Libertad

Libertad(リベルタ)

性能諸元

･基本性能

･アップグレード

･消耗品

搭載可能 消耗品

搭載可能 消耗品

スロ ット	消耗品	名称	使用 回数	準備 時間	有効 時間	効果
-		応急 工作班	∞	80	20	火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。
		修理班	4	60	28	自艦のHPを回復する 回復量：最大HPの 0.5 [%/秒]

ゲーム内説明

リベルタは、南米における弩級戦艦開発競争に特徴的なポイントを取り入れた計画案に基づいています。設計の特徴としては、当時すでに時代遅れの主砲配置であった6基の二連装砲塔などが挙げられます。本艦の対空兵装には、1940年代のアメリカにおける近代化改装の際に搭載が可能だったと考えられる砲システムが採用されています。

解説

• 抗堪性
  HPは85,500となり、下位グループに入る。甲板は51mmあり、主砲が甲板上に多いため大抵の駆逐艦、巡洋艦の小～中口径HEは弾くことが出来、後述の応急工作班も相まってHE弾耐性はtier10内で1、２を争うほど高いと言える。
  しかしバイタルは喫水線上に剝き出しとなっており、範囲もかなり広いため、側面を向けた瞬間当然のように大ダメージを被る。
  また、上から見たバイタルの面積がLos Andesから大幅に広くなり、ほぼ艦幅いっぱいになっているため、AP爆弾が一度にバイタルに複数刺さりやすい点にも注意が必要。
  水雷防御も31%と高くなく、平均よりも少し低い。脆弱な抗堪性という訳ではないが防御姿勢を意識するかしないかで生存性は大きく変化する。姿勢の管理、工作班の使用タイミングなどをしっかり意識してしぶとく生き残ろう。
  装甲レイアウト

  

  

• 主砲
  主砲は419mmの連装砲を6基12門装備。砲門数自体は高Tierでは多い数値だが2門×6基のタイプは珍しい。その為、砲塔個々の取り回しが悪く、全砲門を使うには35°程傾ける必要がある。射角は良いとは言えないだろう。
  火力面については装填時間は素で33秒、射程も20.5kmとtier10帯の戦場では厳しい性能。砲精度もσ値は1.7、散布界もドイツ戦艦並みとなっているため中～遠距離では命中弾をあまり期待できない。
  AP弾はモンタナに抜きつ抜かれつといった程度の最低限の貫通力は確保されており、相手が隙を晒している場合はバイタル貫通を狙える。*2弾がばらけ易い性質も相まって場合によっては複数枚貫通も狙える。しかし最大ダメージが11,700と非常に低く、同格最低クラスであり、ダメージが思うように伸びないだろう。
  それ故に主砲での撃ち合いではどうしても不利になりがちなため、撃ち合いは繊細な判断を求められるが、本艦の特徴でもある戦闘命令を溜めるためにも主砲での交戦はある程度要求される。
  尚、APとHEで初速が違うため、偏差がほんの若干だが異なる...と言いたいところだが0.2秒程度なので特に気にするほどではないだろう。
• 副砲
  本艦の最たる特徴その1。127mm単装砲を8基、234mm連装砲10基20門装備。特筆すべきなのが234mmの副砲であり、最大ダメージが3,850と驚異的な数値となっている。そして装甲貫通力がなんと59mmとなっており、巡洋艦には勿論、ドイツ戦艦などの硬い戦艦にもガンガンダメージを出すことが出来る。最大射程はアップグレード、艦長スキル、旗込みで12.5kmと副砲お化けと同様。更に後続で解説する戦闘命令を発動すると、なんとあの超艦艇よりも長い15kmまで伸びる。但し最大射程付近ではあまり命中弾は期待できず、戦艦や停止状態の艦などにしか当たらない。駆逐艦や機動力の高い巡洋艦等には回避されるのであまり過信しすぎないように。
  かなり優秀な副砲であることは間違いないのだがこれでもDPMはSchlieffenに届いておらず、単純な火力面ではSchlieffenに軍配が上がる。副砲特化にした場合、素の状態のSchlieffenに追いつくことは出来るが、相手もほぼ副砲特化で間違いないのでやはりではSchlieffenには勝らない。尚、副砲特化で戦闘指令使用中のみ20万近く差を開けてこちらのDPMが勝る。既述したように、戦果を挙げるためにも、副砲を強化し無くては本艦の長所を丸潰ししているような物であり、副砲特化は必須であると言える。

