Tier10 イタリア 重戦車 / 日本語表記:リノチェロンテ 
砲塔はクレフト式となっており、T92などのものに近い挙動を取る。
主砲は127 mm OTO Melara Gunという名称だが、一部の現代戦闘艦に採用されているオート・メラーラ社製127mm艦砲とは別物*1。
スペック(v1.11.1) 
車体
耐久値 | 2,000 |
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車体装甲厚(mm) | 135/75/40 |
最高速度(前/後)(km/h) | 40/12 |
重量(t) | 44.72 |
実用出力重量比(hp/t) | 15.65 |
本体価格(Cr) | 6,100,000 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 可 |
武装
名称 | 連射間隔(s) | 各装填時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
残弾数 | |||||||||||||
127 mm OTO Melara Gun | 4 | 20/17/15.7 (計:52.7) | APCR HEAT HE | 268 325 127 | 490 490 640 | 1,470 | 0.33 | 2 | 1,452 756 756 | 3/33 | 1,310 5,600 1,620 | 2,600 | -10°/+15° |
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0/1/2 |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
Rinoceronte | 190/120/120 | 25 | 390 | 9,000 |
---|
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Daimler-Benz Typ MB 838 | 700 | 10 | 2,500 |
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履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
Rinoceronte | 46.5 | 28 | 12,000 |
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無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
SEM-25 | 750 | 17 |
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乗員
1 | Commander(Radio Operator,Loader) | 2 | Gunner(Loader) | 3 | Driver |
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拡張パーツ
Class1 | × | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
× | × | Class1 | Class1 | Heavy |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
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静止時 | 7.18% | 1.1% |
移動時 | 3.59% | 0.55% |
派生車両
派生元 | Progetto C50 mod. 66(HT/209,860) |
---|---|
派生先 | - |
開発ツリー
127 mm OTO Melara Gun (初期/312,000) | |
Rinoceronte (初期/66,000) | |
SEM-25 (初期/54,500) | |
Daimler-Benz Typ MB 838 (初期/129,000) | |
Rinoceronte (初期/82,500) |
車両に関する変更履歴
v1.11.1 | 新規実装 |
解説(v1.11.1) 
- 火力
俯角は-10°と良好。
貫通力や弾速、精度が優秀であるため単発で見れば非常に扱いやすいが、DPMの低さを補う立ち回りを常に求められる。- 127 mm OTO Melara Gun
単発火力490の砲弾を3発装填できる改良型自動再装填砲。
装填間隔は4秒とやや長めだが、弾倉合計攻撃力は1,470と瞬間火力はなかなか高い。
しかしオートリローダー共通の弱点であるDPMの低さは顕著(完全装填状態で1,873)。軽戦車にも劣るレベルであり、DPM勝負になってしまうと非常に脆い。公式の動画等にある通り、最初は弾倉火力圏内まで単発で削り、最後に連射で倒すという最大効率で撃てば実質そこまで悪くはない。
しかし、実際は外したりもする為有効に出せるDPMはこれよりも低い事が殆どである。
