銀河には稀にユニークな星系が生成されることがある。これらは1つの銀河に1つしか存在せず、固有のイベントやアノマリーを発見することができる。
概要
ほとんどの星系は一定の規則に従ってランダムに生成されるが、ごく一部の星系に限りあらかじめ用意された設定に従って生成される。この頁ではそのような星系をユニークな星系として説明する。
ただし、ユニークな星系であっても全ての要素が設定済みとは限らず、あらかじめ設定されていない要素に関しては通常の星系と同様のランダム性を持つ。
例えば、惑星の特性や補正、天体上の埋蔵資源といった要素などは、用意された設定と両立するものに限りユニーク星系においてもランダムで決まる。
テラフォーミング候補の補正もランダムに決定される対象であるため、この頁に記載された星系も実際のプレイでは特に記述のない惑星へ入植できるようになっている可能性がある。
非常に出現しやすい星系
以下のユニーク星系は非常に出現しやすく、銀河のサイズが極小でもないかぎり、ほぼ確実に出現する。
いずれもDLCを必要としない。
ハウアー
氷結惑星「スィプジュート」の上に考古学調査地点「決して忘れない」を持つ。
第3惑星「パイイール」の軌道上に、謎の構造物「タンホイザー・ゲート」と古代の採掘ドローンが3体、出現する。
ヒロス
ウブメという一隻の幽霊船が星系内を徘徊している。ファーストコンタクトでは海賊船として扱われるが、中立で無力。
ツンドラ型の第三惑星上にアノマリー「奇妙なデブリ」(レベル3) が出現する。研究するとスペシャルプロジェクト「“幽霊船”の調査」(要360日) が発生する。
スペシャルプロジェクトを研究すると、物理学研究力を得られる。
第一種族が超能力を持っている場合にはイベントに続きが発生し、さらに物理学研究力を得られる。
クレンダース
古代の採掘ドローンに所属する、敵対的な駆逐艦1隻 (軍事力100程度) と採掘ステーション (無力) が存在する。
オルヴァール
惑星「ムーラ=スレットゥ」に考古学調査地点「乾燥」が存在する。
星系内を徘徊するティヤンキの艦隊「放牧されしティヤンキ」が存在する。
星系内に星雲のような赤茶色のモヤがかかっているが、このエフェクトは星雲とは必ずしも関係しない。
ウェンクウォート
惑星規模19のガイア型惑星「ウェンクウォート・アルテム」を持つ。
ウェンクウォート・アルテムの上にはアノマリー「絵に描いたような庭園」が出現する。
「絵に描いたような庭園」を研究するとウェンクウォート・アルテムに惑星補正「ウェンクウォートの庭園」が出現し、右記の効果を持つ:文化人の資源産出+20%、研究者の資源産出+10%。
また、惑星「レールレイト」の軌道上に園芸ドローン艦隊とスペシャルプロジェクト「簡潔と静寂の美」が出現する。
園芸ドローンは出現した瞬間だけ敵対状態だが、時間を進めると中立状態になり、ウェンクウォート内を巡回する。
スペシャルプロジェクトを研究するとレールレイトに対して埋蔵資源+4と惑星補正「禅庭惑星」(幸福度+3%、職業維持費-15%) が出現する。
レールレイトの惑星種別は不毛の惑星だが、テラフォーミング可能。
ウェンクウォート・アルテムの上に入植を始めると、ウェンクウォートの管理者から通信が入り、環境保護を要請される。
- 「指示に従おう。どうすればいい?」を選択した場合:
ウェンクウォート・アルテムに惑星補正「ウェンクウォートの管理機械」が発生し、以下の効果を持つ。(前述した「ウェンクウォートの庭園」は消えずに残るので、効果は累積する。)- 文化人の資源産出+40%、研究者の資源産出+20%。
- 職人の産出-30%、鉱山労働者および戦略資源採集職の資源産出-70%、ガス精製技師の資源産出-70%。
- ディシジョン「アーコロジー計画」で、惑星をエキュメノポリス化できなくなる。
- 「馬鹿馬鹿しい。我々は自由に開発を進める。」を選択した場合:
いったん通信が打ち切られるが20日後に再度通信が入り、最後の警告が発せられる。- 「お前の言う条例に従うよ。」を選択した場合:
ウェンクウォート・アルテムに惑星補正「ウェンクウォートの管理機械」が発生する。効果は前述のパターンの場合と同じ。 - 「総員配置!」を選択した場合:
巡洋艦9隻の艦隊「庭園の番人」が出現し、園芸ドローンと共に敵対する。
