ゲームに登場する宇宙船は、大きく分けて民間船と軍艦の2種類がある。
※艦隊の操作方法については「艦船の操作」を参照してください。
軍艦
軍艦は戦争のための宇宙船で、艦隊は軍艦の集合。
建造
軍艦は「艦船設計」でデザインを行った後、造船所のある星系基地で建造する。
艦船設計
軍艦は「コンポーネント」という部品の集合で構成され、コンポーネントの組み合わせである「艦船設計」はプレイヤーが自由に設計できる。ゲーム開始後の初期状態では、設計は自動化されている。
各コンポーネントには得手不得手があり、敵味方の兵装の相性をうまく把握・利用できれば、戦闘力以上の戦力を発揮することもできる。
例えば、レーザーは装甲に強く、マスドライバーはシールドに強い。小型兵器は小型艦相手に強く、大型兵器は大型艦に強い。
設計はいつでも更新できるが、建造やアップグレードに現在使用されている設計は更新できない。
設計のオプション「自動アップグレード」をオンにすると、テクノロジーの開発などによって上位のコンポーネントがアンロックされたときに、艦船設計が自動で更新される。
詳細は艦船設計ページを参照。
建造指示
軍艦を建造するには、まず建造するための設備である「造船所」を用意する必要がある。ゲーム開始時点では、首都星系の星系基地に一つだけ造船所が用意されている。
1つの星系基地に複数の造船所を建てることで、複数の軍艦を同時並行で建造できるようになる。
また、星系基地の建造物スロットに「艦隊養成所」を作成すると、建造した軍艦の初期経験値にボーナスが入る。
艦隊管理
艦隊の編成や補充を半自動化するための機能。軍艦が撃沈されるなどして艦隊に欠員が出た場合、艦隊管理画面で補充命令を出すと帝国各地の造船所に欠員分の建艦命令が出され、新造艦は自動的に艦隊へ集結する。
新造艦が所属艦隊に到着するまでの間は、通知するアイコンが出現する。自動合流中の新造艦はアウトライナー上には表示されない。
リヴァイアサンやマローダーなどがいる危険な星系が、合流までの進路に含まれる場合がある。立ち入ってほしくない星系はあらかじめ、進入禁止にしたほうがよい (その方法)。
自動補充と手動での建艦や合流を併用すると、新造艦が合流に失敗して1隻だけの艦隊がアウトライナー上にあふれることがある。
艦の建造は全て艦隊管理に任せるか、逆に全て手動で行うかのどちらかに統一したほうがよい。
- 改装
一つの艦種(コルベット、駆逐艦など)に対して艦船設計(○○級)が複数存在する場合、「改装」機能を使うことで既存の軍艦をある級から別の級の構成へのアップグレードを指示できる (具体的な手順)。
保守
維持費
建造した軍艦は、毎月維持費として合金とエネルギー通貨を消費する。
維持費は、軍艦本体と各コンポーネントに独自に設定されていて、その合計値に下記の補正を乗じたものになる。過剰な大艦隊は、その維持費により帝国経済を圧迫して発展を阻害することもある。
- 軍艦の維持費への補正
修理
戦闘でダメージを受けた軍艦は星系基地で修理 (船体値と装甲の回復) を受けることができる。
修理は前哨地でない全ての星系基地で可能であり、造船所は必要としない。
アップグレード
既に建造された軍艦の設計を、後から更新できる。
更新したい艦隊を選択してアップグレードのボタンを押すと、艦隊は造船所 (星系基地や軌道環状施設など) に移動し、そこで改修を受ける。
通常は最寄りの造船所が移動先に選ばれるが、キューが混雑している場合は他の造船所が選ばれることもある。
艦隊を選択した状態で星系基地などを右クリックして「艦隊を最新型へアップグレードする」を選ぶと、任意の造船所でアップグレードできる。
アップグレードと軍艦の建造は、造船所のキューを共有する。
アップグレードに使う資源は建造と同様に、指示を出した際に一括で払われる。
アップグレードを途中で中止した場合は未使用の資源は返還され、艦船はアップグレード前の設計に留まる。アップグレードは1隻ごとに行われ、アップグレード中止のタイミングによっては一部艦船のみがアップグレードされた状態になる。
アップグレードのコストは、以下の規則に従って計算される。
- 取り付けるすべてのコンポーネントのコストの合計から、取り外したすべてのコンポーネントのコストの合計を引いた値 (この値を以下では「差額」と表す) が、アップグレードのコストになる。
