|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(13):|c
|ページ内リンク|[[''画像''>#u44d708b]]|[[''スペック''>#g6b1cb65]]|[[''解説''>#ce4a997e]]|[[''史実'' >#pea709c9]]|[[''コメント''>#w5bddaa5]]|h

*Tier7 [[ソ連]] [[重戦車]] (読み方: カーヴェートゥリー)[#u44d708b]
&attachref(./KV-3_1.jpg,100%);
↑ T-220 + 107 mm ZiS-6 (KV-3)
初期状態。延長された車体以外はほとんど[[T-150]]そのまま。

&attachref(./KV-3_2.jpg,100%);
↑ KV-3 + 122 mm D-25T (KV-3)
最終状態。
砲塔がプリンめいた形状に変わり、見分けが簡単につく。HD化によってやや横に広くなった。
#region(v0.9.12まで)
&attachref(./shot_145.jpg,75%);
#br
&attachref(./shot_144.jpg,75%);
#endregion

*スペック(v2.0) [#g6b1cb65]
''車体''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~耐久値|1,380⇒1,450|
|~車体装甲厚(mm)|120/90/90|
|~最高速度(前/後)(km/h)|32/11|
|~重量(初期/最終)(t)|64.88/68.2|
|~実用出力重量比(hp/t)|12.02|
|~本体価格(Cr)|1,390,000|
|~修理費(Cr)|約8,700|
|~超信地旋回|不可|
|~ロール|攻撃的重戦車|
#br
''武装''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|発射速度(rpm)|弾種|平均貫通力(mm)|平均攻撃力|AP弾DPM|精度(m)|照準時間(s)|弾速(m/s)|総弾数|弾薬費(Cr)|重量(kg)|俯仰角|h
|~107 mm ZiS-6 (KV-3)|6.19⇒6.32|AP&br;APCR&br;HE|194&br;239&br;54|300&br;300&br;360|1,856⇒&br;1,895|0.38|2.5|830&br;1,038&br;830|61|270&br;4,400&br;280|2,400|-7°/+24°|
|BGCOLOR(#FFDDDD):~122 mm D-25T (KV-3)|4.88|AP&br;APCR&br;HE|175&br;217&br;61|390&br;390&br;530|1,902|0.44|3.1|780&br;975&br;780|38|1,025&br;4,800&br;608|2,590|~|
#br
''砲塔''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|装甲厚(mm)|旋回速度(°/s)|視界範囲(m)|重量(kg)|h
|~T-220|100/100/100|24|330|10,000|
|BGCOLOR(#FFDDDD):~KV-3|155/130/130|22|340|12,300|
#br
''エンジン''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|馬力(hp)|引火確率(%)|重量(kg)|h
|~V-2IS (KV-3)|750|15|750|
|~V-2SN|820|15|750|
#br
''履帯''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|旋回速度(°/s)|重量(kg)|h
|~KV-3|16|14,200|
|~KV-3 Bis|25|14,200|
#br
''無線機''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|名称|通信範囲(m)|重量(kg)|h
|~R-113|730|80|
#br
''乗員''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|~1|Commander|~2|Gunner|~3|Driver|~4|Radio Operator|~5|Loader|~6|Loader|
#br
''拡張パーツ''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~&ref(拡張パーツ/Ventilation.png,nolink,改良型換気装置);|Class2|~&ref(拡張パーツ/Rammer.png,nolink,装填棒);|Class2|~&ref(拡張パーツ/Stabilizer.png,nolink,砲垂直安定装置);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/improved_rotation_mechanism.png,nolink,43x43,改良型旋回機構);|Class2|~&ref(拡張パーツ/improved_aiming.png,nolink,43x43,改良型照準器);|Class2|~&ref(拡張パーツ/Grousers.png,nolink,追加グローサー);|Class2|
|~&ref(拡張パーツ/improved_radio_set.png,nolink,43x43,改良型無線機);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/comanders_vision_system.png,nolink,43x43,車長用視覚システム);|SIZE(18):×|~&ref(拡張パーツ/improvedConfiguration.png,nolink,改良型モジュール構造);|Class2|~&ref(拡張パーツ/Improved_hardening.png,nolink,43x43,改良型装甲材);|Class2|~&ref(拡張パーツ/Spallliner.png,nolink,内張り装甲);|>|>|Medium|
#br
''隠蔽性''
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(11):|c
|~ |~非発砲|~発砲時|
|SIZE(11):|SIZE(11):RIGHT:|SIZE(11):RIGHT:|c
|~静止時|6.04%⇒5.87%|1.11%|
|~移動時|3.02%⇒2.93%|0.56%|
#br
''派生車両''
|CENTER:|CENTER:SIZE(11):|c
|~派生元|''[[T-150]]''(HT/34,000)|
|~派生先|''[[KV-4]]''(HT/53,000) / ''[[IS-2-II]]''(HT/51,300)|
#br
''開発ツリー''
#region(クリックで表示)
|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(11):|CENTER:SIZE(13):|CENTER:SIZE(11):|c
|BGCOLOR(#FFDDDD):107 mm ZiS-6 (KV-3)&br;(初期/68,290)|>|>|>||┏&br;┃|BGCOLOR(#DDDDDD):KV-4&br;(53,000/2,430,000)|>||
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|BGCOLOR(#EEDDFF):T-220&br;(初期/10,630)|━|BGCOLOR(#EEDDFF):KV-3&br;(7,120/21,930)|━|BGCOLOR(#FFDDDD):122 mm D-25T (KV-3)&br;(19,000/125,140)|┃&br;┻|BGCOLOR(#DDDDDD):IS-2-II&br;(51,300/2,480,000)|>||
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|BGCOLOR(#FFDDBB):V-2IS (KV-3)&br;(初期/36,000)|━|BGCOLOR(#FFDDBB):V-2SN&br;(12,000/17,000)|>|>|>|>|>||
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|BGCOLOR(#DDF8DD):KV-3&br;(初期/10,720)|━|BGCOLOR(#DDF8DD):KV-3 Bis&br;(6,320/18,200)|>|>|>|>|>||
|>|>|>|>|>|>|>|>||
|BGCOLOR(#DDEEFF):R-113&br;(初期/52,200)|>|>|>|>|>|>|>||
#endregion
#br
''車両に関する変更履歴''
#region(クリックで表示)
|SIZE(11):|SIZE(11):|c
|BGCOLOR(#DDEEFF):v0.9.13|HDモデル化|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v1.7.1|派生先に[[IS-2-II]]を追加|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v1.9.0|T-220砲塔時の85 mm F-30の総弾数を79発から95発に変更&br;KV-3砲塔時の85 mm F-30の総弾数を91発から110発に変更|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v1.10.0|改良砲塔の正面装甲厚を130mmから155mmに変更&br;122 mm D-25Tの着弾分布を0.46mから0.44mに変更&br;122 mm D-25Tの照準時間を3.4秒から3.1秒に変更|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v1.13.0|エンジンV-5の出力を600馬力から640馬力に変更|
|BGCOLOR(#DDEEFF):v2.0.0|[[詳細>https://worldoftanks.asia/ja/news/general-news/update-2-0-rebalance/]]|
#endregion

