イースターエッグ

Last-modified: 2024-03-17 (日) 21:10:39

元ネタ集。
以下は、英wikiのEaster Eggsのページの翻訳。誤った元ネタが含まれている可能性がある。 (実際に、過去にはあった。議論を参照)


イースターエッグとは、プレイヤーを楽しませるために存在する、内輪ネタやポップカルチャーへの言及。
以下はStellarisに存在するイースターエッグの非網羅的な一覧。TVTropesも参照。

ブローグ

pre-release stream series (訳注:発売前にやっていた公式実況プレイ) の中で元 Stellaris ディレクターの Wiz は、菌類種族のポートレートのひとつから、とても人懐っこいが醜い種族、ブローグ (Blorg) を思いついた。
ブローグ・コモナリティは必死に友人を求める、狂信的な受容主義の意味を取り違えた帝国で、拒否する相手に無理強いする軍国主義の側面も持つ。
ファンからの要望によってこの帝国は発売時にゲームに組み込まれ、ブローグと同じ志向と種族特性を持つ帝国専用のAIパーソナリティ「狂信的な友好主義者」も実装された。

ブローグはゲームの中で、ネタのような存在になった。

  • 受容主義の音声アドバイザーがブローグの友好性に言及する。
  • 技術「皮下刺激」のアイコンにブローグの抱き枕がある。
    その技術でアンロックされる「化学的幸福」にはブローグの体液が含まれている。
  • 種族特性「奇怪」(ロボティクスの特性) で、宇宙で最も不気味な存在をイメージしてアイコンに用いられている。
  • 最後に、ブラックホールが使う名称のひとつに「ブローグス・ベイン (ブローグの苦悩)」がある。

交信画面でブローグのポートレートを使用した種族と出会ったとき、1/140の確率で通常の菌類種族の音声のかわりに "Umm...friends?" と言う。

ブローグ
ブローグのポートレート。

集産主義と個人主義

Ver.1.5より前のStellarisには、集産主義集産主義と個人主義個人主義というふたつの志向が存在した。
これらの志向は、Ver.1.5で権威主義権威主義と平等主義平等主義にそれぞれ置き換えられた。
これらの志向を巡ってフォーラムで長たらしい論争が何度も巻き起こったので、慎重に設計された現在の志向に置き換えられた。

没落した帝国

没落した帝国は、SFテレビドラマ『バビロン5』に登場する「ヴォーロン帝国」と謎の種族「シャドウ」から。
古代技術、独善的な価値観から来る単一の志向、数千年にわたる停滞の着想を得ており、最終的には若い種族が追いつき追い越すことができる。

天上戦争は聖書の黙示録から名前を得ており、『バビロン5』の第二次シャドウ戦争への言及でもある。
覚醒したシャドウとその宿敵であるヴォーロン帝国に挟まれた人類は、非同盟惑星連合やミンバリ連邦と同盟を結成し、両古代勢力に対抗する「光の軍隊」を統率した。

実績の「Last, Best Hope」は番組内で繰り返し使われた台詞で、その名を冠した宇宙ステーションが平和のための「最後にして最大の望み」であり、前述の非同盟惑星連合を結成させた。
この実績を達成するには、両覚醒帝国に対して同盟を勝利させる必要がある。

没落した帝国が覚醒したときのイベントダイアログに表示される選択肢「子供の遊び場に巨人たちが来る……」は、番組で繰り返し使われた台詞。

銀河ヒッチハイクガイド

Stellarisには、小説『銀河ヒッチハイク・ガイド』シリーズへの言及がいくつも存在する。
そして何より、本そのものがゲームに登場する。DLC「ディスタント・スター」のアノマリーイベント「新婚さん」で、銀河ヒッチハイク・ガイドという名前そのものの「異星種旅行ガイド」が見つかる。
これにより、受容主義または排他主義の帝国はそれらの志向の魅力を10年間上昇させることができる。

戦争相手の狂信的な浄化主義者が発する外交時の会話のひとつ「この戦争は、平和、正義、道徳、文化、スポーツ、家族生活の時代、そしてあらゆる異星人が抹消された時代を実現するために行われる。」の元ネタ。

DLC「ディスタント・スター」で登場するユニーク星系の種族「プリッキキ=ティー」は、封鎖された惑星のなかで時間がループしており、自力またはプレイヤーの介入によって狂信的な浄化主義の帝国として出現する。
これは小説の第3編に登場し、他種族すべての根絶を目論んで失敗して封印された種族「クリキット」に由来している。

