O級巡洋戦艦 ジークフリート
性能諸元
・基本性能
Tier | 9 | 種別 | プレミアム艦艇(研究pt) |
---|---|---|---|
艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
国家 | ドイツ | 派生先 | - |
生存性 | 継戦能力 | 62,850 | |
装甲 | 16-360mm ・防郭 30-100mm ・艦首・艦尾 27mm ・砲郭 25-190mm ・装甲甲板 30-60mm | ||
対水雷防御 | ダメージ低減 | 37% | |
機動性 | 機関出力 | 176,000馬力[hp] | |
最大速力 | 33.5ノット[kt] | ||
旋回半径 | 880m | ||
転舵所要時間 | 14.0秒 |
隠蔽性 | 通常 | 副砲 | 主砲 | 火災 | 煙幕 | |
---|---|---|---|---|---|---|
海面発見距離 | 15.1km | - | - | 17.1km | 13.8km | |
航空発見距離 | 10.7km | - | 13.7km | 7.6km | - |
射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
---|---|---|---|---|
- | mod.1 | 20.6km | 176m |
主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 380mm/52 SK C/34 | 3基×2門 | HE弾 4400(34%) AP弾 11600 | 26.0秒 | 36.0秒 | HE Spr.Gr. L/4.6 AP P.Spr.Gr. L/4.4 |
副砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 射程 |
---|---|---|---|---|---|---|
- | 128mm/61 KM40 | 7基×2門 | HE弾 1500(5%) | 3.6秒 | 7.6km |
魚雷 | 船体 | 口径 | 基数×門数(片舷) | 最大ダメージ(浸水) | 装填 | 射程 | 雷速 | 発見 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
- | 533mm Vierling | 2基×4門(4門) | 13700(227%) | 90秒 | 6.0km | 65kt | 1.3km |
対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 爆発数 | 秒間ダメージ | 命中精度 | 有効ゾーン | |
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爆発半径内 | 継続的 | ||||||||
- | 短 | 20mm Flakvierling 38 | 12基×4門 | - | 147 | 85.0% | 0.1-2.0km | ||
中 | 55mm L/77 Gerät Zwilling | 8基×2門 | - | 329 | 90.0% | 0.1-4.0km | |||
長 | 128mm/61 KM40 | 7基×2門 | 5 | 1540 | 102 | 90.0% | 0.1-6.0km |
ゲーム内説明
Siegfried は、強力な通商破壊艦隊で運用するために設計された「O」型超重巡洋艦です。設計された当時には、あらゆる戦艦から逃れられ得る速力とあらゆる巡洋艦を撃破し得る装甲および兵装を備えていました。
解説
研究局にて47000研究ポイントと交換可能な、ドイツTier9プレミアム巡洋艦。
準同型のエギルも実装されているが、搭載主砲が全く異なるなどと差別化されている。
- 抗堪性
ほとんどエギルと同様。
27mmある艦首艦尾は386mm未満のAPを、30mm甲板で429mm未満のAPを弾くことができる。*1さらに船体中央部分が90mm-190mm装甲*2に覆われているためイタリア巡洋艦のSAPにも限定的ではあるが耐性を持つ。
側面からの砲弾に対しては190mm+80mmの二重装甲とVP本体の60mm装甲があるため重巡APまでならVPを抜かれる危険性は低い。ただしあくまでも巡洋艦の片割れであって大口径AP弾を防ぎきることは不可能なので、それらに対しては巡洋艦のセオリー通りに防御姿勢と回避を心掛けていきたい。
体力は62850とTier8戦艦レベル。火災時間が戦艦規格でありドイツ戦艦のような堅牢な装甲を持たないためタンクには向かないが、巡洋艦としての継戦能力は非常に高い。
加えて本艦は独大型艦の弱点とも言える対水雷防御をも克服しておりなんとそのダメージ軽減率は37%。当然巡洋艦の中では最高の数値で、一部戦艦にも匹敵する。
- 主砲
この艦艇の売りの一つと言っていい。巡洋艦でありながら38cm砲を搭載している。お前本当に巡洋艦か?