- 合金の差額がゼロの場合、合金1のコストが発生する。
- 差額がマイナスの場合、コストはゼロになる。(装備を外して合金に変えることはできない)
- 上記の計算は、資源の種類 (合金や各種戦略資源など) ごとに独立して行われる。
- 造船コストに対する補正は、アップグレードのコストにも適用される。
同一の艦種に対して複数の設計を保存している場合のアップグレードでは、現行の艦級名の設計があればそれを使い、なければ最近保存した設計を使う。艦隊管理機能を使うと特定の設計へのアップグレードを強制できる。
アップグレードに必要な資源が不足している場合、必要な資源が用意されるまでアップグレードの進行は一時停止する。
艦隊と造船所が敵艦隊に襲撃された場合はアップグレードが中断され、戦闘終了後に再開される。
軍艦の数に関する制約
各軍艦には艦種ごとに「サイズ」が設定されている。このサイズは、帝国が効率的に保有できる軍艦数や艦隊あたりの軍艦数の上限に影響を与える。各艦のサイズ一覧は、艦船設計を参照。
宇宙軍許容量
帝国が効率的に運用できる艦隊の規模には限界があり、宇宙軍許容量というパラメータで表現される。
帝国の全軍艦の合計サイズが宇宙軍許容量を超過した場合、軍艦の維持費にペナルティが発生する。
ペナルティとして、宇宙軍許容量を超過した割合と同じだけ維持費も増加する。
例えば、宇宙軍許容量が100のときにサイズ160の戦力を保有すると60%の超過となり、維持費も60%増加する。
このことから、少数の超過なら大きな影響は出ないが、大幅な超過は帝国の経済を簡単に破綻させる。
宇宙軍許容量は、テクノロジーや建造物などで増減する。
直接的に許容量を増やすには星系基地への「停泊地」や「宇宙軍兵站部門」の建造や、惑星上への「駐屯地」や「要塞」の建造が有効である。
停泊地一つからは+4(宇宙軍兵站部門がある場合はさらに+2されて合計で+6)される。
駐屯地や要塞の職業「兵士」からは+4(テクノロジー「地上防衛計画」があればさらに+2されて合計で+6)される。職業枠数は駐屯地で2、要塞で4。
宇宙軍許容量の上限値は9,999。
宇宙軍許容量の補正一覧(銀河共同体等一部抜けてる)
カテゴリー | 名称 | 名称 | 補正値 |
(初期状態) | - | - | 20 |
テクノロジー | 艦隊支援ドクトリン | - | +30 |
支援艦隊ドクトリン | - | +30 | |
星間兵站ドクトリン | - | +30 | |
艦隊通信ドクトリン | - | +30 | |
繰り返しテクノロジー | 艦隊管理手順(5回まで) | +20 | |
職業 | 兵士 | - | +4 |
テクノロジー:地上防衛計画 | +2 | ||
リーダー:評議会:優秀な補給係 | +2 | ||
騎士団長 | ー | +6 | |
テレパス | 世界を喰らうもの:初期 | +5 | |
世界を喰らうもの:ランク20 | +7 | ||
決闘士 | ー | +2 | |
評議員役職LV:決闘の裁定者 | +0.2 | ||
ネクロマンサー | ー | +2 | |
テクノロジー:地上防衛計画 | +2 | ||
騎士 | ー | +4 | |
文化人 | 軍国主義 | +1 | |
狂軍国主義 | +2 | ||
戦闘ドローン | - | +4 | |
テクノロジー:地上防衛計画 | +2 | ||
職業カテゴリ | 研究者系 | リーダー:惑星:学者募集係 | +4 |
リーダー:セクター:学者募集係 | +2 | ||
伝統 | 覇道 | - | +20 |
覇道:宇宙軍兵站部隊 | - | +20% | |
アセンションパーク | 銀河規模の戦力投射 | - | +100 |
国是 | 市民軍役 | - | +15% |
狂信的な浄化主義 | - | +33% | |
亜空間神経伝達 | - | +15% | |
貪食する群れ | - | +33% | |
断固たる殺戮機械 | - | +33% | |
艦船請負業者 | - | +15% | |
リーダー | 評議会:艦隊組織の名人(艦隊組織)I | - | +5% |