*解説 (v2.0.0) [#ce4a997e]
-''概要''
Tier7の[[ソ連]][[重戦車]]。
大戦初期、ドイツ戦車に対する過大評価によって開発された試作重戦車である。
v0.7.3で[[T-150]]と置き換えられ自身はTier6からTier7へと格上げされた。
#br
[[IS]]などのような傾斜装甲を多用した戦車ではなく、純粋に装甲厚だけで徹甲弾に耐えるドイツ戦車に近いタイプ。車体形状はKV-1を前後に延長しただけといった形である。
#br

-''火力''
俯角は7度と[[IS]]より1度優れている。仰角は+24度とかなり広いため不足することはないだろう。
最終砲は2門から選択できる。
--''107 mm ZiS-6 (KV-3)''
初期砲。性能バランスを重視した装備。
ソ連戦車としては精度がかなり良く、照準時間も良好。貫通力や単発火力も平均的であり、全体的に隙が少ない。
DPMは122mm砲に劣るものの、それでも平均よりも上であり弱点というわけではない。
#br
--''122 mm D-25T (KV-3)''
390という高い単発火力が最大の魅力で、なおかつDPMも高めなのが特徴。同じ単発390の122mm砲を搭載できる[[IS]]よりも精度と照準時間が優れているのも地味ながら嬉しい点。
ただし中距離以遠の戦闘となると、ソ連らしい絞りの遅さや精度の劣悪さに泣かされることも多い。
APの貫通力がTier7HTとしては低く、近距離戦でも弱点への狙撃はシビアな狙いが要求される。APCRも頼れる性能とは言い難いが、格上に対抗するためには必須。
#br

