2.5.1系連邦

Last-modified: 2022-04-28 (木) 02:11:44

連邦(federation)は、帝国同士での連合組織。
2.6.*以降の連邦はこちら

概要

連邦に加盟した帝国同士は、軍事と外交に関して非常に強い結びつきを持つ。経済にはほとんど影響しない。
国是「内向きの成熟」「狂信的な浄化主義」「貪食する群れ」「野蛮な略奪者」を採用している帝国は、連邦機能を全く利用できない。

 

連邦に加盟した帝国には、以下の効果が発生する。

  • 影響力の消費
    Influence.png影響力を標準で毎月2.0消費する。
    この重いコストは、伝統の外交ツリー開放や受容主義志向の効果で低減できる。
     
  • 連邦税の拠出
    Energy_Credits.pngエネルギー通貨収入の15%を連邦税として拠出する。
    代わりに後述の通商条約と連邦艦隊の維持費が無料になるメリットがある。メリットの価値が連邦税を上回るかどうかは、場合によって異なる。
     
  • 外交
    全ての加盟国の間で防衛協定と通商条約が発効され、国境が解放される。
    連邦加盟国が宣戦布告するには全加盟国の同意を必要とするが、開戦された場合には全加盟国が参戦する。
     
  • 連邦艦隊の運用
    加盟国個別の艦隊とは別に、維持費の発生しない連邦固有の艦隊「連邦艦隊」を運用できる。一方、宇宙軍許容量の20%を連邦艦隊のために拠出しなければならない。
     
  • スコア
    加盟各国のスコアの10%が他の加盟国のスコアに加算される。
     
  • 派閥への影響
    受容主義派閥は、連邦参加で派閥幸福度が上昇する(0→+10)。
    排他主義派閥は、連邦参加で派閥幸福度が低下する(0→-20)。

組織

設立

連邦設立を発案するには、外交ツリーの伝統「連邦」を取得する必要がある。その後、任意の他帝国に対して連邦への招待を行い、相手がそれに同意すると連邦が設立される。発案者以外の帝国には伝統の取得は必要ない。連邦の設立発案国や共同設立国に特権は無い。

加盟

連邦設立後、さらに異なる帝国を連邦に参加させることができる。非加盟国から加盟を申し出ることもできるし、既存の加盟国から招待することもできる。いずれの場合も、全加盟国の合意が得られなければ加盟することはできない。そのため、加盟国が増えるにしたがって、新規加盟国が誕生するハードルは加速度的に上がっていく。

脱退・追放

全加盟国は連邦を自由に脱退することができるが、他の加盟国から外交態度に-200(+2/年)の深刻なペナルティを受ける。同盟に招待されても安易に承知するべきではない。
加盟国数が3以上の場合全ての加盟国は、他の加盟国の連邦追放を提訴できる。当事者以外の全加盟国が追放に同意した場合、提訴された帝国は連邦から追放される。
脱退もしくは追放された帝国は、自動的に連邦加盟国との間に10年間の休戦協定が結ばれる。

解散

脱退・追放・滅亡などで加盟国数が1以下になると、連邦は解散される。連邦艦隊も全て解体される。

外交

加盟国同士の関係

加盟国同士の間には防衛協定が発効される。加盟国の従属国が宣戦布告された場合、全加盟国が防衛戦争に参戦する。
加盟国同士の間には通商条約が発効される。
加盟国同士は常に国境が解放される。また、国境摩擦が発生しなくなる。
加盟国同士の間に外交信用が発生する。これによって、加盟国同士での貿易協定が成立しやすくなる。
加盟国同士は相互に視界を共有する。
加盟国の艦船は他の加盟国が領有する星系基地で修理を受けられる。
加盟国が他国に(準)加盟国の地位を与えたり宣戦布告を提案してきた場合、拒否すると提案国との外交態度に-50(+1/年)のペナルティを受ける。(何度でも提案してくるため、拒否する度に累積する)
事前に弱小国や遠い国と戦争状態になっておいたり、(準)加盟国の地位を与えたい対象の国へ宿敵宣言や侮辱を飛ばしておくことで提案自体されにくいように立ち回ることはできる。提案を拒否する場合もすぐ返事せず、時間切れ(180日間)まで放置する方が次の提案までの時間を稼げる。

個別外交の制約

連邦加盟国は、不可侵条約・防衛協定・独立保障が行えない。
宿敵宣言・国境の閉鎖は対象が加盟国でなければ自由に行える。
侮辱・移民条約・独立支援・従属国関連の外交には制約が無い。
宣戦布告は他の加盟国の同意が必要になる。
請求権の作成は連邦に影響されない。加盟国の星系に請求権を作成することも可能。

