Tier3 チェコスロバキア 軽戦車
↑ LT vz. 38 + 37 mm Škoda A3
初期状態。Pz.Kpfw. 38 (t)との違いは車体に雑具箱が無い点くらいである。
↑ Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G + 37 mm Škoda A23
最終状態。上部後方に斜めに道具箱が付いている以外はあまり変わっていない。
スペック(v1.10.0)
車体
耐久値 | 370⇒390 |
---|---|
車体装甲厚(mm) | 25/15/15 |
最高速度(前/後)(km/h) | 42/18 |
重量(初期/最終)(t) | 9.71/10.6 |
実用出力重量比(hp/t) | 13.21 |
本体価格(Cr) | 43,500 |
修理費(Cr) | |
超信地旋回 | 不可 |
武装
名称 | 発射速度(rpm) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | AP弾DPM | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 | |
37 mm Škoda A3 | 18.75 ⇒20 | AP APCR HE | 52 74 18 | 40 40 45 | 750 ⇒800 | 0.4 | 1.9 | 675 830 687 | 180 | 14 800 9 | 235 | -10°/+25° | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
37 mm Škoda A8 | 23.08 ⇒24 | AP APCR HE | 52 74 18 | 40 40 45 | 923 ⇒960 | 0.38 | 1.7 | 675 830 687 | 180 | 14 800 9 | 235 | ||
37 mm Škoda A7 | 23.08 ⇒24 | AP APCR HE | 61 86 18 | 40 40 45 | 923 ⇒960 | 0.38 | 1.7 ⇒1.5 | 750 1,020 730 | 160 | 16 800 9 | 275 | ||
名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
37 mm Škoda A23 | 1 | 5 | AP APCR HE | 82 115 18 | 40 40 45 | 120 | 0.38 | 1.7 | 900 1,224 915 | 3/159 | 26 1,200 10 | 380 | -5°/+25° |
砲塔
名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
LT vz. 38 | 25/15/15 | 30 | 310 | 1,200 |
---|---|---|---|---|
Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G | 50/30/25 | 32 | 330 | 1,800 |
エンジン
名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
Praga TNHPS | 120 | 20 | 500 |
---|---|---|---|
Praga TNHPS/II | 125 | 20 | 500 |
Praga TNHPS (dvojkarb.) | 140 | 20 | 520 |
履帯
名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
LT vz. 38 | 10 | 34 | 3,200 |
---|---|---|---|
Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G | 13 | 38 | 3,200 |
無線機
名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
Radiostaince vz. 35 | 310 | 30 |
---|---|---|
Radiostaince vz. 37 | 345 | 150 |
乗員
1 | Commander(Gunner) | 2 | Driver | 3 | Radio Operator | 4 | Loader |
---|
拡張パーツ
Class3 | × | × | × | × | Class3 | ||||||
× | × | × | Class3 | × |
隠蔽性
非発砲 | 発砲時 | |
---|---|---|
静止時 | 18.18%⇒18.07% | 5.15% |
移動時 | 13.68%⇒13.6% | 3.88% |
派生車両
開発ツリー
37 mm Škoda A3 (初期/2,500) | ━ | 37 mm Škoda A8 (120/2,730) | ━ | 37 mm Škoda A7 (130/3,460) | ┳ ┃ | Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G (390/1,950) | ━ | 37 mm Škoda A23 (980/16,500) |
LT vz. 38 (初期/850) | ┃ ┗ | ST vz. 39 (4,660/151,000) | ||||||
Radiostaince vz. 35 (初期/630) | ━ | Radiostaince vz. 37 (370/2,250) | ||||||
Praga TNHPS (初期/1,150) | ━ | Praga TNHPS/II (130/1,250) | ━ | Praga TNHPS (dvojkarb.) (270/3,750) | ||||