評議会:艦隊組織の名人(艦隊組織)II | - | +15% | |
評議会:大艦隊兵站の専門家II | - | +2.5% | |
評議会:大艦隊兵站の専門家III | - | +7.5% | |
評議会:宇宙軍指導官(戦闘脳/戦闘データベース)I | - | +20 | |
評議会:宇宙軍指導官(戦闘脳/戦闘データベース)II | - | +30 | |
評議会:宇宙軍指導官(戦闘脳/戦闘データベース)III | - | +60 | |
布告 | 統合の目標:大艦隊 | - | +30% |
師の教え:戦時国家 | - | +10% | |
政策 | 外交スタンス:好戦的 | - | +10% |
外交スタンス:至上主義者 | - | +20% | |
支社建造物 | 傭兵連絡所 | - | +10 |
従属国建造物 | 募兵オフィス | - | +10 |
騎士団管轄区域 | - | +4 | |
星系基地 | モジュール:停泊地 | - | +4 |
建造物:宇宙軍兵站部門 | +2 | ||
建造物:傭兵駐屯地 | - | +5 | |
軌道環状施設 | モジュール:軌道上停泊地 | - | +4 |
建造物:宇宙軍兵站部門 | +2 | ||
巨大建造物 | 戦略調整センター:外殻 | - | +50 |
戦略調整センター:通信設備 | - | +100 | |
戦略調整センター | - | +150 | |
エーテル位相機関フレーム | - | +100 | |
エーテル位相機関:部分的(1) | - | +150 | |
エーテル位相機関:部分的(1) | - | +200 | |
エーテル位相機関:部分的(1) | - | +250 |
艦隊指揮上限
1艦隊に編入できる規模には上限があり、艦隊指揮上限というパラメータで表現される。
艦隊内の軍艦の合計サイズが艦隊指揮上限を超えることは不可能で、大規模な宇宙軍は複数の艦隊に分割する必要がある。
ペナルティなどを代償に上限を超過する手段はない (ハードキャップ)。
艦隊指揮上限は特定のテクノロジーの取得などで増加する。
艦隊指揮上限への補正の一覧 (古い):
カテゴリー | 名称 | 補正値 |
(初期状態) | - | 20 |
テクノロジー | 駆逐艦 | +10 |
巡洋艦 | +10 | |
戦艦 | +10 | |
タイタン | +10 | |
宇宙戦ドクトリン | +20 | |
反応陣形ドクトリン | +20 | |
星間戦争ドクトリン | +20 | |
流動的艦隊型ドクトリン | +20 | |
無敵艦隊戦闘ドクトリン | +20 | |
繰り返しテクノロジー | 提督支援要員(5回まで) | +10 |
覇道の伝統 | ウォーゲーム | +20 |
アセンションパーク | 銀河規模の戦力投射 | +20 |
国是 | 高名な艦隊司令部 | +10 |
司令官と経験値
艦隊はリーダー「司令官」によって指揮され、司令官のレベルおよび特性によって艦隊に対して各種ボーナスが発生する。
司令官を乗せた艦隊は、未知の星系に移動できる。(輸送艦は不可)
また、軍艦は一隻ごとに独立した、経験値のパラメータを持つ。実戦によって経験を蓄積してランクが上がると、軍艦の能力にボーナスを得る。
星系基地建造物「艦隊養成所」のある星系基地で建造された軍艦には、最初から経験値が100ある。これによりランクは熟練となり、攻撃力が10%アップする。
戦闘中の軍艦は、1日ごとに5の経験値を獲得する。
ランク | 経験値 | 得られるボーナス |
一般 | 0 ~ 99 | なし |
熟達 | 100 ~ 999 | 武器ダメージ+10% |
老練 | 1000 ~ 9999 | 武器ダメージ+20%, 船体値+5%, 回避+5% |
精鋭 | 10000 ~ | 武器ダメージ+40%, 船体値+10%, 回避+10% |
軍事力
艦隊の所在を表すタグの上に書かれた数字は艦隊の戦闘能力評価値であり、軍艦の数や性能に概ね比例する。
表示される値は帝国補正、司令官の特性、蓄積したダメージなどが反映された、最終的な数値。ただし交戦相手によって効果が変化するような補正(兵装の相性やアセンションパーク「銀河の競争者」「銀河の番人」の効果など)は数値に影響を及ぼさない。
