POP

Last-modified: 2025-05-16 (金) 09:12:14

概要

POP(Population;人民)とは惑星または人工の居住地に住む人々の単位であり、いずれかの種族に属する。ほとんどのPOPは、いずれかの帝国の国民である。
POPは区域や建造物が提供する職業に就くことで各種資源を産出する。詳細は惑星開発建設を参照。
代わりに住居や種類に応じた維持費(食料・消費財など)を必要とし、生活水準政策によって消費量が変動する。

 

種族の権利により、特定の種族を奴隷として酷使したり浄化(国外追放や殺害)することができる。
奴隷は、幸福度低下や就業先の制限と引き換えに、非常に安価な維持費で運用できる。
浄化対象のPOPは、通常の職には就かず(一部の浄化手段は資源を産出する)、時間と共に消滅する。

POPの増加

各惑星におけるPOPの増加には、成長と製造の二種類がある。また、成長は移住による影響を受ける。

POPの成長

有機生命体および岩石の種族に属するPOPは、成長によって時間の経過とともに数を増やす。
POPの成長は、惑星単位で行われる。このため、帝国全体の人口増加速度は基本的に植民惑星数に比例する。
移民の流出入を除き、ある惑星の成長は、他の惑星での成長に影響を与えない。
ロボットおよび機械のPOPは成長ではなく製造によって数を増やす。成長と製造は互いに独立しており、同時進行する。

  • 成長の速度
    POPの成長に必要な時間は下式で計算される。
    月間成長値 = (3+POP数による補正)×(1+成長速度基本値補正の合計)×(1+成長速度補正の合計)+移民流出入
    成長期間[月] = 必要な進捗/月間成長値   (端数切り上げ)
    「POP数による補正」の詳細は、ロジスティック成長による補正を参照。「必要な進捗」は、数に応じた増加補正によって変動する。
    成長速度は各種補正と移住の影響を受けて変動する。
    進捗の割合は、成長中のPOPの下に表示される青いバーを見ると把握できる。

  • 成長速度基本値補正の一覧
    条件補正値備考
    統治形態が機械知性-50%奴隷や第二種族(サイボーグ、バイオトロフィー)が影響を受ける
    惑星の荒廃度1%につき-1%-
    他国に占領されている-50%-
    ディシジョン「人口増加の抑制」-75%-
    食料不足-75%有機生命体のみ
    鉱物不足-75%岩石種族のみ

  • 成長速度補正の一覧:
    種別名称補正値備考
    統治形態集合意識+25%-
    種族特性素早い繁殖者+10%-
    鈍い繁殖者-10%-
    多産+30%-
    岩石-25%-
    ネクロファージ-75%-
    テクノロジーゲノムマッピング+10%-
    クローニング+10%-
    伝統新しい人生+10%拡張ツリー
    アセンションパーク異種族間交配+20%-
    布告栄養豊富な食事+10%機械知性以外
    繁殖計画の拡大+20%奉仕機械
    惑星種別エキュメノポリス+50%-
    惑星統治強制的な成長-10%成長する対象の種族を指定している場合のペナルティ
    職業医療従事者+5%-

  • 成長対象となる種族を選ぶ重みづけ:
    ひとつのPOPの成長が完了して次のPOPの成長が始まるとき、複数の種族の中からどの種族が成長の対象に選ばれるのか、そのメカニズムは明らかになっていない。
    重要な傾向として、少数の種族・成長の速い種族・居住性の高い種族が選ばれやすい。
    また、設定ファイル (common\defines\00_defines.txt) に、関連すると思われるパラメータが複数存在する。
    パラメータの名称コメントの訳
    NEW_POP_SPECIES_RANDOMNESS0.5この値が高いほど、新しいPOPの種族が選ばれやすい。POPの製造には適用されず、旧式のPOPが選ばれ得る
    NEW_POP_SAME_SPECIES_WEIGHT1.0この値が高いほど、同種または亜種のPOPが多い種族が選ばれにくい
    NEW_POP_EXACT_SPECIES_WEIGHT0.5この値が高いほど、同種のPOPが多い種族が選ばれにくい
    NEW_POP_SLAVERY_WEIGHT0.25この値が高いほど、奴隷と非奴隷の数が均等になりやすい
    NEW_POP_SPECIES_DIV0.05この値が高いほど、惑星上で少数の種族が選ばれやすい
    NEW_POP_HABITABILITY_THRESHOLD0.75居住性がこの閾値 (75%) 以下だと、選ばれやすさに指数的なペナルティを受ける
    NEW_POP_LOW_HABITABILITY_PENALTY2居住性が閾値以下の場合に受けるペナルティの強さ
    NEW_POP_HOMEWORLD_MULT2創設種族が母星で受けるボーナスの強さ
    NEW_POP_ASSEMBLY_TRAIT_MULT2製造されるPOPが特性ポイントの量から受けるボーナスの強さ (優秀なテンプレートが優先的に使われることを意味する)
    NEW_POP_ASSEMBLY_FOUNDER_SPECIES_MULT1.3既存の自国POPと同種を製造する場合に受けるボーナスの強さ
    NEW_POP_GROWTH_RATE_MULT0.5成長しやすい種族の選ばれやすさ
    NEW_POP_IMMIGRATION_MOD_MULT1移住に関する種族特性による影響の強さ (移住圧力が存在する場合のみ有効)

  • 成長対象の指定
    政策「人口統制」を有効にすることで、惑星毎に成長するPOPの種族を指定できるようになる。
    ただし、成長種族を指定している惑星では、POP成長速度-10%の補正を受けてしまう。
    それとは別に、成長種族を指定したことによって成長の対象種族が途中で切り替わった場合、成長進捗の50%を失う。そのため、成長の終わり頃に切り替えることは無駄が大きい。

  • 成長の停止
    政策で人口統制が有効になっている場合、ディシジョン「人口抑制令を告示」を制定することで、その惑星でのPOP成長を停止させることができる。
    人口統制が無効になっている場合は代わりに「惑星の成長を抑制」を制定可能で、POP成長速度を-75%に抑えることができる。

移住

ver.2.2.7
各惑星におけるPOPの流出入速度を表す。実際の処理としては、POP成長値が補正される。
それらの計算手順の詳細は不明だが、大まかに以下の通りである。

