マローダー

Last-modified: 2025-02-05 (水) 03:14:25

※要DLC「アポカリプス」
マローダー (Marauders) は、蛮族のようなNPC勢力。
基本的に他帝国に対して敵対的だが、彼らの領内に侵入しない限り、事前予告無しでの積極的な攻撃行動は取らない。
通常帝国のような惑星上の植民地は持たない。設定上は専用の宇宙ステーションで生活しているが、マローダーを侵略しても入植地やPOPは得られない。
ミッドゲームに入ると、覚醒してハン国となって銀河全体の脅威になることがある。

覚醒前のマローダー

マローダーによる襲撃

マローダーは時々、他帝国に略奪を予告する事がある。予告を受けた帝国は、一定量の資源エネルギー通貨鉱物食料を貢いで略奪を止めてもらうか、彼らを迎え撃つか、奪われるに任せるかを選ぶことになる。
資源を貢ぐ場合、支払額は毎月の収入に応じて次のように変化する。貢ぐ資源の種類はこちらで選択が可能。

月収支払額
0~50250
51~100500
101~1501,000
151~2001,500
201~2502,000
251以上2,500
 

また、マローダーに3000エネルギー通貨エネルギー通貨を支払う事で、自国の宿敵を襲撃するように依頼できる。
AI帝国がマローダーに、プレイヤー帝国を襲撃するように依頼することもある。この襲撃は、マローダーに資源を貢いで止めさせる事はできない。

 

いずれの襲撃についても、マローダーは、本拠地から艦隊を派遣し、ターゲット帝国が植民している最寄りの惑星を軌道爆撃する。この攻撃を阻止できず荒廃が15%に達した場合、以下のどちらかが起きる。

  • その惑星の最大2POPが誘拐される(最低でも1POPは惑星に残る、システム的には単にPOPが死亡する)
  • 資源エネルギー通貨鉱物食料が略奪される

また、進路上の採掘ステーション、研究ステーション、前FTL文明の観測拠点を破壊する。
ただし、通り道にFTL妨害装置がある場合はその星系を避けて進もうとする。 FTL妨害装置つきの基地で迎え撃つことは基本的に不可能。 これを逆に利用すると、星系の配置次第では、エーテルドレイクなどのガーディアンがいる星系に突っ込ませて自滅させることもできる。
ターゲットにされた惑星を戦争などで占領した場合、その星系にマローダーが侵入した時点で略奪予告なしに略奪部隊と敵対状態になる。

 

襲撃艦隊の編成は以下の通り:

編成
2200~2240巡洋艦 1隻、駆逐艦 4隻、コルベット 6隻
2240~2260巡洋艦 2隻、駆逐艦 6隻、コルベット 12隻
2260~2280巡洋艦 3隻、駆逐艦 10隻、コルベット 18隻
2280以降巡洋艦 4隻、駆逐艦 14隻、コルベット 24隻

マローダーの襲撃艦隊は初めからティア2~3相当のコンポーネントで装備を固めており、技術開発や軍備拡張が追いついていない最序盤で襲われると迎撃はかなり難しい。しかし、Ver.3.11現在の時点だと、マローダーは艦の設計を変更しないため、こちらの兵力や技術力が追いつければ撃退できるようになってくる。

傭兵の雇用

  • リーダーの雇用
    マローダーにエネルギー通貨2,000を支払うことで、スキルレベル3のマローダーの司令官司令官を終身雇用できる。
    「提督を雇う」と「将軍を雇う」の2種類があり、初期のリーダー特性が異なる。どちらを選んでも、希少なリーダー特性「傭兵の戦士 (艦隊:回避+10%、連射レート+10%。地上軍:攻撃ダメージ+10%)」を固定で持つ。
    固定で得られるリーダー特性の一覧:
    マローダーの種類提督の場合将軍の場合
    1 (剛毅)攻撃的恐怖の象徴
    2 (ヒャッハー)攻撃的 II屠殺人
    3 (女神信者)スカーミッシャー屠殺人 II

