要DLC「ユートピア」
アセンションパス (Ascension Path) とは、アセンションパークによって帝国の種族を進化させること。
概要 
アセンションパスと呼ばれる一連のアセンションパークと伝統ツリーの組み合わせは、主に帝国内の種族に特殊な特性を付与することで帝国全体を強化できる。
アセンションパスには四つのルートがあり、それぞれが専用のアセンションパークと伝統ツリーから構成される。
いずれかのルートを選択すると、他のルートは選択できなくなる。
ルート名 | 概要 | アセンションパーク | 伝統ツリー |
遺伝子ルート | 種族の遺伝子を操作する | 人工進化 | 遺伝学 |
サイバネティクスルート | 肉体の一部を機械で補強する | 肉体は脆弱 (非ゲシュタルト意識の場合) 有機体-機械間インターフェース (ゲシュタルト意識の場合) | サイバネティクス |
人工生命ルート | 古い体を捨てて高度な機械の身体に置き換える | 人工生命への進化 (非ゲシュタルト意識の場合) 人工生命の時代 (機械知性の場合) | 人工生命体 |
超能力ルート | 超能力に覚醒する | 物質に勝る精神 | 超能力 |
アセンションパスの仕様は、Ver.3.6で大きく変更された。
アセンションパーク 
アセンションパスは、専用のアセンションパークを取得することから始まる。
各パークの取得条件は、以下のとおり。
共通の条件:
- 2つめ以降のパークスロットで取得できる。
- 起源が「シュラウドの導師たち」の場合、いずれのアセンションパークも選択できない (「物質に勝る精神」に近い効果をはじめから持っている)。
ルート名 | アセンションパーク | 条件 |
遺伝子ルート | 人工進化 | 技術「遺伝子改変」 機械知性でない |
サイバネティクスルート | 肉体は脆弱 | 技術「統合サイバネティクス」 ゲシュタルト意識でない |
有機体-機械間インターフェース | いずれか: ・技術「統合サイバネティクス」を研究済みの集合意識である ・過去に30POP以上を同化した同化機械帝国である | |
人工生命ルート | 人工生命への進化 | 技術「人工生命体」 ゲシュタルト意識でない |
人工生命への時代 | 技術「機械テンプレートシステム」 機械知性である | |
超能力ルート | 物質に勝る精神 | 技術「超能力理論」 集合意識や機械知性でない |
※機械の反乱について:
機械の反乱を防ぐ効果のアセンションパークは、Ver.3.6でも以前と同じく「肉体は脆弱」となっている (「人工生命への進化」に移動していない)。
ただし、創設種族が人工生命と化した帝国は、「肉体は脆弱」がなくても機械の反乱は起きない。
簡単に言うと、人工生命ルートとサイバネルートのどちらを選んでも反乱は起こらなくなる。
遺伝子ルート 
パークの効果 
技術「遺伝子シード精製」の研究選択肢を得る。地上軍「遺伝子強化軍団」をアンロックする効果。
伝統ツリー 
ツリー採用効果 惑星建造物「クローンカプセル」をアンロック 遺伝子特性ポイント+2 | |
↓ | ↓ |
遺伝子の再設計 有機種族の遺伝子組み換えで以下が可能になる: ・有利な特性の除去 ・不利な特性の追加 | 幹細胞刺激 クローンカプセルのPOP製造速度+1.5追加 |
↓ | ↓ |
人工的な創生 「高度な特性」をアンロック 同化による集合意識特性の付け外しをアンロック 遺伝子特性ポイント+2 | レトロウイルス操作 テンプレート適用のスペシャルプロジェクトのコスト-50% |
↓ | ↓ |
対立形質発現 有機種族の特性数の上限+1 遺伝子組み換えによるポートレートの変更をアンロック | |
↓ | |
ツリー完成効果 遺伝子特性ポイント+2 「形質導入」技術の研究が可能になる |
詳細 
- クローンカプセル:
POP製造進捗+3/月の効果がある。これにより、ロボティクス種族同様に有機POPを製造できるようになる。
クローンカプセルは、食料30/月 (岩石種族の帝国の場合は食料でなく鉱物) の高額な維持費を必要とする。
詳細は生体POPの製造を参照。
- 集合意識特性の付け外しについて:
- 集合意識帝国による付与:
伝統「人工的な創生」を取得した集合意識帝国は、有機POPを同化によって集合意識に取り込むことができるようになる。
同化された種族は特性「集合意識」を獲得する。これにより強制的な浄化を免れ、第一種族と同じように就業が可能になり、幸福度の影響を受けなくなる。
またこれにより完全市民権を獲得し、リーダー候補を生み出すようになる。リーダー候補を生み出さない不完全な市民権 (居住権) は付与できない。
集合意識帝国が別の集合意識帝国からPOPを奪っても同化できない。
- 非ゲシュタルト意識帝国による除去:
伝統「人工的な創生」を非ゲシュタルト帝国は、集合意識POPを同化によって特性「集合意識」を除去し、通常の有機POPに変化できるようになる。
これにより、POPに市民権を付与したり就業させることが可能になり、強制的な浄化も免れる。ただし、幸福度の影響を受けるようになる。
- 集合意識帝国による付与:
- 形質導入技術:
遺伝学の伝統ツリーを完成させると、「形質導入」技術が利用可能になる。3種類の形質導入技術がある。- 植物形質導入:
植物や菌類専用の種族特性が、植物や菌類以外の種族でも利用可能になる。
この技術が研究選択肢に出現するには、伝統ツリーの完成以外に以下の条件を要する。- DLC「プラントイド」
- 国内に植物または菌類のPOPがいる
- ケイ素形質導入:
岩石専用の種族特性が、岩石以外の種族でも利用可能になる (付属的な特性のみで、岩石種族そのものに変化することは不可能)。
この技術が研究選択肢に出現するには、伝統ツリーの完成以外に以下の条件を要する。- DLC「リソイド」
- 国内に岩石のPOPがいる
- リヴァイアサン形質導入:
一部リヴァイアサンなどの強敵から抽出した遺伝子による特性が利用可能になる。
この技術が研究選択肢に出現するには、伝統ツリーの完成以外に以下の条件を要する。- いずれかのDLCが必要:リヴァイアサン、ディスタント・スター、エンシェント・レリック、アクアティック
- 強敵から遺伝子を入手済み
- 植物形質導入:
サイバネティクスルート 
パークの効果 
同化機械以外の場合、技術「量子ニューロリンク」の研究選択肢を得る。専門家 (または複雑ドローン) POPの資源産出+5%の効果。
同化機械の場合、技術「適応型サイバネティクス」の研究選択肢を得る。居住性+5%の効果。
伝統ツリー 
ツリー採用効果 (同化機械以外:) スペシャルプロジェクト「肉体は脆弱」が発生 ※プロジェクトが完了するまで以下の伝統は取得できない (同化機械:) 有機POPを1体同化するごとに工学 ![]() | |
↓ | |
機械への変質 同化によるサイボーグ化をアンロック 生体除去 (絶滅主義) 浄化が進行中の惑星のPOP成長速度+10% 必然的同化 (同化機械) 集合意識POPの同化をアンロック 1年ごとに同化されるPOPの数+1 | |
↓ | ↓ |
代謝廃棄物処理 (共通:) サイボーグのPOP維持費-10% (集合意識:) サイボーグPOPからの帝国規模-10% | 統合生体構造学 サイボーグ用の特性をアンロック 有機種族の特性数の上限+1 |
↓ | ↓ |
製造基準 (非ゲシュタルト意識:) 政策「製造基準」をアンロック (集合意識:) 区域数からの帝国規模-50% 修練惑星 (同化機械) 「修練惑星」をアンロック | モジュラー・サイバネティクス (共通) テンプレート適用のスペシャルプロジェクトのコスト-50% (集合意識以外:) ロボット向けの特性ポイントが有機種族にも適用される (集合意識:) 繁殖プールが提供する強化ドローンの職業枠+2 |
↓ | ↓ |
ツリー完成効果 サイボーグPOPの資源産出+10% 有機種族の特性数の上限+1 |
※1:Ver.3.6.1現在、同化機械でのツリー採用効果はゲーム中の説明と一部異なる。同化機械は元々、有機POPを同化するごとに統合力と社会学研究力を得るが、これらの獲得量を2倍にする効果もある。(バグかもしれない)
詳細 
- スペシャルプロジェクト「肉体は脆弱」:
コストは、工学500+100×POP数。プロジェクトを研究すると以下の効果が得られる。