  1. 流入魅力と流出圧力を、それぞれ計算する
    • 安定度・住居過不足・空き職業枠・失業者・各種補正の影響を受ける
  2. 「移住圧力(仮名) = (1+A)×(流入魅力 - 流出圧力)」として計算する
    • 移入魅力・流出圧力には、加算補正と乗算補正がある
    • 加算補正: 上式の流入魅力や流出圧力に作用する
    • 乗算補正: 流入魅力か流出圧力の補正値の一方がAに入る(他方は無視される)
      • 右辺カッコ内がプラスなら移入魅力の乗算補正、マイナスなら流出圧力の乗算補正が入る
  3. 全居住惑星(移民条約があれば他帝国の惑星も考慮する)の移住圧力を元に、移住速度を算出する
    • -0.95/月~+5.00/月 になる(成長と同じ単位)
    • 詳細な計算式は不明だが、銀河内の全惑星の合計値は0になる
    • 他惑星の状態次第では、移住圧力がプラスでも移民が流出する事もある(その逆もある)
  4. 移住速度に「移住によるPOPの流入」または「移住によるPOPの流出」の補正を加える
    • この補正後の値が惑星メニューに表示される数値
    • この補正後の値は、銀河内の全惑星の合計値が0になるとは限らない
      • 移住が帝国全体・銀河全体でのPOP数増減の要因になる
    • 種族特性「遊牧的」や「土着的」は、ここで作用する
  5. 補正後の移住速度をPOP成長値に加え、惑星のPOP成長速度とする
    • この数値がマイナスになった場合でも、成長速度が0になるだけで減少はしない
流入魅力
名称補正値備考
募集中の職業空き職業枠1につき+5
高い安定度安定度1%につき+0.4安定度が50%以上の場合のみ50%を超えた分に適用
新設の植民地※+100首都建造物をアップグレードしていないときに適用される
余剰の住居余剰1につき+25%
荒廃(軌道爆撃等)荒廃度1%につき-1%
占領中-50%領有者≠支配者
自由の避難所(国是)+50%
異種族間交配(アセンションパーク)+33%
美しい自然+25%
芸術記念碑の展示+50%芸術中立機構関連
贅沢品の配給+25%ディシジョン
リゾート惑星が存在+15%帝国内と他惑星がリゾート惑星だと適用
流刑地惑星+33%ディシジョン
フェロモン - 第3段階-75%移民流出入の双方を妨げる
パリダイダ+25%
大気消臭剤を展開+30%キャラバンの「ヴェングラル・トリウム」関連

※補正値に%が付いているものは、乗算で作用する。それ以外のものは加算で作用する。

 
流出圧力
名称補正値備考
失業職業枠不足1につき5実際の失業者数ではなく「求職者数 ー 職業枠数」
低い安定度安定度1%につき+2安定度が50%未満の場合のみ、50%に届かない分に適用
過密住居不足1につき50
新設の植民地※100/新設植民地以外の植民惑星数
人口抑制令+100ディシジョン
人口増加の抑制+100ディシジョン
土地収用+100%ディシジョン
フェロモン - 第3段階-75%移民流出入の双方を妨げる

※補正値に%が付いているものは、乗算で作用する。それ以外のものは加算で作用する。

 
移住によるPOPの流入
種類項目数値
国是賦役+15%
自由の避難所+15%
種族特性生来の星間旅行者+25%
遊牧的+15%
土着的-15%
布告機会を与えてくれる土地+25%
ディシジョン戒厳令-50%
ハンターキラードローン-50%
適合プロトコル-50%
大気消臭剤(トリウム)+10%
 
移住によるPOPの流出
種類項目数値
なし(MOD向けにパラメータだけ存在する)

POPの製造

ロボットと機械は、製造によって数を増やす。
POPの製造は移住による影響を受けない。

  • POPを製造する職業
    成長と異なり、製造に携わる職である「ロボット製造者」または「複製機器」に就いたPOPがいなければ、製造は一切行われない。また、これらの職業は維持費(POP製造費)として合金合金を消費する。
    創設種族がロボティクスでない帝国では「ロボット製造プラント」を建造しなければ職業枠を得られず、一切製造されない。機械系帝国では製造プラントなどの建造物とは別に、首都建造物からもPOP製造に携わる職業枠を得られる。

  • 製造の速度
    次式で1POPの製造に必要な期間を算出できる点は、成長も製造も変わらない。
    製造期間[月] = 必要な進捗/月間製造値   (端数切り上げ)
    「必要な進捗」は、数に応じた増加補正によって変動する。


    製造速度への補正一覧:
    種別名称補正量
    共通
    種族特性量産型+15%
    特注製-15%
    遺産分離されたコンティンジェンシー・コア(パッシブ効果)+100%
    資源枯渇鉱物不足-75%
    非ゲシュタルト帝国
    職業ロボット製造者+2
    アセンションパーク肉体は脆弱+10%
    機械知性
    職業複製機器+1
    国是高速複製機械+20%
    技術マイクロレプリケーター+10%
    自己組立式コンポーネント+10%
    伝統拡張-急速稼働プロトコル+10%

  • 製造対象となるテンプレートの選定基準
    特性ポイントの使用量が多いテンプレートが選ばれやすい。

  • 製造対象の指定
    成長とは異なり、政策に関係なく増加するテンプレートを指定できる。また、指定をしても製造速度は低下しない。
    製造対象のテンプレートが途中で切り替わることによる製造進捗へのペナルティは-10%であり、POP成長の場合(-50%)よりもずっと少ない。

  • 製造の停止
    ディシジョン「ロボット製造を停止」または「ドローン生産の停止」を制定することで、その惑星でのPOP製造を停止させることができる。
    また、POPを製造する職業枠の数をゼロにすることでも、製造は停止する。

生体POPの製造

建造物「クローンカプセル」「繁殖プール」「古代のクローン培養槽」または種族特性「出芽」などによって、生体種族の製造が可能になる。

 

製造スロットはロボティクス種族の製造と共有され、生体POPとロボティクスPOPはどちらかしか製造できない。
どちらのPOPも製造可能な場合、製造する種族を明示的に指定しない場合は、製造が終わるごとに次に製造する種族がランダムに選ばれる。

 

生体POPが製造中の場合、ロボティクスPOPに関する建造物や職業は何も効果を発揮しないが、それでも維持費は発生する。逆も同様。
統治形態が集合意識集合意識の場合、集合意識の特性を持った種族のPOPしか製造できない。
古代のクローン培養槽は、クローン兵および進化クローン兵しか製造できない。

ロジスティック成長による補正

惑星ごとのPOP数から発生するPOP成長速度への補正で、「惑星許容量」に応じて過疎や過密の状態ではPOPが成長しにくくなる (製造へは影響しない)。

惑星許容量

惑星許容量はその惑星の仮想的なPOP数の上限。惑星規模のツールチップに値が表示される。
値は以下の計算式で求まる。

惑星許容量 = 区域の建造余地数×惑星種別係数+住居の過不足数+POP数

惑星種別係数:

  • ガイア型・エキュメノポリス・集合意識惑星=6
  • 基本9種・リングワールド・遺物惑星=4
  • 死の惑星・機械惑星・軌道上居住地=3
 

ここから分かること:

  • 一般的に、規模が大きい惑星は許容量も大きい。
  • 障害物を撤去すると惑星許容量は増える (区域の建造余地が増えるので)。
  • 都市区域を建てると惑星許容量は増える (区域の余地は減るがそれ以上に住居が増える)。
    技術や伝統で都市区域1つからの住居供給量が増えると、惑星許容量はさらに増える。
  • 都市区域以外を建てると惑星許容量は減る (空き区域数由来の許容量は3~6減るのに対し、都市以外の区域は住居を2しか供給しないため)。
    ガイア型などでは顕著に減る (惑星種別係数の影響)。
  • 種族特性の付与や奴隷化などで1POPあたりの住居の消費量を減らすと、惑星許容量は増える。
  • 豪華な住居を建てても惑星許容量は増える。
  • エキュメノポリスとリングワールドは1区域から多くの住居が得られるので、惑星許容量が大きくなりやすい。

惑星許容量とPOP数から出る影響

惑星許容量およびその惑星の現在のPOP数から、以下の影響が発生する。

  • POP数が惑星許容量の半分よりずっと少ないと、POPの成長はあまり速くない (ボーナスが付かない)。
  • POP数が惑星許容量の半分に近いほど、POPの成長が速くなる (ボーナスが付く)。
  • POP数が惑星許容量に近づくと、POPの成長がほとんど止まる (ペナルティが付く)。
  • (POPの製造には何も影響しない。)
 

これらの補正には、以下の特徴がある。

  • POP数が同じなら、惑星許容量が大きいときのほうがボーナスは大きくなる。POP数の少ない惑星の許容量を意図的に減らしても成長は加速せず、むしろ減速する。
  • バランスの良さから発生するボーナスは、+1.5/月の上限がある (デフォルト設定の場合)。そのため、POP数が惑星許容量の半分より多くなっても、POPの成長は必ずしも遅くならない。
    たとえば、デフォルト設定では惑星許容量が100ならPOP数が50でも75でも成長速度は変わらない。
  • ニューゲーム設定の「ロジスティック成長の上限」を変更すると、ボーナスの上限を変更できる。
    x1.0にするとボーナスなし、x2.0にするとボーナスの上限が+3.0になる。デフォルトはx1.5 (上限が+1.5になる)。
 

ここから分かること:

  • 住居や建造物スロットが足りている場合でも都市区域を建造することで、POPの成長が加速することがある。
  • 強制移住などを使って特定の惑星ばかり繁栄させると、その惑星は過密によってPOPの成長が止まる。
    全ての惑星を満遍なく成長させたほうがPOPは増えやすい。ただし、首都建造物のアップグレードは遅くなる。

最適化

成長速度ボーナスの最大である+1.5を得られるPOP数は、以下のとおり (デフォルト設定の場合)。

惑星許容量POP数の範囲
40(+1.5にならない、
最大でもPOP数20のとき+0.38)
50(+1.5にならない、
最大でもPOP数25のとき+1.31)
6020-40
7018-52
8017-63
9016-74
10016-84

数に応じた増加補正

帝国の総POP数が多いほど、成長も製造も遅くなる。
(成長POPのアイコンのツールチップを見たときの「進捗状況」の分母が増える。)

 
POP完成に必要な進捗 = 100 + 総POP数 × 0.25

総POP数が40の場合は必要な進捗が110で、総POP数が280になると必要な進捗が170になる。
総POP数には、領内にいる知性化していない準知的POPの数も含まれる (トップバーの総POP数と一致しない)。

 

ニューゲーム設定の「数に応じた増加補正」を変更すると、係数 (計算式の×0.25の部分) を変更できる。

POPの詳細

pop_description.jpg

惑星画面の「人口」タブを開き、職業欄でPOPを選択すると、POP1体ごとの詳細な情報を確認できる (右図参照)。

上半分:

(左上) ポートレート
POPの外見。
(右上から順に) 種族名
このPOPの出身種族の名前。
居住性
この惑星におけるこのPOPの居住性
種族の特性
このPOPの出身種族が持つ特性のアイコン。ツールチップから、名前と効果を確認できる。
志向
このPOPが支持している志向。所属する派閥とは別。ツールチップから、このPOPが各志向に対して感じる魅力を百分率で確認できる。
詳細は支持する志向と派閥を参照。
「種族を表示」「権利を設定」ボタン
種族画面へのショートカットで、このPOPの種族にフォーカスする。
種族の権利
このPOPが持つ種族の権利。詳細は右記のリンク先を参照。市民権 | 生活水準 | 兵役 | 人口統制 | 入植権利 | 移民統制

下半分:

職業
このPOPが就業している職業の名前。ツールチップから、職業によって産出する資源などの種類と量を確認できる。
階級
このPOPの階級。主に職業によって決まるが、隷属ロボットや奴隷などの身分によって決まることもある。
ツールチップから、階級によって決まる住居・快適度・POP維持費 (ただし消費財を除く) の消費および交易価値の産出それぞれの基本量を確認できる。消費する消費財の量はここでなく「維持費」の欄に表示される。
派閥
このPOPが所属する派閥の名称。詳細は支持する志向と派閥を参照。
幸福度・政治力・犯罪 (逸脱性)・帝国規模・必要な住居・快適度使用量
このPOPが持つ幸福度政治力、このPOPから発生する犯罪 (逸脱性) 帝国規模、このPOPが消費する住居快適度の量。
ツールチップからそれぞれの量の内訳を確認できる。
生産物
このPOPが生産する資源などの量と種類。ツールチップから生産量の内訳と職業のカテゴリを確認できる。
維持費
このPOPが消費するPOP維持費職業維持費の量と種類。ツールチップから消費量の内訳を確認できる。

幸福度

幸福度とは、POPが現状にどれほど満足しているかを表すパラメータ。
支持する派閥の満足度の高さや社会保障の手厚さなどが原因で、幸福度は変動する。
幸福度はPOP支持率を介して安定度に影響を与え、結果的に資源や交易価値の産出量などに影響を与える。

 

