リーダー

リーダー(leader)は、帝国の各組織を統率する人材。リーダーの能力に応じて、各組織にボーナスが発生する。

概要

リーダーとは組織を運営する人材のことで、例えば艦隊の場合はリーダー「司令官」を割り当てることで強化できる。
リーダーは一人一人が独立したスキルレベル・経験値・特性を持っており、能力が異なる。
有機生命体のリーダーは年齢と寿命を持ち、ロボティクスのリーダーは故障することがある。

クラスおよび形態が特殊なリーダーの一覧

• 役人：
  国内政治と外交に関するリーダー。銀河共同体や連邦で、自国の代表を務めることができる。
  惑星やセクターを統治するときは、資源の産出に向いた効果を発揮する。
  熟練クラスの「使節」は、ファーストコンタクトなどを担当する使節とは別物なので注意。
  
  
• 司令官：
  軍事に関するリーダー。艦隊と地上軍を指揮できる。
  司令官が指揮する艦隊は、未知の星系に進入できる。これを利用して、調査船のかわりに航路探査を行える。また、敵国の領内にある未調査の星雲への進入も可能になる。
  惑星やセクターを統治するときは、政情の不安な植民地の統治に向いた効果を発揮する。
  
  
• 科学者：
  科学技術に関するリーダー。調査船を指揮できる。
  科学者は調査船の運用に必要不可欠であり、科学者のいない調査船は単純な航行以外の行動が取れなくなる。
  惑星やセクターを統治するときは、研究力の産出に向いた効果を発揮する。
  
  
• 統治者：
  統治者は、帝国の元首であるリーダー。統治者は、クラスではない。
  評議会の役職のみを担当する。たとえば、クラスが科学者の統治者は調査船の指揮や惑星の統治ができない。
  他のリーダーと異なり、プレイヤーが直に統治者を任命できず、選挙などによって就任する。また、レベルの高さから発揮する効果も、統治形態に依存する。詳細は、統治形態を参照。
  統治者の地位が終身である、独裁制と君主制、そしてゲシュタルト意識の帝国の統治者は、評議会に関するリーダー特性しか取得できない。君主制の後継者や、ゲシュタルト意識のノードも同様。
  
  
• 使節：
  ファーストコンタクトや関係改善、諜報網を担当する特殊なリーダー。
  単にリーダーというときは、使節を含まないことが多い。
  詳細は使節を参照。

雇用

雇用コスト

リーダーを雇用するには統合力を必要とする。
レベルが高いほど、必要な統合力も増える。レベルごとのコストの基本値は以下のとおり。

リーダー数が雇用上限を超過している場合は、そのペナルティで雇用コストが増大する。

リーダーの雇用に必要なコストに対する補正の一覧：

維持費

リーダー1名につき毎月2×レベルの維持費が発生する。
使節に維持費は発生しない。
リーダー数が雇用上限を超過している場合は、そのペナルティで維持費が増大する。

リーダーの維持費に対する補正の一覧：

雇用上限

帝国が効率的に扱えるリーダー数の上限は、「リーダー雇用上限」という帝国のパラメータで表現される。
雇用上限は、クラスごとに独立して存在する。雇用上限の基本値は3。

• 対象となるリーダー
  非ゲシュタルト意識帝国の統治者と後継者は、対象に含まれる。
  以下のリーダーは、対象に含まれない。
  • 使節
  • ゲシュタルト帝国の統治者とノード
  • 伝説のリーダー
  • マローダーや傭兵中立機構から借りた艦隊を指揮する提督
  • 特性「熱心」(「プライムドローン」「プライムボット」) を持った、スキルレベル4未満のリーダー
    
    
• 雇用上限のペナルティ
  リーダー数が雇用上限を超えると、リーダーの雇用費と維持費が上昇し、リーダーの獲得経験値が減少する。ペナルティも、クラスごとに独立している。
  ペナルティ量は以下の式で計算できる。

  リーダーの費用のペナルティ量[%] = 上限超過人数 ÷ 雇用上限
  獲得経験値のペナルティ量[%] = 1 - 0.85 ^ 上限超過人数

  例として、上限が6のときにリーダーが10人いると、リーダーの費用が (10 - 6) ÷ 6 = 66%増える。また、獲得経験値が 1 - 0.85 ^ (10 - 6) = 47%減る。
  この計算式の性質上、リーダーをたくさん雇うほどペナルティは増えていく。しかし、経験値のペナルティが100%に達することはない。

