アセンションパス/寸評

Last-modified: 2024-03-27 (水) 14:59:34

主観性の極めて強い項目なので、初心者向けの参考程度と捉えてください。

寸評

ルートを選択する基準には以下のようなものが考えられる。

  • 志向
    • 遺伝子ルート:
      権威・排他主義の場合、遺伝子ルートは奴隷を強化するのに都合がよい種族特性「神経ステープラー」「美味」を活用できる。
      精神主義帝国は、有機生命POPを製造可能になることでロボティクスに関する問題から解放される。
      ロボットを強化せず、POPの製造が有機種族とロボティクスで競合するため、物質主義とは相性があまりよくない。
      集合意識帝国で集合意識への同化は完全市民権が強制されるため奴隷利用と択一となる。
    • サイバネティクスルート:
      精神主義派閥の満足度にペナルティ (-15) を受けるため、精神主義と相性が悪い。
    • 人工生命ルート:
      生体POPがロボットに変化することで物質主義のボーナス (ロボティクスPOP維持費の軽減) が適用されるようになり、物質主義への魅力を大きく上げる(超能力ルートの精神主義への魅力以上)ため、物質主義と相性が良い。ロボットを嫌う精神主義との相性は悪い。
      すべてのPOPを第一種族に同化することで物質主義派閥を圧倒的多数にできるので、派閥から得る統合力にボーナスを持つ平等主義や寡頭制と相性が良い。
      権威・排他主義の場合、第一種族への同化はメリットにもデメリットにもなりうる。第一種族POPの不足をいつでも解消できるが、同じPOPが人工生命体のメリットと奴隷制度のメリットを同時に受けることはできない (奴隷ギルドなどの効果を除く)。
    • 超能力ルート:
      前提として超能力技術が必要であることに加え、精神主義への魅力を大きく上げるため、精神主義と相性が良い。一方で、志向が対立する物質主義との相性は悪い。
      また、精神主義への魅力が上昇する影響については、同派閥は帝国が精神主義でないことや少数派閥であることに不満を覚えるため、精神主義でも物質主義でもない帝国との相性もあまりよくない。
      物質主義は、シュラウドで虚無の囁き手が出現しやすい。


  • 種族特性
    • 遺伝子ルート:
      一部の特性を除きメリットデメリット問わず自由に付け外しできるため種族特性の改変に関しては最も自由度が高い。
    • サイバネティクスルート
      プラス効果の有機種族特性を取り除く手段がない。したがって、ゲーム序盤でしか有利に働かない特性を持った種族はこれらのルートの適性で劣る。
      起源「過剰チューニング」に由来する特性は自由に付け外しできるので、これを利用するとデメリットを軽減できる。
    • 人工生命体ルート:
      種族特性の改変で除去できない特性も、人工生命体に変化することでなら除去できる。
      起源などに由来する邪魔な特性を捨てることが可能になるが、イベントなどで獲得した希少な特性も失ってしまう。有機種族専用の特性は利用範囲が非常に狭まるので、それにメリットのある政体の帝国とは相性が悪い。
    • 超能力ルート:
      サイバネティクスルートと同じくプラス効果の有機種族特性を取り除く手段がない。したがって、ゲーム序盤でしか有利に働かない特性を持った種族はこれらのルートの適性で劣る。
      起源「過剰チューニング」に関する部分も同じ。
    • 超能力ルート以外は同化により集合意識を付与or除去して自国POPとして取り込めるようになるため浄化の必要がなくなる。通常帝国で集合意識もしくは集合意識で通常帝国の帝国と戦争するなら、これらのルートは価値が高くなる。
    • すべてのルートに共通するが、アセンションパスの成果である種族特性は、移民などの形で他国との間で流出入することがあり得る。周辺国が採用するルートとは別のルートを選択することで、超能力者と洗練された脳を併せ持つなどの、強力な種族を生み出すことができるかもしれない。ただし、サイバネティックと超能力は両立できない。