国是

名称元ネタと解説
市民軍役小説『スターシップ・トゥルーパーズ』とその映画。
アイコンのデザインは映画と同じ。
狂信的な浄化主義ミニチュアゲーム『ウォーハンマー40,000』に登場する排他主義的な人類帝国から着想を得ており、設定や対話が共通している。
貪食する群れ『ウォーハンマー40,000』に登場する異種族「ティラニッド」および、ストラテジーゲーム『スタークラフト』の異種族「ザーグ」から着想を得ている。
(訳注:ティラニッドとザーグの関係には議論がある)
断固たる殺戮機械映画『ターミネーター』シリーズの殺人機械。
ゲームファイル中のコメントやキーなどに、terminatorが使われている。
暴走する同化機械テレビドラマ『スタートレック』シリーズの機械生命「ボーグ」。

テクノロジー

名称元ネタと解説
ドロイド「アンドロイド」の短縮形としての初出は、マリ・ウルフが1952年に書いたSF短編小説のようだが、映画『スターウォーズ』シリーズによって有名になった。
遺伝子シード精製『ウォーハンマー40,000』の勢力「スペースマリーン」。
発生学への習熟説明文に登場するいくつかの語句が、アドベンチャーゲーム『極限脱出』シリーズに登場する企業「クレイドル製薬」に関連している。
陽電子AIアイザック・アシモフの小説『ロボット』シリーズ、および『スタートレック』に登場するアンドロイド「データ」。

伝統

名称元ネタと解説
勇敢に行く『スタートレック』シリーズの冒頭のナレーション。
標準組立テンプレート『ウォーハンマー40,000』に登場する生産システム「STC (標準テンプレート生産)」。

地上軍

名称元ネタと解説
クローン軍団映画『スターウォーズ』の「新三部作」。
ゼノモーフ軍団映画『エイリアン』シリーズ。
遺伝子強化兵軍団『ウォーハンマー40,000』の勢力「スペースマリーン」。

惑星特性

名称元ネタと解説
ボスウォッシュ大都市枢軸ウィリアム・ギブスンのSF小説『ニューロマンサー』から始まる「電脳空間三部作」。
次元ポータル調査エリアFPSゲーム『DOOM』シリーズ。
地下壕RPG『Fallout』シリーズ。

種族特性

名称元ネタと解説
神経ステープラー4Xゲーム『シド・マイヤーズ アルファ・ケンタウリ』。
タオル持ち『銀河ヒッチハイク・ガイド』の一節「自分のタオルのありかがちゃんと分かってる」。
この特性を得るイベントのタイトル「パニクるな」もこれに関連している。
地獄の心ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』。

戦略資源

名称元ネタと解説
生体金属『ウォーハンマー40,000』の種族「ネクロン」の体を構成する「ネクロダーミス」に由来する可能性がある。
ズィロアクションRPG『Mass Effect』の希少鉱物「エレメントゼロ」。

ポートレート

画像は英wikiを参照。

名称元ネタと解説
ヒューマノイド#2『スタートレック』の種族「クリンゴン人」に似ている。
耳の尖ったヒューマノイド『スタートレック』の種族「バルカン人」、『ウォーハンマー40,000』の「エルダー (アエルダリ)」、その他「宇宙エルフ」的な存在に似ている。
ヒューマノイド#4映画『フィフス・エレメント』の登場人物「ディーヴァ・プラヴァラグナ」に似ている。
キツネの哺乳類ゲーム『スターフォックス』シリーズ。
翼のある哺乳類児童文学『オズの魔法使い』に登場する、空飛ぶサルに似ている。
爬虫類人#5『スターウォーズ』の種族「コワキアン・モンキー=リザード」に似ている。
軟体人#5『Mass Effect』の種族「ヤーグ」に似ている。
宇宙生物のような虫人『バビロン5』種族「シャドウ」に似ている。
水色で眉の大きい鳥人Paradoxの都市開発ゲーム『Cities: Skylines』に登場する鳥「チャーパー」。
DLC「ヒューマノイド」登場するポートレートの半数は、一般的なファンタジー種族に由来する。

訳注:

  • 番号は帝国作成画面上の位置を表しているが、DLCの有無などによってズレる。
  • Ver.3.4で人類の新しいポートレートが実装されたことが反映されていないので、ヒューマノイドのポートレートの番号がズレている。

国旗

画像は英wikiを参照。

名称元ネタと解説
人類#14『スタートレック』の国家「惑星連邦」。
人類#13『ウォーハンマー40,000』の「滅殺十字章」。
支配#2『スタートレック』の国家「テラン帝国」。
円形#22FPSゲーム『HALO』シリーズの「責任のマントル」。