  • 艦隊の雇用
    ミッドゲーム開始年以降、各マローダー領からそれぞれ毎年3/17の確率で、マローダーの艦隊を雇えるようになるイベントが発生する。
    いずれのマローダー領も各々に規模の異なる3つの艦隊を派遣しており、プレイヤー以外の帝国も雇うことができる。
    報酬は全額前払いで、雇用期間は艦隊の規模や派遣元に関係なく一律で5年。期日が来ると初回と同額の更新料を払って契約を延長するか打診してくる。
    その他、以下のような特徴がある:
    • いずれかの帝国に雇われた艦隊は、契約満了まで他の国に雇われることはないので、あらかじめ自国で雇えるだけ雇っておくと敵側に回るリスクを減らせる。
    • 雇われた艦隊は、雇用主の首都星系に直接現れる。
    • 艦隊の分割や、他の艦隊との合流はできない。艦船の設計変更や解体もできない。
    • 宇宙軍許容量を消費しないが、艦船の維持費は発生する。
    • 傭兵中立機構の設立に利用できる。


      ゲーム中に雇用可能な艦隊の名称・編成・料金は下記のとおり。
      艦隊名編成雇用費エネルギー通貨雇用期間
      虚空に生まれしアルマダ
      第234ドゥワマクぶっ潰し隊
      女神に選ばれし戦士団
      巡洋艦 6隻
      駆逐艦 8隻
      コルベット 16隻
      9,0005年
      スターライダー船隊
      イカれたシャウト船団
      永遠なる夜の騎士団
      巡洋艦 4隻
      駆逐艦 6隻
      コルベット 12隻
      6,5005年
      第一強襲団
      熱狂的志願部隊
      黄昏の信徒団
      巡洋艦 2隻
      駆逐艦 4隻
      コルベット 8隻
      4,0005年

滅亡

マローダーの全ての住居ステーションを破壊すると、マローダーは滅亡する。
住居ステーションの破壊は、時に大ハーンの覚醒 (後述) を誘発する場合があるほか、滅亡後に生き残りによる報復攻撃が行われるというリスクがある。生き残りが居ない場合でもこのイベントは発生するが、自国の星系に現れたというメッセージが出るだけで、襲撃はない。

 

報復攻撃が始まると、滅亡したマローダー出身の傭兵艦隊は契約を一方的に破棄して消滅する。マローダーを滅亡させた帝国だけからいなくなるのではなく、全ての帝国からいなくなる。
ストーリー上、契約破棄した傭兵艦隊は報復に加勢したことになっているが、実際には報復者の艦隊は増強されない。

 

難民歓迎の政策を採っている帝国が存在する場合、マローダー領から見て最も近い入植地に、マローダー出身のPOPが難民として流入する。マローダーPOPは「遊牧的」、「素早い繁殖者」などの種族特性と「好軌道性」の居住適性を持つ。

マローダーと隣接することで発生するイベント

通常帝国とマローダーの国境が隣接すると、通常帝国にイベントが発生するようになる。

  • 発生のメカニズムと確率:
    1年に1回の頻度でイベントが起きるかどうかの判定があり、20%の確率でイベントの発生が確定する。
    マローダーと隣接している通常帝国が複数存在する場合、それらの国々の中から対象となる一国がランダムで選ばれる。
    イベントの内容は7種類のうち、どれか1つだけであり、同じ帝国で特定のイベントが繰り返し発生することはない。

  • イベントの一覧:
    タイトル効果
    (マローダー種族名) の難民難民を歓迎する政策を採っている場合、マローダー領と隣接した入植地にマローダー出身の難民POPが1体出現する
    大いなる練磨10年間、艦船連射レート+10%の帝国補正が付与される
    (マローダー種族名) の脱出ポッド特性「傭兵の戦士」を持つレベル4の司令官司令官を無料で終身雇用する機会を得る
    絶滅主義帝国では雇用できない代わりに影響力影響力50を得る、貪食する群れの場合は食料食料1も追加で得る
    (マローダー種族名) の資源保管庫エネルギー通貨エネルギー通貨および鉱物鉱物を300ずつ得る
    (マローダー種族名) の遺棄された宇宙居住地鉱物鉱物400を得る
    (マローダー種族名) のシャトルエネルギー通貨エネルギー通貨400を得る
    漂流する艦隊マローダー仕様の巡洋艦1隻、駆逐艦2隻、コルベット4隻を得る
    その場で処分して鉱物鉱物200を得ることも可能
    2230年以降にしか発生しない

大ハーンの覚醒

大ハーンの君臨

ミッドゲーム開始年から10年以上経過すると、いずれかのマローダーが大ハーンと呼ばれる統治者の下で団結し、ハン国となる可能性が出てくる。
これとは別に、マローダーの居住地を破壊すると、ゲーム中の年代に関係なく約2%の確率で大ハーンが出現する。

 