門数こそ6門と非常に少ないが、20kmを超える長射程に加え一般的な巡洋艦と同じ散布界という良精度を備える。もちろん一部を除く巡洋艦やティア7戦艦の末端装甲を強制貫通できるので、相手によってしっかりと撃つべき弾を選ぼう。
装填時間はビスマルクやグナイゼナウと同じ26秒で、大型巡洋艦の中では最長。
UGスロット6で装填を強化すると22.9秒装填になるものの主砲旋回が41.4s/180°になり全力転舵に追いつかず、主砲射程を強化すると射程が23.9kmと過剰ともとれる超長射程になる。エギルと違って「着弾観測機」が使えるので、割り切って装填にステ振りしてしまっていいだろう。*3
- 副砲
Agirと同性能の長射程で優秀な副砲を搭載する。ただし片舷あたり1基少ない(片舷最大4基8門)。
口径も128mmのため32mm装甲を貫通可能。装填時間に関しても通常の128mm砲より0.4秒はやい3.6秒に優遇されている。
射角はかなり優秀で、前方20°で4基中3基指向可能、後方では25°程度で4基全てを撃つことができる。
かつては11.4 kmまで射程を伸ばすことができ高い副砲特化適正があったが、現在ではAgirの下位互換である。
- 魚雷
魚雷そのものの性能と門数はツリーのRoonと全く同じ。
現在実装されているドイツ艦艇では初めて魚雷発射管が船体中に設置されており、甲板に直に置かれているものよりは戦闘中に大破する確率が減少したがその代償としてなのか射角は僅かに悪化している。近距離戦をする際はむしろ扱いにくくなったかもしれない。
- 対空
遠距離よりも中近距離がメイン。
Roonと違い105mm砲ではなく128mm砲を積んでいるので6.0kmから対空できるのが良い。
エギルと比べると近距離対空以外は劣っているが、こちらは消耗品で戦闘機を発艦させることも可能。
- 機動性
全ドイツ巡洋艦中最速である33.5ノットを叩き出すことが出来る。大型巡洋艦らしく転舵性能は良くないが、ソ連のような劣悪な旋回半径というわけでもないため酷く気にかけるほどではない。
推力改良2若しくは転舵改良2を積むとより快適に動けるだろう。
- 隠蔽
水上被発見距離はAzumaやYoshinoと全く同じで、何もつけていない状態で15.1km(特化すると11.9km)。運用によって変わってくるだろうが、隠蔽アップグレードの代わりに転舵アップグレードを積んで全門斉射から防御姿勢(またはその逆)への移行を早めるというのも手である(隠蔽スキル+迷彩だけの場合は被発見距離13.2kmになる)。
- 総評
遠距離では主砲が、近距離では副砲や魚雷、ソナーが役に立つという点で全距離において活躍することができる船だが、あまりタンクには向いていない。中距離で走り回りながら敵の側面を取り強烈な一撃をお見舞いするという運用が一番ダメージを出しやすいだろう。戦艦の砲を積んでおきながら朝潮の魚雷が当たらないのだから謎である
史実
元ネタはドイツ海軍でZ計画に基づき仮称艦名O、P、Qの3隻の建造が計画されていたO級巡洋戦艦と思われるものの、Gneisenau後期船体と同様の12.8cm両用砲が備え付けられているなど細部が異なる。ここではZ計画のO級について記述する。
武装は、主砲がビスマルク級と同様の38cm砲を連装3基6門、副砲に15cm連装砲3基、10.5cm高角砲4基に53.3cm3連装魚雷を片舷1基ずつ備えている。
装甲は艦の大きさが近いシャルンホルスト級から比べると相当薄めであり、例えば舷側装甲はシャルンホルスト級が350mm厚の装甲を備えているのに対してO級は190mmと重巡洋艦に耐えられる程度と控えめになっている。38cm砲装備に後述の2種類の機関による重量増加のしわ寄せがきているのだろうか、それともドイッチュラント級と同じように「戦闘では巡洋艦を圧倒し、戦艦からは逃げる」を徹底しているのだろうか。どちらにしろ、ドイツ海軍の主力艦にしては敵の攻撃に対し脆弱だと言える(さすがにドイッチュラント級よりは分厚い装甲を持つ)。
そしてその機関は、長距離の通商破壊作戦に従事するため66000馬力の長距離巡航用蒸気タービンと121000馬力のディーゼル機関を併用していたのが大きな特徴。合計出力187000馬力、最高速力33ノット、そして航続距離は19ノットで14000海里という長大なものとなっている。