実績

実績も参照。

名称
和訳
元ネタと解説
Brave New World
すばらしい新世界
オルダス・ハクスリーのディストピア小説の題名。
Emissary
特使
『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』。
Clever girl
優等生
映画『ジュラシック・パーク』。
Deus Vult
神がそれを望まれる
第1回十字軍の標語で、パラドゲーム『Crusader Kings Ⅱ』の一般的な台詞。
Domo Arigato
ドモ アリガット
ロックバンド「スティスク」の1983年の楽曲『ミスター・ロボット』の歌詞。
Power Overhelming
圧倒的なパワー
『スタークラフト』シリーズの、無敵化チートコードおよびアルコンの名台詞。
Faster, Stronger, Better
より速く、より強く、より良く
テレビドラマ『600万ドルの男』シリーズ。
Voight-Kampff
フォークト・カンプフ検査
フィリップ・K・ディックの小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』。
Break on Through...
突破...
ロックバンド「ドアーズ」の楽曲『Break On Through (To the Other Side)』。
...To the other side
...あちら側へ
Building Better Worlds
より良い惑星造り
『エイリアン』シリーズに登場する企業「ウェイランド湯谷」の標語。
Suffer not the Alien
エイリアンを追い出せ
『ウォーハンマー40,000』に登場する人類帝国の対エイリアン特殊部隊「デスウォッチ」の標語。
Payback
ペイバック
平和と人類を装った爬虫類エイリアンが地球を侵略する、テレビドラマ『V』シリーズ。
実績のアイコンは、ドラマのタイトルロゴを上下反転したもの。
Then Virgil, Now Beatrice
ヴェルギリウスからベアトリーチェへ
ダンテの長編叙事詩『神曲』。
Outside Context
青天の霹靂
イアン・M・バンクスの小説『Excession』。
技術の発達したエイリアンが第二次大戦中の地球を侵略するという想定外の状況を表すための、作中用語。
Like Tears in Rain
雨の中の涙のように
映画『ブレードランナー』の登場人物「ロイ・バッティ」の台詞。
Distinctiveness Added
同化された生物的特徴
『スタートレック』シリーズの種族「ボーグ」の台詞「お前達の生物的特徴及び科学技術を我々と同化する」からの派生。
Planet of the Mechs
メカの惑星
映画『猿の惑星 (Planet of the Apes)』。
Directive 67
指令67
『スターウォーズ』に登場する「オーダー66」。
Rise of the Machines
機械の台頭
映画『ターミネーター3』のサブタイトル。
Exterminatus
究極浄化
『ウォーハンマー40,000』における、人類帝国による惑星の浄化命令。
Pandora's World
パンドラの惑星
ギリシア神話に登場する「パンドラの箱」。
Stay on Target
ターゲットを見失うな
『スターウォーズ エピソードⅣ』の台詞。
...and Hope?
……そして希望は?
ギリシア神話に登場する「パンドラの箱」。
開かれた箱には希望が残っていた、という寓話。
1999 A.D.
1999年
おそらく、1995年のJRPG『クロノ・トリガー』。
作中の1999年に、宇宙生物による惑星規模の災害が発生する。
A Hump Like a Snow-Hill
雪の丘のようなコブ
ハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』。
Raiders of the Lost Galatron
レイダース/失われたガラトロン《聖遺物箱》
映画『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』。
Whatever it is, I'm against it
何であろうと、私は反対
1932年の映画『御冗談でショ』で使われた楽曲「I'm Against It」の歌詞の一部。
Our Fleets will Blot Out the Stars
我が艦隊が星を覆う
ペルシャ戦争を題材にしたアメコミ『300』に登場する文章「our arrows will blot out the sun (我が軍の矢は太陽を覆う)」。
With Great Power
大いなる力に伴うもの
格言「With great power comes great responsibility (大いなる力には、大いなる責任が伴う)」。
『スパイダーマン』シリーズで有名になった。
With Thunderous Applause
万雷の拍手の中で
『スターウォーズ』の台詞「自由は死んだわ。万雷の拍手の中で」。
Sic Semper Tyrannis
専制者は常にかくの如く
ローマのブルトゥス (ブルータス) がカエサル (シーザー) を暗殺したときの言葉 (創作)。
Modern Cincinnatus
現代のキンキナトゥス
ローマの将軍ルキウス・クィンクティウス・キンキナトゥス。
国家の危機に接するたびに元老院から二度も大権を与えられたが、解決すると二度とも地位を自ら放棄した。
Burn Notice
絶縁通知
アメリカのテレビドラマのタイトル。
Tinker, Tailor, Soldier, Blorg
ティンカー、テイラー、ソルジャー、ブローグ
映画『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』。
Maximally Effective
最大限に役立たせる
webコミック『Schlock Mercenary』の作中作『The Seventy Maxims of Maximally Effective Mercenaries (傭兵を最大限に役立たせる70の法則)』が関係する可能性がある。