・例:HP2,400の相手に全て貫通させた時の撃破までのタイム(乗員100%、装備可能車輌のみ装填棒装備)車輌 時間(ダメージ量) 1発目 2発目 3発目 4発目 5発目 6発目 Rinoceronte 0(490) 15.37(980) 30.74(1,470) 34.74(1,960) 38.74(2,450) Obj.277 0(490) 10.79(980) 21.58(1,470) 32.37(1,960) 43.16(2,450) S. Conqueror 0(400) 7.51(800) 15.02(1,200) 22.53(1,600) 30.04(2,000) 37.55(2,400) 60TP 0(750) 16.83(1,500) 33.66(2,250) 50.49(3,000) T57 Heavy 0(400) 2.00(800) 4.00(1,200) 6.00(1,600) 29.97(2,000) 31.97(2,400) 精度・照準時間はこの口径にしては非常に良いと言える。しかし拡散はかなり大きく、特に車体を動かした際はT57 Heavyよりも大きく拡散してしまう。
通常弾のAPCR弾は弾速と貫通力が重戦車の中ではトップレベルであり非常に扱いやすい。
一方で課金弾のHEAT弾は弾速が最下位レベルと非常に遅く、遠距離での狙撃には適さない。
HE弾の貫通力は127mmとかなり高めであり、弾倉合計攻撃力1,920と合わせて一つの強みとなっている。
ただしHE弾の弾速も課金弾同様かなり遅く、活かせる場面も限られる。
各種砲弾の特色が強く場面に合わせた使い分けが重要になるが、一発目の装填に20秒かかるため切り替えの判断は慎重に行いたい。
- 127 mm OTO Melara Gun
- 装甲
防御力は低いわけではないが、平地での性能はやや見劣りする。砲塔はハルダウンに向いた形状をしているので、地形を生かして戦おう。
実装甲厚の薄さから、大口径榴弾によるダメージが入りやすい。
特に自走砲弾は至近弾ですらかなりのダメージが入り天板を貫通することも多々あるので警戒が必要である。
HPはKranvagnと同じ2,000と極めて低い。また重量も同格重戦車内で最も軽く、体当たりでもらうダメージが多いので注意。- 砲塔
砲身の左右の傾斜部分は190mmの約50°傾斜で概ね280mm前後と通常弾は防げるが、課金弾相手には少々辛いものがある。また、平地ではAP弾で貫通される可能性があるため過信は禁物である。
ハルダウンで俯角を10°とれば340mmに達するのでなるべくハルダウンしたい。
前に突き出た揺動部は鋭く絞られており、真正面からの投影面積が非常に小さい。ただし側面の装甲厚は60mm~70mmしかなく、よそ見をすると簡単に貫通されてしまう。
砲身の上にある突起は弱点であり180mm程しかない。揺動部についているので少し砲身を上に向ければ隠す事が出来る。 - 車体
上部は260mm程、下部は230mm程で重戦車としては少々頼りない。
形状的にも豚飯や昼飯の姿勢をしても見えている車体上部の装甲はほぼ正対してしまい250mm程になる。
側面も75mmしかなく、車体は極力隠して戦いたい。
- 砲塔
- 機動性
最高速度はそこまで速くは無いが、重戦車としては比較的良好な機動性を持つ。
長距離移動による配置転換や装填時間中の位置変更、側背面からの奇襲には十分な性能である。
後退速度が遅いので、出過ぎないように注意が必要。
また、登坂も重戦車らしく遅めである。
- その他
揺動砲塔にオート(リ)ローダーというフランス的な構成のためか乗員が3人で車長は装填手と無線手を、砲手は装填手を兼任している。
イタリアでは本車輌のみの構成のため、役職スキルの再考が必要になるかもしれない。
兼任が多いため乗員の負傷が車両性能の大きな低下に結びついてしまう。
重戦車としては隠蔽率が高めであり、強化すれば生存性は上がるが役職の兼任からスキルの取得に余裕がなく優先順位は低い。
- 総論
順当な強化を重ねた本車輌はこれまでのツリー車輌から運用方法に大きな変化はない。
砲性能は長短が極端に強調されているが、概ね優秀な性能であり多様な場面に対応できる。砲塔の装甲は弱点も多いためハルダウンで撃ち合うよりも、弾倉の砲弾を叩き込むための副次的なものと捉えたほうが良いだろう。
榴弾耐性が低く自走砲に狙われやすいため極力姿を晒さないよう立ち回る意識が重要である。
一方でどうしてもTier10重戦車として最前線を張らなくてはならない場面も生じてくる。
持ち前の機動力を活かして有利に戦える位置を確保して、敵を近寄らせないよう牽制するとよいだろう。
瞬間火力と改良型自動再装填砲の装填状況の読めなさから虚勢での抑止力もなかなかである。
史実 
<ゲーム内説明より>
1960年代から1970年代の変わり目に、搭乗員の生存性を向上させるため、数多くの国が無人砲塔を採用した車輌の開発に乗り出すと、イタリアの軍事技術者たちもこの潮流に乗り、既存の設計の改良に取り掛かった。
こうして開発が進められた車輌の1輌がRinoceronteである。ドイツ車輌の車体構造を流用しつつ、先進的なドイツ車輌KPz 3をベースにした砲塔が搭載され、さらに装甲厚が極限まで高められたほか、前面装甲の貫通耐性を強化するため、いわゆる「楔形装甲」に倣った形状が採用されている。
しかし、計画は設計段階で中止され、試作には至らなかった。
おそらく車輌デザインのモチーフになったのは、ドイツのボルクヴァルト社が設計したStandard Panzer C ( Leopard Prototyp C )だと思われる。
斬新な設計を盛り込み過ぎた事で開発が遅延し、ボルクヴァルト社が倒産した事で立ち消えてしまった幻のプランである。
図面とゲームの違いとして、オリジナルのイタリア語の名前が付けられ、主砲がイタリア製になったほか、砲塔後部のデザインに差違が見られるが、全体的な形状はかなり似ている。
また、イタリアツリーには既にドイツ出身&標準戦車計画発のPrototipo Standard Bが実装されている事も根拠と言えるだろう。
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