兵装の相性は考慮されないので、軍事力の小さい方が必ず負けるとは限らない。
数値が大きくなると、KやMで省略された表示となる。1K=1,000。1M=1,000K=1,000,000。
平時の役割
艦隊は平時においても国力の1指標として一定の役割を果たす。
強力な艦隊は、敵対国家による自国への侵略を躊躇させ、各種条約の締結で優位に作用する。
艦隊戦力によって外交発言力は増加し、銀河共同体や連邦内での発言力に影響する。
艦隊は交易路を保護する能力を持つ。
戦力投射
艦隊の規模から影響力が発生する。これを戦力投射という。
戦力投射から得られる影響力の量は以下のとおり。ただし、「艦隊サイズ×2 / 帝国規模」の上限は1。
影響力 = (2 + 戦力投射からの最大影響力ボーナス値) × (艦隊サイズ×2 / 帝国規模)
この計算式から、以下のことが言える。
- 艦隊サイズが帝国規模の半分以上に達すれば、得られる影響力は最大の2.0になる。
- 判断基準は艦隊サイズなので、非武装のコルベットを量産しても影響力の収入は増える。
戦力投射の計算式と現状は、トップバーの宇宙軍許容量のツールチップでいつでも確認できる。
特殊な軍艦
輸送艦
地上軍が宇宙空間を移動するのに使用する軍艦で、地上軍が地上を離れる時に自動的に用意される。輸送艦の艦船設計とアップグレードは自動で行われるが、武装は無く防御力も最低レベルである。輸送艦が撃沈された場合、搭乗していた地上軍も失われる。
護衛の軍艦が一隻でもついている限り、輸送艦が敵から攻撃を受けることはない。逆に敵の輸送艦を襲撃するためには、護衛戦力をまず全て排除する必要がある。
タイタン
※要DLC「アポカリプス」
戦艦を超える巨艦で長射程・高威力の主砲と、敵味方の他艦船に影響を与える特殊な装備を持つ。
- 建造方法
- 工学のテクノロジー「タイタン」を研究する
- 先に戦艦を研究しないと選択肢に登場しない
- タイタンのテクノロジーはイオン砲をアンロックする効果もある
- 星系基地をシタデルまでアップグレードする
- シタデルに「造船所」と「タイタン造船所」を建造する
タイタン造船所があるシタデルと巨大造船所のみ、タイタンを建造できるようになる。
- 工学のテクノロジー「タイタン」を研究する
- 特徴
- 艦船設計の区画に自由度がなく、兵器スロットがTスロット1とLスロット6で固定されている。回避の高い艦への攻撃には不向きで、対空砲・爆発兵器・軍用機は全く扱えない。
- Tスロットにはタイタン用の主砲「破壊光線砲」のみ搭載できる。シールドに弱く装甲に強い、エネルギー属性を持つ。
- 周囲にいる敵や味方の艦に影響を与える特殊な兵装を利用できる。
- 所有制限
宇宙軍許容量とは別にタイタン独自の所有制限がある。
基本値として1隻、さらに宇宙軍許容量200ごとに+1隻までしか所有できない。上限は20隻。
連邦に加盟して宇宙軍許容量が減少した場合、タイタンの所有限界数も影響を受ける。
星系基地を喪失するなどして宇宙軍許容量とタイタンの所有限界が減少しても、既存のタイタンは失われない。 - その他
没落した帝国はタイタンを運用することがある。
連邦艦隊はタイタンを扱うことができる。
ジャガーノート
※要DLC「フェデレーション」
造船機能を備えた超大型艦。
- 建造方法
- 工学のテクノロジー「ジャガーノート」を研究する。前提テクノロジーは「シタデル」、「戦艦」。
- 星系基地をシタデルにアップグレードする。
- シタデルに「造船所」と「巨艦造船所」を建造する。
巨艦造船所があるシタデルでのみ、ジャガーノートを建造できるようになる。
- 特徴
宇宙軍許容量32を消費する。一つの帝国につき一隻しか所有できない。
通常の軍艦とは合流できない。提督を割り当てることができず、経験値も持たない。
タイタンとは別系統の、周囲の艦に影響を与える特殊装備を持つ。
船種別が星系基地であり、星系基地に対する補正が適用される。
その他、戦闘艦船としての性能は、艦船設計を参照。
- 造船機能
2つの造船所を持ち、同時に2隻まで建造とアップグレードを行える。自分自身のアップグレードも可能。
民間船や連邦艦も建造できる。タイタンやコロッサスは建造できない。