奴隷の種類

名称元ネタと解説
戦闘奴隷ゲーム『スターコントロール』シリーズのア・クアン・マスター。
発電グリッドとの融合映画『マトリックス』。この奴隷の種類を表すキーは、slavery_matrix。

巨大構造物

名称元ネタと解説
リングワールドラリー・ニーヴンの小説の題名。
星間会議場『バビロン5』のバビロンプロジェクト。
巨大造船所ゲーム『スター・ウォーズ:旧共和国の騎士』のStar Forge。
戦略調整センター小説『エンダーのゲーム』に登場する士官学校かもしれない。

危機的勢力

名称元ネタと解説
コンティンジェンシー『Mass Effect』の機械生命「リーパー」。
異次元からの侵略者『新スタートレック』のデヴィディア人。
プレスリン『ウォーハンマー40,000』の種族「ティラニッド」または、『スターウォーズ』の種族「ユージャン・ヴォング」。
報復 (円環の終わり)『ウォーハンマー40,000』の「エルダーの失墜」。

艦船

国際地球連合が使用する標準の名称リスト「人類」は、以下の元ネタがある:駆逐艦――都市、巡洋艦――戦場や軍事指導者、建設船――河川と海洋、調査船――科学者と探検家、など。

名称元ネタと解説
エンタープライズ (戦艦)『スタートレック』シリーズ。
ファイアフライ (コルベット)テレビドラマ『ファイヤーフライ 宇宙大戦争』に登場する、ファイヤーフライ級宇宙貨物船「セレニティー号」。
セレニティ (コロニー船)
電光石火 (コルベット)ミュージカル映画『グリース』。
サンダー・チャイルド (駆逐艦)小説『宇宙戦争』に登場する軍艦。
イェーガー (コルベット)世界初の超音速飛行に成功したパイロット、チャック・イェーガー。

海賊船

ポップカルチャーを別にすると、海賊船の命名の多くは作家イアン・バンクスの設定を連想させる。

名称元ネタと解説
スリングス戯曲『ハムレット』の一節「The slings and arrows of outrageous fortune」。
アローズ
アウトレイジャス・フォーチュン
漆黒伯爵 (Black Earl)ディズニーの『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのブラックパール号。
アタック・オン・フレイター漫画『進撃の巨人 (Attack on Titan)』。
Tycho, Durandal, LeelaFPSゲーム『Marathon』シリーズに登場する、コロニー船の人工知能の名前。
(訳注:Ver.3.7.4現在、名称リストにこれらの名前は見当たらない)
オー・ザッツ・パイレーツ漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第3部の劇中に登場する野球ゲーム「OH That's A BASEBALL!!」。
ソイレント・グリーン同名の映画のタイトル。
レゾナンス・キャスケードFPSゲーム『ハーフライフ』。
ヘルズ・ベルスオーストラリアのロックバンド「AC/DC」の楽曲『Hell's Bells』。
ピレッジ・アンド・リコンシリエーション『HALO』シリーズの巡洋艦「Truth and Reconciliation」。
コメット・サイテッドパラドゲーの定番イベント「彗星を発見」。

