Tier 7 ドイツ 駆逐戦車 / 略称:St. Emil / 日本語表記:シュタール・エミール

↑ 10,5 cm Kanone 18
初期状態。まるで榴弾砲のような見た目が頼りない印象。フリー経験値を使わない場合は長い間お世話になる。

↑ 12,8 cm Kanone 40
最終状態。Sturer Emilの史実装備。
因みに本車もオープントップの車両である。
v0.9.17のHD化により史実の写真でも特徴的であった戦闘室前面の履帯がなくなってしまった。
スペック (v2.0.0)
車体
| 耐久値 | 950 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 50/30/30 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 30/14 |
| 重量(初期/最終)(t) | 33.48/36.5 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 11.64 |
| 主砲旋回速度(°/s) | 28 |
| 視界範囲(m) | 370 |
| 本体価格(Cr) | 1,300,000 |
| 修理費(Cr) | 5,950 |
| 超信地旋回 | 可 |
| ロール | 支援型駆逐戦車 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 10,5 cm Kanone 18 | 7.69 | AP APCR HE | 202 243 53 | 300 300 380 | 2,308 | 0.33 | 2.3 | 805 1,006 805 | 60 | 600 4,400 650 | 1,890 | -15°/+10° |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 12,8 cm Kanone 40 | 4.35 | AP APCR HE | 231 252 65 | 490 490 630 | 2,130 | 0.36 | 2.5 | 880 1,100 880 | 21 | 920 5,200 760 | 4,800 |
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| Maybach HL 116 (Emil) | 400 | 20 | 750 |
|---|---|---|---|
| Maybach HL 116 S | 425 | 15 | 750 |
履帯
| 名称 | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| Schwere Betonknacker | 35 | 17,000 |
|---|---|---|
| Pz.Sfl. für 12.8 cm K. 40 | 39 | 17,000 |
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| Fu.Spr.Ger."a" | 700 | 150 |
|---|
乗員
| 1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| × | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
| × | × | Class2 | Class2 | Medium | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 11.29% | 1.73% |
| 移動時 | 6.78% | 1.04% |
派生車両
| 派生元 | Nashorn(TD/43,400) |
|---|---|
| 派生先 | Rhm.-Borsig Waffenträger(TD/71,000) |
射界
| 射界 | 左5°/右7° |
|---|
開発ツリー
| 10,5 cm Kanone 18 (初期/116,490) | ━ | 12,8 cm Kanone 40 (58,500/235,000) | ━ | Rhm.-Borsig Waffenträger (71,000/2,400,000) |
| FuG 2 (初期/0) | ━ | FuG 5 (105/630) | ━ | Fu.Spr.Ger."a" (4,500/27,000) |
| Maybach HL 116 (初期/9,300) | ━ | Maybach HL 116 S (1,200/15,200) | ||