庭園の番人を迎撃しなかった場合、星系基地が攻撃を受ける以外は単にウェンクウォート・アルテムの軌道上に居座るだけで、特に何もしない。
- 「お前の言う条例に従うよ。」を選択した場合:
ウボグリールト
プレスリンのような外見をした敵対的な宇宙生物「イナゴの大群」が存在する。
第4惑星「ウボグリールト IV」の軌道上に、居住に適した (だが非常に小さい) 衛星が3つある。
衛星名 | 惑星規模 | 惑星種別 | 特徴 |
ウボグリールト IVa | 3~5 | 不毛な惑星 | テラフォーミング候補 |
ウボグリールト IVb | 5~7 | ガイア型惑星 | 惑星補正「新生イナゴ」(流入魅力-25%、幸福度-10%、防衛軍耐久度+15%、軌道爆撃ダメージ-15%) を持つ |
ウボグリールト IVc | 4~6 | 不毛な惑星 | テラフォーミング候補 |
確率で出現する星系
以下の星系は確率で出現する。出現する確率は銀河のサイズによって変動し、サイズごとの出現率[%]は以下のとおり。
星系の名称 | 銀河のサイズ | 備考 | ||||
極小 | 小 | 中 | 大 | 極大 | ||
ポラリス | 10 | 20 | 30 | 40 | 50 | |
(ザナーム) | 6 | 12 | 18 | 24 | 30 | 「ザナーム」は惑星の名称。星系の名称はランダム。 |
パルヴァス | 6 | 12 | 18 | 24 | 30 | |
聖域 | 4 | 8 | 12 | 16 | 20 | |
(シャラーシュ) | 6 | 12 | 18 | 24 | 30 | 「シャラーシュ」は惑星の名称。星系の名称はランダム。 左記の数値は銀河のサイズに応じた補正量であり、実際の出現率はもっと低い。 |
ソル | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 | ソル星系 (太陽系) を母星系とする帝国がはじめから存在する場合は、出現しない。 |
トラピスト | 20 | 40 | 60 | 80 | 100 |
ポラリス
ポラリス星系は、サイズ23の海洋型惑星を持つ星系。特有の惑星特性を持つ。
惑星の近くには、「ポラリス自動化艦隊」という名の、7隻の駆逐艦から構成される戦力値約3Kの敵艦が出現する。艦隊態勢は受動的で、星系に入っても近づかなければ攻撃を受けない。撃破後は、惑星は普通の居住可能惑星として使用可能。
恒星は銀河系に実在する。ポラリスと北極星は、意味が異なる (説明)。
ザナーム
ザナームは星系内の惑星の名であり、星系自体の名前はランダム。
センサーが届く範囲まで近づかないと存在を認識できない特徴を持つ。
惑星「ザナーム」とそれを守護する艦隊「ザナームの守護者」が必ず出現する。
ザナームは惑星規模25のガイア型惑星で、希少な惑星特性「ザナームの谷」(職業による産出:+30%)を持っている。
ザナームの守護者は24隻の駆逐艦で構成される艦隊で、ザナームに接近しようとする艦船を攻撃する。
パルヴァス
パルヴァス星系は、レベル6のアノマリー「放棄された砂漠」を持つサイズ22の砂漠型惑星を持つ星系。このアノマリーを研究すると、砂漠型惑星に「ナノマシン群」の惑星特性が付与され、居住性と幸福度が0%になる。
スペシャルプロジェクト(要300日)を研究すると、3つの選択肢が示される:
- 研究する:物理学研究「管理AI」の研究選択肢を獲得する。研究済みの場合は、「管理AI」の研究に必要な量と同等の物理学研究を得る。
- 殺害する:戦力値2K以上の艦隊を使用して、惑星に軌道爆撃を行う。「ナノマシン群」の惑星特性が削除され、「ナノマシン群の残骸」の惑星特性が付与される。
- 飼いならす:「自己進化論理」の研究が完了している場合、スペシャルプロジェクト(要300日)が発生する。プロジェクトが完了すると、惑星上のすべての障害物が除去されるほか、自動的に第一種族の好む惑星へテラフォーミングされ、さらに惑星特性「飼いならされたナノマシン群」が付与される。
聖域
完成した無傷のリングワールドを持つ星系。
リングワールドには前FTL文明 を持つ4つの種族が住んでおり、各々の文明レベルはゲーム開始時点だと蒸気時代以前となる。
この4種族は居住特性が「好リング性」となっているため、標準的な惑星9種では居住性が0%になってしまう。
この星系は合計40Kの軍事力を持つ要塞群に守られている。