星系

名称元ネタと解説
アルデラーン
ドレッセル
ジャバー
ランドー
『スターウォーズ』。
訳注1:アルデラーン (Aulderaan) は、映画の惑星オルデラン (Alderaan) と綴りが少し違うが、ローカライズ用ファイルのなかにコメントで「# Star Wars」と書かれている。
訳注2:ジャバー (Jabbah) は、さそり座ν星「ジャバハー」のことであり、映画の登場人物ジャバ・ザ・ハット (Jabba the Hutt) ではない。
アムリッツァ
マール・アデッタ
ランテマリオ
ヴァーミリオン
小説『銀河英雄伝説』の星域名。
作中ではマール・アデッタでなく、マル・アデッタ。
アスタルテ古代地中海地域の女神「アスタルト」。『銀河英雄伝説』の星域「アスターテ」の語源。
アラキスフランク・ハーバートの小説『デューン』シリーズの舞台となる惑星。
ベルギウム「Victoria」や「Hearts of Iron」シリーズに出現する、地球の国家。
訳注:要するにベルギーのこと。現行の日本語訳がよくない。
『銀河ヒッチハイク・ガイド』における「銀河で最も無礼な言葉」でもある。
チュクノールパラドックスのストリーミング責任者、Anders "cKnoor" Carlsson。
Covfefe米国元大統領ドナルド・トランプが2017年に発したツイートに含まれていた、謎の単語。
訳注:Ver.3.7.4現在、ゲーム中に存在しない。
鷹の瞳
(Eye of Hawking)
物理学者スティーブン・ホーキングの死の直後に実装された、ブラックホール星系の名称。
ホーキングは、ブラックホールに関する物理現象の研究者。
訳注:日本語名は誤訳と思われる。
ギエディ
(Giedi)
小説『デューン』に登場する「ハルコンネン家」の母星「ジエディ・プライム」。
訳注:ゲームデータ中のコメントによれば、やぎ座アルファ1星の固有名に由来しており、フィクション由来でない。
ヒガシク・アタ
(Higashik-Ata)
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部の主人公の名字「東方」。
ヒロスシャーリイ・ジャクスンのゴシックホラー小説『The Haunting of Hill House』。
カゾン
(Kazon)
『スタートレック』の戦闘種族「ケイゾン人」。
ゲーム『Star Control II: The Ur-Quan Masters』に登場する双子の神の名前でもある。
カズー
(Kazoo)
Stellarisの公開前実況の放送開始前に、スタッフ Anders Carlsson が使った楽器。
ケルボルシミュレーションゲーム『Kerbal Space Program』に登場する恒星。
クーマ
(Kuma)
Paradoxの音楽ディレクター Björn Iversen のニックネーム "Kuma-kun"。
訳注:ゲームデータ中のコメントによれば、りゅう座ν星の固有名に由来している。
マンワード
(Manward)
Stellarisの元ゲームディレクター、Martin Anward。
オリマーアクションゲーム『ピクミン』の主人公。
オミクロン・ペルセイ実在する恒星「ペルセウス座オミクロン星」だが、テレビアニメ『フューチュラマ』にも登場する。
ポルガーラデイヴィッド・エディングスのファンタジー小説『ベルガリアード物語』の登場人物である、女魔術師ポルガラ。
タンペール
(Tammpere)
フィンランドの都市タンペレ (Tampere) と綴りがよく似ている。
タルゴンMOBAゲーム『League of Legends』に登場する、霊峰ターゴン。
テイアマトメソポタミア神話の女神「ティアマト」。
ウルム南ドイツの都市。パラドゲー『Europa Universalis』シリーズのプレイヤーから、よくネタにされる。
ヴォホールゲーム『Space Quest』シリーズの悪役の名前。
イルドゥンデイヴィッド・ウェーバーのSF小説『オナー・ハリントン』シリーズに登場する企業。
訳注:ゲームデータ中のコメントによれば、こぐま座δ星の固有名に由来しており、フィクション由来でない。
ヤンプゲームディレクターの Martin Anward が、実況中にJumpを何度もYumpと間違えて発音したこと。
ゲームデータでは、KazooとcKnoorの次にYumpがある。
訳注:ファイル内の位置の話は、Ver.3.7現在では正しくない。アルファベット順にソートされているため。

以下の星系は英wikiで紹介されているが、Ver.3.7現在ではゲーム中に見当たらない。

  • Heegaraa
  • Heaven's Gate
  • Tantanga

惑星

名称元ネタと解説
アルファ複合施設 (リングワールド)TRPG『パラノイア』の舞台となる施設「アルファ・コンプレックス」。
デューン (砂漠型惑星)小説『デューン』シリーズに登場する惑星「アラキス」の別名。
キプリング (熱帯型惑星)短編小説集『ジャングル・ブック』の作者名。
ルルイエ (海洋型惑星)クトゥルフ神話に登場する、海底に沈んだ都市。
ダゴン (海洋型惑星)古代メソポタミアの神の名前。クトゥルフ神話に登場する海神の名前でもある。
壁に囲まれた庭園 (ガイア型惑星)ゲーム『Mass Effect』に登場するクォリアン族の母星「ラノック」の意味。
メルポメニア
ソラリア
アイザック・アシモフの小説『ファウンデーションシリーズ』に登場する惑星。

小惑星

名称元ネタと解説
接頭辞 1337-「LEET」を形の似た別の字で置き換えたもの。このような表現方法をleetspeakという。
LEETは「エリート」を意味する俗語で、elite→ELEET→LEETと変形していった。
接頭辞 AT-、R2-、C-
接尾辞 -AT、-ST、-D2、-3PO
映画『スターウォーズ』。
接頭辞 THX- および接尾辞 -1138映画監督ジョージ・ルーカスのデビュー作『THX 1138』。
接頭辞 HAL- および接尾辞 -9000映画『2001年宇宙の旅』の人工知能「HAL 9000」。
接頭辞 TLDR-ネット用語 「TL;DR」("Too Long, Didn't Read" の略)。長文への非難や、そこから転じて長文を読まない人のための要約を意味する。
接頭辞 UL1M-南ドイツの都市ウルムの可能性。EUシリーズでよくネタにされる。
接頭辞 OD1N-北欧神話の神「オーディン」。
接頭辞 VIR-おそらく、このゲームのチュートリアルに登場するロボット。もしかしたら、『バビロン5』の登場人物「ヴィール・コット」。
接頭辞 WPR-1983年の映画『ウォー・ゲーム』に登場する人工知能「WOPR」の可能性。
接頭辞 LV-映画『エイリアン』に登場する天体「LV-426」。

