*モンタナ級戦艦 [#ka02271e]
#attachref(./USS montana.jpg,50%)
#region(他画像)
#attachref(./shot-15.08.10_01.58.43-0200.jpg,nolink)
#endregion
#region(永久迷彩を適用した状態)
#attachref(montanacamouf.jpg,nolink,zoom,512x288)
#attachref(./montana camo.png,nolink)
#endregion
#contents
*性能諸元 [#Ability]
RIGHT:&color(DarkGray){編集時 ver.0.5.3.1};
・基本性能
|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~Tier|10|~種別|ツリー艦艇|
|~艦種|[[戦艦]]|~派生元|''[[Iowa]]''|
|~国家|[[アメリカ]]|~派生先|''[[Maine]]''|
|>|>|CENTER:SIZE(12):|LEFT:SIZE(12):|c
|~生存性|>|継戦能力|96,300|
|~|>|装甲|19mm-409mm&br;・防郭 110mm-409mm&br;・艦首/艦尾 32mmm&br;・砲郭 38mm&br;・装甲甲板 19mm-150mm|
|~|対水雷防御|ダメージ低減|37%|
|~機動性|>|機関出力|172,000馬力[hp]|
|~|>|最大速力|30.0ノット[kt]|
|~|>|旋回半径|950m|
|~|>|転舵所要時間|22.2秒|
//船体が1種類のみの場合、(A)の表記は不要で数値のみを記載、船体欄には「-」
//プレミアム艦艇の派生元・派生先は「-」
&br;
|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~隠蔽性|~ |~通常|~副砲|~主砲|~火災|~煙幕|
|~|海面発見距離|17.8km|-|-|0.0km|17.38 km|
|~|航空発見距離|12.9km|-|0.0km|15.9km|-|
//副砲がない場合は副砲の箇所に「-」
&br;
|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~射撃管制装置|~船体|~モジュール|~主砲射程|~最大散布界|
|~|A-C|mod.1|23.6km||
&br;
・兵装
|CENTER:|CENTER:|LEFT:|CENTER:|CENTER:|CENTER:|c
|~主兵装|~口径,搭載基数×門数|~最大ダメージ(火災率)|~装填|~180度旋回|~最大範囲|
|~| 406mm/50 , 4基×3門|HE弾 5700(36%)&br;AP弾 13500|30秒/発|45.0秒| 297m|
&br;
|CENTER:|CENTER:|LEFT:|CENTER:|CENTER:|c
|~副兵装|~口径,搭載基数×門数|~最大ダメージ(火災率)|~発射速度|~射程|
|~| 127mm/54 Mk41 , 10基×2門|HE弾 1800(9%)|15.0発/分| 6.0km|
&br;
|>|>|>|>|>|>|>|>|>|CENTER:SIZE(12):|c
|~対空砲|~船体|~距離|~口径|~基数×門数|~爆発数|>|~秒間ダメージ|~命中精度|~有効ゾーン|
|~|~|~|~|~|~|~爆発半径内|~継続的|~|~|
|~|-| 短|20mm Oerlikon Mk4&br;20mm Oerlikon Mk20|20基×1門&br;20基×2門|>| -|371|70.0%|0.1-2.0km|
|~|~| 中|40mm Bofors Mk2|20基×4門|>| -|508|75.0%|0.1-3.5km|
|~|~| 長|127mm/54 Mk418|10基×2門|8|1680|175|75.0%|0.1-6.0km|
&br;
・アップグレード
|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|CENTER:60|c
|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットA|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットB|BGCOLOR(#eeaaaa):スロットC|BGCOLOR(#aaccaa):スロットD|BGCOLOR(#aaccaa):スロットE|BGCOLOR(#aaccaa):スロットF|h
|○|○|○|○|○|○|
#region(搭載可能アップグレード)
搭載可能アップグレード