損傷した艦船の修理能力を持ち、自己修復も可能。
アウトライナーに表示される造船基地の一覧に、ジャガーノートは含まれない。
艦隊管理機能は、ジャガーノートに建艦指示を与えることがある。
- 母港機能
ジャガーノートを艦隊の母港とすることができる。
ただし指定方法は特殊で、艦隊の母港変更機能ではジャガーノートを母港にできない。ジャガーノートを母港にするには、母港を変更したい艦隊を選んだ状態でジャガーノートを右クリックする。
- その他
- 没落した帝国はジャガーノートを建造できない。
民間船
民間船とは、軍艦ではなく武装を持たない宇宙船の総称。星系基地の造船所で建造する。
民間船の艦船設計とアップグレードは自動で行われる。最新のコンポーネントがアンロックされた瞬間に置き換えられるので、造船所でアップグレードを受ける必要はない。
建設船
建設船は宇宙空間に施設を建造するための船。建造コストは、10060。
以下の施設を建造できる。
食料や統合力の埋蔵資源は特殊で、イベントなどが原因で稀に出現する。
施設名 | 建造コスト | 維持費 | 建造条件 | |
資源 | ||||
採掘ステーション | 100 | 100 | 1 (※1) | 自国内のを埋蔵した天体 |
研究ステーション | 100 | 100 | 1 | 自国内のを埋蔵した天体 |
観測拠点 | 100 | 100 | 1 | 自国内の前FTL文明がいる惑星 |
星系基地(前哨地) | 100 (※2) 75×国境からの距離 | 100 | 1 | 空白星系の主星 |
巨大構造物 | 建造対象による | 巨大構造物を参照 |
※1: エネルギー通貨を産出する採掘ステーションに維持費は発生しない。
※2: 機械知性帝国のみ150
- 自動建設について:
オンにすると研究ステーションと採掘ステーションを自動で建設する。
観測拠点やハイパーリレイなどは自動建設の対象外。
調査船
調査船は銀河と星系を調査する役割を持つ。建造コストは、10060。
調査船の活動には、リーダー「科学者」を船に乗せる必要がある。科学者を乗せていない調査船は、単純な移動しかできない。
調査船には以下の任務がある。
- 航路探査
- 科学者を乗せた調査船は、未知の星系に進入することができる (司令官を乗せた軍艦でも可能)。レーダー技術が発達するまでは、調査船を使って行動範囲を広げる必要がある。
未知の星系を航路探査することで、調査船以外の艦船がその星系に進入できるようになる。
探査の過程で宇宙生物や他の帝国と遭遇することがある。
- 資源調査
- 星系内の全天体を調査する。調査によって天体上の資源およびアノマリーの存在が明らかになる。
星系に前哨地を建設して領有権を確保するには、あらかじめ星系を完全に調査する必要がある。
資源調査の速度は科学者のスキルレベルに依存し、レベル1ごとに調査速度+10%のボーナスがある。
資源調査は航路探査を兼ねているがそのスピードは当然遅く、他の帝国との位置関係を早期に把握するのには向いていない。
- アノマリーの研究
- アノマリー#研究を参照。
- スペシャルプロジェクトの研究
- アノマリー研究の結果やデブリによって発生した、スペシャルプロジェクトを研究する。
ほとんどのスペシャルプロジェクトは調査船1隻で研究するが、まれに建設船、輸送船、軍艦または複数隻の調査船を要求されることがある。
- 調査船の自動運用
- 資源調査やアノマリーの研究などを自動で行わせる。
経路の選択はあまり賢くない。艦隊姿勢にかかわらず、実験的亜空間航法を使おうとはしない。
艦隊姿勢が回避的な調査船が敵に遭遇すると、自動運用は中止される。
未調査のワームホールの調査は行わない。
- 考古学調査
- 考古学調査地点を参照。
Ver.3.10で科学者はセクターや惑星を統治できるようになり、調査船を使った研究支援は廃止された。
特殊な行動
一部のテクノロジーは調査船の特殊な行動をアンロックする。
- 実験的亜空間航法
- テクノロジー「推測的ハイパーレーン脱出」を研究すると使用可能になる、調査船特有の移動方法。
宇宙生物や閉鎖された国境による妨害を回避できる。
詳細はFTL#実験的亜空間航法を参照。
- クローク探知支援