準加盟国

連邦の準加盟国になると、正加盟国と準加盟国の間に不可侵条約が発効される。また、正加盟国になりやすくなる。それら以外には何の効果もなく、準加盟国同士の間にも何も起こらない。
準加盟国の参加には、全加盟国の同意が必要となる。
正加盟国は、準加盟国の連邦追放を提訴できる。全ての正加盟国が追放に同意した場合、提訴された帝国は準加盟国の地位を失う。
準加盟国は自分の意思で自由に脱退することができる。
準加盟国が脱退もしくは追放されると、自動的に連邦加盟国との間に10年間の休戦協定が結ばれる。
連邦の正加盟国が他の連邦の準加盟国になることはできない。連邦と連邦の間で不可侵を確約する仕組みは存在しない。

宣戦布告

連邦加盟国が宣戦布告するには全加盟国の同意を必要とする。この同意には各帝国が政策で定めた戦争哲学に束縛される。このため、例えば加盟国の中に狂信的な平和主義志向の帝国が存在する場合、連邦全体が無制限戦争を行使できなくなる。連邦システムを悪用して平和主義帝国が侵略戦争を起こすようなことはできない。AI帝国は戦争哲学の異なる帝国との連邦結成には難色を示す。

同意によって宣戦布告が成立した場合、全加盟国が宣戦布告相手との交戦状態に突入する。

他の連邦に宣戦布告する場合、あくまで連邦全体ではなく宣戦布告する国家に対する態度で可否が決まる。要するに自分が戦争したい国への宣戦布告は拒否されても、その国が所属する連邦の他の加盟国への宣戦布告は通る可能性がある。結果として本来の目的がほぼ達成される。

注意すべきなのは、現状維持の和平などの判断は宣戦布告を提案した国に委ねられることである。戦争するつもりなら、提案に返事する前に自国が宣戦布告する形で戦争開始する方が良い。戦争が始まってから提案に賛成してもペナルティはない。

総力戦の占領処理

通常の戦争と同様に総力戦でも全ての加盟国は同盟国として扱われ、占領処理もそれに準ずる。
総力戦の占領処理の詳細は「戦争#総力戦」を参照。

連邦加盟への要因

AI帝国が連邦への招待に応じるかどうかは、AIパーソナリティや外交関係の影響を受ける。
覇権国の軍事的成功によって発生する「共通の脅威」や危機の発生は連邦の設立や拡大の契機となりうる。
没落した帝国は危機を終息させるために銀河の守護者として覚醒すると、連邦への招待を常に受諾する。ただし危機が終息すれば、連邦を去る。
連邦加盟に関する取引受諾値への影響は以下の通り。
外交関係が「敵対的」などで見込みが全く無い場合には-1000の補正が発生する。

AIパーソナリティによるもの:

  • +50 狂信的な友好主義者
  • +20 連邦の建設者、流浪の集団
  • +10 魂の求道者、平和的な商人、民主主義の信奉者
  • -10 名誉を重んじる戦士、冷徹な資本主義者、奴隷独裁者
  • -20 覇権を狙う帝国主義者、教えを説く狂信者、調和した集団主義者
  • -30 退廃的ヒエラルキー
  • -50 異星人嫌いの孤立主義者、集合意識

外交関係によるもの:

  • +30 長期間の同盟関係(長期間の防衛協定)
  • +10 ライバルを共有している(一国ごとに)
  • +1 外交態度+10ポイントごとに
  • -1~-50 距離
  • -50 異なる戦争政策

その他:

  • +30 危機

連邦艦隊

連邦は、各国独自の艦隊とは別に連邦特有の強力な艦隊「連邦艦隊」を運用する。

  • 大統領
    連邦艦隊は、連邦大統領に就任した帝国が移動・戦闘・設計・解体の権限を持つ。建造は他の加盟国でも可能。大統領以外の加盟国が建造した艦船は連邦艦隊に合流しようとする。
    連邦艦隊の用途に制限はなく、宇宙生物の討伐などの私的な目的にも運用できる。
    大統領は経済力が一番大きい帝国が担当する。現在の大統領よりも25%以上経済力が高い加盟国が出現すると、その帝国が新しく大統領となる。ただし戦争中の場合は終戦まで大統領交代は保留される。
    連邦艦隊には全く関係ないが、大統領は連邦の名称を自由に変更できる権限がある。
     
  • 維持費
    連邦艦隊は維持費が全く発生しない。
     
  • 許容量
    連邦加盟国は宇宙軍許容量の20%を連邦艦隊に拠出する。全加盟国が拠出する許容量の合計が「連邦艦隊許容量」となり、この制限内で連邦艦隊を編成できる。連邦艦隊許容量の制限は絶対で、ペナルティと引き換えにオーバーすることはできない。連邦艦隊許容量の上限は500。
    伝統「協調連携」を取得すると、自国の拠出量をそのままに、連邦艦隊許容量へ貢献度が2倍になる。
     
  • 艦隊指揮上限
    連邦艦隊に艦隊指揮上限の概念は無く、連邦艦隊許容量の許す限りの大艦隊を編成できる。艦隊を分割しても構わない。連邦を相手に戦う場合、見かけは一艦隊でも巨大な戦力を有している場合がある。
    自国の提督に連邦艦隊を指揮させることができる。
     