要塞群は星系中央に密集しており、少ない戦力で各個撃破するような戦術は成立しない。
武装は主力である中核級要塞が実体弾を、その他の要塞がレーザーを使い、Lサイズが主力でMサイズと対空砲も持つ。
回避が全てゼロなので、大型兵器からの攻撃に弱い。防御は装甲とシールドが半々。
銀河系に実在する星系
我々が住む銀河系 (天の川銀河) に実在する星系のうちいくつかが、ゲーム中に登場する。
ソル
ソル星系 (太陽系) は、それを母星系とする帝国が存在しない場合でも、空白星系としてランダムに出現する。
- ソルIII (地球)
この星系の第三惑星「ソルIII」は大陸型惑星で「人類」という名の前FTL文明が存在する。
この惑星には以下の4つの登場パターンがある。- 中世
文明レベルは中世後期で、志向は権威/排他/精神。 - WW2
文明レベルは機械化時代で、志向は狂信的軍国/物質。
侵略すると、実績「Outside Context」 (青天の霹靂) が解除される。
原子力時代に突入すると、高い確率で核戦争を引き起こして自滅する。 - 近未来
文明レベルは初期宇宙時代で、志向は狂信的平等/受容。戦闘能力の無い原始的な宇宙ステーション「ISS II」を持っている。 - 死の惑星
前FTL文明が滅亡した死の惑星として発見される。
この惑星のアノマリーを研究すると、黒い虫人型の準知的生命体「ゴキブリ」が住んでいるのを発見できる。ブラックジョークの一種。
- 中世
- ソルIV (火星)
赤茶色をした不毛の惑星だが、テラフォーミング候補惑星の補正を持つ。
- 居住性保証惑星として出現する星系:
母星系がソル星系である帝国における居住性保証惑星は、以下の星系が固定で出現する。- アルファ・ケンタウリ
恒星を3つ持つ三重連星系で、アルファ・ケンタウリIIIが居住可能惑星として出現する。
不毛の惑星「プロキシマ・ケンタウリb」では、低レベルのアノマリー「静止状態」が必ず見つかり、調査すると「テラフォーミング候補惑星」の補正が追加される。
この惑星は元から惑星補正「潮汐固定」を持つため、入植後は発電惑星としての役割に特化した運用が比較的無難。
我々の銀河のアルファ・ケンタウリは地球から約4.3光年の位置に存在している。
- シリウス
ニューゲーム時に居住性保証惑星の数を2に設定していると、アルファ・ケンタウリとあわせて出現する。
恒星を2つ持つ連星系で、シリウスIIIが居住可能惑星として出現する。
我々の銀河におけるシリウスは地球から約8.6光年の位置に存在する。
- アルファ・ケンタウリ
- バーナード星
太陽系を母星系とする場合に、近くに出現する恒星。
我々の銀河では地球から約6光年の位置に存在している。
トラピスト
この星系は7つの惑星を持ち、必ずそのうち1つが入植可能惑星、2つがテラフォーミング候補惑星となっている。
唯一無条件で入植可能な「トラピスト V」は規模16の大陸型惑星。
確定でテラフォーミング候補の補正を持つのは、規模14の不毛の惑星 (赤色)「トラピスト IV」と、規模18の不毛の惑星 (青色) 「トラピスト VI」。
その他の惑星は、恒星から近い順に溶融・不毛(赤)・有毒・氷結となっている。
導入したDLCにもよるが、ユニーク星系の中だとテラフォーミング候補が増えやすいほうではある。
なお、現実のトラピスト星系は、地球から約40光年の位置に実在する (Wikipedia)。
その他の実在する星系
星系にランダムに割り振られる名前の中には、銀河系に実在する恒星に由来するものが多数ある。
例として、アルタイル (Altair)、ヴェガ (Vega)、カノープス (Canopus) など。
廃墟と化した星系
星系の名称はランダム。排他主義の没落帝国の近くにしか出現しない。
規模25の死の惑星「シャラーシュ」があり、その上に考古学調査地点「廃墟と化した星系」が見つかる。
シャラーシュは6つの衛星を持ち、これらの衛星はすべて同じ軌道の上を公転している。
星系内には敵対勢力「遺跡看守」が存在する。
荒廃したシュラウドウォーカーの星系
要DLC「オーバーロード」
この星系ではズィロ2の埋蔵資源を持ったシュラウドの惑星が4つ存在し、合計で8のズィロが見つかる。
星系の中心付近には紫色をした特殊な天体「結晶の小惑星」が多数、存在している。