- 帝国の全ての有機種族(浄化中のPOPなども含む)はサイボーグとなり、「サイバネティック」の特性が付与される:
居住性+20%、地上軍ダメージ+10%、リーダーの寿命+40年の効果。
サイバネティックの特性を持った種族出身のリーダーは特性「サイボーグ」を獲得する。効果はリーダーの種類によって異なる。詳細は「リーダー#アセンション進化」を参照。
サイバネティックの特性を持ったPOPが帝国内に存在することは、物質主義の志向魅力を1.5倍する。
- 帝国の全ての有機種族(浄化中のPOPなども含む)はサイボーグとなり、「サイバネティック」の特性が付与される:
- 同化について:
同化された有機POPは特性「サイボーグ」を獲得する。このとき同時に創設種族に合わせて、「集合意識」の特性の付け外しも同時に行われる。
- 修練惑星について:
自然の天体でディシジョン「修練惑星の創造」を実行すると、惑星の開発構想「修練惑星」が利用可能になる。
建造物の種類に制約を受け、POPの維持費や資源産出にもペナルティを受けるが、POP成長速度にボーナスが発生する。
さらに職業「複製機器」の一部が「修練ドローン」に置き換わり、サイボーグの成長を加速するようになる。
人工生命ルート 
パークの効果 
- 人工生命への進化 (非ゲシュタルト意識)
技術「人工生命体の自我」の研究選択肢を得る。人工生命体からリーダー候補が出る効果を持つ技術。
- 人工生命への時代 (機械知性)
技術「バイナリモチベーター」の研究選択肢を得る。ロボティクス種族の特性ポイント+1の効果を持つ技術。
伝統ツリー 
ツリー採用効果 (非ゲシュタルト意識:) リーダーの獲得経験値+25% リーダーのスキル上限+1 (機械知性:) 他国のロボティクスPOPから第一種族への同化のアンロック | ||
メンテナンス・プロトコル ロボティクスPOPの快適度使用量-10% | 人工生命の時代 (非ゲシュタルト意識) スペシャルプロジェクト「人工生命の時代」をアンロック 効率的な電源システム (機械知性) ロボティクス種族の特性数の上限+1 | |
↓ | ↓ | ↓ |
最適化アルゴリズム ロボティクスPOPの資源産出+10% | 既製部品 テンプレート適用のスペシャルプロジェクトのコスト-50% | ソリッドステート・アクチュエータ ロボティクス種族の特性ポイント+2 |
↓ | ↓ | ↓ |
ツリー完成効果 (共通:) 首都建造物が提供するロボット製造の職業枠+1 (非ゲシュタルト意識:) ロボティクス種族の特性数の上限+1 (機械知性:) ロボティクスのリーダーが人工生命体の特性を得る |
詳細 
- スペシャルプロジェクト「人工生命への進化」:
コストは、工学1,000+200×POP数。プロジェクトを研究すると以下の効果が得られる。
- 有機種族が人工生命体種族に置き換わる
POPに「機械仕掛け」の特性が付与される:- 死の惑星を含む全ての惑星の居住性+200%
- リーダーは寿命で死亡しなくなる(ただし故障という形で死亡することがある)
- リーダーに「人工生命体」の特性が付与される
効果はリーダーの種類によって異なる。詳細は「リーダー#アセンション進化」を参照。
第一種族のポートレートが機械に変化し、以後も機械の中からしか選べなくなる。
「機械仕掛け」以外の特性は全て失われる。特性は改めて種族テンプレートの適用で付与しなければならない。
起源が「ネクロファージ」「クローン軍団」の場合、それらの特徴は失われる。
元々いたロボット由来の人工生命体種族には変化がなく、新種族にも合流しない。 - 他種族 (ロボットを含む) を同化によって人工生命体種族に取り込むことが可能になる
他の同化と異なり、同化されたPOPは第一種族に合流する。 - 帝国が有機生命体帝国から人工生命体帝国に変化する
- 技術者
の基本産出量が+2されて8になり、農民
の基本産出量が-1されて5になる
- 地上建造物の「送電グリッド」系列と「鉱物精製プラント」系列が建造に合金
を要求するようになるかわりに、発電/鉱業区域数の上限を増やす効果を得る
- 首都建造物がロボット製造者の職業枠を提供するようになる
- 食料
をエネルギー通貨
に変換する地上建造物「バイオリアクター」が建造可能になる