  • リーダー
    Ver3.8以降、リーダーシステムが刷新され非常に強力なものとなり重要度が上がった。それによりアセンションパスの影響も相対的に大きくなった(Ver.3.10現在)。
    詳細はリーダー/クラスによって効果が変化する特性を参照。
    • 遺伝子ルート:
      種族特性「洗練された脳」を持つリーダーはそれに対応するリーダー特性を持つようになる。また、「頑健な臓器」によるリーダー寿命50年追加は、寿命追加の繰り返し研究に達する前にリーダーが亡くなる可能性を大きく減らしてくれる。
      リーダーの寿命強化は、スキルレベルを最大まで上げられる確率が上がることを意味し、特に評議会において重要となる。
      ただし、これらの特性をスペシャルプロジェクトを通じて能動的に付与しなければならず、市民権を持つ種族が多い帝国では手間がかかる。
      シナジーとしては「洗練された脳」が研究出力強化であるため、リーダー特性も研究強化よりのものが目立つ。
    • サイバネティクスルート
      スペシャルプロジェクトを完了さえすればリーダー寿命が40年追加され、更に強力な特性を持つようになる。市民権を持つ種族が多くとも、資源生産が許すならば常に同化し続ければ勝手に付与されていく。
      司令官クラスに武器射程強化がついているため、司令官の強化としては頭一つ抜けている。
      その他の特徴として、主要因となる項目ではないものの統治者が帝国規模軽減に寄与しており、種族特性で述べているような帝国規模圧縮にシナジーがある。
    • 人工生命ルート
      サイバネティクス同様、スペシャルプロジェクト完了や同化すれば付与される特性であり、不死すなわち寿命が存在しないリーダーになる。機械知性同様に一定確率で故障するため、完全無欠というわけではないが。
      労働者からの資源強化やアノマリー研究速度強化はこのアセンションパスを取っている時期だとやや遅い効果の印象があり、他のルートと比べるとシナジーが弱い。
      ただし、統治者の能力は弱くないシナジーであり、首都建造物からの製造も含めれば終盤までPOPを増やし続けやすい効果が期待できる。
    • 超能力ルート
      こちらは伝統を取得しさえすれば付与される特性であり、最もローコストなリーダー強化となる。後付けが同化でできるのは上記2つと同様。
      しかし直接的に寿命を強化する特性ではないため、高レベルのリーダーを育てて役職を維持するのは容易ではない。種族特性としてPOPの研究が強化されることを活かし、急いで寿命追加の繰り返し研究を目指すことになるだろう。
      シュラウドの恩恵でリーダー寿命を40年追加する事もできるが、シュラウドの性質上確実に得られるものではない。
      選ばれし者は人工生命と異なり故障がないためかなり安定するが、最高2人のリーダーにのみ付与できる。
      統治者の能力に影響力+0.5があり、不足しやすい時期に取得できるためアドヴァンテージとなる。また統合力で有利である。コストの低さも相まって比較的早期に取得できることから、伝統の早期取得や惑星アセンションの積み重ねがしやすいだろう。

  • 外交
    • 遺伝子ルートは特に外交に影響を及ぼさない。
    • サイバネティクスルートは、精神主義帝国との間に外交態度へのペナルティが生じる。
      • 基本: 0、精神: -20、狂精神: -40
    • 人工生命ルートは精神主義帝国に加え、非物質主義の有機生命体帝国との間にも外交態度へのペナルティが生じる。
      • 基本: -20、精神: -40、狂精神: -60
        精神没落が居る場合、狂物質または狂排他+物質主義の帝国は要注意。志向と人工生命化の影響だけで精神没落からの態度が-100に達するため、他に何もしなくても屈服を要求してくるようになる。
        対策はいくつかあり、遺産「ザークランの頭部」を発見する、または巨大構造物「星間会議場」を建てるなどがある。贈り物やアセンションパーク「銀河の番人」で没落帝国の態度は改善しない。
    • 超能力ルートは、連邦で次期議長国を対決で選ぶ場合、超能力での戦いとコンクラーヴェに有利になる。選ばれし者が統治者の場合は、闘技場での戦いにも有利になる。また、4つのルートの中で唯一、諜報にボーナスがある。

  • 研究力
    • 遺伝子ルートは特性適用に社会学研究を用いる。種族改変を行わないとメリットをほぼ享受できないため、特に研究力が要求される。特に権威・排他主義などで頻繁に特性適用を行う場合や受容主義の多民族国家の場合は特に影響が大きい。
    • サイバネティクスルートは初回のサイバネ化は工学研究、以降の種族改変に社会学研究を用いる。帝国内の全ての種族を強化する場合は遺伝子ルートと同じ問題が起きるが、種族改変を行わなくとも初回サイバネティック化及び同化により最低限の特性は得られる。
    • 人工生命ルートは高い工学研究力が要求される。前提技術 (人工生命体) が研究候補に挙がる時期は他のルートよりも遅く、スペシャルプロジェクトのコストも高い。更に、ロボット化の際に特性を全て失うため、一回は特性を適用するためのテンプレート適用が必要で、これにも研究力を要する。
    • 超能力ルートは前提テクノロジーや必須のスペシャルプロジェクトが少なく、研究力の産出量が低い帝国でも早期に採用しやすい。

