Tier8 イタリア 重戦車 / 略称:Progetto 54
↑Progetto CC55 mod. 54 A + Cannone da 105/53
初期状態。
↑Progetto CC55 mod. 54 B + Cannone da 105/71
最終状態。改良砲塔正面の"く"の字型の傾斜装甲が非常に独特。
スペック(v1.11.1)
車体
耐久値 | 1,400⇒1,450 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 100/70/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 45/12 |
重量(初期/最終)(t) | 46.06/48 |
実用出力重量比(hp/t) | 17.71 |
本体価格(Cr) | 2,600,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
ロール | 支援型重戦車 |
武装
名称 | 連射間隔(s) | 各装填時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
残弾数 | |||||||||||||
Cannone da 105/53 | 3.5 | 17/15/13(計:45)⇒ 16/14/13(計:43) | AP APCR HE | 202 230 105 | 320 320 420 | 960 | 0.39⇒0.38 | 2.7⇒2.5 | 903 1,111 827 | 3/33⇒39 | 550 4,400 750 | 1,950 | -9°/+20° |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0/1/2 | |||||||||||||
Cannone da 105/71 | 3.5 | 16/15/13(計:44)⇒ 16/14/13(計:43) | AP APCR HE | 220 242 105 | 320 320 420 | 960 | 0.39⇒0.38 | 2.7⇒2.5 | 1,147 1,386 827 | 3/33⇒39 | 765 4,800 815 | 2,177 | |
0/1/2 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Progetto CC55 mod. 54 A | 200/100/100 | 28 | 360 | 11,000 |
---|---|---|---|---|
Progetto CC55 mod. 54 B | 180/100/100 | 30 | 370 | 13,000 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Daimler-Benz Typ MB 837 A | 600 | 15 | 1,770 |
---|---|---|---|
Hanomag D831 A | 850 | 12 | 1,500 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Progetto CC55 mod. 54 A | 48.5 | 25 | 11,000 |
---|---|---|---|
Progetto CC55 mod. 54 B | 50 | 28 | 11,000 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SEM-35 | 525 | 20 |
---|---|---|
SEM-80 | 710 | 8 |
乗員
1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class1 | × | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 6.84%⇒6.97% | 1.38% |
移動時 | 3.42%⇒3.48% | 0.69% |
派生車両
派生元 | Carro d'assalto P.88(HT/87,200) |
---|---|
派生先 | Progetto C50 mod. 66(HT/150,190) |
開発ツリー
Cannone da 105/53 (初期/121,000) | ━ | Cannone da 105/71 (25,000/125,000) | ━ | Progetto C50 mod. 66 (150,190/3,600,000) |