|BGCOLOR(#aaccaa):1|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM030_MainWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|主兵装改良1|主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20%&br;主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50%&br;主砲および魚雷発射管の修理時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM031_SecondaryWeapon_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良1|副砲の抗堪性 +100%&br;対空兵装の抗堪性 +100%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM032_PowderMagazine_Mod_I.png,nolink,70%);|弾薬庫改良1|自艦の弾薬庫誘爆率 -70%|
|BGCOLOR(#aaccaa):2|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM020_DamageControl_Mod_I.png,70%);|ダメージコントロールシステム改良1|浸水発生率 -3%&br;対水雷防御ダメージ軽減率 -3%&br;火災発生率 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM069_Movement_Mod_I.png,nolink,70%);|機関室改良1|主機損傷確率 -20%&br;主機修理時間 -20%&br;操舵装置損傷確率 -20%&br;操舵装置修理時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):3|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM006_MainGun_Mod_II.png,nolink,70%);|主砲改良2|主砲旋回速度 +15%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM012_SecondaryGun_Mod_II.png,nolink,70%);|副砲改良1|副砲最大射程 +20%&br;副砲弾の最大散布界 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM028_FireControl_Mod_I_US.png,nolink,70%);|射撃管制室改良1|主砲最大射程 +16%&br;副砲最大射程 +5%&br;副砲弾の最大散布界 -5%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM018_AirDefense_Mod_III.png,nolink,70%);|対空兵装改良1|優先対空セクターの準備時間 -20%|
|BGCOLOR(#aaccaa):4|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM023_DamageControl_Mod_II.png,nolink,70%);|ダメージコントロールシステム改良2|浸水復旧時間 -15%&br;消火時間 -15%|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM024_Engine_Mod_II.png,nolink,70%);|推力改良1|最大出力への到達時間 -50%&br;艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上|
|~|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM025_SteeringGear_Mod_II.png,nolink,70%);|操舵装置改良1|転舵所要時間 -20%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM087_AirSupport_Mod_I.png,nolink,70%);|空襲改良1|兵装「空襲」の準備時間 -20%&br;航空機のHP +25%&br;爆雷ダメージ +15%|
|BGCOLOR(#aaccaa):5|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM027_ConcealmentMeasures_Mod_I.png,nolink,70%);|隠蔽システム改良1|発見飛行中隊の被発見距離 -10%&br;発見距離 -10%&br;自艦を攻撃中の敵が射撃した砲弾の最大散布界 +5%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM026_LookoutStation_Mod_I.png,nolink,70%);|魚雷発見システム|魚雷の強制発見距離 1.80km|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM072_AbilityWorktimeBoost_Mod_I.png,nolink,70%);|艦艇消耗品改良1|消耗品の動作時間 +10%|