「幸福度による影響を受けない」POPについて:
一部の特殊な種族特性を持つPOPは幸福度のパラメータを持たず、POP支持率 (ひいては安定度) に影響を与えない。この性質をゲーム内で「幸福度による影響を受けない」という。
POPから安定度への影響がないだけで、幸福度による影響を受けないPOPであっても安定度の高さから発生する影響 (資源産出量のボーナス) は受ける。

  • 該当する種族特性の一覧:
    • 機械仕掛け (政策「人工知能」が非合法でない場合の人工生命体を除く)
    • 集合意識
    • 機械
    • サイバネティック (ただし同化機械の場合のみ)
    • 神経ステープラー
    • 従順な家畜
    • ゾンビ
  • その他:
    犯罪の発生量を計算する場合や、幸福度による影響を受けないPOPしかいない惑星で安定度を計算する場合などでは、幸福度が50%として扱われる。
 

幸福度への補正の一覧 (網羅していない):

分類名称補正量備考
基本値50%
統治者特性人民の擁護者+10%
種族特性超能力者+5%
派閥派閥満足度:とても高い+10%所属する派閥の満足度が80%以上
派閥満足度:高い+5%所属する派閥の満足度が60~79%
派閥満足度:低い-10%所属する派閥の満足度が20~39%
派閥満足度:とても低い-40%所属する派閥の満足度が20%未満
種族権利権利と階級、並びに失業-50%+40%詳細は生活水準を参照
人口統制-10%人口統制が有効になっている
奴隷-40%-20%詳細は奴隷の種類を参照
浄化されている-1000%-20%詳細は浄化の種類を参照
布告栄養豊富な食事+5%生体POPのみ
国是理想主義の基盤+5%市民POPのみ
内向きの成熟+5%市民POPのみ
帝国補正樹木+5%スペシャルプロジェクト「樹木」の結果。
他にリーダーの寿命+20年の選択肢もある
快適度高い快適度/低い快適度-∞%+20%詳細は快適度の影響を参照
惑星種別ガイア型惑星+10%生体POPのみ
惑星補正敵対的な動物-5%
危険な天気-5%
不安定な地質構造-5%
放棄されたテラフォーミング計画-10%
しょっぱい+10%アノマリー研究からの一時的なボーナス
 

アップデート情報:

  • 2.2.0以降、居住性は幸福度に影響を与えなくなった。
  • 2.2.0以降、幸福度は直接は資源産出量には影響を及ぼさず、安定度を介して影響するようになった。詳細は安定度を参照

支持する志向と派閥

POPは1体ごとに、特定の志向を支持する。
そして支持する志向に基づいて派閥に所属し、派閥満足度に応じて幸福度へ補正を受ける。
また、志向魅力値に応じて、時間の経過と共にランダムに支持する志向を変更する。
特定の条件に当てはまるPOPは、派閥に参加しなかったり、志向を支持しない。

奴隷制度

特定種族のPOPを奴隷とすることで、維持費を節約する一方で資源の産出力を向上させることができる。

奴隷制度の使用条件

以下の全ての条件を満たす場合のみ、奴隷が使用可能である。

  • 権威主義狂信的な権威主義排他主義狂信的な排他主義ゲシュタルト意識のいずれかの志向を持ち、受容主義狂信的な受容主義の志向を持たない
  • 国是が「暴走する同化機械」「独善的な奉仕機械」や絶滅主義でない
  • 政策で奴隷を許可している
  • 帝国の第一種族でない (創設種族であっても、起源「混合進化」などで出現する第二種族は奴隷化できる)
  • ロボティクスPOPでない (市民権の無いロボティクスは「隷属」であって、奴隷ではない)
  • 調印国 (受容主義の覚醒帝国に従属した帝国) でない

特殊な国是による奴隷化では、条件が少し異なる。

奴隷制の効果

奴隷制からは以下の効果が発生する。ロボティクスPOPは奴隷に似た性質を多く持つが厳密には奴隷ではない。

  • メリット
    • 生産力の増大:
      デフォルトの奴隷種別である「市場奴隷」は資源産出にボーナスを持ち、それ以外にも伝統や総督の特性などによって、奴隷は産出する資源の量にボーナスが発生する。
      ただし奴隷特有の資源産出ボーナスは、奴隷が専門職専門家に就いている場合には効果を発揮しない。
    • 各種コストの低下:
      奴隷は通常のPOPに比べて、消費財、住居、快適度の使用量が少ない。また、強制移住のコストも少なく、統合力統合力を消費しない。
    • 政治力の低下:
      奴隷の政治力は小さいので、不幸であっても安定度をあまり下げない。
    • 奴隷の購入価格:
      政策「奴隷制」を許可に設定すると、禁止に設定した場合に比べて奴隷市場におけるPOPの購入価格が半分になる。
      受容主義系統の帝国は種族権利で奴隷を選択できないが、権威主義系統を併せ持っていれば政策を許可することだけはできる。

  • デメリット
    • 就業可能な職種の制限:
      奴隷は専門家専門家と統治者統治者の職に就業できない。「市場奴隷」以外の奴隷は専門家専門家の職業に部分的に就業できる。
      専門家以上の職業の需要が伸びている場面では、奴隷制度は使いにくくなる。
    • 惑星統治への悪影響:
      ほとんどの場合、奴隷の幸福度は非常に低くなる。政治力が極端に小さいために安定度への影響は限定的だが、犯罪は増えやすくなる。
      奴隷のいる惑星で安定度が低くなると、奴隷が反抗することがある。
    • 外交への影響:
      奴隷制度に否定的な帝国からは、外交感情にペナルティを受ける。特に、奴隷の種類が「家畜」「発電グリッドとの融合」だとペナルティが大きくなる。
    • 自動移住への影響:
      奴隷は、惑星建造物「奴隷処置施設」または星系基地建造物「輸送拠点」を建てないかぎり、自動移住しない。
    • 派閥から得られる統合力への悪影響:
      派閥から得られる統合力統合力の量は派閥満足度だけでなく、派閥の参加者数にも比例する。奴隷は派閥に参加できないので、奴隷制を採用すると派閥から得られる統合力の量は減る。
      統治志向が対立している他国から奪ったばかりのPOPは、仮に派閥に参加してもその満足度は低いので、奴隷化しても統合力にあまり影響しない。

