Tier 5 イギリス 重戦車 (課金戦車) (読み方:エクセルシアー)
↑ Excelsior + 75 mm Gun Mk. V
車体正面装甲の面構えは、Tier7のBlack Princeに近い。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 880 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 114/32/108 |
最高速度(前/後)(km/h) | 38.6/12 |
重量(t) | 41.05 |
実用出力重量比(hp/t) | 14.62 |
本体価格 | 1,500G |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
75 mm Gun Mk. V | 15.79 | AP APCR HE | 91 144 38 | 110 110 175 | 1,737 | 0.42 | 2.3 | 619 774 619 | 75 | 56 2,800 56 | 500 | -13°/+20° |
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砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Excelsior | 114/92/92 | 36 | 350 | 6,000 |
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エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Rolls-Royce Meteor | 600 | 20 | 744 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Excelsior | 44.1 | 32 | 8,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
WS No. 19 Special | 570 | 40 |
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乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class2 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 8.49% | 2.1% |
移動時 | 4.28% | 1.06% |
車両に関する変更履歴
v0.8.6 | 新規実装 |
v0.9.19 | HD化 |
v1.9.0 | 総弾数を64発から75発に変更 修理費用を24%ダウン HPを670から880に変更 |
解説
- 火力
最大俯角-13°というのは砲が車体に干渉しない側面だけの話であるが、正面向きでも-9°取れるため問題ないだろう。
砲に関してはTier5戦車としては力不足。特殊マッチングのおかげで何とか勝負になるが、それでも金弾は多めに用意しておかないと厳しく、通常アカウントでまともに運用するにはクレジットの赤字をある程度許容する必要がある。- 75 mm Gun Mk. V
Excelsiorの史実砲。同格HTのChurchill Iが装備する中間砲でもある*1が、発射速度に雲泥の差がある。
AP弾の貫通力91mmは同Tier相手ならば悪い数字ではないが、同格より上の重装甲車両に対してはまず通用しない。
仮に本車同士で正面から撃ち合った場合、AP弾では上振れしても貫通を見込めない。
なお、APCR弾を使ってもChurchill Iの最終砲の通常弾と同等の144mmまでしか上がらない。
単発火力が控えめなのはイギリスの常ではあるが、DPMも低めの部類にあたり、継続火力についても少々心許無い。
車体移動や砲塔旋回時の照準拡散が大きいので、物陰からの飛び出しでの素早い正確な射撃は苦手である。
弱点を狙おうにも精度も0.42と良くは無い為、場合によっては機動力を生かした中戦車的な戦い方が必要になってくるだろう。
- 75 mm Gun Mk. V
- 装甲
Churchill Iと同様ほとんどが垂直装甲で構成されているが、総合的な防御力はこちらが上回っている。
砲塔天板は25.4mm、車体天板・底板は19.1mm。- 車体
正面垂直部はすべて114mmの重装甲であり、傾斜部分も弱点ではないので数値通りの防御力を発揮してくれる。しかし、垂直装甲のため、貫通力が上回る相手には容易に貫通されてしまう。障害物を使った昼飯を徹底したり、相手を見極めたりする必要もある。
車体側面装甲は31.75mmと薄い。ただしサイドスカート(25.4mm)と履帯(20mm)が全体的に覆っているため、重複部は60~80mm程度となる。
口径100mm以上のAP、APCRは3倍ルールによって跳弾できず、昼飯が無効であるため、格上重戦車・駆逐戦車には要注意。
Churchill Iのような履帯内側の車体判定は存在しない為、正面から履帯を撃たれてもダメージは受けない。
背面はかなり重装甲なので弱点を狙わないと弾かれる。排気口のある最上部は44mm厚90mm相当、燃料タンクと左右にフックのある上部は108mm、中央にフックのある下部が64mm、一番下の傾斜部は89mm厚145mm相当。 - 砲塔
車体と同様、砲周辺も含め正面114mm厚を誇る。側面・背面も92mmとかなり分厚く格下の攻撃をほとんど受け付けない。
キューポラは92mm+傾斜で150mm超の防御力を持つため狙ってはいけない。
- 車体
- 機動性
重装甲であるにもかかわらず機動力は優秀である。
最高速度・加速力・旋回性のすべてにおいて、少し遅めの中戦車並みの性能を誇る。
砲塔旋回も早めで、車体旋回を併用すればNDKされる事はないだろう。
重戦車としては破格の機動力で、移動に困る事はまず無いと思われる。
- 呼び方
「Excelsior」は「より上質の物を求めて向上する」という意味のラテン語。 原語から「エクセルシオール」、 イギリス車なのでイギリス英語読みなら「エクセルシオー」、日本では「エクセルシアー重突撃戦車」*2の名で普及しているが、どちらで呼んでも構わないので気に入った響きの方を選ぼう(ちなみにWoT戦車事典での表記は「エクセルシオ」)。
- その他
視認範囲が350mでTier5としては優秀であるのに加え、静止隠蔽率は重戦車の中で最も良い*3。
このため他の重戦車に比べると、見えないまま一方的に攻撃を受けるということが少ない。
Tier6Churchill VIIおよびTier7Black Princeの乗員を利用することができるので、経験値稼ぎもやりやすい*4。
- 総論
総じて「防御力に優れ・攻撃力に劣る」典型的な課金戦車と言えるが、重戦車らしからぬその機動力は特筆に値するものがある。
いちはやく前線に駆けつけ、自慢の装甲で壁となって戦線を維持する事が出来るだろう。
史実
フランスや北アフリカの戦いで巡航戦車シリーズ及び歩兵戦車のValentine、Matildaはドイツ戦車相手に苦戦を強いられ、アメリカからレンドリースされたM4 ShermanでさえPz.Kpfw. VI Tigerの登場で無力となってしまう。そんな中、「巡航戦車と歩兵戦車の任務を兼務できる車両」が発案され、新たなる戦車「突撃戦車」として構想が固まり、A33 Excelsior重突撃戦車が生まれた。
車体と砲塔はCromwellのそれを強化したものが使用され、足回りにアメリカ試作重戦車T1 Heavy Tankの部品を流用したA試作と、クロムウェルの足回りを拡張したB試作が作成された。*5最大装甲厚114mm、路上最大速度38.62km/hを誇り、6ポンド及び75mm砲を搭載するA試作車は、最高速度こそCromwellに劣るが装甲厚と火力で勝り、M4 Shermanに対しても火力と速度で対等で、装甲厚で凌いでいた。これらにはアメリカと合同で開発を行なっていたT14突撃戦車の影響が見られる。
しかし、こうした高性能を持ちながら本車は採用されなかった。
理由としては
・M4 Shermanの供給が順調すぎるほど行き届いていた。
・Cromwellの改良で装甲厚に関しては賄えると判断された。
・Churchillの改良型が前線で好評だった。
・既存車の量産が優先された上、製造担当メーカーのイングリッシュ・エレクトリックの生産能力が低かった。
などが挙げられる。
なおB試作車は40tを超える車重に対して足回りが脆弱であることが判明し、改良案の作成もキャンセルされた。
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