大ハーンは、銀河全域の支配を目指し、領土の拡張や諸帝国の従属国化を試みる。
ハン国との戦いには、宣戦布告・請求権・戦争疲弊・和平交渉などの要素が適用されない。ただし、サトラップとして大ハーンに従属する選択肢がある。
何らかの要因で大ハーンが死亡すると、ハン国は混乱状態に陥ったのちに崩壊する (詳細)。

 
  • 大ハーンが出現する確率:
    君臨イベントの標準的なMTTHは100年で、ミッドゲーム開始年から50年経過すると0.66倍に短縮される。
    マローダーが複数現れる銀河ではマローダー領ごとのMTTHが1.5~2.0倍に延長されるが、下記の通り、全体的な大ハーンの出現率は高くなる。
    なお、君臨イベントが発生しないままエンドゲームが始まると、マローダー居住地の破壊以外の要因で大ハーンが出現することはなくなる。


    ミッドゲーム開始年からの経過時間に応じた大ハーンの出現率の一覧:
    マローダー数10年25年50年75年100年125年150年175年200年
    10.0%13.9%33.0%54.1%68.6%78.5%85.3%89.9%93.1%
    20.0%18.1%41.3%64.6%78.6%87.1%92.2%95.3%97.2%
    30.0%20.1%45.1%68.9%82.4%90.0%94.3%96.8%98.2%
    上表と、設定したエンドゲーム開始年とミッドゲーム開始年との差から、ゲーム全体における大ハーンの出現率を算出できる。
    ただし、居住地の破壊による出現はこの表で扱われていない。

大ハーンとの戦闘

大ハーンの戦力は、難易度および危機の倍率の影響を受ける。
数年おきに艦隊が補充され、その規模はサトラップから上納された宇宙軍許容量に応じる。

 

大ハーンは、主力艦隊「大ハーンの選定者」を自ら指揮し、没落帝国を除いた全ての他勢力に対して侵略を行う。
星系基地を建設するための建設船や、惑星を占領するための地上軍を運用する。コロニー船を建造することはなく、未入植惑星に対する入植は行えない。
大ハーンの艦隊に敗れた星系基地は、占領されずに破壊される。

 

ハン国に奪われた惑星を地上戦で占領すると選択肢が示され、その惑星を自国領にするか元の領有国に返還するか選ぶことができる。
いずれの場合も元の領有国からの外交態度に影響し、返還した場合は好意も得られる。

 

艦隊戦で「大ハーンの選定者」が壊滅すると、大ハーンは戦場から脱出し、1年以内に艦隊を再編する。
再編後の艦隊が再び壊滅させられると大ハーンは戦死し、討ち取った帝国は遺産「ハーンの玉座」を入手できる。
大ハーンが艦隊を再編する前にハン国が滅びた場合、ある程度の期間を経た後に大ハーンも死亡したと見なされ、最初に「大ハーンの選定者」を撃破した帝国が玉座を入手する。

 

DLC「オーバーロード」を導入済みの場合、ハン国は傭兵中立機構から艦隊を借りようとする。
傭兵はハン国に艦隊を貸すまえに、通常帝国に貸し出しを打診する。これに60日以内に応じない場合は、ハン国に艦隊が貸し出される。
大ハーンが死亡すると、傭兵艦隊は返却される。

サトラップ (従属国)

サトラップとは、大ハーン率いるハン国が利用できる、従属国の枠組み。遺産「ハーンの玉座」を所有する帝国も、サトラップを利用できる。詳細は従属国の種類を参照。
名称の由来は、古代のメディア王国やペルシア帝国で用いられた地方行政官の称号。

 

サトラップの従属協定には、以下のような特徴がある。

  • 基本資源エネルギー通貨鉱物食料に税率30%の課税を必ず受ける。助成はまったく受けられない。
  • 宇宙軍許容量の30%を宗主国に供出しなければならない。
  • 統合許可、外交制限および拡張制限は、採用できない。防衛戦争への参戦も、採用できない。
     
    大ハーンに従属したサトラップ特有の仕様:
  • 通常帝国の側から従属を申し込めば、いつでも受理される。ただし、絶滅主義の帝国は拒否される。
  • サトラップとなった帝国の首都星系にはマローダー仕様の居住地とそれを守護する駐留艦隊が配置され、居住地からは定期的にハーン麾下の艦隊が出現する。
  • サトラップは、外交や拡張に関する制限を受けない。
  • サトラップは、大ハーンの戦いへ参戦する義務がある。
  • サトラップになってから1年以上が経過すると、反乱を起こして独立できるようになる。ただし、いったん独立すると二度とハーンに従属できなくなる。