派閥への影響

奴隷制度は、派閥満足度志向魅力値に影響を与える。

  • 派閥満足度
    • POPを奴隷化すると、権威主義権威主義派閥の派閥満足度が上昇する。
  • 志向魅力値
    • 同じ惑星上で奴隷POPと暮らしている奴隷でないPOPは、権威主義権威主義への魅力が高くなる。
    • 奴隷化されたPOPは、平等主義平等主義への魅力が高くなる。
    • 創設種族が他国で奴隷化されていると、帝国全体で排他主義排他主義の魅力が高くなり受容主義受容主義の魅力が低くなる。
    • 同じ惑星上で他種族の奴隷POPと暮らしているPOPは、排他主義排他主義への魅力が高くなる。

特殊な国是による奴隷化

国是「奴隷ギルド」「年季奉公制」を採用すると、市民権が「完全市民権」「居住権」であるPOPの35%が奴隷になる。
国是による奴隷化は、以下の特徴を持つ。

  • 志向が受容主義系統受容主義狂信的な受容主義であっても有効。
  • 第一種族のPOPであっても奴隷化の対象となる。他種族のPOPを手に入れる必要なく奴隷制度の恩恵を受けられる。
  • 惑星ごとに35%のPOPが奴隷化されるので、強制移住などを使っても奴隷ばかりの惑星や奴隷のいない惑星にすることはできない。
  • 種族権利が奴隷のPOPは、奴隷の割合の計算に含まれない。奴隷種族のPOPを増やすことで、創設種族を全員奴隷でなくすようなことはできない。
  • 種族権利でなく国是の効果で奴隷になったPOPは、奴隷の種類を「家畜」にしても家畜の職には就けず、通常の職に就く。

奴隷の種類

DLC「ユートピア」を導入している場合、奴隷にバリエーションが発生する。種族権利で選択した奴隷の種類により、奴隷特有の補正に変化が生じる。
志向がゲシュタルト意識ゲシュタルト意識の場合は、通常の職業枠に就業できない特殊な奴隷しか使用できない。
詳細は奴隷の種類を参照。

ロボット

ロボットは人工的に製造されるPOP。

ロボットの製造方法

帝国の統治形態が集合意識集合意識の場合、ロボットは製造できない。
帝国の統治形態が機械知性機械知性の場合、ロボットではなく機械POPを製造できる。

 

ロボットは以下の手順で製造する。

  1. 工学Engineering_Research.pngのテクノロジー「人工労働力」を研究する
    起源「機械主義」または統治形態「機械知性」を採用している場合は、研究の必要がない。
    人工労働力のテクノロジーは強化外骨格のテクノロジーを研究するまで、選択肢に出現しない。
  2. 政策「ロボット労働者」を合法にする
  3. 惑星上に建造物「ロボット製造プラント」を建造する
    ロボット製造プラントは、ロボット製造者の職業枠を提供する。各惑星に一つまでしか建造できない。
    機械知性の場合は惑星の首都建造物から同様の職業枠が提供されるので特別な建造物は必要ないが、「機械製造プラント」を建造すると職業枠が増えるので、POP製造を加速できる。
  4. POPをロボット製造者の職に就けさせる
    これにより、ロボットの製造が開始される。ロボット製造者は職業維持費(ロボット製造コスト)として合金合金を消費する。

ロボットの特徴

ロボットは以下の点で有機生命POPと異なる。

  • ロボットの製造は、有機生命POPの成長とは別枠で行われる
  • POPの維持費として食料1の代わりにエネルギー通貨1を毎月消費する
  • 幸福度の影響を受けない
  • 派閥に参加しない
  • 住居と快適度の使用量が有機生命体の半分で、さらに消費財を必要としない
  • 犯罪を発生させない
  • 労働者労働者の職にしか就けない
  • 特性の体系が異なっており、ロボット固有の特性を持つ
  • 政策で強制移住が禁止されている場合でも強制移住できる
  • 自動移住ができない (奴隷と同様に、奴隷処置施設などがある場合のみ可能になる)
  • 作りすぎたロボットは解体できる。ロボットの解体は浄化には該当しないので、政策による制約を受けない

ドロイド

テクノロジー「人工専門家」を研究するとロボットの性能が強化され、以下の変化が発生する。
これらの変化は人工専門家の研究が完了すると即座に効果を発揮する。

  • コロニー船に乗せて入植できるようになる
    種族権利で入植を許可する必要がある。

  • 就業可能な職種が拡大する
    全ての労働者労働者職と、専門家専門家職に就業できる。
    ただし、人工知能政策が非合法の場合は、複雑な職業 (研究者・文化人・司祭・官僚) には就けない。

  • 追加可能な特性の種類が増える
    ただし、人工知能政策が非合法の場合は、ロボットと変わらない。

  • 地上軍を編成できるようになる
    種族権利で兵役を許可する必要がある。

人工生命体

テクノロジー「人工監理官」を研究するとロボットの資源産出が一律で+10%され、政策「人工知能」によって以下の変化が発生する。

  • 人工知能政策が「非合法」の場合
    • ドロイドとほとんど変わらない。
    • 機械の反乱危機の発生条件への影響のみが異なる。
  • 人工知能政策が「隷属」の場合
    • 犯罪を発生させるようになる
    • 機械の反乱を起こす事がある
  • 人工知能政策が「市民権」の場合
    • 多くの点で有機生命体と同等の性質を持つようになる
      • 統治者統治者職を含むあらゆる職業に就業可能になる
      • 階級が下の職種へ移るのに、待ち時間が発生するようになる
      • 幸福度の影響を受けるようになる
      • 派閥に参加するようになる
      • 犯罪を発生させるようになる
      • 有機生命体と同等の住居・快適度・消費財を使用するようになる
      • 政策で有機生命体の強制移住を禁止している場合、人工生命体も強制移住ができなくなる
      • 自動移住が可能になる (奴隷処置施設などが不要になる)。人工生命体は種族権利「移民統制」を無効にできないが、それでも市民権があれば自動移住は発生する。
    • テクノロジー「人工自我」を研究すると、リーダー候補を出すようになる
    • 解体できなくなる
    • 機械の反乱を起こさない

ロボットが就業可能な職業の一覧

分類人工知能政策労働者労働者専門家専門家統治者統治者
右記以外研究者・官僚
文化人・司祭
ロボット×××
ドロイド非合法××
隷属・市民権×
人工生命体非合法××
隷属×
市民権

ロボットのメリット

  • 居住性
    適性の合わない気候であっても居住性が50%あり、新しく製造するPOPに自由な種族テンプレートを使用できるので平均的な居住性が高く、低い居住性からのペナルティを受けにくい。
    最低居住性+50%の性質も持つので、死の惑星であっても居住性が比較的高い。
  • POPの増加速度
    ロボットは有機生命体とは別枠で増加するため、帝国全体でのPOPの増加速度が大きく伸びる。
  • 維持費
    消費財を必要とせず、住居や快適度も通常の50%しか必要としない。
    完全市民権を与えた人工生命体に限っては通常の有機POP並みのコストがかかるが、それでも居住性のペナルティを受けることが無いぶんだけ使用量が少ない。
  • 資源の産出
    有機POPよりも、専門職の資源産出にボーナスを得る手段が多い。