- 要DLC「ファーストコンタクト」
テクノロジー「発展型探知アルゴリズム」を研究すると使用可能になる。
研究支援と同じ要領で、星系基地の探知強度を強化する。強化の量は、調査船を指揮している科学者のスキルレベル÷2 (端数切り上げ)。探知アレイがひとつも建っていない星系基地は支援できない。
ひとつの基地に対して複数の調査船が同時に探知支援することはできない。
- 積極的偵察
- 要DLC「ファーストコンタクト」
テクノロジー「基礎クロークフィールド」研究後のクローク状態の調査船のみ使用可能。
他国の首都に対して積極的偵察を行うと、右記の効果:情報値の上昇速度+10%~40%、情報値の上限+20~80 (首都建造物のティアに依存)。
積極的偵察によって上昇する上限は、基礎情報レベルや諜報網に対してでなく独立したカテゴリ。従って、強力な諜報網や他の手段 (外交条約やセントリーアレイ) を持つなら、積極的偵察はあまり有効でない。
ひとつの惑星に対して複数の調査船が同時に積極的偵察することはできない。
- 重力罠を発射
- 要DLC「グランド・アーカイブ」
テクノロジー「重力罠」を研究すると使用可能になる。
重力罠を発射して宇宙動物を捕え、ビバリウムに保管する。詳細は宇宙動物の捕獲を参照。
コロニー船
新しい星に植民する時に必要となる船。
コロニー船には植民地の最初の住民となるPOPを乗せる必要がある。既存の惑星からPOPが減るわけではなく、指定した種族のPOPが植民地上に新しく生まれる。
移民条約を締結すると、他国のPOPを乗せられるようになる。
種族の権利で「入植権利」が禁止された種族のPOPは、コロニー船に乗せられない。
- 惑星からの建造指示
コロニー船の建造は他の艦船と同様に星系基地で行うが、未入植惑星の画面上から「入植」ボタンを押すことでも建造指示を出すこともできる。この場合、最寄りの星系基地が自動で選ばれてそこで建造が開始される。
ただしこの方法は惑星に実際に植民可能である必要があり、惑星が国境内に無かったりテラフォーミング中では使用できない。 - 入植までのタイムラグ
コロニー船は建造に時間がかかり(標準で360日)、亜光速航行速度も遅い(80。戦艦の100よりも遅い)。
最善を尽くすのであれば惑星が入植できるようになるタイミングから逆算して建造を開始したいが、その場合惑星から建造指示を出す方法は使えない。
Ver.2.8.0以前では、遺伝子組み換えはコロニー船の中にいるPOPに適用されなかった。
特殊なコロニー船
- 民間コロニー船
- 国是「企業による支配」または「民間の試掘者」を採用した帝国で建造可能なコロニー船で、エネルギー通貨だけで建造できる。
統治形態「企業」は、それだけでは建造条件を満たさない。
- 岩石種族隕石
- 起源「天災より生まれしもの」を採用した帝国で建造可能なコロニー船。
亜光速航行速度が通常のコロニー船 (80) よりも速く (160)、鉱物だけで建造できる。
詳細は起源#天災より生まれしものを参照。
建造コスト
統治形態 | 船種 | 帝国の第一種族 | 建造時間 | |||
有機 | 岩石 | ロボティクス (非仮想化) | ロボティクス (仮想化) | |||
通常 | コロニー船 | 200 200 200 | 200 200 200 | 200 200 200 | 100 400 100 | 360 |
---|---|---|---|---|---|---|
民間コロニー船 | 500 | 500 | 500 | 500 | 360 | |
岩石種族隕石 | - | 500 | 500 | 500 | 150 | |
集合意識 | コロニー船 | 200 500 | 200 500 | - | - | 360 |
コロニー船 (起源「生命の樹」採用時) | 50 1000 | 50 500 500 | - | - | 360 | |
岩石種族隕石 | - | 500 | - | - | 150 | |
機械知性 | コロニー船 | - | - | 200 500 | 100 700 | 360 |
※国是「創造のガイド」に固有のコロニー船「創造の箱舟」の場合、合金の必要量が2倍になる。
Tips