| Schwere Betonknacker (初期/15,000) | ━ | Pz.Sfl. für 12,8 cm Kanone 40 (8,200/18,500) | ||
車両に関する変更履歴
| v0.8.9 | 新規実装 |
| v0.9.3 | 名称変更 「Pz.Sfl. V」から「Sturer Emil」 |
| v0.9.6 | 視界が400mから370mに変更 |
| v0.9.8 | Schwere Betonknacker suspension の旋回速度を 30 から 32 に向上 Schwere Betonknacker suspension の地面(硬地)での走破性を 8% 向上 Schwere Betonknacker suspension の地面(普通)での走破性を 14% 向上 Schwere Betonknacker suspension の地面(軟地)での走破性を 8% 向上 Pz.Sfl. fur 12.8 cm K. 40 の旋回速度を 34 から 36 に向上 Pz.Sfl. fur 12.8 cm K. 40 suspension の地面(硬地)での走破性を 9% 向上 Pz.Sfl. fur 12.8 cm K. 40 suspension の地面(普通)での走破性を 15% 向上 Pz.Sfl. fur 12.8 cm K. 40 suspension の地面(軟地)での走破性を 9% 向上 Pz.Sfl. V 用の 10,5 cm Kanone 18 gun の装填時間を 8 s から 7.8 s に短縮 Pz.Sfl. V turret の旋回速度を 26 deg/s から 28 deg/s に変更 |
| v0.9.17 | HDモデル化 |
| v0.9.18 | マッチメーカーの仕様変更に伴う戦力値+20%(HT扱い)の形骸化 |
| v2.0.0 | 詳細 |
解説(v2.0.0)
- 概要
v0.8.9で追加されたTier7のドイツ駆逐戦車。
大戦中期、VK 30.01 (H)の車体をベースに開発された試作対戦車自走砲である。
- 火力
本車両に至るまでの駆逐戦車と同様、紙装甲と引き換えに高火力を誇る。
俯角は-15°と非常に優秀であり、地形を活かしたハルダウンを駆使していきたい。
一方、仰角は+10°と劣悪であり、撃ち上げがしづらいという欠点がある。加えて射界は左5°/右7°と非常に狭く、総じて主砲の取り回しに問題を抱えている。- 10,5 cm Kanone 18
初期砲。貫通力はNashornと同程度であり、他国の最終砲と遜色ない性能を持つため乗り出しは悪くない。精度、DPM、総弾数は最終砲よりも優れており、仰角と射界を除けば取り回しは良い。
しかし本車輌は最終砲のために犠牲にしているものが多いので、主砲の開発は最優先に行いたい。6万近い経験値を貯めるのは簡単ではないが、最終砲の性能はそれに見合うだけの価値はあるため、フリー経験値も積極的に使うことを推奨する。 - 12,8 cm Kanone 40
Sturer Emilの史実砲。
490という破格の攻撃力を持ち、ほとんどの同格戦車を3発以内で破壊可能である。
精度は口径の割には良好だが、実態としては遠距離戦が多くなりがちなので若干物足りない。拡張パーツの改良型照準器での強化が望ましい。
AP貫通力はTier7最高クラス(231mm)であり、上位の戦車にも十分通用する。そのため下記のAPCRの出番は少なめ。
APCRはAPから弾速がかなり向上するが、貫通力に関しては差に乏しい。ただし距離減衰がAPよりも少なく、距離が離れるほど違いが出てくる。遠距離の目標を狙う場合はこちらを使うとよいかもしれない。
HEは貫通力65mm、単発火力630と強力なので少量搭載しておくと役に立つだろう。
総弾数は21発と少なめであり、あまり無駄撃ちをしていると弾切れになることがある。
- 10,5 cm Kanone 18
- 装甲
例によって装甲はやはり無いものと思ったほうが良い。Tier5車輌の通常弾や大口径榴弾にすら簡単に貫通されるため、最前線はご法度である。一見分厚そうな防盾も厚さはたったの50mmで、裏の装甲と合わせても100mmしかなく、格下にも簡単に貫通できるほど見掛け倒しである。
ただし、砲身付け根部分への当たり方によっては稀に防ぐことがある。
- 機動性
機動性はNashornから低下している。旋回速度だけは非常に良いが、前進速度が30km/hと控えめなため遠距離移動は苦手である。馬力も不足しているので上り坂にも弱い。
本車までほとんどフリー経験値を投入せずプレイしてきたのならば、これまでの車輌で幾つかの狙撃ポイントを開発しているはずだ。培ってきたリアル経験値をフルに活用し、狙撃ポイントへ直行しよう。ただし遅すぎるので、遠い狙撃ポイントには間に合わない恐れがあるため注意されたし。