イベント

名称元ネタと解説
彗星を発見パラドゲーの定番イベント。
対異星人特務部隊ゲーム『XCOM』および『UFO』シリーズ。
モノリスの詩映画『2001年宇宙の旅』。
かすり傷ゲーム『Mass effect 2』で、科学者ニュートンの名前を引き合いに、命中しなかった運動エネルギー弾が何かに当たるまで飛びつづける危険性に関する会話。
不可解な陶器ラッセルのティーポット」。
マリンカリンRPG『女神転生』シリーズの、敵に状態異常を与える魔法。
ンミクピゲーム『ピクミン』の逆。
嗅覚研究アニメ『フューチュラマ』に登場する、遠くの臭いを嗅ぐ望遠鏡「Smell-O-Scope」。
紫の雨ミュージシャン「プリンス」の楽曲『パープル・レイン』。
脱走した工作員映画『アバター』。
軌道上のスピード狂ゲーム『Mass Effect 3』のエンディング。
この木何の木2006年の映画『ファウンテン 永遠につづく愛』。
訳注:原文は単に「The Tree」で、日本のCMソングは関係ない。
ホライゾン・シグナル映画『イベント・ホライゾン』。
銀河の天辺を睨む巨砲ゲーム『Halo』のサントラ内の楽曲名。
壊れた調和『スタートレック』の種族「トリル人」。
メガコープスのライブテレビアニメ『Metalocalypse』。イベントの選択肢「粗暴な奴らだ (Brutal)」も同様。
苦しみの次元このイベントの選択肢「ポータルを岩で埋めてみたらどうだ!」は、パラドゲー『CK2』のイベント「Gate to Hell」に由来している。
選択肢「最も優秀な騎士を送り込め!」は、ゲーム『Doom Eternal』から。

以下のイベントは英wikiで紹介されているが、Ver.3.7現在ではゲーム中に見当たらない。

  • A Species of Ice and Ice

メッセージ

文言元ネタと解説
銀河は暗く恐怖に満ちている。ジョージ・R・R・マーティンの小説『氷と炎の歌』シリーズ。作中の宗教的な格言「夜は暗く恐怖に満ちている」の翻案。
全司令官に通達。艦隊を配置につかせろ。『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』。
下劣な※※、お前たちの悪臭が漂ってくるぞ。嗅ぐたびに病気に感染しそうな気分になる。映画『マトリックス』の登場人物「エージェント・スミス」の台詞。
あなた方も、最終的には偉大なる神を受け入れる。『ウォーハンマー40,000』の国家「タウ・エンパイア」。
訳注:タウ・エンパイアは権威物質主義的で「偉大なる神」は誤訳 (原文は "greater good")。
揮発性粉末が必要だ。小説『デューン』の台詞 "The spice must flow." の翻案。
貴様らはイカれた創造主に暇つぶしで作られた、ものを考える石くれだ。有名なツイートの翻案。
なんとも無能そうな顔をした※※だな。webコミック『Tails Gets Trolled』。
そうしてくれ。(Make it so.)『スタートレック』のピカード艦長の常套句。
なんという巨大さだ!『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』。
我々の背後にある壁画の意味が気になるのか? いい質問だし、答えはとても興味深いぞ!ゲーム『スターコントロール』。
中立機構は明るい雰囲気に満ちております。VRヘッドセット「Oculus Rift」。
その治世が永遠に、いやそれ以上に続きますよう!映画『トイ・ストーリー』の台詞 "To infinity, and beyond!"。
離れていてもお見通しだ。映画『ロッキー・ホラー・ショー』。
ユニットA5091-bに魂はあるのでしょうかゲーム『マスエフェクト』で機械生命「ゲス」が発する質問。
素晴らしい! フルーツの詰め合わせを用意しよう。アニメ映画『ポカホンタス』。
粗暴な奴らだ。(Brutal.)テレビアニメ『Metalocalypse』。
生命には、その……不可能はない。映画『ジュラシック・パーク』。
盗むな!
(My precious!)
J・R・R・トールキンの小説『指輪物語』の台詞。
訳注:有名な和訳は「いとしいしと」。