リーダーの選択

リーダーを雇用するときには、3人の候補の中から選択する。
リーダー候補は、5年ごとに補充および入れ替わりが発生する。

科学者および役人の候補は、完全市民権を得ている種族からのみ出現する。
司令官の候補は、完全兵役が課された種族からのみ出現する。
テクノロジー「人工生命体の自我」を取得している場合、人工生命体のリーダー候補が出現するようになる。

「外部リーダー候補」について：
移民条約を結ぶと、相手国出身のリーダー候補が「外部リーダー候補」として出現する。移民条約のほかに、従属国や同じ連邦の加盟国からもリーダーを雇用できる。
ただし、形態 (非ゲシュタルト意識、集合意識、機械知性) が異なる帝国から外部リーダーは雇用できない。
このリーダー枠は、「雇用できるリーダー (外部)」という名称で、通常のリーダー候補一覧の下に表示される。

NPC勢力からの雇用

特定の条件を満たすことで、NPC勢力からリーダーを雇用できる。

NPCから雇用できるリーダーの一覧：

異星言語学

要DLC「ギャラクティック・パラゴン」
技術「異星言語学」を研究すると、高名なパラゴンを雇用できる (雇用可能なパラゴンの一覧)。
さらに同技術で建造できるようになる星系基地の建造物「星間募兵オフィス」を建造すると確率が高まる。

年齢と寿命

リーダーは年齢のパラメータを持ち、時間経過で加齢する。

年齢の初期値：

補足：

• 年齢の分布は、正規分布。中央付近が出現しやすく、限界に近い値は出現しにくい。
• 後継者は、この範囲より若く出現する。
• イベントなどで生成されるリーダーは、この限りではない。
• リーダー候補は加齢によって年齢が初期値の範囲を超えても、候補から消えない。

有機生命種族の寿命

• 寿命の判定
  有機生命種族のリーダーは、加齢によって死亡する。
  リーダーが死亡するとき、死因あるいは生前に退職する理由がランダムに生成されるが、それは単なるフレーバーテキストにすぎない。
  戦死やイベントによる死などを除くと、ゲームからリーダーがいなくなる事象はすべて、ゲームシステム上は加齢による死亡である。
  リーダーは毎月、以下の確率で死亡する。

  補正後年齢 = 年齢 － 寿命への補正
  補正後年齢が100未満の場合の死亡率 = 0.2% × (補正後年齢 － 79)
  補正後年齢が100以上の場合の死亡率 = 4% + 2% × (補正後年齢 － 99)

  つまり、補正を除くとリーダーは80歳から死のリスクがあり、100歳以上になるとさらに死にやすくなる。また、補正によって寿命が延びたリーダーは、本来の年齢より若いものとして計算する。
  
  
• 死亡する時期の目安

  補正後年齢	80	82	84	86	88	90	92	94	96	98	100	102
  この年齢までに 死亡する確率[%]	2.4	13.4	30.3	49.1	69.3	79.7	89.0	94.6	97.6	99.0	99.7	99.9

  補正がない場合の平均寿命は、87.6歳。
  
  
• 寿命への補正の一覧 (非常に古い)

  	種族特性	その他補正	テクノロジー
  +80	尊者
  +50	効率的な臓器
  +40	サイボーグ
  +30	被爆者
  +25		不屈(リーダー特性)
  +20	不滅	精神と肉体の伝統 能力増強の政策
  +10		血統選別の政策	生命活性剤
  +5			細胞再活性化
  -10	刹那的
  -20		薬物乱用者

ロボティクス種族の故障

機械のリーダーおよび人工生命体のリーダーは寿命で死亡しないかわりに、一定の確率で故障のイベントが発生して死亡する。
10年に1回の頻度で、帝国ごとに故障の判定が行われる。

上記の条件に当てはまらないリーダー (統治者やノード、外交を担当する役人など) は、故障しない。
一部の特殊なリーダー (傍観者など) も、故障しない。

判定は帝国単位で行われ、リーダー単位ではない。そのため、同じ役割を持つリーダーが多いほど1人あたりでは故障しにくくなる。
例えば、調査船を指揮する科学者が8名であれば、4名の場合と比して1人あたりの故障率は半分になる。
同じ役割を持つリーダーがいない場合、リーダーの平均「寿命」は500年となる。

有機生命のリーダーと比べたとき、平均寿命では大きく優れるが、いついなくなるか予想できないという点では劣る。
また、有機生命のリーダーは繰り返し研究で寿命をいくらでも延ばせるが、故障の確率は改善する手段が限られる。