|BGCOLOR(#aaccaa):6|&attachref(アップグレード/Wows_icon_modernization_PCM013_MainGun_Mod_III.png,nolink,70%);|主砲改良3|主砲装填時間 -12%&br;主砲旋回速度 &color(red){-13%};|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM029_FireControl_Mod_II_US.png,nolink,70%);|射撃管制室改良2|主砲弾の最大散布界 -11%|
|~|&attachref(アップグレード/Icon_modernization_PCM074_AuxiliaryArmament_Mod_I.png,nolink,70%);|副兵装改良2|副砲装填時間 -20%&br;対空継続ダメージ +15%&br;対空砲弾の爆発によるダメージ +15%&br;消耗品「対空防御放火」を発動中に対空兵装の斉射によって生成される爆発数 +2|
#endregion
・消耗品
#fold(搭載可能消耗品){{
搭載可能消耗品
|CENTER:36|CENTER:48|CENTER:64|CENTER:36|CENTER:36|CENTER:36|LEFT:420|c
|~スロ&br;ット|消耗品|名称|使用&br;回数|準備&br;時間|有効&br;時間| 効果|h
|~R|&attachref(消耗品/consumable_PCY009_CrashCrewPremium.png,nolink,70%);|[[応急&br;工作班>消耗品#b9a2217d]]|∞|80|20|火災を消化し、浸水を復旧し、損傷したモジュールを修理する。また敵潜水艦の魚雷誘導を阻止する。|
|~T|&attachref(消耗品/Consumable_PCY010_RegenCrewPremium.png,nolink,70%);|[[修理班>消耗品#yd3903f6]]|4|80|28|自艦のHPを回復する&br;回復量:最大HPの 0.66 [%/秒]|
|~Y|&attachref(消耗品/Consumable_PCY005_Spotter.png,nolink,70%);|[[着弾&br;観測機>消耗品#p4a44272]]|4|240|100|主砲の射程を 20 [%]延伸する|
|~|&attachref(消耗品/Consumable_PCY012_FighterPremium.png,nolink,70%);|[[戦闘機>消耗品#d1ef9c7b]]|3|90|60|自艦艇を追従し、敵機を自動的に迎撃する&br;戦闘機数 4機|
}}
**ゲーム内説明 [#p03d467c]
//モンタナ級戦艦は、アイオワ級の拡大改良型であり、速力が低下した一方で、装甲と火力が強化されていました。
//主砲は406mm砲3連装4基計12門を搭載する計画でした。
//1941年に5隻発注されましたが、航空母艦の建造を優先する必要から本級の建造計画は中断され、最終的には1943年にキャンセルされました。
//v12.10
アイオワ級戦艦の後継として計画されたモンタナ級戦艦は、より大型で、より強力な装甲を備え、より重武装でした。モンタナ級戦艦の兵装は、4基の三連装砲塔に搭載した406mm砲12門となる予定でした。予備設計作業は、アメリカが第二次世界大戦に参戦する以前に始まりました。真珠湾攻撃によって戦艦の建造が遅れたこと、そして珊瑚湾海戦やミッドウェー海戦において航空母艦が成功を収めたことによって、アメリカ海軍はモンタナ級戦艦を断念し、航空母艦、揚陸艦、対潜艦を優先することになりました。
**解説 [#a2342f56]
アメリカ戦艦ツリー、その頂点に君臨するモンタナは、実際に本国での建造が予定されていた超巨大戦艦である。Wowsでは、前級Iowaから備えていた走・攻・守のバランスにさらに磨きをかけ、他国との勝負に出る。
-主砲
搭載する50口径16インチ3連装砲は前級[[Iowa]]と同じものだが、砲塔が1基増設され計4基12門となる。
同格戦艦との比較をすると、砲門数・精度・鋭い落角を両立している点で短・中距離における信頼性は高い。一方、弾速が遅く山なりの砲弾は、およそ16km以遠から、機動力の高い敵に対して撃ってから回避されることが多くなる。このため精度が高いとはいえ、見越し射撃の腕は他国以上に必要となる。加えて砲口径の特性上、30mm以上の装甲を強制貫通できないため、たとえ巡洋艦であっても装甲配置を理解した狙撃が重要となる。特に[[Hindenburg>Hindenburg]]や[[Moskva>Moskva]]、[[Stalingrad>Stalingrad]]など、距離と角度次第ではAP弾でダメージを出すことが難しい巡洋艦がいることに注意したい。HE弾の活用も積極的に考えよう。
-機動力
最大速力は30ノットでありTier10としては相応の値であるが、転舵所要時間や旋回半径は前級から悪化している。
圧倒的な巨体・長大な旋回半径・長い転舵所要時間も相まって、甘い転舵は簡単にVPを抜かれる。早め早めの姿勢変化が生き残るカギである。今まで以上の戦況把握を心掛けよう。((特に艦首・艦尾を強制貫通してくる大和や武蔵、全身丸焦げにしてくるHenri IV などが一斉に攻勢をかけてくる場合は、さっさと撤退の姿勢に入るのが吉である。))
-対空
前級から射程と秒間ダメージ、命中精度がわずかに向上している。
依然として単独で同格艦載機を落とすことは難しいため、可能な限り集団行動をとりたい。