- ほとんどの有機生命体帝国からの外交態度が悪化する
- 機械帝国からの外交態度は改善し、断固たる殺戮機械とは外交交渉が可能になる
- 技術者
- 有機種族が人工生命体種族に置き換わる
人工生命体帝国は機械帝国と何が違うのか 
人工生命体帝国は主に以下の点で機械帝国 (統治形態が機械知性の帝国) と異なる。
- POPと経済:
- POPは幸福度の影響を受け消費財を消費し、派閥に参加する。
- 帝国内の有機生命体POPに市民権を付与できる。
- POP製造速度が異なる。
- ロボット建造者から得られるPOP製造の進捗は+2/月。機械帝国の複製機器からは+1/月。
- 首都建造物のロボット建造者枠は、機械帝国の複製機器枠より1少ない。
- 総合的には、常に機械帝国と同等以上のPOP増加速度になる。
- 階層は、統治者/専門家/労働者のままであり、複雑ドローン/雑役ドローンにはならない。降格の待ち時間も存在する。
- 交易価値
を産出する。
- 国政:
- 統治者は統治形態によって公約や目標を持ち、選挙で選出あるいは世襲 (!?) する。
- 人工生命体の統治者には故障が発生しないので独裁制あるいは君主制ではほとんど永遠に君臨し続ける。プレイヤーにとって不本意な目標を掲げた統治者を追いやるには統治形態ごと改めるしかない。ただし、没落した帝国からの制裁など、一部のイベントでは死亡する事がある。
- 国是などは非ゲシュタルト帝国のものを引き続き使用する。機械帝国専用のものは使用できない。
- 統治者は統治形態によって公約や目標を持ち、選挙で選出あるいは世襲 (!?) する。
超能力ルート 
パークの効果 
技術「テレパシー」の研究選択肢を得る。地上軍「超能力軍団」をアンロックする技術。
帝国の志向が精神主義系統の場合、コロッサス用兵器「神聖執行器」が利用可能になる。
神聖執行器は、使用した惑星上にいる全てのPOPを精神主義に転向させ、ロボティクスと集合意識POPを全滅させる。
自国の惑星にも使用可能だが、その場合は10年間、幸福度-20%のペナルティが発生する。
詳細は「コロッサス#神聖執行器」を参照。
伝統ツリー 
ツリー採用効果 第一種族が特性「潜在的超能力者」を得る | |
PSI結社 惑星建造物「PSI結社」をアンロック 技術「思想強制」の研究選択肢を得る | 読心者 基礎情報レベル+10 布告「遠隔視」をアンロック |
↓ | ↓ |
大覚醒 潜在的超能力者が超能力者になる 超能力を付与する同化をアンロック | |
↓ | ↓ |
シュラウドへの突入 スペシャルプロジェクト「シュラウドの突破」をアンロック テレパスが他の超能力者に資源産出+10%の効果を与えるようになる | シュラウド化通信 暗号力+2 解読力+2 |
↓ | ↓ |
ツリー完成効果 布告の維持費-10% シュラウド探索のクールダウン-20% |
詳細 
- 惑星建造物「PSI結社」:
PSI結社は各惑星に1つだけ建てられる特殊な建造物で、テレパスの職業枠を2つ生み出す。
テレパスは統合力を産出するほか、法務執行官より弱い犯罪減少の効果を持ち (25→10)、さらに惑星全体の超能力POPによる資源産出を+10% (2POPで+20%) 増加させる。
テレパスには種族特性「潜在的超能力者」「超能力者」を持ったPOPしか就業できない。
また建造物自体から安定度+5の効果も得る。 安定度を直接上げる効果はめずらしく、これは実質的に惑星全体の資源産出+3%の効果とみなせる。
- 種族特性「潜在的超能力者」:
潜在的超能力者には以下の効果がある。- 研究力
の産出+10%および統合力の産出+5%
- リーダーに20%の確率で「超能力者」の特性が付与される
効果はリーダーの種類によって異なる。詳細は「リーダー#アセンション進化」を参照。
MTTH220か月で、超能力者でないリーダーに超能力者の特性が付与されることがある。 - 特性ポイントや特性数枠を消費しない
- 研究力
- 種族特性「超能力者」:
超能力者には以下の効果がある。- 研究力
と統合力の産出+10%、幸福度+5%
- 全てのリーダーに「超能力者」の特性が付与される
- 特性ポイントや特性数枠を消費しない
- 研究力