司令官が戦死する確率

司令官が艦隊を指揮するとき、最も大きいサイズの艦が撃沈されるごとに10%の確率で戦死する。(この確率は公式wikiを根拠にしているが、正確性は未確認)
司令官が地上軍を指揮するとき、部隊が倒される (耐久力がゼロになって消滅する) ごとに、2/指揮中の部隊数 (%) の確率で戦死する。(根拠)

葬儀

要DLC「ギャラクティック・パラゴン」
有力なリーダーが死亡したとき、葬儀のイベントが発生することがある。
志向などに応じて複数の選択肢が発生し、選択に応じて効果の異なる帝国補正が5年間、発生する。一部の選択肢はエネルギー通貨を必要とする。

スキルレベル

リーダーは1～10までのスキルレベルを持ち、スキルレベルによってリーダーの種類ごとに異なるボーナスを得られる。
リーダーは活動によって経験値を獲得し、経験値が一定以上になるとスキルレベルが上昇する。

• レベルアップに必要な経験値

  スキルレベル	必要な経験値
  	前のレベルから	レベル1からの累計
  2	400	400
  3	1,100	1,500
  4	2,100	3,600
  5	3,400	7,000
  6	5,000	12,000
  7	6,900	18,900
  8	9,100	28,000
  9	11,600	39,600
  10	14,400	54,000

  
  

• 経験値の獲得量
  複数の条件を満たす場合、獲得量は累積する。
  たとえば、クラスが科学者である後継者が研究部門部長に就くと+6/月を獲得し、さらに調査船を指揮していればそこからも経験値を獲得する。

  リーダーの種類	獲得の原因と量
  統治者	常時+12/月
  非ゲシュタルト意識の評議員 (統治者を除く)	常時+5/月
  後継者	常時+1/月
  ノード (統治者を除く)	常時+10/月
  共通	セクターや惑星を統治しているとき+5/月
  役人	銀河共同体や連邦を担当しているとき+5/月
  司令官 (艦隊)	艦隊を担当しているとき+5/月 海賊を抑止しているとき+0.05/日 戦闘に参加するごとに+5 敵味方の艦が撃沈されるごとに+0.5 敵味方の艦が戦闘離脱するごとに+0.25
  司令官 (地上軍)	地上軍を担当しているとき+5/月 戦闘に参加するごとに+100 敵味方の部隊が倒れるごとに+0.25
  科学者	調査船を担当しているとき+5/月 クローク探知支援または積極的偵察をしているとき+0.1/日 天体の資源調査を終えるごとに+10 アノマリーの研究を終えるごとに+50 スペシャルプロジェクトの研究を終えるごとに+100 考古学調査地点や天体の裂け目のロール結果に応じて： ・失敗：+10 ・手掛かり+1：+25 ・手掛かり+2：+40 ・チャプター完了：+75 (考古学のみ。天体の裂け目はゼロ)

  
  
• 経験値の取得量への補正の一覧 (古い、網羅的でない)

  種別	名称	効果
  統治者特性	見る目がある	+20%
  統治者目標	技術開発	+25%
  布告	教育運動	+25%
  	機械学習運動	+25%
  	学習運動	+25%
  テクノロジー	神経再生医療	+25%
  伝統(発見)	総合技術教育	+25%
  アセンションパーク	超越的学習	+25%
  種族特性	賢明	+10%
  	愚鈍	-10%
  リーダー特性	適応力	+25%
  	頑迷	-25%

  
  
• 起源「ハイヴの始祖」による経験値ボーナスについて
  起源がハイヴの始祖である帝国では、役割に就いているリーダーは毎月、以下の式で求められる量の経験値ボーナスを得る。
  ボーナス量 = レベル補正 × ( スキルレベル×2.5 ＋ 乱数(1～7) ) ※端数は切り捨て
  レベル補正の値は、スキルレベルが6以下のとき0.7、7以上のとき0.5。

クラスごとの効果

スキルレベル1ごとにリーダーが発揮する、効果の一覧。
注：

• 評議会におけるスキルレベルの効果は、評議会を参照。
• 統治者におけるスキルレベルの効果は、統治形態の一覧を参照。
• 「母星統治」とは、リーダーが自身の出身惑星を統治するときに発揮する効果のこと。

役人：

司令官：

※：兵士の職業枠および戦闘離脱の機会は、小数点以下が切り捨てられる。

科学者：

特性の獲得

リーダーは候補として生成されたときから、特性を持つ。ときどき、複数の特性を持つリーダー候補が生成されることがある。これにはネガティブな特性が含まれることがある。
また、スキルレベルの上昇などによって、しだいに特性を獲得する。
新しい特性を獲得するかわりに、既存の特性がアップグレードされることもある。