• 対空火力
  こちらはやや物足りない。中～短距離の継続ダメージがまずまずといった具合なのだが、爆発数も5と少なく、長距離継続ダメージが同格下位グループに入る。基本的に孤立していたら空母やハイブリッド艦艇に集中攻撃されるので序盤の艦隊行動は必須である。
  艦の性質上、前に出る機会も多いので殊更に狙われやすい。艦長スキルやアップグレードで対空火力を底上げし、抵抗力を確保しておきたいところである。

• 機動性
  優秀。
  最大速力は30ktと平均的であるが、戦艦としては加速、転舵所要時間、旋回半径が良好で重巡洋艦と同程度の性能となっている*3。瞬発力の高さは本艦の強みの1つであるので強化しておきたい。
  実装当初の加速力

  実装当初は異常な加速力に設定されており、その後ナーフされた経緯がある。以下はかつての解説文。

  本艦の最たる特徴その2であり、最大の特徴とも言える。見た目に反して機動性が非常に優秀であり、特筆したいのが加速力である。VermontやSt.Vincentと同様に良いのだが、本艦は比べ物にならないほど優秀であり、最大速力である30knまで13.6秒と設定ミスを疑いたくなる程の異常な加速力である。*4更に、転舵性能もトップクラスに良く、旋回半径は910mと良好で、転舵所要時間も驚異の13.6秒と戦艦にあるまじき数値となっている。アップグレードで「操舵装置改良1」を採用すれば転舵所要時間は10.9秒まで縮まり、巡洋艦並みに曲がるようになる。最高速は30knと悪くない。副砲の射程圏内に素早く捉えるために旗や艦長スキルの「活発」で底上げを図るのも有効である。

   

  艦艇名	最大速力	最大速力到達時間
  Vermont	23.0kn	15.4秒
  Incomparable	33.0kn	21.6秒
  St. Vincent	32.5kn	22.6秒
  Libertad	30.0kn	13.6秒

   

  お分かりいただけただろうか。本艦の加速力はこんなにも凄まじいのである。戦艦内ではトップの機動性を誇るといっても過言ではないだろう。これほどまでに凄まじい加速力となってくると巡洋艦にも競えてしてしまうものであり、なんと北上とほぼ同等の加速力である。この素晴らしい機動力を生かして得意な接近戦に持ち込みたいところだ。

• 隠蔽性
  最良隠蔽で13kmまで縮まる。副砲最大射程と500mの差しかないのでその点では優秀。しかし航空発見距離は最良で12.1kmと非常に悪く、空母マッチやハイブリッド艦艇が多い戦場では常に見つかっている状態になりがちである。射程の都合上、一方的に砲撃される場面も珍しくないため、良好な機動性で回避を試みよう。

• 消耗品
  応急工作班以外は修理班のみとシンプルな構成。ただ修理班と工作班は若干優遇されており、扱いやすくなっている。まず応急工作班が20秒であり、米戦と同じ秒数である。災害無敵時間が長いのは接近戦をする本艦にとってうれしいポイントだろう。また、準備時間も優遇されており、1分で再使用可能となる。
  
  修理班については2つの優遇が入っている。まず回復率が通常0.5%/秒のところ本艦は0.6%/秒と若干だが高い。
  ・「一般的な修理班」< 「Libertadの修理班」< 「Montanaの修理班」
  といった具合になっており、地味に嬉しい効果である。
  
  もう一つは回復プールに送られるHP量が通常50%のところ本艦は65%と中々に重要な優遇が入っていることである。接近戦がメインな本艦にとって大きなアドバンテージとなるだろう。*5
  いずれの効果も接近戦と相性が良いため、積極的に使用しよう。

• 戦闘命令
  本艦の最たる特徴その2。使用できる戦闘命令はLos Andesから強化されており、副砲装填時間が-20%と強化されている。その他の効果は変わっていない。
  しかし副砲の性能が向上しているので数値以上の恩恵を体感することができるだろう。

• 総評
  戦闘命令、突撃タイミング、HP管理と考える事が多い玄人向け艦艇である。副砲を活かして戦うのが定石だが、無暗矢鱈に突撃すると大した戦果を挙げられず沈んでしまう。
  それ故に序盤はHP温存し、相手が嫌がるタイミングでの突撃が理想的。Schlieffenとはまた違った立ち回りを要求され、あちらが「短期決戦型」とすればこちらは「中期持久戦型」といった感じだろう。
  ある程度の装甲厚、優遇された修理班で耐えながら副砲を撃ち込もう。扱いは決して簡単ではないがハマった時の高揚感は目を見張るものがある。

史実

小ネタ

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