星系の名前はランダムだが天体は固有の名前を持っており、三つの恒星はそれぞれ「メセンブリア」「アウゲー」「ディーシス」と名づけられている。
「荒廃したシュラウドウォーカー中立機構星系基地」がアウゲーとディーシスの軌道上を周回している。
これらの基地を修復する手段は、おそらく存在しない。
連邦の終焉
2つの軌道上居住地を持ったブラックホール星系。特有のイベントなどは存在しない。
ニューゲーム時に前FTL文明の設定値が0.5以上だと、ふたつの軌道上居住地に「宇宙生まれ」の起源と種族特性を持ったFTL文明が出現する。
これらの前FTL文明の初期状態はランダムだが、自力でFTL技術を獲得できないように設定されている。
ヘリートとダーチャ (ハビンテ)
要DLC「ファーストコンタクト」
ユニーク星系「ヘリート」を船が初めて訪れるとイベント「行方不明の軌道」が発生する。
その後、この星系の恒星「ヘリート A」を資源調査するとアノマリー「行方不明の惑星」が出現する。このアノマリーの難易度は7。
アノマリー「行方不明の惑星」の研究が完了すると、イベント「グランド・セフト・プラネット」が発生して選択肢が示される。
「本当に知るべきだろうか?」を選ぶと、物理学研究力を入手して連鎖イベントは終了する。
「ハイパーレーンの行き先を突き止めろ!」を選ぶと、ヘリートの近くに新しく「ダーチャ」という名前の星系が出現する。
ダーチャは、6つのガイア型惑星を持つ。ガイア型惑星を資源調査すると、初期宇宙時代の前FTL文明「ハビンテ連携諸世界」が見つかる。
ダーチャに観測拠点を建てて2か月経つとイベント「惑星をつなぐ橋」が発生する。これ以後、ハビンテは+10/月の高速度で知覚度が上昇し、その結果として通信を確立する。
ハビンテは特殊な前FTL文明で、外交や諜報は行えない (通商協定をのぞく)。
パッチノートに記述がある「ソーラーパンクな帝国」とは、ハビンテのこと。
ハビンテと通信を確立後、平和的に数年が経過するとイベント「丁重な依頼」が発生し、ハビンテからの通信を受ける。
- 「承知した。 どうぞお達者で。」を選んだ場合:
自国の首都星系に未入植のガイア型惑星「ソル X」が出現する。
また、ハビンテに建てた観測拠点は解体されて通信の確立を失う。
観測拠点を再建造すると、ハビンテと通信を再確立できるが、やはり外交や諜報は行えない。 - 「お前たちの秘密をもらうぞ!」を選んだ場合:
ハビンテと敵対する。
上記の選択肢のほか、ハビンテに地上軍を降下させたり軌道爆撃しようとしても、ハビンテは敵対的になる。
ハビンテと敵対すると、ダーチャ星系のすべての艦船が行方不明状態になり、ダーチャ星系のハイパーレーンが消失して銀河から孤立する。
その後、ジャンプドライブなどを使ってダーチャ星系に船が進入すると、ハビンテは星間帝国として覚醒し、ダーチャ星系周辺にハイパーレーンが再出現する。
星間帝国としてのハビンテは、覚醒のきっかけを作った帝国と互角のテクノロジーを持つ一方、同国に対する外交態度はかなり険悪なものとなっている。
初めから宇宙軍許容量の70%にあたる戦力を保有しているため、覚醒時の状況によっては厄介な事態に繋がりかねない。
ザ・チョーズン
要DLC「ファーストコンタクト」
- 出現:
ファーストコンタクトを導入していると、浄化主義帝国「ザ・チョーズン」に関連した星系が25%の確率で銀河に出現する。
ザ・チョーズンは、ニューゲーム時に設定したAI帝国数に含まれないものの、通常の浄化主義帝国と同様に- AI帝国数をゼロに設定
- 難易度が「民間人」
また、ウルティマ・ヴィジリスとは同時に出現しないようにも設定されている。
- 星団とザ・チョーズンについて:
ザ・チョーズンの領有する星団はLクラスターのように銀河から独立しているが、その存在は銀河地図上で初めから明らかになっている。
この星団と銀河本体はワームホールを介して繋がっており、ザ・チョーズンを含むいずれかの帝国がワームホール技術を完成させて星団と銀河を繋ぐと、ファーストコンタクトなしで通信が確立する。
帝国としてのザ・チョーズンは、起源「生命の播種」、国是「狂信的な浄化主義」「高貴なる神権」および志向「狂信的な排他主義」「精神主義」を固定で持つ。
首都は規模30のガイア型惑星で、同じ星系内にある2つのガイア型惑星も初めから領有している。