最近では空母が参加する試合も多いため、対空強化も一考の価値アリだが、前述の機動性も相まって攻撃を未然に防げる程ではない。割り切って耐久の分野にUGとスキルを割り振ることも賢明な判断と思われる。
-防御
高Tierアメリカ戦艦の懸念であった防御力はここで大きく改善され、同格戦艦の中でも優れたタンク性能をもつ。
ただし相変わらず[[大和>Yamato]]と[[武蔵>Musashi]]の放つ46cm砲AP弾は、艦首・艦尾にある32mm装甲を強制貫通するとそのままVPに直撃する。漫然と一対一を申し込むと高確率でダメージレースに負けることとなる。前向きの状態ならば、''「第一~第三砲塔までは使えるが、第四砲塔までは使えない」姿勢が最も防御力を発揮する姿勢である。''これを理解しておくだけでVPへの被弾は激減し、尚且つ主砲火力の減少も抑えられる。
#fold("装甲レイアウト"){{
#attachref(./MontanaLayout.png)
#attachref(./MontanaLayout02.png)
}}
また、独巡・アンリ4世・大型巡洋艦の放つHE弾への耐性が皆無といってよい。本主砲は弾速が遅く、30mm以上の装甲を強制貫通できない。よって15km~20kmの間合いを維持されて撃たれ続けると非常に辛いのである。ムキにならず隠ぺいに入る、無視してほかの目標を先に沈める、タンク役を適宜交代して押し牽く、などが回り道に見えても確実で有効な手段である。
なおver.0.6.6(2017/6/8)以降より主装甲の喫水線上部はバイタルパート扱いでなくなったため、特に近距離戦でバイタルを複数弾に抜かれる可能性はある程度減少した。
(([[North Carolina]]と同じ様に、ゲームシステム上で主装甲を分割し、上部を通常区画扱いにしている。区画分けをしただけなので、落角が十分にある砲弾が喫水上の装甲からバイタルパートに飛び込むことは普通にあるので注意。ちなみに以前は主装甲の内側が全てバイタルパート扱いだったため主装甲貫通=即最大ダメージとなり、しばしば悲惨な結果をもたらした。))
また0.9.0のアップデートにより修理班の最大回復量が13,482→17,796に上方修正された。
HP旗×回復旗×緊急修理専門家を搭載するとその数値は24,666にもなる。戦場を支えるのに十分な耐久性を持つと言えるだろう。
-総論
鉄壁の防御や理不尽な貫通力といった目に見えた長所が無い当艦は、確かに毀誉褒貶が激しい。だが、高精度で12発を打ち込める主砲は活躍する場を選ばない。狙うべき敵はどこか、(防御姿勢をとった巡洋艦より、見えている駆逐艦を撃つほうがよい時もある)相手への脅威となる位置取りはどこか、より戦況を見据えた操艦が結果を左右する。
突出した点が無いが大きな欠点もない本艦は、一通り他のツリーの戦艦を使ってみると、本艦のバランスの良さから来る使いやすさに気付くという、言わばスルメのような艦とも言えるだろう。
Tier7までの低速時代に鍛えた戦況判断と、Tier8,9の劣位の装甲で戦う術を学んできた歴戦の米戦艦長ならば、本艦ではさらなる貢献ができよう。
**史実 [#nf615957]
1936年に第二次ロンドン海軍軍縮会議から日本が脱退し、これによりエスカレータ条項が発動。アメリカ海軍は以前からある新型戦艦計画を2つに取りまとめた。
1つは33ノットの速力にサウスダコタ級と同程度の攻防力を備えた「高速戦艦」案、もう1つが速力を27ノットに抑える代わりに攻防力を強化した「低速戦艦」案である。
この計画の「高速戦艦」はアイオワ級へ、そして「低速戦艦」案はモンタナ級として発展していく。
1940年7月19日にアメリカ海軍は「二大洋海軍 Two Ocean Navy」建艦計画を成立させ、7隻の戦艦の建造予算を承認した。内訳はモンタナ級5隻、アイオワ級2隻である。更に同時に承認されたアイオワ級2隻の追加建造も合わせれば、アメリカ海軍は17隻の新型戦艦を保有するはずであった。
こうして建造予算を獲得したモンタナ級であったが、肝心の計画案が固まりきっていなかった。そのため当然建造開始の承認は下りず、海軍や造船所は予定通りに起工したアイオワ級を優先した。12月になりアメリカが第二次世界大戦に参戦すると、戦局は航空母艦、揚陸艦艇、輸送船、潜水艦及び対潜水艦用の各種護衛艦艇を必要とするようになり、モンタナ級の起工は低優先度事項とされた。
1942年4月にルーズベルト大統領が建造中止命令を下す。海軍の一部からは「アイオワ級2隻の追加建造を取り止めてモンタナ級を建造すべきだ!」という声も上がったが決定は覆らず、1隻も起工されないまま1943年7月21日に建造計画の廃止が実行された。
#region(戦艦モンタナ級の設計)
主砲は戦艦アイオワと同じ16インチ50口径MK7である。また砲弾にはノースカロライナ級から採用されているSHSが使用された。
防御力としては耐弾性能が16インチ45口径及び50口径砲から発射されたSHSに対して1万800ヤード以遠を安全圏としており、水平側は16インチ45口径砲から発射されたSHSに対して3万2000ヤード以内を安全圏としていた。また長門型が搭載していたのとほぼ同じ重量の2240ポンドの砲弾に対しては1万6500~3万4000ヤードの安全圏を持っていた。