ポジティブな特性の獲得

ポジティブな特性の獲得は、DLC「ギャラクティック・パラゴン」の導入の有無によって仕組みが異なる。

• DLCを導入していない場合：
  スキルレベル2ごとに新たなリーダー特性を獲得する。どの特性を獲得するかはランダムに決まる。
  
  
• DLCを導入している場合：
  スキルレベルが上昇すると、新たなリーダー特性を獲得する。複数の選択肢がランダムに生成され、その中から獲得したい特性を選択できる。
  レベル3までは、低レベル用の特性 (全クラスに共通の特性やクラスに汎用的な特性) が、選択肢に出現する。
  レベルが4になったときは、特性のかわりに「熟練クラス」を選択する。
  レベル5以降は、熟練クラスごとに専用の特性だけが選択肢に出現する。低レベル用の特性やそのアップグレードは、出現しなくなる。
  レベルが8になったときは、強力な特性である「運命の特性」を選択する。選択可能な運命の特性は、熟練クラスによって変化する。
  帝国の志向がゲシュタルト意識の場合、以下の制約がある。
  • 統治者とノードは、熟練クラスを選択できない。レベル3までは低レベル用の特性を、4以降は熟練クラスごとの専用の特性を選択できる。評議会向けの特性しか、選択肢に出現しない。
  • 統治者でもノードでもないリーダーは、評議会向けの特性や熟練クラスは選択肢に出現しない (評議員になれないので選択する意味がない)。
  • レベルアップしても、運命の特性を獲得できない。

ネガティブな特性の発生

リーダーは、時間の経過でネガティブな特性がランダムに発生する。
発生する規則は以下のとおり：

• リーダーは生成時に、生涯で発生しうるネガティブな特性の最大数を、隠しパラメータで持つ。最大数は、以下の確率でランダムに決まる。
  • DLC「ギャラクティック・パラゴン」未導入時：

    最大数	0	1	2
    確率	1/7	2/7	4/7

  • DLC「ギャラクティック・パラゴン」導入時：

    最大数	0	1	2	3	4
    確率	1%	4%	20%	55%	20%

    
    
• ネガティブな特性が発生する余地は、以下の式で計算する。

  発生する余地 = ネガティブな特性の最大数 - 既に発生したネガティブな特性の数 + 補正「リーダーのネガティブな特性の最大数」の値

  ティア2のネガティブな特性は、2つ分として計算する。
  このことから、以下のことが言える：
  • たとえば「リーダーのネガティブな特性の最大数-1」の補正が発生している場合、最大数が3のリーダーでも最大2つしか発生しない。
  • (DLC導入時の場合)「リーダーのネガティブな特性の最大数」の補正を-4まで積み上げれば、ネガティブな特性は全く発生しなくなる。-3でも、8割のリーダーは発生しなくなる。
    
    
• 先述した「発生する余地」の値がプラスのリーダーは毎年一回、発生の判定を受ける。
  判定ごとの発生する確率は、以下のような性質がある。
  • 発生する余地の値が大きいほど、発生確率は高くなる。
  • リーダーの余命が少ないほど、発生確率は高くなる。不死の場合でも、確率はゼロにならない。
  • スキルレベルが高いほど、発生確率は高くなる。
    
    
• その他：
  • ネガティブな特性のランダムな発生は、ノードにも起こる。評議会の方針「矯正処分」を実行すると、ノードに発生したネガティブな特性を除去できる。
  • 伝説のパラゴンなど一部の特殊なリーダーは、ネガティブな特性のランダムな発生が起こらない。
  • レベルが上がったときにネガティブな特性がランダムに発生するルールは、Ver.3.8で廃止された。

リーダー特性の一覧

共通の特性

※1：Ver.3.10.3現在、「統一者」の効果はツールチップの説明では「職業からの」となっているが、実際には官僚など (行政官) にしか適用されない。
※2：Controversial Reputation = 物議を醸す評判。嫌われ者のこと。

統治者の初期特性

帝国をエディットするとき、ゲーム開始時の統治者が持つ特性を以下の一覧からひとつ、自由に選択できる。
これらの特性は統治者専用ではなく、クラスなどの条件を満たすなら一般のリーダーにも出現する。
これらの特性はすべて、効果の対象が評議会となっている。
起源が「国家統一」の帝国の最初の統治者は、これらの特性を初期の特性に選択できないが、かわりに専用の特性を選択できる。

司令官の特性

※1：「コルベットの産出優先」の前提技術がコルベットでなく駆逐艦である理由は、コルベットしか建造できない帝国がコルベットを重視するという滑稽な現象を防止するため。