加えて初期のPOP数が多く、星団内の資源産出量も多めで、「発展した開始状態のAI」のボーナスまで適用されるため、初期の国力が伸びやすい。- イソムズゲート:
星団と銀河本体を繋ぐワームホールが存在する、特殊なブラックホール星系。
この星系ではダークマターが採取可能なほか、専用の軌道上居住地が3つ存在する。
この居住地は通常のものと仕様が異なり、惑星規模が10と非常に大きく、資源の産出量を増やす特性と100%の居住性を持つ。
また、この星系内には「大軌道」や「小軌道」を建造できない。
- イソムズゲート:
- ユニーク星系「オファラ」:
ザ・チョーズンの星団から少し離れた場所に、ユニーク星系「オファラ」が必ず出現する。
この星系はハイパーレーンもワームホールもなく完全に孤立しており、進入にはジャンプドライブや量子カタパルトなどが必要。
オファラには規模25のガイア型惑星があり、さらに惑星上に石器時代で始まる前FTL文明、衛星に考古学調査地点「放棄された観測拠点」が存在する。
調査地点の発掘で最後に発生するイベントで選択肢が出現し、シールドを復旧するか否かを選ぶ。- 復旧を選んだ場合はスペシャルプロジェクトが発生。研究が完了すると永続的な帝国補正「チャリノイの贖罪」 (統合力
産出+10%、観測拠点の資源産出+50%) が発生する。そしてガイア型惑星は封鎖された惑星へと変化し、惑星上の前FTL文明も消滅する。
- 復旧を拒んだ場合は、統合力
を得る。ガイア型惑星と前FTL文明は現状を維持する。
- 事前に前FTL惑星を征服して惑星を領有している場合は「こんなものか…」の選択肢が追加され、これを選ぶと永続的な帝国補正「預言者の破滅」 (軍国主義の魅力+15%、艦船武器ダメージ+5%) が発生する。
- 復旧を選んだ場合はスペシャルプロジェクトが発生。研究が完了すると永続的な帝国補正「チャリノイの贖罪」 (統合力
レイナクス
死の惑星「バロナイズ」を一隻の駆逐艦「孤高の防衛者」が守っている。
この駆逐艦を撃破すると、工学研究力または統合力
のどちらか好きなほうを得られる。
統合力を選択すると、死の惑星の名称が「孤高の防衛者」に変化する。
国是「追悼者」を持つ場合は得られる統合力が通常よりも多くなり、惑星の改名だけでなく星系の名称も「なぜだ」に変化する。
死の惑星そのものに、特別な補正やイベントは存在しない。
恒星モール
要DLC「ユートピア」または「フェデレーション」
廃墟化した商業施設と思われる、未入植の軌道上居住地が存在する。
星系名はランダム。「パーキング軌道:◯◯区域」という名称の小惑星が複数、存在する。
艦船がこの星系に到達するとイベントが発生し、居住地の名称が「恒星モール」に変化する。
「恒星モール パーキングサービス」という名称の艦隊が星系内を巡回するが、戦闘能力はゼロで無害。
前哨地を建てたり居住地に入植したりしても、イベントは何も発生しない。
居住地「恒星モール」について:
固有の惑星補正「恒星モール」を持つ。効果は、最大区域数+2、快適度+25%、軌道爆撃ダメージ+50%。
居住地レベルは3 (最大限までアップグレードされている)。
障害物が大量に存在する。
- 「破壊されたプロムナード」を除去すると、固有の惑星特性「プロムナード」が復活する。所有する帝国によって、効果が以下のように変化する:
- 非ゲシュタルト意識帝国:交易価値+25%、有機POP幸福度+10%。
- 集合意識帝国:快適度+25%、有機POP幸福度+10%。
- 機械知性帝国:最大区域数+2。
- 「放棄されたウイング」を除去すると、以下の資源を入手できる。量はランダムに3種類。
- DLC「エンシェント・レリック」導入時:
10/30/50。
- DLC「エンシェント・レリック」非導入時の非ゲシュタルト意識帝国:
50/100/200。
- DLC「エンシェント・レリック」非導入時のゲシュタルト意識帝国:
100/200/500。
- DLC「エンシェント・レリック」導入時:
セドム
シュラウドの惑星だらけの、不毛な星系。
アノマリー「宇宙への侵入を検知」が固定で出現する。これを研究すると星系内の惑星が正常化し、豊富な埋蔵資源が出現する。
その他のユニーク星系
星系の名称 | 備考 |
ラリオネッシ避難所 | 遺物惑星と考古学調査地点「信号」が見つかる |
ゼヴォックス | 考古学調査地点「墜落した宇宙船」が見つかる |