強制移住

強制移住とは、帝国の意思でPOPを惑星間で移動させること。
強制移住を実行するには惑星の強制移住ボタンを押してメニューを開き、移転先・移転元の惑星と移住させるPOPを選択する。

  • 制約
    事前に政策で強制移住が許可されている必要がある。
    爆発寸前の母星からの避難や、隷属ロボットの強制移住は、政策の制約を受けない。
    強制移住で犯罪者を減らすことはできない。
    カルチャーショックの発生している惑星からの強制移住は、第一種族と隷属ロボットしかできない。
    特性「自己改造」を持った種族のPOPは強制移住できない。
    軌道爆撃を受けている惑星と占領状態の惑星では、強制移住できない。
  • コスト
    強制移住はコストとしてエネルギー通貨エネルギー通貨と統合力統合力を消費し、基本消費量はPOPの階級に応じて以下のように変わる。
    最後のPOPを強制移住して植民地を放棄する場合、追加で影響力影響力200を消費する。

基本コストの一覧:

分類階級コスト
エネルギー通貨統合力
非ゲシュタルト帝国Pop_cat_ruler.png統治者50050
Pop_cat_specialist.png専門家25025
Pop_cat_worker.png労働者10010
Pop_cat_slave.png使役ロボット1000
ゲシュタルト帝国Pop_cat_complex_drone.png複雑ドローン10010
Pop_cat_simple_drone.png雑役ドローン10010
Pop_cat_bio_trophy.pngバイオトロフィー10025
共通Pop_cat_slave.png奴隷500
浄化または同化の対象1000
 

コストへの補正の一覧:

分類名称補正量備考
国是賦役
包摂意志
無線アップデート
統合力のみ-100%バイオトロフィーには適用されない
伝統適応-割り当て-33%
多様性-代理運用-33%
種族特性遊牧的-25%
土着的+25%
生来の星間旅行者-25%準知的生命体限定
布告避難命令-50%起源「終末の日」に関連
難易度ボーナス難易度に依存難易度によって、AI帝国でコストが一部免除される。ニューゲーム#難易度を参照

自動移住

自動移住とは、失業したPOPが職業枠の空いている他の惑星に自ら移動すること。
強制移住とは異なりコストは発生しないが、どの惑星に向かっていつ移住するかは制御できない。
同じ惑星上に自動移住できる条件を満たしたPOPが多いほど、惑星あたりの発生率は高くなる。1POPあたりの基本発生率は毎月5%。惑星あたりの発生率は、惑星画面右上にある失業者数のアイコンのツールチップで確認できる。
空き職業枠のほかに、住居や居住性も十分でないと移住先には選ばれない。

 

種族権利「移民統制」が有効な種族のPOPは、自動移住できない。
奴隷や隷属ロボットは自動移住しないが、惑星上に建造物「奴隷処置施設」を建てると自動移住するようになる。ただし、自動移住する確率は半分になる。別の手段として、星系基地に「輸送拠点」を建てても、自動移住するようになる。
入植したばかりの惑星からは5年間、自動移住しない (軌道上居住地の最初のPOPなどが逃げないようにするための処置)。

 

以下の要素は、自動移住の確率に影響する。

種別名称補正量
建造物奴隷処置施設-50%
星系基地建造物輸送拠点+100%
布告個よりも重要なもの+200%

アウトライナー上で失業者を表すカバンのアイコンは色に意味があり、自動移住できるPOPはオレンジ色、できないPOPは赤で表示される。

浄化

浄化とは、何らかの手段でPOPの存在を帝国から抹消すること。
浄化手段にはいくつかの種類があり、POPの減少する速度や効果が変化する。詳細は種族の権利#浄化の種類を参照。
種類にもよるが、浄化の実施は外交態度に影響を与える。詳細は、外交補正値を参照。
政策で浄化が禁止されている場合は、浄化できない。その他の条件は、種族の権利#市民権を参照。
市民権の無いロボティクスPOPを解体することは浄化によく似ているが、浄化には該当しない。つまり、浄化政策の制約を受けず、他国や平等主義派閥から非難を受けることもない。ゲシュタルト意識帝国のPOPが統治形態の異なる帝国に囚われたときに自滅するのも、浄化には該当しない。

 

浄化中は毎月進捗が蓄積し、進捗が100になると1POPが消滅する。進捗の様子は、惑星の人口タブで確認できる。
浄化の進捗は惑星ごとに独立しており、浄化対象を強制移住で複数の惑星に分散させると、早く終わる。
逆に、POPを一つの惑星に集中させると、浄化はゆっくり進行する。これを利用して、強制労働などから得られる資源の量を増やすことができる。
(強制退去を除いて)浄化中のPOPは維持費・住居・快適度を消費しないので、奴隷以上にコストの安い労働力として利用できる。政治力も持たないので、どんなに不幸でも安定度を下げない。ただし、犯罪だけは大量に発生させる。

 

操作方法:

  1. 政策で浄化を「強制退去限定」もしくは「許可」に設定する
  2. 種族の権利#市民権で浄化したい種族の市民権を「不適格」に設定する
  3. 浄化政策が「許可」の場合、種族の権利の「浄化の種類」で採用する浄化の種類を選択する

同化

他国から来たPOPを同化することで、自国の性質に合った種族特性を付与できる。

  • 同化の種類
    名称効果条件
    意識分離集合意識種族から特性「集合意識」を削除し、通常の有機種族に変化させる志向がゲシュタルト意識ゲシュタルト意識でない
    伝統「遺伝学-意識分離」
    自己同一性の昇華有機種族に特性「集合意識」を付与する
    ドローンの職業に就業できるようになる
    特性「超能力者」「潜在的超能力者」は失われる
    統治形態が集合意識集合意識である
    伝統「遺伝学-意識分離」
    有機種族に特性「サイバネティック」を付与する
    集合意識帝国の場合は、特性「集合意識」も付与する
    ドローンの職業に就業できるようになる
    特性「超能力者」「潜在的超能力者」は失われる
    いずれか:
    ・国是が「暴走する同化機械」である
    ・伝統「サイバネティクス-機械への変質」を持った集合意識である
    機械への変質他種族 (有機・ロボット) を人工生命体に変化させて第一種族に取り込む
    元の特性は失い、第一種族の特性を得る
    スペシャルプロジェクト「人工生命への進化」が完了している
    第一種族以外のロボティクスPOPを第一種族に取り込む
    元の特性は失い、第一種族の特性を得る
    人工生命体ツリーを採用した機械知性である
    有機種族に特性「サイバネティック」を付与する
    特性「超能力者」「潜在的超能力者」は失われる
    志向がゲシュタルト意識ゲシュタルト意識でない
    伝統「サイバネティック-機械への変質」
    才能覚醒有機種族に特性「超能力者」を付与する
    特性「サイバネティック」は失われる
    伝統「超能力-大覚醒」