Progetto CC55 mod. 54 A (初期/25,000) | ━ | Progetto CC55 mod. 54 B (16,000/33,900) | ||
SEM-35 (初期/40,000) | ━ | SEM-80 (7,300/43,700) | ||
Daimler-Benz Typ MB 837 A (初期/59,000) | ━ | Hanomag D831 A (27,000/85,000) | ||
Progetto CC55 mod. 54 A (初期/20,000) | ━ | Progetto CC55 mod. 54 B (17,000/34,000) |
車両に関する変更履歴
v1.11.1 | 新規実装 |
解説(v1.11.1)
- 火力
本車はイタリア重戦車ツリーの中で改良型自動再装填砲を初めて使用できる車輌である。
俯角は-9°と良好な値であり、砲塔の重装甲と合わせてハルダウンを得意とする。改良型自動再装填砲について
基本的にはイタリア中戦車ツリーの自動再装填砲(オートリローダー)と同様のシステムで、装填途中でもすでに装填されている砲弾を発射できるというものである。ただし通常の自動再装填砲と違い、装填途中で砲撃しても残りの装填時間に応じて次の砲弾の装填時間が短縮される。そのため、装填途中で発砲しても装填時間が完全には無駄にならずアドバンテージを得ることができる。公式告知の引用
TierVIII以降のイタリア重戦車には改良型自動再装填システムが搭載されています。基本的には、イタリア中戦車が搭載する自動再装填システムとほとんど同じです。1発目の砲弾の装填は最も時間が必要で、最後の砲弾は最も短時間で装填が完了します。イタリア中戦車との違いが現れるのは、射撃を開始してからです。自動再装填中に射撃を行うと、次の砲弾の装填時間に対してボーナスが付与されます。このボーナスは、装填時間が長く経過し、装填完了までの残り時間が短いほど大きくなります。
装填ボーナスの蓄積は、画面上に表示される4つの特殊インジケーターで確認することができます。まず、砲弾の装填開始後2秒が経過するとボーナスの蓄積が自動的に始まり、1つ目のインジケーターが表示されます。装填ボーナスが16%に達すると2つ目のインジケーターが表示され、33%に到達すると3つ目のインジケーターが表示されます。そして、装填完了まで残り2秒になると最後のインジケーターが表示され、装填ボーナスを50%得ることができ、通知音が流れます。
装填時間のボーナスが適用されると次弾の装填時間が最大で50%短縮される。
1発目の装填に関しては発射可能な砲弾が存在しないため、装填ボーナスが発生するのは2発目以降の装填となる。
また、ボーナスが適用されている装填中には新たなボーナスは発生しない*1。
自走砲の砲撃によるスタン状態になると装填時間は伸びるがボーナスの発生タイミングは通常通りであり、装填開始からボーナス発生までの時間が伸びる形となる。
弾薬庫が破壊された場合は装填時間が伸びると共に、ボーナスゲージの各段階の間隔が2.5倍程度長くなる。この場合でもボーナスの最大値である50%短縮のタイミングは装填完了の2秒前で通常時と同様。
装填ボーナスは弾種の切り替えには適用されないので注意。基本的に装填時間のボーナスを利用しても発射間隔は連射した場合とほぼ変わらないか僅かに伸びるように設計されている。よって、装填時間のボーナスはあくまでも副次的なものであり、通常のリローダーと同様の考え方で運用して問題はないだろう。
装填時間ボーナスの分だけ連射以外の選択肢が生まれる点が長所であり、装填時間と連射間隔が長めである点が短所である。- Cannone da 105/53
初期砲。平均的な性能の主砲だが、DPMと貫通力が不足している。
ハルダウンで正面から戦うことの多い本車では貫通力の不足を実感しやすいだろう。防御姿勢を取った同格重戦車に対しては厳しい戦いを強いられる。
主砲のみ開発して載せ替えることは可能だが、砲塔やエンジンといった開発を優先したいパーツも多いので悩ましいところである。
貫通力の不足分は金弾の使用や機動力を活かした側面攻撃などで補っていきたい。
HE弾の貫通力が105mmと高く背後を取れば十分貫通可能であり大きな可能性を秘めているが、通常砲に比べ弾種切り替えのリスクが高いため使用の判断は慎重に行いたい。 - Cannone da 105/71
初期砲から貫通力と弾速が改善した砲である。重量と弾薬費は増加している。
全体的に平均的な性能であるがDPMは低いまま据え置きである。特に一番装填時間の短い三発目ですらDPMは1476程度と同格のオートローダー重戦車と同程度であり最下位レベル。