司令官の熟練クラスの特性と運命の特性

要DLC「ギャラクティック・パラゴン」
提督：
艦隊の指揮に特化した熟練クラス

※1：火砲兵器はタイプ:砲撃が付いた武装（実体弾砲及び古代技術でないX,Tスロット兵器）を指す。


将軍：
地上軍の指揮に特化した熟練クラス

長官：
総督の特性に特化した熟練クラス

※1：Ver.3.10.4現在、特性「軌道爆撃対策 II～III」はFTL妨害装置を提供する機能があるが、複数の点でおかしい。

• ツールチップではセクターに対して提供するように書かれているが、実際には惑星に提供する。
• 惑星を統治する総督にこの特性を持った司令官を割り当てても、FTL妨害装置は提供されない。惑星の防衛軍を指揮する将軍として割り当てたときに、FTL妨害装置が提供される。

戦略家：
評議員の特性に特化した熟練クラス

将軍の特性

将軍は、Ver.3.10で廃止された。
地上軍に関する特性は司令官に、諜報に関する特性は役人に移動した。

役人の特性

役人の熟練クラスの特性と運命の特性

要DLC「ギャラクティック・パラゴン」
使節：
連邦と銀河共同体の代表者となることに特化した熟練クラス

実業家：
総督の特性に特化した熟練クラス

大使：
外交向けの評議員の特性に特化した熟練クラス

顧問：
内政向けの評議員の特性に特化した熟練クラス

科学者の特性

科学者の熟練クラスの特性と運命の特性

要DLC「ギャラクティック・パラゴン」
探検家：
探索と調査に特化した熟練クラス

学者：
アノマリーと発掘地点の調査に特化した熟練クラス

アナリスト：
総督の特性に特化した熟練クラス

研究者：
評議員の特性に特化した熟練クラス

注1：「好奇心旺盛」と「記録者」以外の特性は、ギャラクティック・パラゴンを導入していない場合は熟練クラス特有の特性でなく、汎用の特性になる。
注2：物理学優先・社会学優先・工学優先は、どれかひとつしか採用できない。また、専門知識：◯◯の特性を持つ場合、その特性と異なる分野の優先スキルは採用できない。例として、専門知識：軍事学を持つリーダーは、物理学優先や工学優先を採用できない。

特殊なリーダー特性

クラスによって効果が変化する特性

これらの特性は主に、アセンションパス特有の種族特性の効果によって発生する。
リーダーが統治者に就任すると、効果が変化する。
POPの種族特性については種族を参照。

一覧：

アセンションパス関連：

頭脳ナメクジの宿主：

特化帝国に特有のリーダー特性

要DLC「オーバーロード」
特化レベルが2以上の特化帝国のリーダーに、通常の特性とは別枠で出現する特性の一覧。
これらの特性のアイコンの色は、通常の緑色でなく黄色。

シュラウド・トンネルに関するリーダー特性

シュラウド・トンネルを通った船を指揮するリーダーが、獲得することのある特性の一覧。
獲得する可能性のある特性はクラスごとに複数存在し (名称が同じで効果が異なる特性が複数ある)、いずれかひとつを獲得する。

特性1と2の名称は同じだが、効果とフレーバーテキストは異なる。
特性3と4はクラスにかかわらず名称と効果が共通する。
獲得する重みづけは特性ごとに異なる。特性3と4は出現率が低い。
特性3と4のフレーバーテキストに「統治者」という語句が入っているが、リーダーが統治者かどうかは何も関係していない。
科学者の特性の効果は、ゲシュタルト意識かどうかで異なる。
役人や統治者は船を指揮できないので、獲得する機会自体がない。

起源「国家統一」固有のリーダー特性

起源「国家統一」で帝国をエディットするとき、最初の統治者が持つ特性を以下の一覧から選択できる。
ネガティブな特性1つと引き換えに、最初から特性を2つ付けることも可能。
これらの特性はすべて、効果の対象が評議会となっている。

ユニークなリーダー

伝説のパラゴン

伝説のパラゴンとは、ゲームに登場するなかで最も強力なリーダーのこと。
伝説のパラゴンは、リーダー雇用上限に含まれない。

伝説なパラゴンの一覧：
※ここに記したリーダー特性は、固定で持っているものに限られる。実際にはこれら以外にランダムで特性を持つことがある。

※1：初期状態で志向を持たないパラゴンは、雇用されたときに統治志向のいずれかひとつを自身の志向に採用する。

傍観者

• 雇用する方法：
  傍観者は、アノマリー「乱高下する測定値」のイベントによって出現する。
  このアノマリーは、惑星の資源調査で以下の条件を満たしたときに出現する。
  • DLC「ギャラクティック・パラゴン」を導入する。
  • 帝国の志向がゲシュタルト意識でない。
  • 調査対象の惑星に準知的POPが存在する。
  • 調査対象の惑星でイベント「科学者の失踪」が発生していない。
  このアノマリーが出現すると、惑星上の準知的POPは特性「超能力者」を獲得する。
  アノマリーを研究すると、連鎖イベントが発生する。
  エネルギーの供与を拒んだりイベントを放棄するような選択をしないかぎり、どのような選択であっても多少の展開の違いはあっても最終的に傍観者を雇用できる。
  