フェーンラックス・スタンド | アノマリー「古戦場」が見つかる |
ザンロックスの休息 | |
アファリ | |
トラグラの十字架 | 居住可能惑星が3つ出現する 同じ銀河に、これらの星系は同時に出現しない |
トリンの約束 | |
ロウ | |
ウルティマ・ヴィジリス | 銀河の周辺部に出現する ハイパーレーンを持たず、敵対勢力「永遠の監視員」が存在する 考古学調査地点「太古のロボット惑星」が見つかる |
グリーゼ581 | 敵対勢力「グリーゼ581兵団」が存在する 居住可能惑星が2つ出現する |
アモール・アルヴェオ ティヤナ・ヴェク 偉大なる傷 その他 | 宇宙生物を参照 左で名称をあげた3星系以外にも、ランダムな名称を持った、宇宙生物に関するユニーク星系がいくつかある |
DLC「ディスタント・スター」によるユニーク星系
ザ・ベール
連星系において、ガイア型惑星からシュラウドの惑星へ、またシュラウドの惑星からガイア型惑星へと変化する惑星が見つかることがある。
この惑星を調査するとアノマリー「揺れ動く惑星」(アノマリーレベル:10) が発見される。
このアノマリーを調査することで、物理学研究力を産出量2年分 (ただし500~10,000) 獲得したのち、惑星の名前が「The Veil (ザ・ベール)」に変化し、惑星補正「相転移惑星」(地上建築速度-50%) が追加される。
この星系に星系基地を建設するとイベント「位相惑星」が発生し、惑星を放置するか位相固定するかを選択する。
- 放置した場合 (「注力すべき問題は他にある。」)
影響力を産出量1年分 (ただし80~175) を獲得する。
- 位相固定する場合 (「では、この惑星を位相固定する方法を見つけよう。」)
スペシャルプロジェクト「相転移の固定」(要調査船、180日)が発生する。
プロジェクトが完了すると、ザ・ベールはガイア型惑星に固定され、惑星補正「相転移惑星」は削除される。また、物理学研究力を産出量2年分 (ただし500~10,000) 獲得する。
双子の死の惑星
このユニーク星系には2つの死の惑星があり、それぞれに青銅器時代の前FTL文明「チルニ」「ピオルン」が存在する。星系名や天体名はランダム。
ピオルンの上にはアノマリー「ドッペルゲンガー」(レベル3) が固定で出現する。研究すると社会学研究力を得られる。
チルニとピオルンは固定で以下のポートレートと種族特性を持つ。
チルニ:
- ポートレート:ヒューマノイド
- 種族特性:好死地性、知的、闘争的、孤立的、カリスマ、有能
ピオルン:
- ポートレート:ヒューマノイド
- 種族特性:好死地性、強靭、闘争的、カリスマ、不屈
時間がループした惑星
注:難易度が「民間人」の場合、このユニーク星系は出現しない。
主星がB型主系列星で、「封鎖された惑星」という特殊な種類の惑星を持つユニーク星系。
この惑星を調査すると、アノマリー「封鎖された惑星」(アノマリーレベル:4) が見つかる。このアノマリーを研究すると、以下の選択肢が示される。
- シールドを修復しろ。
スペシャルプロジェクト「惑星シールドの復元」(要調査船と60日) が発生する。
研究が完了すると、封鎖された惑星に埋蔵資源として8
4が追加される。
その後20~60年が経過すると埋蔵資源は消滅する。
- 時間ループを中断させろ。
スペシャルプロジェクト「時間ループの中断」(要調査船と60日) が発生する。研究が完了すると研究力を獲得し、以下のどちらかに分岐する。
- (50%) 惑星は死の惑星に変化する。
- (50%) 狂信的な浄化主義の国是を持つ爬虫類種族の帝国、プリッキキ=ティーが出現する。
- 彼らの運命は彼らに委ねよう。
研究力 () を獲得する。
5~15年後、星系基地が建っていなければ上記と同様にプリッキキ=ティーが出現する。
ケットリング
固有名を持った死の惑星が合計6つ存在する、隣接しあった3つの星系が見つかることがある。これらの星系のいずれかに初めて進入すると専用のイベント「廃墟惑星」が発生し、さらに死の惑星の中のひとつ、「荒廃したコア」からはレベル2のアノマリー「朽ちた首都」が見つかる。
- ケットリングの出現
「廃墟惑星」の発生後、3つの星系のうち最低でもどれか一つが空白星系の状態を保ったまま25~35年が経過すると、当該の星系にある死の惑星で「ケットリング」という種族が出現し、前FTL文明を築き始める。ケットリングの文明は通常の前FTL文明と仕様が異なり、次のような特徴が見られる。- 観測拠点の建造や外交は不可能
