Tier 7 中国 中戦車
↑ T-34-1 + 85 mm S-53
初期状態。T-34-85を縦につぶしたような風貌の車両である。
車体はT-34そのままの形状に見えるが、Type 58やT-34-85と比べると車高が大きく低減している。
↑ T-34-1 model 2 + 100 mm 44-100JT
最終状態。T-54を髣髴とさせる堅牢そうな砲塔が頼もしい。
スペック(v1.18.0)
車体
耐久値 | 1,050⇒1,150 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 60/45/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 50/20 |
重量(初期/最終)(t) | 29.5/32.51 |
実用出力重量比(hp/t) | 16 |
本体価格(Cr) | 1,400,000 |
修理費(Cr) | 約8,000 |
超信地旋回 | 不可 |
ロール | 万能型中戦車 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
85 mm S-53 | 12 ⇒13.33 | AP APCR HE | 126 167 43 | 160 160 280 | 1,920 ⇒2,133 | 0.42 | 2.9 ⇒2.3 | 792 990 792 | 50 | 109 2,800 98 | 1,550 | -5°/+22° ⇒ -5°/+20° |
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85 mm 56-85JT | 12.5 ⇒13.33 | AP APCR HE | 144 172 43 | 160 160 280 | 2,000 ⇒2,133 | 0.36 | 2.0 | 792 990 792 | 50 | 109 2,800 98 | 1,750 | |
100 mm 44-100JT | 6.45 | AP APCR HE | 175 235 50 | 250 250 330 | 1,613 | 0.4 | 2.5 | 895 1,119 895 | 34 | 252 4,400 252 | 2,257 | -5°/+18° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
T-34-1 | 90/75/52 | 46 | 360 | 7,000 |
---|---|---|---|---|
T-34-1 model 2 | 170/120/60 | 44 | 370 | 9,300 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Type 102S | 480 | 12 | 750 |
---|---|---|---|
Type 102S1 | 500 | 12 | 750 |
12150L | 520 | 12 | 750 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
T-34-1 | 32 | 40 | 7,800 |
---|---|---|---|
T-34-1 model 2 | 35 | 42 | 7,800 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
A-220 | 600 | 40 |
---|---|---|
A-220A | 750 | 40 |
乗員
1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader(Radio Operator) |
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拡張パーツ
Class2 | Class2 | × | Class2 | Class2 | Class2 | ||||||
× | × | Class2 | Class3 | Medium |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 18.3%⇒17.95% | 3.95% |
移動時 | 13.68%⇒13.42% | 2.95% |
派生車両
開発ツリー
85 mm S-53 (初期/61,530) | ━ | 85 mm 56-85JT (6,100/72,000) | ━ | T-34-1 model 2 (10,500/24,000) | ━ | 100 mm 44-100JT (17,500/79,000) |
T-34-1 (初期/10,000) | ||||||
A-220 (初期/38,000) | ━ | A-220A (9,500/54,000) | ||||
Type 102S (初期/15,000) | ━ | Type 102S1 (11,000/38,000) | ━ | 12150L (16,000/48,000) | ||
T-34-1 (初期/7,730) | ━ | T-34-1 model 2 (8,600/18,600) | ||||
T-34-2 (105,000/2,480,000) |
車両に関する変更履歴
v0.8.3 | 新規実装 |
v0.9.15.1 | HD化 |
v1.10.1 | 100 mm 44-100JTの着弾分布を0.42mから0.4mに変更 100 mm 44-100JTの砲塔旋回時の着弾分布を12%縮小 100 mm 44-100JTの照準時間を2.9秒から2.7秒に変更 初期砲塔時の車輌耐久値を960HPから1,050HPに変更 改良砲塔時の車輌耐久値を1,050HPから1,150HPに変更 |
v1.11.1 | ビジュアルモデルを変更*1 |
v1.14.1 | サスペンション「T-34-1」搭載時の、移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を 8% 減少 サスペンション「T-34-1 model 2」搭載時の、移動および車体旋回に伴う散布界の拡大を 9% 減少 主砲「85 mm 56-85JT」搭載時の、100mでの散布界を 0.38m から 0.36m へ変更 主砲「85 mm 56-85JT」搭載時の、装填時間を 5秒 から 4.8秒 へ変更 主砲「100 mm 44-100JT」搭載時の、照準時間を 2.7秒 から 2.5秒 へ変更 砲塔「 T-34-1」と主砲「85 mm 56-85JT」搭載時の、照準時間を 2.9秒 から 2秒 へ変更 砲塔「T-34-1 model 2」と主砲「85 mm 56-85JT」搭載時の、照準時間を 2.3秒 から 2秒 へ変更 |