-''装甲'' 
--''砲塔''
初期砲塔は[[T-150]]そのままであり、繰り上がったTierの分脆い印象が強いが、それでも硬い部分は正面からの同格の砲撃を防ぎうる。
~改良砲塔は防楯が180mm、前部が155mm、側背面が130mmに強化され、[[IS]]と比べるとかなり安定した防御力を発揮する。v1.10.0にて増厚され、以前のように貫通力140mm程度でもあっさり防楯を抜かれてしまう、ということはなくなった。
初期砲塔との大きな違いとして、弱点のキューポラが小型化され、狙撃される心配が減っている。ハルダウンの適性はT-150よりも高いと言えるだろう。
--''車体''
[[T-150]]から正面装甲が30mm追加されたが、Tier的に十分な装甲厚とは言い難い。
側面は変わらず90mm。敵の貫通力が上がった分、昼飯の角度でも側面を撃ち抜かれやすくなっており、また、車体が長くなった為に横から撃たれた際の危険度が増している。
豚飯では、T-150よりも若干急角度でも車体正面を隠したまま砲撃が可能。実装甲厚は190mm~220mm程度にはなる為、豚が可能な地形ならハルダウンが無理でも十分に前線を担うことができる。
なお、KVシリーズ共通の弱点として燃料タンクが車体側面の半分ほどを占めている点に注意が必要。タンクの損傷を放置していると1戦中に何度も火災に見舞われる事も珍しくないため、早めに修理キットで直そう。
--''天板''
車体は全域40mm、改良砲塔は50mmあり、同格HTでは[[O-Ni]]に次いで厚い天板をもつ。自走砲の榴弾に貫通される可能性は非常に低い。
#br

-''機動性''
出力重量比、最高速度ともにT-150よりも一回り鈍重。戦況をよく見ることを心がけ、戦線に取り残されたり救援に間に合わないといった事態にならないように気を配ろう。
旋回性も劣悪で、[[T-150]]からさらに悪化している。
#br

-''その他''
--''視認範囲・隠蔽性''
視認範囲はこれまで同様に狭く、Tier7重戦車としては[[IS-2S>IS-2 shielded]]と並び最下位タイ。
とはいえ隠蔽性も低く、搭乗員のカモフラージュスキルではほとんど伸びないため、強化するなら視界の方だろう。
#br

