砲塔のお蔭で被弾面積も非常に大きい。
     
    砲塔正面に関してのみは防盾および駐退機のおかげで実装甲厚が200mm前後に達する部分があり、斜めの切り欠き部分に当たって強制跳弾になる事もある。
    一方で、それらの部分を避けて冷静に垂直部分を狙われると格下にも容易に貫通される。KV-2やO-Iなどの口径150mm級のHEに貫通されて一撃爆散する可能性も低くないため、充分に注意して動こう。
    側背面は正面以上に脆弱なため、敵の方向が分かっているなら砲塔正面はそちらに向け続けるようにしたい。
     
    車体正面は傾斜の強い40mm装甲と垂直に近い75mmおよび100mm装甲で構成されている。
    最低限10榴のHEに貫通されない程度の厚さはあるものの、基本的に同格以上の攻撃は一切防げない。また、榴弾砲であってもHEATを使われると貫通される可能性が高い。
    一方、車体側面は履帯裏も含めて75mmと比較的分厚い。大口径榴弾を装備した敵以外には、車体側面を斜めに見せてミスショットを誘う防御方法(いわゆる豚飯・逆豚)が有効に機能するだろう。
     
  • 機動性
    最高速度35km/h、出力重量比11.32とO-Iよりは速いものの、鈍重さは否めない。平地で実際に出せる速度は25km/h程度。
    前進するだけならさほど支障はないが、砲塔・車体共に旋回性能がかなり悪い。
    機動性の高い戦車に回り込まれると単体での対処は非常に困難であり、俯角の問題も相まって味方の援護が受けられない状況ではそのまま撃破されかねない。
    そうならない立ち回りを心がけるのが一番だが、もし格闘戦に持ち込まれた場合、車体も同時に旋回させる、壁際に逃げるなどで対応したい。
     
  • その他
    このTier帯のソ連重戦車の例に漏れず、近視。視認範囲は改良砲塔でも330mしかない。
    加えてO-I等に比べればマシとはいえ隠蔽も低く、敵に見つかりやすい。
    開けた場所で視界勝負をするような展開は全力で回避しよう。
     
    また、通信範囲が改良無線であっても440mとかなり短く、広いMAPでは後方の自走砲や逆サイドの味方との通信が頻繁に途切れる。
    可能なら無線手のセカンダリスキルで補強しておこう。
     
  • 総論
    大口径榴弾を搭載し、格下はおろかTier8重戦車やAT系駆逐戦車にすら手痛い一撃を食らわせることが可能な火力車輌である。
    しかし装填時間、装甲、機動性、視界、隠蔽率には難点を抱えており、またこれらの特性により敵からのヘイトが高い。周りに他の戦車がいたとしても優先的に狙われる可能性は高いため、慎重に操作する必要がある。
    また、リロード速度の遅さも相まって格闘戦は不得手。支援の無い状況で接近戦に持ち込まれると、たとえ格下相手でもあっさり撃破されることが多いため、孤立せずに前線で味方の火力を支援するように心がけよう。
    前線で本車が生きているということはそれだけで対峙する相手に多大なプレッシャーを与えられるはずだ。
     

史実

詳細


1940年末から勃発した冬戦争で陣地破壊・突破用の火力支援戦車が緊急で求められたことにより、当時開発が進んでいたKV-1をベースに開発された車両がKV-2である。
なお同じように開発が進んでいた多砲塔重戦車であるT-100やSMKを用いた車両も計画されており、前者はT-100Y、後者はObject212と呼ばれたが、結局戦争終結までに完成したのはKV-2のみであり、Object212に至っては実車が作られずに開発が中止された。T-100Yはモスクワ攻防戦に投入されて生き残り、現在ロシアのクビンカ戦車博物館に展示されている。

 

KV-2は152mm M-10を搭載した巨大な砲塔をKVの車体に搭載していた。そのため機動力と機械的信頼性はますます低下し、巨大な砲塔は手動旋回のため坂では旋回不能に陥る問題があったものの、その重装甲と強力な榴弾は歩兵の近接火力支援に最適だった。
なお、先行量産型においてはのちの量産型とは異なり、傾斜がついた砲塔が搭載されていた(ゲーム中の初期砲塔)。
また、この大型砲塔を利用し、高い対戦車火力を持つ85mm F-30や107mm ZiS-6を搭載する車両が試作されたが量産にはいたらなかった。

 

KV-2は冬戦争ののち、独ソ戦に投入された。当時のソ連軍は大粛清後の混乱から立ち直りつつあったものの、兵器は整備されずに放置され、戦術は十分に研究されていなかった。加えて火力支援に特化していたにもかかわらず、KV-1と同じように部隊に編入されたため、苦手とする対戦車戦闘にも投入されて大きな損害を出した。性能で劣る3号戦車4号戦車に撃破されたり故障により放棄される車両も多かったが、その重装甲と火力はドイツ軍にとって悩みの種であった。
例えば1941年6月23日、リトアニアのラシェイニャイ近郊で、ソ連第2戦車師団のたった1両のKV-2が橋頭保の歩兵とドイツ第6戦車師団をつなぐ街道の分岐点に居座って通行を遮断し、5cm対戦車砲や突撃工兵の肉薄攻撃を退けて、翌日8.8cm高射砲の集中射撃であいた被弾孔から手榴弾を投げ込まれようやく撃破されるまでドイツ軍の進撃を食い止めた(この際6発の88mmを浴びるも貫徹したのは2発だけだったと伝わっている)。ゲーム中にはこのエピソードをもとにした英雄勲章「ラシェイニャイ英雄勲章(Raseiniai Heroes Medal)」が存在する(このKV-2の乗員たちの氏名は判明していない)。
本車の生産以降も、ソ連においては大口径榴弾砲を搭載した対陣地車両の生産を行っているが、それらはSU-152ISU-152など、いずれも砲塔を持たない形式となっている。

 

参考資料
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
『KV1&KV-2重戦車 1939-1945』スティーヴン・ザロガ、ジム・キニア 大日本絵画
http://ja.wikipedia.org/wiki/KV-2
http://combat1.sakura.ne.jp/KV-2.htm

情報提供

愚痴や日記など生産性のない話題外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブスペック解説に表記されています。

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※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は外部掲示板を利用してください。


*1 傾斜装甲に対して、垂直向きに入射角が補正されること
*2 通常弾は距離減衰も大きい(距離500mで66mmまで減少する)