- スペシャルプロジェクト「シュラウドの突破」:
研究することでシュラウドが利用可能になる。
詳細は「シュラウド」を参照。
- 布告「遠隔視」:
ズィロを消費してセンサー、FTLドライブ、量子カタパルトにボーナスを得る。(詳細)
- 技術「思想強制」:
布告「思想強制」をアンロックする。幸福度-10%を代償にして暗号力や統治志向への魅力などにボーナスを得る。(詳細)
どのルートを選択すべきなのか 
ルートを選択する基準には以下のようなものが考えられる。
- 志向
- 超能力ルートは、前提として超能力技術が必要であることに加え、精神主義への魅力を大きく上げるため、精神主義と相性が良い。一方で、志向が対立する物質主義との相性は悪い。
また、精神主義への魅力が上昇する影響については、同派閥は帝国が精神主義でないことや少数派閥であることに不満を覚えるため、精神主義でも物質主義でもない帝国との相性もあまりよくない。
しかし超能力ルートでは「ロボティクス以外のPOP製造能力を持てない」*1ため、POPを積極的に増やすには『精神派閥満足度を犠牲にロボティクスPOPを作る』か『積極的に侵略してPOPを奪う』必要がある。
結局の所どの志向でも派閥か内政である程度の不協和音は発生する。物質主義帝国が選択した場合にアタリ枠である虚無の囁き手の抽選確率が増える優遇もあり、PSI結社や統治志向への魅力を上げる専用布告も存在するのでそういう物だと思って選択しよう。 - 人工生命ルートは、生体POPがロボットに変化することで物質主義のボーナス (ロボティクスPOP維持費の軽減) が適用されるようになり、物質主義への魅力を大きく上げる(超能力ルートの精神主義への魅力以上)ため、物質主義と相性が良い。ロボットを嫌う精神主義との相性は悪い。
権威・排他主義の場合、同化によって異種族POPが第一種族POPに変化することは、メリットにもデメリットにもなりうる。第一種族POPの不足をいつでも解消できるが、同じPOPが人工生命体のメリットと奴隷制度のメリットを同時に受けることはできない (奴隷ギルドなどの効果を除く)。逆に奴隷を使わない場合はすべてを第一種族に同化することで物質主義派閥に属するPOPを圧倒的多数にできるので、平等主義や寡頭制における派閥統合力収入と相性が良い。 - サイバネティクスルートは、精神主義以外の志向の帝国で有れば特にデメリット無く効果を発揮する。
サイバネティクスルートを進めると精神主義派閥の満足度に大きなペナルティ(-30)が入るため精神主義とは相性が悪い。 - 遺伝子ルートは、どの志向の帝国でも効果を発揮し、特にデメリットも無い。
権威・排他主義の場合、遺伝子ルートは奴隷を強化するのに都合がよい種族特性「神経ステープラー」「美味」を活用できる。
精神主義帝国は、有機生命POPを製造出来るようになるためロボティクスPOP絡みの問題から開放される。
物質主義帝国は、あえてロボティクスPOPを製造し続けない限りはほぼ全てのPOPが有機生命体になるため物質主義のボーナス(ロボティクスPOP維持費の軽減)が腐りやすい。ロボティクスPOPの存在による物質主義派閥への魅力も喪失し易いため派閥の管理に気を遣う必要が出る。
- 超能力ルートは、前提として超能力技術が必要であることに加え、精神主義への魅力を大きく上げるため、精神主義と相性が良い。一方で、志向が対立する物質主義との相性は悪い。
- 種族特性
- サイバネティクスルートと超能力ルートでは、有機種族からプラス効果の種族特性を取り除く手段がない。したがって、ゲーム序盤でしか有利に働かない特性を持った種族はこれらのルートの適性で劣る。また、帝国種族一覧が膨大になりやすい。
権威・排他主義の場合、同化により第一種族以外が完全市民権を獲得することがあり、派閥の満足度や統治者種族などに影響しうる。避けるためには逐次テンプレート適用により完全市民権のない種族に変えるしかないというマイクロマネジメントを要する(同化直後は種族権利更新直後と同じ扱いであるため、種族権利の変更による完全市民権の剥奪はすぐには出来ない)。 - サイバネティクスルートでは生体種族の特性とサイバネティクス用の特性を共存させられる(例えばPOPからの帝国規模を特性だけで合計-20%できるのは本ルートの特色)。ロボットの特性ポイントを生体種族にも活用できるためサイバネティクス用でない特性の付与にも活用できるが、プラス特性の削除は出来ない。