  • 同化を開始する方法
    同化を開始するには、種族の権利で市民権を「同化」に変更する。

  • 同化中のPOPへの影響
    同化中のPOPには、以下の影響が発生する。
    • あらゆる職業に就業できない。ただし、失業者としてはカウントされない。
    • POP維持費は発生するが、消費財消費財は必要としない。住居と快適度も消費しない。
    • 幸福度にペナルティを受ける。ペナルティ量は種族の権利#生活水準を参照。
      ただし、政治力に-100%の補正を受けるので安定度は下げない。また、犯罪も発生させない。
    • 派閥へ参加しない。

  • 同化の進行
    同化対象に指定されたPOPは毎年1月1日に各惑星で数POP (数はランダムに3,6,12のいずれか) が同化完了し、新しい特性を獲得する。
    一つの惑星に大量の同化対象POPがいると完了するまでに時間がかかるが、強制移住で各惑星に数POPずつ分散させれば早ければ1年で完了する。
    同化の開始を12月にすると悪影響の期間を最小限にできる。

難民

何らかの事情で住んでいた惑星を追われたPOPは、難民となって他の惑星に辿り着くことがある。
難民が発生する要因は以下のとおり。

 

難民の到着は、政策の影響を受ける。
難民の到着先には、居住性や住居の余裕などを基準に環境のよい惑星が選ばれやすい。
市民権に「不適格」が設定されることになる帝国は、到着先に選ばれない。
種族特性「集合意識」「神経ステープラー」「ゾンビ」を持ったPOPは、難民にならない。

 

