Tier4 ソ連 中戦車 (課金戦車) / 略称:T-28E F-30
スペック (v1.10.0)
車体
| 耐久値 | 580 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 50/40/50 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 35/20 |
| 重量(t) | 33 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 15.15 |
| 本体価格 | 1,200G相当 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 不可 |
武装
| 名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 85 mm F-30 | 10.93 | AP APCR HE | 120 161 43 | 160 160 280 | 1,749 | 0.43 | 3.2 | 792 990 792 | 150 | 109 2,800 98 | 1,550 | -5°/+25° |
|---|
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| T-28E with F-30 | 50/40/40 | 40 | 350 | 5,000 |
|---|
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| M-17L 1,445 r/min | 500 | 20 | 553 |
|---|
履帯
| 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| T-28E with F-30 | 34.8 | 36 | 7,000 |
|---|
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| 71-TK-3 | 300 | 100 |
|---|
乗員
| 1 | Commander | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Radio Operator | 5 | Radio Operator | 6 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
| × | × | × | Class3 | × | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 12.43% | 3.11% |
| 移動時 | 9.35% | 2.34% |
車両に関する変更履歴
| v0.9.12 | 実装 |
| v1.9.0 | 総弾数を100発から150発に変更 修理費用を34%ダウン HPを380から580に変更 |
| v1.10.0 | 装填時間を6.1秒から5.49秒に変更 |
解説(v1.9.0)
- 概要
v0.9.12で追加されたTier4のソ連課金中戦車。 マッチング優遇無し。
元になったTier4のT-28の主砲を85mm砲に換装し、増加装甲を取り付けた物で、T-28同様に、車体の巨大さと隠蔽率の悪さが際立っている中戦車である。
Tier4中戦車でありながら、Tier5重戦車と同等の主砲を装備していることはかなり魅力的だが、上記のような車体に加えて、機動力は平均以下で、精度、照準時間、俯角などにも難をかかえているため、お世辞にも扱いやすい車両とは言い難い。
- 火力
一つ上のTierの重戦車であるKV-1の85 mm F-30砲を搭載しており、同格の中で優れた火力を持っている。その為クレジット稼ぎには向いている。
課金弾の貫通力は161mmとT-28に比べて低いが、O-I、Churchill VII、AT 8などのTier6の一部車輌以外なら、弱点を狙えば正面からでも貫通できる。また、口径が大きい分、2倍ルールに入りやすい、距離減衰に強いという利点もある。Tier4ということで、榴弾貫通力43mmなら貫通しうる相手がそこそこいる為、榴弾は多目に積んでも問題なく、更に活躍の幅が広がるかもしれない。特にTier3の駆逐戦車や自走砲であれば貫通させれば一撃のキルも期待できる。また、元のT-28と比べて総弾数が150発と異常に多いのも特徴である。2、30発くらい積んでもまだ徹甲弾を積む余裕があるだろう。しかし、火力と通常弾の貫通力以外の砲性能はT-28と比べて劣化しており、特に収束時間と精度、移動及び車体旋回時のレティクル拡散の悪化により、レティクルの締りの緩さが凄まじい事になっている。*1素早い相手には、照準を絞りきる前に逃げられてしまうことにもなりやすい。俯角も5度と、T-28から1度減っており高い車高も相まって稜線射撃は苦手。だからといって平地での飛び出し撃ちも、どの角度から出ても撃つ前に車体が大きくはみ出てしまうので同様に苦手。単純な撃ち合いでは、高確率で後手に回ることになる。仰角は+25度取れるので、高い位置にいる相手への射撃には困らない。装填時間も最速で5秒強と遅めであり、相手に押し込まれると一気に削られるので距離感が難しい。
その為、単発だけ見れば優秀な砲だが、安定して撃てる条件を整えるための繊細な取り回しを要求される。
- 装甲
T-28と比較すると、全面に20~30mmの増加装甲板が貼られ、耐久値が40増えた事もあり、若干の安定感が出ている。副砲塔はT-28と見た目は同じだがこちらも強化されており弱点ではない。格下軽戦車の機関銃や75mm榴弾であれば、ある程度耐えてくれる。
しかし増厚されたとはいえ、元の装甲が極端に薄い為に、天敵であった十榴こと105mm榴弾の貫通にギリギリ耐えられず、大ダメージをもらう可能性が常にある。ただし、角度や乱数によっては非貫通で耐えられることもある。元々装甲を当てにする戦車ではないので、防いたらラッキー程度に考えておこう。車体側面にある雑具箱は飾りではなくダメージ判定があり、ここも側面は強化されているが正面は20mmのままで、昼飯や豚飯時にそっくり見えてしまう欠点がある。この戦車で豚飯している人が居たら、副砲塔の横から覗く雑具箱を撃とう。
- 機動性
車重がT-28の二倍もあるため(正確にはT-28が軽すぎるのだが)、出力重量比、加速力、旋回速度のいずれもMTとしては平凡で、平地では30km/h程度しか出ない。加速はそこそこなのでそこまで不満はないが長距離移動は勿論苦手である。
その代わり重量を生かした体当たりは有効。
- 偵察性能
視界は350mと、T-28の改良砲塔より10m長くなっている。
隠蔽率の低さはT-28譲りであり、同格MT内では下から数えた方が早い。
無線はT-28の初期無線であり、通信範囲が300mとかなり短めで大きな弱点となっている。味方の無線機性能次第では、他ルートの戦線や偵察車両の通信が届かなくなる事があるので注意しよう。
自分の通信範囲の狭さを計算に入れて戦う事を意識し、出来れば車両ごとの通信範囲をある程度覚えておきたい。
- 総論
大口径砲搭載に能力を全振りした様な性能で、重量増加もあって元にあった機動力が削がれている為にT-28とはまるで違う立回りが要求される。
重戦車化した中戦車の様な使い心地だが、装甲は相変わらず薄い部類という矛盾を抱えている為、速度の出ない巨体で被弾せずに戦うという高等テクニックが要求される。また狙撃をするにも止む無しという状況は多いが、堂々と仁王立ちしている相手でもない限り当て辛い。その優れた火力は格上とも十分張り合えるが、柔らかい巨体と精度の悪い砲から不意の対処は苦手であり、装填の長さから敵に押し込まれたり、十榴持ちの相手や自走砲に狙われたり、巨体から生まれる死角を突いてくる敵、バランスに優れるMTと対峙した場合は、他の戦車より苦戦を余儀なくされるだろう。大味そうな外観とは裏腹に、かなり繊細な扱いが求められる、上級者向きの車両である。しかし、Tier5以下の課金戦車としては随一の攻撃力、貫通力に優れた車両であり、クレジット稼ぎには向いている。
史実

[Tanks/Vehicles] Let there be T-28s! - Suggestions - War Thunder - Official Forum
T-28E(1939年型)は、これまでの戦訓を元に装甲が強化され、前面装甲60mmに達したが、重量が32tにまで増加し、機動性の悪化と運用寿命の減少を招いた。
T-28中戦車 - Wikipedia
85mm F-30搭載型は、 1939年の初夏にGrabinaのリーダーシップの下で開発されました。発砲試験でショルダーストラップの許容範囲を超えた反動が有ったため、実戦には参加しませんでした。
Т-28 - Википедия
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