- 追加で発生するスペシャルプロジェクトを通して、社会学
の研究力が入手可能
- 地上軍による惑星の占領は可能。占領すると、上述のスペシャルプロジェクトは消滅し、通常の前FTL文明と同様の星間カルチャーショックが発生する
- ケットリングの建国
ケットリングの出現した星系が空白星系のまま、さらに25~35年が経過すると、ケットリングはFTL技術を獲得し、星間帝国「ケットリング星間群」として独立し、3つの星系のうち空白の星系を領有する。
ケットリングが独立するとき、以下のことが起きる:- 首都惑星や星系基地、艦隊などが相応に整備され、ある程度の資源も与えられる。通常の前FTL文明が独立した場合よりも、ずっと国力が高い。
- プレイヤー帝国 (マルチプレイであればランダムなプレイヤー帝国1か国) が研究済みのテクノロジーをすべてコピーし、さらに星系軍港と駆逐艦と巡洋艦のテクノロジーを持つ。
- ケットリングの星系の一部を領有した帝国がある場合、その帝国に対する態度補正「ケットリングの惑星を征服した」(-50) が発生し、その星系に対してケットリングが領有権を主張する。また、征服者に対するファーストコンタクトの台詞が変化する。
- 種族としてのケットリング
種族特性としては「超能力者」、「倹約家」、「刹那的」、「嫌悪感」、「逸脱者」、「鈍い繁殖者」を持ち、居住適性は「好死地性」となっている。
外交では「クシュウ!」という特徴的な鳴き声と、特有の会話文を用いる。
ラケット商会の構成員はサイボーグ化したケットリングらしく、商会から購入できるPOPをケットリングと比較すると、超能力者がサイボーグに置き換わっている点を除けば、外見から特性まで瓜二つだったりする。*1
ハイパーレーンから切り離された星系
銀河のどこかに必ず、ハイパーレーンから切り離されて孤立した星系が出現する。
この星系に行くには、近くにあるワームホールを利用する。
星系内には強力な宇宙生物「邪悪なアバター」が存在する。
星系内には必ずガイア型惑星が存在する。
また、「謎めいたタンカー」という名前の放棄された宇宙船が存在し、そこでアノマリー「未知のタンカー」が発見される。
このアノマリーを研究することでテクノロジー「神経再生医療」(リーダーの獲得経験値+25%とリーダーの寿命+10年の効果) の研究選択肢と進捗30%を得られる。
ただし、統治形態が機械知性の場合は、社会学
の研究力しか得られない。
「神経再生医療」の研究選択肢はこのイベントでしか入手できない。
コメント
- 通常帝国化したハビンテの軍事力ってひょっとしてプレイヤーか銀河全体の技術力レベルに依存してる感じ?通常プレイでハビンテに喧嘩売ったらプレイヤーと大体互角の戦力だったのにコンソールコマンドで繰り返し研究10~100回レベルの技術力にしたテストプレイで喧嘩売ったら初手からアホみたいな戦力(初手50万の艦隊が数艦隊)になったし -- 2024-04-09 (火) 23:29:24
- ゲームの中盤で突然発生するAI帝国の技術力はその時点での「最も進んだ通常帝国(つまり没落以外)」を基準に決めているっぽい。ハビンテもだけど、時間がループした惑星から出現するプリッキキ=ティーもうちが戦艦開発してたら最初から戦艦持ってたし、艦隊規模もうちとほぼ互角だった。銀河のどのタイミングで出現するか分からないから、そういう処理になっているんだと思う -- 2024-04-09 (火) 23:56:47
- 危機帝国でやったら、メナスコルベットとか持って、あれ?ってなったなぁ -- 2024-04-10 (水) 21:22:10
- ゲームの中盤で突然発生するAI帝国の技術力はその時点での「最も進んだ通常帝国(つまり没落以外)」を基準に決めているっぽい。ハビンテもだけど、時間がループした惑星から出現するプリッキキ=ティーもうちが戦艦開発してたら最初から戦艦持ってたし、艦隊規模もうちとほぼ互角だった。銀河のどのタイミングで出現するか分からないから、そういう処理になっているんだと思う -- 2024-04-09 (火) 23:56:47