難民には10年間、幸福度+10%の補正が発生する。
原因が危機の場合を除き、難民の到着先の帝国は、出発元の帝国への情報値を+10得る。

コメント

  • 流入魅力はあればつよいくらいの認識だったけど、先日のプレイで2400年のデータしっかりみたら、まあ20の入植地すべてが流入魅力+20だったんだけど、各惑星のpop成長の進捗に、低いところで+3、+5くらいが最多で、一番大きいところは+13とかあって、基本にロジティクスで4.5にゲノムマッピングやあれこれで7くらいに13足されて毎月の成長進捗が20とかなってた。ていうか全体的に1.5倍くらい加速しているというのか。吸われてる他国は南無だが -- 2024-04-15 (月) 20:35:17
    • 遊牧的でその+13が15%upすることを考えたら素早い繫殖者の基本値3の+10%がいかにゴミかは分かるはずなんだけどね。2ポイント消費で+0.3の効果しかない素早い繫殖者より遊牧的が上回るには流入魅力での進捗+2以上を維持するだけでいい。言うほど簡単ではないけど、それが維持できるのなら圧倒的に遊牧的が有利だし、そもそも1ポイント消費なので。まぁ移民協定で他国から吸うの前提だし(じゃないとあまり意味がない)初心者向けではないけど、流入魅力の強さを軽視してる人多すぎやね -- 2024-05-04 (土) 12:51:55
      • 他種族入りだすと素早い繁殖者効いてたり効いてなかったりもありますからね -- 2024-05-04 (土) 13:01:37
      • まず移民条約締結相手のさらに他国との外交関係次第で使えない種族特性しか持ってない帝国規模圧迫要員が来るのが嫌 次に、サイボーグやら超能力者やらになってるとPOPが増える度にさらに同化と特性調整が必要な面倒くさい移民なのも嫌だし、到底適応できない惑星に無理やり移ろうとして居住性の低さで全然増えないクソ移民化することもあるから嫌 というかそんなに他国のPOPが欲しいなら戦争で惑星ごと奪えばいいんだよ上等だろ? ちなみに、降級目的の失業者が自動移住でろくに適応もできない惑星に勝手に移り住んでしまい、再度強制移住させてから降級までやり直す羽目になった事が幾度となくあったのでうちの帝国は創設種族も含めて全種族移住制限です  -- 2024-06-08 (土) 12:00:21
      • ↑だいぶ遅レスになるが、デフォルト権利を「人口統制あり」にしとけば他国popは発生せずに成長ボーナスだけを受け取れるぞ。 -- 2024-08-18 (日) 13:55:15
  • 平和や受容に慣れすぎて惑星の快適度プラマイゼロ付近を目安にしていたけれど、幸福度や安定度からするとプラス側にpopの人口と同じくらいある状態が幸福度+20%でベストなんだよな。と最近どうも不安定で産出がぱっとしない理由を探してみた。 -- 2024-05-17 (金) 17:49:46
    • えっと高い快適度の補正が惑星popに対して一律につくのだから、pop支持率からくる安定度への効果は結局一律…? -- 2024-05-17 (金) 17:55:16
  • 人工生命体の同化は有機にも機械にも通るから隙がないなと思っていたけれど、集合意識は同化できなかった。あれは有機体じゃないのか、集合意識が有機体でなくなったのか? -- 2024-06-25 (火) 14:55:41
    • 集合意識は集合意識という特殊な生き物なので意識からの分離ができないと勝手に死ぬ(ゲーム上は駆除浄化)のだ。遺伝子ルートなら意識から分離して個人主義生体種族POPにできる(逆に遺伝子ルートの集合意識は個人主義生体種族POPを集合意識に取り込める、見かけ上は異種族が完全市民権持ってるみたくなるけど)。 -- 2024-06-25 (火) 15:19:00
      • 神経チップにはできるみたいで焦った -- 2024-06-25 (火) 15:39:46
      • 集合意識のデフォルトがシナプスサービスで旋盤に送られる。40popで安定していた旋盤で浄化が起こる、しかも対象が集合意識popでなくて原住popのほう。原住pop浄化されて40popになることで集合意識popが生存し続ける…? -- 2024-06-25 (火) 15:52:16
      • 毎回入れていた自作絶滅主義集合意識帝国、ラスボスにしたかったんだが最近は神経チップ要員になって困惑してる。ちなみにサイバネルートでも同化で集合意識POPを独立させられたと思うぞ -- 2024-06-25 (火) 17:14:25
      • そういや集合意識がサイバネとれるようになってからサイバネにも意識分離や統合ができるようになってましたわね -- 2024-06-25 (火) 17:36:28
  • 有機からの人工生命体…pop維持費-25%/調和の伝統…pop維持費-10%/高耐久…pop維持費-10%/布告…リサイクル活動…pop消費財維持費-10%/役人の顧問…pop維持費-5%×最大4。合計消費財以外-65%消費財-75%…人工生命体+ユートピアの豊かさで1popあたりEN0.35消費財0.25…国是の環境論者や共同体使えばもっと下げれるけど階級からの交易価値での自炊ラインは十分見えた。リゾートで+60%して0.8の商業や受容主義や安定度で30%以上 -- 2024-07-11 (木) 10:51:55
    • 階級からの交易価値と、商業や受容や安定度での交易価値は乗算だから0.8+30%なら1.04。消費者の利益でエネルギー0.5と消費財0.26に分けると…popが増えれば増えるだけ儲かる -- 2024-07-11 (木) 10:57:13
      • まあ…60以上最大70popリゾート員できるのはゼナだけなんですけどね -- 2024-07-11 (木) 11:08:49
      • まあまて、海の楽園起源の母星に水力中心と自然への精通でサイズ35だぞ。首都移転すれば確定で巨大リゾート惑星が手に入る。いったいどこを目指してるプレイになるんだこれ。 -- 2024-07-11 (木) 11:16:31
      • おお!目標?単純に人工生命体だと pop維持費に住居に快適度どれもとことん下げれるから効率化かな…?住居0.2でリングに10区域と11スロ研究所とかにしつつ必要な快適度0なら幸福度ボーナス20%で自炊もできるなら人口ふえてもエネルギーや消費財は職業で増やした分しかいらないとか -- 2024-07-11 (木) 11:24:18
      • あとなんか愉しい -- 2024-07-11 (木) 11:26:34
      • ゼナってなんです? -- 2024-07-11 (木) 14:18:18
      • ゼヤの間違いかな? アジラッシュにあるサイズ40のガイア型惑星 -- 2024-07-11 (木) 14:23:41
      • あれですか。フォームレスは従属時のボーナスが巨大すぎて直接領有は外れ枠だからな…。まあナノマシンスウォーマーしか造らないからエネルギー兵器もシールドも通貨も要らんと決めた時とかは試していいかも。 -- 2024-07-11 (木) 14:35:13
      • ナノテクの人工生命体だとpop維持費が下がりきらないです -- 2024-07-11 (木) 15:14:35
      • そうですか。ルミナリウム捨てるほどの意義はほぼすべての局面でなさそうですね。 -- 2024-07-11 (木) 16:09:47
  • 最近ロボットを浄化した記憶がないんだけど、機械知性から切り離されたロボットや人工生命体は勝手に個人主義機械になる? -- 2024-08-17 (土) 17:32:58
    • マシンエイジ以降はそうですね -- 2024-08-17 (土) 18:27:39
      • 特性「集合意識」的な機械知性を紐付けするパラメータがないからか… -- 2024-08-17 (土) 19:00:13
      • 機械知性のドローンにも人間の精神を単独で再現できるレベルの電子回路が最初から積まれてるのかとか、謎は尽きませんね。 -- 2024-08-17 (土) 20:05:58
      • どっちかというと個人主義機械の方に専用特性がある方が自然かなって気はする。機械知性のロボットと一般帝国の一般隷属ロボットに大きな違いはないだろう -- 2024-08-19 (月) 10:01:47
      • このゲーム的には有機帝国のロボットの自我の程度は技術と権利でかなり細かく分かれるので、機械知性の方に専用特性付ける方がやりやすいですね。 -- 2024-08-19 (月) 23:28:28
  • Ver2.2.7って書いてるから仕方のない事だろうけど、ここの移住と流出流入、ごっちゃになっているよね。 -- 2024-09-14 (土) 23:52:53
  • 最近は3000pop越えたあたりからロボット工場閉鎖したりして人工増加に抑制かけがち。多すぎてももてあますんだなって -- 2024-09-25 (水) 07:50:19
  • 去勢って浄化に時間かかる分反乱の危険度高くなるからあんまよくないな。だったら強制退去で他国に押し付けたほうがまし -- 2024-10-02 (水) 16:13:03
  • 同化中のpopは失業者にカウントされない、政治力-100、住居、快適度がいらないって性質は凄い便利よな。例えば戦争で500pop拐って、全部首都に強制移住させて、落ち着いてから職の空いてる入植地なり、新しく作る入植地に振り分けていって問題ないわけだ。同化は惑星ごとに毎年最大6popなんで散らさなければ同化中のまま止めておける。食料とか基本的なpop維持費はいるけれども -- 2024-10-11 (金) 07:00:53
  • POP製造進捗って1を超えていて、今月あとすこしの場合、翌月ちゃんと2pop生成される? -- 2025-01-31 (金) 02:08:40
    • 119.0/120.0(+10.5/月)とか表示されているでしょう?翌月に1POPと9.5/120.2(+10,5/月)ってなるだけかと -- 2025-01-31 (金) 02:20:44
    • 1を超えるってもしかしてこんな感じ?0/120.0(+240.0/月) -- 2025-01-31 (金) 02:24:37
      • そう。リングでアセンションあげてロボット製造施設置きまくってもし超えたらどういう処理になるのかなって。 -- 2025-01-31 (金) 04:44:35
      • 特殊すぎるから鉄人オフでスタートしてコンソールコマンド開いて「Instant Move」~「Instant Colony」までチェック入れて「rta」「rr」。研究と資源MAXになって高速で探索建造入植やってくれるから隣の星系でも探索してリング建てて入植して、「grow_pops 数量」か「build_pops 数量」で適当に増やして試してどうぞ。途中で資源切れたら再度「rr」。他のパラ弄りたいならコンソールコマンドのページで -- 2025-01-31 (金) 05:19:25
      • 初期設定で数に応じた増加補正0にしておかないと2/1の状態を観測できる期間はあんまりないかもね -- 2025-01-31 (金) 05:37:05
    • 実プレイで検証してみた。モジュール式ルートで製造能力562まであげてpop製造進捗の分母が381。移住先が無いように他入植地の職業枠を満杯にした状態でたまに2pop生成された。 -- 2025-01-31 (金) 15:56:29