  • 艦艇設計・建造
    連邦艦隊用の軍艦を建造するには、連邦艦隊専用の艦艇設計が必要となる。
    連邦艦隊の艦艇設計を行うには、ゲーム画面右下の★が5個円状に並んだ連邦アイコンをクリックして連邦画面を開き、「艦隊」タブの「連邦艦船設計画面」ボタンを押す。
    連邦艦隊の設計では、全加盟国のテクノロジーを使用することができる。
    設計後、自国の造船所で級名の頭に(連邦)と書かれた軍艦を建造すると、連邦艦隊所属の軍艦が建造される。
    自国艦隊の設計を連邦艦隊に流用したり、自国の既存の軍艦を連邦艦隊に移籍することはできない。
     
  • 艦隊管理
    バージョン2.3.3の時点では、連邦艦隊に対して艦隊管理が正しく機能しない。
     
  • その他
    自国艦隊と連邦艦隊は合流できない。合流命令は出せるが、即座に破棄される。
    連邦艦隊に対するタイタン級戦艦の隻数制限は、自国艦隊とは独立している。連邦に加盟してもタイタン級戦艦の隻数制限は減少しない。
    許容量の反映のタイムラグと余るとすぐAIが建造するため、望む艦種を望む場所で造るのが困難なことがある。停止中の状態で不要な艦を解体したらそのままセーブ&ロードすれば停止中かつ減った許容量が反映された状態になる。

コメント

  • とりあえず作成。連邦を編成した事がなくて判らない所だらけです。加筆修正お願いします。 -- 2017-07-10 (月) 15:00:35
  • 作成ありがとうございます。時間の関係で中途半端ですがわかる範囲で加筆修正しました。 -- 2017-07-11 (火) 01:07:31
  • ちょっと修正しました。 -- 2017-10-01 (日) 23:21:58
  • 総力戦だと占領した星系は宣戦布告した国に全て編入されるというルールが適用されたシーンは見たことがなく、ルールとしてもあまりにも異常です。何か変わったMODを導入したりはしてませんか? -- 2018-11-30 (金) 21:05:13
  • 連邦は2.2からは経済力が一番大きい帝国が大統領に就くようになったかもしれません。連邦設立をしても10年持ち回りにならず、自分の帝国がずっと大統領のままでした。その場合でも加盟国は勝手に連邦艦隊を生産するようです -- 2019-01-25 (金) 22:33:42
  • 連邦加盟で派閥感情が悪化するのは軍国じゃなくて排他主義だったような。 -- 2019-01-28 (月) 04:04:05
  • 連邦加盟で派閥感情が悪化するのは軍国じゃなくて排他主義だったような。 -- 2019-01-28 (月) 20:14:10
  • しかし、連邦艦隊はアホみたいに他の連盟国がコルベット供給してくるな。延々とコルベットが流れてきて枠をほぼ埋めてしまった。 -- 2019-04-21 (日) 17:25:41
  • AIが狂った様にコルベットを供給してくるのどうにかならんの? -- 2019-05-04 (土) 23:49:03
  • 合金に変わった維持費が無効に加えて艦隊保有数がほぼ星系港に依存という仕様で、大国ひとつより小国連邦のほうが艦隊の頭数揃えられるようになった感じ -- 2019-07-28 (日) 10:15:01
  • アップグレードすると自国の艦隊になるの勘弁して欲しい -- 2019-08-23 (金) 17:08:53
  • 連邦組んだら宣戦されにくくなるとかありますか?南部の -- 2020-02-03 (月) 08:34:43
  • 切れました。南部(仮)の超大国に攻め込まれて滅ぼされてしまって・・ (--; -- 2020-02-03 (月) 08:36:23
  • 連邦を組めば宣戦されにくくはなる。ただ、連邦は逆にこっちが戦争を仕掛ける時に足を引っ張る。守りを固めるだけなら防衛協定で十分。 -- 2020-02-03 (月) 11:57:25
  • 有難うございます。現状強力な敵同盟に包囲されて攻勢ができない状況ですので連邦組んで国力増大に努めます・・・ -- 2020-02-03 (月) 12:36:06
  • 大統領取れない場合の連邦にメリットを感じない -- 2020-02-11 (火) 13:17:34
  • 連邦を作ったので加盟国を増やしたいのですが、加盟させたい帝国を招待しても相方の加盟国が一向に賛成してくれず(自勢力と友好的な国3つ程で試行、相方との関係も少なくとも宿敵ではない)、結局加盟国2国のままエンドゲームまで来てしまいました。連邦の決議は好意が使えず、反対する理由の吹き出しなども出てこないため手の打ちようがありません。加盟国を増やすのにコツなどはありますか?dlc未導入です -- 2022-04-28 (木) 02:11:44