- サイズ30のガイア惑星があって自然発生しなさそうなんで妙だな、と思って調べたら案の定pre-FTL文明が巣食っていたけどユニーク星系だよね?多分名前はランダムだと思うけれど、自分が見た奴は「ヌアン」だった -- 2024-04-13 (土) 03:00:31
- 生命の播種起源のランダムpre-FTL文明だと思う。ユニークではない。 -- 2024-04-13 (土) 03:41:17
- あー、なるほど。pre-FTLの起源のせいで特殊な母星が出るパターンですね。砕けたリングとかもそれで出ることありますね。回答ありがとうございました。 -- 2024-04-13 (土) 07:51:46
- 生命の播種起源のランダムpre-FTL文明だと思う。ユニークではない。 -- 2024-04-13 (土) 03:41:17
- イベントの項目の方にも載ってるパリテイダってユニーク星系には含まれないんですか? -- 2024-04-13 (土) 07:55:41
- このページの概要みるに、イベント起因で生成されるか、マップ生成起因で生成するかでの分類のようですね。 -- 2024-04-13 (土) 15:50:00
- そこまで厳密に分類されているわけではないと思うけれど、銀河生成時にunique_system_initializer_xxで生成される星系がユニーク星系としてカウントされている。イベントで発生するものや先見文明に属するものや宇宙生物の本拠地などはそれぞれのページで扱うのが現時点での不文律みたいになってるね -- 2024-04-15 (月) 02:34:19
- 聖域って仕様変わった?序盤で遭遇したけど敵が居なくて全土占領出来て最高だった。 -- 2024-06-01 (土) 15:22:20
- もし没落の隣にあったらゲーム開始時点で破壊しに行くからそれかな -- 2024-06-01 (土) 15:44:14
- 正に没落(受容主義)の隣でした。そういう仕様があるですね。 -- 2024-06-02 (日) 07:25:12
- もし没落の隣にあったらゲーム開始時点で破壊しに行くからそれかな -- 2024-06-01 (土) 15:44:14
- なんかアプデ以降ヘリートのイベント発生しなくなってない?星系調べてもアノマリーが出てこない。 -- 2024-06-08 (土) 12:40:32
- 先に誰かがアノマリー見つけててダーチャを探さない選択肢選んだとか? -- 2024-06-08 (土) 13:24:55
- 後ジャンプドライブが研究されるにはまだ早すぎる時期なのに通常帝国化したハビンテとファーストコンタクトするケースも増えた 検証した結果どうも地上軍降ろした時点で即通常帝国化する様になったっぽい -- 2024-06-08 (土) 15:34:17
- 一応、バグの可能性も考慮したほうが良いんだろうか -- 2024-06-13 (木) 10:40:05
- ハビンテくん、俺たちの本当の力を見せてやる!って覚醒して大量の艦隊を発生させた途端に、資源が足りないのか物凄い速度で艦隊を解体して戦力が減っていくのが雑魚っぽくて可愛い -- 2024-06-24 (月) 11:50:37
- 隣の国が5星系くらいから一向に拡大しないので何があるのか気になってたら、二つあるチョークポイントがポラリスと聖域で塞がれてた。運が良いのか悪いのか… -- 2024-07-08 (月) 12:25:16
- 前までチョーズンがゲーム後半になるまで宣戦布告とかしてこなかったんだけど最近序盤で攻めてくるようになったのは仕様が変わったのかそんなのはなくて今までラッキーだったのかどっちなんだろう? -- 2024-07-14 (日) 22:48:49
- チョーズンの帝国を発見することが条件なんで例えばゲーム開始直後でも視界を得るコンソールとかセントリーアレイ作ったりすると宣戦布告してきますよ。 -- 2024-07-14 (日) 23:06:50
- 今のバージョン(3.12)では、ウェンクウォートの補正は官僚には乗らないみたいだね。文化人や研究者には入っているけど、官僚の出力のツールチップで見られないし、出力自体の値も補正なしの値だった。上の方のコメントで行政官なら補正が乗るとあったけど一応注意しておいて下さい。 -- 2024-07-17 (水) 00:38:24
- 文化人、記録者、バイオトロフィーにのるみたいだね -- 2024-07-17 (水) 14:20:09