  • 遺産
    一部の遺産は特定のルートとの相性が良い。
    • 遺伝子ルート:「オムニコーデックス」
    • 人工生命ルート:「デフラグメンター」
    • 超能力ルート:「超能力アーカイブ」「ザークランの頭部」

  • 起源
    一部の起源は特定のルートとの相性が良い。
    • 遺伝子ルート
      「過剰チューニング」:種族特性ポイントが大きく増える。「頑丈な臓器」でリーダー寿命のマイナスを相殺できる。
    • サイバネティクスルート
      「過剰チューニング」:過剰チューニング特有の種族特性は、サイバネルートでも自由に追加削除できる。また、有機種族の特性ともサイボーグの特性とも排他的でない。たとえば、献身的な鉱山労働者 (鉱物+15%) は、勤勉 (鉱物+15%) やパワードリル (鉱物+10%) と共存する。
    • 人工生命ルート
      「機械主義」:ロボティクスPOPの特性数上限+1、製造速度+15%。
      「生命の播種」など:第一種族に強制される種族特性を放棄できる。
    • 超能力ルート
      「シュラウドの導師たち」:相性がいいと言うよりもサイオニックのために追加された起源。

  • ポートレート
    • 遺伝子ルートは同一のポートレート分類(ヒューマノイド、哺乳類、岩石種族、など)の範囲で、種族テンプレートの適用時にポートレートを変更できる。たとえばブローグのポートレートを他の菌類に変えることはできるが、哺乳類のキツネには変えられない。
    • 人工生命ルート:
      人工生命化した種族はロボット同様に、機械種族用のポートレートしか使用できなくなる。またこれもロボットと同様に、種族テンプレートの適用時にポートレートを変更できる。
    • サイバネティクスルートと超能力ルートは、ポートレートを変更する能力を持たない。
  • 地上軍
    • 遺伝子ルートと超能力ルートは専用の強力な地上軍を編成できる。特に遺伝子ルートは「とても強靭」や「帯毒」で特化した種族を作れる。
    • サイバネティクスルートは専用の地上軍は持たないが、サイバネティックの特性自体に地上軍を強化する効果がある。
    • 人工生命ルートにはこれといった強みがないうえ、有機POPがいなければクローン軍団も編成できなくなる。数を揃えてのゴリ押しか、副次的損害に目を瞑ってのゼノモーフ軍団頼みになる。