外交の挨拶

文言元ネタと解説
貴様らの誰一人として罪から逃れることはできん。(険悪な「教えを説く狂信者」)有名なツイート
※※がお護りくださる。(戦争中の「教えを説く狂信者」)ゲーム『ウォーハンマー40,000』。
※※先輩、私のことに気づいて…… (狂信的な友好主義者)日本のアニメの、ありふれた台詞。
我々は※※だ。 お前の艦隊にシールドの解除と降伏を命じよ。 (戦争中の集合意識)『スタートレック』の機械生命「ボーグ」の台詞。
コロッサスの惑星破壊能力を念頭に置いて、我々の発言を聞くがいい。(コロッサス保有国)ゲーム『シヴィライゼーションII』のいわゆる「核ガンジー」。
完全稼働したコロッサスの火力を味わわずに済むよう、祈るがいい! (敵対的なコロッサス保有国)『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』の台詞の翻案。

説明文

文言説明の対象元ネタと解説
一部の※※は、ほかの種族よりも平等である。種族権利「カースト制」ジョージ・オーウェルの小説『動物農場』からの翻案。
宇宙は最後のフロンティアだ。技術カテゴリ「宇宙工学」『スタートレック』冒頭のナレーションの翻案。
強大で冷淡で無慈悲な知的生命体が (以下略)技術「惑星防衛」H・G・ウェルズの小説『宇宙戦争』。
新世界を皮膚で体験するのは、もはや時代遅れです!技術「皮下刺激」映画『イベント・ホライゾン』からの翻案。
決して降伏しない。政策「戦争ドクトリン-縦深防御」イギリスの政治家ウィンストン・チャーチルの演説。
群れが喰らい、星はおののき、我らを育てる。ディシジョン「惑星を喰らう」ゲーム『Starcraft II: Heart of the Swarm』。
家畜の正体は、 POPだったんだよ!奴隷の種類「家畜」映画『ソイレント・グリーン』。
これより諸君の生物学的・技術的な独自性を我々のものとする。生活水準「同化」『スタートレック』の機械生命「ボーグ」の台詞。
有機生命に栄光あれ。生活水準「バイオトロフィー」アクションRPG『ニーア オートマタ』。
直接コントロールを実行する。生活水準「機械の統合」ゲーム『マスエフェクト2』のハービンジャー。
我々が元老院だ。決議「理事国数:1ヵ国」『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』の登場人物「パルパティーン」の台詞。
銀河は広大で、危険に満ちている。伝統ツリー「不屈」Stellarisの標語 "The galaxy is vast and full of wonders" (銀河は広大で、謎に満ちている) の翻案。

アドバイザー音声

名称元ネタと解説
軍国主義『スタートレック』のクリンゴン人。
精神主義『バビロン5』。
排他主義『ウォーハンマー40,000』、帝国防衛軍の政治将校。
VIR (チュートリアルのロボ)名前は『バビロン5』のヴィール・コット (Vir Cotto)。ポートレートを何度もクリックすると面白いことをいう。

謎の観察者 (受容没落帝国)

文言元ネタと解説
この宇宙のすべては舞台。そして※※はただの役者にすぎん。シェイクスピアの喜劇『お気に召すまま』からの翻案。
いい子だから、我々のいる観客席には降りてくるなよ。テレビドラマ『ドクター・フー』の登場人物、クララ・オズワルド。

リヴァイアサンなど

名称元ネタと解説
永久機械映画『インターステラー』。
ガルガンチュアとパンタグリュエルフランソワ・ラブレーの物語作品の題名。
女王ティヤンキとAH4Bハーマン・メルヴィルの小説『白鯨』。
シャードとルブリケーターJ・R・R・トールキンの小説『ホビット』に登場する巨竜「スマウグ」と宝玉「アーケン石」。

シュラウド

シュラウドは、『ウォーハンマー40,000』の異次元「歪み」が元になっている。

上位の存在

いずれも『ウォーハンマー40,000』に登場する神に由来する。

名称由来の神
螺旋の作曲家ナーグル
世界を喰らうものコーン
欲望の道具スラーネッシュ
虚無の囁き手ティーンチ

入り口のメッセージ

名称元ネタと解説
いま我々が吸ってるのは空気か?映画『マトリックス』。
我々は詩人を送るべきだった……映画『コンタクト』。
君も声を聞いたのか?『ウォーハンマー40,000』。
恐怖……恐怖に顔がついてる。映画『地獄の黙示録』。
どんな感覚器官があればこの世界を見たり、聴いたりできるんだ?小説『デューン』。