LT vz. 38 (初期/620) | ━ | Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. G (300/1,620) |
車両に関する変更履歴
v0.9.13 | 実装 |
v1.9.0 | 主砲37 mm Škoda A3の総弾数を90発から180発に変更 主砲37 mm Škoda A7の総弾数を90発から160発に変更 主砲37 mm Škoda A8の総弾数を90発から180発に変更 主砲37 mm Škoda A23の総弾数を90発から159発に変更 修理費用を44%ダウン 収益性を14%ダウン 砲塔LT vz. 38を搭載した場合のHPを180から370に変更 砲塔Pz.Kpfw. 38 (t) Ausf. Gを搭載した場合のHPを220から390に変更 |
解説(v0.9.13)
- 概要
v0.9.13で実装されたTier3のチェコスロバキア軽戦車。
ドイツ陸軍にPz.Kpfw. 38 (t)として量産配備されたチェコ製軽戦車の本家である。 - 火力
3つの37mm砲は俯角-10°だが、自動装填砲では俯角が-5°へと一気に悪化する。
起伏のある地形では射撃機会が限られてしまう事に注意したい。- 37 mm Škoda A3
初期砲であり、LT vz. 35の初期砲。
総弾数こそ増えたが、改良砲塔に積んでもDPMはLT vz. 35よりも微減している。
あえてこれを積む必要は無いだろう。 - 37 mm Škoda A8
中間砲その1であり、LT vz. 35の最終砲。
こちらはDPMは微増しているが、貫通力も威力も前身と変わらない。 - 37 mm Škoda A7
中間砲その2。
37mm Škoda A8よりも貫通力が微増したが、威力とDPMは変わらない。 - 37 mm Škoda A23
改良砲塔でのみ搭載できる最終砲。自動装填装置がついており、3連射が可能。
似たような特性を持つ同Tier帯の他国機関砲と比べると、総ダメージで劣り、貫通力で勝っている。
Škoda A7に較べて、一発ごとの威力こそ変わらぬものの貫通力が更に上昇しており、課金弾を使えば装甲の厚い車両相手にもそれなりの手傷を負わせる事が出来る。*1
Tier3帯では同格及び一つ上の車両に存在するPz.Kpfw. II Ausf. J、Pz.Kpfw. B2 740 (f)、Valentine II等の、重装甲で力押しの突破を試みる車両と遭遇する機会が多い為、そうした車両の速やかな排除を狙える本砲は非常に有効な武装である。
もちろんまともに撃ち合い出来る体力はないので、戦う場合は味方と協力して戦おう。サポート役として支援するには不足ない瞬間火力を提供できる。
ただし、上述の通りこの自動装填砲だけが俯角が-5°となっている事に注意したい。
- 37 mm Škoda A3
- 装甲
改良砲塔の正面装甲は50mmとなかなかのもの。
側背面の装甲もそれぞれ30mm、25mmで極端に薄くはない。
キューポラはセオリー通り柔らかいので、近距離の撃ち合いの際にはなるべく狙われないようにしたい。
一方で車体装甲は薄く、正面装甲はLT vz. 35から据え置きの25mm、側背面は1mm減り15mmとなっている。当然ながら頼りに出来る装甲ではない。
少し離れた距離から適当に乱射された機関砲程度ならば、砲塔の正面装甲である程度防いでくれる可能性はあるが、基本的には被弾=貫通である。HPも同格軽戦車の中では低い部類。
装甲で耐える事よりも被弾を避ける事を考えて動く方が良いだろう。 - 機動性
前身のLT vz. 35よりも更に機動力はアップしているが、それでも軽戦車としては遅い。
やや遅めの中戦車ぐらいの機動力であり、旋回性能も大したものではない。
加速力も悪く、平地で最高速度の42km/hを出すには長い助走が必要となり、坂道では15~20km/h程度となる。
高機動による奇襲及び離脱は困難だが、極端に遅いわけでもない。味方への随伴や陣地転換等は問題なくこなせるだろう。 - その他
視界は330mと広めでさらに静止隠蔽率も高いものの、移動時は隠蔽率が低下するほか、通信範囲が345mとお粗末なので偵察にはあまり向いていない。
次に装填手の出番があるのはTier7と遠いため、装填手を再教育するか、新しく砲手を雇い残る装填手は兵舎送りにするか一旦首にしてあらためて雇い直すかは個人の好みになるだろう。 - 総論
凡庸さが目立つ一方、これから先のチェコスロバキア技術ツリーで登場するオートローダー車両としての魅力の片鱗も覗かせている戦車である。
車種としては軽戦車ではあるが性能としては支援車両のそれで、単独で頑張ろうとしても速度と耐久性が足を引っ張り大した戦果は出せない。
車両の特徴を良く把握し、最終砲の瞬間火力を安定して出せるようになれば、Tier3車両の中でも楽しんで戦える1両となる筈である。
史実
ČKD社の設計グループが1938年に開発したこの軽戦車は、ドイツ国防軍に38(t)戦車(Pz.Kpfw.38(t))という名称で配備されていました。本車はチェコスロバキアにおける最高の車輌とみなされており、8種類の型で1942年まで合計1,400両が生産され、一部はドイツの同盟国であるハンガリー・スロバキア・ルーマニア・ブルガリア等にも売却されました。
リベット装甲とリアエンジンというよくあるWWII以前の構造です。装甲厚はほとんどのバージョンで10mm~25mmですが、Ausf. E以降は前25mm横15mmの追加装甲(計前50mm横30mm)が装備されました。
125PSのPraga Typ TNHPS/II 液冷6気筒ガソリンエンジンを搭載。
中央に配置された2名用の砲塔には37 mm Skoda A7主砲が装備され右側に7.92mm機関銃を装備していました。
操縦手は車体右側で、左側の前方機銃手(無線手を兼任)は7.92mm機関銃と左に配置された無線機を操作しました。
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