大ハーンの死

ハーンの死は、この脅威を終結させる唯一の方法である。ハーンが死亡するケースは次の2通り。

  • 艦隊戦による戦死
    前述したとおり、ハーンが率いる艦隊を2度全滅させるとハーンは戦死する。

  • 時間経過で発生するランダムイベント
    ハーンの出現から20年が経過すると、毎月一定の確率でハーンの死亡イベントが起きるようになる。
    死因は、暗殺・病死・自然死など5種類が存在するが、いずれにせよハーンは出現から15,800日 (約44年) 以内に必ず死亡する。


    ハーンが死亡するとハン国は混乱状態に陥り、他国との交信もできなくなる。ただし、交戦状態は解除されず、ハーンの艦隊は移動や戦闘を行える。


    ハーンの死から200~300日経過すると、その時点でのハン国の状態に応じて下記の追加イベントのいずれかが発生する。
    いずれの場合も、他国への侵攻は終了する。また、旧ハン国が従えていたサトラップは全て独立する。
    イベント名発生条件 (ハン国の状態) (※1)内容
    オルドの分裂領有する惑星が6つ以上2つの通常帝国に分裂する。領有している惑星の数が10以上の場合は、4か国に分裂する。
    分裂後の各帝国は狂軍国・排他の志向を持ち、軌道上居住地の技術と特殊な国是「ディアドコイ」(宇宙軍許容量+15%) を持つ。
    新たなるハン国領有する惑星が5つ以下君主制の通常帝国に変化する。
    特殊な国是「大ハーンの遺風」(連射レート+10%) を持つ。
    新生銀河オルド領有する惑星が1つ以上
    複数のサトラップを従えている
    狂平等・受容の民主制帝国に変化する。
    特殊な国是「大ハーンの遺風」(連射レート+10%) を持つ。
    旧従属国に対して連邦への参加を打診する。
    オルドが旧来のやり方に戻る領有する惑星がないハーン出現前の状態に戻る。
    ※1:同時に複数の条件を満たしている場合はランダムに選ばれるが、「オルドの分裂」の重みづけは他の6倍ある。

コメント

  • オルドの分裂は汚国境パラダイスなんだけど、大ハーンにより既存国家がギタギタにされたところに発生するので無政府状態みたいでこれはこれで… -- 2024-10-22 (火) 10:30:07
  • こいつら銀河3分の一ぐらい征服したくせに統一国家樹立しやがった...マジか... -- 2024-11-02 (土) 21:51:20
  • デブリが美味すぎて五臓六腑に染みわたる -- 2024-11-08 (金) 14:11:21
  • 長い間やってるけど、あいつらって拠点あと一つになるとおそらく高確率でマローダーに化けるんだけどさすがに攻略中にいきなり変貌するのには驚いた。倍率低いから助かったけど、それでもあやうく負けそうになった。 -- 2024-11-18 (月) 19:25:49
  • 久しぶりにやってあれ難易度高い?と思ったけど、やっぱり強化されてたんやね大ハーン。平和主義でのんびりやってたら、ボイドワームの疫病と大ハーン覚醒でえらいことになった -- 2024-11-23 (土) 14:54:02
    • √危機倍率だけ強くなるようになりましたねミッド危機はみんな -- 2024-11-23 (土) 23:49:46
  • 25倍でやってるからハーン覚醒前に絶対につぶしておきたい -- 2024-12-14 (土) 12:23:04
  • 貢物の要求ってこっちの戦力は考慮されないのね。粒子ランス装備した戦艦そろえた艦隊にたった14kで挑むとかなめてんのか。かといって銀河の反対側だから討伐するのも面倒だしなぁ -- 2024-12-18 (水) 09:58:38
  • 10k艦隊でえっちらおっちらやってる所に100k超えハーン艦隊来た時は詰み覚悟したけど大ハーン死亡で終わってくれてよかった……中盤の危機だからプレイヤー側が何もしなくても終わってはくれるんだな -- 2025-01-24 (金) 23:34:01
  • 一回撃退した後で艦隊が壊滅させられたのでやむなく従属。大ハーンの旗艦が護衛無しで孤立したところに再建した艦隊を集結させて叛逆を宣言、そのまま討ち取った。謀反って手間がかかるんだな -- 2025-01-31 (金) 01:47:12
  • 宗主国がハーンに降伏してプレイヤー帝国もハーンの属国になったんだけど独立したら首都惑星にハーンの星系基地できるね。普通に詰んだわ。 -- 2025-02-05 (水) 03:14:25