  
• 提督形態：
  雇用したばかりの傍観者はクラスが提督の司令官であり、ユニークな艦船「ささやきのモノリス」を指揮する。
  傍観者とモノリスは不可分であり、傍観者に別の艦隊を指揮させたりモノリスの指揮を別の司令官に変えることはできない。評議員に任命することはできる。
  ささやきのモノリスは特殊なコマンド「降下」を持ち、自国の植民地に降下できる。降下するとモノリスは艦船から地上建造物に変化し (建造物スロットに空きがないと降下できない)、傍観者は降下した植民地を統治する役人に変化する。
  • 艦船としてのささやきのモノリス：
    艦船サイズ16だが、宇宙軍許容量は消費しない。
    星系全体のシールドを敵味方関係なく完全に無効化する能力を持つ。
    戦闘能力はゼロではないが、非力。モノリスが戦闘で撃破されると、傍観者は死亡する。
    PSIジャンプドライブを持つ。
    
    
• 総督形態：
  役人となった傍観者は、統治する惑星やセクターを自由に変更できる。ただし、モノリスは降下した惑星から移動しない。
  • 地上建造物としてのささやきのモノリス：
    毎月ズィロ8産出するが、維持費として25を消費する。
    惑星に対し、超能力POPからの資源産出+10%の効果がある。
    モノリスがある惑星は、以下のディシジョンを実行できる。

    PSI感化を開始

    50が必要。
    6か月に1回のペースで、惑星上のPOP1体に特性「超能力者」を与えつづける。ただし感化しているあいだ、モノリスはズィロを産出しなくなる。
    浄化中であったり、サイボーグやロボットなどのPOPには超能力を付与しない。付与できるPOPがいなくなると、ディシジョンは無効になる (再度有効にするたびに50を消費する)。

    PSI感化を中止

    感化を打ち切る。モノリスは再度、ズィロを産出するようになる。
    いちど中止すると半年のあいだ、感化を再開できない。

    ささやきのモノリスの展開

    100が必要。
    傍観者 (モノリス) を元の司令官 (艦船) に戻す。
    PSI感化をしているときは、感化を中止しないと展開できない。

ヴァグロスの継ぎ手、ケイデス

• 概要：
  はじめは凡庸な科学者だが、自身とその一族の歴史を辿ることで有能な科学者 (あるいは役人や司令官) に成長する。
  また、その過程で遺産「鍵」が手に入る。
  絶滅主義やゲシュタルト意識帝国は、雇用できない。
  
  
• 出会う方法：
  ユニーク星系「デュガール」にはじめて自国の艦船が進入すると、イベント「救難信号」が発生する。
  「信号を無視しろ」を選ぶと、何も起きずにイベントが終了する。
  「少しでも～」を選ぶと、スペシャルプロジェクト「救難信号の発生源」(要調査船、360日) が発生する。
  研究が完了すると、さらに次のスペシャルプロジェクト「冷凍睡眠蘇生」(要180日、調査船は不要) が発生する。
  研究が完了すると、イベント「蘇生成功」が発生する。
  「～家を与えてやろう」を選ぶと「エクサケイデス」という子供を拾い、10年後にイベントが発生する。
  「子供は我々の責任ではない」を選ぶと、エクサケイデスを見捨てる。絶滅主義やゲシュタルト意識帝国は、見捨てることしかできない。
  どちらを選んだ場合でも遺産「遺物の破片 (1/4)」を入手し、スペシャルプロジェクト「遺物の破片」(要2,000) が発生する。このプロジェクトは、研究しても何も得られない。
  
  
• エクサケイデスの成長：
  エクサケイデスを拾ってから10年経つと、彼の教育方針を選ぶイベントが発生する。ケイデスは将来、ここで選んだ志向を支持する。
  上記のイベントからさらに10年経つと、ケイデスを雇用できる。
  雇用してから60～120日が経過すると、連鎖イベント「遺物の幻視」が発生する。
  