O級は1939年7月に建造発注されたが、総統閣下がZ計画の完成を待たずに第二次世界大戦を始めてしまったために起工もされずキャンセルされてしまった。
ちなみに"Siegfried"という俗な名の艦は、他のWG創作艦及び計画艦と同じくジークフリート級海防戦艦1番艦ジークフリートという前代が存在する。
こちらの海防戦艦もO、P、Qという名前で1番艦から3番艦が発注されており、それぞれジークフリート、ベイオウルフ、フリートホッフという艦名になったのでZ計画のO級も就役したらこの名前になった…のかもしれない(ジークフリート級海防戦艦は全部で6隻で、残りの3隻はそれぞれヘイムダル、ヒルデブランド、ハーゲンであった)。
小ネタ
- ジークフリートについて
Siegfried (ズィークフリート、が原音に最も近い) はニーベルンゲンの歌に登場する人物。
ドイツ人なら誰でも知っている伝説上の英雄である。
中世ヨーロッパではドラゴン退治や姫の救出などの要素を含む英雄譚が広く流通した。
この中から生まれたのがニーベルンゲンの歌であり、北欧のエッダであり、アイスランドのヴォルスンガ・サガである。
ニーベルンゲンの歌として知られるものは、5-6世紀の史実を元にして11世紀に書き起こされたものが元となっている。
高校世界史の記憶が残っている人なら、フン族のアッティラ王(エッツェル)が登場するといえばピンとくるだろうかニーベルンゲンの歌のあらすじ (超簡略版)
【前編】ドラゴン退治で知られていたジークフリート王子は姫クリムヒルトに求婚する。
クリムヒルトの兄であり王であったギュンターは、条件として自らのブリュンヒルデへの求婚の助けをジークフリートに求める。
女王ブリュンヒルデは怪力であり、自分より強い男としか結婚しないと公言していたからである。
ジークフリートが姿を隠すことのできるマントでギュンターを助けた結果、ギュンターはブリュンヒルデに力比べで勝利。
めでたくジークフリートはクリムヒルトと、ギュンターはブリュンヒルデと結ばれることになる。
しかしあるときブリュンヒルデはクリムヒルトとどちらの夫が優れているか口論になり、自らが負けた理由を知ってしまう。
恥をかかされた格好となったギュンター王の臣下ハゲネは、ジークフリートを暗殺することを決断する。
ドラゴンの血に浸かったことがあり傷一つつかない身体となっていたジークフリートであったが、唯一の弱点があった。
空から落ちてきた1枚の菩提樹の葉が張り付いて肌が血に染まることを妨げ、弱点となっていたのだった。
ハゲネはクリムヒルトからその弱点を聞き出しジークフリートを暗殺、クリムヒルトは悲嘆に暮れる。
【後編】寡婦となったクリムヒルトは復讐を決意し、東国の王エッツェルと再婚する。
エッツェルはギュンターらを招き宴会を催す。両者と親交のあるエッツェルの同盟者ディートリヒも同席していた。
しかし数々の不吉な予兆から警戒していたギュンターらとエッツェルの部下との間で戦いが始まってしまう。
戦いは膨大な犠牲者を出し膠着するが、中立を保っていたディートリヒが最終的にギュンターとハゲネを捕える。
クリムヒルトは兄ギュンターの処刑を命令し、ハゲネがジークフリートから奪った剣によって自らハゲネの首を撥ねる。
しかしハゲネの不名誉な死を見たディートリヒの部下ヒルデブラントが、クリムヒルトを斬り殺す。
あまりの大惨事に呆然とするエッツェルとディートリヒが取り残されたのだった。
19世紀、汎ゲルマン主義の勃興に伴い物語は民族的な要素を帯びて再び脚光を集める。
特に作曲家ワーグナー*4がニーベルングの指輪としてオペラ化したことにより、「ドイツ人」の物語としての性格が色濃くなった。
このプロセスから大いに学んだ戦前の日本で称揚されたのが、大和武尊の物語である。
第一次世界大戦でドイツ帝国は滅亡するが、再び現れた支配者ヒトラーもまたこの物語を最大限に活用する。
引き続き楽劇に大きな力があったワーグナー家とヒトラーは良好な関係を築き、第三帝国滅亡まで盛んに演奏された。
ナチス滅亡後、ワーグナー家*5などナチスと関係があったあらゆるモノが公的な場から追放された。
しかし議論はあったものの、悲劇的なニーベルンゲンの物語自体に手が入ることはなかった。
特に統制が厳しい東ドイツにおいては、政治的に当たり障りのない子供向け物語のニーズがあったのだ。
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