銀河マップや星系マップで複数の艦隊を範囲指定で選択した際と銀河マップで艦船アイコンにマウスオーバーした際、リストに表示される順番はその星系内に存在しはじめた(※)順番である。
平時や戦争終了後の艦隊編成時に艦隊名に沿って上から表示させたい場合、進入の順番を操作することで実現できる。
※星系への進入の他に造船艦隊分割、傭兵雇用、イベントによる発生も含める。
※星系の位置は問わない。主星や星系基地との距離とは無関係。
コメント
- すみません。初心者です。戦艦の艦隊間での移動はできるのでしょうか?例えばコルベット艦1隻を第1艦隊から第2艦隊へ移動するという操作を行いたいです。 -- 2024-05-13 (月) 17:35:12
- 銀河か星系マップで第一艦隊選択したら艦隊を分けるアイコン真ん中あたりにありますよ。あとは分けたやつと第2をまとめて選択(シフト押しながらとかやり方は色々)、艦隊を統一するアイコンも左上あたりにあります -- 2024-05-13 (月) 17:40:27
- むしろアウトライナーからの選択でも出るからむしろ艦隊管理画面以外どこからでもできる -- 2024-05-13 (月) 17:43:45
- 銀河か星系マップで第一艦隊選択したら艦隊を分けるアイコン真ん中あたりにありますよ。あとは分けたやつと第2をまとめて選択(シフト押しながらとかやり方は色々)、艦隊を統一するアイコンも左上あたりにあります -- 2024-05-13 (月) 17:40:27
- 合流というアイコンで可能でした。回答ありがとうございます。 -- 2024-05-14 (火) 20:51:53
- 対空メインの短射程駆逐艦でアステロイドハイヴ退治させたら、周囲から延々と飛んでくる艦載機をひたすら撃墜したまま5年以上戦ってくれた。お陰様で即精鋭になれましたw -- 2024-05-19 (日) 17:38:13
- Lゲートの16惑星に要塞置きまくっても宇宙軍許容量7000くらいかぁ -- 2024-06-23 (日) 12:57:12
- タイタンを属国に貸し出すとそのぶん枠が空くから再生産できて実質的に所持制限を超過できるのねこれ、補充が遅い艦種だからストックできるのは助かる。あとはタイタンオンリーの艦隊とか作って遊ぶこともできるのかな -- 2024-06-25 (火) 09:16:55
- タイタン艦隊、いろんなオーラ混ぜられるの面白そうだな -- 2024-06-25 (火) 17:37:44
- AI帝国でよく見るコルベから戦艦各15的な編成使ってみると割りといいな。コルベ~戦艦1が16と覚えやすいし、艦隊規模上限で端数が出る時もうまく埋められるし、戦闘後の被害状況も小型艦多めで気分的に楽だし、結局戦艦の比率50%はあるし、AI帝国の忖度か10組も作る頃には戦力圧倒できるから戦艦が少なくて~みたいな状況にもならないし -- 2024-07-15 (月) 07:51:33
- 惑星の大きさで植民完了時間に差って出るんやな -- 2024-07-17 (水) 21:06:27
- フリゲートとかいらんから魚雷コルベット返せ -- 2024-07-18 (木) 16:56:20
- それな -- 2024-08-13 (火) 20:49:37
- 早期に魚雷を解放しても問題ない艦種として設定されてるのじゃ -- 2024-11-07 (木) 22:57:46
- テクノロジーに幾つかある植民地開発速度増加って何に対して有効なのかな?コロニー船が惑星に入った後に植民地ができるまでか,それとも開発志向が植民地ならなのか -- 2024-08-13 (火) 20:02:13
- コロニー船を「惑星からの建造指示」で建造するときに自動選定される「最寄りの星系基地」ですが、ワームホールの研究が完了している場合、接続先をまだ調査していないワームホールの経路も既に判明している扱いで選定処理を行っているみたいです。偶然ワームホールの調査が間に合っていない段階で建造を始めたら、位置的に領土の正反対にある星系基地で建造していて慌てました。 -- 2024-11-10 (日) 21:44:47
- なんか訳分からん一で作り始めることあるなと思ったらそういうことだったのね笑 -- 2024-11-20 (水) 22:08:58