- その他
Nashornからさらに隠蔽率が悪化。そのため、隠蔽率を利用して茂みに隠れるよりも、相手の視界外からの射撃に徹するか、優秀な俯角によるハルダウンを駆使して被弾しないようにすることの方が大切である。
また、視認範囲はTier7駆逐戦車としては十分で、茂みで静止+カニ眼鏡装備であれば先手を取ることもできるが、隠蔽の低さも考慮すると単独行動は厳禁である。
- 総論
超強力な主砲を搭載するために、他の全てを犠牲にした駆逐戦車であると言える。けっして慢心せず、なるべく撃たれにくい位置取りを意識して存分に砲の性能を発揮させることが活躍の秘訣となるだろう。
防御を地形に依存しているが、足回りが登りに弱いというジレンマは無視できない。装甲の無さと左右の可動範囲の狭さ、後退の遅さから、角を挟んだ撃ち合いはかなり苦手としている。
史実
Pz.Sfl. V ことVK.30.01(H) 12.8cm対戦車自走砲は、ヘンシェル社においてVK 30.01 (H)試作戦車をもとに作られた自走砲である。
トーチカや将来出現すると考えられた敵重戦車を破壊するため、ラインメタル・ボルジッヒ社のK40 12.8cm砲を搭載するものとして開発された。
車体はすでに完成していたVK.30.01(H)を改造して使用したとされているが、61口径という長砲身の12.8cm砲を搭載するために車体は延長され後部形状も変更されており、機関部の配置も違うので、実際は新規に製作されたのではないかと思われる。
基礎となったVK.30.01(H)がIV号中戦車の後継戦車として開発されていたためか、この12.8cm対戦車自走砲には「12.8cm砲搭載V号装甲自走車台(Pz.Sfl. V)」という正式名称が与えられている。
そして、デュッセルドルフのラインメタル社で最終組み立てが行われ1941年8月に早くも2両が完成したが、これ以上の量産はされずに終わっている。
完成した2両はそれぞれマックスとモーリッツと呼ばれていたようで、「Der Sturer Emil(シュトゥーラ・エミール:きかん坊のエーミール)」というのはそのうちの1両の愛称のようだ。
ちなみに、ヘルマン・ヘッセ作の『少年の日の思い出』という本に「エーミール」という主人公の友達(?)が出てくる。その性格は↑の「きかん坊」と良く似ている。ヘルマン・ヘッセはドイツで生まれ、第二次世界大戦中にも生きていたことから、もしかしてこの本から「エーミール」という名前をとったのかもしれない。また、マックスとモーリッツも1865年にヴィルヘルム・ブッシュによって発表された絵本『マックスとモーリッツ-7つのいたずらの話』からきているとされており、何かと文学に深い関わりがあるようだ。
本車は2両共に、第3機甲師団傘下の第521戦車駆逐大隊第3中隊に配備された。
その後、少なくとも1両はソ連軍に捕獲され、調査を行った後にモスクワの捕獲兵器展示会で展示された。
この捕獲されたVK.30.01(H) 12.8cm対戦車自走砲は、現在もクビンカの兵器試験所博物館に保管されている。
実車解説動画
「Inside the Chieftain's Hatch Sturer Emil [World of Tanks] 」
情報提供
愚痴や日記など生産性のない話題は外部総合掲示板をご利用ください。
マスター(M)バッジ報告は専用スレができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、アーカイブ、スペック、解説に表記されています。
↓アーカイブに重複内容が無いか確認し、考えてから書き込みをしましょう。
アーカイブ1
コメントの際、当該wikiのモラルを尊重した行動をお願いします。
- 旋回性能と走破性のBuffがきましたね。http://worldoftanks.asia/ja/news/pc-browser/23/announcement-common-test-98/ -- 2015-05-09 (土) 13:58:44
- 嬉しいけども、こいつを乗りこなしてる人は足も旋回性も求めてないような気がしないでもない。 -- 2015-05-09 (土) 14:17:56
- 旋回より最高速ほしい… -- 2015-05-09 (土) 16:04:21
- 俯角活かして戦ったりするときに、操縦の軽快性が上がるのは嬉しいわ -- 2015-05-11 (月) 18:28:16
- このくらいの機動性buffじゃほとんど変わらないって思ったけど、車重の軽い初期砲なら恩恵が大きいかも。初期砲のbuffもあることだし初期砲時代の改善が主目的かな? -- 2015-05-12 (火) 15:53:14