  
• 遺物の幻視：
  状況レポート画面で指示された3星系を訪れると、スペシャルプロジェクトが発生する。
  このプロジェクトは、ケイデスが乗った調査船でしか研究できない。
  研究が完了するごとに、遺産「遺物の破片 (1/4)」が 「遺物の破片 (2/4)」→「遺物の破片 (3/4)」→「復元された遺物」 と変化する。
  3回目の研究が完了すると、スペシャルプロジェクト「復元された遺物」(要4,000) が発生する。
  この研究が完了すると、以下のことが起きる。
  • 遺産「復元された遺物」が「鍵」に変化する。
  • テクノロジー「ワームホール安定化」の研究選択肢と進捗15% (または6,000) を獲得する。
  • 首都星系にワームホールが出現する。ワームホールの先はケイデスの母星系で、そこに艦船が進入すると敵対的な人工知能が出現する。
    
    
• ケイデスの母星系：
  人工知能は遺産「鍵」の引き渡しを要求してくる。
  • 要求を拒否した場合：
    スペシャルプロジェクト「電磁気」(要6,000) が発生する。研究が完了すると、母星系にいる敵艦隊が消滅する。
    戦力が十分なら、研究のかわりに艦隊戦で排除することもできる。
  • 要求を承諾した場合：
    15～30日後にイベントが発生し、敵艦隊が消滅する。「鍵」は戻ってこない。
    
    
• 考古学調査：
  母星系には考古学調査地点「ヴァグロスの遺跡」がある。この調査地点は、ケイデスしか発掘できない。
  発掘がすべて完了してから15～45日後に、イベントが発生する。
  このイベントで、ケイデスのリーダークラスを変更できる。(注意：Ver.3.10.4現在、ここでのゲーム内ツールチップの説明は間違いが多い！)
  • 科学者のままでいることを選択した場合：
    ネガティブなリーダー特性がすべて消える。
    リーダー特性「祖先の遺産 (科学者バージョン)」を獲得する。効果は以下のとおり：
    • 本人：寿命+25年、産出+40/月
    • 調査船：亜光速移動速度+25%、行方不明でいる時間-50%、考古学発掘速度+75%
      
      
  • 役人または司令官に変わることを選択した場合：
    「おぼろげな過去」を含むすべての特性を失い、レベルが1に戻る。
    司令官の場合、リーダー特性「祖先の遺産 (司令官バージョン)」を獲得する。効果は以下のとおり：
    • 本人：寿命+25年、産出+50/月、戦闘正面幅+10
    • 軍事艦隊：行方不明でいる時間-50%、装甲強化+30%、シールド強化+30%
    • 地上軍：士気+150%、耐久度+75%、副次損害-85%
      
      
    役人の場合、リーダー特性「祖先の遺産 (役人バージョン)」を獲得する。効果は以下のとおり：
    • 本人：寿命+25年、産出+50/月
    • 惑星：専門家POPの資源産出+20%、職業維持費-10%、職業「記録者」の職業枠+4
    • セクター：惑星の効果の半分
      
      
  • 3クラスすべてに共通する効果：
    経験値54,000を獲得する。この効果で、ただちにレベル10になる。熟練クラスも自由に選択できる。
    特性「祖先の遺産」は運命の特性だが、それとは別にもうひとつ運命の特性を獲得できる。

スクランド・シャープビーク

• 雇用する方法：
  スクランド・シャープビークは放棄されたゲートウェイの修復時に一定の確率にて発生するイベントで遭遇することが出来る。
  このイベントは非AI国家がゲートウェイを修復するたびに20%の確率で発生し、タロンと呼ばれる強力なユニーク艦船がゲートウェイから出現する。
  この確率は帝国が以前にゲートウェイを修復ないし建造しているか、古代都市の遺跡の考古学調査地点をステージ2以降まで進めていると50%になり、銀河の玄関口の起源をもっていると90.9%まで上昇する。
  タロンが出現してから4~8ヵ月が経過すると地上軍を使って船に乗り込むスペシャルプロジェクトが発生する。
  なおこのスペシャルプロジェクトはAI国家が実施することを妨げないため、この段階で放置していると国境に侵入した他国にイベントを乗っ取られてしまう可能性がある。
  これを完了すると船の乗組員及び艦長であるスクランド・シャープビークと遭遇するイベントが発生するが、帝国は艦船の制御を強引に地上軍で奪うか、艦長と協力して建設船でタロンを修復するスペシャルプロジェクトを実施することが出来る。
  ゲシュタルト意識及び狂信的な排他主義の志向を持つ帝国は制御を奪う選択肢しか選べず、この選択肢を選んだ場合は80%の確率で制御の奪取には失敗しタロン船は敵対的となり、20%の確率で船の制御を手に入れ指揮することが出来るようになるが、スクランド・シャープビークは手に入らない。
  建設船でのスペシャルプロジェクトを完了した場合はスクランド・シャープビークとタロン船が帝国の指揮下に入る。
  