  • アセンションパスを取らないという選択肢
    • パークのスロット1つと伝統ツリー1つを他の目的に使用できるメリットがある。

コメント

  • 生命の播種で強制される種族特性なんて存在しないし、好ガイア性を捨てるというなら技術研究だけで可能になるので、アセンションパスと何も関係しない。もう少し仕様を把握してから書いてほしい -- 2024-02-28 (水) 00:31:01
    • 変えたの自分ではないけど、元々のもおかしいわけで、代わりのなんかないの?ないなら消せばいいと思ってるけどね -- 2024-02-28 (水) 01:10:09
      • 外せないのっていうとネクロファージとか岩石種族かなあ。結局メリットとデメリット両方あるから、それがなくなることが良い面とは言いがたい。 -- 2024-02-28 (水) 14:09:25
    • 好ガイア性って居住適正組み替えでは外せないんじゃなかったっけ? -- 2024-02-28 (水) 09:33:54
      • 外せるけど1回外すと付けれない -- 2024-02-28 (水) 09:38:27
  • 機械主義はサイバネもいいよね?何か問題ある? -- 2024-03-01 (金) 10:30:58
  • 最近、超能力ルートが強いことに気づいた。遺伝子ルートは派手だけど種族改変に大量の研究力を消費するからテクノロジーで遅れるんだよね。超能力ルートで内政ブーストして研究力と伝統で先を行った方が結果的に強くなるような気がする。精神主義以外だと派閥の管理が面倒なのも若干問題になるかな? -- 2024-03-25 (月) 01:39:27
    • 個人的にはリーダーの寿命伸ばす手段に乏しいのが繰り返し研究がしにくい現状では特に弱いと思う(いくら超能力があってもたくさんの補正のうちの+10%とかでしかないし)。リーダー依存度の低い帝国を作るって場合にはいいのかも -- 2024-03-25 (月) 09:54:48
      • リーダーは高名なパラゴンと中立機構から優秀なのがいくらでも手に入り、彼らの寿命を伸ばす手段はないので、どのルートでも大差はないのかなと感じています。今時第一種族だけでリーダーを雇っている帝国こそ「リーダー依存度の低い帝国」なのではないでしょうか -- 2024-03-25 (月) 15:29:47
      • 種族は自国にPOPがいるならなんでもいい(排他なら評議会は第一種族にしたい)んだけど、レベル8以上で「優れた官僚」などの強い運命特性持ちを揃えておきたいんだけど、そんなリーダーは「いくらでも手に入」らないんですよ。運命ガチャに成功した評議員に死なれると困るのです。 -- 2024-03-25 (月) 19:51:55
      • ↑そしてパラゴンも普通に使うね。まあ彼らについては寿命伸ばす手段が帝国補正くらいしかないので大変だし間に合わないときは間に合わないけども。 -- 2024-03-25 (月) 19:52:58
      • このように上振れで得た第一種族などのリーダーにどっぷり依存しているとゴリゴリに寿命を伸ばせる他3パスがかなり有利に感じますね。まあ、人工生命は結局間に合わなかったりしますが。あとアレな後出しで申し訳ないんですが、シンプルに死なれたくないw -- 2024-03-25 (月) 19:54:55
      • 死なれたくないプレイをしているからでしょうが、実は評議員が死ぬと国葬とかでボーナスが手に入るので必ずしもリーダーの死亡は悪いことだけではないのです。そして、そこまで厳選したガチャをするなら不死にできる超能力ルートも悪くはないはず。評議員5名中、最大2名が不死になるのはむしろ他ルートより有利とさえ思えます。 -- 2024-03-25 (月) 20:35:59
      • ゴリゴリに寿命延ばせるってのが理解できないんだが、例えばサイバネだと40年増える以外になんかあるんだっけ? -- 2024-03-26 (火) 10:59:14
      • つうか比較的高確率でシュラウドの寿命延長来るし作曲家でも伸びるしほかアセンションパスと比べて寿命に関して劣るってのは感じないな -- 2024-03-26 (火) 13:35:46
      • 高名なパラゴンや中立機構の優秀なリーダーの寿命を延ばせるのが超能力ルートの作曲家契約。リーダー依存の高い帝国を作るならこれだろうね。3種のリーダーも+1づつ雇えるようになるしね -- 2024-03-26 (火) 15:44:17
      • 作曲家に選ばれし者を統治者に据えれば全員の寿命が+50年。死なねえ -- 2024-03-26 (火) 19:15:25
    • 評議会実装されてから超能力は頭ひとつ抜けてる印象、というか特に工夫しなくてもほかのパスの倍近く補正盛れるのおかしいでしょ -- 2024-03-25 (月) 12:49:47
    • 断然強いね。出力がダンチ。テレパスによる出力アップが断然よい。リーダーの寿命が2人の不死(1人は確定)と+40年のシュラウド効果(不確定)で頑張るしかないのと、POP増加に問題あるけどね。精神主義以外の派閥でも超能力は高幸福、高安定度を保てるからいけるよ。各種志向用の契約が用意されてて、物質主義用の研究力マシマシと軍国主義用の宇宙軍許容量マシマシはこれまた更に強い -- 2024-03-25 (月) 13:32:24
      • PSI結社がチートなのよね。全出力+20%は頭がおかしい。おまけに安定度+5まであってさらに出力が伸びる。没落帝国の建築物にもここまでのチートはないぞってレベル -- 2024-03-25 (月) 15:24:08
    • 超能力は出力は素晴らしいんだけどpopが増えないから精神主義でも大抵は遺伝子行っちゃうな。 -- 2024-03-27 (水) 14:59:34
  • 遺伝子の種族改編なんてせいぜい3万だし、なんならカプセル育ちで以後増える種族にだけ特性与えるでいいならプロジェクトしなくていいぞ -- 2024-03-25 (月) 10:37:21