水中防御区画はより細分化されるなどの措置が取られたほか、水中弾防御用の最厚部で183ミリに達する装甲が主防御区画部分の水線下バルジ内に張られるなど、アイオワ級からはるかに強化されたものとなった。また、仮に水中防御が完全に破られたとしても、機関区画は各ボイラータービンがそれぞれ独立した区画に置かれており、被害を局限する構造となっていたことも特筆すべき事実である。主防御区画の艦底ぶは完全に3重底構造となっているなど、機雷に対する防御も徹底されていた。
http://www.navweaps.com/Weapons/WNUS_18-48_mk1.php
当初アメリカが計画していた18インチ砲
#endregion
**小ネタ [#g9532a08]
#region(SHS(スーパーヘヴィーシェル))
アメリカ海軍で使用された、全長を長くすることで総重量を増加させた特殊な徹甲弾。「Super Heavy Shell」の略称でSHS。和名では「超重弾」と呼ばれる。
一般的には「Mk8徹甲弾」を指して呼ばれアイオワ級戦艦向けに開発された。アイオワ級と同じ406mm三連装砲MK7を搭載したモンタナ級はもちろんのこと、406mm三連装砲MK6を搭載していたサウスダコタ級とノースカロライナ級も使用可能であった。
従来、主砲の威力の向上には砲口径の拡大による砲弾重量の増加'と、砲身の長大化による初速の増加の二つの手を主眼に開発が行われていた。
しかし前者は地理的要因(パナマ運河の幅問題)や海軍軍縮条約で事実上頭打ちとなり、後者も砲身の高磨耗化と命中率の低下が発生する。そこで登場したのが上記の説明通り、&color(Red){''砲身自体はそのままに砲弾の重量を増加''};させたこのSHSとなった。
ところがこのSHSにも実はデメリットが存在する。
砲身はそのままで砲弾重量のみが増した形となったため''&color(Red){初速が低下};''し、まず''&color(Red){射程距離が落ちた};''。&color(Silver){ただしMK6砲以降の主砲は仰角のおかげで素で射程が長いためこれはさほど問題ではない。};
続いてその初速低下に引っ張られる形で、''&color(Red){近距離での威力が旧来の物より低下};''することに・・・。
また砲弾自体が長くなってしまったせいで''&color(Red){弾道が安定せず、命中率も落ちる};''など少々クセのある仕上がりとなってしまった。
とはいえ自由落下の勢いを乗せられる仰角大での''&color(Red){遠距離射撃時の威力は絶大};''で、46cm砲に迫る貫徹力はアメリカ海軍にとって欠点以上に魅力的であった。
アメリカ海軍では50口径16インチ砲12門+SHSであれば、45口径18インチ砲9門に対抗出来ると試算していたようである。
#endregion
-モンタナ級は結局のところ起工すらされずに建造計画がキャンセルされたため、モンタナ州は当時のアメリカ合衆国48州のなかで主力艦に名前が採用されなかった唯一の州となった。ちなみに当時まだ準州であったアラスカとハワイは、アラスカ級大型巡洋艦1番艦と3番艦の名前として採用されている(ハワイは進水までしたものの竣工には至らず)。
また、船体の設計はミッドウェイ級航空母艦に活かされている。
-モンタナ級はアメリカの戦艦史上最強の攻防力を獲得する代償として従来のパナマ運河を通れない巨体で計画されていた。そこで同時並行してパナマ運河の拡張工事も行われることとなった。
拡張工事は1939年頃から開始されたが、第二次世界大戦参戦によりその余裕がなくなったこと、そして何よりモンタナ級の建造がキャンセルされると、自然と拡張計画も立ち消えとなった。その後冷戦や世界経済と海運の発達とともに何度も拡張計画は立ち上がるも、様々な理由で実行に移されることはなかった。このパナマ運河拡張計画が再び陽の目を浴びたのは、パナマ運河がパナマ共和国政府管理下に置かれた1999年のこと。当時既にキャパシティオーバーが目に見えた運河を拡張するに際して、1939年~1942年に少しだけ建造されていた部分を再利用することでコストと工事期間を短縮できるとわかり、パナマ運河庁は幻に終わったはずの戦前の拡張計画の再始動を決定。
こうしてパナマ運河は、2016年に晴れて幅55メートルの新レーンが完成。モンタナ級も楽々通れるその新運河は、新たな船舶規格「ニューパナマックス」を生み出し、今日も世界中の船舶がそこを通航している。
-アメリカは日本の新型戦艦が3連装3基ということは判っていた。しかし最終的にアメリカ海軍情報部は「日本の新戦艦は18インチ砲を搭載していない」と判断している。
アメリカが新型戦艦(大和型戦艦)の正体を知るのは1944年のことである。(米軍機がたまたま大和の撮影に成功した)
-戦時中の日本でもモンタナ級については一般に知られていたようである。しかし自国の大和型戦艦については「新造戦艦」としか報じられていなかった日本国民にとってモンタナ級は大きな脅威と受け止められていた事が当時、出版された書籍(高山書院『日本は勝つ』福永恭助著 昭和18年5月発行)の記述から確認出来る。
*編集用コメント [#e5e182f2]
#region(''編集用のコメントはこちら'')
#pcomment(./編集用,reply,15)
#endregion
*コメント欄 [#tc916119]
#pcomment(./コメント2,reply,15)
*過去ログ[#s84c50a9]
#region(''Montana過去ログ一覧'')
|180|c
|''Montana過去ログ一覧''|
#ls2
#endregion