-''総論''
足を犠牲にした重装甲が売りのKV-3だが、全体的に多少増厚されたが周囲の貫通力の上昇の方が大きく、ハルダウンや豚飯といった防御テクニックを意識しないと貫通されてしまうことが多くなってくる。特に、車体正面をまともに晒してしまうと、通常弾でも容易に貫通を許してしまう。
同じ重装甲型の[[Black Prince]]や[[O-Ni]]と違って特筆して厚い場所は無い代わり、車体側面が満遍なく硬く豚飯防御の適性は高い。[[T29]]ほど極端ではないが、ハルダウンの適性も高い。
もっとも、この車両の最大の売りは高い単発によるダメージ交換にあるので、防弾に気をとられて孤立するくらいなら、味方随伴車両が健在なうちに積極的にHPを使って敵に出血を強いた方が戦果は上げやすい。
ただし、遮蔽物のないところで捕捉されたり、至近距離で巴戦に持ち込まれると為す術無く撃破される事が多いので、孤立せず味方と連携することを意識し、ターン制の接近戦が無理な場面では敵戦車、特に上位中戦車とは距離を置くことを心がけたい。
*史実 [#pea709c9]
#region(詳細)
&attachref(./КВ-3_1.jpg,600x0);
↑実物大モックアップと思われる写真 &size(9){画像は [[Wikimedia commons>https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%D0%9A%D0%92-3_1.jpg]] より};
#br
1940年春に行われた、ナチスドイツによるフランス・低地諸国攻撃とそれらの迅速な占領は、その年の初頭にフィンランド相手に大打撃を受け、スターリンの粛清による戦闘能力低下を痛感していたソ連に大きなショックを与えた。
こうした状況下で、ドイツ軍が重装甲の[[ルノーB1>B1]]を保有するフランス軍相手に勝利できたのはそれ以上の重装甲、高火力を有する戦車を保有しているためであるという観測に基づき、当時量産が軌道に乗りつつあった[[KV-1>KV]]重戦車の改良が開始された。計画車両の呼称はObject-222である。
この改良は最大90mmへの装甲増厚、司令塔をもつ新型砲塔、エンジン馬力の向上、武装の76mm ZiS-5への強化などを含み、1941年春に制式化されてKV-3となり、KV-1にかわって生産される予定であったが、ドイツの侵攻により置き換えは中止された。しかしKV-3で計画されていた改良のうち、装甲の強化と76mm ZiS-5の搭載はKV-1に反映された。
このとき試作されたKV-3は実戦に投入されたようである。
#br
ところが同時期、もう一つのKV-3が開発されつつあった。
当時赤軍中央砲兵局総監のI.クリーク元帥は断片的な情報をもとにドイツ戦車の武装と装甲をさらに過大評価し、ドイツ戦車の武装が100mm以上の口径を持つ主砲に換装され、装甲も当時開発中だった57mm Zis-2(57mm Zis-4の原型)や76mm F-32では貫通不可能なレベルに強化されていると主張した。(実際には[[4号戦車>Pz.Kpfw. IV]]の後継として当時まだ開発中だった[[VK 30.01 (H)]]や[[VK 30.01 (P)]]ですら主砲は7.5cm KwK37 L/24または10.5cm KwK42 L/28を搭載予定という段階で、10.5cm KwK42 L/28を搭載した砲塔は結局試作すらされなかった。さらに装甲は最大でも垂直50mmで、上述した火砲でも十分貫通可能だった。)
そしてそのようなドイツ戦車に対抗するためには、より高威力な107mm ZiS-6の開発を最優先で進め、装甲も強化した新型戦車を開発するべきだと主張したのである。
彼のこのような主張に対し、さらなる新型火砲の優先開発はいたずらに開発・生産現場の混乱を招き、次第に雲行きが怪しくなっていたドイツとの戦争に備えることができなくなる、現状の火砲より強力なものが必要ならば既存の高射砲を改造する85mm砲で十分である、と軍人や産業界は反発し、1941年初頭に論争が繰り広げられたが、スターリンに取り入ったクリーク元帥の主張が通り、107mm F-39を搭載し、より強固な防御力をもつ戦車の開発が開始されるとともに、107mm ZiS-6の開発を最優先とし、前述の2火砲とその砲弾の開発を抑制するという重大な決定がなされた。
#br
Object-220(あるいはKV-220)と呼ばれたこの戦車は、KV-2の大型砲塔を縦に縮め、キューポラを取り付けたような砲塔に、107mm ZiS-6を搭載することを予定していた。装甲は最大100mmで、62.7tに達した重量を支える850馬力のエンジンを搭載するために車体はKVから延長されていた。しかし41年春に試作車が完成した時点では107mm ZiS-6の開発が完了していなかったため、高射砲を改造した85mm F-30が搭載された。なお、武装に関しては当初より85mm F-30を搭載予定であり、途中107mm ZiS-6搭載が検討されたが最終的に元に戻ったとする説も存在する。
さらに砲塔をより傾斜したものに変更したObject-223と呼ばれる案も検討された。このObject-223をKV-3と呼ぶ場合もあり、ゲームに登場する改良型砲塔はこちらである。
このほか、独ソ戦前にはこれを上回る陸上戦艦のような超重戦車([[KV-5]]など)もいくつか計画されていた。しかし、ドイツの侵攻により彼らの戦車が喧伝されていたようなものでないことも判明し、Object-220とObject-223の開発は中止された。85mm F-30を搭載したObject-220の試作車は、レニングラード攻防戦に投入されて失われたようである。
#br
107mm ZiS-6やKV-3を含む超重戦車の開発作業を他のものより優先させるという決定は、生産がまだ十分軌道に乗っておらず、量産・運用により判明した不具合を改良していく必要があったKV-1や[[T-34]]の生産と改良、さらにそれらに搭載される予定の57mm Zis-2や76mm F-32、76mm F-34の開発、生産を遅延させた。
そしてその遅延は、ドイツによる侵攻時に重大な問題となって赤軍戦車隊にのしかかった。まず戦車の生産量自体が十分ではなく、加えて予備部品や弾薬の備蓄も不十分で、一説によれば開戦時、76.2mm砲用の弾薬は必要量の12%程度しか存在しなかったという。そのため砲弾をごく少数のみ搭載、あるいは搭載せずに出撃し、対戦車砲を踏みつぶして回っていた戦車も存在した。
#br
しかし一方で、長砲身85mm砲を搭載し、車体・砲塔とも100mmの装甲厚、砲塔にはキューポラ付きという性能は、翌年秋に戦場に登場する[[ティーガーI>Pz.Kpfw. VI Tiger]]とほぼ同等であり、同時期のドイツ軍がVK3001(H)やVK3001(P)を開発していたのと比較すれば、Object-220やObject-223はそれなりに強力で先進的な戦車であったことは否定できない。戦争遂行のため既存の戦車の量産と必要最低限の改良に注力し、戦前に開発されていた計画戦車の大半を中止したことは、1年後の「ティーガーショック」をより酷いものにすることにもなった。
#br
参考資料
『KV1&KV-2重戦車 1939-1945』スティーヴン・ザロガ、ジム・キニア 大日本絵画
『大祖国戦争のソ連戦車』古是三春 ストライク アンド タクティカル マガジン2011年1月号別冊
『ソビエト・ロシア戦闘車両大系(上)』古是三春 グランドパワー2003年10月号別冊
//http://homepage2.nifty.com/kaba-maru/kv/type/exp.htm(リンク切れにてコメントアウト)
#br
//各種図面
//・Object-220の車体にKV-1の砲塔を搭載した車両
//http://ww2drawings.jexiste.fr/Files/1-Vehicles/Allies/2-USSR/04-HeavyTanks/KV-1/KV-3%2876%29.htm
//・Object-220
//http://ww2drawings.jexiste.fr/Files/1-Vehicles/Allies/2-USSR/04-HeavyTanks/KV-1/KV-220.htm
//ただし防循形状については異議が挟まれている
//(参考:http://homepage2.nifty.com/kaba-maru/kv/article/kv220-t.htm )