  
• スクランド・シャープビークに纏わるイベント：
  スクランド・シャープビークを雇用していると10~25年毎にタロン船やシャープビークに纏わる状況イベントが発生する。
  例としてはシャープビークと帝国の指揮系統や戦術の違いを是正するイベントや、古代の技術で作られたタロン船の構造を研究するイベント等が発生する。
  これらのイベントは進行中は帝国に様々なマイナスの補正を与えるが、完了した際には強力な帝国補正やユニークな研究選択肢を手に入れることが出来る。
  またスクランド・シャープビークを雇用中に古代都市の遺跡の考古学調査地点を完了すると経験値800を獲得する。

高名なパラゴン

高名なパラゴンとは、特定のイベントで出会える強力なリーダーのこと。

高名なパラゴンの一覧：

※1：ゲシュタルト意識の帝国が管理者AX7-bを雇ったとき、運命の特性「ケアテイカー」の評議会向けの効果は意味を持たないので、以下のような救済措置がある。

• 成長ノードに特性「ケアテイカーの教え」(評議会：POP成長速度+5%、POP快適度使用量-10%) が付与される。
• AX7-bが帝国からいなくなった場合、ケアテイカーの教えは消える。

※2：S875.1戦闘体の運命の特性「腐食の生存者」についても、ケアテイカーと同様の救済措置がある。特性が付与される先は群集ノード。

異星言語学によって雇用可能になる高名なパラゴン

要DLC「ギャラクティック・パラゴン」
テクノロジー「異星言語学」を研究すると、以下の高名なパラゴンが雇用を求めて帝国を訪れることがある。星系基地建造物「星間募兵オフィス」を建造すると、訪れる確率が上昇する。
志向が帝国と一致するパラゴンしか雇用できない。

使節

使節 (Envoy) は、外交や国際的機関で活動するリーダーである。
他のリーダーと異なり、頭数と割り当て先だけが意味を持ち、リーダー特性やスキルレベルは存在しない (パラメータ上は存在するが表に出ないし実効性もない)。
リーダー雇用上限はないが使節固有の定員を持つ。定員は国是や建造物などで増やすことができる。

雇用の形態も独特で、定員と同数の使節が自動的に雇用される。
定員が増えたり使節が死亡したりすると、欠員は自動で補充される。
雇用費や維持費は発生しない。

• 使節の割り当て
  • 使節は、ファーストコンタクト・関係改善 (または悪化) 活動・諜報網に割り当てられ、それぞれ役割が異なる。
  • 割り当て先の変更も可能だが、割り当てから1年以上経過している必要がある。死亡した前任者に代わって新規に着任した使節も、1年間は異動できない。
• 割り当ての解除
  • 使節を現在の割り当てから解除して、任命待ちの状態に戻すこともできる。
  • 割り当てを解除された使節は、帝国に何の寄与もしない。しかし、割り当てを解除された使節は1年を待たずに他の任務に割り当てることができる。
  • 操作方法: トップバーにある使節のアイコンをクリックし、割り当てを解除したい使節を選択して「承認」ボタンを押す。
• 使節の定員

  分野	項目	使節数
  基本	基本値	2
  志向	受容主義	+1
  	狂信的な受容主義	+2
  国是	外交家集団	+2
  	PR専門家	+2
  	精神感応	+2
  	内向きの成熟	-1
  	銀河の支配者	+1
  	銀河の支配企業	+1
  リーダー特性	用心堅固	+1
  	無遠慮	-1
  	威厳ある存在	+1
  伝統	外交ツリー「連邦」	+1
  	外交ツリーの完成ボーナス	+1
  アセンションパーク	運命共同体	+2
  布告	外交助成金	+1
  	監視の強化	+1
  	諜報局	+1
  建造物	大使館施設	+1
  	大規模大使館施設	+2
  巨大構造物	星間会議場：環状領事棟	+1
  	星間会議場：議場モジュール	+1
  	星間会議場	+2
  連邦パーク	銀河連邦 Lv.2 (議長国のみ)	+1
  	研究共同体 Lv.4 (議長国のみ)	+1
  	通商連合 Lv.2 (議長国のみ)	+1
  	軍事同盟 Lv.3 (議長国のみ)	+1
  	覇権体制 Lv.2 (議長国のみ)	+1

コメント