- ちょうど最近乗り始めたばかりだけど、buff前は茄子ホルンと比較して機動性も砲もダメだったから辛かったのが、機動性は多少マシになったから少しは良くなったかも。実際、稼げるダメージが少し増えた -- 2015-06-05 (金) 16:15:20
- まあどのTDにも言える事だがこいつはごっちゃんしてナンボ、とにかく混戦なら後ろからバカスカダメ入れれる -- 2015-06-24 (水) 21:55:39
- こいつはもともと自走砲だからペラペラなのか? せめて戦闘室だけでも100mmほしいわ 俯角があっても意味ない -- 2015-07-07 (火) 15:52:59
- むしろ俺は足遅い方が嫌だったけどなぁ。まあ履帯を装甲判定にすれば榴弾貫通くらい防いでくれるかもね -- 2015-07-07 (火) 16:03:39
- その通り対戦車自走砲だから装甲に期待されても…ねえ?駆逐戦車とか突撃砲とかとも違うわけで -- 2015-07-07 (火) 16:53:10
- 生存性能が低すぎるせいかマップの端っこから動かないのが結構多いけどひきこもってるより積極的に射線が通せる位置まで動いて相手にプレッシャーかけたほうが貢献できる気がする。せっかく俯角あることだし。 -- 2015-07-30 (木) 08:44:25
- こいつは戦う前から死んでるから動けない・・・ -- 2015-09-02 (水) 21:49:06
- 確かに、こいつはRキー押して積極的に死に行った方がいいかもな。 -- 2015-09-13 (日) 00:11:28
- もうちょっと足が速ければなぁ…足が遅すぎて射撃地点に着いた頃には戦闘終わってるとかザラ -- 2015-07-30 (木) 12:51:27
- 進軍部隊に参加するなら交戦位置を先読みして最初の交戦位置ではなく主力の次の会敵位置を目指しつつ、主力が均衡しそうならルート変える感じでやってみ。味方の位置と敵の配置には注意してな。最初から最後まで蹂躙してしまうようなマッチでもなければちゃんと戦えるから -- 2015-07-30 (木) 18:05:35
- シュタールエミールってヘッツァーシュタールと混同してるのかな? -- 2015-08-20 (木) 00:26:05
- 木主はシュタールエミールとヘッツァーシュタールを混同してるのかな? -- 2015-08-20 (木) 00:41:40
- ? -- 2015-08-20 (木) 10:11:07
- 見た目は全く違うんですが…てかWoTに関係ない話は外部で これくらい分かってね -- 2015-08-20 (木) 15:01:32
- 発音の話だったら過去ログにあるからそれ見ときなさい。過去ログ見るのも基本 -- 2015-08-20 (木) 15:48:36
- 日本語WoTも採用してる発音とかけ離れた表記の原因は、SturerとStarr型砲架のカタカナ表記を混同してるのかなと思ったんで。ちなみに直せと言ってる訳じゃないよ -- 2015-08-20 (木) 20:12:34
- 木主はシュタールエミールとヘッツァーシュタールを混同してるのかな? -- 2015-08-20 (木) 00:41:40
- st.Emilって書いといてくれないと検索しずらい... -- 2015-11-24 (火) 21:08:05
- アプデ前は前進の遅さと弾の少なさを勘と経験で補うみたいな戦車だったが、今回の強化でそれらの弱点が緩和されて普通に扱える範疇になったと思われる。ただ追加されたAPCRは使わんなー。 -- 2025-09-18 (木) 18:38:22
- 装弾数の関係で一発の重みがあるし、弾速もだいぶ違うから個人的にはフル金もありかなと -- 2025-09-18 (木) 22:10:35
- やっと試合後半で弾切れを連投する悲しい時間が減るんですね… -- 2025-09-19 (金) 19:00:35
- buff前に二優等を取得するくらい気に入って乗ってたが、ほんと機動性のbuffが偉すぎる。俯角を活かすための登坂時ストレスが減ったし、下がるのも早くなった。何より高速展開化した初動についてけない・逃げられないといった稼げなくなる事態が減っているのがありがたい。課金弾も使わないように見えて左右射界の狭いこいつだと弾速アップがかなり効く。総弾数増加で弾切れも減ったとなると目立つ欠点が低隠蔽と紙装甲くらいしかない。現状あの憎いBZ-176の天板を唯一3倍ルールでしばけるTier7ってのもよい。砲性能がTier不相応な化け物な分車体性能が増えると見違えるわ… -- 2025-11-28 (金) 11:16:42