- 遺伝子ルートでは単体で強力な生体種族特性が得られる。集合意識特性や一部を除いたプラス特性の削除もできるため特化させた種族を作りやすい。集合意識でなければ同化を伴わないため、第一種族以外が完全市民権を勝手に獲得することもない。
集合意識であれば、異種族POPを集合意識に取り込むことができる。ただしその場合は完全市民権が付与される。 - 人工生命体ルートでは、遺伝子組み換えで除去できない種族特性であっても人工生命体に変化することで除去できる。ただしこれには、起源やイベントなどで獲得した特殊な種族特性を全て失うというデメリットもある。また、生体種族の特性を利用できなくなる。
第一種族と同一のものとして人工生命体に変化するため、帝国種族一覧がコンパクトになり管理しやすくなる。特に奴隷を利用しない場合はロボット以外を一つの種族にまとめてしまえる。ver.3.7現在では、ロボットの同化も可能である。 - すべてのルートに共通するが、アセンションパスの成果である種族特性は、移民などの形で他国との間で流出入することがあり得る。周辺国が採用するルートとは別のルートを選択することで、超能力者と洗練された脳を併せ持つなどの、強力な種族を生み出すことができるかもしれない。ただし、サイバネティックと超能力は両立できない。
- サイバネティクスルートと超能力ルートでは、有機種族からプラス効果の種族特性を取り除く手段がない。したがって、ゲーム序盤でしか有利に働かない特性を持った種族はこれらのルートの適性で劣る。また、帝国種族一覧が膨大になりやすい。
- 外交
- サイバネティクスルートと人工生命ルートは、精神主義帝国との間に外交態度へのペナルティが生じる。後者は非物質主義の有機生命体帝国からも悪化する。
- 超能力ルートは、連邦で次期議長国を対決で選ぶ場合、超能力での戦いとコンクラーヴェに有利になる。選ばれし者が統治者の場合は、闘技場での戦いにも有利になる。また、4つのルートの中で唯一、諜報にボーナスがある。
- 遺伝子ルートは特に外交に影響を及ぼさない。
- 研究力
- 超能力ルートは前提テクノロジーや必須のスペシャルプロジェクトが少なく、研究力の産出量が低い帝国でも早期に採用しやすい。
- 人工生命ルートは高い工学研究力が要求される。前提技術 (人工生命体) が研究候補に挙がる時期は他のルートよりも遅く、スペシャルプロジェクトのコストも高い。更に、ロボット化の際に特性を全て失うため、一回は特性を適用するためのテンプレート適用が必要で、これにも研究力を要する。
少しでも早く解禁する場合、人工生命体は危険なテクノロジーであるため、狂気特性を持つ科学者を工学研究に割り当てる方法がある。国是の「技術官僚の支配」を取った状態で産業学特性を持つ科学者を工学研究に割り当てるのも有効である。 - 遺伝子ルートとサイバネティクスルートは特性適用に社会学研究を用いる(サイバネティクスの最初のスペシャルプロジェクトは工学研究)。権威・排他主義などで頻繁に特性適用を行う場合はある程度研究力が要求される。
- 遺産
一部の遺産は特定のルートとの相性が良い。- 遺伝子ルート:「オムニコーデックス」
- 人工生命ルート:「デフラグメンター」
- 超能力ルート:「超能力アーカイブ」「ザークランの頭部」
- 起源
一部の起源は特定のルートとの相性が良い。- 遺伝子ルート
「過剰チューニング」:種族特性ポイントが大きく増えるため非常に尖った種族を作ることもできるし、頑丈な臓器などでリーダー寿命のマイナスを打ち消すこともできる。 - 人工生命ルート
「機械主義」:機械POP特性数上限+1、製造速度+15%。
「宇宙生まれ」:第一種族が「宇宙生まれ」の特質から開放され、ド派手な軌道上居留地関連の帝国補正は残る。合金消費に注意。 - 超能力ルート
「シュラウドの導師たち」:相性がいいと言うよりもサイオニックのために追加された起源。 - サイバネティクスルート
「過剰チューニング」:普段は地味なサイバネティクスのリーダーの寿命+40年が美味しく感じられる起源。