v1.16.1 | T-34-1 model 2砲塔の物理判定をビジュアルと一致するよう調整。 (コリジョンが細分化され正面170mmから側面にいくにつれ徐々に薄くなるように変更されたので実質弱体化) |
v1.18.0 | 主砲「85 mm 56-85JT」の砲弾「Chuan jian-365」の貫通力を 128mm から 144mm へ変更 |
解説
- 概要
v0.8.3で追加されたTier7中国中戦車。
Type 59(WZ-120)導入以前、中国が独自考案したとされる計画案の一つである。
本車の持ち味は同Tierソ連中戦車のT-43にはない100mm砲の貫通力および単発火力と優秀な避弾経始の砲塔、そして全中戦車中でも屈指の隠蔽率が可能にする偵察能力である。
- 火力
いずれの砲でも俯角が-5°と狭く、地形適性は低い。
後方*2を向くと初期砲塔では-1°、改良砲塔では-0°に俯角が制限される。- 85 mm S-53 / 85 mm 56-85JT
Type 58から引き継ぐ2種類の85mm砲。
単発火力と発射速度はそこそこだが、貫通力が不足気味である。
Tier相応の戦力となるには、課金弾のAPCRを多用する必要がある。 - 100 mm 44-100JT
改良砲塔でのみ搭載可能な100mm砲。
単発火力250、APは貫通力175mm、APCRは貫通力235mmと、Tier7中戦車の中ではトップクラスの性能を有する。
発射速度と精度は大きく低下したが、照準拡散は据え置かれており、単発の割に照準時間も良好であるため、しっかり絞って当てていきたい。
優秀な砲ではあるが、これまでの中華MTとは異なり1発1発を丁寧に扱う必要がある。
なおIS-2の初期砲と互換性があり、Type 58でIS-2を研究しておくと開発がだいぶ楽になる。
- 85 mm S-53 / 85 mm 56-85JT
- 装甲
車体は脆いが、砲塔はかなり頑丈。
ただし、俯角の狭さからハルダウンがしづらく、砲塔の堅さを活かすのはかなりテクニックと地形把握が必要だ。
今後の中国中戦車と共通する特性であり、癖が強いのでここでしっかりと慣れていこう。- 砲塔
改良砲塔は170mm+お椀型という強固な防御力を持つ。
当たり所によっては格上の砲弾を弾く事もあり、小さい投影面積も相まってかなりのタフさを発揮する。
弱点のキューポラは的が小さく、小刻みに動けば狙いづらくなる。
しかし、前述の通り俯角が狭いので弱点の車体を完全に隠すのが難しく、防御力が活きる場面はかなり限定的だ。 - 車体
最も硬い正面上部でも60mm傾斜で実質110mmしかなく、格下にもあっさり抜かれてしまう。
側面は45mmであり、昼飯や豚飯をしても強制跳弾できる機会は殆ど無い。
- 砲塔
- 機動性
加速はややもっさりしており、登坂には若干苦労する。
とはいえ、出力重量比16hp/tと最高速度50km/hは中戦車としては平均的であり、悪くない性能となっている。
旋回性能も良い方であり、一般的な中戦車として運用するに困らない程度の機動性は持っている。
- その他
- 隠蔽率
隠蔽率はObject 416を除けば全中戦車の中でもトップクラスであり、視界と隠蔽率が大きなカギを握る局面では特に輝くだろう。
格上の多い戦場では視界取りに専念するのも選択肢の一つとなる。 - 拡張パーツ・搭乗員スキル・開発
高い隠蔽率を活かした偵察の為、拡張パーツは「レンズ皮膜」や「双眼鏡」等の視界強化系が是非欲しいところ。
また、最終砲の長い照準時間と装填時間を緩和する「改良型射撃装置」や「装填棒」、全体的に性能を向上する「改良型換気装置」も良い。
搭乗員スキルは攻・守・偵察全てに大きな効果を発揮する「カモフラージュ」と「第六感」が最優先と言える。
度々破損する弾薬庫も若干不安であり、「弾薬庫保護」は欲しいスキルの一つと言える。
開発にあたっては最終エンジンや「85mm 56-85JT」が前身のType 58から使い回し可能。
前述の通り、前身でIS-2を開発してあれば最終砲の開発をスキップ可能で、砲塔を乗せ替えれば即最終砲を搭載できるため、出来る限りはしておいた方がよい。その際、最終砲は初期履帯では乗らないため、初めは履帯を開発(改良型装甲材があれば後回しでもok)し、続いて砲塔を開発すれば、最短で火力の低さを改善できる。
- 隠蔽率
- 総論
Tier7中戦車の中では数少ない火力と貫通力を両立した主砲を有し、格上にも有効打を与えやすいが、低い精度や長めの装填速度など目に見えて使いにくい欠点も存在する。また装甲面では頑丈な砲塔を有するが、俯角が狭く脆弱な車体を露出させずに戦うのは難しい。結果的に中戦車としては扱い易いとは言えない性能になっている。
しかし欠点を立ち回りでカバーし、良好な隠蔽率を活かした偵察等と組み合わせることができれば、敵にとっては大きな脅威となるだろう。
取り回しに癖のある高単発の砲、狭い俯角、頑丈な砲塔などは今後の中国中戦車にも続いていくので、この辺りでできるだけ早く特徴を掴んでおくといいかもしれない。
史実
1954年、中国政府は、T-34-85を中国で生産することを検討しましたが、その際、中国の技術者たちが、T-34-1という、代替計画を提案しました。T-34-85をベースとしつつ、トランスミッション室とサスペンションを改変し、総重量を軽減して車高を低くする計画でした。1954年に、砲塔や武装が異なるいくつかの設計計画が立てられましたが、試作車が製造されることはありませんでした。(ゲーム内解説より)
1953~56年にかけて、中国の一部の技術者たちはソ連からT-54の技術情報を提供されなかった場合を考慮し、新型の代替戦車の設計を行った。
このT-34-1は既にソ連から供与されていたT-34-85をベースにエンジンやトランスミッションを流用しつつ、全体的に低車高化する事を目指した。同時にお椀型の新型砲塔や各種装備品は、ソ連のT-54を参考に設計された。
T-34-1はT-34-85の改良型としては良好な計画案だったものの、技術的進歩が限られていたので軍から要求された新型戦車の性能要件を満たせず、設計段階で不採用となった。
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