その他

名称元ネタと解説
銀河共同体と銀河帝国映画『スターウォーズ』の銀河共和国と銀河帝国。
日和見主義者
(AIパーソナリティ)
テレビアニメ『フューチュラマ』またはアニメ映画『怪盗グルー』シリーズの可能性。
説明文「種族はいかにして中立になるのだろう。」は、フューチュラマからの引用。
マリオ、ルイージ、ゼルダ
(人類用の名称リストのリーダー名)
任天堂のゲームの主要な登場人物。
結晶生命体は砕けない
(イベントのタイトル)
漫画『ジョジョの奇妙な冒険』第4部の副題「ダイヤモンドは砕けない」の翻案。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
(イベントのタイトル)
マーベルコミックシリーズのタイトル。
チノー (Chinorr)
(プリセット帝国)
パラドックスのストリーミング責任者、Anders Carlsson のスペルミス。
Lクラスターとナノマシンテレビドラマ『スターゲイト アトランティス』のレプリケーター。
謎の異星物体アーサー・C・クラークの小説『宇宙のランデヴー』。
ミニチュア銀河
(遺産)
映画『メン・イン・ブラック』。
巨大ガス惑星の構造物
(考古学調査地点)
沈没事故を起こした客船「タイタニック号」。
決して忘れない
(考古学調査地点)
映画『ブレードランナー』。
トキソイド 3
(名称リスト)
フィンランド語の都市や人名など。

英wiki由来でないもの

  • イベント
    名称元ネタと解説
    夜来たるアイザック・アシモフの短編「夜来たる」から。

コメント

  • 惑星イベント「マリンカリン:花粉崇拝」に出てくる準宗教団体「花教院」とそのリーダー「グリーン・ハイエロファント」は確実にジョジョネタ -- 2023-05-10 (水) 06:17:02
  • 星系名のティアマトは、銀河英雄伝説ネタでもある -- 2023-05-16 (火) 09:34:59
  • ズィロってずっとDuneのメランジのオマージュだと思ってたけど、Mass Effectシリーズなんだ。まぁ砂漠で算出されないしね... -- 2023-05-25 (木) 12:29:20
  • 例のキツネ種族がス〇ーフォックスなら水棲種族のアレは〇ルダのゾ〇ラ族よな...と、しみじみおもった。 -- 2023-06-11 (日) 20:59:42
  • マリンカリンのグリーン・ハイエロファントと花教院は花京院だろ -- 2023-08-20 (日) 03:25:45
  • 開発にジョジョ好きでもいるのか?ってくらいジョジョネタ多いな… あと前のページに問題があったのはわかるけど、いくら何でも消しすぎでは?海洋惑星のイベントとかほぼ確実にソラリスのパロディだろうし。いやここで言っても意味ないんだろうけど -- 2023-08-28 (月) 16:01:53
    • EU4にもジョジョ由来の実績があるからそういう開発の人もいるのかも -- 2023-08-28 (月) 20:12:53
  • 銀英伝は出るよね確かに -- 2023-09-17 (日) 06:36:23
    • アスターテ、アムリッツァ、ランテマリオ――。この辺は銀英知ってると反応するね。 -- 2023-09-17 (日) 07:57:17
      • 惑星名のダゴンも銀英伝にはダゴン星域があるからねえ -- 2024-03-02 (土) 17:44:05
      • ゲーム内で初めてみたとき、あれ、現実に存在するの?って検索しちゃったね。 -- 2024-03-02 (土) 18:05:42
  • めちゃめちゃインターステラーっぽい曲がある -- 2023-09-20 (水) 15:47:07
    • インターステラーっぽいと言うよりは単純にこういう宇宙っぽい曲、感はある -- 2023-12-02 (土) 06:43:34
  • 奉仕機械は元ネタとか特に無いの? -- 2023-12-24 (日) 21:12:27
    • ぱっとは出てこないけど機械に管理された人間ってネタは古来からあるからむしろ定番ネタぐらいの扱いでいいかもしれません。それのちょっと亜種、変化球程度の。 -- 2024-03-02 (土) 18:09:26
    • 上に書いてあるウォーリーとかだと機械に管理された人間がまあとんでもなくデブですごくバイオトロフィー感があるよ。ネタバレになるから詳細伏せるけど、環境変わればちゃんと働くPOPになりうるという点もかなりバイオトロフィー -- 2024-03-17 (日) 11:43:57
  • そいえば、揮発性粉末はたぶんゼッフル粒子だよね、他のもとネタ候補知ってる人いたら教えて -- 2024-03-17 (日) 09:04:03
    • ゼッフル粒子は地面で採取できるとも調味料として使えるともそもそも粉末だとも聞いたことが無いし、ゲーム的な使い道も全然違うけど、それを除けば似てる…のかな? -- 2024-03-17 (日) 21:10:39