同格のTier帯の主砲の中では弾速に優れている。連射間隔は3.5秒と他の自動装填車輌に比べて長くスキが生まれやすい。幸い照準時間は短めなので、連射時でも軽く前後運動を入れるよう癖をつけておくと良いだろう。
装填時間の合計がかなり長いのに対して、弾倉合計攻撃力は960と低めである。
搭載できる砲弾は39発と、重戦車としてはもちろん自動装填砲を搭載した車輌としてもかなり少なめである。
しかし、発射速度自体が低いため意外と弾切れには陥りにくい。
- Cannone da 105/53
- 装甲
- 初期砲塔
貫通220mm以上の相手には通用し辛い。
防楯は240mm~、防楯横は200mm~。絞られた側面(100mm)も正面時の傾斜角が65°止まりであるため、AP、APCRの跳弾は難しい。一応上向きにも傾斜が掛かっているので、撃ち上げさせれば多少装甲厚を水増しできる。
キューポラはサイズが大きく狙われやすい。傾斜の付いた中段は200mm程度あるが、円筒部分は100~70mm厚しかなく非常に脆い。 - 改良砲塔
スペック上の装甲厚は初期砲塔から減少するものの、傾斜により防御力は改善される。
防楯は260mm~、角張った防楯横は上下ともに45°傾斜で255mm相当(APで235mm)となる。ただしこれは水平から撃った場合の話であり、撃ち下ろされたり撃ち上げられたりすると、上下どちらかの傾斜が相殺されてしまう。ハルダウンの際は主砲と上半分だけを露出させ、下半分は隠すようにしよう。
キューポラは110mmの円筒形だが、大きめに俯角を取ってハルダウンすれば完全に隠すことが出来る。 - 車体
正面装甲は傾斜がきつく、特に外縁部はAPやAPCRを跳弾しやすい。
上部は100mm+65°傾斜で240mm相当(APの標準化と撃ち下ろしを加味すると190mm程度)。操縦手用ペリスコープより上は傾斜のきつい65mm。
下部は65mmだが傾斜がかなりきつく、特に近接戦などで撃ち下ろされる場合は大部分が傾斜角70°に達する。弱点は誘導輪に近い左右端であり、膨らんでいるため傾斜が甘くなっている。
側面は概ね均一な70mmであり、豚飯や逆豚に使うにはギリギリの厚みである。昼飯の角度を取ると正面上部の傾斜が相殺される上、見た目ではわかりにくいがターレットリングの膨らみが弱点となる。
- 初期砲塔
- 機動性
初期状態であってもスピードは出しやすく、並の重戦車よりも速く動き出すことができる。
しかし旋回速度は劣悪極まりなく、市街地戦では角を曲がるごとに減速する必要がありその機動力を生かすことができない。なるべく早急に改良エンジンの開発を進めよう。改良エンジンを搭載すると同格重戦車の中では頭一つ抜けた機動力を発揮し、平地ではあっという間に40km/hまで到達する。
中戦車にも随伴可能な機動力は十分備えているため、重戦車戦場での活躍が見込めそうにない場合は柔軟に進行ルートを変更しよう。
本車の機動力は接近戦ではなく長距離移動による配置転換のためのものであると覚えておくとよいだろう。
- 開発
履帯を開発しなくても他の全パーツの載せ替えが可能であるため開発の自由度は高い。
砲塔の開発によって耐久性だけでなくリロード速度・精度・照準時間など攻撃面がかなり改善する(そして必要経験値量が少ない)ため開発を優先したくなるが、
エンジンを開発することで裏取りやルート変更など使い勝手が大幅に改善し攻撃機会は十分に増やせるため、エンジンの開発を最優先にすることをオススメする。
- 総論
本車の強みは、改良型自動再装填砲システムを搭載しつつ良好な機動力砲塔装甲を持つことである。
基本的にはハルダウン状態から単発で相手の体力を削り、弾倉合計攻撃力で削りきれる状態になったところで一気に撃破するといった戦い方になるだろう。
特に装填時間の長さは大きな弱点であり、単発での撃ち合いになると敵の装填が先に完了するため照準をつける時間を与えてしまう。
また、旋回性能の悪さと装填時間の長さから接近戦を挑まれると脆い場面が多い。
本ルートのロールが支援型重戦車であることを意識し、前線を張ることも出来る支援型車輌として高い瞬間火力と改良型自動再装填砲の柔軟性を上手く活用したい。
史実
1954年、「戦闘車輌」を意味する「Carro da combattimento」と「汎用車輌」を意味する「Carro per tutto il resto」と呼ばれる2種類の無限軌道車輌で構成される新たな機甲師団の編成案が、クィンツィオ大尉によって提出された。彼はCarro da combattimentoを強力な主砲を搭載した50トン級の車輌とすることを思い描いていたものの、試作車輌が製造されることはなかった。(ゲーム内説明より)
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