//・Object-223
//http://ww2drawings.jexiste.fr/Files/1-Vehicles/Allies/2-USSR/04-HeavyTanks/KV-1/KV-3%28107%29.htm
//・各種ペーパープランと図面
//http://www.worldofwars.cz/index.php/topic/3081-historie-v%C3%BDvoje-dal%C5%A1%C3%ADch-model%C5%AF-tanku-kv/
//(リンク切れにてコメントアウト)
#endregion

*情報提供 [#w5bddaa5]
''&color(Red){愚痴や日記など生産性のない話題};は[[外部総合掲示板>雑談用]]をご利用ください。''
''&color(Red){マスター(M)バッジ報告};''は[[''専用スレ''>雑談用#f3d606e4]]ができましたのでそちらへお願いします
使用感や装備など、&color(Red){アーカイブ};、&color(Red){スペック};、&color(Red){解説};に表記されています。

↓&color(Red){アーカイブ};に''重複内容''が無いか確認し、''考えて''から書き込みをしましょう。
[[アーカイブ1>./コメント]],[[アーカイブ2>./コメント2]]

コメントの際、当該wikiの''&color(Red){モラル};''を尊重した行動をお願いします。
#br
#region(上記を理解した上でコメントを書き込みます)
#pcomment(./コメント2,reply,10)
#endregion
//&color(Red){※注意};
//&color(Red){煽りや誹謗中傷、無関係なコメントに反応しないようお願いします。};

//※実装または車両性能変更アップデートから3か月以上経過した車両であるため、管理人の提案に基づき新規コメント欄を非表示にします。本車両について語りたい方は[[外部掲示板>雑談用]]を利用してください。