- 遺伝子ルート
- ポートレート
- 人工生命ルートはポートレートが機械種族に限定される。機械種族であれば自由なポートレートが利用可能である(ロボットと同じ)。
- 遺伝子ルートは同一のポートレート分類(ヒューマノイド、哺乳類、岩石種族、など)の範囲で自由なポートレートが利用可能。例えばブローグを他の菌類ポートレートに変えることはできるが、哺乳類のキツネには変えられない。
- サイバネティクスルートと超能力ルートはポートレート変更は不可能である。
- アセンションパスを取らないという選択肢
- パークのスロット1つと伝統ツリー1つを他の目的に使用できるメリットがある。
コメント 
- 人口生命ルートの利点として、超能力の精神主義と比較しても明らかに物質主義派閥へのPOPの集中度合いが強く、かつ満足度が容易に80%越えるから、帝国全体の幸福度および安定度が高くなりやすいのがあるな。 -- 2022-09-22 (木) 08:43:29
- やっぱり進化の極意が強すぎる。特性pt+6で10になるんで単純に非常に強力な種族が作れる。頑健な臓器つけるとテラフォーミングが要らなくなるし、ガイア型を捨てられるのでパークが1つ空くのも大きい、気がする -- 2022-10-03 (月) 20:50:54
- かつては種族テンプレートの適応で、1popでも超能力者がいれば種族全体を超能力者+頑健な臓器化することもできたし、滅茶苦茶な強さだった。勿論今でも十分強い…というかそこへ過剰チューニングの起源がきたことで、寿命関係ない奴隷や居留民を運用するならほぼ一択だと思う。 -- 2022-10-03 (月) 21:16:24
- 奴隷種族を超短命高出力な仕様に変えて酷使するのたまんね~~~ -- 2022-10-10 (月) 17:48:17
- 前はボタン特性ポイントさえ制限内かつ初期特性さえ含めば異なるテンプレートへ変更できたけど、今は変更もきつくなったからより進化ルートが強いってか便利ね…あと集合意識pop取り込めるし。 超能力はシュラウド次第、人工生命はプロジェクトがひたすら重いのがなぁ -- 2022-10-11 (火) 03:51:33
- 開発日記でやってるのが実装されたらかなりこのページも変わりそう -- 2022-10-11 (火) 08:35:46
- サイバネでロボットの特性ポイント分が追加されるといってもmodで増えたポイントは加算されないのかな -- 2022-12-09 (金) 19:12:49
- mod関係はその手のフラグ管理が甘いないし原理的にできないものも多いからね(mod種族に植物特性を付加できないとかmod特性がコーナーケースで変な振る舞いするとか) -- 2023-01-08 (日) 11:25:01
- そのまま売却すると1100円くらいの爆安POPプリッキキチを遺伝子改良で美味、多産、神経ステプラで食用にするとあら不思議、12000円の高級ブランド肉のできあがり。ホンマ遺伝子ルートは儲かりまんなぁ -- 2023-01-19 (木) 22:16:04
- 奴隷市場で高く売れる……ってこと!? 1POPで12000はでかいなあ…… -- 2023-01-25 (水) 23:00:31
- サイバネルートで生体POPが工場で製造可能になるが、政策で一括切り替えなのは盲点だった。機械知性から奪った機械惑星でだけロボットの製造を続けたかったのだが…。 -- 2023-01-30 (月) 22:22:30
- 遺伝子ルートだけでポイント6もくれるのかよ、そりゃ強いわ -- 2023-02-01 (水) 07:04:01
- 人工生命ルートは他の3つと比べて流石にちょっと遅さが目立つ…。遅い上に一番研究力を食うから積極的に選ぶ機会があんまり無い -- 2023-02-02 (木) 22:29:36
- 生物学ルートは精神物質どちらでも行けるけど、受容主義とは相性が悪い。帝国内の種族が多様化するから、恩恵をフルに受けるためには全ての種族をいちいち改変しなきゃならなくて煩雑過ぎるし、それをやったとしても移民で改変前の種族が入って来てしまいキリがない。逆に人工生命ルートは、増えてきたきた種族を適宜第一種族に取り込めて相性がいい。 -- 2023-02-07 (火) 09:44:10
- 増えてきた種族を適宜改変するのと、増えてきた種族を適宜第一種族にするのと、そんなに手間が違うもんなんですか? -- 2023-02-07 (火) 12:27:51
- 少なくともいちいち種族毎にテンプレート作る必要がない分楽かな。あと、いちいち社会学の研究に割り込まない。 -- 2023-02-07 (火) 12:51:38
- 確かにクリック数は結構違いそう。とはいえ受容といえば異種族間交配と思ってる身からすると種族合流は余計かなあ。 -- 2023-02-07 (火) 21:23:59
- というか種族数がさほど増えないって絶滅主義くらいじゃない? 排他や権威でも結局多様な奴隷種族をちまちま改変する羽目になって煩雑よ -- 2023-02-08 (水) 01:44:00
- 自分は排他の場合は移民条約一切結ばないし、他国から積極的に惑星奪って使うスタイルでもないからそうはならないな。大体鉱業用、農業用とか数種の奴隷種族を特化改変して使う感じになる。排他なら万が一余計な種族が紛れ込んでも浄化すれば良いだけだし。 -- 2023-02-08 (水) 05:24:20
- はぇー、いつも他国併合しまくってエンドゲームころには第一種族が全人口の3割くらいになってたからその感覚はなかった。浄化については帝国種族の整理なら受容以外は退去が使えるのでできるかな -- 2023-02-08 (水) 18:42:31
- 奴隷市場の値段が美味しすぎるから、強制退去するよりは奴隷化した上で市場に出した方が美味しい気はする。売って余ったエネルギーで合金を買えば軍拡も進められるし -- 2023-02-08 (水) 18:47:14
- POP数=国力だから機械帝国くらいでしかPOP売らないなぁ。エネルギーはダイソンで余るし -- 2023-02-08 (水) 19:23:02
- 遺伝子ルートは改造奴隷を高く売るってのもありますね確かに。社会学研究力をエネルギーに変換してそこから合金好意その他に変えるとかができると。 -- 2023-02-08 (水) 20:45:54
- 増えてきた種族を適宜改変するのと、増えてきた種族を適宜第一種族にするのと、そんなに手間が違うもんなんですか? -- 2023-02-07 (火) 12:27:51
- 遺伝子ルートは移民条約しまくるプレイスタイルやそれが強みの受容主義とあんまり相性が良くないね。というか種族欄が多くなりすぎると主要種族以外にいちいちプロジェクト発行できない。自由に付け外しできるんだからデフォルト権利同化で理想の遺伝子にしてくれる機能があってもいいのに。 -- 2023-03-20 (月) 02:28:18
- 逆に、内向き成熟ならよほどの理由がなければ遺伝子ルート一択だね。 -- 2023-03-20 (月) 02:32:44
- 遺伝子ルートのがなんか強いからって愛用してたけど、サイバネルートだと最初のプロジェクトだけで寿命と適応性があがるからお手軽で良いね -- 2023-03-28 (火) 19:09:42
- 遺伝子ルートは超強力な有機種族を作れる。サイバネルートは帝国全種族がサイバネになって強くなる。そして最大の特徴はpopからの帝国規模-20%を種族特性で得られる唯一のルートで、ロボット製造者からサイバネ種族を製造できるようにもなるため総pop数を増やしやすい。なので超大国ならサイバネの方が多分強い。質より量なルートだと思う。 -- 2023-03-29 (水) 00:38:33
- 人工進化ルートには多産があるから、サイバネルートの方がPOP増えやすいと言えるかは難しいところ。 -- 2023-03-30 (木) 15:35:41
- 遺伝子ルートは超強力な有機種族を作れる。サイバネルートは帝国全種族がサイバネになって強くなる。そして最大の特徴はpopからの帝国規模-20%を種族特性で得られる唯一のルートで、ロボット製造者からサイバネ種族を製造できるようにもなるため総pop数を増やしやすい。なので超大国ならサイバネの方が多分強い。質より量なルートだと思う。 -- 2023-03-29 (水) 00:38:33